今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年12月8日分)

松野担当相「不幸な過去を清算し、正常化を」 拉致問題で学生と対話 | 毎日新聞
 「拉致」ではなく「不幸な過去」と表現したところを注目したい。まあ普通に考えて「朝鮮植民地支配に対する事実上の賠償金」と言う話を意味してるでしょうね(巣くう会や家族会の反発が怖くてそうはいえないでしょうが)。
 しかし「北海道ではなく都内の会議」なのに何で「北海道教育大の学生13人と車座で対話」なのか?。「北海道から呼ぶな」とまでは言いませんが、かかる交通費(さすがに政府持ちでしょう)と時間を考えたらまずは「関東圏内」から呼ぶべきではないか。
 まさか「関東圏内の大学からは応募がなかった」ということもないでしょう。

◆北海道選出の自民党国会議員(あるいは事実上、自民党国会議員と見なしていい鈴木宗男
◆自民系の北海道知事
◆「自民に太いパイプがある」北海道関係者(北海道の財界人、学生が所属する北海道教育大学の教授など)

に頼まれたなどの「政治的裏があるのか」と疑いたくなります。
 それといい加減「若者への啓発」つう話はやめてほしい。そんなん拉致の解決と全く関係ない。


拉致家族会代表交代へ めぐみさん弟の拓也さん就任 - 産経ニュース

1)飯塚繁雄*1が体調を崩してマトモに活動できず、以前から横田拓也*2事務局長(今回会長に昇格)、飯塚耕一郎*3事務局次長(今回事務局長に昇格)がそれぞれ事実上の会長、事務局長だったようなので実態に合わせたに過ぎず、実質的変更は何もない
2)そもそも会長が誰であろうとも、方針は変わらない
→おそらく、今後も「バーター取引、段階的帰国」を否定し、経済制裁固執し、そうした方針に批判的な蓮池透氏、和田春樹氏などを敵視する

のでどうでもいい話です。
 「改憲ウヨの岸(あるいは中曽根、安倍)から非ウヨの池田(あるいは竹下、福田康夫)」「金脈田中からクリーン三木」「リクルート竹下から非リクルート宇野や海部」のようなイメチェンすらどこにもない*4
 ここで「蓮池透氏と和解し、彼を会長にする」レベルのサプライズがあれば「マスコミがもっと報道する」「巣くう会と縁切りして方向性がマトモになる」と言う意味で良かったのですが。

正論大賞に平川祐弘氏 特別賞は横田滋・早紀江夫妻 - 産経ニュース
 俺が早紀江なら「家族会が産経シンパと誤解されるのは何のメリットもないから辞退(そもそも平川と同時受賞ですし)」しますが、多分ためらいなく受領するんでしょう。まあ事前に「早紀江に受賞するかどうか打診してる」でしょうしね。


韓国大統領府「外交ボイコット検討せず」 北京冬季五輪: 日本経済新聞
 「中国が巨大市場であること」「対北朝鮮外交での協力を得たいこと」などを考えれば「一定の合理性のある考え」です。外交ボイコットを口にしてる国々(例:米国)も「モスクワ五輪ボイコット」のように、中国相手に「選手ボイコット」まではしない*5のだし、「エジプトの軍政」など「独裁的政権の多くを事実上容認してる」し、韓国を「人権軽視」とばかりは批判できないでしょう。


自民 竹島上陸で韓国への制裁措置検討する作業チームの初会合 | 日韓関係 | NHKニュース
 「現時点では検討にとどまる(従って、結果的には何もしない可能性もある)」とはいえ、既にホワイト国除外などの嫌がらせをしているところ、全く正気ではない。


蓮池薫さん高校生に講演「拉致問題は現在進行形」|NHK 新潟県のニュース

 蓮池薫さんが高校生を前に講演し、若い世代に拉致問題に関心を持ってもらうことが、被害者の1日も早い帰国の実現につながると訴えました。

 「蓮池薫ってこんなにバカだったのか」と呆れて二の句が継げません。拉致解決に必要なことは「外交交渉」ですがそれと「高校生」と何の関係があるのか?。むしろ関心を持ってもらうべきなのは「選挙権もなく社会的影響力に乏しい高校生」ではなく「30代以上の世代」でしょう。まあ、「30代以上の世代」が関心持ったからって外交交渉は進むわけではないし「外交交渉が進まない」からこそ関心も高まらないわけですが。外交交渉が進展し、一人でも拉致被害者が帰国すれば、いやでも関心は高まります。

 男子生徒の1人は「道徳で習った拉致問題のことを話してもらい、より深く興味を持てるようになりました。自分たちの問題ととらえ、解決できる方法を考えていきたい」と話していました。

 道徳で習った拉致問題とは、「唖然」ですね。「社会科ならまだしも道徳」で拉致の授業とは意味がわかりません。

 蓮池薫さんは記者団の取材に応じ、「日本政府は北朝鮮キム・ジョンウン総書記に対し、『無条件で会う』と言うのではなく、北朝鮮側に提案できるものを作り上げないといけない」と述べました。

 
 要するに「バーター取引論」でしょうが、それを否定する「救う会、家族会」を公然と批判できず「お茶を濁してる」のが彼の限界です。


【正論】拉致最新情勢とブルーリボン運動 モラロジー道徳教育財団教授・麗澤大学客員教授 西岡力 - 産経ニュース
 勿論「拉致最新情勢」といえる明るい話題は何もありません。「ブルーリボン」も「そんなものをつけることに何の意味があるのか?」という馬鹿げた話でしかない。もはや「拉致の解決の見込み」は乏しい。
 勿論「西岡ら救う会」の右翼の強弁に反し『北朝鮮人権侵害問題啓発週間』や『週間内で実施される国や自治体、救う会のイベント』はほとんど世間の話題にもなっていません。拉致は完全に日本社会において風化している。 


拉致解決に決意 全閣僚がブルーリボン着用へ - 産経ニュース
「拉致風化させない」東大阪市幹部がブルーリボンバッジ着用 - 産経ニュース
都知事と都幹部、人権週間中にブルーリボン着用 - 産経ニュース
 呆れて二の句が継げません。そんなことが拉致の解決と何の関係があるのか。

*1:政府認定拉致被害者田口八重子の兄

*2:政府認定拉致被害者横田めぐみの弟

*3:政府認定拉致被害者田口八重子の実子。飯塚繁雄の養子

*4:とはいえ、「池田=岸内閣蔵相、通産相」「三木=田中内閣副総理・環境庁長官」「竹下=中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)」「宇野=竹下内閣外相」なので「福田や海部を何の要職(閣僚や党三役)にも就けなかった安倍や竹下」はともかく「事情はともかく」完全に敵対したり、低評価したりしていたわけでもない。特に「岸→池田」「中曽根→竹下」「竹下→宇野」の場合事情はともかく「禅譲(岸の場合は選挙はやって岸派が池田を支持なので事実上の禅譲、中曽根、竹下の場合は、選挙をやらずに中曽根や竹下の裁定に従ったので名実ともに禅譲)」ですからね。

*5:勿論、それは1)「中国ビジネスへの配慮」もありますが、2)「五輪ビジネスへの配慮」、3)そもそも五輪中止までは多くの国民が望んでない、つう面もあります。3)についていえば、「羽生など日本人選手がメダルを取らなくてもいい、選手ボイコットしろ」と断言できる日本人がどれほどいるか?