「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート125(追記・訂正あり)

■アジア自由民主連帯協議会【報告】第22回講演会「中国民主化運動の現状と今後」講師 王戴氏
http://freeasia2011.org/japan/archives/4867

 1989年に、学生運動、そして民主化運動が最高に高揚した時期を迎えました。それは皆さまご存じのように、とても残念なことですが、当時の学生さんは当時の中国共産党そのものを打倒する意思はありませんでした。もし最初から共産党そのものに反対であれば、ソ連や東欧の民主化のように、もっと中国の政治情勢を変える力を持った可能性はあります

 いや当時の学生が「中国共産党政権打倒」なんか唱えても実現の可能性などなかったでしょう。ないからこそ彼らはそんな事は言わなかったわけです。そんなことは王も分かった上で日本ウヨに媚びてるだけでしょうが。

・私は1989年に天安門事件の1カ月後に日本に来ました。当時日本は、(中略)いろいろなところで1万人以上の規模で、もちろん在日の中国人、そして応援してくださった日本の方々が、たとえば渋谷の宮下公園などで抗議デモなどをやっていました。その後、その規模はどんどん小さくなっていった。もちろん中共の工作によるものだと思います。
・1992年以来、中国共産党は、海外の組織、あるいは民主化運動団体、あるいは華僑のいろいろな集会、そして中国語のメディアに対して、大量の工作員、いわゆるスパイを派遣し、そういった組織に浸透し始めました。これによってそれぞれの組織の中に内部紛争を起こして対立ムードをつくってしまうのです。

 普通に考えて王らの運動がうまくいかないことの原因を「具体的証拠もあげずに」「中国の妨害工作」で説明してしまうことは問題がありすぎでしょう。
 特に「内部紛争」を「中国のスパイ工作」云々で説明してしまうと
1)お互いが「あいつは中国の手先だから俺達に反対する」とレッテル張りを始める
2)主流派が反主流派に「あいつらは中国の手先」のレッテルを貼って不当除名する
と言う危険性がありますがそういうことを王はどう考えてるんですかね。

(ボーガス注:中国のスパイ工作による組織破壊活動の)実例としては、アメリカ本部における中国社会民主党があります。その政党は5年前から大分裂した。

 「実例」といったところで王は「分裂理由は中国の破壊工作」と見なす根拠を提示していませんから何ら実例になっていません。

 日本は大きな役割を果たしました。六四*1の後に西側諸国はみんな経済制裁を実施しているにもかかわらず、日本は海部政府だったか、経済制裁を解除して大きな経済援助をしていた。それが今の中国経済の発展につながるのではないかと思っています。

 今さらそんな事を言っても何もどうにもなりません。そもそも「一番最初に解除したのが日本」であることは事実ですが、その後、欧米も解除してるわけです。

 中国は、やくざみたいに(ボーガス注:北朝鮮という)手下がこういうこと*2をやっていること自体を見逃しています。好き放題にやれよと。

 さすがに中国は北朝鮮に対して「好きにやれ」とまでは言っていません。中国がそういう態度なら「安保理制裁決議に賛成するわけがない」。

やはり民主国家ですね。いろいろな立場で表現できる。しかも弾圧も受けない。

 日本の政府批判運動(例:沖縄の基地反対運動)が弾圧をうけないとか、聞き手がウヨとは言えよくもまあデタラメが言えるもんです。王がこういうバカだからこそ王らの運動は衰退していくわけです。

 西側諸国*3の中でも中国が最も学ぶべき国は日本です。

 いやそんなこともないでしょう。「アジアの民主化」「アジアの経済発展」と言う意味で「台湾や韓国などよりも日本に学ぶべき」とは必ずしも言えないでしょう。もちろん王も本気で言ってるわけではなく日本ウヨへの媚びでしょうが。


瀬戸内寂聴永田洋子(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3937
 単に「死刑愛好家(殺したがるバカ)で安倍信者」三浦が例の寂聴氏(死刑廃止派で安倍批判派)の「殺したがるバカ(死刑愛好家のこと)と(ボーガス注:死刑廃止派として)日弁連は戦って欲しい」発言を罵倒してるだけの駄文です。
 何で「あさま山荘事件(人質立てこもり事件)」「山岳ベース事件(12名の同志を死に追いやった内ゲバ殺人事件)」の永田洋子*4の名前が出てくるかと言えば皆さんご想像通り、要するに「永田洋子*5のような内ゲバ大量殺人犯でも死刑にしないのか」「永田のような大量殺人犯の方こそ殺したがるバカ*6だ」つう話ですが勿論「永田でも」「西口彰*7でも小原保(吉展ちゃん誘拐殺人事件)でも大久保清*8でも勝田清孝*9でも宮崎勤*10でも宅間守*11でも誰であっても」死刑にしないのが死刑廃止論の立場です。つうか彼女に死刑執行して意味あるんですかね。むしろ病気で死ぬまで生きて反省して欲しいですが(ウィキペ「永田洋子」によれば彼女は病死したので死刑は執行されなかったわけですが)。


■大井健輔のアホツィート

・火のないところに煙は立たないかもしれないが、どう考えても三浦弘行九段に対する連盟の処分はやりすぎだ。出すべき情報やエビデンスを一切出さずに、三浦氏を竜王戦に出さないという。出場停止以前に、こうなっては三浦氏の棋士生命は断たれたに等しい。これで三浦氏は将棋界に戻ってこられるのか。
・今回の三浦弘行九段の事件。将棋連盟の拙速な処罰と(ボーガス注:将棋ソフトの手と、三浦氏の打った手の、偶然とは思えない高い?)一致率や(ボーガス注:不自然な頻繁な)離席などのあやふやな根拠。到底一般社会では通用しまい。これで著しく連盟のイメージをダウンさせた。谷川浩司会長に何の手腕もないことが明白となった。

 「え、疑惑の三浦氏*12じゃなくて非難するの、谷川連盟執行部かよ、お前おかしくね?*13」ですね。「単にお前が三浦ファンなだけと違うのか」と。それはともかく、正直な話、将棋連盟の判断と言うよりは「疑惑発覚で竜王戦の面子を潰されたスポンサー読売の意思」じゃないですかね。「疑惑があるのに三浦を出すならスポンサーを辞める(読売)」とか言われたら「いや出す」とは谷川執行部も言えないでしょう。そんな事情でスポンサーを辞めた後に「読売の代わりにウチがスポンサーになります!」つう企業もないでしょう。
 なお、一方で

・(ボーガス注:私、大井の)師匠の石田和雄九段は「三浦弘行九段事件は将棋界の汚点」とテレビ取材に答えておられた。上層部に(ボーガス注:外部に公表されていないが、三浦氏の不正の動かぬ)証拠が伝わっているのか。石田九段という方ははっきりしない事は明言しない方である

と師匠の発言に揺れている大井です。


■日本ウイグル協会『2016年11月12日 東トルキスタン独立記念日シンポジウムのお知らせ』
http://uyghur-j.org/japan/2016/10/20161112_east_turkestan/

 中国による日本人虐殺の悲劇である通州事件、そしてチベット120万人の虐殺をユネスコの記憶遺産に登録する運動をおこなっておられる藤岡信勝先生

 藤岡信勝なんか呼んで恥じないんだから全くもって日本ウイグル協会もどうしようもないバカの集まりです。


■日本ウイグル連盟『2016年 東トルキスタン共和国独立記念行事』
http://uyghurjapan.org/jp/info/info_20161112/

日本の国政におけるウイグル民族問題への取り組みと今後の展望(仮題)
【来賓登壇者】頭山興助氏、藤井厳喜氏、その他

 頭山や藤井といったプロ右翼活動家なんか呼んで恥じないんだから全くもって日本ウイグル連盟もどうしようもないバカの集まりです。


日本李登輝友の会蔡英文総統や渡辺利夫・本会会長が登壇した台湾安保協会のシンポジウム映像を全公開』
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20161015/
 いろいろと「日本の台湾ロビー(つまり反中国右翼)との間」にしがらみがあるんでしょうし、中国に外交的に追い込まれてるのも大きいんでしょう。しかし、それにしても渡辺利夫が参加するようなウヨ集会に台湾総統がコミットするのかと蔡英文には心底呆れます。


■祝!ボブ・ディラン ノーベル文学賞受賞(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3925
 「何だかなあ」です。作詞家、シンガーソングライターを文学者扱いすること*14にも違和感があるし、

東野圭吾直木賞受賞(「容疑者Xの献身」)
手塚治虫文藝春秋漫画賞受賞(「ブッダ」)
・藤子F不二雄の第1回手塚治虫文化賞大賞受賞

に感じたのと似たような、「今さらボブ・ディランか」「今までそう言う超有名人は敢えて避けてなかった?。」といった感もあります。よほど候補者の人材難なのか、はたまたノーベル文学賞選考委員会が「作家から候補を見つけられないほど」バカなのか。

