今日の産経ニュース(6/12分)(追記・訂正あり)

■【世界ミニナビ】“銀行強盗”の容疑かかる北朝鮮…まともに交渉できる相手か
http://www.sankei.com/west/news/160612/wst1606120005-n1.html
 タイトルだけでげんなりです。じゃあ産経は日朝交渉しなくていいと言うのか。交渉しないでどうやって拉致を解決するのか。それとも拉致の解決はあきらめるのか。産経はいい加減にしろと言いたくなります。


■高村氏*1民進党は空想的平和主義」交詢社オープンフォーラムで批判
http://www.sankei.com/politics/news/160612/plt1606120029-n1.html
 伝統ある交詢社を「自民党万歳集会の場」に変えるとはあの世の福沢諭吉も「心ある慶應関係者の皆さん」も「交詢社はそう言う性格の物ではなかったはずだ!」と怒り心頭でしょう。高村の発言の是非*2に関係なく全くふざけています。
 まあ産経後援て時点でお話になりませんが。


■【危ない二人(2)】高須克弥×赤尾由美 赤尾敏*3がSEALDsを見たら何と言っただろうか?
http://www.sankei.com/premium/news/160612/prm1606120014-n1.html
 まあウヨの赤尾が褒めないであろう事は間違いないでしょうが、そんなんどうでもいい話ですよねえ。

高須
 僕が入っていた昭和大学空手部の連中は、赤尾敏先生が、みんな好きでしたけどね。

 空手部ってウヨが多いんですかね?。つうか俺そう言う空手部じゃいやだなあ。「空手=右翼活動」じゃないでしょうに。しかしこれ明らかに「高須の主観はともかく客観的には」昭和大空手部に対するネガキャンですよねえ。
 今もこんなに酷いのですかね?。

赤尾
 今から考えると、戦後、GHQがやった公職追放*4って、すごい洗脳ですね。だって20万人以上まとめて追放して、それで、頭の赤い人たちを各界の上に立たせたわけですから、日本がダメになるはずですよ。

 おいおいですね。
 「レッドパージってご存じじゃないんですか?」と聞きたくなりますね。
 各界て、言論界、学会、芸能界はまあひとまずおくとして政財官界の上のどこに赤い人なんかいるのか。「長期政権を実現した吉田茂*5池田勇人*6佐藤栄作*7はアカだ」「財界の連中はアカばかりだ」とか愉快な事言うんでしょうか?。それに公職追放者の中にはいわゆる逆コースで追放解除された人間もいますが。ウィキペディア公職追放」によれば

【政界】
赤城宗徳
 護国同志会の会員であったため、1946年1月から1951年8月まで公職追放。追放解除後、岸内閣農林相、官房長官防衛庁長官、池田、佐藤内閣農林相などを歴任。
市川房枝
 婦人運動家。大日本言論報国会理事であったため。1947年に追放されるが、1950年、追放解除。その後は第二院クラブ所属の参院議員として活躍。
大達茂雄
 小磯*8内閣で内務大臣。1946年追放、1952年解除。解除後は吉田内閣で文部大臣。
・唐沢俊樹
 戦前、内務省警保局長、内務次官を歴任。天皇機関説事件や大本弾圧に関与。また横浜事件を陰で指揮したとも言われる。1951年に追放解除、岸内閣で法相。
灘尾弘吉
 終戦時の内務次官。1947年に公職追放。1951年、追放解除。石橋、岸、池田、佐藤内閣で文相を歴任した文教族議員。また日華議員懇談会会長を務めた大物台湾ロビーでもある。
鳩山一郎
 統帥権干犯問題を発生させて軍部の暴走を招いたことを問題視され、1946年に追放されるが、1951年に追放解除。1954年、内閣総理大臣
・山崎巌
 戦前、警視総監、内務次官を歴任。警視総監当時は企画院事件(でっち上げ冤罪事件として悪名高い)の捜査に関与した。東久邇内閣で内務大臣。治安維持法廃止を拒否したため罷免されると共に公職追放。1951年解除。のちに池田内閣で自治大臣国家公安委員長
【財界】
植村甲午郎
 1946年(昭和21年) に経団連が発足すると事務局長に就任したが、戦前、企画院次長だったことが問題視され、翌1947年(昭和22年) に公職追放。1951年(昭和26年)に追放が解除されると経団連に復帰し、相談役、副会長を経て会長に就任。また、フジテレビ会長、ニッポン放送会長、日本航空会長等も務めた。
五島慶太
 東京急行電鉄社長。東條*9内閣で運輸通信大臣を務めたことが問題視され1947年に公職追放されるが、1951年追放解除。東京急行電鉄会長として復帰。
小林一三
 阪急電鉄創業者。近衛*10内閣で商工大臣を務めたことが問題視され1947年に公職追放されるが、1951年追放解除。のちに東宝社長。
下中弥三郎
 平凡社社長。大政翼賛会発足に協力し、大日本興亜連盟役員を務めたことが問題視され公職追放されるが、1951年追放解除で平凡社社長に復帰。

