自公過半数割れの衆議院選挙雑感 - 高世仁のジャーナルな日々
国民民主党((ボーガス注:議席数を7から28の)4倍に)、れいわ((ボーガス注:議席数を3から9の)3倍に)が躍進した一方で、共産党が10から8議席へと減らしている。そもそも岸田氏が総裁を辞めることになった政治資金パーティをめぐる裏金疑惑を暴いたのも、投票日直前に2000万円問題をスクープしたのも共産党*1なのだが、と理不尽感あり。企業献金の禁止など、もともと共産党が主張していたことを他の野党も言うようになって差別化しにくくなっているのか。
(中略)
選挙におけるアピールはどうあるべきかなど、さまざま考えさせられる。
これについては俺も以前
今日の産経ニュースほか(2024年10/25日分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ
今回の選挙では「今までそんなこと言ってなかったやろ?、むしろ財源がない(大学無償化)とか、企業経営に悪影響(最低賃金引き上げ)とか消極的やったろ、何処まで本気や?」「共産のパクリやろ」とは思いますが、与野党各党(つまり自公すらも!)が「大学無償化」「最低賃金引き上げ(共産の主張「全国一律1500円」よりは低いにせよ、引き上げを主張)」など、一部については「共産と同じ主張」をしてることを指摘しておきたいと思います。
「共産の伸び悩み」の一因(正直、共産以外の多くの政党、特に『実行しようとすればできたはずの与党』自公は空手形としか思えず、全く信用できないと思いますが)であるとともに「共産の先見性」の証明でもあるのではないか。
として同様のこと(高世は企業献金禁止、俺は大学無償化、最低賃金引き上げと例に出した物は違いますが)を書いており「同じ事を考える奴はやはり俺以外にもいるのか!」感が。
裏金議員で個人的に知っている人は、東京1区の山田美樹氏*2と東京7区の丸川珠代氏*3。山田氏は共通の知人*4がいて、一度一緒にワインを飲んで話したことがある。(ボーガス注:元テレ朝アナウンサーの)丸川氏は(ボーガス注:高世は日本電波ニュース時代やジンネット時代にテレ朝の下請けをしてるので)テレ朝時代のご縁。(ボーガス注:東京1区は海江田万里*5、東京7区は松尾明弘(どちらも立民党)の当選で)ともに落選で、(ボーガス注:比例復活当選もなく)こういう場合、どうするのだろう。議員としての再起を目指すのか、(ボーガス注:政治家としては)終活を始めるのか。
まあいろいろでしょうね(勿論当人の意思だけでなく、自民が担ぐかという問題もある)。
例えば「例は何でもいい」ですが小野寺*6政調会長(今回、選挙敗北で政調会長を辞任の可能性がありますが)などは
小野寺五典 - Wikipedia
1997年、衆議院宮城6区で補欠選挙が行われ、小野寺は自民党公認で立候補して初当選するが、選挙区内の有権者へ線香セットを配布した行為が公職選挙法で禁止される「寄付行為」に該当し、2000年に衆議院議員を辞職し、罰金40万円の有罪判決を受けて公民権が3年間停止された。
のに3年の停止期間が過ぎた後に自民が担いで今があるわけです。「公民権停止」されても、停止期間が明けたら「担ぐ」というのは
◆現在は離党したが維新から出馬した鈴木宗男*7参院議員(収賄で有罪判決:有罪判決時は衆院議員)
◆落選したが自民が今回担いだ菅原一秀*8元衆院議員(公選法違反(寄付行為)で有罪判決)
等、他にも例がありますが。
一方でこれまた「例は何でもいい」ですが「今の活動(テレビでのタレント活動など)の是非」はともかく「都構想住民投票での敗北を理由に辞任した橋下(元大阪市長)」「パワハラで辞任した泉房穂(元明石市長)」などは「例えば橋下(元維新代表)は明らかにテレビで維新を応援してる」わけですが政治家としての復権の可能性はもはやないでしょう(多分当人にもその意思がない)。
2021年衆院選で落選した石原伸晃なども議員時代は「小泉内閣国交相、自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相など大臣、党三役を歴任」「石原派(現在の森山派)領袖」という大物議員でしたが、今回の選挙には出馬しませんでした(2025年参院選出馬を目指すとしているが先のことであり、どうなるかは不明)。