◆日本共産党の躍進で、政治の根本的転換を(小池晃*1)
(内容紹介)
【最初に追記】
勿論こうした意気込みに反し、残念ながら「10→8」に後退しました。「真摯な反省とそれに基づく巻き返し」が必要ですが、それはともかく、今後も俺は共産を支持していきます。
【追記終わり】
架空問答形式で書いてみます(時期は総裁選中の設定:実際、この記事もその時期の執筆です)。
◆俺
岸田首相が退任し自民党総裁選が始まりました。総裁選直後のいわゆる「ご祝儀支持率」での解散も噂されますが。
◆小池
私が呆れたのは総裁選で、石破元幹事長、茂木幹事長など「保険証廃止見直し」「金融所得課税強化」「夫婦別姓実施」「政策活動費廃止」「給食無償化」等を言い出した候補が複数いることです。全て我々共産が主張してきたのに自民党が消極的態度だったものばかりです。どの面を下げてこんなことが言えるのか。とはいえ、そうした主張は我が党の主張に一定の道理があること、選挙を前に「我が党など野党」による「自民政治への批判を封じること」を狙ってることを示してもいますが。
一方で全ての候補が岸田軍拡と九条改憲を容認しています。
そして「TBSニュース23の小川彩佳キャスター」や「統一協会被害者弁護団」の「統一協会問題について再調査するか」の問いには全ての候補がノーの態度でした(例えばhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d004e7def65027f1dc96647e54b6b61a7d04ed5d、“統一教会”との関係は…総裁選候補9人、全員回答せず 弁護士らが公開質問状(2024年9月18日掲載)|日テレNEWS NNN参照)。
「軍拡予算実施という右翼改憲&福祉切り捨て路線」「統一協会という反社会勢力とキチンと縁切りできない態度」は全ての候補に共通しているのです(なお、昨今、メディアが自民党批判に臆病なところ、小川氏の質問は高く評価したい)。また裏金問題も全く明らかにはなっていませんし、総裁選でも「ほぼ全ての自民党派閥幹部が裏金に関与したため」か、全ての候補がこの問題から逃げました。
「右翼改憲」「福祉切り捨て」「裏金や統一協会疑惑と言った自民党不祥事」に正面から対決できるのは我が党であると自負しています。
比例ブロックを中心に議席増を目指し、小選挙区でも最低限「オール沖縄の重要な議席」である「現職」赤嶺候補の議席は確保する。
この目標で来たる総選挙で少しでも議席を伸ばしたいと思っています。なお、野党共闘については立民党が後ろ向きな態度である以上、前回よりは小選挙区での擁立候補は多くならざるを得ないと思います。勿論、立民党が態度を改めればこの限りではありません。
特集「焦点化する憲法の平和主義と改憲動向」
◆憲法九条の侵害と改憲:ポスト岸田の壊憲暴走(永山茂樹*2)
◆自民党の改憲策動・憲法破壊の大軍拡政治を阻止する選択:来るべき総選挙で憲法を生かす政治に転換させよう(佐々木森夢)
◆集団的自衛権閣議決定から10年、いま憲法の平和主義を問う(上) (小沢隆一*3)
(内容紹介)
各論文において、自民党の「大軍拡」や「九条改憲路線」、「自衛隊幹部による靖国参拝(自民党もそれを容認)」など九条を巡る昨今の問題が批判的に取り上げられている。
◆コメ不足・市場任せにした自民農政のツケ:安定的供給へ転換こそ(紙智子*4)
(内容紹介)
市場任せにしたことが「儲からないコメよりも儲かる果物などへの生産転換を招き、コメ不足を助長した」と批判。
米作りで生活が成り立つようにするため、全て市場原理に任せるのではなく「最低価格補償や所得補償」など一定の経済支援を米農家に行うべきだと主張。
特集「中小企業・小規模事業者政策を問う」
◆コロナ禍・物価高を受けた中小企業の苦境と支援の課題(大貝健二*5)
(内容紹介)
コロナや物価高に苦しむ中小企業の現状に触れた上で、改善方策の一つとして、中小企業振興条例とそれに基づく
◆東京都墨田区
地域ブランディング事業「すみだモダン」(例えば「最先端の下町」目指す 「すみだ地域ブランド戦略」区が刷新 商品に加え、作り手の活動も認証:東京新聞デジタル(2021.9.17)参照)、ビジネス講座「フロンティアすみだ塾」
◆北海道帯広市
十勝産小麦の普及を図る事業「北海道小麦キャンプ(とかちベーカリーキャンプ→とかち小麦キャンプを経て現在の名称)」(例えば
とかち小麦キャンプ始まる パン即売会も | 十勝毎日新聞電子版-Tokachi Mainichi News Web(2014.7.15)参照)
◆北海道別海町
医療支援組織「医良同友(いいどうゆう)」の発足(例えば医療崩壊は町ぐるみで食い止める~医療支援組織「医良同友」が発足【北海道・別海地区会】 – 中小企業家同友会全国協議会(2009.12.22)参照)