などといった人物が解除されています。ちなみに赤尾敏公職追放を解除されています(そもそも当選可能性皆無の泡沫候補とは言え、公職追放が解除されなければ赤尾敏が選挙に立候補することはできないでしょう)。
 しかもこの赤尾由美発言「公職追放で頭の赤い人たちを各界の上に立たせた」の後で

高須
 あの60年安保で左翼は負けて、潮目が変わったから、日本は救われたんです。

と言うんだからわけがわかりません。論理性のかけらもない。「公職追放で頭の赤い人たちを各界の上に立たせた(赤尾)」と「60年安保で左翼は負けて(高須)」というのとどう両立するのか。明らかに矛盾しています。
 なお、60年安保で岸が退陣し「岸のような明文改憲路線が長期にわたって事実上、封印されたこと」、「岸のような右派を売りにする首相が中曽根*11までしばらくの間、出なかったこと」、またこのときの社共協力が後の革新自治体に繋がることを考えれば、単純に「左派が負けた」とは評価できません*12がそんなことは高須にとってどうでもいいのでしょう。

赤尾
 相変わらず日本人は国を守るという意識がないですよね。どうすれば、目が覚めるのかなと思います。憲法を小手先でちょっとずつ変えたって、きっと、目が覚めませんね。中国にミサイルを落とされて、何万人か何十万人か死ぬような、恐ろしいことが起きないと目が覚めないのかな、と思います。

 中国は勿論そんなバカしませんが「改憲のためには中国が日本にミサイル落として10万規模で人が死んで欲しい」と言える神経はバカとしか言いようがない。
 そしてもしある脱原発派が「原発がもっとたくさん事故になって何万人か何十万人か死ぬような、恐ろしいことが起きないと原発推進派は目が覚めないのかな、と思います」とこの産経記事での発言のような暴言をいったら赤尾由美や高須は自分らの暴言を棚に上げて「原発事故を希望するような発言をするなんて人でなしだ」とでも言うのだろうと思うとうんざりします。

高須
 僕なんかは、中国海軍は弱いから、逆に攻めてきてくれないかなと思ってるんですけどね。今なら、絶対勝てますもん。

 中国もそんなバカしないでしょうがそれはさておき。仮に勝てたとしても自衛隊から犠牲者が出ることは間違いないだろうによくもまあふざけたことが抜かせるもんです。こういう鬼畜野郎と「事実上の夫婦」つうんだから例のサイバラ某には心底呆れます。

高須
 僕は、もし、日本が台湾の肩を持って、台湾の政府が中国の代表として国連の常任理事国に残っててくれたら、世界はまったく変わっていたと思う。

 一応お断りしておけば「中華人民共和国の国連加盟当時」の日本(当時の佐藤栄作政権)は「本気で勝つ気だったのか、負けると分かっていて、自民党内台湾ロビー(岸信介*13元首相、椎名悦三郎*14代議士、灘尾弘吉*15代議士など)に対する言い訳としてやった*16のか」はともかく国連で中国加盟が議論されたときには台湾を支持しています。しかし台湾は負けたわけです。日本が何しようともはや当時は台湾が勝てる状況じゃない。その程度の事も高須はわからないんでしょうか。
 ちなみにウィキペディアアルバニア決議」によれば

