珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年3/31日分)(副題:今日も高世に悪口する)

北朝鮮は何人を拉致したのか? - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 タイトルの「何人」とは「なにじん→日本人(帰国した5人の拉致被害者など)やルーマニア人(ジェンキンス曽我ひとみ夫妻が目撃したと証言)、韓国人(映画監督の申相玉 - Wikipediaなど)など」ではなく「なんにん→数がどれくらいか」ですね。
 まあ、読む気がなくなるアホタイトルです。
 第一にそんなことはわかりようがない。我々ができること、すべきことは「間違いなく北朝鮮拉致だろうと思われる政府認定拉致被害者」のうち「帰国した5人以外」について「生きているなら帰国させよ」「死んでいるなら遺骨や墓の場所を教えよ」などと北朝鮮に求めること、ただそれだけです。
 第二に「拉致被害者帰国の実現」においてそんなことは知る必要もない。

 ウクライナとロシアの代表団による対面形式の停戦交渉が、トルコのイスタンブールで29日、行われた。

 書き出しがこれです。いつもながら脱力します。「ロシアのウクライナ侵攻問題」は「そういうタイトルの記事」で書いたらどうなのか。何で北朝鮮拉致と「ロシアのウクライナ侵攻問題」をごたまぜに書くのか。
 それはともかく「ロシアから現在進行形で軍事攻撃を受けながら、停戦交渉にどれほどの見込みがあるか疑問視しながらも停戦交渉を一応するウクライナ政府(勿論、ウクライナ国民やNATO諸国が停戦交渉を望んでるという面はあるでしょうが)」と「無条件で北朝鮮拉致被害者を即時一括全面帰国させればいい話。交渉する必要などない」「交渉に応じたら騙される恐れがある」で「事実上交渉全否定の家族会」とは偉い違いです。
 「当たり前」ですが、ウクライナ政府は家族会のように「無条件でロシア軍がウクライナから即時全面撤退し、クリミア、ドンバスなど親ロシア勢力支配地域も返還すればいい話。交渉する必要などない」「交渉に応じたら騙される恐れがある」とは言わないわけです。

 「田口八重子さん拉致事件の謎」を連載していたら、「オタクな話で、ついていけない!」とのクレームが入った。出てくる人名も(ボーガス注:李京雨(高世曰く、田口氏拉致に関わった工作員)、恵谷治、友納尚子、野田峯雄(いずれもライター)など)「聞いたことのない人ばかり」との声も。

 というか「それ以前」に「高世の話」は拉致問題の解決(拉致被害者の帰国など)に何一つ関係ありません。
 例えば「田口八重子氏が北朝鮮に入国したのは清津(チョンジン)か、海州(ヘジュ)か、南浦(ナンポ)か」(高世は清津説)なんてことが田口氏の帰国(生きてる場合)に何の関係があるのか。高世もバカというか、アホというか、何というか。

 私が、確実に拉致されている、とみなす人たちは次のとおり。
(中略)
 31人(渡辺秀子を除いて)。
 いま政府認定の拉致被害者は17人。

 「31(高世評価)-17(政府認定拉致被害者)」=「14人」についての高世の評価が正しいかどうかはひとまず置きます。興味深いのは高世がこの文章で特定失踪者問題調査会代表・荒木和博の「特定失踪者」について「批判もしない」ものの「好意的に紹介もしない」ことですね。
 「語るに落ちる」というべきでしょうか。高世もさすがに内心では「特定失踪者なんてデマ」とは思ってるのでしょう。ただし荒木や「荒木のお仲間(巣くう会の西岡会長、島田副会長など)」からの個人攻撃が怖くて批判はしない。

 寺越事件については、以下を参照。
13歳で拉致されたもう一人の日本人 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 寺越さんが「拉致ではない」といってることを無視して拉致呼ばわりするのはやめたらどうなのか。寺越母子に対して大変失礼であり、迷惑でもある。

1976~77 黒田佐喜子*1/魚本民子*2/福留貴美子*3/森順子*4/八尾恵*5/金子恵美子/水谷協子*6(彼女らは「よど号」犯の妻になった)

 寺越さんの場合と同様で問題は彼女らが「自らを拉致被害者だと主張しているかどうか」ですね。
 「自らを拉致被害者だと主張している」のならともかくそうでないなら高世の行為は「余計なお世話」でしかありません。

*1:若林盛亮の妻(若林佐喜子 - Wikipedia参照)

*2:魚本(旧姓・安部)公博の妻(魚本公博 - Wikipedia参照)

*3:岡本武の妻(福留貴美子 - Wikipedia参照)

*4:田宮高麿の妻(森順子 (拉致実行犯) - Wikipedia参照)

*5:柴田泰弘の元妻(八尾恵 - Wikipedia参照)

*6:田中義三の妻(田中義三 - Wikipedia参照)