◆香川県丸亀市
丸亀市産業振興支援補助金
◆京都府与謝野町*6
クラフトビールやキャリア教育プロジェクト
といった各地の取組が紹介されているが小生の無能のため詳細な紹介は省略します。
【参考:京都府与謝野町】
特産ホップでビール醸造 京都・与謝野町が特区申請 - 日本経済新聞2020.1.11
編集部特選!京都で飲みたいクラフトビール9選 - KYOTO SIDE(キョウトサイド)
京都府北部の与謝野町。この町では、2015年からビールに苦みや香りをもたらすホップの栽培が行われています。栽培開始当初は年間100キロほどの収穫量でしたが、2020年には約2トンの量を獲れるほどまで成長しました。この京都・与謝野町産のホップを使ったビールが、今回ご紹介するかけはしブルーイングの『ASOBI』です。
Collection95 地域ブランドに成長 ビールの原料ホップの栽培 | 日本自治体労働組合総連合2022.11.4
田舎活性化のヒントを京都府与謝野町に見た!ローカルラグジュアリーに着目せよ。(秋元祥治) - エキスパート - Yahoo!ニュース2022.11.25
豆腐工場の町内への工場進出に伴い、そこで大量に生まれるおからに着目。おからや水産加工の現場から出る魚のアラなどとともに加工し、独自の有機肥料を町が運営する加工所で生産。それらを用いて循環型の農業を実現し「京の豆っこ米」といった付加価値のある農産物の生産につなげています。
これぞ「ローカルラグジュアリー」だと鮮烈な印象を受けたのが、里山の集落にあり古民家を改装して今月オープンしたばかりのサウナ「蒸 ー五箇サウナー」です。
そして、与謝野町は2015年よりビールの原料となるホップの生産にのりだします。順調に生産が拡大し、現在収量も10倍以上に。現在では、与謝野町出身の濱田祐太さんが中心になり、株式会社ローカルフラッグを設立。地元与謝野町のホップをふんだんに使用したクラフトビール「ASOBI」の生産・販売をすすめています。来年には、京都丹後鉄道・与謝野駅前の空き地を利用して、作りたてのビールを楽しむことができる工場併設のビアバーを建設予定とのこと。
京都のローカルフラッグ、駅前にビール工場 観光拠点に - 日本経済新聞2023.6.5
与謝野でビール醸造開始 ホップ栽培開始から9年 [京都府]:朝日新聞2024.2.9
京都府与謝野町のパブ兼ビール醸造所「丹後屋醸造」で1日、初のビール醸造が始まった。
町でホップ栽培が始まったのは2015年。大手企業と資本関係のない独立系栽培地で、現在は農家8軒が栽培する。ここ3年間の収穫量は平均1トンほどだという。
町は「ホップのまち」を掲げ、活性化に生かそうとしている。丹後屋醸造を経営する地元のベンチャー企業「ローカルフラッグ」は町内産のホップを使用したクラフトビール「ASOBI」を20年から販売しているが、醸造は府外の工場に委託していた。
「ホップのまち」を掲げるからには地元でビールを醸造したいと、同社が昨年、与謝野駅前の空き地にパブ兼ブルワリーの丹後屋醸造を完成させた。
ホップの町”京都府与謝野”に待望の「地元ブルワリー」が誕生。丹後屋醸造/TANGOYA BREWERYレポート【第1回】初仕込みのビールが2024年3月9日から飲むことができる! - 日本産ホップ推進委員会2024.3.7
2015年にホップ栽培を始めた京都与謝野は(言いかたは悪いが)、「醸造所も無いのにホップ栽培を始めた」町なのである。
ことの発端は、2015年に与謝野町のブランディング戦略のひとつとしてホップ栽培が始まったことにある。幸いな事に初年度から収穫でき、(ボーガス注:京都の)京都醸造やスプリングバレーブルワリー京都、一乗寺ブルワリー、(ボーガス注:茨城の)常陸野ネストビール、(ボーガス注:神奈川の)湘南ビール、(ボーガス注:東京の)TYハーバーブルワリーなど全国の醸造所で使われた。一乗寺ブルワリーの【テロワール京都】、TYハーバーブルワリー【京都与謝野エール】、スプリングバレーブルワリー京都【京都YOSANO IPA】などがあり、【京都YOSANO IPA】は2024年2月に行われた「ジャパン・グレート・ビア・アワード」でフレッシュホップビール部門で金賞、エマージングIPA*7部門で銀賞を受賞、オーストリアン・インターナショナル・ビア・アワードでも銀賞を受賞している。
そんな与謝野町に「醸造所を作り、自分たちの町のホップを使ったビールを造りたい」という気持ちが芽生えてくるのは当然のことと言える。
そして、その願いは2024年に叶うこととなった。
2020年から、与謝野産ホップを使用したビール【ASOBI BEER】を委託醸造・販売していた与謝野町の(株)ローカルフラッグが、丹後鉄道「与謝野」駅前にパブを併設した醸造所を建設し、2024年1/30に醸造免許を取得したのだ。