 中華人民共和国が国連に加盟した1971年に台湾(中華民国)をあくまで支持した佐藤栄作首相は、野党およびマスコミに、外交上の敗北として厳しく非難された。
 なお、直後の国会にて福田赳夫*17外務大臣(当時、後に首相)は「この決議案には敗れました、しかし、敗れたりといえども、私は、わが日本国は(ボーガス注:台湾への)信義を守り通した、また、筋を通し抜いた、このことにつきましては、国民各位にぜひとも誇りを持っていただきたいのだということを申し上げまして、お答えといたします。」と答弁した。
 しかし、1972年にニクソン米国大統領が中国訪問(いわゆるニクソンショック)を行うと、日本も後を追う形で台湾(中華民国)との断交、中華人民共和国の承認に転換した(日中共同声明)。

だそうです。なお、皮肉にも佐藤内閣外相時代にこう答弁した福田氏が首相時代に「日中平和友好条約」を締結することになります。
 なお、佐藤内閣の対中国外交については「日中国交正常化」に面白い記述がある事に気付いたのでこの機会に紹介しておきます。また「保利書簡*18」でググって見つけた記事も紹介しておきます。

日中国交正常化(ウィキペ参照)
中華人民共和国の国連加盟が実現して台湾(中華民国)が国連を脱退する直前に、佐藤内閣で官房長官を務め、当時自民党幹事長であった佐藤の側近・保利茂*19は東京都の美濃部都知事が訪中した際に極秘に周恩来首相宛ての親書(いわゆる保利書簡)を託した。書簡の内容は「1.中国は1つである」、「2.中華人民共和国が中国を代表する正統政府である」、「3.台湾は中国国民の領土であるとして保利自身が訪中して日中両国政府間の話し合いを進めたい」という内容であった。これは後に明らかになり、キッシンジャーならぬミノベンジャーだと言われた。しかし書簡のタイミングが国連総会で日本が中華人民共和国加盟、台湾(中華民国)追放のいわゆる「アルバニア案」に反対していた時であったため、周恩来首相から「まやかしで信用できない」と一蹴されている。中国側はもはや佐藤内閣には何ら期待しておらず、次の内閣が日中関係正常化を扱うことは誰の目にも明らかになった。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2401G_V21C11A0000000/
日経新聞・政客列伝『 「いぶし銀の調整役」保利茂(7):日中関係打開めざした「保利書簡」』(特別編集委員・安藤俊裕)より一部引用
(ボーガス注:1971年)7月15日、キッシンジャー*20国務長官が中国を訪問し、ニクソン大統領の72年訪中が公表された。日本の頭越しの米中接近に佐藤政権は衝撃を受けた。その1カ月後、ニクソン大統領は緊急ドル防衛策を発表し、円を含む主要通貨は変動相場制に移行した。日米の信頼関係は一層深まったと考えていた佐藤政権は2つのニクソン・ショックにうろたえた。特に米中接近は日本の世論を刺激し、日中国交回復を求める声が一段と大きくなった。
 中国の国連加盟問題で佐藤政権は困難な対応を迫られた。台湾を国連から排除するには3分の2以上の賛成が必要だとする米国提案の逆重要事項指定決議案と、中国の国連加盟を認めて台湾も国連に残す複合二重代表制決議案の共同提案国になるかどうかをめぐって自民党の意見は割れた。佐藤首相もギリギリまで悩んだが、最後は台湾との信義を重視して米国とともに共同提案国になることを決断した。しかし、両決議案は国連総会で否決され、アルバニア提案の中国加盟、台湾追放の決議案が可決された。 佐藤政権の対応は厳しい批判にさらされ、福田外相は非常に困難な立場に陥った。
 保利幹事長は逆重要事項指定決議案の共同提案国になるという佐藤首相の判断に疑問を持っていた。時代の流れに任せた方がいいのではないかと感じていた。保利は「福田外相も同じ気持ちだったと信じている」と述べている。
 このとき、保利はひそかに日中関係打開のために重要な布石を打っていた。中国の周恩来首相にあてた「保利書簡」である。訪中する美濃部亮吉東京都知事に託され、北京で周首相サイドに届けられた。
 書簡にはこう書かれていた。日中関係正常化のために両国政府間の話し合いを始めたい。それに先だって自分が中国を訪問したい。中国は一つであり、中華人民共和国は中国を代表する政府であり、台湾は中国国民の領土である。
 日付は美濃部都知事が出発した10月25日になっていた。周恩来はこの書簡を読んで「まやかしであり、信用できない」と受け止め、書簡を返却した。保利がいくら日中関係打開への熱意と誠意を見せても、佐藤政権が(ボーガス注:台湾の国連追放阻止を狙った)逆重要事項指定決議案や複合二重代表制決議案の共同提案国になった事実は「日本はまだ2つの中国にこだわっている」と見られても仕方のないことであった。
 保利書簡は不発に終わったが、この事実が明らかになると国内に大きな波紋が広がった。自民党の親台湾派議員は衝撃を受けた。保利は昭和37年に自民党議員団を率いて訪台したことがあり、(ボーガス注:佐藤内閣官房長官自民党幹事長(佐藤総裁時代)を務めた佐藤の側近でもあるため)親台湾派と見られていた。親台湾派の有力議員である山中貞則*21は保利の私邸を訪ねて強く抗議した。保利はひたすら黙って山中の話を聞いていた。そして席を外して再び部屋に戻ると「山中君、君の中華民国を思う信念は尊いし、今後も実行し続けてほしい。この一振りは私の心だと思って受け取ってほしい」と日本刀を差し出した。
 「自分も命がけでやっているんだ」といわんばかりの保利の気迫に押されて山中は思わず「わかりました」と答えて退散した。自民党総務会でも親台湾派の議員から攻撃を受けたが、保利は動じなかった。保利が親中派に転じたことで、自民党内の親中国派と親台湾派の力関係に変化が生じた。これが翌年の田中*22首相の日中国交回復の決断に大きな影響を与えたことは間違いない。

