「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート100(追記・訂正あり)

外務大臣への要請書 訪朝時に日本人配偶者の調査報告・安否確認と希望者の日本帰国を北朝鮮側に求めてください
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01108
 三浦がこんな事言わなくても外務省はやるでしょう。つうか「制裁すれば北朝鮮の方から屈服する、焦ることはない」「拉致が最優先だ!」とバカな事言って「日本人妻問題を含む」日朝間の諸問題解決を妨害してきたのが「家族会・巣くう会・拉致議連」という「悪の枢軸」「黒い三連星」であり、そうした救う会ら「拉致業界に巣くう悪党連中」に何一つ批判的な事を言ってこなかったのが三浦ら守る会なのによくもまあ心にもないことが言えるもんです。なお、本気で三浦らがこう思ってるのなら「家族会、巣くう会、拉致議連の交渉打ち切り論や制裁再開論、拉致最優先論」を批判しないと筋が通らないでしょうがその種の論理性は三浦一味(守る会)には皆無でしょう。


■月曜評論のこと(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2799
 柳氏ブログ(http://blog.goo.ne.jp/yu_miri)でも触れられてる「創の件」について簡単に触れておけば事実であれば柳氏への不払いの執筆料は当然早急に払うべきでしょう。以上。
 で次に月曜評論について。月曜評論は「ウィルやSAPIO、月刊正論」などと同レベルの極右雑誌です。経営不振で今は廃刊しました。毎回「打倒日教組」「打倒中国、北朝鮮」「南京事件は中国の捏造、慰安婦は韓国の捏造」なんて愚にもつかないアホ極右記事が載ってたわけです。そんな雑誌を自ブログで好意的に取り上げたあげく

(注:月曜評論を発行していたが経営不振で廃刊された元「月曜評論」発行者の)中澤氏は今「時事評論*1」(1部200圓、年間では2000圓*2)という4ページのミニコミを発行しています。興味のある方は電話076−264−1119  ファックス 076−231−7009まで。

なんて宣伝するんだから三浦も相当の極右です。もちろん「時事評論石川=月曜評論の二番煎じ」でしょう。こんな極右・三浦が「代表や副代表、事務局長をやってる右翼団体・守る会」に入りながら「河野談話を否定する奴はバカ」などと自ブログに平気で書けるid:noharraには心底呆れます。そのバカ「三浦」を「守る会代表、副代表、事務局長」にしてきたバカの一人が何を言ってるのか?
 「お前にまともな良識があるのなら三浦批判してみろ、この糞野郎」と改めてid:noharraのバカを罵倒しておきます。どうせid:noharraのバカにその種の良識はないでしょうが。

【追記】
後で気付きましたが三浦は以前も
■『石川時事評論*3に「良書紹介」コラム書きました』
http://miura.trycomp.net/?p=2208
て「時事評論石川」エントリを書いてて
『「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート89(追記・訂正あり)』
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20081002/1307052595
で俺が三浦批判してますね。


■香港民主化運動に連帯する協議会声明 : アジア自由民主連帯協議会
http://freeasia2011.org/japan/archives/3665
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 「反中国ウヨの協議会はいつになったら香港の件で中国批判するの?」と思ってたので「ほう、やっと中国批判か?」て感じですね。ちょっと予想より遅かったなと。しかし香港の活動家もウヨ団体に連帯されても迷惑なだけでしょう。

 平和的な手段で民主選挙を要求する抗議運動に対し、中国政府に近い立場にいるとされる梁振英行政長官は、デモ隊に外国勢力が関与しているとまで誹謗しています。

 正論ですが、協議会のようなウヨが言うと「お前が言うな、恥を知れ」ですね。協議会のようなウヨは「慰安婦問題で河野洋平は韓国に媚びてる」「靖国参拝共産党中韓に媚びてる」「沖縄の基地批判派のバックには中国がいる」などと自分の批判者を勝手に外国の走狗であるかのように誹謗して恥じないからです。まあ、「協議会のようなウヨ」にせよ、中国にせよ「あいつらの背後には外国がいる」とか言っちゃうのはそうやって「外国の手先扱い」した方が批判が楽だからでしょう。批判と言うより誹謗中傷ですけどね。


■10月20日日本ウイグル協会主催東京講演会、これ、ぜひ来てほしい(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2788
 歴史修正主義エントリに比べればあまり突っ込むところもありませんがコメント。講演者についてはよく知りませんので特にコメントしません。

 タイというのはそもそもある種の「難民大国」で、ベトナム戦争の折から多数の難民を受け入れてきました。もちろんそれなりの矛盾もあるんだけど、現在に至るまで、政権がどう変わっても、北朝鮮難民も多数受け入れ、また、仮に不法入国として逮捕しても、彼らが北朝鮮から来たことが確定すれば数か月の取り調べの後希望する第三国に送っている。こういう国に日本はもっと「人道援助」としてのODAを送らないと。

 おいおいです。三浦はODAを「立派な国*4に対するご褒美」か何かと勘違いしてるんでしょうか。
 「ODAすべき国」は建前では「困ってる国」ですよね。たとえば「エボラ出血熱が蔓延してるアフリカ」とか。まあ、実際にはその建前通りにはやってなくて「日本企業の商売に役立てる」とかいろいろな要素が入り込んでるわけですが。


ウイグル12ムカム

http://12muqam.web.fc2.com/
 ムカムは、二十世紀初頭になると急激な社会変化についていくことができずに、ほとんどが完全なかたちでの伝承は難しくなっていた。このような時、当時のソ連で行われていた民族音楽の再構築運動に影響された、新疆自治区初代主席サイフディン・アズィーズィー(1915-2003)の陣頭指揮のもと、ムカムの発掘保存プロジェクトが開始されたのである。
(中略)
 「民衆が必要としないものは消滅するのだ」と言うのは簡単であるが、ウイグルのムカムは消滅するに任せておくにはあまりにも惜しい文化遺産である。おそらくこの点が考慮され、ユネスコが2005年に発表した「人類の無形文化遺産の代表となるもののリスト」に、各地に伝わるウイグルのムカムが入れられたのではないだろうか。

 三浦の個人ブログ(http://miura.trycomp.net/)にリンクがはってあるサイトからの引用です。
 ここからは
1)ムカムは時代の流れの中で衰退していた*5
2)それを保護しようとする中国政府(新疆自治区初代主席サイフディン・アズィーズィー*6)やユニセフによって滅亡を免れたと言う事
が分かります。どうも保存作業(録音や五線譜への書き起こしなど)がされるまでは「ムカムの伝承は口伝オンリー(文字化されてない)」だったようです。
 まあ、「だから中国のウイグル支配に問題はない」とまでは言いませんが、保護に尽力したことそれ自体は評価していいでしょう。三浦がコミットしたと言う事で本はよほど反中国的内容かと思いましたがそうでもなさそうです。 


■昨日「金日成のパレード」「北朝鮮 素顔の人々」試写会でした(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2777

例えば「意志の勝利」とかを観ると、やっぱり映画としてはすごい。
(中略)
このナチスの党大会を撮影したドキュメントはその頂点だと思う。そのある種の映像の力というのは、少なくとも私はパレードには感じない。

ナチスにシンパシーをおそらく感じてる極右」で「もちろん北朝鮮に敵意むき出しの反共主義者・三浦」のいうことなので話半分に聞いておきます。

(注:映画は)ヤルゼルスキは「ポーランド社会主義体制を救った人」として紹介。

 三浦は何故かヤルゼルスキについて全然説明しませんが、ヤルゼルスキ*7というのはポーランドの首相だった人物でワレサ*8が指揮する「連帯」の民主化運動に対し、首相時代の1981年に戒厳令を発動しました。「体制を救った」とは撮影時期(1988年)から考えて映画においては「西側の手先ワレサからポーランド社会主義を救った」と言う意味でしょう。
 ただ、現代の目からはヤルゼルスキは「ハンガリー動乱プラハの春弾圧のようなソ連の介入からポーランドを救った」と好意的に見ることもできるでしょう。ソ連介入阻止が単にヤルゼルスキ個人の保身に過ぎないとしても。
 ウィキペ「ヤルゼルスキ」にも次のような記述が出てきます。

「ヤルゼルスキ」
・2007年4月17日、1981年の戒厳令布告の際の民主化弾圧の責任を問われ、ポーランド検察によって起訴された。弁護側は、ヤルゼルスキが、あの時戒厳令を布告して民主化運動を取り締まらねばハンガリーチェコスロバキアのようにソ連が介入してきたはずであり、結果的にポーランドの独立を守ったと主張したが、検察側は、ソ連ポーランド内政に干渉しないという当時のソ連指導部の文書を提示し、ヤルゼルスキ側の弁論に反論した*9。有罪ならば懲役10年程度が予想されていた。
 2014年5月25日午後3時24分、脳梗塞によりワルシャワ市内の病院で逝去。90歳没。
・「連帯」運動の中心的指導者のひとりであり戒厳令当時は政府と激しく対立していたジャーナリストのアダム・ミフニク*10は後にヤルゼルスキの弁明を全面的に支持している。
・後にワレサは、ヤルゼルスキを裁くのは間違いだと強く主張し、ヤルゼルスキに対する評価は現在の世論や政治家や司法ではなく、のちの世の歴史家の判断にゆだねるべきだと述べている。

さて三浦のエントリに話を戻します。

最近、金日成*11(白峯著、雄山閣)という本を、まあ、読んだとは言えない、(注:表紙と帯だけ古本屋ででも?)「見た」のですが、1969年に翻訳出版された本、まあ、すごいと言えばすごい礼賛本ですけど、推薦しているのが
社会党委員長 成田知巳*12
総評*13議長 堀井利勝
日朝協会会長 長野国*14
元東大教授 宗像誠也*15
東教大*16教授 家永三郎*17
といった方々が帯に文章を寄せ、推薦者として、大内兵衛*18金田一京助*19木下順二*20中野好夫*21阿部知二*22市川房枝*23千田是也*24宇野重吉*25蜷川虎三*26山本薩夫*27といった名前が連なっている。まあ、そういう時代だったんだろうなあ。