京都府与謝野町でクラフトビールを仕掛ける 地域住民に共感される事業創出へ | ニュース 2024年 8月 | 事業構想オンライン2024.8.8
京都:ビールに郷土愛注ぐ:地域ニュース : 読売新聞2024.9.24
https://news.yahoo.co.jp/articles/273017c8dcc0da12ebe218df37da08b3a94a657f2024.10.22
与謝野町が10月26日から、大学生向けのキャリア教育プログラム「ヨサクエ」を行う。
同プログラムは今年で2回目。主な内容は、参加する大学生が「クエスト」と呼ばれる「与謝野町の課題」を解決する施策を、リサーチやフィールドワークを通じて考え、発表するもの。プログラムの中で与謝野町や役場の仕事の魅力を知ってもらい、役場就職希望者や与謝野町で働きたいと思う学生を増やすのが狙い。
昨年は14人が参加。参加後、与謝野町の採用試験を受けたり、丹後地域に移住したりした人もいたという。
◆中小企業と「失われた30年」:地域・国民経済の再建に向けて(中平智之)
(内容紹介)
筆者は共産党国会議員団事務局員で、党の「中小企業政策」について論じていますが小生の無能のため詳細な紹介は省略します。
◆京都の伝統工芸の生産減・職人減と支援の課題(原田完*8)
(内容紹介)
西陣織、京友禅、清水焼など京都の伝統工芸の厳しい状況を指摘した上で、京都市、京都府、国による積極的な支援が主張されていますが、小生の無能のため詳細な紹介は省略します。
◆トラック運送事業者の視点からみる「物流2024年問題」(宮津友多)
「働き方改革(要するにトラックドライバーの労働時間規制)」による「今まで通りの運送ができなくなる恐れ」がいわゆる「物流2024年問題」ですが、筆者はトラック運送事業者も決して経営体力の強い事業者ばかりではなく、また荷主(事業者に運搬を依頼するスーパー、デパートなど)との関係では必ずしも強い立場ではないことを指摘している。
1)荷主による低価格発注の防止(行政指導や公正取引委員会による摘発など)
2)低利子融資などのトラック運送事業者への経済支援
が必要としている。
なお、話が脱線しますが「荷主による低価格発注」で悪名高いのが「岡田会長時代の三越」ですね。
三越はヤマト運輸等に対して
三越事件 - Wikipedia
1982年(昭和57年)6月17日、納入業者に対し三越の商品や日本映画『燃える秋』の映画前売券等の購入を要請(押し付け販売)、協賛金や社員派遣を要請、種々の催し物への費用負担の要請につき、三越は公正取引委員会から独占禁止法第19条の不公正な取引方法(優越的地位の濫用)に当たるとした審決を受ける(公正取引委員会昭和57年6月17日同意審決)。
なお、ヤマト運輸(現・ヤマトホールディングス)は、創業直後から三越の契約配送業者だったが、映画前売券などの購入を強要されたことに加えて配送料金の値上げ要求を拒否されたことから、本事件が明るみに出る以前の1979年(昭和54年)2月、三越との配送契約を解除していた。ヤマト運輸が三越との取引を一部(クール宅急便等に限り)再開するのはそれから15年後の1994年(平成6年)、全面的な取引再開は事件から31年後の2010年(平成22年)4月1日で、三越と伊勢丹が経営統合して2008年に三越伊勢丹ホールディングスが発足した後になる。
等という無茶をやります。この結果、岡田はついには「社内クーデター(三越社外取締役であった三井銀行(現・三井住友銀行)相談役の小山五郎が中心人物とされる)」で会長を解任されて失脚し、最終的には特別背任で刑事訴追までされます。
◆トランプ第2次政権のめざすアメリカと大統領選の行くえ(矢部武*9)
(内容紹介)
支持者に上院襲撃という犯罪行為を扇動して恥じないトランプが大統領になったら「何が起こるか分からない」「米国の民主主義が破壊されかねない」との当然の危惧が指摘されています。
筆者は以下の点でハリスには弱みがあり、トランプ勝利の可能性は残念ながら否定できないとしています。
1)米国の物価上昇
トランプは「経済失政」としてハリスを攻撃しています。
2)イスラエル情勢
イスラエルとイランで戦争状態に陥れば、トランプが「外交失政」「自分が大統領ならこんなことにはならなかった」と攻撃するリスクがあります。またユダヤロビーに忖度して、ハリスはイスラエルに対して曖昧な態度ですが、これが「イスラエルに批判的なリベラルな有権者」の「棄権(さすがにトランプには投票しない)」をもたらす恐れがあります。接戦になれば「リベラル派の棄権」が「トランプに有利に働く恐れ」があります。
◆急拡大するオンラインギャンブル:ギャンブル産業の再編と被害の拡大、規制をめぐる論点(下)(鳥畑与一*10)