 この保利書簡が事実なら「佐藤の中国国連加盟反対はやはり、岸ら台湾ロビーに対する言い訳に過ぎなかった」のでしょう。保利が「私の一存だ」といって佐藤をかばおうとも「側近・保利が佐藤に無断で勝手に暴走した」なんてことはありえないでしょう。

高須
 国連と呼ぶからおかしいんで、僕は、連合国と言ってる。その程度のものです。

 でそうやって国連敵視して何かいいことがあるんでしょうか?。つうか「その程度のもん」だったら別に国連から台湾が追放されたって何ら問題ないでしょう。「その程度のもん」だったら日本が常任理事国入りを目指したり、非常任理事国などのポストを獲得したりする必要もない。
 「その程度のもん」だったら北朝鮮が「その程度のもん」の出した安保理決議を無視したところで何の問題もない。
 「その程度のもん」だったらいっそのこと今の日本が「国際連盟を脱退した戦前日本」のように今の国連を脱退して、『AIIB結成を呼びかけた中国』のように、「日本をリーダーとする新しい国連の結成」を呼びかけたっていい訳です(どこの国も応じないでしょうし、さすがの高須もそんな放言をする度胸はなさそうですが)。
 全く論理性のかけらもありません。

高須
 赤尾敏先生が言うように、戦前の日本がアメリカと衝突を避けて南進せず、北進していれば、ソ連はアジアに赤軍を留めざるを得ないから、そのうちに、ドイツに敗れていたかもしれない。そうすれば、日本はアメリカと戦わずに済んだし、「国連」もロシアと中国が幅をきかす今のものとは違うものになっていましたよ。そう考えても、赤尾先生は正しかったんです。

 やれやれですね。今さら「米国と闘わないでソ連と闘えば良かったんだ」といって意味あるのか。つうか高須はなんで日本が「ソ連と闘わず」米国と闘ったか分かってるのか。
 日本が「中国完全植民地化」を企み蒋介石政権転覆を狙ったのに対し、米国が蒋介石を支持したからでしょうが。北進せず、南進したのも「蒋介石打倒を絶対やる(日本)→じゃあ日本へ石油は輸出しない(米国)→石油は南進して南方で手に入れる、北進じゃ石油が手に入らないし両方侵攻する余裕はないから北進はあきらめる(日本)」つう流れであって背景には蒋介石打倒があります(まあ次第に蒋介石打倒だけでなく『蒋介石打倒に関係なく石油などの南方資源が欲しい』という欲望が強くなっていきますが)。
 米国と闘わないためには「蒋介石打倒をあきらめる必要があった(日本軍が中国から撤退する必要があった*23)」んですがその辺り高須はどう考えてるんですかね?