 当時は今と違って北朝鮮の問題点なんてよくわかってないですからね。
 青瓦台襲撃事件(1968年)は既に起こっていますが、ラングーン事件(1983年)、大韓航空機爆破事件(1988年)はずっと後の話です。勿論、北朝鮮拉致疑惑なんかこの時点では認識されてない。一方ライバル国家韓国も朴チョンヒ独裁時代で「金大中拉致事件(1973年)」に代表されるような反体制派弾圧を当時公然とやっていたわけです。 
 また、名を連ねてる人間のうち、社会党委員長の成田氏、共産党*28監督である山本氏などは左派と言っていいでしょうが、「二院クラブ代表の市川氏」「アイヌ研究者の金田一氏」などはどう見ても左派ではないでしょう。まあ、市川氏や金田一氏を左派と見なすとしてもせいぜい中道左派でしょう。左派でなくても北朝鮮に割と好意的だった時代とは言えるでしょう。まあ、それはそれで今の視点で見ればいろいろ問題もあるでしょうが少なくとも歴史修正主義極右(南京事件否定論者、河野談話否定論者、都知事選での田母神候補推薦者)の三浦ごときにああだこうだと言って欲しくないですね。


■何故か「守る会サイト」にエラーが出る(2014年10/8執筆)
 「守る会サイト」の事実上の管理人・三浦の個人ブログ(http://miura.trycomp.net/)にもリンク先として「守る会サイト」があるのですが、クリックしても見事にエラーが出ます。9/29の最終更新後、10/8の今日まで約1週間にわたり更新のなかったサイトですが一体、何があったのか。三浦ブログにも守る会ツイッターにも「守る会サイトにエラーが出て申し訳ありません、鋭意、復旧作業中です」との断りもないので何が何だかさっぱりわかりません。いずれ復旧するのか、はたまた新サイトが登場するのか、このまま「サイトがない状態」がいつまでも続くのか。
【2014年10/10追記】
 復旧したようですが、エラーが長時間にわたり出てたことについてのわびの言葉は何一つないようです。少なくとも、ぱっと見た限りではどこにも見あたりません。
 すぐに目立つところに「エラーが出て申し訳ありませんでした」と書くのが誠実さというもんじゃないんですかね。何とも社会性のない酷い団体です。復旧後最初の記事も
■『兵庫県朝鮮学校に対する補助金裁判の控訴人意見要旨』
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01107
などという酷い差別発言、言いがかりで心底呆れます。
 一点だけ連中の暴言を批判しておけば「国連の北朝鮮人権報告書を裁判所に提出した」てそんなもん朝鮮学校と関係ないでしょう。大体国連は、ピレイ人権高等弁務官人権委員会が何度も「朝鮮学校に対する無償化除外や補助金除外は国際法に抵触する違法の疑いが強い」としているのですが。
 まあ、一審は県が勝ったし、裁判は二審や最高裁でも県側が勝つでしょう。小生もその程度の良識が裁判所にあると思っています。ウヨ連中も「勝ち負けではなく県に嫌がらせして補助金を減額ないしゼロにすること」が目的でしょうから勝ち負けだけで喜ぶわけにもいきません。県教育行政への監視が必要だし場合によっては、行政訴訟も必要になるわけです。
 それはともかく「在日差別体質」といい「自らの不祥事『サイトエラー』(?)に対してすっとぼける無責任性」といいこんな糞団体に入って恥ずかしくありませんか、id:noharraさん。


■浅井基文ブログ『朝鮮情勢(中国側見方)』
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2014/641.html
 外交評論家・浅井基文氏*29(元外務省中国課長、元広島市立大学広島平和研究所所長)が紹介する「中国メディア・環球時報北朝鮮*30情勢分析」を見てみましょう。
 もちろん浅井氏が断っているように「中国メディア・環球時報の見方が中国政府の見方とどれほど一致しているか」と言う問題はありますが。
 いずれにせよこうした「中国メディア・環球時報北朝鮮情勢分析」から浅井氏は
1)「中国は北朝鮮体制は安定していると考えてるし、また崩壊させるべきだとも考えてない」
2)「したがって日本極右の主張する北朝鮮崩壊論は現実的でない」
とみなしています。小生も全く同感です。

■李敦球*31文章「朝鮮は西側によって悪魔化されている典型」(9月30日付環球時報掲載)
 朝鮮に限界性があるにしても、国際社会及び世論としてはその弱みにつけ込んで打撃を加え、その崩壊を促すというようなことをするべきではない。その理由は簡単であって、朝鮮が崩壊するようなことがあれば、東北アジアひいては世界にとっていいことではないからだ。朝鮮の国内政局はまずまず安定しており、トップの人事及び権力機構は基本的に完成し、最高政策決定レベルはますます若返りしている。朝鮮の人々も政府の行っている民生改善の措置を歓迎しており、朝鮮経済はなお非常に多くの困難があるとは言え、朝鮮社会は基本的な安定を維持している。
 朝鮮は(注:経済的に)小国で人口も少なく、外からのリスクに抵抗する能力が比較的弱いので、朝鮮が将来に向けてどのような歩みをするかは、朝鮮と国際社会の関係如何によって決まるところが大きい。筆者が思うに、朝鮮を制裁し、孤立させることは問題解決の方法ではなく、国際社会、特にアメリカの責任ある方法は、朝鮮との間で対話と接触を進め、徐々に対立を解決し、朝鮮をして国際社会の責任ある一員へと導くことであり、これこそが問題の根本的解決の策である。

■宋永吉*32署名文章「米韓は「朝鮮崩壊」をあらかじめ設定している」(9月30日付環球時報掲載)
 朝鮮に対して軍事攻撃を仕掛ければ全面戦争になってしまう。したがって、軍事攻撃という選択肢はあり得ず、対話に戻る以外にない。
(中略)
 そのためには、朝米間の事実上の接触となる6者協議を再開する必要がある。同時に、韓中の自由貿易交渉に開城工業団地の原産地認証規定を追加し、ロシア、韓国及び中国を通じて朝鮮北部地域での経済協力を進め、朝鮮と国際社会の連結を促すのだ。


■今必要なのは良質な戦後左派言論の復権では(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2766
 やれやれです。三浦は右派なんだし、他人を心配するより「今の右派言論が、過去の右派言論と比べて良質か」まじめに考えたらどうなのか。荒木和博だの島田洋一だの下劣なデマ右翼がまかり通る現状はどう見ても過去の右派言論と比べてまともではありません。司馬遼太郎*33とかある程度まともな保守からしたら現状の日本右派は絶望するしかない惨状でしょう。まあ、三浦も荒木や島田と同類のデマ右翼なんで「過去の良質な保守再評価とそれによる日本保守の現状の正常化」を三浦に期待するだけ無駄ですが。こういうデマ右翼・三浦が代表や副代表、事務局長を務める会に入ってるid:noharraは本当に恥知らずです。
 しかも三浦の言う良質な左派言論って

明治以後の近代日本を、アジア主義の側面から評価するとともにその問題点をも批判し、大東亜戦争を、民衆レベルではアジア解放の聖戦の一面を持つと評価しつつ、同時に思想的にはアジア主義の堕落だと批判したのは竹内好*34だったはず

ですからね。単に自分らウヨに都合の良さそうな左派(?)言論をつまみ食いしてるに過ぎないわけです。三浦は「左派にも理解がある俺」を偽装してるつもりでしょうが偽装になってない。
 偽装したいのなら「左派による右派批判」を取り上げた上で「一理ある」「右派の問題点は素直に反省したい」とでも言うべきでしょうがそんな才覚が三浦にあるわけもない。
 いずれにせよ、そういう「つまみぐい」って竹内氏らに対して失礼の極みでしょう。まあ、三浦の主張が事実なら竹内氏の認識は端的に言って間違いだと想います。「チャンドラ・ボース*35」とかの存在を過大評価してるのでしょうが、竹内氏の主観はともかく客観的には三浦のような歴史修正主義右翼に「左派の竹内も俺と同意見だ」と悪用されるだけの愚見でしょう。ただ竹内氏が生きていたらさすがに「俺はお前らウヨとは違う!、一緒にするな!」と三浦らウヨに抗議するでしょうが。

この人が今評価が低いのは、たぶん文革毛沢東への評価が礼賛や現実無視としか見えないからだと思いますけど、

 やれやれです。小生は竹内氏についてはその本を一冊も読んだことはないので評価は控えます。
 しかしそう都合良く「竹内の文革評価、毛沢東評価は間違いだが、大東亜戦争評価は正当だ」てわけにいかんでしょう。そしてこれはあくまでも「三浦の文を読んだ上の俺の感想に過ぎず、きちんとした竹内分析などしてるわけでは全然ないこと、当然間違いの可能性が大であることを断っておきますが」、竹内氏は「ヨーロッパ型近代主義の問題性」に気をつけるあまり「反ヨーロッパ」と言う物に対して見る眼が甘くなってしまう人なんじゃないか。
 だから「反ヨーロッパ」という認識で文革大東亜戦争も好評価したのではないか。そう考えれば「竹内の文革評価、毛沢東評価は間違いだが、大東亜戦争評価は正当だ」てわけにはやはりいかんでしょう。