(内容紹介)
新刊紹介:「前衛」2024年10月号(追記あり) - bogus-simotukareのブログで紹介した(上)の続き。
前回は「オンラインカジノ(オンラインギャンブル)が違法な日本」でも被害者がいることが指摘され、対策の必要性が主張されたが、今回は「オンラインカジノ(オンラインギャンブル)合法化論(日本では未だ有力ではないが)」が批判されている。
◆論点「男女賃金格差の公表で可視化:是正へ企業に義務付け」(佐藤萌海)
(内容紹介)
いわゆる女性活躍推進法による「男女賃金格差の公表」に至るまでの日本共産党の論戦が取り上げられています。
参考
赤旗男女賃金格差是正へ前進/有価証券報告書の開示 首相が検討へ/世論と共産党が追及2022.1.24
岸田文雄首相は20日の衆院本会議で、日本の男女賃金格差の是正に向け、「有価証券報告書の開示項目にするなど、企業の開示ルールの在り方を具体的に検討していく」と述べました。日本共産党の志位和夫委員長が企業の実態公表を義務付けるよう求めたのに答えたもの。自公政権は、これまで財界の意向で企業に男女賃金格差の実態を公表させることを拒否してきましたが、国民世論と日本共産党の追及によって一歩前進となりました。
◆暮らしの焦点「産前・産後の母子を支える:産前・産後ケアと東京「チルドレンファースト」への要望」(鈴木享子)
(内容紹介)
東京都における産前産後ケアの現状と課題について論じられていますが、小生の無能のため詳細な紹介は省略します。
メディア時評
◆新聞「自民宣伝戦略を担いだ重大責任」(千谷四郎)
◆テレビ「総裁選テレビ報道を検証する」(沢木啓三)
(内容紹介)
千谷氏、沢木氏ともに、新聞、テレビの自民党総裁選報道について「TBSニュース23の小川彩佳キャスター」による「統一協会質問」など「一部の厳しい質問」を除き、自民党批判をきちんと行うことなく、自民党の戦略に乗せられたのではないかと批判。
今の日本マスコミでは「移民がペットを食べてる(マスコミから厳しく批判された「移民反対派」トランプのデマ放言)」レベルの暴言、デマですら「米国メディアと違いまともに批判できないのではないか」と酷評。
◆ジェンダー覚書:The personal is political『「デジタル性暴力」子どもへの深刻な被害』(梅村早江子*11)
(内容紹介)
ネット上の記事紹介で代替。
セクストーションとは デジタル性暴力の被害事例 - 性暴力を考える - NHK みんなでプラス2023年6月2日
「セクストーション(Sextortion)」ということばを、聞いたことがあるでしょうか。
「性的な」という意味の「セックス(Sex)」と「脅迫・ゆすり」を指す「エクストーション(Extortion)」を合わせた造語で、「性的脅迫」と訳されます。
SNSやインターネット上のやり取りを介して相手の性的な画像や動画を得るだけでなく、「裸の画像をお前の知り合いに送るぞ」「もっと過激なものを送らなければネットにさらす」などと脅しをかけるセクストーション。なかには、電子マネーなどをだまし取るケースもあります。
いま、10~20代の若者を中心に被害が増加しているといいます。一体何が起きているのか、相談の現場を取材しました。
「デジタル性暴力」の被害相談に応じているNPO法人「ぱっぷす*12」です。
交際相手に性行為の様子を撮影され別れた後に動画をアダルトサイトなどでさらされる「リベンジポルノ」の被害や、SNSなどで知り合った相手に巧みな言葉で誘導され性的な画像を要求される「自画撮り」被害の相談があとを絶ちません。
そのなかでも去年秋頃から増加しているのが、「セクストーション」についての相談です。
(以下略)
NHKスペシャル 調査報道 子どもへの性加害 グルーミングで自撮り画像を送らせる被害 - 性暴力を考える - NHK みんなでプラス2024年5月29日
子どもが嫌がることなく自分で撮影したとしても、発達途上の子どもを言いくるめて性的な画像を送らせる行為は犯罪です。
去年施行された「面会要求罪」や「映像送信要求罪」によって、16歳未満の子どもに対して、こうした行為を行うことは法律で禁止されています。
また、「児童ポルノ禁止法」違反に問われる場合もあります。
長年、性暴力被害者支援に携わってきた上谷さくら弁護士は、この法律*13は子どもが実際に性被害や画像送信被害に遭う前段階で処罰することを定めた点で、画期的であると指摘します。
韓国の深刻なデジタル性犯罪 「報復されるかも」被害女子生徒の恐怖 | 毎日新聞2024.9.8
韓国で匿名性の高い通信アプリ「テレグラム」を舞台に女性の個人情報や写真、動画が流出し、それを生成人工知能(AI)を使って細工した性的な偽画像「ディープフェイク」が拡散する「デジタル性犯罪」が深刻化している。同級生に個人情報をテレグラムに流出させられた高校3年の女子生徒が、被害の実態や恐怖を語った。