【追記】

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/191856
 アカデミーの選択に、文学者などからは批判の声が上がっている。フランスの作家ピエール・アスリーヌ氏は「ディランは好きだが、どこに文学作品があるのか。スウェーデン・アカデミーは失態をさらした」と切り捨てた。また米紙ニューヨーク・タイムズは、「ディランは素晴らしい歌詞を書いたが、ミュージシャンとして素晴らしいのであって、文学者としてではない。ミュージシャンに文学賞を与えては、文学者を称賛する機会がなくなってしまう」と、アカデミーを批判した。

http://www.afpbb.com/articles/-/3104313?cx_part=topstory
 フランスの小説家ピエール・アスリーヌ(Pierre Assouline)氏はAFPに対し、「ディラン氏の名はここ数年頻繁に取り沙汰されてはいたが、私たちは冗談だと思っていた」と語り、選考委員会に対する憤りをあらわにした。
 (中略)
 映画化もされた「トレインスポッティングTrainspotting)」で知られるスコットランド(Scotland)の小説家アービン・ウェルシュIrvine Welsh)氏も、ディラン氏の選出を酷評。「私はディランのファンだが、これは、もうろくしてわめくヒッピーらの悪臭を放つ前立腺がひねり出した検討不足で懐古趣味な賞だ」とツイッターTwitter)に投稿した。
 これに対し、同じくノーベル賞候補の一人と目されているインド生まれの英国人作家サルマン・ラシュディ(Salman Rushdie)氏は、より寛大な姿勢を見せている。同氏はツイッターで「素晴らしい選択」(中略)と、選考委員会の声明と同様の見解を示し、「ディラン氏は吟遊詩人の伝統の優れた伝承者だ」とたたえた。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101400070&g=int
 反発の声を代表するのが、フランスの作家ピエール・アスリーヌ氏。「私もボブ・ディランは好きだが、どこに文学作品があるのか。スウェーデン・アカデミーは失態をさらした」と選考を批判した。英スコットランドの作家アービン・ウェルシュ氏も「ボブ・ディランのファンの一人だが、今回の選考はひどい懐古趣味だった」とツイッターに書き込んだ。
 これに対し、ボブ・ディラン氏と共に1960年代にデビューした英女性歌手マリアンヌ・フェイスフル氏はAFP通信に対し「彼が書いたもので私たちの人生が変わった。世界一の芸術家の一人だ」と文学賞授与に賛成した。批判者に対しては「失態をさらしているのは彼らの方よ」と切り捨てた。
 自らも毎年、ノーベル文学賞候補として名前が挙がる米女性作家ジョイス・キャロル・オーツ氏も「ディランの歌詞は長く記憶にとどまる。最も深い意味で『文学』だ」とツイッターに書き込んだ。一方で、ビートルズについても「同じく(ノーベル賞に)ふさわしい」と言及している。

 無論、受賞に賛成する人もいますがこのように酷評する人もいるわけで紹介してみました。


■10月10日の上映会にご参加くださった皆様、ありがとうございました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3920
 以前拙ブログで批判した
■第三回シネリベルテ・ランディ(⽉曜⽇の映画⾃由区)上映会のお知らせ(10月10日「サンダーボルト救出作戦」)
http://miura.trycomp.net/?p=3900
の事後報告です。「何がこの映画を元に拉致被害者救出について論じる、だよ。バカ言うな。北朝鮮エンテベなんかできるわけないだろ」つう話です。
 「ウヨ仲間にすらそう批判されたのか」、そこは三浦も気にしてるらしく

 この映画を北朝鮮拉致問題と、そのまま直結するのは難しい。少なくとも一方は、犯人も人質も、その居場所も武器のレベルもほぼすべてわかっていたからこその救出作戦であり、北朝鮮の場合は、いったい何人の日本人が拉致されたのかさえ日本政府は明確につかんでいない

なんて言い訳してます。「だったら北朝鮮拉致と関係づけた、こんなアホ上映会をやるな」つう話ですが。こんな言い訳してる三浦ですが俺は「デマ屋」「虚言癖」三浦を人として全く信用してないので「お前、上映会でそんな事言ってたのかよ?。むしろ自衛隊突入を煽ってたんじゃねえのか?」と疑っています。


山田風太郎*15の幕末小説「魔群の通過」*16「旅人 国定龍次」*17は、理想に生きようとした人々の悲劇を描いた傑作(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3883
 『魔群の通過』は「天狗党の乱」がテーマだそうですが同じテーマで「山田と違ってよりフィクション性の弱い作品」としては吉村昭*18『天狗争乱』(1997年、新潮文庫)があります。次に『旅人 国定龍次』についてコメント。

 この物語は最終部、西郷隆盛*19、相良総三らが登場、相良総三が西郷の名を受けて倒幕活動の裏方として働き、西郷にほれ込んだ龍次もおりんもそれに協力していく様と、最後には、西郷自身によって裏切られていく過程を見事に描いています。

 相良の赤報隊が「偽官軍」として西郷ら明治新政府によって処刑されることは有名な話ですが、主人公「龍次」と恋人「おりん」も相良と同罪で処刑されるというオチでしょうか。もちろん相良は実在の人物ですが、主人公「龍次」と恋人「おりん」は架空の人物です。

参考

赤報隊(ウィキペ参照)
・「官軍の捨て駒にされた悲劇の主人公」として扱われてきた赤報隊だが、近年の研究でその実像が明らかにされつつある。
 薩摩藩江戸藩邸宛てに関東での攪乱工作の停止を指示し、大政奉還の翌日にも「鎮静」するように念を押している。にもかかわらず、相楽たちは指示をことごとく無視して流山と萩野山中で挙兵し、いずれも鎮圧されている。江戸を脱出した相楽たちは近江の金剛輪寺赤報隊を結成し、赤報隊東海道先鋒総督府の指揮下に入り、桑名への進軍を指令されたが、ここでも相楽は独断で東山道に進んで「御一新」と「旧幕府領の当年分、前年未納分の年貢半減」を布告している。なお、年貢半減の布告は朝廷の了解を得ていたが、のちに撤回されている。
 赤報隊一番隊は東山道鎮撫総督府への所属替えを希望し、2月上旬には薩摩藩兵の付属になるよう指示を受けていた。しかしながら、相楽は指示に従わず独立行動を続行し、碓氷峠を目標に進軍する。相楽たち赤報隊の度重なる独断専行を危惧した新政府は赤報隊に帰還を命じたが、相楽たちは命令に従わなかった。これにより、相楽たち赤報隊は官軍の名を利用して沿道から勝手に金穀を徴収し、略奪行為を行う「偽官軍」と見なされ後に処刑されることになる。

 ということで相良らを「捨て駒にされた」と見なすのはかなり一面的理解のようです。相良が勝手に暴走したが故に切って捨てられた「自業自得の面」は否定できないでしょう。

 この小説にはいわゆる幕末の有名な侠客はほとんど全員登場するといってよいでしょう。

 なお、ウィキペ「赤報隊」によれば「有名な侠客の一人」『黒駒勝蔵(時代小説、時代劇で『清水次郎長』の敵役の一人として描かれる)』が赤報隊に一時参加していたそうです。

参考

http://www.sankei.com/life/news/130316/lif1303160030-n2.html
黒駒勝蔵(くろこまのかつぞう)
 天保3(1832)年、現在の山梨県笛吹市の生まれ。25歳で無宿人となり、郷里が同じだった博徒の竹居吃安(たけいのどもやす)の子分となる。吃安の死後は、次郎長に敵対する博徒のもとを自在に動き回って「黒駒党」と呼ばれる同盟関係を築き、次郎長一派との間で激しい対立を繰り広げた。郷里の神社の神主から思想的影響を受けたとされ、官軍に属して戊辰戦争にも参戦したが、明治4(1871)年に博徒時代の罪で斬首された。

http://kenbanranma.cocolog-nifty.com/todayes_eye/2012/04/post-0a1f.html
 山梨県笛吹き川の一帯を仕切っていた博徒が(ボーガス注:愛川欽也氏が演じる)黒駒勝蔵である。彼は任侠であるが、人が良く騙されやすい事が玉に瑕だ。ある日八王子の知り合いが汚い格好をして黒駒の屋敷を訪ねてくる。どうやら西の方から官軍と新撰組がくるようだが、官軍に力を貸してくれ、という協力要請だった。「うん、悪い様にはしない」と言って裏口から帰らせる。
(中略)
 仮に賊軍という呼称を使うが、その鉄砲玉が飛んで来る戦いの最前線に立たされるのは常に博徒の勝蔵たちだった。勝蔵もいまや親分から「隊長」という名前になっている。手下は目や腕を失ったり大けがをし、勝蔵自身も右足を引きずっている。
▼戦いは一段落して江戸浅草郊外の寺に「褒美、褒賞」を求めて怪我をした勝蔵隊長一家は待機している。しかし待てど暮らせどご一新なった政府からの沙汰はない。勝蔵も28両というはした金をようやく貰って来るが部下は納まらない。それどころか政府は甲府に戻って金を掘れという命令を出す。しかし甲府の鉱山は掘り尽くして最早石ころしか出て来ない。政府は勝蔵たちを厄介払いをしたのだ。一方(ボーガス注:勝蔵のライバル)次郎長は政府の言う事を「はい、はい」と聞く男に成り下がっていた。
▼ある日山梨県庁から呼び出される。そして農民一揆が起きたとき鎮圧をさせるから待機しろ、決して命令があるまで動いてはならぬ、とクギをさされて引き下がる。農民一揆は実は県庁の役人が仕組んだものだった。手下はそのどさくさで、ちりぢりバラバラになる。妻と2人で静かに暮らそうと語りながら田んぼの土手を歩いていると、小銃を持った役人に取り囲まれ牢獄へと入れられる。つまり勝蔵は官軍の鉄砲玉除けの役割を果たしただけで、厄介払いされたのだ。新政府もそんなならず者がいてはまずいので、勝蔵は処刑されてしまう。刑場に張り付けられた黒駒勝蔵の姿を垣根の外から涙する妻の姿がそこにはあった。ちなみに映画のサブタイトルは「明治維新に騙された男」とある。

 こういう映画についていえば実際の黒駒勝蔵や清水次郎長がどうだったかというのはこの際、どうこう言っても仕方がないでしょう。「樅の木は残った*20山本周五郎)」なんかもそうで、ああいう小説、ドラマは、実際の原田甲斐が忠臣だったか悪人だったかというのはある意味どうでもいい。「歴史学歴史小説をごっちゃにしない前提の上で」歴史小説歴史小説として楽しめばいいわけです。
 愛川氏(映画『黒駒勝蔵』)や山本周五郎(小説『樅の木は残った』)としては「世間の評価なんてどれほど正しいか分からない、勝てば官軍に過ぎないかも知れない」「権力者は時に非道で残酷であり安易に信用してはいけない」などということをまあ表現したかったのでしょうね。
 こういうスタンス(世間の評価や通説に疑問を持つ)は一歩間違えると「ただの天の邪鬼、逆張り」「エセ科学歴史修正主義陰謀論への傾倒」というとんでもない事になりますが、重要な視点ではあるでしょう。


