「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート99(追記・訂正あり)

萩原遼責任編集「拉致と真実」第2号が発行されました
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01105
 俺個人は萩原の本なんぞ買う気はないのでどうでもいいのですが「目次だけ掲載しても」購買意欲を普通の人間はそそられません。「詳しい内容を知りたければ三浦までご連絡を」というのも無茶な話で、「わざわざご連絡して内容を説明させたあげく『やっぱ買いません』とは普通の人間はいいづらい」ので、そうなると連絡する人はまずいないでしょう。
 「内容の簡単な説明もないなんて三浦には売る気が、宣伝する気がないのか」と思いますがたぶんないんでしょう。宣伝しなくてもお仲間ウヨが組織購入でもしてくれるんでしょう。


■小川晴久「北朝鮮の人権問題とどう向き合うか」(大月書店)発行記念講演会報告(9月6日) 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01104
 前から何度も書いてますが大月もこんなバカ右翼の本を出すなんて本当に呆れます。
 共産党員であった創業者(初代社長)に恥ずかしくないのかと問い詰めたい。

大月書店という、かってはマルクスレーニンの全集を出版していた出版社の若い編集者から、ぜひ今度は、北朝鮮の人権問題を、左派、人権派、特に憲法9条擁護派の方々に正面から語りかける本を作ってみたい*1という申し出を受け

 「かつては」て、「今は全集は出してないかも知れませんが」、今も大月はそういうマルクスエンゲルスレーニン系統の本も出してる「はず」ですけどね。そういう過去及び現在の歴史を知らない、あるいはそういう過去及び現在の歴史を誇りだと思ってない、そして「北朝鮮叩きならウヨでもOK」「いや、今ウヨとサヨとか流行ってないでしょ」とでも思ってるアホの若手編集がこういう愚行をやったのか。
 そういう馬鹿を何で社員に採用するのか。そしてそういう馬鹿は何で大月に来るのか。左翼的精神、人権意識がないなら大月に来なくていい。出版社は日本にいくらでもあるんですから。文春とか新潮とか、そういう大手には無能で行けない、大月ですら入社が大変というならどこでもいいからウヨ出版社にでもいけばいい。
 大月の歴史をバカにするな、汚すなと言いたい。
 そして何でそういうバカのアホ企画を上層部が通すのか。潰せばいい。うちは「朝鮮学校無償化除外だの北朝鮮軍事転覆だの、太陽政策への誹謗中傷だのほざく」こんな小川とか言うバカウヨの本を出す気はない、どうしても出したければ君が大月をやめて他の会社行ってやりなさい、文春や扶桑社なら出してくれるだろ、むしろ僕らは「朝鮮学校無償化運動や太陽政策を応援する本でも大月から出したい、それが創業者の思いを引き継ぐと言う事だ」とでもいえばいい。もはや大月にはバカウヨをバカウヨと認識する知的能力もないのか。上層部もバカしかいないのか、そこまで落ちぶれたゴミ出版社なのか。
 それとも金にさえなれば何でもやるのか。いずれは可能ならアイドル写真集でもホメオパシー本でも「幸福の科学のアニメ映画解説ブック」でも「大月の存在意義と関係なかったりそれどころか反したりするような本」でも儲かりさえすれば手を出すのか。ふざけんなて話です。

北朝鮮の人権問題について先頭に立ってその改善や収容所の廃止を、例えばかってアメリカでキング牧師が行ったように、非暴力の精神で強く訴えなければならないと述べて講演を終えました

 北朝鮮の軍事的転覆すらオプションにいれてる救う会連中とつるんでる癖に小川の何が非暴力なのか。
 朝鮮学校無償化除外なんて暴力的差別で朝鮮学校生を苦しめてる癖に小川の何が非暴力なのか。
 心にもないことを言ったあげくキング牧師の名前を出すとはキング牧師をどれほど貶めれば気が済むのか。ふざけんなって話です。前もかきましたけど俺は今後「基本的に大月の本は買いません」ね。まあ以前からあまり買ってはいませんけど。


【追記】
つうかウィキペ「大月書店」を信じるならば、どうも大月は共産党とかそういうレベルではなくもはや左翼扱いできない「悪い意味で普通の出版社」になりはてたようです。しかしそれにしたって「北朝鮮を敵視する極右レイシスト小川の本」を出すまでに落ちぶれるとは言葉もありません。

 (注:創業者は共産党員であったが)近年では共産党の影響力は衰退し、『ポスト戦後政治の政治経済学』(大西広*2碓井敏正*3ら著)をはじめ、新自由主義を礼賛するなど同党の政治姿勢と対立する書籍も刊行されている。碓井に至っては、ミルトン・フリードマンを「崇拝」し、激増する派遣労働者や非正規雇用者を「自由な生き方をしている」として全面的に肯定しており、日本共産党とは無縁と言って良い。同書では、中西新太郎*4渡辺治*5をはじめ、大月書店からも著書を発表している(注:左派であったり共産党員であったりする)学者を罵倒している。


ウイグル「12ムカーム」本邦初訳10月25日発行予定 11月27日に翻訳者による記念講演会(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2705
 「翻訳者の方」はともかく「反中国極右の三浦」は「12ムカーム」とやらを中国叩きにしか使わないんだろうと思うとうんざりします。
 なお、この「12ムカーム」、某サイト(http://12muqam.web.fc2.com/)やウィキペディア無形文化遺産」によれば中国の申請で「2005年にユネスコ無形文化遺産に登録された」そうです。三浦は「中国の申請」という辺りが気にくわないのか、「無形文化遺産登録」について全く触れていませんが。

興味のある方は是非購入いただければと思います

 「ウイグル」「民族音楽」に関係なく「音楽に興味のない男」なので悪いけどたぶん買いません。「音楽以外のネタ(音楽の背景事情としての歴史講釈とか)が結構あって、リーズナブルな価格」で「気が向いたら」買うかも知れませんけど。


■日朝協議は日本人妻救出*6の最後のチャンス
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01103
 三浦みたいな恥さらしとそんな男を役員にする守る会の恥さらしバカ会員共(例:id:noharra)には心底呆れます。何が「日朝協議は日本人妻救出の最後のチャンス*7」なのか?。だったら何故小泉訪朝後、日朝交渉を推進するのではなく因縁つけて日朝交渉潰しに狂奔したのか。「ふざけんな、手前」と思いますね。単に三浦らウヨが支持する極右の安倍が「日朝交渉を今は推進してる」から恥知らずにも変節しただけじゃないですか。
 なお、三浦曰くこの文章は

ある保守系ミニコミ(呉竹会「青年運動」)に書かせていただいた文章

だそうです。かっこつけたところで「週金や岩波など左派、穏健保守メディアにも書くことがある佐藤優*8」などと違い「能力の無さ」からこの種のウヨしか相手してくれないのが三浦のお粗末で哀れなところです。

この人たちを「自由意思で結婚し、朝鮮人の夫について(注:北朝鮮に)行った以上(注:日本に帰国したくても政治的事情で帰国できないのは)自己責任だ」と言い切る言説に対して、私は論理以前に余りに冷酷なものを感じる。

 日本人妻に対してそんな事言ってる人が一体どこにいるんでしょうか?。「日本人妻問題など日朝間の諸問題」についての日朝交渉を否定し続けてきた三浦のウヨ仲間ですか?


■9月1日発売の正論10月号に寄稿しました。書評も載っていますのでよろしければぜひ(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2694

9月1日発売の正論10月号に、「朝日報道 妄導と扇動の戦後史」という原稿を掲載させていただきました。

 三浦がどんなに「右も左もない、僕は人権派」と強弁したところで朝日を異常に敵視し、一方産経を高く評価する低能バカウヨだと言う事がよく分かるブログエントリです。「産経系列の月刊正論」で「朝日の悪口」なんてウヨしかそんな事はやらない。
 こんな三浦を「代表だの副代表だの事務局長だの」につけて恥じない極右レイシスト団体「守る会」の面子も勿論三浦と同レベルの産経愛好家の極右なのでしょう。ねえ、守る会会員のid:noharraさん。
 id:noharraさんは必死に自ブログや自ツイッターで「河野談話否定は間違いだ」などと反極右ぶってらっしゃいますが、「河野談話否定を公言する極右・三浦」が「代表だの副代表だの事務局長だの」を務める極右レイシスト団体「守る会」の会員だと公言して恥じないのだから三浦と同レベルの極右であることは見え透いてます。ここまで俺に罵倒されても「まともに反論出来ない」のがid:noharraさんです。
 ちなみに「ダライラマオウム真理教念仏宗無量寿寺というカルトから平然と現金受領し、カルト被害者に謝罪もしないことをどう思う?。人としてダライはクズだとは思わないか?」「ダライがエセ科学者・村上和雄と平然と対談したことをどう思う?」「ダライの子分・ペマが河野談話否定論に荷担し、それをダライ一味も黙認してることをどう思う?」と俺に聞かれてもまともに反論出来ない「id:noharra並みのバカ」がid:Mukkeというチベットキチガイです。そんなにダライが好きならダラムサラに移住して二度と日本に帰ってこなけりゃいい。

私は例えば大東亜戦争中の朝日報道*9が、今の時点から見て、戦争を扇動していたことに対して、もちろんいろいろ考えるべきこと、反省すべきことはあると思いますが、平和な時代に住んできた私たちが軽々しく批判できるものではないと思っています。

 言ってる事がよく分かりません。三浦らウヨにとって「大東亜戦争*10」は「正義の戦争」ではなかったのか。正義の戦争ならば「戦争扇動」に何の問題もないでしょうし「戦争扇動」と非難するなら何故三浦らウヨが「大東亜戦争は正義の戦争」というのかわけがわかりません。
 なお、当時戦争を扇動していたメディアは勿論朝日だけではなく「今の読売、毎日、日経、産経の前身」も扇動していたので彼らも批判しないと筋が通りません。
 しかし三浦がやりたいことは「反日認定している朝日への悪口雑言」でしかないので「読売、毎日、日経、産経」、特にお仲間である産経の「大東亜戦争中の振る舞い」について批判なんかしません。