(以下略)
文化の話題
◆映画「日本映画は被爆者を描き続けてきた」(児玉由紀恵)
(内容紹介)
被爆をテーマとした映画として
Category:広島原爆を扱った映画作品 - Wikipedia、Category:長崎原爆を扱った映画作品 - Wikipedia参照
【公開順】
◆『原爆の子』(1952年、新藤兼人監督、脚本)
◆『ひろしま』(1953年、関川秀雄監督*14)
◆『純愛物語』(1957年、今井正監督、水木洋子*15脚本)
原爆症の少女(中原ひとみ*16)と不良少年(江原真二郎)の恋を描いた恋愛映画で、ベルリン国際映画祭銀熊賞 (監督賞)、毎日映画コンクール監督賞、ブルーリボン賞監督賞を受賞
◆『第五福竜丸』(1959年、新藤兼人監督、脚本)
◆『この子を残して』(1983年、木下恵介監督、原作は永井隆の随筆、加藤剛主演(永井隆役))
◆『TOMORROW 明日』(1988年、黒木和雄監督)
長崎原爆を描いた。黒木が監督を務めた『美しい夏キリシマ』(2003年)、『父と暮せば』(2004年、井上ひさし原作、広島原爆を描いた)とともに俗に「戦争レクイエム三部作」と呼ばれる。
◆『さくら隊散る』(1988年、新藤兼人監督、脚本)
◆『黒い雨』(1989年、今村昌平監督、井伏鱒二原作)
1990年、日本アカデミー賞最優秀監督賞、最優秀主演女優賞(主人公を演じた田中好子)、最優秀助演女優賞(主人公のおばを演じた市原悦子)を受賞
◆『八月の狂詩曲』(1991年、黒沢明監督、原作は村田喜代子の芥川賞受賞作『鍋の中』)
◆『父と暮せば』(2004年、黒木和雄監督、井上ひさし原作)
2004年、ブルーリボン賞主演女優賞(宮沢りえ)を受賞
◆『夕凪の街 桜の国』(2007年、佐々部清監督、こうの史代原作)
2007年、毎日映画コンクール主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞(麻生久美子)を受賞
◆『母と暮せば』(2015年、山田洋次監督、脚本)
2015年、毎日映画コンクール助演男優賞(加藤健一)を、2016年、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞(主人公役の二宮和也)、最優秀助演女優賞(主人公の恋人役の黒木華)を受賞
◆『この世界の片隅に』(2016年、片渕須直監督、こうの史代原作)
ブルーリボン賞監督賞、毎日映画コンクール・大藤信郎賞*17(2016年)、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞(2017年)等を受賞
等を紹介。
参考
忘れられた被爆者たちの原爆映画「ひろしま」|広島の戦跡 薄れる戦争の記憶 NHK2019年8月7日
原爆の投下から8年後に製作された、映画「ひろしま」。出演している人の多くが、被爆した人々です。
映画は、海外の映画祭でも受賞するなど高く評価されていました。しかし日本では大手映画会社から上映が拒否され、その存在は忘れ去られています。
完成から半世紀以上たった今、映画は世界各地で上映され再び脚光を浴びています。
なぜ、埋もれていた映画が注目されるようになったのでしょうか。
映画の舞台は1953年、原爆投下から8年後の広島。
市内にある中学校の少年少女たちが主人公です。
急性被爆の症状に苦しみ、貧困や差別に悩まされる姿を、被爆者自らが演じています。
被爆者たちがつらい記憶に向き合いながら、懸命に演じた映画。しかしその思いはくじかれます。
完成試写をしたところ、配給を予定した大手映画会社が、内容の一部が反米的だと上映を拒否したのです。
映画「ひろしま」より
『ヒロシマとナガサキでは結局のところ、20何万かの非武装の、しかも何らの罪もない日本人が、あっさりと新兵器の「モルモット実験」に使われてしまったのだ』
映画評論家・佐藤忠男さん*18:
「要するに、アメリカに遠慮したんです。はっきり言って。とにかく、映画の中で原爆について語ったり、ちょっと触れたりするだけでも大変でしたから」
結局、映画「ひろしま」は、自主上映会などで細々と公開されるにとどまりました。
完成から半世紀以上埋もれていた映画。そこに再び光を当てようとする人物がいます。
小林開さんは、祖父がこの映画の製作に関わっていたことから、多くの人に見てもらいたいと考えていました。4年前から上映会やSNSなどを通して、映画の魅力を発信する活動を続けてきました。
小林開さん:
「これを見ることによって継承ってことをしていって、そういうことによってまた、二度と核を使わない、使わせないっていう思いが芽生えるんじゃないかなっていうふうに思いますね。」