蓮池透氏のツイッター

蓮池透 ‏@1955Toru · 10月14日
 今日は何の日?「きのこの日」?
 いや拉致被害者5人が帰国した日。あれから14年。帰って来られた事実を忘れてはいけない。

 イヤー、もうほとんどの人は忘れてますよねえ。


ツイッター色々
 id:noharraこと「自称元兵庫県庁職員(定年退職した60代の爺)」八木孝三君を北朝鮮関係で批判するために彼のツィートをあさってて見つけた面白ツィートについて「野原君とも北朝鮮とも関係ないツィートも中にはありますが」ここでコメントしておきます。

Celesteさん*21リツイート
プリンプリン(業務停止中) ‏@prn0112 ·
 某所で「本当に人をダメにしたいなら悪いちょっかいを出したり噂を流すのではなく、間違った行いをしても”あなたは悪くない。悪いのは貴方を理解しない周りの方”と常に対象の人を肯定し続けること」みたいな文を読んで震えてる

 褒め殺しって奴です。身びいきで誰でも大なり小なりついやることですが。とはいえid:Mukkeレベルだともはや「チベットを故意にダメにしたいのか?」と聞きたくなります。

Celesteさんがリツイート
畠山勝太/サルタック ‏@ShotaHatakeyama
 ユネスコは国際機関の中で拠出金額以上に(ボーガス注:過去から現在に至るまで松浦ユネスコ事務局長など、たくさんの)日本人職員がいる唯一の機関。そこで(ボーガス注:ユネスコ)拠出金保留という形でしか影響力を行使できなかったのであれば、日本の外交力に大問題があるかもしれんね

 外交力つうより「主張が歴史修正主義で無茶苦茶だから」ですよね。外交力もないんでしょうし「主張が無茶苦茶=外交力のなさの一つ」かもしれませんけど。

Celeste ‏@yy_celeste
【ツィートその1】
 今日はオスロ*22北朝鮮プロパガンダ映画上映会があるというので興味本意で観に行ってきた。将軍様とか全然出てこなくて、家庭をかえりみず連日深夜まで働く父親とそれを献身的に支える妻の映画だった。(ボーガス注:ワークライフバランスが進んでいる?)ノルウェー人は大ウケしていたが社畜大国(ボーガス注:ニッポン)出身の私だけ全然笑えなかった。
【ツィートその2】
 「いつまでも博士号を取れないお前の父親は国家のお荷物」と学校で娘が(ボーガス注:博士号の父をもつ友人に?)バカにされるシーンと、父と同じ専攻への進学を勧められた娘が「何年努力しても博士号を取れず、将軍様*23と撮った写真の一枚もない父のような負け犬にはなりたくない」と言うシーンには胸が締め付けられた。
【ツィートその3】
 会議に呼び出され深夜まで帰れない父、一人で家を守り体を壊す妻。北朝鮮やべーよw人権ないわwwと観客は笑っていたが、(これは本当にプロパガンダ映画なのか*24…?(ボーガス注:働き過ぎの父親なんて)そう珍しくない話…かも?)とちょっと思ってしまったもののそれをノルウェー人に言うとヤバイ国から来た人だと思われそうで黙っていた。
【ツィートその4】
 英題はThe Schoolgirl's Diary。制作会社は金正日から勲章を受けている。滅私奉公を礼賛する映画だが、「家族を顧みず組織に尽くす」も「内助の功」も日本で日常的に垂れ流されるメッセージで、日本の人はプロパガンダと思わないかも。
【ツィートその5】
 この映画をこれから日本で観る人は少ないと思うのでネタバレすると、この社畜父さんは実は製造管理システム作りに取り組んでいて、完成した時には「これで皆が長時間労働から解放される!余暇も楽しめる!」と仲間と泣いて喜ぶので、長時間労働そのものは肯定していないんだよね。
【ツィートその6】
 一方、独裁政府のプロパガンダでもないのに「(ボーガス注:1ヶ月?)残業100時間程度で死ぬのは情けない」「俺は200時間はいける」「まともな給料が出ていれば(ボーガス注:長時間労働でも)ブラックではない」「多少のハラスメントくらい耐えろ」みたいな言葉が(ボーガス注:ツイッターフェイスブック、ブログなどで)次々出てくる日本人民は本当に怖い。

 思わず吹き出しましたが、これほとんどの日本人は映画を見てて笑えないですよね。博士号つうのは、「人並みの出世」、「将軍様との写真」は「かなりの出世」とでも見るべきでしょうか。
 「お父さんは会社のために頑張ってるって言うけど、所詮、部課長どまりで常務、専務と言った重役にはなれないんでしょ」「お父さんなんか人並みの出世もできてないじゃない。Aさんのお父さんはもう課長なのにお父さん係長止まりじゃない。定年退職したら子会社出向とか何もないんでしょ?」「お父さんなんか所詮負け犬じゃない、私絶対お父さんのようにはなりたくない」とか我が子に言われたら泣きが入りますよね。映画では最終的には「私、お父さんをバカにしてたのは間違ってた」と反省するようですが。そこで多くの日本人は「お父さんの過労とか家族サービスの怠慢とかもちろんは良くないけどお父さんは家族のために働いてるのだから子どもがバカにしてはアカンよ」と思ってほっとすると。ノルウェー人が映画を笑った現場にいたら多分ほとんどの日本人は「日本人の働き蜂ぶりが小馬鹿にされたように感じて」、「黒い殺意」をノルウェー人に覚えるでしょう。
 野坂昭如の「黒の舟歌」風に言えば『ノルウェー人と日本人の間には深くて暗い川がある』わけです。
 さてこのツィート、【ツィートその2】の部分をid:noharraがリツィートしていたので気付きましたが【ツィートその1と,その3以降】の「日本のモーレツ社員を連想した」「独裁国家でもないのに過労死常習の日本の方がある意味、北朝鮮より怖い」云々はリツィートしない辺りがさすが反北朝鮮id:noharraです。勿論褒めていません。
 なお、小生が持ってる門間貴志『朝鮮民主主義人民共和国映画史』(2012年、現代書館)p299に寄ればこの映画は「ある女学生の日記」(2007年公開)のようです。

参考

http://eigajigoku.at.webry.info/200907/article_6.html
■黄金町の北朝鮮でファンタジー? 『ある女学生の日記』
 拉致問題、核実験、脱北者、貧困、後継者問題と何かとお騒がせ、またはマイナスイメージ山積の北朝鮮だが、別に北朝鮮に暮らしている市井の人々が悪いというワケじゃないし、それを知る意味でも、やっぱり映画は有効。
(中略)
 〆で観たのが、本企画のメインプログラムであり、なんと北朝鮮の映画としては初めて、カンヌ国際映画祭に正式出品されたという 『ある女学生の日記』(’07)。なるほど、これは確かにいい映画だった!
(中略)
 冒頭でスリョンのオンマ(母)がアイロンがけをしていたら(口で服に水を吹く!)急にコンセントから出火したりとか、煙突が腐って(?)ダメになってしまうエピソードなど、ひょっとしたら北朝鮮のままらない電力事情についてなどを、暗に内外に示す含みもあったのかな?と邪推してしまったものの、それはやはり、物語に深みを出すためのもの。
 古風だけどあざとくないソフトな肌触りの1本だった。それにスリョン役の子の可愛いこと可愛いこと!(←始まった)。冨田靖子石原さとみを足したような面立ちなんだけどとにっかく可愛い!。ベソをかいたり膨れっ面をするたびに、「か、可愛ぃ…」とボクは終始心の中でマンセー三唱したい気分だった。彼女には永劫、素朴なままでいてほしい。北朝鮮から出てはイカン! 薄汚れた欧米文化になど触れてはイカン!(←洗脳され中)。 拉致とかイロイロあるけど、 彼女が住んでいるなら北朝鮮はきっと素敵な国だし、彼女の愛する国が悪の枢軸なハズないんだ!(←洗脳完了)
 ふぅ〜。というワケで、拉致とか核とか脱北者だけじゃない北朝鮮の“素顔”こそを知るためのまたとない好企画!
(中略)
 メディアが伝える北朝鮮にまつわる情報をしっかり自分自身の目で精査するためにもいい機会だと思うんだ。ぜひ。
 初めて行った映画館だったけど、場末感と手作り感がイイ塩梅で都内の劇場にはない昔ながらの味がよかった。
 周りは本当に風俗とアジア系料理屋ばっか(中略)と、ファンタジーヘルスを横目にあ〜いい加減、ファンタジーな想いがしたいなぁ〜と思いながら(ゴメンね、スリョン)、ボクは次回の黄金町来訪を思いつつ、かつていかがわしい店が並んでいた小路を抜けて駅へと向かったのだった。

http://blog.goo.ne.jp/goo1120_1948/e/4992f86385757497a67fc5a8caba7598
大衆文化評論家指田文夫*25の「さすらい日乗」
■『ある女学生の日記』
 2007年に作られた北朝鮮の映画で、私が過去に見た北朝鮮の映画の中では、一番普通の市民の姿を描いた作品だと思う。
(中略)
 北朝鮮平壌の近郊に住む女子高生の話である。
 彼女の家は、母親と祖母、さらに妹の4人で、父親は技術者で、家にほとんどいなくて、彼女は、それが淋しくて仕方がない。
 また、彼女は近代的なアパートの住むことが最大の夢で、このあたりの感覚は、1960年代の松竹映画みたいである。
 淡々と語られるので、映画としては、香川京子のナレーションで綴られる成瀬巳喜男の名作『おかあさん』のような感じである。
 主人公の女子高生は、工藤夕貴というか、昔松竹やテレビに出ていた岸久美子*26似で、一応美人。
 彼女が通っている高校は、選抜された学校らしく、同級生の一人の父親は、博士号を取ったり、金正日と一緒の写真に映っているのを自慢している。
 一応は北朝鮮のエリートに属する人たちのようだ。
 母親も働いていて、学校の図書館の司書をし、外国の文献の翻訳を離れた父の工場に送っている。
(中略)
 ある日、母が重病で入院するが、父親が見舞いに来ないので、彼女は父の工場に行く。
 すると、父はエリートだと思い込んでいたが、現場の一技術者で、労働者と一緒に働いていることに驚愕する。
 この辺は、小津安二郎の名作『生まれてはみたけれど*27』の、親の実像を知って落胆する子供である。
 最後、彼女は無事理科系大学に入学し、父や母も、最上級のエリートではないが、国のために、その場で自分の役割を果たしているのだと納得する。
 所々で挿入される甘ったるい歌も、脚本のラストにも、「将軍様の影」と言うのが必ず付いているのが笑えるが、そうしないと製作できないのだろう。
 全体の感じとしては、1950年代の松竹大船映画に近く、城戸四郎*28が見たら多分喜ぶに違いない。

斉藤正美さんがリツイート
武田砂鉄 ‏@takedasatetsu
 白紙領収書問題の記事を朝日夕刊で読む。「高市さんはこう言いました、稲田さんはこう言いました。えー、以上です。」という内容に愕然。見出しは「総務相『疑念もたれぬよう』」。政府広報

斉藤正美さんがリツイート
tenbata39 ‏@tenbata39
 何でテレビは豊洲劇場は連日やるのに、国会議員の白紙領収書問題はやらないの?
 富山市議会や岐阜市議会の政務活動費はやるのに?不思議です。
 (ボーガス注:号泣県議こと)野々村さんの時はさんざんやったのに?

