政治資金を私的流用か/上野厚労相の団体/スナックで「打ち合わせ」/茶道クラブ「会費」…
 「政治資金管理団体はお前の個人的な財布じゃないぞ」と心底呆れます。
首相「非核三原則は邪魔」/安保3文書から削除求める/編著書で明かす
 高市の「危険な極右性」が改めて明らかになったと言えます。マスコミもこうした問題点をきちんと報道してほしい。
 ご祝儀相場とは言え、こんな人間の内閣支持率が未だ高いことにはげんなりします。 早く支持率を下げたいもんです。
 なお、このように放言した高市ですら、所信表明演説で「非核三原則の否定」を公言できなかったことは重要でしょう。
 勿論「日本の核保有」は「日本や北朝鮮が持つならわが国も持つ」ということで韓国の核保有を助長しかねませんし、NPT体制も崩壊させかねません。北朝鮮も「日本が核を持たなくても核廃棄する意思はない」でしょうが、いっそう「核廃棄する意思を失う」でしょう。愚策と言っていい。
完全なジェンダー平等を/アイスランド 「女性の休日」50年でスト
赤旗ジェンダー平等実現 経済成長の原動力に/アイスランドに注目 報道続く/“やさしく強い経済”をより豊かに2022.1.11
日本経済新聞9日付は、シリーズ「成長の未来図」で「男女平等が生む活力」を見出しに、アイスランドの取り組みを特集しました。2009年に女性首相が誕生し、同年に「ジェンダーギャップ指数」で世界のトップになり、その後12年連続でトップを維持していることを紹介。
赤旗志位委員長の代表質問 衆院本会議(2022.1.21)から志位質問(当時は委員長、現在は議長)の一部紹介
12年連続でジェンダー平等世界一のアイスランドの首相は、男女の賃金格差をなくすため、企業に同一賃金の証明を義務づけ、違反があれば罰金を科す取り組みを行うなかで、経済を強くするという「副産物」が生まれたとのべています。総理*1、日本も学ぶべきではありませんか。
という「ジェンダー平等国家」アイスランド(2022年時点で12年連続「ジェンダーギャップ指数」1位。共産もジェンダー平等の立場から注目)も50年前(1975年10月26日)に「女性の休日*2」という政治運動がされる「女性差別国家*3」だったわけです。
 なお、1975年と言えば「国連女性年(この年から10年(1975~1985年)が国連女性の10年)」で「男女平等関係(?)」では
1975年 - Wikipedia
◆1月17日
フランスで前年に成立したヴェイユ法が施行され、人工妊娠中絶が合法化。
◆2月11日
英国保守党の党首にサッチャー*4を選出(英国初の国政政党での女性党首誕生)
◆5月16日
田部井淳子*5が女性として世界初のエベレスト登頂に成功。
なお、「田部井のエベレスト登頂50年」を記念して作られた、彼女をモデルにした、阪本順治監督の映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(吉永小百合主演:吉永が田部井をモデルとした『多部純子』を演じた*6)が2025年現在公開中
といった出来事もありました。
 「女性の休日」については以下も紹介しておきます。
映画『女性の休日』 | もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)2025.10.3
10月25日から、アイスランドの女性が連帯してジェンダー平等をすすめていくことを描いた映画『女性の休日』が上映されるということを知りました。
映画『女性の休日』オフィシャル・サイト
ジェンダーギャップ指数(男女平等度)世界第1位のアイスランドからしっかりと学びたいと思います。
アイスランドを動かした「女性の休日」 ジェンダー平等への道のりは:朝日新聞2025.10.24
アイスランドが男女平等に目覚めた日から50年 映画「女性の休日」:朝日新聞2025.10.24
アイスランド、50年前のスト再び 「女性の休日」首都に5万人集う:朝日新聞2025.10.25
「女性の休日」、団結が導いた ジェンダー平等、求め続けた50年:朝日新聞2025.10.26
*1:当時は岸田首相
*2:「女性のスト」のこと。ストという表現に抵抗を持つ保守派に配慮し「休日」と表現
*3:日本に比べれば1975年時点(当時の日本は三木内閣)でもずっとマシでしょうが
*4:1925~2013年。英国初の女性首相(在位:1979~1990年)
*5:1939~2016年。1975年のエベレスト(ネパール)、1981年のキリマンジャロ(タンザニア)、1987年のアコンカグア(アルゼンチン)、1988年のマッキンリー(米国)、1991年のビンソンマシフ(南極)等に次いで1992年、エルブルス山(ロシア)に登頂し、女性で世界初の七大陸最高峰登頂者となった。1992年、文部省スポーツ功労賞を、1995年、内閣総理大臣賞を受賞。著書『山を楽しむ』(2002年、岩波新書)、『日本人なら富士山に登ろう! 初心者のための安心・安全登山術』(2010年、アスキー新書)、『タベイさん、頂上だよ』(2012年、ヤマケイ文庫)、『それでもわたしは山に登る』(2016年、文春文庫)、『人生、山あり「時々」谷あり』(2025年、潮文庫)等(田部井淳子 - Wikipedia参照)
*6:多部純子の若い頃を「のん(旧芸名:能年玲奈)」が、田部の夫『多部正明(田部井の夫・田部井政伸がモデル)』を佐藤浩市(壮年期)、工藤阿須加(青年期。ソフトバンク監督を務めた工藤公康の息子)が演じている。