今政治的に、国家というものの価値の回復、歴史伝統への回帰、日本悪玉史観への粉砕は必要。

 三浦の言う「日本悪玉史観の粉砕」が何を意味するかといえばやれ「張作霖暗殺はコミンテルンの犯行」「南京事件は中国の捏造」「慰安婦は韓国の捏造」「東京裁判で処刑されたA級戦犯昭和殉難者」「太平洋戦争が起こったのはハルノートをおしつけようとした米国が悪い」などの極右言論ですからね。呆れて物も言えません。戦前の日本は悪玉(侵略国)だったのですからそれを批判することは何ら悪玉史観じゃない。それが悪玉史観なら「ナチスドイツ批判」「スターリンソ連批判」も悪玉史観になるでしょう。もちろん「日本悪玉史観の粉砕」だけでなく、「国家というものの価値の回復」、「歴史伝統への回帰」だって三浦の言うそれは噴飯物でしょう。
 三浦以上にその存在が、もっと呆れて物も言えないのは、歴史修正主義極右・三浦を代表、副代表、事務局長などの幹部ポストに就けてきた極右団体・守る会の会員でありながら「南京事件否定論河野談話否定論」を否定する反「歴史修正主義者」であるかのように振る舞う詐欺師id:noharraですが。 
 id:noharraのような恥さらしの虚言者には憤りを覚えますね。

【追記】
つうか松本健一*36竹内好「日本のアジア主義」精読』(2000年、岩波現代文庫)なんて本が出てますから「竹内のアジア主義認識をどう考えるか」なんてことは三浦がああだこうだ言うまでもなく、少なくない竹内研究者に認識されてるわけです。


ウイグル音楽入門CDは、個人的にはこれがおすすめ(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2756

 12ムカームの本が出ますと盛んに宣伝していましたら、ある方から、ウイグルの伝統音楽を聴くにはどのCDがいいのか、と聴かれました。私はあの本を出すために多少出版社との交渉などしましたけど、実は専門家でもなんでもない。

 「交渉しましたけど」て三浦は、この本の著者でも、ウイグル専門家でも何でもないのに、どういういきさつで、何を出版社と交渉したんでしょうか。
 三浦の肩書きは「文筆家」のようですがそういう「編集者的な仕事」も三浦の商売なのか。
 しかし「三浦が関わったら駄本」と言う気もないですが、俺だったら「ウイグル専門家でもない上に人格低劣な糞右翼」の三浦になんぞこの種のことを頼みませんけどね。そう言う意味で三浦とつきあうことに疑問を感じないらしいこの本の著者には全然共感できないですね。


■あす発売の正論11月号に寄稿してます(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2748

あす発売の「正論」2014年11月号に寄稿しています。
異変!? メディアにみる「慰安婦」戦線の今後
 評論家 三浦小太郎

 やれやれです。「河野談話を否定する」ウヨ雑誌正論に「慰安婦問題」でウヨの三浦が文章を書いた。しかも11月号は慰安婦問題での朝日バッシングをウリにした号である。

朝日と外務省の言い逃れできぬ「慰安婦」国辱責任、性奴隷の発信源、国連クマラスワミ報告*37と吉田証言
 東京基督教大学教授 西岡力
アメリカに見る「性奴隷国家」の汚名雪*38までの果てなき道
 産経新聞ワシントン駐在客員特派員 古森義久

なんてウヨ論文も掲載されている(もちろん西岡も古森も札付きの河野談話否定論者です)
 これは三浦論文は「朝日は吉田証言誤報を認めるだけじゃ足りない、河野談話否定まで突き進め」という類の暴論、つまり西岡や古森と同レベルの暴論でしかないでしょう。もちろんまだ三浦の文章を読んではいませんが「吉田証言誤報河野談話の是非は全く関係ない、産経は河野談話への言いがかりを辞めよ」なんてまともな文の訳がない。そんなもんが正論に掲載されるわけがない。
 まあ、後で本屋で立ち読みか図書館で読むかして三浦の駄文を確認しようかなって気もしますけど。
 さてここで問題になるのは三浦を「守る会代表、副代表(過去の役職)、事務局長(現在の役職)」、つまり守る会幹部として担ぎ上げてきた守る会会員の責任です。仮にも人権団体の構成員を名乗る者が一会員ならともかく幹部の三浦が「河野談話否定論」という反人権的主張を公然としてることを容認していいのか。
 特に自ブログやツイッターで「僕は河野談話支持者です、否定論には反対です」と河野談話支持者面してきた「守る会会員」id:noharraの責任は重大です。
 id:noharraが人間として誠実であろうとするなら「河野談話否定論者・三浦小太郎」を「自称河野談話支持者」として厳しく批判し、少なくとも「守る会役員(現在三浦は事務局長)」からの引責辞任を求め受け入れられなければ守る会を抗議退会すべきでしょう。ただし俺はid:noharraがそういうまともな人間だとはかけらも思ってませんが。おそらく「わかりました、抗議します」とも「三浦さんは河野談話否定論者ではない、だから抗議なんかしない*39」とも何とも言わないで無視でしょう。チベットキチガイid:Mukkeとか言うバカがチベットの不祥事(ダライによるオウムや念仏宗無量寿寺からの献金受領、ダライによるエセ科学者・村上和雄との「対話」、ペマ・ギャルボの河野談話否定論、南京事件否定論への同調など)を「興味ない」の一言でトンズラして後は小生の批判を華麗に無視するのと似たり寄ったりの卑劣、愚劣な態度でid:noharraはトンズラするでしょう。id:Mukkeといい、id:noharraといい全く人としてお話にならない論外のクズ野郎だと思います。ああいう馬鹿者どもを評価する人間の気が知れない。
 まあ、「チベットキチガイid:Mukkeと「河野談話否定者・三浦を黙認する自称河野談話支持者(つまり虚言野郎)」id:noharra*40のクズ二人のことはともかく。三浦の紹介する正論の目次で一番酷いのは慰安婦関係*41ですが他も酷いです。

独占対談 新党設立へ 
我ら、国家守護の双頭たらん 衆議院議員 西村眞悟/元航空幕僚長 田母神俊雄

西村と田母神の泡沫新党「太陽の党」なんか取り上げるのは正論ぐらいのもんでしょう。

検証・昭和天皇実録…戦争責任などあるはずもない 
立憲主義と世界平和を追い続けた信念と苦悩
京都大学教授 伊藤之雄 

 ばかばかしい。日本軍最高指揮官、国家元首だった昭和天皇に何で戦争責任がないのか。
 いわゆる「君主無問責」の問題があるので法的責任はないとしても、少なくとも道義的責任、政治的責任は免れないでしょう。「軍が勝手に暴走して止められなかった」「天皇は戦争を望んでなかった」なんて事実はどこにもありません(「軍の暴走を止められなかった」場合でも昭和天皇の責任ゼロとは言えないと思いますが)。
 そしてアジアを侵略した人間・昭和天皇のどこが「世界平和を追い続けた」のか。あの戦争を不可避の自衛戦争とでも言うのか。
 バカも大概にしたらどうなのか。この伊藤氏、『昭和天皇伝』(2014年、文春文庫)と言う著書がある「歴史学者*42のようですが、
1)正論駄文も本業の著作もどっちも駄目
2)本業はまともだが、正論駄文では、詭弁でウヨに媚びてる
のか,どっちか知りませんが、まともに評価出来る御仁ではないでしょう。まともな学者は正論から声なんかかからないし、声がかかってもノーサンキューでしょう。保守系の雑誌なら月刊文春、中央公論とか、もっとマシなのは他にもいろいろあります。

典子女王殿下*43ご結婚で変わる現代女性の結婚観
 ジャーナリスト・文化女子大学*44客員教授 渡邉みどり*45

 ばかばかしい。戦前じゃあるまいし皇族の結婚で結婚観なんか変わらないでしょう。
 大体「ミッチーブーム」を起こしたという現皇后の結婚なんかと比べたら全然騒がれてないでしょうに。

【2014年10/4追記】
 「河野談話否定派」三浦を批判出来ない「自称河野談話支持者」のid:noharraが最近ツイッターで必死に

https://twitter.com/KazuhiroSoda/status/518048658055389185
想田和弘*46
‏@KazuhiroSoda
安倍さんは本当にそう信じているならなぜ国連で「発信」しなかったの?発信したら総スカンを食うからでしょ?国内でしか通用しないプロパガンダはやめてほしい。→
読売『朝日報道で「『日本が国ぐるみで性奴隷にした』といういわれなき中傷が世界に」』安倍首相 
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20141003-OYT1T50079.html?from=tw

といった河野談話支持者のツイッターをリツィートしてて笑った(いや、正直な話、noharraツイッターでこういう情報収集ができること自体は実はありがたいのだが)。詐欺師・id:noharraはそういうリツィートすれば、「id:noharra河野談話支持者だ」と善男善女をだませると思ってるらしい。あのな、id:noharraよ、お前が三浦小太郎を批判しない時点でそんな偽装は醜悪なだけだから。
 チベットキチガイid:Mukkeが「僕は歴史修正主義に反対です!」と言いながら「南京事件否定論河野談話否定論でウヨに媚びる」ペマギャルボ批判しないでスルーするような醜態は辞めとけよ。


■下村文科相記者会見録(平成26年9月26日)
http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1352139.htm
 平成26年9/29現在書いています。
 文科省の大臣記者会見録の何が便利かって「キーワード」というのがあることです。
 これによって「記者会見で何が話されたか」、キーワードを見るだけである程度分かるわけです。他の省庁の大臣記者会見録も同じかも知れませんが。
 で「平成26年9月26日」のキーワードに

ヘイトスピーチへの対応、国連人種差別委員会の朝鮮学校高校無償化の勧告

と書いてあるので後でコメントしましょう。どうせ「国連勧告には従わない」と詭弁で下村が居直り、俺が「何言ってるんだ、お前」と突っ込むといういつものパターンでしょうが。動画をわざわざ聞く元気がないので文字起こしが掲載された時点でコメントします。