 戦後、ソ連、中国を「平和勢力」とみなしたこと*11は誤りだった。当時は情報が少なく、社会主義への幻想があったというのはわかります。私だって、仮に1950年代、60年代に20代だったら社会主義に共感していたかもしれない。

 ウヨの分際でよく口から出任せがほざけるもんです。河野洋平*12のような穏健保守ならともかく「産経シンパの反共極右」三浦のどこが「社会主義に共感していたかもしれない」なのか。

ただ、朝日新聞の報道で問題なのは、すでにソ連や中国の抑圧体制が明確になってからも、民衆ではなくスターリン主義権力の側に立ったこと。

 小生が知る限りそんな事実は朝日にはありません。「打倒ソ連、中国と言わないのはスターリン体制擁護だ」レベルの三浦の言いがかりかと思います*13が、それはさておき。
 少なくとも「金大中事件」のような問題行為が明るみに出ても、「朴チョンヒ軍事独裁政権」を支持、容認し続けた三浦にそんな事を言う資格はないでしょう。
 「ソ連東欧、中国」など「左の独裁」には異常なまでに厳しい癖に「チリのピノチェト」「韓国の朴チョンヒ」など「右の独裁」には異常なまでに甘いのが三浦です。
 「ピノチェトや朴は経済成長を遂げた」などと言って擁護するのなら「経済的に停滞していたソ連東欧」はともかく、少なくとも「経済大国になったトウ小平*14の改革開放中国」は三浦には非難出来ないはずです。
 しかし三浦は「トウ小平の改革開放中国」を人権問題で非難するのだから三浦の主張が「単に右に甘く左に辛いご都合主義なだけ」なのは明白です。
 このようなゲス右翼・三浦が人権団体の幹部にふさわしくないのは言うまでもないでしょう。そんな男、三浦を「代表だの副代表だの事務局長だの」に平然としてきたのだから守る会はまさに「エセ人権団体」といっても言い過ぎではないでしょう。ねえ、守る会会員のid:noharraさん。人間として自分の生き様が恥ずかしくないですか?


■韓国料理の意外な話 石焼ビビンバは日本産?佐野良一氏インタビュー(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2683
 佐野氏は言ってることについて「××という本にそう書いてある」とか根拠を全く示さないので「石焼きビビンバは日本発祥」など、歴史的経緯の指摘については「ふーん」としか言いようがないですね。疑う根拠もないが信じる理由もない。まあ、「大久保の韓国料理は味が今ひとつの店が多い」ってのは個人的感想ですからそんなものには根拠は求めませんけど。
 一点だけ疑問を感じたところがあって

赤い色というのは神様や霊魂が一番嫌う色なんですよ。ですから神の前で赤い色の食べ物を使うなんてとんでもない。

てのには「え、赤飯があるジャン?」と思ったんですが違うのか。韓国では日本のように赤飯とか食べないのか。
 しかし三浦のようなウヨとウヨ団体「守る会」機関誌で誌上対談なんて俺だったらノーサンキューですがそれをためらわずにやる佐野氏はかなりの極右なんでしょう。まあ、「ネタが慰安婦問題とかじゃなくて韓国食文化」だから「佐野氏が極右だから信憑性がない」ってこともないでしょうが、この種の極右は俺は大嫌いだとは言っておきます。同席とか絶対にしたくない。


■酒井信彦『「女性国際戦犯法廷」、今から14年前を顧(かえり)みる』
http://sakainobuhiko.com/2014/09/post-250.html#extended
 内容全体が「河野談話否定論」でばかばかしいのは言うまでもありません。今回は俺にとって特にばかばかしい所だけ突っ込んでみます。

山田恵久
 慰安婦は奴隷だったというのなら、いくらでも逃げ出せることができたのに、誰も脱走していない。

言ってる事が意味不明です。「奴隷だったから逃げ出せない」んじゃないですか。

酒井信彦
 なぜ、(注:女性国際戦犯法廷の)裁判長と主席検事に米国の黒人女性を就けたのか、大変、興味深いところです。

 「模擬法廷ではなく、モノホン法廷の裁判官や検事、弁護士になっている黒人がいる現在」、「なぜ黒人が模擬法廷の裁判長や検事役をやるとそこまで酒井が疑問視するのか」、大変興味深いところです。
 酒井の頭に「低能な黒人にそんな役が務まるわけがない」という差別意識でもあるのか。率直に言って理解することが困難な発言ですが、酒井の対談相手・山田や「酒井らのウヨ仲間」はこの酒井発言を理解できるんでしょうか。

酒井信彦
 (注:この法廷に関わった)今村弁護士はプロテスタントで、かつて津地鎮祭違憲訴訟と自衛官合祀拒否訴訟の原告側弁護人を務めていました。

 だから何だというのか。まあ、酒井らウヨにとって「靖国批判=慰安婦支援=反日」でつながるんでしょうが、そんなのはウヨワールドだけで通用する話です。


■酒井信彦『朝日・岩波は虐日隷中路線を止めよ』
http://sakainobuhiko.com/2014/08/post-249.html
 読んでて頭痛がする文章です。酒井は静岡大教授・楊海英氏の著書『墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上)(下)』(2009年)、『続・墓標なき草原』(2012年)、『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年)をネタに「中国の内モンゴル統治は酷い」といいます。
 ちなみにウラーンフー(ウランフ)とは以下のような人です。「内モンゴル中国共産党幹部」、つまり「チベット中国共産党幹部プンワン(プンツォク・ワンギャル)に当たる人」と理解すればいいでしょう。

ウランフ(ウィキペ参照)
 1925年、中国共産党に入党。日中戦争では、日本軍やデムチュクドンロブ(徳王)率いる蒙古聯合自治政府に対して抵抗運動を指揮。
 国共内戦期においては、綏蒙*15人民政府主席、中国共産党晋察冀辺区*16中央局委員、中国共産党内モンゴル工作委員会書記など内モンゴル地区の要職を歴任。
 1954年9月、国務院が発足すると、ウランフは国務院副総理に任命された。内モンゴル自治区党委員会第一書記、自治区人民委員会主席、内モンゴル軍区司令員兼政治委員、内モンゴル大学学長、党中央華北局第二書記、内モンゴル自治区政治協商会議主席など内モンゴル地区の職務も引き続き兼任した。翌1955年9月、中国人民解放軍上将の階級と一級解放勲章を授与される。1956年9月の第8回党大会において中央委員に昇進し、同9月28日の第8期1中全会で中央政治局候補委員となる。しかし、1966年に発動された文化大革命では実権派・民族分裂主義者として攻撃*17され、同年5月1日のメーデーに北京入りした際に失脚し、抑留された。
 同年5月21日から7月27日、共産党華北局の前門飯店会議が開催され、ここでウランフは批判・攻撃され、4回の「自己反省」を強制された。7月27日、華北局は「ウランフの誤った問題に関する報告」を提出し、8月16日にウランフは自治区党第一書記の職を解任されたのを始めとし、党・政府・軍の職務を剥奪されて失脚した。周恩来首相の保護を受け、北京で軟禁生活を送ったが、ウランフはこの時期、名前を漢風の王自力と変え、文革期の圧迫を凌いだ。
 文革中の1973年、第10回党大会で中央委員に復帰。1975年1月、第4期全人代全国人民代表大会)常務副委員長に選出される。文革終了後の1977年5月には党中央統一戦線工作部部長に就任。同年8月の第11期1中全会において中央政治局委員に選出される。翌1978年、第5期全人代常務副委員長と第5期全国政治協商会議第一副主席に選出。
 1983年6月18日、第6期全人代第1回会議において中華人民共和国副主席に選出。1988年4月に退任後、第7期全人代常務副委員長に転出するが、その年の12月、北京で死去した。

 ところでネット検索すればすぐわかりますが、これらの本は全て「酒井が中国の奴隷呼ばわりする岩波書店」からでています。酒井もそのことは認めています。
 この時点で普通の人間は岩波を「中国の奴隷」とは思わないでしょう(朝日だって中国の奴隷じゃないですが)。中国の奴隷なら何で「中国が触れたがらない内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録」なんか出版するのか。中国の奴隷なら出版は拒否するでしょう。いやそもそも楊氏が「中国の奴隷・岩波に原稿を持ち込まない」でしょう。
 産経新聞静岡大教授の楊海英さん』(http://sankei.jp.msn.com/life/news/120114/bdy12011407010001-n1.htm)を読めば

 政治活動とは一線を置くが、(注:文革での内モンゴル人粛清という中国政府が触れたがらないテーマを論文にしたことで)中国政府からは危険人物とみなされるようになり、故郷にも帰りにくくなっている。