斉藤正美さんがリツイート
澤田愛子 ‏@aiko33151709
 メディアがまともに機能し民主党政権時代の(ボーガス注:小沢西松疑惑の)ように政府を追及していたら、安倍政権は(ボーガス注:甘利の口利き疑惑、今回の稲田、菅の白紙領収書疑惑などで)もう何度も崩壊している。それほどモラルが地に落ち腐りきった政権なのに、今も繁栄させているのはメディアが使命を放棄し政権に尻尾を振り続けているからだ。国の崩壊はメディアの堕落から始まる。殊にTVが悲惨だ。

斉藤正美さんがリツイート
濱中 一浩 ‏@Hamanaka0422K
 新聞もそう。稲田大臣、菅官房長官高市総務大臣の白紙領収書について一面で大きく触れない。(ボーガス注:白紙領収書が非難されて辞任に追い込まれた)富山の議員は辞める必要無かったってことですか。国会議員の大臣ならOKなのですか。メディアが機能不全。ただの政権の応援機関。

 白紙領収書の件は、上記のツィートの指摘通り、稲田らの居直りぶりと言い、それを批判しないマスコミと言い、もう本当に日本人であることが嫌になってきます。もちろんこういう無法で「国のモラルが崩壊すれば」皆「ばれなきゃいい」「偉けりゃばれても逃げられる」とかなって本当に国がいずれ滅びますね。

斉藤正美 ‏@msmsaito
 政務活動費の不正も(ボーガス注:富山の民進党は)自民党と足並みいっしょ。とんでもないことです。参院選野党共闘で(ボーガス注:富山の民進党が)ぎくしゃくしたのも、さもありなんと思ってしまいます。(ボーガス注:富山の民進党は)野党って感覚ないのでは、と思えてきます

 「富山県議会、富山市議会で発覚した政務調査費疑惑(自民、民進の議員が辞任表明に追い込まれてる)」をネタにした野党共闘支持派の「富山県民」斉藤氏による民進党批判です。全く同感です。
 この件について参考として
赤旗
■富山の自民前県議を告発、政務活動費不正 市民ら「厳重処罰を」、自民議員の腐敗 相次ぎ発覚
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-09-10/2016091015_02_1.html
富山市議会 不正議員は辞職せよ、政務活動費不正請求 市民ら市役所前で抗議
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-09-15/2016091501_03_1.html
■富山 新たに2議員辞職、政活費不正 市議会自主解散見送り
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-09-18/2016091815_02_1.html
を紹介しておきます。

斉藤正美 ‏@msmsaito
 (ボーガス注:政務調査費の不正疑惑は)山形県議の不正も報道されています。富山だけにとどまらず、恐らく全国に波及するのでは。

 政治浄化のため、是非そうなって欲しいもんです。
 なお、山形については
朝日新聞『政務活動費問題、山形でも県議が辞職へ』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9N5481J9NUZHB00K.html
毎日新聞『政活費不正:今度は山形の自民県議 辞職願を提出』
http://mainichi.jp/articles/20160921/k00/00m/040/079000c
を紹介しておきます。

斉藤正美 ‏@msmsaito
 今日、フジテレビ「バイキング」とNHKナビゲーションが富山市の政務活動費問題を取り上げていた。前者は富山という地方の遅れた問題としておもしろおかしく扱った。後者は富山に限らない問題でありどう防ぐかに焦点化しており、良番組だった。

 フジテレビらしいだめさ。

斉藤正美 ‏@msmsaito
 加藤勝信大臣の肩書きをみたら、一億総活躍、女性活躍、いろいろあって最後の最後に、しっぽの先っぽみたいに、「男女共同参画」も、一応、くっついていましたよ。しかし、これじゃ優先度低いだろうし。仕事できるわけないだろうし。

 イヤー、それでも「男女共同参画>越えられない壁>拉致」じゃないか。拉致なんかもう完全に「外務省マター」になって巣くう会や家族会がマジギレしてますもん。いや俺は「拉致は外務省マターでいい、拉致担当大臣なんか廃止していい」て立場ですけど。
 ちなみに斉藤氏ツィートの「男女共同参画」を「拉致」に書き換えて

 加藤勝信大臣の肩書きをみたら、一億総活躍、女性活躍、いろいろあって最後の最後に、しっぽの先っぽみたいに、「拉致」も、一応、くっついていましたよ。しかし、これじゃ優先度低いだろうし。仕事できるわけないだろうし。

になりますが、これが常日頃、家族会や巣くう会が言ってる不満です(俺も「男女共同参画」はともかく「拉致」の優先度は実際低いと思いますけど)。なにせ加藤拉致大臣前は「拉致大臣は国家公安委員長しか兼務がなかった」のが拉致とは関係がどう見てもない一億総活躍とかが兼務として山ほどがっつりついてるわけですから。
 しかしそれでも安倍政権打倒などと言わない点が巣くう会や家族会の限界です。

・斉藤正美‏@msmsaito
 内閣官房に電話して、昨年の女性活躍事業だった「トイレ大賞」はどうなりましたかねと尋ねたところ、今年は結果的にやらないことになってますとのこと。あれだけ鳴り物入りだったのに、有村(ボーガス注:女性活躍)大臣がいなくなり、(ボーガス注:今は女性活躍担当大臣が加藤勝信氏になって)結果的に消えたっぽいトイレ大賞。ああー。
http://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2015/201510/201510_03.html
山口智美 ‏@yamtom
 そもそもトイレ大賞は(ボーガス注:女性に優しいトイレを表彰し)女性活躍推進のため、という名目だった気もするわけだが、一回だけ賞をあげて、一体何が変わったのやら。
・斉藤正美 ‏@msmsaito
 華々しく「トイレ大賞」をぶち上げた年があったよね、ってことだけ記憶に残るのでは。「女性活躍推進」はどれだけ人の記憶に残っているのやら。
・能川元一 ‏@nogawam
 「結果的にやらないことに」って、説明になってないですよね。
・斉藤正美 ‏@msmsaito
 なってないですね。
・Hiroshi Takahashi ‏@SeroriHitomi
 この件、ネットではお笑いネタとして大いに盛り上がったけど、一般のニュース等ではほとんど話題にもならなかったのでは?。いずれにせよ政権の知的水準がよくわかる一件でしたね。

・有村の思いつきに過ぎなかったから、そうなるんでしょう(苦笑)。そして後任の加藤氏は有村の思いつきを引き継ぐ気にならなかったと。
 その種の思いつきにつきあわされるお役人もかわいそうです(加藤氏に自分の思いつきを否定された有村も「ある意味」ではかわいそうですが)。こういう時に使う言葉が「すまじきものは宮仕え」「部下は上司を選べない」です。
・そして有村の愚行に呆れる山口氏と斎藤氏、能川氏とHiroshi Takahashi氏です。
・なお俺は「朝鮮学校無償化除外」も「トイレ大賞並みの代物」、つまり官僚はこんなばかばかしいことはやりたくはないだろうと思っています。

斉藤正美 ‏@msmsaito
加藤勝信男女共同参画(ボーガス注:&女性活躍、少子化担当)大臣の動向をみると、「全国結婚応援フォーラム」へのお出ましが多いこと。徳島、茨城、岡山、東京

 「男女共同参画、女性活躍、少子化対策て、婚活支援なんかー、違うやろー」「結婚しないから子ども産まないつうんじゃないと思うわー」「保育所の設置とか他にやるべきことあるやろー」というフェミニスト斉藤氏のツッコミですがそれはさておき。
 「調べたわけじゃないですけど」たぶん加藤拉致担当大臣って出席回数は「婚活応援イベント>越えられない壁>拉致関係イベント」じゃないか。そりゃ、気持ちは分かりますよ。
 婚活応援イベント行って「頑張ってください」と自治体に言えば「ハイ、頑張ります」で終わりますけど、拉致イベントにいったら巣くう会や家族会が「政府は何やってんだ」とか、ぐちゃぐちゃ悪口を言うわけでしょう。俺だって加藤大臣の立場なら拉致のイベントなんか行きたくないですよ。そしてその結果さらに巣くう会や家族会がぐちゃぐちゃ言うと。


■久しぶりに加藤拉致担当大臣記者会見質疑応答を見る
まず■平成28年9月6日。

http://www.cao.go.jp/minister/1608_k_kato/kaiken/2016/0906kaiken.html
大臣発言要旨
 明後日、8日木曜日、東京都新宿区において、政府拉致問題対策本部と東京都の共催により「国民の集い」を開催いたします。私も主催者として参加する予定であります。
(中略)
 それから、2点目でありますけれども、お手元に配付をしておりますが、(ボーガス注:少子化担当大臣として?)企業主導型保育事業を実施する企業の助成決定についてであります。