【2014年9/30追記】
 文字起こしが掲載されたので「朝鮮学校関係部分だけ」コメントしましょう。いつもながら下村の発言は内容の酷さに読んでてうんざりしますが。

http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1352139.htm
記者)
 今の人種差別撤廃委員会のことで(注:ヘイトスピーチの他に聞きたいことが)もう一個なのですが、この中で朝鮮学校の無償化の問題、制度の問題についても、これはやっぱり明確な差別であるということで、人権委員会から勧告が出たのですけれども、これについて大臣はどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。
大臣)
 それは認識が違っていると、結論から言うと、そう思っております。
 この朝鮮学校への高等学校等の就学支援金制度に係る不指定処分、これについての具体的な指摘であると思いますが、これについては我が国は、1つは、朝鮮学校朝鮮総連と密接な関係にあり*47、教育内容、人事、財政において、その影響が及んでいることから、法令に基づく学校の適切な運営が行われているとの確証*48が得られなかった*49ため不指定処分としたということ。また、朝鮮学校都道府県知事の認可を受けて、学校教育法第1条に定める高校になるなどすれば現行制度の対象となり、また、高校や他の外国人学校に在学する在日朝鮮人等は現行制度の対象となっていること*50などを踏まえれば、差別に当たらないと考えています。
 私は、かなり前ですが、実際に朝鮮人学校高等部に視察に行ったことがありました。ここは校舎や校庭等、1条校になる条件は既に備えられているのですね。ですから、1条校を希望すれば客観的な条件はあります。にもかかわらずしないというのは本国を含めた朝鮮学校側の判断でありますから、日本の法律下の中で、日本のルールにのっとるような条件整備が既にできているわけですから、そうしてもらえば高校無償化の対象にもなるということでありまして、今回の人種差別撤廃委員会において、日本政府としては委員会からの質問に対して書面で回答するなど、今申し上げたようなことを含めて、不指定処分が差別でない旨の説明をしてまいりました。にもかかわらず、委員会の最終見解は我が国の状況を十分に理解していないという判断ではないかということで、誠に遺憾であります。
 この最終見解は、法的拘束力を有するものではありませんが、人種差別撤廃委員会において、日本政府としての主張をよく理解をしてもらう必要があると考えておりまして、再度、同委員会に対して書面提出するなど、適切に対応していきたいと考えています。

 明らかな差別を差別じゃないと強弁する上、その強弁理由が「いわゆる1条校になればいい、そうすれば無償化対象になる」。アホすぎて頭痛がする。だからな「1条校じゃなきゃ駄目*51」て事自体が正当性のない差別だろうが。他の「無償化対象の外国人学校」が全て1条校かといったらそんなこともないしな。つうかお前ら仮に1条校申請したところで1条校許可しないだろ?。あるいは1条校認定を仮にした*52ところで別の因縁つけるだろ。どれほど恥知らずのクズなんだか。もはや裁判での勝訴以外ないのかと絶望的気持ちになるな。


■11月15日から、渋谷の映画館で「金日成のパレードリバイバル上映(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2735
 ま、個人的にはこういう映画には複雑な感情がありますね。
 「ウヨの在日差別や北朝鮮打倒論に悪用されなければいいな」ということですね。そう言う意味では映画監督・崔洋一氏が「映画制作者の主観はともかく客観的には単なるウヨの北朝鮮バッシング映画にしかなってないのではないか、批判の域に達してないのではないか」「在日差別や北朝鮮軍事的打倒論というやばい主張の援護射撃にしかならないのではないか」と批判したらしい*53というのも「仮に批判が不当*54だとしても」その気持ちは分かる気がします。
 いずれにせよ、映画のできがどうであれ*55三浦のようなウヨが「日朝交渉を妨害するため」そういう方向に悪用する気満々なのは言うまでもないでしょう。
 「映画の評価とは別」に、そうした「右翼の在日差別扇動」「右翼の北朝鮮打倒論扇動」に「差別はおかしい」「戦争を煽るな」「交渉でしか拉致その他の問題は解決しない」などと批判すべきなのは言うまでもありません。北朝鮮批判とは「在日差別」でもなければ「北朝鮮打倒論(特に軍事的打倒論が問題)」でもありません。


■反中国バカ右翼団体台湾独立建国聯盟」の寝言を笑う
まずは
■台湾の選挙へ向けて(http://www.wufi-japan.org/archives/412

次の台湾総統が、引き続き国民党から選ばれれば、台湾は中国との統一への道をさらに進むことになり、もう引き返せなくなるでしょう。

 ばかばかしい。馬英九*56総統は「中国との経済関係発展」は目指していますが、統一なんて目指していません。つうかこれで次の台湾総統がまた国民党から選ばれたらなんて言うんですかね、このバカウヨ団体。もちろん「どうなるかはわかりませんが」、国民党から選ばれないという保障はどこにもないわけです。まあ、過去の発言をなかったことにして「まだ統一への道は阻止できる」と言い出すんでしょうけど。

 日本にとっても、台湾の選挙は、台湾が親日的なパートナーのままであるのか、反日国家になるのかの重大な分かれ目となりますから他人事ではありません

 そもそも馬総統は統一などめざしていませんが「中国との統一=反日国家」「独立=親日国家」と言うのも酷い理解です。独立していようが、何らかの理由で日本と台湾が対立し、その対立を交渉(友好的な方法)ではなく「非友好的な方法(例:対日制裁発動)」で解決しようとする極右政権が台湾に誕生すれば台湾は反日国家になるでしょう。あるいは現在、日本極右が反日国家呼ばわりして、中韓を敵視してるように、日本極右が台湾を反日国家と非難すれば、台湾は「少なくとも日本極右にとっては」反日国家になるでしょう。

台湾にとって、日本は一番信頼でき、頼りにできる国だからです。

 見え透いたおべっかも大概にしてほしいですが、これで鼻の下を伸ばすバカが日本ウヨなんでしょうか。


■『片岡正巳氏に謝罪と敬意を。氏の 「朝日新聞戦後責任」(展転社)是非お読みください』の三浦コメントに呆れる
http://miura.trycomp.net/?p=2712&cpage=1#comment-90542
 低能極右・三浦のコメントが酷いのは今に始まったことじゃないですが。
 何が酷いって朝日が朝鮮学校無償化除外論を支持しないことを偏向してるとか抜かしてることですね(他にも酷いコメはありますが)。それお前の価値観に過ぎないし、あんなもん支持する方がおかしいだろ(ちなみに朝日以外でも毎日、東京、神奈川、信濃毎日などのいわゆるリベラル派もあんなもん支持していません)。
 大体「偏向だ何だ」というなら「南京事件否定論」などというデマを公然と掲載する産経ほど偏向してるデマメディアもないでしょうが「産経の類友」三浦は産経批判なんかしないわけです。
 こんな低能極右・三浦が「代表、副代表、事務局長を歴任してきた極右レイシスト団体・守る会」の構成員だと公言しながら人権派面できるid:noharraの馬鹿さには心底呆れますね。守銭奴ダライラマの「オウム真理教・麻原からの金銭受領などダライの不祥事についてダライ批判が出来ないチベットキチガイid:Mukke」同様どうしようもないバカ野郎だとid:noharraのことは心底軽蔑しています。


ベトナム民主化勢力の声から 現ベトナム政府の対中国批判はポーズに過ぎない(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2733
 まあ、ばかばかしい文章です。こんな駄文を紹介する三浦の気が知れません。領土問題でのベトナムの中国批判は「ポーズではない」でしょう。
 民主化勢力だか何だか知りませんがもう少しまともなことを言って欲しい。もちろんまともな民主化勢力もあるでしょうけど。
 「何でベトナム政府はICJに中国を訴えないんだ」て領土問題でいつもいつもICJに訴えるかといったらそんなことないわけです。たとえば日本は竹島問題で韓国を、北方領土問題でロシアをICJ提訴したりはしません。中国も尖閣で日本をICJ提訴しないわけです。
 そもそも相手(中国)が応じなきゃICJに提訴しても裁判になりませんし、そこまで事を荒立てたら中越間の貿易が大ダメージです。ベトナムに限らずそこまで中国と敵対したい国も普通ないでしょう。
 まあ、「中国との貿易を犠牲にする覚悟がないならそんな中国批判はポーズだ」と言いたいなら言えばいいでしょう。そんな事言ったらたとえば欧米のダライラマに対する態度だって中国と全面的に喧嘩する覚悟なんかないんですから「ただのポーズ」でしょう。でそんな主張をどこの誰が支持するのか。

ハノイ共産党指導部が中国政府の影響から抜け出す意欲を示すまでは、米国による武器禁輸措置の解除がベトナムの中核的な弱点、つまり軍ではなく政治的な弱点を回復させることはないでしょう

 結局「米国はベトナムへの武器禁輸を続けろ」と言いたいのでしょう。でその本心は「民主化勢力がその武器で弾圧されるから」といったことでしょうが、それじゃ「ベトナム軍事支援による中国牽制を考えてる」米国保守に受けない、反中国なら受けると思って「ベトナムと中国は仲良しだから武器禁輸しろ」「米国の輸出した武器で中国と領土問題でベトナムは対決などしないから。むしろその武器で中国と共同軍事作戦するかも知れない」と言う無茶苦茶な話をこじつけるわけです。

ベトナムは改革開放に成功し、また現在中国との間に領土紛争を抱えつつも堂々と対峙していることから、最近保守派からも評価を受けています。

 改革開放の成功なら中国もそうなんですけどね。むしろベトナム以上に成功してる。
 まあ、それはともかく「ベトナム戦争時やカンボジア侵攻時、あるいはボートピープルがでてた頃にはさんざんベトナム非難したウヨ」も多くは「金儲けができる」「中国に対決してくれそうだ」「共産主義とかベトナム戦争とかは脇に置こう」と転向したわけですが、三浦は「共産主義じゃん、一党独裁ジャン」「ベトナム戦争時なんかには俺達あの国を批判してたジャン」と「ベトナム批判」をお仲間ウヨに呼びかけてるわけです。でもさすがに中国ほどには敵視してないようですが。

【2014年10/3追記】
NHK『米 ベトナムへの兵器輸出禁止を一部解除へ』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141003/k10015091171000.html
 NHK以外も報じていますが、ということで、この「ベトナムは中国の仲間だから米国は武器輸出するな」と言う三浦が紹介した「ベトナム民主活動家とやらの呼びかけ」は無視されました。
 理由は1)中国への牽制*57、2)米国武器メーカーの金儲け、3)米越友好といったことのようです。
 既に米国にとって「反共主義」を理由にベトナムへ完全武器禁輸という選択肢はないようです。
 一方でキューバや中国、北朝鮮を米国が敵視するのは今ひとつよく分かりませんが。
 なお、人権面の批判を気にしてか「ベトナムの人権状況には一定の改善が見られる」とサキ国務省報道官は語ったそうですが後付けの理屈の気がしますね。