ということで楊氏と中国政府がお互いに相当険悪な関係であることが読み取れます。
 酒井は「楊氏が酒井好みのウヨ出版社ではなく岩波に原稿を持ち込んだこと*18」を「楊氏は俺達より岩波を評価してるのか、俺達もっと頑張って楊氏に評価されないと」と少しは恥じたらどうなのか。
 しかし酒井は「岩波は俺達日本ウヨと違って靖国参拝に反対してる、中国と同意見だ」などというウヨらしい無茶な論理展開で「楊氏の中国批判本を出そうと岩波は中国の奴隷」呼ばわりするのだから呆れます。そんなに岩波を中国の奴隷呼ばわりするなら「楊さん、岩波にだまされるな!。岩波は中国の奴隷だ!」とでも言ったらどうなのか?(まあ、楊氏も無視するだけでしょうが)
 要するにこの種のウヨは「最初からアンチ岩波という結論が決まってる」「中国打倒と言わない限り中国の奴隷よばわりする」ので相手にするだけばかばかしい。
 なお、酒井は「楊氏は我々の仲間だ」と思ってるようですが実際どうかはわかりません。ただ楊氏が「ペマ・ギャルボのような右翼への媚び路線」を取ればそれは道義的に問題があることは言うまでもないが政治的にも自殺行為だと言っておきたい。
 チベットにせよウイグルにせよ内モンゴルにせよ、いくら「中国の統治に問題があるからと言って」ウヨとつるむ馬鹿者に協力したい人間は少ないでしょう。少なくとも俺はペマギャルボに協力する気はありません。ペマがでかい面する限りチベット運動に協力なんぞしません。
 当然、楊氏が「ペマ路線」をとったら俺は彼に協力などしません。ペマ路線を取らなくても「日中関係を考えれば中国国内少数民族チベットウイグル内モンゴル)への協力はなかなか難しい」のですが、ペマ路線なんか取ったら速攻で「さようなら、そんなゲスとはつきあえません」です。某女史とかMukkeさんとかは「中国との戦いで苦しいんだからウヨとの野合くらい大目に見ろよ」と言い出すかも知れませんがそういう話じゃないでしょう。

【追記】
 楊氏の名前でググったら最新刊として『狂暴国家中国の正体』(2014年8月刊行予定、扶桑社新書)なんてのがヒットしました。うーん「タイトルと言い」、「扶桑社という版元と言い」残念ながら、楊氏も「ペマ・ギャルボの世界」「日本ウヨに媚びる世界」「あっちの世界」に行ってしまったのか。
何せアマゾンの商品紹介だと

第五章:日本が内モンゴルと同じ轍を踏まないために

ですからね。いや踏まないからね。「中国は日本をチベットのような自治区にする気だ」「中国の最終目的は天皇の処刑」とか抜かすペマじゃあるまいし変なこというのは止めてよ。
 読まないと何とも言えませんが俺が楊氏なら扶桑社から本なんか出しません。「新書」に限定したって「岩波新書」「中公新書」「文春新書*19」「講談社現代新書」「ちくま新書」「集英社新書」「平凡社新書」「光文社新書」などと「扶桑社新書」以外にたくさんあるわけです。扶桑社新書が他の新書に比べて売れてるという事実もないでしょう。
 タイトル『狂暴国家中国の正体』ももうちょっとまともな物にしますね。
 だって扶桑社からこのタイトルじゃたいていの人は「ああ、また産経御用達のウヨが変な反中国本出したのか?」「楊海英?。聞いたことないけどあれだろ、産経その他のウヨメディアで反中国文章書いてる石平*20黄文雄*21とか、反韓国文章書いてる呉善花*22とかの仲間だろ」で敬遠されますよ。
 もちろん仮に楊氏が「あっちの世界」に行ったとしても岩波から出てる本はまともな本だろうと思いますが。


ラグタイムララバイ(三浦小太郎)のアマゾン書評『北朝鮮の人権問題にどう向きあうか』(小川晴久)

北朝鮮の余りにも悲惨な人権侵害について、日ごろ人権を語る左派・リベラル派が沈黙を守る

 何を根拠に「沈黙」というのか。むしろ三浦の方こそ「人権語るのは中国、北朝鮮限定のエセ人権派」「コミンテルン陰謀論を唱えるデマ右翼田母神を都知事選挙候補として支持する馬鹿者」「南京事件否定論を垂れ流す極右テレビ局チャンネル桜の常連出演者という恥知らず」のわけです。こんなバカ三浦が「代表だの副代表だの事務局長だの」を務めてきた「守る会」が恥知らずのゴミ右翼団体であること、会員が一人残らずゲス右翼野郎であることは言うまでもないでしょう。ねえ、会員のゲス右翼野郎id:noharraさん。

明確に左派に属する小川晴久氏

 三浦とつるむゴロツキの何が左派なんでしょうか。大月書店も「創業者が共産党員」なのにこんなバカウヨ小川の本を出して恥ずかしくないんでしょうか?。あの世で創業者も泣いてるでしょう。


ラグタイムララバイ*23(三浦小太郎)のアマゾン書評『朝日新聞の「戦後」責任 』(片岡正己)
 片岡とは『間違いだらけの新聞報道:限りなき虚報のさまざま 南京大虐殺事件・万人坑問題』(共著、1992年、閣文社)なる本の著者です。つまりは、南京事件否定論者の極右の訳です。
 当然ながら片岡の朝日批判本がどういう物かおおよそ予想がつきます。さすがに三浦は狡猾な男なので「サンゴ事件」「文革期の報道」とか、「朝日も非を認める物」「ウヨ以外も朝日を批判する物」*24にしか書評で触れませんが。ああ、でも口が滑ったのか「日本の過去を誹謗し、中国や韓国の極端な反日史観に日本の新聞でありながら寄り添っていく朝日*25」なんて記述がアマゾン書評にありますね。いちいち引用はしませんがラグタイムララバイこと「三浦小太郎」の書評に興味がある方はググって確かめてみて下さい。
 まあ、「反日史観」「過去を誹謗*26」=「慰安婦南京事件」でしょうがそんなことをいう三浦の方こそ酷いデマ屋なのにそれを棚に上げて「文革期の報道」云々などと朝日非難を放言できる三浦には心底呆れます。そして三浦のような「歴史捏造主義極右」を代表だの副代表だの事務局長だのにして恥じない上、人権団体を詐称してる「詐欺集団」守る会の会員連中にも心底呆れます。特に三浦の歴史捏造主義を野放しにしながら「僕は河野談話否定派のウヨと闘ってる」とほざける嘘つきで恥知らずの「守る会会員」id:noharraには心底呆れます。
 前も書きましたがはてなで俺が、一番大嫌いな輩は今のところ、俺的には歴史捏造主義ウヨ*27よりも「歴史捏造主義ウヨ批判者ぶってる癖」に「歴史捏造主義ウヨそのものの三浦小太郎」や「歴史捏造主義ウヨとつるんで恥じない人間のくずペマ・ギャルボ」を批判出来ない屑二人id:noharra(三浦が批判出来ない)とid:Mukke(ペマが批判出来ない)ですね。
 かつ彼らが俺のこうした批判に対し「本当は反論出来ないから逃げてる*28」癖に、「バカのボーガスは相手しない」的な捨て台詞で逃げ続けてる卑怯者であることも彼らへの俺の怒りを高めてくれます。
 id:noharraid:Mukkeのような屑を評価出来る人間ってすごいなあと本当に呆れます。まあ、こいつら二人とも一見するとまともに見えますけどね。馬鹿な俺も最初はこいつら二人を「それなりにまともな人間だ」と愚かにも誤解してましたのでなおさらこいつらには「まともぶってたが、お前ら本当にゲスだな!。本当に最低のカスだな、お前ら」と怒りがふつふつとわき上がってきます。
 「ゲスな奴」と思ってた奴が予想通りゲスなのよりも「それなりにまともと思ってた奴が実は酷いゲス」という方が余計腹が立つと言う事がこの二人を見ていて大変よく分かりました。

【追記】
 なおラグタイムララバイとして書いた書評を三浦が『片岡正巳氏に謝罪と敬意を。氏の「朝日新聞戦後責任」(展転社)是非お読みください』(http://miura.trycomp.net/?p=2712)という駄エントリとしてアップしていますので紹介しておきます。既に上で批判していますので改めては批判しません。 ま、「ラグタイムララバイ」として書いた書評を何度も自ブログにアップしていることで「ラグタイムララバイ=三浦」であることは明白ですが何故か三浦の方から「自分はラグタイムララバイだ」とあかす気はないようです。
 なお、「安倍政権誕生前」は「右も左もない自分は人権派」とする三浦にも遠慮があったのか
1)「ラグタイムララバイ書評」にウヨネタが少ない(全くないわけではない)
2)ウヨネタの「ラグタイムララバイ書評」は自ブログにあまり転載しない
傾向があったのですが安倍政権誕生後は「右翼の春が来た」とでも思ってるのか、その種の遠慮はまるで見られません。


■新宿の喫茶店、バルコニーが無くなっていた(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2672
 三浦が簡単に触れてるガルシア・ロルカという人物はウィキペディアによると「スペイン内戦中の1936年にフランコ派(ファランヘ党)によって銃殺*29され、フランコの政権掌握後(1939年以降)は作品は発禁になった」とかいてあります。正直、ウヨの三浦に「ロルカ評価なんか出来るのか」とは思います。


■湯川遥菜氏の無事帰還を祈る(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2666
 三浦が「イラク人質事件での人質バッシングは酷かった」とか抜かしてますけど「お前カマトトぶるな」と腹立たしく思いますね。人質バッシングしてたのは三浦が親しくつきあってる西村幸祐のようなウヨでしょうに。「お前人質バッシングの時にリアルタイムで『バッシングはおかしい』って言ってたのか」と問いただしたいですね*30。たぶん言ってないでしょうけど。言ってるようなまともな人間ならチャンネル桜だの、月刊正論だのとつきあえるわけないですから。人質事件から時間が経って、ほとぼりが冷めてからカマトトぶってるだけでしょう。本当に三浦はどうしようもない屑ですし、こんな三浦を代表だの副代表だの事務局長だのに担いでる守る会の面子(例:俺にどんなに非難されても無視しかできない屑でゲスのid:noharra)も屑です。


■9月6日 守る会関東学習会のお知らせ
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01102

北朝鮮の人権問題にどう向き合うべきか」(大月書店)発行記念講演会

 前も書きましたが、守る会幹部の本なんか出して大月は本当に恥さらしです。「左派の大月が本を出したのだから俺達ウヨじゃない」という守る会の宣伝活動に悪用されることが今から予想できます。
 その一方で守る会連中(例:三浦小太郎)は「北朝鮮打倒論」「集団的自衛権容認論」「核武装論」などのウヨ言説は平気で吐くわけです。
 俺は大月の態度にむかついてるので、今後「大月の本はできる限り買わない」「出来る限り本屋で立ち読みか、図書館で読むか、ブックオフで購入」になるでしょう。前からそんなには大月の本は買ってないんですけどね。俺的に面白い本があまりないから。つうか最近、雑誌は買ってるけど本買ってないな。