そして質問(回答は紹介を省略します)。

(問)
 読売新聞の有泉と申します。
 働き方改革長時間労働の是正についてお伺いしたいのですけれども、厚生労働省が、昨日、仕事と生活の調和のための時間外労働規制に関する検討会という(中略)有識者会議を9日に立ち上げるという発表を行いました。それで、働き方改革の中で長時間労働の是正というのは大きなテーマになっていますけれども、(中略)今度できる実現会議の中で、今回、この長時間労働の方でできる厚生労働省有識者検討会との関わり方というのはどういう形になっていくのかということについてお伺いできますでしょうか。
(問)
 朝日新聞の伊藤です。
 企業主導型保育についてお伺いいたします。
(中略)
 扱いとしては認可外の施設になると思うのですが、どういった形でその指導監査というものが行われていくべきとお考えかどうか、教えていただければと思います。
(問)
 NHKの伏見です。
 企業主導型保育事業の関連でお聞かせいただきたいのですが、(中略)実際待機児童がこれで解消されるのかということについては、大臣はどういうふうにお考えになっていますでしょうか。

 大臣発言には拉致があったものの、「予想通りですが」見事に拉致関連質問なんかありません。あったのは「働き方改革少子化関連質問」です。
 次に■平成28年9月6日。

http://www.cao.go.jp/minister/1608_k_kato/kaiken/2016/0909kaiken.html
大臣発言要旨
 女性活躍推進法により本年4月から策定が義務付けられた「特定事業主行動計画」について、国・都道府県に加え、先月末までに、全ての市町村で策定が行われました。今後は、率先垂範が求められる公務部門の行動計画に基づく積極的な取組に期待をしているところであります。

 「女性活躍大臣」としての発言オンリーで見事に拉致なんかありません。
 次に質疑応答。

(問)
 読売新聞の有泉です。
 昨日の拉致問題の解決を訴える都民の集いの中でも、拉致を始めとして、また核とミサイルの問題も抗議をし続けていても、なかなか問題が解決しないということで、そういうお話がありましたけれど、見方によっては日本側としては無力感が漂っている*29のかなという気もしますけれども、この状況を進展させるために必要なものはどういうことが考えられますでしょうか。
(答)
 拉致、核・ミサイルについて、北朝鮮に対しては、国連決議等を守っていくということ、そして一連の行為に対する国連決議等をしっかり圧力をかけるべきものはかけていく、そうした、いわゆる「行動対行動」、「対話と圧力」と、こういう基本原則の下において、しかし我々として、対話を通じて北朝鮮から全ての拉致被害者の方々が一日も早く帰国できる、そうした方策を、あらゆることを想定しながらしっかりと追及していかなければいけない。これはこれまでと何ら変わるものでもありませんし、そして一刻も猶予がならないという、こういう状況が更に高まっている中で、更に我々はそれに向けて尽力をしていきたいと、こう思っています。

 「日朝交渉のために全力を尽くします」という「間違ってはいないが抽象的すぎて今ひとつ期待が持てない回答」です。改めて「拉致は風化した」と実感します。


蓮池透氏のツイッター

「制裁をしているからといって、拉致問題交渉が滞ることがあってはならない」と言って欲しい。
安倍首相、北方領土交渉とクリミア制裁は切り離し:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASJB33518JB3UTFK001.html

 全く同感です。ちなみに安倍と質問者・前原のやりとりは以下の通り。

 ロシアとの北方領土問題の解決を含む平和条約締結交渉をめぐり、安倍晋三首相は3日の衆院予算委員会で、ロシアのクリミア併合への対応との関係を問われ、「(ボーガス注:ロシアによるクリミア併合という)(武力による)現状変更の試みは認めるわけにはいかない」としつつ、G7諸国の対ロ制裁とは切り離して平和条約締結交渉を進めていくとの考えを示した。民進党前原誠司*30に答弁した。
(中略)
 ロシアに対して強い警戒感を持つ米国との連携について、首相は「日ロの平和条約は当然、日本が主体的に判断するもの。米国が『これをやりなさい』『これはダメだ』ということではない」と説明。一方で「日ロ交渉のいちいちすべてを米国と協議することはないが、基本的な考え方について米国と話すことは当然、同盟国として行わなければいけない」と語った。


朴槿恵大統領、10月1日建軍68周年演説 北朝鮮における自由、民主、人権の確立を呼び掛ける(統一日報)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01197
 朴クネのバカが「脱北者ウエルカム」とか抜かしてるのを絶讃するいつもの三浦小太郎です。
 呆れて二の句が継げません。とはいえ「脱北者ウエルカム」とは抜かしても「北朝鮮を軍事力で打倒する」とか「六カ国協議は崩壊した、全て中国のせいだ」とか、抜かしてないだけ、まだ朴の方が三浦よりいくらかマシです。しかし「親の七光りしかない」バカ女・朴が大統領とは。金大中時代を考えるとため息が出ます。まあ我が日本も福田首相時代、菅首相時代などと比べると今の「親の七光りしかない」安倍にため息が出ますが。一日も早い安倍と朴の下野が急務でしょう。


■NO FENCE講演会のお知らせ(10月8日) 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01196

金正恩は案山子だ

 それが仮に事実としても、だったら何だ、て話です。32歳の若者・正恩君が「案山子」だとしても予想の範囲内です。
 彼の後見人として実権を掌握してるのが誰で、その後見人相手にどう外交していくのか、と言う答えがなければ「案山子だ」と言ったところで何の意味もない。


■松野文科相記者会見(2016年9月2日)
http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1376837.htm

記者)
 朝鮮学校への補助金の関係で、文科省は3月に各都道府県に通知を出していますけれども、検討状況を尋ねる現地調査を先月からやっているようですが、どういう趣旨で行っているのでしょうか。
大臣)
 文部科学省では毎年、外国人学校補助金の調査を行っています。今回は、平成28年3月29日に出しました朝鮮学校に係る補助金交付に関する留意点についてという通知に関して、朝鮮学校を認可している都道府県における対応状況について、調査をしているところです。朝鮮学校についての調査では、本通知において留意いただきたい点として、お願いしている補助金の広域性、補助金の効果等に関する検討状況、また、補助金の趣旨・目的に沿った適正かつ透明性のある執行の確保とその対応状況、補助金の趣旨・目的に関する住民への情報提供等の3点について確認を行っているところです。
記者)
 その狙いはどういうことでしょうか。
大臣)
 これは平成28年3月29日の通知に関して、その状況を各都道府県において確認をしているところです。
記者)
 そもそも、補助金を出す出さないは、自治体に権限があるものだと思うのですが、調査をして、集計して、どう活用していこうとしているのか、公表する予定があるのでしょうか。
大臣)
 御指摘のとおり、朝鮮学校補助金に関しては、それぞれの自治体の判断であります。一方で、毎年、外国人学校補助金の状況について調査を行っていますから、その状況に対して、調査の一環として文科省として進めているところです。文科省としてどういった考えでという質問がありましたが、繰り返しになりますけれども、補助金に関しては、地方公共団体の判断と責任において実施されるものです。今回の調査は、補助金の適正かつ透明性のある執行等を確認する趣旨でありまして、朝鮮学校への補助金を停止、減額を促すような意図を持つものではありません。
記者)
 結果は公表するということでしょうか。
大臣)
 調査結果の公表につきましては、検討中ですけれども、調査の状況を見て、適切に実施をしたいと考えています。
記者)
 停止を促すものではないというお話でしたが、所管する自治体は、3月、8月と再三通知がくると、補助金を出すなということではないかというメッセージと捉えているところもあるようなのですが、それについてはいかがでしょうか。
大臣)
 先ほど申し上げた通りの趣旨で文科省としては実施していますので、そういう懸念がもし地方にあるとすれば、文科省の趣旨を適切に伝えていきたいと考えております。

 「詭弁も大概にしろ」と思いますがさすがの安倍政権も公然と「通知の目的は朝鮮学校潰し、朝鮮学校への嫌がらせだ、補助金なんか出すなと言いたい」とは言えないわけです。違法行為の疑い濃厚ですからね。まあ誰が考えても本音は「嫌がらせ」以外にありえませんが。補助金適正化と抜かしても何をどうすれば適正になるのかまともに説明できないわけですから。


id:noharraこと八木孝三に突っ込む

野原燐 ‏@noharra
.@_Ninjya_ @takeonomado 黄色い日中韓を如何に抑え込むかは 500年も世界支配してきた欧米の最重要課題です。
>日本の嫌韓派、嫌中派の急速な勃興は、彼らの力添えがきっとあったはずと思っています

 完全な反米陰謀論です。まあ、
1)「TPP」「沖縄基地問題」などで米国のいいなりに動く安倍の存在は米国にとって都合がいい
2)その結果、米国は「安倍の問題点(たとえば中国や韓国に対する差別意識)」を大目に見る
3)結果、安倍のために日本における反中、嫌韓ムードが高まる
4)日本の反中、嫌韓ムードには米国にも一定の責任がある
とはいえるでしょう。
 ただそれは「米国支配層が考える米国の国益のために日本での反中、嫌韓ムードが米国によって黙認、放置されている」という話ではあっても「米国が故意にそうしたムードを煽ってる」つう話ではありません。
 もしそうなら、たとえば米国が安倍の靖国参拝に反対し続けてる理由は説明がつかないわけです。
 id:noharraの知性のなさには正直絶句します。

野原燐 ‏@noharra
・野嵜氏曰く 「カトリックの事は、プロテスタントと同樣、近代のヨーロッパ思想を理解する爲には、絶對に知らなければならないのだ」
・野嵜健秀「選擧に行け、行かない奴は非國民」みたいな事を言ふ人がゐるけれども、無責任に「行け」「行け」言つても仕方がないんですね、「選擧に行く」なら當然の事ながらヨーロッパ的な發想の民主主義に參加する事になるのであり、それには多くの事を知つてゐなければならないでせう。>これは分かる

 ちなみにこの野崎氏とはhttp://togetter.com/li/271279を見れば分かりますが南京事件否定論を放言するバカウヨです。三浦小太郎といい、この野崎といい何でid:noharraて「自称アンチネトウヨ」なのにこの種のバカウヨと交際できるんでしょうか?