■相次ぐ焼身抗議 : Students for a Free Tibet 日本
http://freeasia2011.org/japan/archives/3657
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。

 今、チベットでは「チベットの自由」「ダライ・ラマ王の帰還」などを訴えて多数の僧侶・尼僧や一般の人々、学生が焼身自殺しています。2009年から現在までに132人が焼身抗議を行い、うち死亡者は確認されただけで111人に及びます。(※2014年10月現在)
 全ての焼身は中国政府によるチベット弾圧への抗議のためでした。
(中略)
 (注:中国のチベット弾圧という)この不条理をどのようにして世界に訴えれば良いのだろうか。
 チベット人の選んだ方法は、多くの人を傷つけ巻き込むテロなどの手段ではありませんでした。
 自分の命と人生を投げ出し、焼身を行うことで、チベットの現状を世界に訴えようとしたのです。

 俺から言わせれば「自殺美化してんじゃねえよ,バカ」「100人超えてるのかよ。もう『自殺者が出るのは中国が悪い、中国はチベット統治を改めろ』とか能天気な事言ってる場合じゃねえだろ、バカ」としか思いません。
 でも、Mukkeさんはそういうこというと怒り出すんでしょうねえ。彼らチベットキチガイは「自殺者は減らなくてもいい、中国の統治がダライ猊下チベット関係者の希望する方向に変化するまで自殺者が何人出てもいっこうに構わない」て人たちですから。俺に言わせれば鬼畜にも程がある主張です。


■【報告と動画】第15回講演会「テロ国家北朝鮮の本質と拉致被害者奪還」講師 西岡力
http://freeasia2011.org/japan/archives/3613
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。なお、この報告の筆者はいつも通り三浦です。

今韓国の朴現政権が、左傾化し、またポピュリズムに走って反日的な言動をしてる

 三浦も良くこんなドアホ講演の文字起こしができるもんです。そして「守る会会員」id:noharraも良く三浦みたいなバカ右翼を「守る会の大幹部(代表、副代表、事務局長)」として崇拝できるもんです。
 まず西岡のいってる意味がわかりません。俺は朴政権が左傾化してるともポピュリズムに走ってるとも思いません。大体西岡の言う「左傾化」「ポピュリズム」て「靖国問題慰安婦問題で安倍政権批判するな」て暴論ですから。それが左傾化なら「中曽根*58内閣の藤尾*59文相の韓国併合正当化暴言」に抗議して大臣更迭*60に追い込んだ当時の全斗煥政権も「左傾化」「ポピュリズム」になってしまいます。
 ただ「西岡の主張の是非*61」以前に「拉致問題」を考える上において「韓国の安倍政権批判」なんか話す意味がどこにあるのか。あるわけないでしょう。まあ語る意味があるとしたら「韓国を敵に回すと拉致問題で協力が得られない危険性があるし、靖国参拝だの河野談話否定だの安倍さんがやろうとしてることは筋も通らないし、国益にもならないから止めるべし」でしょうがもちろんそういうことを西岡も三浦も言いはしません。

中国共産党独裁体制は、中国人自身の人権を奪い抑圧している

 これまた意味不明です。言わなくても分かるとは思いますが、お断りしておけば、もちろん「中国批判するな」「中国には何の落ち度もない」などということではありません。拉致を語る上において「中国批判する意味がわからない」ということです。別に中国に媚びろとも言いませんが、むしろ拉致を解決する上においては「北朝鮮に強い影響力を持つ中国との友好協力関係」は不可欠でしょう。
 ところが西岡や三浦は民主化を口実に「打倒中国共産党」を公言しちゃうんだから頭痛がしてきます。人権問題で中国を批判する欧米だってそこまで無茶苦茶な暴論なんぞ吐いてません。「ああ、こいつらは拉致解決に興味関心なんてかけらもないんだろうな」と思います。良く家族会は西岡、島田、荒木ら巣くう会の反中国暴言に怒り出さないもんです。

韓国の現政権が、韓米同盟や自由民主主義の擁護という姿勢を失い、独裁体制である中国に反日という一点ですり寄る姿勢を見せている

 やれやれです。韓国は「韓米同盟を破棄した」わけでもなければ「破棄する方針を表明した」わけでもないのに何が「韓米同盟の擁護という姿勢を失った」のか。
 「反日で中国にすり寄ってる」て、単に歴史認識問題で部分共闘してるに過ぎないし、「部分共闘の原因」を作ったのは「河野談話撤回論公言」「首相靖国参拝」の安倍でしょうが。安倍が総理でなければ、あるいは総理になっても総理在任中はこの種の愚行を「第一次安倍内閣当時のように自重」してれば「反日で共闘」なんて事態は生まれませんが。そして歴史認識問題では米国だって安倍の支持なんかしません。つうか何で「拉致の講演」で拉致と関係ない話「中国や韓国への悪口」が延々続くのか。
 「韓国は中国とグルだから北朝鮮ともグルだ、拉致の解決を妨害してる」とでも強弁する気なのか。

 共産党が政権を維持できる正当性を、日本帝国主義と闘ったというところに置くしかないからこそ、共産党は、南京大虐殺などを持ち出して反日姿勢を強めるようになった

 西岡のようなバカ右翼が「南京事件は中国の捏造」などデマるから中国は「反論の意味で南京事件を持ち出してる」に過ぎません。南京事件を持ち出されたくなかったら「南京事件は中国の捏造」などデマらなければ誰も持ち出したりしません。つうか拉致と関係ない話「中国の悪口」を延々とするな。

(注:金正恩は)改革開放はできない。

 結局、講演タイトルの「本質」とは「北朝鮮は改革開放しない」ということのようです。
 アホかとしか言いようがないですね。開城工業団地や羅先経済特区は改革開放の一例でしょうに。日朝交渉だって「日本企業の北朝鮮進出」なども視野に入れた改革開放政策の一環でしょう。「改革開放が成功するかどうか」はともかく「やる気がないからできない(西岡)」なんてのはデマカセです。本気で西岡がそう思ってるのなら「眼が節穴」としか言いようがないですがさすがにデマでしょう。とはいえこれにだまされる人っているんでしょうか。いたら相当知性が低いと思いますね。

金正男はもともと改革開放をやろうとしていたからこそ遠ざけられた

 正男が後継者レースに敗れた大きな原因はやはり「日本国内で不法入国で身柄拘束されたこと(正男にとっては幸いにも逮捕起訴などされず国外退去で済みましたが)」でしょう。あれで「あんな恥をさらした人間を後継者にできない、したら物笑いのたねになる」と言う声が大きくなったんでしょう。実際、まるで「正男が後継者になれば良かったかのようなこと」をいってる西岡も本当に正男が後継者になれば「例の身柄拘束事件」をネタに「本来なら日本の刑務所にいるはずの犯罪者だ」「犯罪者でも長男なら跡継ぎにするのか」などとさんざん正男と北朝鮮を罵倒したでしょう。でそんな事は北朝鮮だってバカじゃないから分かってるわけです。

北朝鮮の国家目的は韓国を革命化する事

 正気でいってるのなら西岡は馬鹿すぎです。北朝鮮の国力でそんなことができるわけないでしょう。朝鮮戦争時ならまだしも南北間の経済格差は相当のものになっています。
 北朝鮮の脅威を強調し、自衛隊の軍拡を正当化するためのフカシでも「別の意味で」バカですが。

韓国内では反米勢力が力を持ってきており、3年後の韓国大統領選挙では親北派が勝つ可能性もありうる

 やれやれですね。韓国において「ガチの親北朝鮮派」なんてもんが大統領選挙に勝てるわけがないでしょう。金大中盧武鉉氏のような宥和外交論者に勝手に「親北朝鮮」なんてレッテルを貼ってるだけです。

日本は地政学的にも、朝鮮半島全体が反日化する、もしくは中国の勢力圏に入ることは非常に危険であり、それは古代の白村江の戦いののち、日本が防人を九州に送った時からはじまっていると述べました。

 やれやれです。時代状況を全く無視して「白村江の戦い」を持ち出すなんて非常識にも程があります。そんなことをしていいのなら「元寇でモンゴル批判」「秀吉の朝鮮侵略で日本批判」とか何でもありになるでしょう。まあ今時、そんなこと誰もしないでしょうけど。
 つうか「白村江の戦い」て俺の理解では「唐・新羅連合軍」VS「大和朝廷百済連合軍」の戦いですけどね。「朝鮮半島全体が反日化する」なんて話ではなく、「朝鮮の覇権を争う新羅百済」がそれぞれ「自己を有利にするため唐や大和朝廷と手を組んだ」て話です*62。もちろん唐や大和朝廷のそうした行為はきれい事ではなく当然「見返りの期待」があるわけです。
 そして「大和朝廷百済連合軍」側が敗北し朝鮮は新羅によって統一された。また唐の日本侵攻を恐れる大和朝廷が九州に防人を置いたって話です。結果的には唐の日本侵攻なんてなかったんですけどね。なお、少なくともそんなことは遣唐使が頻繁に派遣されるようになった時点には既に分かってることでしょう(その時点で目的が、唐からの防衛から、一般的な海防に移行した)
 また「中国の勢力圏に入る」の意味がわかりませんが「つきあいがある」レベルなら遣唐使日宋貿易平清盛)、日明貿易足利義満)があるし、江戸時代も長崎・出島で清と貿易してました。もちろん明治維新後から現在に至るまでも中国と貿易をしている。
 で何か問題があったのか。問題があるどころか、むしろそれによって大きな利益を上げていたのが事実でしょう。