■中国が脱北者を強制送還せず釈放 英TV報道
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01101
 これは事実ならば「中国側の事情や動機はともかく」一応評価すべき事ではあるでしょう。「韓国行きを認める」ということは韓国政府の働きかけが功を奏したんでしょうか?。
 三浦も珍しく中国への悪口雑言はしていません。


■「靖国ギリシャ悲劇の上演を」(故遠藤浩一*31)(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2659

 遠藤浩一氏が、靖国神社でぜひ古代ギリシャ悲劇の上演をやりたいという意味のことを書いておられたか、どこかで講演されたことを覚えています。これは私には大変印象的なお話だった。これはだれか演劇人*32考えてもらえないかな。

 「やりたきゃ、やれば」って話です。そういうことが靖国の教義上問題なく、当事者の靖国側も反対しないのであれば、吉本新喜劇でも、宝塚歌劇団でも、「劇団四季のミュージカル」でもプロレス興業でも、サーカスでも、北島三郎歌謡ショーでも、ストリップ嬢のヌードショーでも、何でも勝手にやればいい。俺のような靖国部外者にとってはどうでもいい話です(靖国が演劇や歌謡ショー、サーカスなどの場として適しているかどうか、演劇人や歌手などがそういうことをやりたがるかどうか、客が来るかどうか、はひとまずおきます)。
 ただしそんなことをしたところで「首相や閣僚の靖国参拝」が正当化出来るわけではありません。三浦らウヨが考えてる事ってそういう娯楽で「靖国が政治的でないかのように偽装すること」による「首相や閣僚の靖国参拝」正当化でしょうけど。「武道館が今や音楽会場化してる」ようなことを狙ってるんでしょう。武道館は名前で分かるように、そもそも「柔道、剣道、弓道、空手など、武道の会場」ですが、1966年にビートルズコンサートが行われてからはコンサートが良く行われています。ウィキペ「武道館」によると「コンサートホールとしての使用をそもそも予定していない」ため、「良質な音の提供」と言う意味では厄介な問題があるそうですが。いずれにせよ「コンサートをしようが武道館の本質は武道会場」なのと同じように「演劇をしようが靖国の本質は戦争賛美」のわけです。


シャルル・モーラス*33の本を初めて読みました 「ミストラル智慧」(青山社) (三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2641
 三浦の記述を信じれば「1930年代にフランスでの王政復古希望を公言」ですからね。是非以前に現実性が全くない*34わけで、遠くから観察するのなら、ともかく俺だったらモーラスとはつきあいたくないですね。
 そして俺だったら「遠くから観察」もノーサンキューですね。こんなトンデモさんを愛でる趣味は三浦と違ってちょっと俺にはないな。

 彼*35は「ミレイユ」の作家であるプロバンス出身のフレデリックミストラルが、パリのフランス語とは違う南仏のプロヴァンス語による著作活動や翻訳活動、そしてプロヴァンス語辞典や民俗文化収集に一生をささげた姿勢に深く感動し、彼のための讃歌を書いた*36のでした。それが集められたのがこの翻訳書*37です。

 ウィキペ「フレデリックミストラル」によれば「1904年のノーベル文学賞受賞者」で「近代フランスにおけるプロバンス語の再評価に大いに貢献した」のだそうです。
 また三浦の言う「ミレイユ」はウィキペに寄れば岩波文庫から『プロヴァンスの少女:ミレイユ』という邦題で出版されています。


シノドス北朝鮮によるミサイル発射と日朝交渉の矛盾をどう解くか?」宮本悟*38朝鮮半島研究)
http://synodos.jp/international/10184
 率直に言って宮本氏は「一つの見解を示してる」だけであって、「解決策」を示してるわけではありません。
 宮本氏の示してる可能性、それは「金正恩*39政権にはある種の自由性があるのではないか」と言う可能性です。別に民主主義という話ではない。金正恩の単純な上意下達ではなく、軍、党、政府、様々なファクターが様々な思惑から様々な動きをしているが故に「ある種、矛盾しているかのような動き」が生まれると言う意味です。だから張成沢*40粛清なんて事もあり得る。
 張に何の自由もなかったら「金正恩の意向にはずれて粛清される」なんてこともないだろうと。
 戦前の日本も「英米協調外交と親ドイツ外交の対立(外務省)」、「統制派と皇道派の対立(軍部)」などあって「昭和天皇の単純な上意下達」ではなかったので、そういう事態はあってもおかしくないでしょう。というかナチスドイツにせよスターリンソ連にせよ単純な上意下達型独裁なんてどれほどあるんでしょうか?
 ただし、宮本氏は「ある種の自由性」を「確定的事実」として話してるわけではない。一つの可能性として話してるに過ぎません。また、その自由性が事実としても、それをどう認識し、どう日朝交渉に生かすか、具体的解決策まで提示できているわけではありません。日本で一般的見解だと宮本氏が認識してる見解「金正恩政権は金正恩の上意下達、トップダウン*41に対して「そういう見方だと失敗する恐れがあるよ」と警告を発しているに過ぎません。
 なお、宮本氏は「第二次安倍政権とほぼ同じ合意が福田政権で成立していることを考えると、小泉訪朝後、基本的に北朝鮮は交渉路線であり、第二次安倍政権になって再度交渉が成立したのは、北朝鮮よりもむしろ日本の対応の変化が大きい」と見ていますが全く同感です。ただこうした見方に巣くう会一味が賛同することは絶対にないでしょうが。


■8月23日、千葉県で、チベットウイグルの方々が参加*42する講演会があります、お時間のある方は是非ご参加ください(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2626
 ぶっちゃけ俺だったらこんな講演会には行きません。もちろん「埼玉県民だから、わざわざ千葉まで行く気にならない」と言う理由はあります。
 しかし、それより「行く気にならない理由」として大きいのは主催団体である「クラックス・エデュケーションズ」なる団体が何なのかさっぱりわからないことです。あの「反中国極右」三浦が宣伝すると言う事は「教育団体の皮を被ったただの反中国ウヨ団体」なのか。
 三浦が宣伝するようないかにも怪しげな団体は俺だったらノーサンキューです。そして俺が「クラックス・エデュケーションズ」の人間だったら「反中国極右の三浦と親しいって事は、要するにあんたらクラックス何チャラは、反中国ウヨ団体だろ」と認識され敬遠される恐れがあるので三浦に宣伝なんか頼みません。逆にウヨ連中は「ウヨ仲間である三浦さんの頼みなら行くか」と行く奴が多いんでしょうけどね。
 クラックスがウヨ団体でなくても「ウヨの三浦に客集め頼んでる→客が三浦のウヨ仲間だらけ→集会がウヨ集会化、しかしウヨに遠慮して誰も批判しない」の危険が高そうなので俺なら行かないですね。

私がウイグルの人と食事するときもやっぱり気を使いますよね。一回失敗したのが、まあ失敗というのも恥ずかしいことなんですけど、串カツ屋に行ってしまったこと。野菜も鳥もあるからそっちを食べればいいと思っちゃったんですが、これ、豚の脂であげるのと同じだからタブー

というより「串カツに豚肉使ってること*43」が問題じゃないんですかね。確か「豚肉を切った包丁で切った野菜もタブー」「豚肉を揚げた油で揚げた野菜もタブー」だったと思います。「豚肉の油(ラード)で揚げなきゃいい、植物油ならいい」って話でもない。たぶん「使う包丁と油は野菜と豚は別々です」ってこともないでしょう。別々ならたぶん問題ないでしょうけどね。ただそんなことまでは三浦のようなイスラム素人には分からない。

私は何でもかんでも多文化共生というのは反対

 「なんでもかんでも多文化共生には反対」とはどういう意味なのか具体的に言ってみろと言いたい。
 たとえば「なんでもかんでも民主主義には反対」とか普通言わないわけですから。仮に言う場合も普通の人間は「別に中国などの一党独裁を支持してるわけではない、親子関係や師弟関係など特殊な場合には単純に民主主義を適用できないと思ってる」とか「中国など独裁的国家が内戦に陥っても民主主義がいいとかそういう暴論には賛同しないという意味だ」とか釈明するでしょう。
 まあ、「具体的に言えないような差別的内容」だから三浦は具体的に言わないんでしょうけど。

 東南アジアの国々ともっと日本が付き合おうという*44のなら、ハラール*45という言葉はもっと知られた方がいい*46でしょうね。

 別に「東南アジア=イスラム国家*47」ではないし、「イスラム国家=東南アジア」でもない*48
 また食のタブーがあるのはイスラムだけじゃなくてユダヤ教*49ヒンズー教*50なんかも確かあります。まあ、具体的な内容は相手に聞くしかないんじゃないですかね。


■神戸パネル展の報道と、小川晴久*51著「北朝鮮の人権問題にどう向き合うべきか」(大月書店)8月22日発売のお知らせ 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01100
 この三浦エントリが事実なら呆れるしかありません。三浦のウヨ仲間で「朝鮮学校無償化除外支持の屑」小川の本を出すとは大月書店は気でも狂ったんでしょうか。小川に話なんか聞いたってアホな北朝鮮打倒論しか言わないでしょうに。「北朝鮮の人権問題」に向き合ったところで出てくる現実的な答えは「太陽政策による漸進的改革」以外にはないでしょう。今からでも遅くないので出版を取り止めるべきです。
 小川の本を出すくらいなら「在特会ヘイトスピーチ」「安倍政権による高校無償化からの朝鮮学校除外」「東京都、大阪府による朝鮮学校への補助金不支給」など朝鮮学校差別を厳しく批判する本でも出したらどうなのか。
 今後、大月の本を買うのを止めようかとすら考えています。今後は図書館で読むか本屋で立ち読みと。いや以前からそんなに大月の本は買ってない*52のですが、さらに買う動機がなくなりました。