小林さんの地道な活動が実を結び、思わぬところから声がかかります。
アメリカ・ハリウッドに拠点を置くメディア会社が、フィルムをデジタル化する資金を提供し、北米での配信を決めたのです。
(プロデューサーのチャールズ・タベシュさん):
「この映画は日本人だけでなく、アメリカ人にとっても貴重な作品です。トランプ大統領が大統領選のとき『なぜ核兵器を使用してはいけないのか?』と言ったと伝えられています。この映画こそ、それに対する的確な答えだと思います。」
新藤兼人 - Wikipedia
1952年(昭和27年)、映画『原爆の子』を発表。翌1953年(昭和28年)、カンヌ国際映画祭に出品。後に公開された外務省文書において、当時の日本政府はこれを好ましく思っていなかったこと、アメリカの圧力により日本外務省が受賞妨害工作を試みたこと、逆にカンヌでは高い評価を得ていたことが判明している。
原爆の子 (映画) - Wikipedia
1953年(昭和28年)、カンヌ国際映画祭に出品された。しかし、外務省はアメリカの対日感情を刺激することを怖れて、西村熊雄駐仏大使に、主催者からの参加拒否の依頼、参加の場合も受賞は辞退とするように電報を送ったが、フランス外務省と協議した西村は「政府が介入すればかえって世界の注意を引くだけであるから、取り扱いは映画祭当局の判断に任せる方を適当とする意見一致した」として、そうした工作は実行されなかった。
◆演劇『泰山木の木の下で』(水村武)
(内容紹介)
劇団民芸『泰山木の木の下で』の紹介。
参考
泰山木の木の下で|2024年上演作品|劇団民藝公式サイト
丹野郁弓演出・日色ともゑ主演で新たに立ち上げる、劇団民藝「泰山木の木の下で」 - ステージナタリー2019.10.27
本作は1963年の初演以来、演出を宇野重吉*19、主人公のハナ婆さん役を北林谷栄*20が務め、劇団民藝で上演され続けてきた演目。今公演では演出を丹野郁弓、ハナ婆さん役を日色ともゑが新たに担当する。
https://mainichi.jp/articles/20191203/dde/012/200/012000c2019.12.3
劇団民芸は6日から、故・北林谷栄主演で通算448回にわたって上演した劇団の代表作の一つ「泰山木の木の下で」を16年ぶりに上演する。
広島原爆題材の劇に注目集まる 「戦争続いている」、相次ぎ公演 [広島県]:朝日新聞2022.11.30
瀬戸内海の小さな島で物語は始まる。島で暮らすハナは9人の子ども全員を戦争と原爆で失った。自身も被爆し、原爆の影響を恐れる妊婦を助けるため、違法な堕胎を続ける。ハナを逮捕する刑事や、中絶を頼んだ女性ら主要な登場人物はみな被爆者で、様々な苦しみを抱えていた。
作者は、福山市出身で1982年に亡くなった劇作家・小山祐士*21。民芸では初演以来、「日本のおばあちゃん」俳優として親しまれた北林谷栄さん(1911~2010)が40年にわたってハナ役を演じた。2019年からは、俳優の日色ともゑさん(81)が演じている。
(中略)
広島原爆を題材にした「泰山木の木の下で」のもとになったラジオドラマ「神部ハナという女の一生」が27日、朗読劇となって広島市内で上演された。福山市出身の劇作家・小山祐士が1960年に発表した台本をもとに、有志が朗読劇としてよみがえらせた。
戦時中は「優良多子家庭」として表彰もされたハナの言葉の端々から、戦争や原爆の悲惨な現実が、女性たちに重くのしかかっていた時代背景がにじむ。
ラジオドラマの基本的な設定や筋書きは「泰山木」のハナと変わらない。だが、もととなったラジオドラマはより簡潔で、ハナを取り調べる刑事の抱える事情などは描かれていない。
ラジオドラマの台本をもとに、効果音を用意し、朗読劇としてよみがえらせたのは「ヒロシマを伝える朗読の会」のメンバーだ。小山作品の資料を所蔵するふくやま文学館の求めに応じて、同館で10月に公演。好評だったため、広島市内での追加公演を決めた。
ハナを演じた土屋時子さん(74)は原爆文学の継承にも取り組む。
労働映画のスターたち・邦画編(10) - 一人ひとりが声をあげて平和を創る メールマガジン「オルタ広場」
「老婆といえば北林」とまで言われた、日本を代表する「おばあさん女優」。
戦後、1950年の劇団民藝創立に参加。幹部女優として活躍する一方、映画やテレビにも出演するようになる。『原爆の子』(1952年、監督・新藤兼人)、『ビルマの竪琴』(1956年、市川崑)、『オモニと少年』(1958年、森園忠)、『キクとイサム』(1959年、今井正)、『にあんちゃん』(1959年、今村昌平)など、数々の名作で「名もなき庶民」として生きてきた老婆を演じた。この時、(ボーガス注:1911年生まれの)北林はまだ40代だったことにあらためて驚かされる。
