今日も「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(9/1分)(追記・訂正あり)

【その1:荒木和博】
荒木和博ブログ「本日の記者会見について」
http://araki.way-nifty.com/araki/2011/09/post-aefa.html
 当日、記者会見を呼びかけても記者も暇じゃないから下手すりゃもう予定が入ってるだろうし、発表内容も「園田一さん・敏子さん夫妻に関する情報について(おそらく新たな特定失踪者認定なんでしょうが)」では抽象的すぎてもっと具体的に書かないと行かないでしょ。
「今日の記者会見内容の概要を後でFAXか郵便か電子メールで教えてくれませんか。うちの記事で(番組で)取り上げられそうだったら改めてご連絡します、取材します」でほとんどの記者は終わりでしょう。で、連絡もないし、取材申し込みもないと。
 ちなみにググったら、失踪時期は1970年代、失踪動機も見あたらないという点はどんぴしゃなんですが、年齢がねえ。一さんが50代、敏子さんが40代。拉致被害者の多くはもっと若いのでちょっとどうかなという気はします。


【その2:西岡力
西岡力ドットコム「月刊正論10月号拙稿〈拉致と「自主革命党」、そして「市民の党」の深い闇〉 」
http://tnishioka.iza.ne.jp/blog/entry/2425714/

フリージャーナリストT氏と田口八重子*1がいまだに隠していることがあり、それが有本恵子さんらが帰って来れない原因である可能性が高いという主張

思わせぶりなことを書かないで「T氏」とは誰なのか、隠していることとは何なのか、何故それが帰って来れない原因なのか、はっきり書けばいいでしょう。

この問題は7月2日付け産経新聞のスクープ報道から火がついた。ところが産経新聞以外の大手マスコミは消極的だった。あるテレビ局の記者はその理由について「市民の党が市議会議員選挙に擁立した森大志氏は、拉致実行犯の息子だが、親と子は別人格でありそれをもって批判しづらい」と語った。

普通の人間はそう思うでしょう。大志君が親の、あるいは北朝鮮の意向を受けて非合法活動に従事している証拠でもない限りは(彼は北朝鮮関係の政治運動にコミットはしていないようですが、たとえしていたとしても違法でなければ、このように騒ぐ性格のものではありません)。
たとえば統一協会幹部や暴力団幹部の息子が立候補したとして、いかに統一協会暴力団の被害者がその息子を非難したとしても、統一協会暴力団が選挙支援していたとか、何か理由がなければ「息子だ」と言うだけでは叩けません。

わたしは(中略)「大志氏候補擁立は拉致犯の息子だから問題なのでない。彼本人が今も金日成主義による日本革命を目指す北朝鮮工作員である可能性があることが問題だ」と主張し続けてきた。

で、彼が「金日成主義による日本革命を目指す北朝鮮工作員である可能性」ってのは何が根拠なんですか?
そして「金日成主義による日本革命」を彼が目指していたとしても合法であれば西岡が非難するように違法行為であるかのように非難する性格のものではない。「××党の政策は間違ってるから批判します」というのと同レベルの問題でしかない。

*1:隠すも何も田口氏は生存してるかどうか自体不明だから何かの誤記だろう。田口氏を別人と間違えるとはこの男は本当に拉致問題活動家なのか、お粗末すぎる。もしかして西岡の言う「フリージャーナリストT氏と田口八重子氏」とはフリージャーナリスト「高沢皓司」氏と彼がマスコミに紹介したという「八尾恵」氏のことか?。どっちにしろ酷いデタラメを書いたら、西岡の言う「フリージャーナリストT氏と田口八重子氏」から名誉毀損訴訟を起こされても仕方ないだろう。しかし「田口氏」が実名なのにT氏がイニシャルトークなのは何故?。【9/18追記】コメ欄でid:Bill_McCreary氏の指摘があるがやはり、「八尾恵氏」の誤記だったらしい。