■酒井信彦*53『人類の敵となった朝日新聞月刊日本によるタイトルは「中共の手先となった朝日新聞」)』
http://sakainobuhiko.com/2014/07/post-247.html
 タイトルだけで絶句ですね。最初酒井はタイトルを「人類の敵」と書いて出したのに、月刊日本というウヨ雑誌がびびって「中共の手先」に書き換えたという話です。
 「中共の手先」だって相当酷いタイトルでまともな雑誌なら絶対に通らないタイトルですけどね。そういうアンチ朝日のウヨ雑誌「月刊日本」ですらびびるタイトル「人類の敵」をつける「異常な極右」が酒井という話です。で自ブログでは酒井も何の遠慮もせずに「中共の手先*54・朝日は人類の敵だ」「そもそも中共が人類の敵だ」として「人類の敵」と言うタイトルにしちゃうわけです。


■【10月5日大阪】中国の横暴を許すな!みんなで叫ぼう SAY NO CHINA!
http://freeasia2011.org/japan/archives/3585
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。

人種差別・激しく暴力的ととられるような内容は不可。
例)「中国人を殺せ」「中国人を叩き出せ」は不可。
「中国(漢)人は私たちの故郷から出ていけ」は可

いちいちそんな注意をしないと「殺せ」と書いたプラカード持ってくるバカがいるんでしょうか。嫌な団体です。
 そして「故郷から出ていけ」てのは充分暴力的でしょう。たぶん「故郷=チベット自治区新疆ウイグル自治区」てところでしょうが今更「出て行け」といっても出て行けないでしょう。今となっては共存を考えるべきでしょう。

日本人はいわゆる“右翼的”な服装での参加はご遠慮ください。

右翼的な服って何のことでしょうか?。軍服?


■「アジアに自由と独立を!福岡フォーラム」共催 特定非営利活動法人 夢・大アジア、アジア自由民主連帯協議会
http://freeasia2011.org/japan/archives/3564
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 このエントリだけでは集会内容は分かりませんが主催団体の『夢・大アジア』が極右団体であることは『夢・大アジア』のサイト(http://npodga.asia/)を見ればよく分かります。いちいち『夢・大アジア』の極右性を説明しませんが、極右でない限りサイトを見れば「戦前賛美の酷い極右だ」と俺と同感の思いだと思います。
 戦前礼賛極右の何が、「アジアの自由と民主主義」なんでしょうか。

福岡はかつてアジア諸民族の独立や中国の民主化*55のために献身的に活動した多くの志士たちの出身地

 
 はっきりと「玄洋社(福岡の右翼団体)」「頭山満玄洋社創立者の一人)」と書かないで「志士」とぼかしてるのが興味深い。「右翼団体だ」とばれるのをやはり恐れてるんでしょうか。でもある程度予備知識があればこの文章の「志士」が「玄洋社頭山満」を指してるのはモロバレですが。

参考

玄洋社(ウィキペ参照:1881年〜1946年)
・旧福岡藩士が中心となって、1881年明治14年)に結成された政治団体
玄洋社が関わった有名な事件としては、1889年(明治22年)の大隈重信*56爆殺未遂事件がある。当時、黒田*57内閣外務大臣だった大隈は、日本が幕末に結んだ不平等条約の改正をはかったが、その改正案は関係各国に対しかなり妥協的であったため、玄洋社社員の来島恒喜が大隈に爆弾を投擲し、自身もその場で咽喉を斬って自決した。事件で大隈は右足を失いながらも、自説を貫く決意であったが、政府は方針を急転し、大隈は辞職したため、この妥協的改正案は見送られることとなった。
玄洋社が掲げた有名なスローガンに「大アジア主義」がある。彼らは、朝鮮の親日開化運動家・金玉均や朴泳孝、インドの独立運動家ラース・ビハーリー・ボースらを庇護し、アメリカと独立戦争を戦うフィリピンのアギナルドへは武器と義兵を送ろうとした。1901年(明治34年)に、内田良平らが黒龍会玄洋社の海外工作を担う)を設立してからは、孫文らの辛亥革命を支援するために、多くの浪人たちが清朝政府軍やその後の軍閥政府軍と戦ったという。


■【9月28日大阪】2014夏 タイ・ビルマ国境訪問報告会、宇田有三氏*58講演「観光コースではないビルマミャンマー)」を訪ね歩いて」 : ビルマ情報ネットワーク
http://freeasia2011.org/japan/archives/3561
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 協議会の目的は単なる中国叩きなのでそういうネタばかりが乗りますがたまに中国と関係ないこういう記事が「アリバイ作り」に乗ります。


■中国「統一」をめざしてチベットで異民族間の結婚を推進 : ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
http://freeasia2011.org/japan/archives/3553
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 本当に「異民族間の結婚を推進」という事実があるかどうかしりませんがそれはともかく。

(注:チベット人活動家の)ウーセルさん*59は(中略)さらに、日本の占領下の台湾で(注:台湾総督府が)日本人警察官が台湾人女性と結婚することを推奨していたことにも言及した。

 何でウーセルがこういう事言うかと言えば「中国が日本の台湾植民地統治と同じ事をしているのはおかしくないか」「中国は日本の台湾植民地統治を批判していなかったか」という皮肉です。
 ただこういう皮肉は「日本の台湾統治はすばらしかった」といいたがる三浦ら「協議会のウヨ連中」は聞きたくはないでしょう。


■【9月7日新宿】第10回台湾主権記念大会「台湾の主権と公民運動」講師 多田恵 : 在日台湾同郷会
http://freeasia2011.org/japan/archives/3543
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。

 最近の中国国務院台湾事務弁公室主任の張志軍*60訪問台湾時の「噴漆」事件、香港の数十万人大規模デモ後、占中(占拠中環)事件が沢山の啓示を我々に与えました。

 デモはともかく「漆喰事件(要するに漆喰投げつけたんでしょう)」なんて評価出来るようなことじゃない。「日本の政治家が海外で漆喰投げつけられたらどう思うのか」「米軍基地批判派が米国政治家に漆喰投げつけたらどう思うのか*61」という想像力がこの種のウヨにはないようです。普通の人間なら「相手は国賓なのに、もう少し平和的な抗議が出来ないのか?」と呆れるでしょう。
 またデモ参加者もまともな人間なら「アンチ中国」というだけで「漆喰投げ」とデモを一緒くたにされたくはないでしょう。
なお、「占拠中環」とやらについては以下の記事を紹介しておきます。
 

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140817/chn14081721170003-n1.htm
産経新聞『香港の親中派デモに19万3千人 選挙制度めぐり民主派と対立』
(前略)
 香港で2017年に行われる行政長官選から「普通選挙」を導入することで中国も同意していたが、中国の全国人民代表大会全人代、国会に相当)常務委員会は8月末にも親中派以外は事実上、立候補できない選挙制度改革を決め、香港政府に通達する見通し。
 こうした中国の抑圧に反発する民主派陣営では、大群衆で金融街の中環(セントラル)を占拠し、民主派も立候補可能な「真の普通選挙」導入を要求する抗議活動を予告している。香港紙、明報によると発起人の戴耀廷氏*62は「9月にもまず1万人規模で中環占拠を実行する」と話している。
 中環占拠は、3年前にニューヨークで起きた抗議活動「ウォール街を占拠せよ」にならったものだが、金融機能に支障がでる恐れがあるとして香港の経済団体はこぞって反発している。

 要するに中国へ圧力をかけるために経済混乱を狙ってるわけですが実際にそれをやった場合に支持が得られるかは疑問でしょう。政府機関占拠ならともかく、金融街と中国と関係ないし、中長期的には「行政長官の選挙制度が改善されて良かった」と仮に言えるとしても*63短期的には香港住民が大迷惑する危険があるからです。「中国批判には賛成だがそんな暴挙は止めてくれ」という人間も結構多いでしょう。


■モンゴル人牧民が牧草地の保護を要求してデモ : 南モンゴル*64人権情報センター
http://freeasia2011.org/japan/archives/3539
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。

 新疆ウイグル自治区バヤンゴル(巴音郭楞)州ヘジン(和静)県のモンゴル人牧民が、観光と鉱山開発を拡大するため中国当局が牧民らの牧草地を収奪したことに抗議し、県中心部でデモを行った。

 「観光と鉱山開発のためなら遊牧民がどうなろうと知るか」という態度であるならば*65、それは問題ですが、一方で「もう遊牧なんか時代遅れでそんなんじゃ食っていけない」のも事実でしょう。何が言いたいかと言えば「遊牧云々」よりもむしろ「観光と鉱山という近代産業の恩恵が内モンゴル人にない(あっても相対的に少ない)」ということ*66が一番の問題でしょう。そのあげく「足尾銅山鉱毒事件みたいな鉱害」が起こる*67のでは反発するのも無理ないでしょう。

「私たちは、国民党軍、共産主義中国、カザフ*68をも含めた侵略者から牧地を守るため何世代も闘ってきたのです」と、ソドー氏は故郷を守ってきた歴史にふれ、「1980年代まで私たちモンゴル人は実弾で完全武装し、美しい土地を守るため侵略者たちと闘っていました」

「1980年代まで侵略者と闘ってきた」て、「1980年代は既に内モンゴルは勿論中国領」なのに何やってたんですかね?。人民解放軍相手のゲリラ戦?