【追記】

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20161006
id:noharra 2016/10/30 10:07
id:bogus-simotukare
デマは止めろ! 野崎氏とは、twitterで話してブロックされただけの関係であり、交際などしていない。

 
 そうですか、それは失敬。で「三浦小太郎と交際してること」「三浦がバカウヨであること」は否定されないわけですね(毒)。

野原燐 ‏@noharra
@suga94491396 朴裕河を支持する側の日本人を厳しく批判したいという点では、猫飛さんと(たぶん)同じなのだが。

 朴支持を公言する三浦小太郎と親密交際してる分際で良くこんなコトが言えたもんです。

野原燐がリツィート
松浦大悟 ‏@GOGOdai5
 モーリー・ロバートソン氏によると*31、2015年男女平等ランキング(対象145国)で日本のランキングが101位の理由は①日本の女子学生の13%が援助交際②日本では児童ポルノ漫画が溢れている③日本の慰安婦問題とイスラム過激派の蛮行は同様の行為、と海外で報道されているためだそうです。

 いや日本の順位が低い理由は「政財官界の指導者、管理者に女性が進出してないから」だと思うが(注:安倍の慰安婦問題での対応や、ポルノや援助交際がどうでもいいという話ではありません)。そもそも男女平等ランキングの評価基準に慰安婦、ポルノ、援助交際(まとめると性暴力か?)なんてもんはありません。
 つまりは「順位を上げたければ」政財官界への女性進出(特に企業重役や国会議員、霞が関キャリア官僚と言った「偉いサン」への進出)を増やす必要があると言う事です。それをしなければ順位は上がらない。
 欧米はその辺り「メルケル首相(ドイツ)」「メイ首相(英国)」「ヒラリー国務長官(米国)」など、かなり進んでるわけです。そして恥ずかしいことにアジアと比べても日本はその辺り遅れてるわけです。なにせ「アジアで女性の国家指導者が既に『インディラ・ガンジー首相(インド)』『ベナジル・ブット首相(パキスタン)』『コラソン・アキノ大統領(フィリピン)』『朴クネ*32大統領(韓国*33)』『蔡英文*34総統*35(台湾)』などと何人もいるのに日本じゃ未だ女性総理がいない」わけですから。
 確か日本はインド、パキスタン、フィリピン、韓国と比べても順位は下位です。
 だから「145カ国中101位」という「え、順位が3桁?。1桁とは思ってないけど、2桁じゃないの?」つう「目を疑う結果」が出現するわけです。まあ、「このランキングで『あのルワンダ虐殺で有名(?)な』ルワンダが『2015年データで6位』と上位*36だからと言って」男女平等に話を限っても『ルワンダ・ブラボー』とは恐らく言えない*37ように、ある程度割り引く必要があるとは思いますけど。
 ただし割り引いたところで日本の成績が欧米と比べて恥ずかしいことは否定できない事実でしょう。
 醜い言い訳して居直っても全然建設的じゃない。
 「慰安婦」云々、「ポルノ」云々って、これ、はっきり言ってモーリー某のガセネタ*38でしょう。とりあえずモーリーと八木と松浦某(元・民進党秋田県連代表、元参院議員)がバカないし「虚言癖」だという事は良くわかった。こういうバカ・松浦が落選し民進党秋田県連代表も辞めたことは大変よかったと言えるでしょう。こういうバカには2度と政界進出など考えないでいただきたいもんです。

参考
 以下の記事は「2015年ではなく」それ以前についての分析ですが、評価基準は「細部はともかく、大筋では」変わってないから「国会議員や企業経営者など政財官界の指導者、管理者に女性が少ないから順位が低い」つう指摘は2015年にも該当する話です。

http://www.huffingtonpost.jp/2014/10/27/the-global-gender-gap-report-2014-_n_6058530.html
 ダボス会議を主催するスイスの研究機関「世界経済フォーラム」(WEF)は10月28日、世界142カ国を対象に、男女平等の達成レベルを経済、教育、政治、健康の4分野から評価した「国際男女格差レポート2014」を発表した。日本は昨年から順位を1つ上げたものの、142カ国中104位と低水準で、主要7カ国中最下位だった。
 この男女間の不平等の格差レポートは、以下の4分野のデータを基に作成された。
・経済活動への参加と機会:給与、参加および指導的な地位
・教育:初等およびより高等な段階の教育を受けること
・政治権限:意思決定構造への参画
・健康および生存率:平均寿命および性比
 日本は、給与水準の(ボーガス注:男女の)格差はやや改善したが、「政治への参加」が129位、「職場への進出」が102位。管理職への登用などで(ボーガス注:男女の)格差が依然大きいことや、国会議員や企業経営者に女性の割合が低いことが104位の要因となった。

http://www.huffingtonpost.jp/2015/11/19/global-gender-equality-_n_8606846.html
 日本は、「健康度合い」や「教育」の分野では世界トップクラスだが、「政治への参加」が下位に留まっている。
 なお、アフリカで唯一上位10カ国、6位にランクインしたルワンダは、2003年に議席の3割以上を女性とするクオータ制を導入している。

http://www.gender.go.jp/whitepaper/h22/zentai/html/column/clm_01.html
 日本のGEMの順位が低いのは何が原因だろうか。GEMは,国会議員に占める女性の割合,管理職に占める女性の割合,専門・技術職に占める女性の割合,男女の所得推計値という四つの指標から計算されている。
(中略)
 これを見ると,日本は専門・技術職に占める女性の割合は46%と平均に近い水準にあるものの,国会議員に占める女性の割合や管理職に占める女性の割合は平均よりもかなり低い水準になっており,所得推計値の男女差も平均よりも大きくなっている。

【追記】

松浦大悟(ウィキペ参照)
 2013年11月11日、第46回衆議院議員総選挙民主党公認で秋田3区から立候補した三井マリ子*39から、選挙落選後、民主党での政治活動を断念するよう松浦(当時、民主党秋田県連代表)が三井に強要し、三井に対する供託金の分配も行われなかったとして、慰謝料など計約2760万円を求める訴訟を秋田地裁横手支部に起こされた。これを受けて民主党秋田県連は2013年11月22日に反論の記者会見を行い、今回の衆院選では三井個人の資金は一銭も使われておらず、党の金を原資とした供託金は公金なのだから秋田3区総支部に戻すべきと主張。また、「三井氏の言動があまりにも酷く、これ以上応援できないとする支援者たちが続出していた」という主張を行った。しかし、2014年5月10日、一転して三井の訴えを認め、供託金300万円を返金したことを明らかにした。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151105_43044.html
河北新報『<衆院選民主秋田訴訟>県連側と三井氏側和解』
 2012年12月の衆院選秋田3区に民主党公認で立候補し落選した三井マリ子氏(67)が、同党秋田県連代表の松浦大悟参院議員(46)らの言動で精神的苦痛を受けたとして、松浦氏らを相手に慰謝料など約2400万円を求めた訴訟は4日、秋田地裁で、三井氏側が「一部主張が認められた」として慰謝料請求を放棄し、和解した。
 三井氏は、松浦氏側から政党交付金は選挙に使えないと言われたのは、松浦氏が政党交付金を自らの選挙資金にするためだなどと主張。地裁は裏付ける証拠がないとした。一方で地裁は、松浦氏が選挙後、選挙運動収支報告書を三井氏に開示しないなど対応が不適切だったと指摘し、松浦氏がこれを認めた。

 松浦某の人間性の酷さを伺わせるエピソードではあります。
 

■目を覚ませ 在日韓国人たち(1) 朝総連と戦おうとしない民団(統一日報) 出るべくして出た民団批判 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01195
 小生の理解では「今の民団執行部」は「いわゆる民団・総連和解をぽしゃらせた連中」であり、相当にアンチ朝鮮総連で「朝鮮学校無償化除外」も支持表明するほどですが、「今のレベル」では我慢がならないのが三浦一味と統一日報一味のようです。
 つうか「腐れウヨ」とはいえ在日の統一日報はともかく、日本人で部外者の三浦なんて「民団はこうあるべきだ」なんて言う資格はどこにもないでしょうよ。しかも「こうあるべきだ」が「独裁的だから民主的であるべきだ」「金銭疑惑が発覚したからクリーンであるべき」ならまだしも「俺達ウヨと一緒にもっと朝鮮総連を叩け。ヘイトスピーチ規制法とか地方参政権要求とか俺達ウヨの気に入らない余計な運動をするな」ですよ。
 何様のつもりなのか。


■アジア自由民主連帯協議会『第6回「アジアの民主化を促進する東京集会」のお知らせ』
http://freeasia2011.org/japan/archives/4845

 現在アジアは、中国の独裁体制による各民族への弾圧が現在も続いています。

 結局ただの反中国ウヨ集会でしかないわけです。もちろん「民主化の観点で問題を抱えてるアジアの国」は中国以外にもあるわけですが。

 アラブの春による民主化が、内戦、さらには大量の難民流出をもたらしてしまった現状は、各地域、各民族の価値観を尊重した、地域に平和と安定をもたらすような民主主義のあり方が求められていることを明らかにしました。

 アラブの春をこのように評価することには「内戦ってシリアのことだろうがアレはアラブの春か?」「エジプトやリビアチュニジアって内戦だったっけ?。えーとリビアは内戦だったかもしれんがチュニジアとエジプトは違うのでは?。つうかエジプトはむしろ軍事独裁だよね?(まあこれらの国はアジアではなくアフリカですが)」つう意味で疑問がありますが、それはともかく。
 「民主化しても内戦を起こしたり難民を発生させたりしたら意味がないんだ、そんなんだったら漸進的民主化を目指せ」つう連中が一方では「民主化のために北朝鮮政権を転覆しよう」と放言してるのは何の冗談なんでしょうか。
 まあたぶん「共産党一党支配ベトナム」「未だ軍の力が強いミャンマー(ただしスーチーが外相兼国家顧問に就任)」「未だに保守派の力が強いイラン(ただし穏健派も一定の政治力がある)」などについて「急激に民主化を進めるのは好ましくない」とか言いたいんでしょうね。中国や北朝鮮に対する物言いとの違いには心底呆れます。