 近代の日清日露戦争も、帝国主義的侵略ではなく、朝鮮半島を清国やロシアが勢力下に置くことが日本の危機をもたらすからこそ、それを防ごうとして起きたものだ

 酷い強弁ですね。だったら何で韓国と関係ない台湾や南樺太(南サハリン)を日本の領土として清やロシアから割譲したのか。
 安倍ですらこんな馬鹿な事は公言できませんよ。講演者は西岡ではなく別の人間ですが、おそらく
■【10月8日東京】第2回研究講演会「日露戦争」 : 日清日露両戦争記念顕彰国民大会 公式WEB
http://freeasia2011.org/japan/archives/3610
と言う右翼集会でも

近代の日清日露戦争も、帝国主義的侵略ではなく、朝鮮半島を清国やロシアが勢力下に置くことが日本の危機をもたらすからこそ、それを防ごうとして起きたものだ

などという暴論が吐かれるのでしょう。つうかそんなんで「侵略じゃない」つうのならこいつらウヨが侵略呼ばわりしてる中国のチベット支配だって「中国以外が支配すると中国の危機をもたらす」と言う理屈で正当化出来るでしょうよ。西岡は中国のチベット支配を肯定するのか。
 つうかこの西岡の物言いは「ハンガリー*63チェコスロバキア*64、アフガンへの侵攻」を「西側諸国の手にこれらの国が落ちるとソ連の危機を招く」として正当化した、いわゆるブレジネフドクトリンとどこが違うのか。西岡はブレジネフドクトリンを容認するのか。
 要するに「大日本帝国旧ソ連のやってることが似たり寄ったり」だから、ブレジネフ*65の言い分も西岡の言い分も似たり寄ったりになるわけです。

歴史観や、民族性の違いは、お互いの文化的差異として寛容に認め合うべきだ

 「歴史観の違い」て「南京事件否定論河野談話否定論を俺達ウヨがいっても認めろ」て暴論ですからね。大体そんな事言うならそれこそ「中国のチベット支配」を「ダライラマ封建支配体制からの解放」とみなす中国の歴史観を受け入れて「チベット侵略」なんぞというのは辞めたらどうなんですかね。あるいは朝鮮学校の「歴史観や民族性の違い」を認めて朝鮮学校無償化除外なんて馬鹿な事を言うのは辞めたらどうなのか。自分に都合がいいかどうかで「多様な見解を認めろ、俺の見解も認めろ」といったり「適切な見解は一つしかない、俺の見解だけ認めろ」といったりするんだからまあデタラメきわまりない連中です。
 しかしここまで西岡の発言は拉致問題に関係ない事ばかり。拉致に関係あることも「拉致被害者全員を絶対に取り戻そう」というただのスローガン絶叫なんですから話になりません。


中国当局無期懲役判決に抗議し、イリハム・トフティ氏の即時釈放を求める声明文 : 日本ウイグル協会
http://freeasia2011.org/japan/archives/3625
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。

中国政府と国際社会に以下の4点を要請する。
1、中国政府は直ちに今回の不当判決を取消し、イリハム・トフティ氏を釈放*66せよ。
2、中国政府はヤルカンド他、ウイグル全土で繰り広げている人権弾圧や不当逮捕を直ちに中止し、全土に国際社会の人権査察団を受け入れよ。
3、国連は直ちに人権査察団を派遣し、ウイグル全土の人権弾圧を調査し、中国政府に弾圧の中止と被害者への謝罪と補償を要請せよ。

 1から3は「中国が受け入れるかどうか」、つまり「現実性がどこまであるか」はともかく特に問題ないですかね。似たようなことは確か欧米の人権団体も言ってますし。人権問題てのは「現実性がないから言いません」て話ともまた違うでしょう。「人権団体、市民団体」でなく、「政府」だと経済に配慮しないといけないので、「理想論オンリー、現実性がなくても言います」てわけにもいかないでしょうけど。

4、日本政府並びに外務省、また経済諸団体は、中国との対話や交渉の際、イリハム・トフティ氏の即時釈放を、人権外交の一環として強く要請せよ。

 たぶん安倍は何もしないでしょう。そして「安倍ら日本ウヨの下僕」と化してる日本ウイグル協会(会長イリハム・マハムティ)が安倍批判出来ずに醜態をさらすことも間違いないでしょう。
 何せ親分筋に当たるラビア・カーディル世界ウイグル会議総裁」も日本ウヨの圧力に屈して靖国参拝尖閣募金に迎合するていたらくですからね。
「どうせ安倍に要請を無視されても、安倍批判も何もできない安倍の下僕、日本ウヨの下僕の癖にバッカじゃねえの、日本ウイグル協会(嘲笑)」と思いますがまあ、こういう事言うとid:Mukkeさんなんかは「ウイグルをバカにするな!」「ボーガスの野郎許さない!」とか言い出すんでしょう。いや俺がバカにしてるのは「日本ウイグル協会」に代表される「日本ウヨの下僕と化したアホウイグル」限定ですけど?。
 それと「日本政府並びに外務省」はいいとして、何で「経済諸団体(例:経団連)」にこんな事での意見表明を求めるのやら。多くの企業が中国進出している以上、何も言わない*67でしょうし企業の存在目的って「金儲け」であって人権活動じゃないでしょうに。


■【10月4日東京目黒】河添恵子氏講演「習近平カツアゲ政権に日本は対抗できるか?」 : 日本近現代史研究会
http://freeasia2011.org/japan/archives/3634
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 「目が点になった」というか「開いた口がふさがらない」というか。
 河添といえば『中国人とは愛を語れない!:モノマネとニセモノの拝金主義者たち』(2007年、並木書房)、『中国人の世界乗っ取り計画』(2010年、産経新聞出版)、『豹変した中国人がアメリカをボロボロにした』(2011年、産経新聞出版)、『だから中国は日本の農地を買いにやって来る・TPPのためのレポート』(2013年、産経新聞出版)、『中国崩壊カウントダウン』(2013年、明成社)といった反中国書籍を量産してる札付きの反中国極右です。こんな人間に話を聞いたって中国に対して「あることないこと(下手したらないことないこと)」悪口を垂れ流すだけの右翼集会にしかならないことは目に見えてます。何せ講演タイトルが「習近平カツアゲ政権」です。正気じゃない。
 こんな講演を紹介することのどこが「アジアの民主化」なのか。
 なお、ウィキペ「河添恵子」によれば初期の河添の著書は

『セクシャルトリープ・性欲動:30歳の女たち』(1994年、恒友出版)
『貴女も社長になりましょう・自分サイズで起業するAtoZ』(1996年、PHP研究所
『アジア企業 in JAPAN:日本市場に続々参入する』(1997年、PHP研究所
『性の誤解・性転換:男の体を持った女』(1997年、恒友出版)
尾崎豊15の夜』(2001年、フリーハンド)
『台湾新潮流:ナショナリズムの現状と行方』(2004年、双風舎
『アジア英語教育最前線:遅れる日本?進むアジア!』(2005年、三修社

ということで「起業本」だの「尾崎豊本」だので、今の「反中国路線」とは全然違います。

2007年(平成19年)以降、『産経新聞』『正論』『WiLL』『テーミス』など(注:の右翼メディア)で中国の脅威を主張するようになった。

そうですから、どう見ても「商売で右翼をやってる」「自分の書いてることが嘘八百だと自覚してる」ようにしか見えません。それも人としてどうかと思います。
 この講演会の宣伝文句も予想通り酷いもんです。

 習近平*68政権による日系企業に対するカツアゲと「みかじめ料」徴収は、その本性の牙が剥き出されたもので商船三井がその餌食の一例である。

 これについては、inti-solのブログ『戦後補償、ではない(追記あり)』(http://plaza.rakuten.co.jp/intisol/diary/201404210000/)を紹介しておきます。率直に言ってこの件、ウヨが言うほど「中国側の主張が明らかに間違ってる」と言えるような事件ではないと俺は思います。ましてや「かつあげ」「みかじめ料徴収」呼ばわりできる事件じゃないでしょう。
 大体当事者の商船三井が供託してるのに何で部外者がワーワー騒ぐんでしょうか。安倍政権すら当初は非難めいたことを言ってましたが商船三井が争わないので、途中で振り上げた拳をおろしています。

 (注:中国は)強制連行や慰安婦をネタにしたインチキ裁判で新たな「落とし前」をも盗ろうとしている。

 裁判を起こしてるのは個人であって政府ではありません。率直に言って「日本との友好関係の妨げになるとして裁判提起を妨害するような無茶」はしてないでしょうが、中国政府がこの種の裁判を積極的に応援してるという事実はありません。もちろん「強制連行や慰安婦」がインチキどころか「事実であること」も言うまでもありません。
 なお、この講演主催者の「日本近現代史研究会」も予想通り、実に酷いところです。
 この会のサイトに寄れば

http://nipponkingendaishi.web.fc2.com/kakonokenkyuu.html
平成23年
第3回特別講演会  9月11日「コミンテルンに操られたアメリカ 歴史はまた繰り返されるのか」講演 江崎道朗

ですからね。要するに田母神のアパ論文で有名になった「コミンテルン陰謀論コミンテルンにはめられて日本は戦争した)」です。こういう事を言う一方で「日本の戦争はアジア解放の聖戦」とまるきり矛盾することを言うのだから日本ウヨのデタラメぶりには唖然とします。
 ちなみに講演者の江崎は『戦後教育を歪めたGHQ主導の教育基本法』(日本会議*69事務総長・椛島有三との共著、2006年、明成社)、『コミンテルンルーズヴェルトの時限爆弾:迫り来る反日包囲網の正体を暴く』(2012年、展転社)と言う著書がある札付きの極右です。


■【10月8日東京】第2回研究講演会「日露戦争」 : 日清日露両戦争記念顕彰国民大会 公式WEB
http://freeasia2011.org/japan/archives/3610
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 「目が点になった」というか「開いた口がふさがらない」というか。日清、日露戦争なんて「今のアジアの民主化」とかけらも関係ないでしょうに。しかも呼びかけ人が加瀬英明、場所が乃木神社てウヨ集会以外の何物でもない。ま、報告があったら突っ込もうかと思います。「日清戦争日露戦争は韓国の独立を清やロシアから守るため(当時の日本政府の宣伝)」などという相当酷い極右的「日清・日露戦争評価」でしょうから。