■今年5月、モンゴル国から中国へ南モンゴル人活動家2人が強制送還された件について : モンゴル自由連盟党
http://freeasia2011.org/japan/archives/3535
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 まあ、モンゴルとしても経済関係を考えればなかなか中国と対立するわけにもいかないでしょう。


■8月8日 記者会見 配布資料「東トルキスタン*69のヤルカンドでおきた中国当局による虐殺について」 : 日本ウイグル協会
http://freeasia2011.org/japan/archives/3517
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 一方当事者「世界ウイグル会議日本支部(日本ウイグル協会)」の主張なので本当かどうかは分かりません。
 ただし以下のことは言えるでしょう。
1)情報が錯綜する原因の一つは「中国の報道規制(現地に海外メディアが入れない)」です。世界ウイグル会議ラビア・カーディル一派)の主張「中国主張を上回る死者が出ている」「テロ鎮圧による死者ではなくむしろ中国側の一方的虐殺」を支持する、しないに関係なく「報道規制を早急に解除すべき(海外メディアを現地に早急に入れるべき)」とは言えるでしょう。
2)中国の言い分「テロ鎮圧による死者であって、ラビア一派が言うような虐殺ではない」を支持する場合でも「民族紛争による死者が出てること」は否定できないわけで、「中国、ウイグル双方ともに死者が出ないよう努力すべき」とは言えるでしょう。


■【9月7日茨城県総合福祉会館】「いま、ウイグルで何が起こっているか 中国の脅威にどう対処するのか」講師イリハム・マハムティ*70 : 頑張れ日本全国行動委員会 茨城県本部
http://freeasia2011.org/japan/archives/3514
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
・よりによって田母神をトップとする右翼団体「頑張れ日本」の講演を引き受けるイリハムもバカなら、そんな恥ずかしい講演会を宣伝する協議会もバカです。
 以前小生は、「イリハムとか、日本ウヨに言われるがママに靖国参拝したラビア・カーディル*71とかバカだな」と書いたらMukkeさんに「ウイグルをバカにするな」と激怒されましたが、今でも「俺の言い方に問題はあったかも知れない*72」が「ウイグル批判をしないMukkeさんもおかしいだろ」と思っています。
・そして「中国のウイグル統治批判(新疆ウイグル自治区統治批判)」はいいとして

日本を中国共産党の侵略からどうやって護るべきなのか

てデマは勘弁して欲しい。ペマといいイリハムといい、「日本ウヨへの媚び」や「アンチ中国」からデマかますのは辞めたらどうなのか?。「中国の少数民族統治は問題だ、改めるべきだ」といえば何の問題もないのに、「中国の日本侵略」というデマかますことによって自らの信用性を落としてるのだから心底呆れます。
 なお、この講演会は「後援:自由民主党茨城県連水戸支部」だそうです。こんな講演会を政権与党の地方支部が後援とは唖然としますね。


■第15回講演会「テロ国家北朝鮮の本質と拉致被害者奪還」 講師 西岡力
http://freeasia2011.org/japan/archives/3507
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 参加者募集の宣伝であって実施報告ではないので、まだ内容は分かりませんがあの西岡が講師ではトンデモ極右講演が期待できそうです。実施報告がのったら改めて突っ込むことにしましょう。


ダライ・ラマ法王、ガザでの殺戮に「想像を絶する」と語る : ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
http://freeasia2011.org/japan/archives/3502
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 ダライらしい実に政治的な発言です。ダライが支援を受ける米国政府はイスラエルとはずぶずぶなので「イスラエル批判」はダライにはできない。といってイスラエル擁護すれば、人権派の批判を浴びるため「平和が訪れることを望む」といってお茶濁すわけです。


■【8月8日五反田】真の民主化を求めて!8888〜ビルマ民主化運動26周年記念デモ行進のお知らせ : ビルマ市民フォーラム
http://freeasia2011.org/japan/archives/3497
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 協議会は「反中国ウヨ団体」でしかありませんがたまにはこういう「ミャンマービルマ)批判」を掲載して民主団体を偽装するわけです。「反中国ネタ」の割合があまりに多いのと、協議会メンバーに「ミャンマーへの経済進出」を公言する輩がいるのとで、そうした偽装はバレバレですが。


■【報告と動画】第14回講演会「ベンガル地方と日本 友好100年史」 講師 プロビール・ビカシュ・サーカー
http://freeasia2011.org/japan/archives/3449
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 タイトルは「ベンガル地方と日本」で三浦らウヨも「パル判事やチャンドラ・ボース*73を取り上げる」と宣伝していたのでてっきり「インドのベンガル地方と日本」と思いきや、「講師サーカー氏の故郷バングラデシュがメインで語られる」と言う意味不明な講演です。いや確かにバングラデシュベンガルではありますが、パルやボースの出身地じゃないじゃん。
 だったら「インドのベンガル地方出身」のボースやパルについては語らなければいいのですがそういうわけにもいかないのでしょう。ウヨにとって大事なところはバングラデシュではなくおそらく「日本ウヨの友達・パルとボース」ですからね。動画もありますが視聴が面倒なので「三浦が作成したらしい講演要約」を説明します。
 最初にバングラデシュの歴史が簡単に説明されます。「中村屋のボース」ビハリ・ボースやチャンドラ・ボースの名前も出てきますが、パルの名前は出てきませんし、「二人のボース」は「ガンジーやネール*74」といったインド独立革命家の一人として簡単に説明されるに過ぎません。バングラデシュ出身の方に「ベンガルについて語って下さい」と言えば「バングラデシュがメイン」になるのは当たり前ですしそうなれば「インドのベンガル人」であるパルやボースにほとんど触れないのも当たり前です。
 この講演自体は「バングラデシュ素人の俺」にとって色々と勉強にはなります。オレ流に要約すると
1)1947年のインド独立時にインドは「分裂は避けたい」というガンジーの願いも空しく、インド(ヒンズー)とパキスタンイスラム)に分裂
2)パキスタンは西パキスタン(今のパキスタン)と東パキスタン(今のバングラデシュ)に別れていた。西パキスタンが政治の主導権を握り、東パキスタンは粗末な扱いを受けた。特に西パキスタンが「ウルドゥー語のみを公用語としたこと」は「ベンガル語使用者の多い東パキスタンの反発を生み」、東パキスタン独立運動が起こる。このとき「敵(西パキスタン)の敵は味方」と言う論理から「東パキスタン」を支持したのがインド、同様に「敵(インド)の敵は味方」と言う論理から西パキスタンを支持したのが中国であった。
3)東パキスタンは1971年に、シェイク・ムジブル・ラーマンを初代大統領として独立を果たす。しかし、1975年にラーマンは暗殺されて、軍部独裁が始まり、軍部独裁は1991年の民主化まで続く。
4)現在、バングラデシュ首相を務めるシェイク・ハシナはラーマンの娘である
 何かハシナには既視感があるなと思ったら「初代大統領になるが暗殺される」「その後、娘がリーダーとして担ぎ上げられる」というのがハシナは「ミャンマーのアウン・サン・スーチー*75」に似てますね。アウン・サンは「独立前に暗殺されます」がおそらく「暗殺されなければ初代大統領になっていたであろう人物」でしょう。
 初代大統領ではないですが「父親が暗殺される」「娘が政治家」と言うところだけ見れば「パキスタンベナジル・ブット首相*76」「韓国の朴クネ大統領」にも似ています。
 なお、最近のバングラデシュ情勢についてサーカー氏は面白いことを言っています。

 2014年の今年1月、再び総選挙が行われることになりました。この選挙ではアワミ連盟を筆頭として、ジャティオ政党*77共産党の連立政権が成立しました。

 「共産党が政権入り?。何で?。アワミ連盟って保守党でしょ?。アワミ連盟が容共なのか、はたまたバングラデシュ共産党が『共産党と言うより社民政党』なのか?」「ググったところアワミ連盟が2/3以上の議席をとってるらしいのに何故、ジャティオ政党や共産党と連立なのか?」って感じです。残念ながらこの講演ではそこまで詳しい事は説明されません。
 何が何だかさっぱりわからないのでググって見たのですが「バングラデシュ共産党」ではヒットしません。なお、ハシナ率いる政権与党アワミ連盟と対立する最大野党がカレダ・ジア*78率いるBNPバングラデシュ民族党)です。
 次に「ベンガルバングラデシュ)と日本の関係」。パルやボースに多少は触れられますがそれほどでもありません。
 むしろ長々と説明されるのは

 1980年代半ばになると、中曽根*79時代の留学生10万人計画に基づいて、バングラデシュから多くの留学生が日本に来るようになり、両国の文化交流が盛んになりました。

という「1971年のバングラデシュ独立後の日本との関係」です。
 次に「ベンガルバングラデシュ)と中国の関係」。

 (注:昔の関係はともかく現在は、)中国はバングラデシュの発展に協力してくれていますが、国民の間では人気がなく、バングラデシュ共産党のなかで中国を支持している政治家はほとんど力がありません。国民は独立戦争の時に中国がパキスタンを支持したことをまだ忘れていません

ということでそれほど中国を糞味噌に罵倒してるわけでもありません。ペマの講演に比べれば全然日本ウヨに媚びてませんし、「中国に批判的ではありますが」全然中国の罵倒もしていません。まあ、ウヨ連中にとっては「ちょっと期待はずれ」だったかもしれません。ペマもこういう「まともな講演」をすればいいのにね。