衆議院議員杉田水脈先生

なんか出席者に呼ぶんだから呆れます。協力団体がウヨ団体「頑張れ日本!全国行動委員会」「呉竹会」「日本会議」「日本青年協議会*40だし、「前から分かってることですが」ただのウヨ集会ヤン。


■ハイネとナポレオン(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=3909

この文章は、映画「桜花 特攻を命じた兵士の遺言」のパンフレットに寄稿したものを、雑誌月刊日本連載として加筆修正したもの

 特攻からなんでハイネだのナポレオン(ナポレオン一世*41ナポレオン三世)だの連想するのか意味不明ですよね。普通そう言う連想はしない。
 こんな意味不明な文章を「映画宣伝パンフに寄稿すること」を映画関係者が認めてる時点でこの映画についてみる気がなくなりますね。まあ小生は基本「暗いことが嫌いな性格(まあ暗いことが好きな人もあまりいないでしょうが))」なので特攻映画なんて「悲惨な話」は最初から見たくなく「コメディー映画」でも見て無邪気に楽しみたいですが「三浦のこんな駄文を掲載するんじゃ駄映画だろう」つう事でもっと見たくなくなる。
 特攻について我々が最も指摘すべき事、それは「当たり前過ぎて言うのもバカバカしい」ですが「特攻など、死亡が義務づけられている自殺攻撃で人命を軽視している非人道的行為という意味でも、戦況を挽回することなどそんな事では不可能だという意味でも」、馬鹿げていて愚劣で恥ずべきことだ、そんなことを実行した当時の戦争指導者(昭和天皇以下、政府や軍の高官)は愚か者だということです。
 正直そんな当たり前のことを言うのは「バカバカしい」のですが、「特攻隊員の国や家族を思う純真な気持ち」など持ち出して「特攻を美化する愚か者が存在する以上」そう言うツッコミを我々は「遠い将来はともかく当面の間は」して行かざるを得ない。無論三浦が「特攻を美化する馬鹿者、腐れ右翼」であることは言うまでもありません。
 さて三浦が何で「特攻からハイネだのナポレオン(ナポレオン一世やナポレオン三世)だのを連想したのか」、三浦の駄文を読みながら足りない小生の頭で考えて見ましたが、これはまず第一に「特攻」ではなく「大東亜戦争からナポレオン1世のヨーロッパ侵略(ここで三浦が主としてネタにしているのはハイネの母国ドイツに対する侵略ですが)」を連想したと見るべきなのでしょう。
1)「ナポレオン1世のドイツ侵略」により「フランス啓蒙思想(ルソーなど)がドイツに伝わり啓蒙詩人ハイネを産んだ」からナポレオンのドイツ侵略には「罪だけでなく」功もあったのではないか
2)日本の東南アジア侵略も同様の功があったのではないか(おそらく三浦が言いたいのは東南アジア独立でしょうが)
つうことでしょう。つまり三浦は特攻について語りたいわけでは全くなく、「特攻と関係ない話」で日本の侵略を正当化したいわけです(三浦は持って回った言い方でその辺りごまかしてますが)。
 特攻映画のパンフでこんな文を書く三浦もアホなら、掲載を認める方もアホです。
 三浦が大東亜戦争からナポレオンを想像したと書く第二の理由は

普仏戦争は、ナポレオン三世が望んだ戦争ではなく、ビスマルクの狡猾な挑発と、それに乗せられて開戦を求めるフランス国民の熱狂がもたらしたものだった。

とか

 配下の将軍が、最後の全面突撃の命令を求めた。突撃すれば全滅し、皇帝も戦死するかもしれないが、少なくとも名誉は残り、むしろ国民は奮い立つかもしれない。少なくとも帝政は維持できる。だが、このときナポレオン三世は降伏を選んだ。「突撃すれば、さらに1万、2万の兵士が斃れるだろう。突撃は無駄だ。私には兵士を殺す権利はない。」

とかいう三浦の記述から想像がつきます。「ナポレオン三世普仏戦争から戦前日本を連想する」と書く三浦は「大東亜戦争普仏戦争同様に日本が望んだ戦争ではなく米国の狡猾な挑発(ハルノートなど)で起こった物」「ナポレオン三世の降伏から昭和天皇終戦の聖断を連想した。我々は昭和天皇の聖断に感謝しよう(ナポレオン三世はともかく、昭和天皇の降伏は率直に言って昭和天皇のただの保身に過ぎませんが。あの時点で降伏しなかったらかえって皇室が危なくなっていたでしょう)」とでも言いたいのでしょう。
 まあ、その辺り三浦は姑息なので、明確な表現では書いていませんので「こちらが想像せざるを得ない」わけですが。
 いつもながら全く三浦もくだらない人間です。
 なお、ハルノートが挑発と言い難いのは勿論、ウィキペ「エムス電報事件」によればビスマルクの「電報の改ざん行為が問題だと認めた上での話」ですが「では、電報改ざんがなければ戦争はなかったのか」「そもそも電報には何一つ問題はなかったのか(改ざんにより悪意、敵意が必要以上に強調されたがフランス側に悪意、敵意がなかったとは言いがたい)」「ナポレオン三世に開戦意思は全くなかったのか」といえばそれはどうも怪しいようです。
 そもそも「フランスがスペイン王家の王位継承に介入すること」自体、帝国主義時代の当時ですら正当な行為と言えるかは甚だ疑問なようです。「エムス事件のような事態は想定してない」にせよ、「ナポレオン三世は全く戦争を想定しておらず、全てビスマルクが悪い」とは言えそうにありません。仮に戦争を想定してないとしたら「戦争が起こってもおかしくないような挑発的行為」をしたあげく「それでもプロイセンは戦争を起こせない」とフランスの軍事力を過信していただけではないのか。
 確かにそう言う意味では「仏印進駐しても日米関係に問題ない」という間違った認識で「日米関係」を悪化させた戦前日本に「ナポレオン三世は似ている」のかもしれません(三浦の言う「似ている」というのは勿論そう言う意味ではありませんが)。
 さてハイネですがウィキペ「ハイネ」によると

 1843年、パリで25歳のカール・マルクスと親交を結び、1845年のマルクスの出国まで頻繁に会う。マルクスはハイネの『ドイツ冬物語』(13年ぶりのドイツ旅行を題材にしたもの)の出版の手助けをするなど援助に努め、ハイネもマルクスに多くの詩を読み聞かせて意見を求めた。1844年、シレジアの窮乏した織物工が起こした蜂起を題材にした時事詩「貧しき職工たち」(のち「シレジアの職工」と改題)を『フォーアベルツ』誌に発表、社会主義者の機関紙でフリードリヒ・エンゲルスの激賞を受ける。

だそうです。もちろんだからといって小生は「ハイネはマルクスエンゲルスの同志だ」とまでは言いません。多分そこまでは言えないでしょう。ただマルクスエンゲルスとハイネの間に「ある種の共感や共通の問題意識」があったことは確かでしょう。ウィキペディアに寄れば、マルクスエンゲルスにはドイツ哲学を論じた著作『ヘーゲル法哲学批判序説』『ドイツイデオロギー』があり、一方ハイネにも『ドイツ古典哲学の本質』という著作があります。
 その辺りハイネを褒める「反共右翼」の三浦がどう理解しているのか気になるところです。

【追記】
 映画「桜花 特攻を命じた兵士の遺言」の公式サイト(https://kamikazeouka.wordpress.com/)のレビューやこの映画についての新聞記事をいくつか紹介してみましょう。
 三浦の駄文とはまるで違うので映画をどう理解していいのか評価に困りますが。

https://kamikazeouka.wordpress.com/
ル・モンド
 自らが訓練、指揮した桜花隊の一員として出撃するチャンスがなかったと、カメラの前で後悔するさまはあまりに生々しい。出撃せずに生き残ってしまったこの老人はその日以来、喪に服していており、死んでいった兵士達の亡霊とともにのみ生き延びている。そこには特攻そのものに対する不条理と天皇の(ボーガス注:特攻兵の死についての)無関心に対する怒りがある。
リベラシオン
 かつて犠牲を払って出撃していった若者たちの歴史を忘却に葬るために、手段を選ばない安倍総理大臣の勢いによって再び台頭し始めた戦闘的なアイデンティティーが、浮かび上がった現代日本の新たなる現象を想起せざるを得ない。
足立正生*42(映画監督)
 神風特攻隊は、武士道精神の核を成す“散華の思想”を体現したロマンとして語られて来た。しかし、その実は、どうか。自爆攻撃の“棺桶爆弾”に登場する若者たちは自分を“軍神”と思っていたのだろうか。霞ケ浦航空基地から木更津へ芸者を買いに行った彼らは、射精する時も「天皇陛下万歳!」と叫んだのだろうか。そんな人間兵器を操った司令官は、昭和天皇が「済まない」の一言も残さずに死んだことを、「しらばっくれ通した」と非難する。怨嗟渦巻く悲劇も、後から見ればかくも喜劇化した愚行でしかないと語った希有の記録映画だ。
鈴木邦男*43(評論家)
 貴重な歴史の証言である。現代において、みんな戦争は悲惨だからTVや映画では「愛」や「勇気」があったとまとめて伝えようとしている。それで許されるのだろうか。実際戦争なんて愛も勇気もないのだ。そうゆうものをきちんと伝える、言える人が減っているのは本当に残念だ。当事者はなかなか言いたがらない、話すことは勇気がいるからである。監督が勇気をもってこの作品を作ってくれたことは大変ありがたいことである。戦争はロマンや憧れじゃ成り立たない。日々「起きるのがつらい」「疲れた」「やる気がおきない」などとくだらないことで泣き言が言える現代になってしまった。戦争はロマンや憧れじゃ解決されない。

http://mainichi.jp/articles/20160813/ddl/k08/040/044000c
毎日新聞『特攻を命じた兵士の遺言、27日東京で 戦後71年経て苦悶の肉声』
 「特攻に散った若者たちへ一言でも謝罪、感謝の発言がなかったことは非常に残念だと思った。その一言くらい言われるのが、人間天皇ということではないか」。
 映画の中で、林さんは昭和天皇への無念も吐露している。