ベトナム:警察の拘禁下でまん延する死傷事件 : ヒューマン・ライツ・ウォッチ
http://freeasia2011.org/japan/archives/3608
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 珍しく「中国批判以外の記事」ですがこんなんはアリバイ作りに過ぎません。中国批判記事が10載るとしたらこんな記事は1だの2だのの割合でしか載りませんから。
 協議会の本質は「ただの反中国極右団体」でしかないわけです。


■「安倍首相の活躍に期待」李登輝氏東京講演 : MSN産経ニュース
http://freeasia2011.org/japan/archives/3606
 三浦が宣伝する極右団体「アジア自由民主連帯協議会」サイトに載った文章です(なお、三浦は協議会の理事です)。
 こんなんアジアの民主化にかけらも関係ないでしょう。かつ李登輝は「こうした日本ウヨへのこびへつらい」がたたって国民党関係者からは「あれでも元国民党党首か」「裏切り者だ」「蒋経国さん*70からの恩*71をあいつは何だと思ってるのか」などと相当嫌われてるようです。当然台湾での政治力ももはやたいしたもんじゃないわけです。だからこそかえって「自分をちやほやしてくれる」日本ウヨに媚びるようですが。


■古本屋で「若き親衛隊」*72見つけた(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2727
 三浦のエントリやウィキペ「アレクサンドル・ファジャーエフ」によれば、「若き親衛隊」の著者ファジャーエフはスターリン時代に活躍した作家で

1956年、ニキータ・フルシチョフ*73によるスターリン*74批判は彼に衝撃をあたえ、5月13日、自殺した。(ウィキペ「アレクサンドル・ファジャーエフ」参照)

そうです。別に自殺すればいいってもんでもないですし「生きて自らの過ちを正すことこそが償いという気がします」が彼はある意味「誠実な人」だったのでしょう。
 戦後米国に面従腹背しながら生き延びた、つまり何の反省もしなかった「戦前からの極右軍国主義者(例:産経)」などとは違った「それなりにまともな人間」だったのでしょうと「オレ流の極右軍国主義者・三浦小太郎*75への皮肉」を書いておきます。

 私は逆説的かもしれないけど、この人は最後の最後に、自殺することで文学者としての自分を守ったんじゃないかと思います。残酷な言い方かもしれないけど、彼の最高の作品は、その自殺だったのではないかと

 残酷じゃなくて「失礼」ですね。三浦がファジャーエフの何を知っているというのか。
 彼の書いた小説に「彼の意思が何一つなくてスターリンのロボット」とでも三浦は決めつけてるんでしょうか。何が根拠なんですかね。しかしファジャーエフについての三浦の記述を見てて「安倍に媚びることで安倍にNHK経営委員にしてもらったウヨ作家・百田尚樹」を連想したけど「百田絶賛の、百田のウヨ仲間・三浦」はそんな事思わないんだろうな。三浦だと「安倍さんは立派な政治家だ、スターリンとは違う」「だから百田さんの行為は権力へのすり寄りではない!」と強弁することが予想できますね。まあ、百田みたいな鉄面皮は何があっても自殺しないだろうて意味では百田とファジャーエフは違うでしょうね。

 1956年の第20回党大会でスターリン批判と、その席でのショーロホフによる名指しの非難のあと、彼*76は作家と文学官僚との矛盾に苦しんで深酒にふけり、ピストル自殺した。

 ここに名前が出てくるショーロホフは、1965年ノーベル文学賞受賞者で代表作は「静かなるドン*77」です。ちなみに新田たつおギャグマンガ週刊漫画サンデーに連載された)の題名「静かなるドン」はここからとってます。新田マンガのドンは「ヤクザのドン」、一方、ショーロホフの言うドンは「ドン川」なので全然関係ありませんが。


■この手塚作品をそれこそ「ジャパニメーション*78」化してくれる人はいないだろうか(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=2719
 既にアニメ化されてるかも知れませんが俺がアニメ化して欲しい手塚作品は「アドルフに告ぐ」など戦前日本を批判的に描いた手塚作品です。三浦ら「戦前礼賛ウヨ」が何というか知りたいもんです。まあ、三浦らのウヨの基準では「アドルフに告ぐ」は「立派な反日左翼漫画」だと思うのですが相手が大御所・手塚だと何も言えなくなるのが三浦らのお粗末なところです。


■酒井信彦『慰安婦問題を誤報した朝日新聞は報道犯罪の責任をとれ』
http://sakainobuhiko.com/2014/09/post-252.html
 本気で言ってるのならバカだし「嘘を嘘と知っていて」故意にデマってる場合でも別の意味でバカです。「吉田証言の誤報慰安婦は合法」なんてのは詭弁でしかありません。

 なお(注:朝日の誤報が生まれた)その前提として、占領軍による東京裁判、日本の家永教科書訴訟、日中共同声明*79が存在する。

 すさまじいですね。この物言いは「東京裁判日中共同声明を否定している」としか読めませんが安倍ですらそんなことはできないでしょう。


■酒井信彦『【朝日の大罪】検証は「居直り」「開き直り」』
http://sakainobuhiko.com/2014/09/post-251.html
 「吉田証言が誤報でも慰安婦が違法であることに変わりはない」「河野談話もクマラスワミ報告も吉田証言を根拠にしていない」という朝日の主張は居直りでも何でもありません。むしろ「吉田証言誤報」を理由に河野談話やクマラスワミ報告に因縁をつける酒井らウヨの方こそ酷い居直りです。

*1:原文のまま。ググったら「時事評論石川」が正しいようです。石川とは石川県の石川です。「時事評論石川」の極右ぶりについてはたとえば、島田洋一ブログ『「偉大な事」を伝えようとしている安倍首相(時事評論石川)』(http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240353/)、荒木和博ブログ『時事評論石川』(http://araki.way-nifty.com/araki/2013/04/post-3e48.html)、三浦小太郎ブログ『石川時事評論に「良書紹介」コラム書きました』(http://miura.trycomp.net/?p=2208)が参考になるでしょう。荒木、島田、三浦と寄稿者は見事なまでにウヨしかいません。

*2:1部200円(月刊?)なら年間2400円だと思うんですが割引でもあるんですかね。

*3:時事評論石川が正しい

*4:高世が指摘するように今やインラック政権打倒の軍事クーデターで、軍事独裁国家と化したタイがそんなに立派な国か疑問ですが

*5:これはどこの国だって同じ事で日本だって伝統芸能の多くは放置してたら消滅しかねません。

*6:新疆ウイグル自治区初代主席、初代党委員会書記。全国人民代表大会常務委員会副委員長、中国人民政治協商会議全国委員会副主席などの要職を歴任。

*7:参謀総長、国防次官、国防相などを経て首相、党第一書記、大統領を歴任。著書『ポーランドを生きる:ヤルゼルスキ回想録』(1994年、河出書房新社

*8:後に大統領

*9:もちろんそうしたソ連側方針が仮に事実だとしてもヤルゼルスキがそれを知っていなければヤルゼルスキの弁明は充分成り立つでしょう。

*10:著書『民主主義の天使:ポーランド・自由の苦き味』(1995年、同文舘出版)

*11:なお金日成国家主席に就任するのは1972年であり、三浦が紹介する本が出版された時点では首相、朝鮮労働党総書記、朝鮮人民軍最高司令官である。

*12:衆院議員。社会党政策審議会長、書記長などを経て委員長。

*13:現在の連合の前身に当たる労組ナショナルセンター。正式名称は日本労働組合総評議会

*14:ウィキペディア曰く自由法曹団創立メンバー。日弁連会長、明治大学(長尾の母校)理事長、全国人権擁護委員連合会会長、日本国際法律家連絡協会会長、日ソ交流協会理事長などを歴任

*15:教育学者。著書『教育と教育政策』(1961年、岩波新書)など

*16:今の筑波大の前身。筑波移転後は家永氏は中央大教授に就任

*17:著書『太平洋戦争』(2002年、岩波現代文庫)、『戦争責任』(2002年、岩波現代文庫)、『一歴史学者の歩み』(2003年、岩波現代文庫)など

*18:経済学者。東大教授を経て法政大学総長。

*19:アイヌ研究者

*20:劇作家。劇団民藝創設者の宇野重吉とは親しい関係にあった。

*21:英米文学者、著書『シェイクスピアの面白さ』(1967年、新潮選書)、『スウィフト考』(1969年、岩波新書)、『伝記文学の面白さ』(1995年、岩波同時代ライブラリー)など

*22:英文学者。著書『良心的兵役拒否の思想』(1969年、岩波新書)など

*23:戦前は平塚らいてう(雑誌『青鞜創立者)、奥むめおらとともに新婦人協会を設立、婦人参政権運動に尽力。戦後は二院クラブ代表、参院議員。なお、戦前の同志、平塚、奥の戦後について言えば、平塚は世界平和アピール七人委員会委員、新日本婦人の会創立者として活躍。奥は参院議員、主婦連合会初代会長として活躍した。

*24:俳優、演出家、俳優座創立者

*25:俳優、演出家、劇団民藝創立者。俳優の寺尾聡は宇野の長男。

*26:京都大学教授(経済学者)、京都府知事(1950〜1978年)

*27:映画監督。代表作として『白い巨塔』、『華麗なる一族』、『金環蝕』、『不毛地帯』、『皇帝のいない八月』、『ああ野麦峠』など。左派・社会派の映画監督でありながら興行的成功も収めたため、「赤いセシル・B・デミル」の異名を持つ。なお、ウィキペディア山本薩夫」に寄れば社会派らしく、晩年、森村誠一悪魔の飽食』の映画化を計画していたと言うが山本の死去により幻に終わった。俳優山本學山本圭山本亘兄弟は彼の甥。