オーウェルの「動物農場」 これから読みたい人には岩波文庫版・川端康雄訳*80がおすすめ(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2603
 オーウェルの本では「動物農場」は読みやすいです。「1984*81」「カタロニア賛歌*82」とかに比べれば薄いですから。しかも内容はブラックですが、「童話調」なので「1984年」「カタロニア賛歌」と比べてそう言う意味でも読みやすい。
 俺も角川文庫版(高畠文夫訳)で一応読んでます。川端訳は「2009年訳」と最近の訳で、俺が読んだのは、かなり前なのでこうなります。いい本だとは思います。
 ただこれを三浦みたいな腐れウヨが「反共小説」としてぶん回すのを見ると「アホか」と腹立たしく思います。
 もちろん小説のモデルはスターリン体制でしょう。「最高指導者となる」豚のナポレオンはスターリン*83を、「ナポレオンに農場から追放される」豚のスノーボールは「実際にメキシコに追放されたトロツキー*84」をモデルにしてるというのが通説です。
 でも小説の批判対象は別に「スターリン主義(左翼型全体主義)」に限定されない。
 多くの人間が指摘するように、全体主義一般に対する批判として読めるし、そう読むべきでしょう(これは「1984年」もそうでしょう)。
 そう言う意味では極論すれば「ナポレオンやスノーボールのモデルが誰か」なんてことはどうでもいいことです。
 話が脱線しますが、モデル小説において「モデルが誰か」は必ずしも重要じゃないでしょう。たとえば「金環蝕」(石川達三の小説、及びそれを元にした映画)は「九頭竜川ダム汚職事件」*85という実在の事件を元にしており「小説中の疑惑の首相=池田勇人*86」「小説中の疑惑のゼネコン=鹿島建設」ですが、その事件を知らなくても「政治汚職批判」として読むことが出来るし、それで問題ないでしょう。
 話を「動物農場」に戻します。
 たとえば三浦が紹介する川端康雄氏*87は、アニメ映画「動物農場*88公式サイト(http://www.ghibli-museum.jp/animal/)において次のように述べています。

http://www.ghibli-museum.jp/animal/neppu/kawabata/
川端氏
 米国内では一九四八年頃からマッカーシズムの嵐が吹き荒れ、政界、映画界などで「共産分子」を糾弾・追放する「赤狩り」が進行していた。そのなかで偽証、事実の歪曲、自白の強要、友の裏切り、密告の奨励がなされ、人心は荒廃した。こうした「粛清」の行き過ぎにようやく歯止めをかけるかたちで、米上院がマッカーシー議員の非難決議をおこなったのは、「動物農場」のプレミア上映とおなじ一九五四年十二月のことだった。一種の国民的なヒステリー状態から醒めつつあったときであり、米国の観客にすれば、映画を観て、遠くモスクワを思い浮かべずとも、もっと身近なところに、思い当たることがあった。

 川端氏の言ってる事は、平たく言えば「オーウェルの主観がどうであれ、動物農場ソ連批判、スターリン主義批判にとどまらず、マッカーシー赤狩りのような右翼全体主義も含む、全体主義一般の批判として読者に理解されていった」ということです。
 宮崎駿氏も同じサイトで川端氏と同じ様なことを言っています。宮崎氏も川端氏同様、動物農場を「ただの反共作品」だとは思ってない。

http://www.ghibli-museum.jp/animal/neppu/miyazaki/
宮崎氏
 搾取とか収奪というのは、なにも(注:ソ連型)共産主義だけにあるんじゃなくて、資本主義はまさにそういう「しくみ」です。
(中略)
 リストラをして正社員を減らして、派遣社員やアルバイトだらけにして、労働基準法のギリギリまでこき使ってポイッと捨てる。正社員は正社員でくたくたになって働いてる。いくらでも替わりはいるんだという、いまのしくみこそ、「動物農場」と同じです。 

 で一方、三浦ってのは川端氏、宮崎氏などとは違い、単なる「反共主義者」であって「反全体主義」「自由主義者」なんかじゃ全然ないわけです。むしろ「三浦=右翼全体主義者」です。何せマッカーシー赤狩りチャンネル桜で擁護したことがありますから。したがって動物農場を反共小説としてしか紹介しない。
 右翼全体主義者が「全体主義批判本(動物農場)」を、反共主義の立場から「反共小説」として紹介しドヤ顔する。もう醜悪というか、バカというか、呆れて言葉もない。id:noharraはよく三浦みたいなバカを「自分が入ってる会の代表や副代表や事務局長」に担ぎ上げて恥ずかしくないもんです。id:noharraがバカだからそうなるんでしょうけど(そしてid:noharraに限らず守る会会員は全員バカだと評価していいでしょう)。ここまで俺に罵倒されても黙りで逃げ続ける屑がid:noharraです。何が「質問大歓迎(id:noharraが自ブログに書いた虚言)」なんだか。恥知らずの嘘つきはツィートやブログなんかしないで黙ってろよ、id:noharra

従来の訳では、例えば「動物は他の動物を殺すべからず」という戒めを、「動物は他の動物を理由なしには殺すべからず」と書き換えてあった、というふうに訳していたと思いますが、本書では「動物は他の動物を殺すべからず 理由なしには」と書き換えています。つまり、後で付け足す形で書きなおしていく*89ように訳されているわけで、これならたしかにすべてを書き換える*90より簡単だし、何より豚たちの偽善とご都合主義、理想の歪曲がよく伝わります。

 この種のこじつけと歪曲で俺が連想するのは最近では「安倍の集団的自衛権容認論」なのだが。現行憲法集団的自衛権行使が認められるなんてのは酷いこじつけ以外何物でもないだろう。まあ、そういう理解を安倍信者・三浦はしないわけだが。

(注:動物農場その他のオーウェル作品を)読み返すたびに発見というか、自分の政治主義や偏向を糺される思いがします。

 極右偏向してるゲスの癖に、三浦もよくも心にもない出任せが言えるもんです。どれほど面の皮が厚いのか。

*1:「なめとんか」としかいいようがないですね。誰が小川の本なんか買うか。むしろ浅井基文先生のブログ(http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/)でもまとめて「日本の北朝鮮批判は歪んでる」「朝鮮学校無償化除外なんか許されない」て本でも出せば買いますよ。小川の本なんか出す大月に「浅井先生の本を出す知性も度胸もない」でしょうけど。

*2:立命館大学経済学部助教授、京都大学大大学院経済学研究科教授を経て、現在慶應義塾大学経済学部教授。著書『中国はいま何を考えているか:ナショナリズムの深層』(2005年、大月書店)、『チベット問題とは何か:“現場”からの中国少数民族問題』(2008年、かもがわ出版)、『現場からの中国論:社会主義に向かう資本主義』(2009年、大月書店)、『マルクス経済学』(2012年、慶應義塾大学出版会)など

*3:著書『現代正義論』(1998年、青木書店)、『グローバリゼーションの権利論』(2007年、明石書店)、『格差とイデオロギー』(2008年、大月書店)、『革新の再生のために:成熟社会再論』(2012年、文理閣)など

*4:著書『〈生きにくさ〉の根はどこにあるのか:格差社会と若者のいま』(2007年、前夜)、『「生きづらさ」の時代の保育哲学』(2009年、ひとなる書房)、『シャカイ系の想像力:若者の気分』(2011年、岩波書店)、『「問題」としての青少年:現代日本の「文化−社会」構造』(2012年、大月書店)など

*5:著書『日本の大国化とネオ・ナショナリズムの形成:天皇ナショナリズムの模索と隘路』(2001年、櫻井書店)、『構造改革政治の時代:小泉政権論』(2005年、旬報社)、『安倍政権と日本政治の新段階:新自由主義・軍事大国化・改憲にどう対抗するか』(2013年、旬報社)、『安倍政権の改憲構造改革新戦略:2013参院選と国民的共同の課題』(2013年、旬報社)、『〈大国〉への執念:安倍政権と日本の危機』(共著、2014年、大月書店)など

*6:「救出」と書かずに俺だったら「帰国」と「中立的に書きます」けどね。こんなどうでもいいことで北朝鮮への敵意を宣伝しなくてもいいでしょうに。

*7:日本人妻の年齢を考えればそのくらいの覚悟で臨んで欲しいとは思いますがあえて言えば「最後ではない」「最後にしてはいけない」でしょう。少しでも可能性があるのなら「日本人妻が全員死去しない限り」何度でも取り組むべき話です。

*8:佐藤の本質はウヨだと思いますが

*9:わざわざ「大東亜戦争(1941年開戦の太平洋戦争のこと)」と書くと言う事は三浦的に「大東亜戦争以前の戦争報道(満州事変報道とか)」は問題はないのか?。それとも深い考えもなく「大東亜戦争」と書いたのか?

*10:とあえて三浦の書き方にあわせておきますが、俺が大東亜戦争という呼び方を支持してるわけではありません

*11:ぶっちゃけ朝日が「個々の記者の意見」ではなく「社論」として「ソ連、中国は平和勢力」なんて言ったことがあるんですかね?。「ソ連、中国を好戦勢力と見なし敵視することは妥当ではない」といったことはあるかも知れませんけど、別にそれ間違いじゃないでしょう。

*12:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任。

*13:当然ながら街宣右翼の反共機関紙ならまだしも朝日のような一般マスコミがソ連、中国への一般的批判ならまだしも「打倒ソ連、中国」なんて言えるわけもなければ言うべきでもないでしょう。

*14:財政大臣、副首相、党副主席、党中央軍事委員会副主席、人民解放軍総参謀長などを経て国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*15:ウィキペディア「綏遠省」に寄れば現在の内モンゴル自治区に当たる。

*16:ウィキペディア「晋察冀辺区」によれば「現在の山西省、河北省、遼寧省内モンゴル自治区にまたがる地域」。

*17:なお、チベットのプンワンも攻撃されたあげく、彼はウランフと違って「軟禁」ではすまず投獄されます。

*18:楊氏の持ち込みではなく、岩波からの依頼でも楊氏は依頼を断ることも出来ますからもちろん話は変わりません。

*19:でも文春は南京事件否定論を新書にしてるし、やめた方がいいかな。

*20:最近の反中国本として『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(2013年、PHP新書)、『日本人の恩を忘れた中国人・韓国人の「心の闇」』(黄文雄呉善花との共著、2013年、李白社)、『なぜ中国人にはもう1%も未来がないのか』(2014年、徳間書店)など

*21:最近の反中国本として『「日中戦争」は侵略ではなかった』(2011年、ワック文庫)、『世界中に嫌われる国・中国:崩壊のシナリオ』(2012年、ワック文庫)、『中国が世界地図から消える日』(2014年、光文社)など