■大手AVプロダクション元社長ら逮捕 女性「出演強要された」 労働者派遣法違反容疑
http://www.sankei.com/affairs/news/160612/afr1606120006-n1.html
■悪質な勧誘・契約横行、人権侵害の声も
http://www.sankei.com/affairs/news/160612/afr1606120007-n1.html
■【AVプロ元社長逮捕】「サインしたじゃねえか!」 拒否する女性を数時間脅し撮影強行 同様の相談数十件
http://www.sankei.com/affairs/news/160613/afr1606130015-n1.html
■【衝撃事件の核心】「本番行為がダメだったとは…」AV業界に激震…次々と明らかになる悪質撮影に国も対応へ
http://www.sankei.com/premium/news/160618/prm1606180026-n1.html
 以前産経が書いた記事
■【衝撃事件の核心】年500人超がAVデビュー 出演強要の末、違約金まで…AV業界歴30年の男性が衝撃の実態を語った
http://www.sankei.com/affairs/news/160312/afr1603120006-n1.html
が警察を動かしたと言う事でしょうか。それとも前回の記事は「AVに派遣法違反容疑で手入れしたいからさ、そういう記事書いて協力して欲しいんよ、産経とウチの仲じゃないですか(警察)」「ハイ、喜んで!。悪党の追及には是非協力させて下さい(産経)→そして今回の手入れ」なのか。
 慰安婦問題などでの女性差別ぶりを見てると違和感がありますが、まあ社会部にはまともな記者もいるんでしょう。 
 しかしこれってたぶん氷山の一角に過ぎないんでしょうね。

 経営していた芸能事務所に所属していた女性を、実際の性行為を含むアダルトビデオ(AV)の撮影に派遣したとして、警視庁が11日、労働者派遣法違反容疑で、大手AVプロダクション「マークスジャパン」(東京都渋谷区)の40代の元社長ら同社の男3人を逮捕したことが、捜査関係者への取材で分かった。女性が「AV出演を強いられた」と警視庁に相談して発覚した。

「現役の社長」ではなく「元社長」てところが引っかかるところです。
 なお、「マークスジャパン」でググったら、ウィキペディアマークスグループ」がヒットしました。ウィキペディアってのは本当に何でもありますね。

マークスグループ(ウィキペ参照)
・日本のAV事務所、AVプロダクション。マークスグループは所属モデルの仕事条件、年齢に合わせて、マークスジャパンファイブプロモーションバルドエージェンシーの3つの部門でマネージメントしている[要出典]。
・オフィスオールドクルー、CoCoプロモーション、エベレストモデルエージェンシー、ドルチェプロモーション、バンビプロモーション、ベネスプロモーションとともに、大手AV事務所7社で宣材tv(http://senzai.tv/index.asp)を運営している。

警視庁はマークス社やグループの「ファイブプロモーション」(同)を家宅捜索。メーカーの「CA」(港区)、「ピエロ」(練馬区)も捜索した。

 この記事についたAV愛好家(?)のブクマによれば、ここに名前が挙がってる企業はいずれも業界大手だそうです。ちなみに「マークス」だけでなく、「CA」でググったらウィキペディア「CA」がヒットしました。「ピエロ」はヒットしませんでしたが、ウィキペディアってのは本当に何でもありますね。

■CA(ウィキペ参照)
・東京都港区に本社を置く大手アダルトビデオメーカー。ネット通販やビデオ・オン・デマンドに関する事業を行っている株式会社DMM.comのグループ企業。
・CAの関連企業とともにアウトビジョングループを構成。ソフト・オン・デマンドグループと並ぶ日本のアダルトビデオ企業グループ大手の一つである。