40代で「おばあさん女優」としてブレイクした北林。
1960年に放送されたNHKラジオドラマ、小山祐士作『神部ハナという女の一生』は、瀬戸内海沿岸に住むハナ婆さんが、老刑事(藤原釜足)の取り調べを受ける場面から始まる。彼女は戦前、9人の子供を産んで国から表彰された「母の鑑」だったが、子供たちは全員戦争から帰って来ず、夫も原爆で失い、戦後は原爆の後遺症に怯える妊婦たちのために、違法な堕胎を繰り返していた。お婆さんの「犯罪」を取り締まる役目の刑事は、再び核戦争へと向かいつつある世界情勢を眺めながら、どちらの「罪」の方が重いのか悩み始める。北林独特のとぼけた口調で淡々と語られる「庶民の人生」は、どんなに立派な演説でも敵わない、大地に根の生えたような力強さを発揮していく。
このラジオドラマは1962年に戯曲『泰山木の木の下で』として書き直され、北林の舞台での代表作となった。
https://note.com/kimura_story/n/n68b2dcd30b022024.8.6
舞台は瀬戸内海の島、1960年代だろうと思われます。
ある若そうな男が背広を着て、おばあさんを訪ねます。おばあさんは薬草に詳しく、独自の製法で子供をおろす薬を作り、堕胎を手伝っていました。男は実は刑事であり、「あなたのやっていることは法に触れますよ」と連行しに来たのです。
おばあさんはよくしゃべります。堕ろすのを手伝った若い女の事情、それを知られたら生きていくのも難しかったこと、自分の昔の話、戦争で子供をたくさん戦死させて失ったこと、「あの泰山木のように、大きな人間になりなさい…」
この語りの名人芸は、役者である日色ともゑさんの独壇場という感じです。
刑事は何食わぬ顔で話を聞き、情に流されずに証言を集め、堕胎の証拠を固めていくのですが…
ここからはネタバレになるので控えますが、ふたりの背後には「ピカ」(広島に落とされた原爆)がもたらした重い過去があります。それは現在の生活と健康をむしばむものでした。
◆スポーツ最前線「問われる国民スポーツ大会の現状」(和泉民郎)
(内容紹介)
ネット上の記事紹介で代替。
「国体」はもう要らない? 知事の廃止論に波紋、改革の行方は…:時事ドットコム2024.4.21
発端は全国知事会長を務める宮城県の村井嘉浩*22知事による4月8日の記者会見だった。村井知事は地元の財政負担が大きいことなどを踏まえ、「個人的な考えとして、廃止も一つの考え方ではないか」と言及。この発言は波紋を広げ、鳥取県、岩手県、茨城県の知事らも現行のままの継続は困難との見解を示した。
2030年に本大会を開催予定の島根県では、丸山達也*23知事がより強い表現で危機感を訴えた。
大会を開催すれば200億円を超える財政負担になるとして、丸山知事は県庁所在地の松江市を引き合いに、「市役所が二つ建つくらい。本当に血の小便を出して(大会を)何とかやれるっていうくらい」と切実に訴えた。「人口減少が続いて、都市と地方の格差が縮まる気配が全くない中で、50年後に(今と同様の大会が)できると考えている人の脳みそは、小学校からやり直した方がいいってことですよ」
丸山知事は、日本スポーツ協会(JSPO)が昨年設置した「3巡目国スポ在り方検討プロジェクト」のメンバーに都道府県団体の関係者が含まれていない点についても、「ちゃんちゃらおかしい」と批判。とはいえ、国スポ自体に反対しているわけではないようで、「私は国体の意義は認めます。そういう意義あるものをどうやって残していくか。同じようなやり方が難しいから、違うやり方でいかに国体の効果を維持しながら残していくか、続けていくかを考えないといけない」とも話した。
50年後の国スポ、 島根県知事「無理と断言」 小さな県ゆえの異議 [島根県]:朝日新聞2024.8.26
丸山知事
「島根県に国民スポーツ大会(国スポ、旧国民体育大会)の3巡目が回ってくるのは約50年先になりますが、今と同じやり方での開催は無理だと断言します。
国体は全国を巡り、開催費のほとんどを開催地の都道府県が負担してきました。近年の開催経費から推計すると、島根県なら大会運営費が90億円、施設整備費が140億円、競技力向上のための費用が36億円かかる見込みです。合計すると、いま島根県が持っている貯金と同じくらいです。個人に例えれば、家を買うためにためていた貯金を丸ごと使うようなものです。一方で国の補助金は5億円程度に過ぎません。」
*3:東京慈恵会医科大学教授。著書『予算議決権の研究:フランス第三共和制における議会と財政』(1995年、弘文堂)、『ほんとうに憲法改正していいのか?』(2002年、学習の友社)等
*4:日本共産党参院議員団長。日本共産党農林・漁民局長(党常任幹部会委員兼務)