*28:ラングーン事件批判で1983年に朝鮮労働党共産党は関係が断絶しますがこの時点ではそこまでには至っていません。ただ不破哲三氏も著書『私の60年』(2005年、新潮社)の中で書いてるように「1972年に金日成国家主席に就任し、また北朝鮮憲法主体思想が指導理念と書き込まれてからは」、文革期中国が毛沢東思想を押しつけようとしたように、「日本共産党側に主体思想を押しつけようとする動き」が見られ関係が明らかにぎくしゃくしてくるようになります。

*29:著書『日本外交:反省と転換』(1989年、岩波新書)、『外交官:ネゴシエーターの条件』(1991年、講談社現代新書)、『新しい世界秩序と国連:日本は何をなすべきか』(1991年、岩波セミナーブックス)、『「国際貢献」と日本:私たちに何ができるか』(1992年、岩波ジュニア新書)、『「国連中心主義」と日本国憲法』(1993年、岩波ブックレット)、『中国をどう見るか:21世紀の日中関係と米中関係を考える』(2000年、高文研)、『集団的自衛権日本国憲法』(2002年、集英社新書)、『戦争する国しない国:戦後保守政治と平和憲法の危機』(2004年、青木書店)、『13歳からの平和教室』(2010年、かもがわ出版)、『ヒロシマと広島』(2011年、かもがわ出版)、『すっきり!わかる 集団的自衛権Q&A』(2014年、大月書店)など

*30:ただし浅井氏の文章においては「北朝鮮」は差別的表現と認識されているか、それとも「どんな場合でアレ、基本は当事者国が自称する名称を使うべきだ」と認識されてるのか、一貫して「朝鮮」と表記されている。

*31:国務院発展研究中心世界発展研究所朝鮮半島研究中心主任。なお「研究中心」とは「研究センター」のことである。

*32:元韓国仁川市長、清華大学客員教授

*33:司馬氏は故人ですが

*34:中国研究者。著書『日本とアジア』(1993年、ちくま学芸文庫)、『魯迅入門』(1996年、講談社文芸文庫)、『日本イデオロギイ』(1999年、こぶし文庫)など

*35:自由インド仮政府国家主席インド国民軍最高司令官

*36:著書『幕末の三舟:海舟・鉄舟・泥舟の生きかた』(1996年、講談社選書メチエ)、『北一輝論(改訂版)』(1996年、講談社学術文庫)、『評伝佐久間象山』(2000年、中公叢書)、『小林虎三郎:「米百俵」の思想』(2001年、学研M文庫)、『大川周明:百年の日本とアジア』(2004年、岩波現代文庫)、『三島由紀夫二・二六事件』(2005年、文春新書)、『竹内好論:革命と沈黙(増補版)』(2005年、岩波現代文庫)、『評伝斎藤隆夫:孤高のパトリオット』(2007年、岩波現代文庫)、『司馬遼太郎を読む』(2009年、新潮文庫)、『日本のナショナリズム』(2010年、ちくま新書)、『官邸危機:内閣官房参与として見た民主党政権』(2014年、ちくま新書)など

*37:クマラスワミ報告は吉田証言なんか根拠にしていませんが?。またクマラスワミ報告後にマクドガル報告がでてることはどう理解されてるんでしょうか?

*38:奴隷国家は事実なので「日本はきちんと反省しました」と言う意味での雪辱ならともかく「性奴隷国家じゃない」なんて雪辱は無理です。それはドイツが「ホロコーストなんかやってない、ユダヤの捏造だ!」なんて雪辱ができないのと同じ事です。

*39:もちろん三浦は否定論者ですのでそんなことをid:noharraが言ったら完全な嘘になります

*40:野原の場合、他にも在日差別(朝鮮学校無償化除外容認)とか広域ガレキ処理に詭弁で反対(福島差別)とか問題大ありですが。そういえば美味しんぼの鼻血デマも擁護してましたっけ、id:noharraさん。

*41:そもそも慰安婦関係が一番、量が多いですから

*42:昭和天皇伝』(2014年、文春文庫)の他にも『大正デモクラシー』(1992年、岩波ブックレット)、『明治天皇』(2006年、ミネルヴァ日本評伝選)、『元老西園寺公望』(2007年、文春新書)、『山県有朋』(2009年、文春新書)などの著書がある。

*43:高円宮憲仁親王と同妃久子の第二女子。出雲大社禰宜千家国麿との結婚が発表された

*44:三浦の原文のまま。現在、文化女子大学は「共学化した上で文化学園大学に改名」しているので「文化学園大学客員教授」が正しい肩書きです。

*45:大学教員と言うよりはいわゆる皇室ジャーナリスト。日本テレビ社員として皇室番組作成に関わった。著書『日本人でよかったと思える美智子さま38のいい話』(2014年、朝日新聞出版)

*46:ドキュメンタリー映画監督、作家。公式サイトはhttp://www.laboratoryx.us/sodaofficial/HOME.html。映画に日本の選挙を描いた『選挙』(2007年)、『選挙2』(2013年)、精神科医療を描いた『精神』(2008年)など。著書に『精神病とモザイク:タブーの世界にカメラを向ける』(2009年、中央法規出版)、『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(2011年、講談社現代新書)、『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』(2013年、岩波ブックレット)など。

*47:だから何って話ですよねえ。そんな事言ったらたとえば韓国学校は民団と密接な関係にあるでしょう。で韓国学校の運営は不適切なのか。

*48:そんなもん調査すれば得られるでしょうし、得られないのなら「推定無罪」的な考えで無償化すべきでしょう。自分らの調査能力の無さを責任転嫁されても朝鮮学校が迷惑です。もちろんマジレスすれば「確証が得られなかった」のではなく「無償化除外派に媚びた上で除外反対派に言い訳する」上でのベストな態度が政府、与党、文科省的にこれだったって事に過ぎません。

*49:はっきり「適切じゃない」と言えない所はレイシスト右翼の三浦小太郎やid:noharraと違い、腰が引けてるところです。三浦やid:noharraがいかに異常な在日差別者かと言う事です。

*50:そんな事が除外の正当化理由になるのなら「韓国学校、華僑学校」だって「全ての在日韓国人、中国人が韓国学校に行ってるわけじゃない」んだから除外してOKというとんでもない話になります。

*51:ただし拉致を持ち出さないのは当然として、「1条校云々」と言って、「金日成崇拝教育」云々と下村が言わない(そう印象操作するかのような、匂わせるかのような発言「適切な運営がなされてるか確証がない」はあるが)のは「下手にそういうことを言うと無償化除外を争う民事裁判や国連人権委員会で思想差別に認定される恐れがある」「だから言わないで欲しい」とでも文科官僚にレクチャーされてるんでしょうか。ま、三浦小太郎やid:noharraらの「教育内容ガー」「金日成崇拝ガー」がいかに異常な言いがかりであるかが、改めて分かる下村の応答ではあります。

*52:たぶんしないだろうが

*53:三浦エントリの指摘による

*54:見たことがないのでそもそも評価出来ませんが

*55:しつこい繰り返しになりますが見たことがないのでそもそも評価は出来ません

*56:連戦内閣法相、台北市長を経て台湾総統

*57:つまり「中国とベトナムは仲良し」とは米国は見てないわけです

*58:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣防衛庁長官、運輸相、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官を経て首相

*59:青嵐会メンバーという極右。鈴木内閣労働相、中曽根内閣文相を歴任

*60:日本ではこういう場合自主的辞任が多いが藤尾が「絶対に辞めない、辞めさせたければ首相権限で更迭しろ」と居直ったため中曽根首相が更迭した

*61:もちろん既に指摘したように俺は是と思いませんが

*62:なお、ウィキペ「白村江の戦い」によれば「大和朝廷には唐との対決に否定的な人間もいた」ようなので百済支援による唐・新羅連合軍との戦争は「不可避の選択」などではありません。

*63:ナジ・イムレ首相がソ連に連行され処刑された。ナジ死後、カダル・ヤノシュが首相、党書記長に就任。カダル政治は「ルーマニアチャウシェスク」などと比べれば「穏健主義であった」として一定の評価をされている

*64:ソ連の介入によりドプチェクが第一書記を更迭されフサークが後任の第一書記に就任

*65:ソ連共産党書記長

*66:減刑はともかく釈放はちょっとないでしょうけどね。いやそれとも「国外追放」と言う形なら釈放はあり得るのか?

*67:これは何も日本企業に限らず欧米企業だって同じでしょう

*68:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*69:日本最大の極右団体

*70:蒋介石の長男。父・蒋介石の後継者として父の生前から国防相、行政院長(首相)を歴任。父の死後、台湾総統李登輝を副総統にしてくれた李の恩人の一人。

*71:李のやってる日本ウヨへの媚びはは「日中戦争の侵略性否定」「南京事件の実在否定」、つまりは「蒋介石への誹謗中傷」の域に達してますからね。まさに恩を仇で返しています。

*72:三浦が詳しく書かないので「出版元は左派的なところで社会主義文学という扱いなのか」「単にソ連反戦文学の扱いで別に社会主義文学的な扱いでもないのか」はわかりません。

*73:ウクライナ共産党第一書記を経てソ連共産党第一書記(首相兼任)

*74:ソ連共産党書記長

*75:三浦は戦後派ですが

*76:ファジャーエフのこと

*77:ただし「静かなドン」と言う邦題もある。

*78:「日本人製作のアニメ」という意味しかない実に無内容な言葉だと思う。日本人製作でも「手塚のアトム」「ジブリ作品」「ドラえもん」など多種多様な日本アニメに共通点があるとは言い難いだろう。

*79:もちろん明記はしていませんが当然「共同声明(田中内閣時代)」を前提にした「日中平和友好条約(福田内閣時代)」も酒井は否定する立場でしょう。現天皇の訪中(宮沢内閣時代)や江沢民国家主席の訪日(小渕内閣時代)なんかも不愉快きわまりなかったんでしょうね。