 それはともかく、警察もこの件でかなり本腰を入れてると言う事でしょうか。

【追記その1】
朝日新聞『女性をAVに出演させた疑い プロダクション社長逮捕』
http://www.asahi.com/articles/ASJ6D351GJ6DUTIL00C.html
■読売新聞『所属モデル女性にAV出演強制…社長ら3人逮捕』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160612-OYT1T50014.html
日本経済新聞『女性にAV出演強要か 芸能プロ社長ら違法派遣容疑で逮捕』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG11H6P_R10C16A6CC1000/
東京新聞『バイト感覚で登録 「AV」記載なく 出演強要された被害女性が証言』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016061402000264.html
テレビ朝日『グラビア契約のはずがAV出演強要…元大手社長ら逮捕』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000076833.html
時事通信『所属モデルをAV撮影派遣=プロダクション元社長ら逮捕、警視庁』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061200047&g=soc
共同通信『モデルをAVに派遣、元社長逮捕、拒否すると「契約違反」』
http://this.kiji.is/114556324602478595?c=39546741839462401
 記事のタイトルとして適切なのはやはり「強要」「強制」という言葉が入っている「産経」「読売」「日経」「東京」「テレ朝」でしょう。朝日や時事のタイトルでは本文を読まないと何が問題か分かりません。

【追記その2】

http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20160612
(ボーガス注:今回逮捕者が出た)マークスジャパンというのは業界では大手のプロダクションで、傘下のグループ会社も含めると、
•2015年のDMMアダルトアワードで最優秀女優賞を受賞した、恵比寿★マスカッツ*24でも人気の湊莉久
•ギャル系メーカー「プレステージ」の看板女優でマスカッツにも所属していたあやみ旬果
•今年のバレンタインに『リアルおっぱいチョコを作ろう!!』というブログ記事ではてなでも話題になった真木今日子
•ギャルAV界のエースともいわれるAIKA
•2016年のスカパー!アダルト大賞で最優秀女優賞含め4冠女王に輝いた、最近は新日本プロレスのファンとしても有名な初美沙希
などなど、多くの人気女優を抱える大所帯であります。

 小生も勿論(?)、スケベオヤジとしてエロ動画は「たまに」見る*25のですが、まるきりこういう事には詳しくないので勉強になります。
 勿論このブログは単に「俺はAVに詳しい」と自慢してるのではなく「零細ではなくこういう大手が逮捕されたのだから逮捕理由が事実ならば、業界全体の問題として業界は猛反省し、是正策をとるべきだ」つう話です。

【追記その3】
 これらの産経記事には色々興味深いブクマ(まともブクマもあればアホブクマもある)がついていますが、いくつか紹介。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.sankei.com/affairs/news/160612/afr1606120006-n1.html
wacok
 ニュース流れるやいなや現役女優の人からこの件は(ボーガス注:会社に恨みを抱く元女優の)狂言て(ボーガス注:主張がネットで)流れててなんというかこわい。

 まあどう見ても産経の「慰安婦は公娼だ!」と同レベルの話でしょうからねえ。
 つうかそういうことして「そうか、狂言なんだ、プロダクションはむしろ被害者なんだ」なんて誰も思いませんから。逮捕者が出てる時点で「被害者の一方的主張」とは言えませんからね。アホかと。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.sankei.com/affairs/news/160612/afr1606120006-n1.html
hobo_king
 法に抵触するならどんどんしょっ引いて欲しい。加えてこういうニュースが流れることでAV出演の強要が犯罪、って認識が現場に広がって警察に相談することすら思いつかないなんてことが減るといい。

 全く同感です。なお本件で問題になってるのはあくまでも「出演強要」であってAVそれ自体の是非ではありません。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.sankei.com/affairs/news/160612/afr1606120006-n1.html
KISHIRI
 プロダクションがAVデビュー前の子にガッツリ投資(全身整形など)することも多い。なのに逃げられる場合もあるわけで、契約をクリアにすることは双方にとってメリットがあるのでは。

 そう言う意味では違約金の設定自体は「ケースバイケースで一概に悪とは言えない」のでしょう。
 今回のケースは報道が事実なら明らかに悪ですが。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.sankei.com/premium/news/160618/prm1606180026-n1.html
tikani_nemuru_M
 アニメやゲームの時に「非実在」を理由に規制反対していたお歴歴の多くが、実在の女性が被害を訴えたときに女性を叩きに回ったという印象