*6:2006年に与謝郡加悦町、岩滝町、野田川町が合併し発足
*7:「IPA」はインディア・ペールエール - Wikipediaの略で、ペールエールと呼ばれるビールの一種
*9:著書『アメリカ病』(2003年、新潮新書)、『ひとりで死んでも孤独じゃない:「自立死」先進国アメリカ』(2012年、新潮新書)、『日本より幸せなアメリカの下流老人』(2016年、朝日新書)、『大統領を裁く国アメリカ:トランプと米国民主主義の闘い』(2018年、集英社新書)、『アメリカ白人が少数派になる日』(2020年、かもがわ出版)、『世界大麻経済戦争』(2021年、集英社新書)、『年間4万人を銃で殺す国、アメリカ』(2023年、花伝社)等
*10:静岡大学教授。著書『略奪的金融の暴走』(2009年、学習の友社)、『カジノ幻想』(2015年、ベスト新書) 等
*11:元衆院議員。共産党比例北関東ブロック予定候補。共産党中央委員(党子どもの権利委員会副責任者、ジェンダー平等委員会委員)
*12:2009年、「ポルノ被害と性暴力を考える会」として発足。2020年に名称をぱっぷすに変更(ぱっぷす - Wikipedia参照)
*13:映像送信要求罪のこと
*14:1908~1977年。戦争孤児を描いた『第二の人生』(1948年)、学徒兵を描いた反戦映画『日本戦歿学生の手記:きけ、わだつみの声』(1950年)、砂川の立川基地拡張反対闘争を描いた『爆音と大地』(1957年)など社会意識の強い作品が多い一方、刑事ドラマ、少年探偵団シリーズなどの映画もつくり、娯楽作品でも腕を振るった(関川秀雄 - Wikipedia参照)
*15:1910~2003年。今井監督映画『また逢う日まで』(1950年)、『ひめゆりの塔』(1953年)、『キクとイサム』(1959年)の脚本も担当(水木洋子 - Wikipedia参照)
*16:1936年生まれ。1960年に映画『米』(1957年、今井正監督、江原の妹役)、『純愛物語』(1957年、今井正監督、江原の恋人役)で共演した江原真二郎(1936~2022年)と結婚
*17:日本アニメの先駆者である大藤信郎(1900~1961年)を称え、1962年に創設された
*18:1930~2022年。著書『映画をどう見るか』(1976年、講談社現代新書)、『黒澤明の世界』(1986年、朝日文庫)、『大島渚の世界』(1987年、朝日文庫)、『映画で世界を愛せるか』(1989年、岩波新書)、『完本小津安二郎の芸術』(2000年、朝日文庫)、『伊丹万作「演技指導論草案」精読』、『黒澤明作品解題』(以上、2002年、岩波現代文庫)、『長谷川伸論:義理人情とはなにか』(2004年、岩波現代文庫)、『溝口健二の世界』(2006年、平凡社ライブラリー)、『見ることと見られること』(2007年、岩波現代文庫)等
*19:1914~1988年。1950年に滝沢修(1906~2000年)、北林谷栄(1911~2010年)らとともに劇団民藝を創立
*20:1911~2010年。1959年公開の映画『キクとイサム』では混血児の孫を育てる祖母を演じ、ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。1991年公開の映画『大誘拐 RAINBOW KIDS』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を、2002年公開の『阿弥陀堂だより』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞
*21:1906~1982年。1934年の『瀬戸内海の子供ら』で第2回芥川賞候補に選ばれ、劇作家としての地位を確立(なお、第2回芥川賞は受賞作無し)。 1937年、文学座創立に脚本家として参加。1942年にはNHK嘱託となり放送劇も書いた。1956年、原爆の傷跡を描いた『二人だけの舞踏会』で岸田演劇賞(1954年に新潮社が創設。1960年に終了し、白水社の岸田戯曲賞(現在の岸田國士戯曲賞)に継承された)を受賞。その他、原爆の傷跡を描いた『泰山木の木の下で』(1962年)、大久野島の毒ガス製造問題を告発した『日本の幽霊』(1965年)等を発表。戦争や原爆の暗い影を背負った人間の孤独を描写し続けた。1968年(昭和43年)、芸術選奨文部大臣賞(文学評論)受賞。1975年(昭和50年)、紫綬褒章受章(小山祐士 - Wikipedia参照)
*22:宮城県議を経て宮城県知事。県議時代は自民党に所属し、自民党宮城県連幹事長を務めた(村井嘉浩 - Wikipedia参照)
*23:元総務官僚。徳島市財政部長、埼玉県総務部財政課長、長野県飯田市副市長、島根県環境生活部長、政策企画局長等を経て島根県知事(丸山達也 - Wikipedia参照)