*22:最近の嫌韓国著書としては『虚言と虚飾の国・韓国』 (2012年、ワック文庫)、『なぜ「反日韓国に未来はない」のか』(2013年、小学館新書)、『侮日論:「韓国人」はなぜ日本を憎むのか』(2014年、文春新書)など

*23:アマゾン書評者「ラグタイムララバイ」の正体が三浦であることは「ラグタイムララバイの書評とほとんど同じ内容の書評が三浦の個人ブログ(http://miura.trycomp.net/)に何度も掲載されたこと」で間違いない事実だと認識できる。なお、「ラグタイムララバイ名義の書評」全てを三浦が自ブログに掲載してるかと言ったらそんなことはなく、こうしたウヨ書評は見事にオミットしてる当たりが三浦らしい狡猾さだ。ただ三浦の「チャンネル桜の常連出演者」「月刊日本、月刊正論、ジャパニズムといった極右雑誌の常連ライター」「都知事選で田母神候補支持を公言」といった右翼的言動で三浦の極右性はバレバレであり、そうした姑息な行為(ラグタイムララバイ名義書評の扱い)がどれほど「三浦を穏健保守に見せているか」ははなはだ疑問だ。少なくとも俺にとってはそんな三浦の姑息な行為は全く無意味だ。

*24:そういうものについては今更三浦らウヨが朝日に因縁つける必要もないんですが。

*25:朝日が寄り添うも何も南京事件慰安婦の違法性や実在の否定なんて日本のウヨメディアしかやってないんですが。たとえば「産経や読売(最近産経並みに極右化し河野談話否定論まで唱えてる)はともかく」毎日や日経なんかは南京事件否定論河野談話否定論を唱えるほど酷くはありません。

*26:むしろ三浦らの南京事件などの否定の方がよほど中韓への誹謗です

*27:そういう人間もはてなには沢山いますし、大嫌いですが

*28:下手に俺に反論すると「歴史捏造主義批判者ぶってるのが嘘八百だとばれますから」ね。連中はどれほど俺に非難されても「三浦やペマの歴史捏造主義への荷担を批判しない自分たちのデタラメぶり」を反省し、わびたり、「今後はペマや三浦のそうした行為を批判しますといって実際に批判したり」なんてことは絶対にしないでしょうから。

*29:ウィキペの記述では、戦死なのか「合法的処刑(実質的に暗殺だとしても一応「国家反逆罪」などの罪名がある)」なのか、非合法な暗殺なのかは不明

*30:実際この三浦エントリには「私が知る限りリアルタイムで人質バッシングを批判していた右派は小林よしのりだけだ」という皮肉なコメントがついています。三浦がどう応答する事やら。今のところ応答しないで無視してるようですが。【2014年8/31追記:今見たら応答してましたが「当時ウヨでは小林よしのりしか批判してなかった」という部分は見事にスルーしています。】

*31:拓殖大教授、産経文化人、2009年正論新風賞受賞者と言う三浦のウヨ仲間。著書『小澤征爾:日本人と西洋音楽』(2004年、PHP新書)、『福田恆存三島由紀夫(上)(下)』(2010年、麗澤大学出版会)など

*32:靖国は演劇劇場じゃないんだからそんな事考えるわけがないでしょう。そういうことを考えて演劇人に持ち込むべきは靖国側の方です。

*33:第二次大戦中、ビシー政権(ペタン政権)に協力した事を戦後罪に問われ終身刑判決。獄中で発病し、恩赦を受け病院で死去。

*34:フランスで王制が終了したのが1848年でその後「一時ナポレオン3世第二帝政がありましたが」ずっと共和制が続いたわけです。

*35:モーラスのこと

*36:ただし三浦の文章やウィキペ「ミストラル」を読む限りミストラルはモーラスと違い別に極右ではないようです。

*37:ミストラルの智恵」のこと

*38:著書『北朝鮮ではなぜ軍事クーデターが起きないのか?:政軍関係論で読み解く軍隊統制と対外軍事支援』(2013年、潮書房光人社

*39:国防第一委員長、朝鮮労働党第一書記、朝鮮人民軍最高司令官

*40:失脚時、国防委員会副委員長、朝鮮労働党行政部長

*41:俺もそういう見解が一般的かと思います。

*42:メイン講師がチベットウイグルなんだから「参加する」という軽い表現は不適切でしょう。

*43:つまり豚肉を使ってない串カツ屋なら問題ないわけですが、そういうところはないんだろうな。

*44:それ以前に安倍の極右外交で、深刻な中韓との関係をまじめに考えろよと思いますが、三浦らはウヨは「中韓が駄目なら東南アジアがある」と言い出すから処置なしです。

*45:イスラム教のルールに則った食べ物」とか言う意味。わかりやすい例だと「豚肉を切った包丁を使ったらアカン」とか。まあ細部は素人には分かりませんけど。なお、そういうのはイスラム以外の宗教(例:ユダヤ教ヒンズー教)でも確かあるわけです

*46:その前に日本があの戦争で東南アジアに何をしたか知る必要があるでしょうね。三浦らウヨが「自虐」と言って嫌う行為ですが。

*47:イスラム教徒がいることは事実ですが。確かマレーシアとかインドネシアとかに多いんだったかな?

*48:中東やアフリカなんかはイスラムが確か多かったと思います

*49:たとえばウィキペ「カシュルート」によればユダヤ教に則った食肉処理でないとその肉は食べられない。

*50:牛肉は食べられないとか

*51:著書『北朝鮮・いまだ存在する強制収容所』(2012年、草思社

*52:単に買う興味のある本があまりないだけですが

*53:著書『虐日偽善に狂う朝日新聞』(2013年、日新報道

*54:悪名高い文革報道時の振る舞いはともかく今の朝日は全然「中国の手先」ではないですが。酒井の批判も「朝日の集団的自衛権批判は中国の差し金だ」という無茶苦茶な代物です。「なら集団的自衛権に批判的な人間は朝日に限らず野中弘務・元自民党幹事長や朴クネ・韓国大統領のような保守でも中国の手先なのか」と批判しても「そうだ、全員中国の手先だ」と言っちゃうのが酒井でしょうから話が通じない。

*55:当時の中国は欧米列強や日本の侵略で「半植民地状態」の上「軍閥によって国家分裂状態」ですから中国においても「当面の目標」「最大の目標」は「国家統一&完全な独立」でしょう。別に孫文政権や蒋介石政権も民主的選挙で選ばれたわけではありません。

*56:第1次伊藤、黒田、第2次松方内閣外相、首相を歴任

*57:北海道開拓使長官、第1次伊藤内閣農商務相、第2次伊藤内閣逓信相、首相、枢密院議長などを歴任、元老の一人。

*58:著書『閉ざされた国ビルマ:カレン民族闘争と民主化闘争の現場をあるく』(2010年、高文研)

*59:著書『殺劫(シャーチェ):チベット文化大革命』(2009年、集広舎)、 『チベットの秘密』(共著、2012年、集広舎)

*60:中国共産党対外連絡部副部長、外務次官などを経て現在、国務院台湾事務弁公室主任

*61:そんなことはしないでしょうけど。

*62:ググったところ香港大学副教授

*63:実際には香港行政当局が機動隊で占拠運動参加者を排除するだけかと思いますが。

*64:内モンゴル自治区のこと。当然「モンゴル国」が北モンゴルになる

*65:この記事はそういう態度を連想させる書きぶりであるわけですが

*66:小生も内モンゴル情勢なんか知りませんがたぶんそういうことなんだろうと想像しいます。

*67:記事に寄ればそうなんだそうです。

*68:カザフの内モンゴル支配なんかあったんですか?。それは知りませんでした。

*69:新疆ウイグル自治区のこと

*70:世界ウイグル会議副総裁(アジア太平洋担当)、日本ウイグル会議会長

*71:世界ウイグル会議総裁

*72:つうか、問題があったんでしょう。個人的にはどんなに丁寧な言い方をしてもMukkeさんに限れば、「ウイグルをバカにしてる」と怒ってたと思いますが

*73:自由インド仮政府国家主席インド国民軍最高司令官

*74:初代インド首相

*75:スーチーは大統領にはなっていませんが周囲も当人もそれを希望してるでしょう。

*76:彼女自身も後に暗殺されます

*77:サーカー氏に寄ればエルシャド大統領(軍政時代)の流れをくむ政治集団。

*78:ジアウル・ラーマン大統領(軍政時代)の未亡人

*79:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*80:むしろ三浦の評価する川端訳「四つ足いい、二つ足だめ」は俺にとって「幼稚っぽくて」かえって読みづらそうだ。あくまでも「俺にとっては」だが。

*81:邦訳はハヤカワepi文庫

*82:邦訳は岩波文庫、角川文庫、ちくま学芸文庫、ハヤカワ文庫

*83:ソ連共産党書記長

*84:外相、国防相を歴任。メキシコに追放されたあげく、スターリンの放った刺客に暗殺される。

*85:詳しくはウィキペ「九頭竜川ダム汚職事件」を参照して下さい

*86:吉田内閣蔵相、通産相、石橋内閣蔵相、岸内閣蔵相、通産相などを経て首相

*87:著書『オーウェルマザー・グース:歌の力、語りの力』(1998年、平凡社選書)、『ジョージ・ベストがいた:マンチェスター・ユナイテッドの伝説』(2010年、平凡社新書)など

*88:アニメ映画があるんですね。これは俺は見たことはありません

*89:一般論で言えば「後で付け足す形で直す」というのは一概に悪とは言えません。

*90:追加文章を後ろにつけるか、中に組み込むかの違いであって、角川訳と岩波訳には大して違いはありません。まあ、岩波訳の方が「あとでねじまげた」と言うイメージは強まってるかも知れませんが、「感覚の違い」に過ぎないし。