*1:1989年6月4日に発生した天安門事件のこと

*2:核実験のこと

*3:冷戦が終了したのに西側もないでしょう。まあ、日本を含むG7諸国(米国、カナダ、日本、英国、フランス、ドイツ、イタリア)とでも理解すればいいのでしょうが。

*4:2011年に脳腫瘍で病死。享年65歳(ウィキペ「永田洋子」参照)

*5:こういう時に死刑囚の例として、「西口彰でも小原保でも大久保清でも勝田清孝でも宮崎勤でも宅間守でも」なく、永田洋子を出す辺りさすがアンチ左派、極右の三浦です。

*6:あの発言に対し、こう言う返しをするのはレベルの低い揚げ足取りです。まあ、三浦以外でも、そう言う奴は多いのでしょうが。

*7:映画『復讐するは我にあり』のモデル、連続強盗殺人、計5人を殺害

*8:連続強姦殺人、計8人を殺害

*9:連続強盗殺人、勝田は22人を殺害したと自供したものの、14件は確証がなかったため立件されず、8件のみ立件

*10:幼女連続誘拐殺人、計4人を殺害

*11:大阪教育大附属池田小学校襲撃事件、計8人を殺害

*12:つうとロス疑惑みたいですが。

*13:とはいえ「不正の決定的な証拠があるのかないのか」など、きちんと説明しない連盟もいかがな物かとは思います(なお竜王戦についていえばスポンサーとしての読売にも「何故三浦氏欠場を受け入れたのか」という説明責任は生じるでしょう)。ただ疑惑がある以上「竜王戦欠場」はやむを得ないでしょう。問題はそれ以上の処分(公式戦欠場処分)まで正当化出来るかどうかでしょう。

*14:小説を書いて受賞した、作詞家なかにし礼阿久悠の「直木賞受賞」と違い、作詩そのものでの受賞のようです。

*15:一般には映画化された『魔界転生』(講談社文庫、角川文庫に収録)や忍法帖ブームを生んだと言われる『甲賀忍法帖』(講談社文庫、角川文庫に収録)で有名。

*16:角川文庫、廣済堂文庫、ちくま文庫、文春文庫に収録

*17:廣済堂文庫、講談社文庫、ちくま文庫に収録

*18:著書『長英逃亡(上)(下)』(1989年、新潮文庫)、『ふぉん・しいほるとの娘(上)(下)』(1993年、新潮文庫)、『幕府軍艦「回天」始末』(1993年、文春文庫)、『桜田門外ノ変(上)(下)』(1995年、新潮文庫)、『ニコライ遭難』(1996年、新潮文庫)、『彦九郎山河』(1998年、文春文庫)、『アメリカ彦蔵』(2001年、新潮文庫)、『生麦事件(上)(下)』(2002年、新潮文庫)、『関東大震災』(2004年、文春文庫)、 『三陸海岸津波』(2004年、文春文庫)、『大黒屋光太夫 (上)(下)』(2005年、新潮文庫)、『海軍乙事件』(2007年、文春文庫)、『彰義隊』(2008年、新潮文庫)、『戦艦武蔵ノート』(2010年、岩波現代文庫)、 『新装版・間宮林蔵』(2011年、講談社文庫)、『新装版・落日の宴:勘定奉行川路聖謨(上)(下)』(2014年、講談社文庫)など

*19:明治新政府において参議、陸軍大将、近衛都督

*20:歌舞伎「伽羅先代萩」において「仙台藩乗っ取り」を企む一関藩主・伊達兵部の側近として描かれた原田甲斐を「兵部の陰謀から仙台藩を救うため」敢えて逆臣の汚名をきた忠臣と180度異なる描き方をした山本周五郎の代表作。1970年にNHK大河ドラマ化(主演・平幹二朗)されるなど何度か映像化されている。

*21:ツイッターのプロフィールに『英国のシティズンシップ教育』と言う著書があると書いてあるのでこの著書の著者「北山夕華氏」がこのツイート主でしょう。

*22:ノルウェーの首都

*23:金正日氏の事か?

*24:体制批判映画でないのは当然として普通の娯楽映画っぽい気がしますが。少なくともこのツィートを見る限り「あふれるばかりの政治性」は感じません。「将軍様の写真」云々は「出世してないこと」の指摘に過ぎません。「科学者って言うけどお父さんは大隅栄誉教授のノーベル賞みたいなすごい賞を何もとってないジャン」つうのと大して変わりません。

*25:著書『黒澤明の十字架:戦争と円谷特撮と徴兵忌避』(2013年、現代企画室)、『小津安二郎の悔恨:帝都のモダニズムと戦争の傷跡』(2015年、えにし書房)

*26:TBS系列の子ども向けドラマ『ケンちゃんシリーズ』で『ジャンケンケンちゃん』(1969年4月3日〜1970年2月26日放送)からお母さん役で登場。いったん降板するも『ケーキ屋ケンちゃん』(1972年3月9日〜1973年3月1日放送)で再登場、以降最終作『チャコとケンちゃん』(1982年3月4日〜 9月30日放送まで出演した。当時としても23歳(1969年時点)でホームドラマの母親役レギュラーというのは異例だったが、かといって老け顔ではなく、並行して『木枯らし紋次郎』『怪奇十三夜』では可憐な娘役を演じている。若くて美貌のお母さんとして当時も今も人気が高い。ケンちゃん役の宮脇康之は後年、著書『名子役の虚構・ケンちゃんの真実』(1997年)で、岸を「久美子」と呼び捨てにした助監督に怒って外させたエピソードを記している。子役スターとして増長していた自らを反省する文脈だが、母親役ながら若手女優であった岸の立場や、岸を慕っていた宮脇の気持ちをうかがわせるものとなっている(ウィキペ「岸久美子」参照)。

*27:映画のあらすじはウィキペディアによると以下の通り。『ある日、子どもたちみんなで「うちの父ちゃんが一番えらい」と自慢する話が出る。良一、啓二兄弟も自分の父親が一番えらいと信じて疑わなかったが、ある日、友人・岩崎の家へ行って見せてもらった16ミリ映画の中で、父は上司である岩崎の前でお世辞を言い、岩崎の命令で動物のまねまでしてご機嫌伺いをしていた。父の姿に怒った二人は食事も取らず、学校をサボって抗議する。しかし、その抗議も長続きせず母のとりなしで兄弟は夕食を食べて寝る。父も子の寝顔を見ながら、家族のためとは言いながら子を絶望させたことを後悔する。翌朝、いつものように父と兄弟は一緒に家を出る。』

*28:1924年松竹蒲田撮影所長に就任。それまでのスター中心の映画作りから監督第一主義を掲げ、小津安二郎山田洋次などが市井の庶民生活を明朗快活に描いた「蒲田調」「大船調」と呼ばれる松竹映画の黄金時代を築き上げた。1946年に副社長、1954年に社長、1971年から会長。1977年、82歳没。1974年に新人脚本家発掘の為の賞として日本映画製作者連盟によって城戸賞が制定された。

*29:小泉訪朝から14年が経ちついに読売の記者が「無力感が漂っている」とまで言うようになりました。

*30:鳩山内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相を歴任

*31:日本外務省とか、フェミニズム活動家・研究者(例:上野千鶴子氏、福島瑞穂氏など)とかこの問題の専門家でなく素人のモーリーなんか持ち出してる時点で松浦や八木には呆れますが。

*32:俺個人は「反北朝鮮バカ」朴クネなんかかけらも評価していませんが。

*33:ちなみに韓国の最大野党党首は今女性です。

*34:俺個人は「反中国バカ」蔡英文なんかかけらも評価していませんが。

*35:ちなみに最大野党国民党の党首は今女性です。

*36:国会にクオータ制導入したことが大きいようです

*37:クオータ制導入それ自体はいいコトでしょうが。

*38:モーリーは安倍信者のウスラバカ右翼(たとえばhttp://lite-ra.com/2016/03/post-2083.html参照)なのでどう言う考えでこういうデマ飛ばすのかは予想がつきます。「慰安婦、ポルノ、援助交際という問題を解決しよう(これなら『モーリーのデマ流布を非難した上での話ですが』言ってること自体は間違いではありません)」ではなく「海外が日本に因縁つけてる」という居直りでしょう。「フィフィ」「石平」「黄文雄」「李登輝」「楊海英」「ペマ・ギャルポ」「ケント・ギルバート」などとともに「日本ウヨに媚びる外タレ枠(日本でしか通用しないガラパゴス芸人枠)」にいるのがモーリーです。

*39:秋田県出身。元都議。著書『男を消せ!:ノルウェーを変えた女のクーデター』(1999年、毎日新聞社)、『ノルウェーを変えた髭のノラ:男女平等社会はこうしてできた』(2010年、明石書店)など

*40:まあアジア自由民主連帯協議会自体がただのウヨ団体ですが

*41:一般にナポレオンと言えばもちろんこちらを指します。

*42:著書『映画/革命』(2003年、河出書房新社)、『塀の中千夜一夜:アラブ獄中記』(2005年、愛育社)など

*43:右翼結社「一水会」初代会長。著書『言論の不自由?!』(2000年、ちくま文庫)、『愛国と米国』(2009年、平凡社新書)、『右翼は言論の敵か』(2009年、ちくま新書)、『愛国と憂国売国』(2011年、集英社新書)、『竹中労』(2011年、河出ブックス)、『愛国者は信用できるか』(2013年、講談社現代新書)、『公安警察の手口』(2014年、ちくま新書)、『〈愛国心〉に気をつけろ!』(2016年、岩波ブックレット)など