 全く同感ですね。「実在女性の人権が大事だ」つうならこういう時には「事実ならそうした違法行為、人権侵害行為は徹底的に撲滅しないといけない」といわないと行けません。
 そうでないと「単にエロアニメ・ゲーム愛好家として規制して欲しくなかったけど、そう言うのを躊躇して人権云々とほざいてただけ」つうことになります。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.sankei.com/premium/news/160618/prm1606180026-n1.html
momotarist
 性嫌悪フェミが騒いで、それを口実に警察が性規制に走ると。これまで幾度となく繰り返されてきた光景だね。「フェミはポルノ規制に反対」という言い訳が大嘘で「フェミは規制派」の正しさが改めて証明されたね
TM2501
 この間、伊藤氏*26が「AV業界を潰す気はない」みたいなこと言ったけど、結果論から言ったら潰れるんだよね〜*27。その結果論まで加味した上で「フェミの運動家と政治が結びつく*28と危険だよ」と僕は言ってるのに

 「この記事を読んで出てくるのが手前ら、その感想かよ?」としか。今回、問題になってるのはあくまでも「嫌がる女優への強制」であって「ポルノそのもの」が問題になってるわけではありません。
 バカで話の内容を理解できないか、故意に話のすり替えをやってるのかどっちかでしょうが、どちらにせよ愚劣です。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.sankei.com/premium/news/160618/prm1606180026-n1.html
houyhnhm
 (ボーガス注:被害者の依頼を受けた弁護士が民事訴訟の用意があると)警告してもガン無視、被害者の風評飛ばして威嚇する業界、そもそもこうやって脅し入れてる事実をひたすら一部ではあったが今はクリーンと宣伝してきた業界である。信用に足ると思えるのが不思議

 まあそういうことなんでしょうね。この際、徹底的にうみを出し切るべきでしょう。

yunitaro
 未だに(ボーガス注:刑事告発した)女優さん、HRNや(ボーガス注:逮捕した)警察を叩いてる(ボーガス注:人間)の(ボーガス注:存在が)信じられない/仮に「AV業界が潰れる」としたらそれは違法行為を行った業界の責任。何故指摘した側を責める/ブラックバイトの(ボーガス注:ことを内部告発された)温野菜*29が潰れたら告発者のバイトくんを責めるの?

 まあそういうことですよね。


■【主張】南シナ海と中国 仲裁への横やりを許すな
http://www.sankei.com/column/news/160612/clm1606120003-n1.html
 フィリピンの新政権に「前政権がやった仲裁裁判所への提訴を取り下げて欲しい」というのは主張の是非はともかく「横やり」ではないでしょう。
 つうかこの程度の事が横やりなら「中国は南京事件ユネスコ申請取り下げて欲しい(産経や安倍政権の主張)」なんてのも横やりですし、外国のやることについて自国が何も意見が言えなくなってしまいます。

今月30日にはフィリピンのドゥテルテ新大統領が就任する。仮に裁判所の判断が遅れたとしても、新大統領には経済協力などの「甘言」と引き換えに手続き停止に応じることのないよう求めたい。

 余計なお世話なんですが。仲裁を取り下げた方が国益になると思えばそうするでしょう。フィリピンは何も産経のために仲裁申請をしたわけではない。

*1:村山内閣経済企画庁長官、小渕、福田内閣外相、森内閣法相、第一次安倍内閣防衛相などを経て自民党副総裁

*2:俺個人は「非の立場」ですが。

*3:右翼活動家(大日本愛国党総裁)

*4:そもそも追放されたのは極右だけですが。

*5:東久邇、幣原内閣外相を経て首相

*6:吉田、石橋内閣蔵相、岸内閣通産相を経て首相

*7:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相科学技術庁長官を経て首相

*8:陸軍軍務局長、陸軍次官、関東軍参謀長、朝鮮軍司令官、平沼、米内内閣拓務大臣、朝鮮総督などを経て首相。戦後、東京裁判で終身禁固刑(服役中に病死)。

*9:関東憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官、近衛内閣陸軍大臣などを経て首相。戦後、東京裁判で死刑判決。

*10:貴族院議長を経て首相。戦後、A級戦犯に指定されたことを苦にして服毒自殺。

*11:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*12:つうか多くの問題はこの件に限らずそんなに単純な話ではないですよね。

*13:自民党幹事長、石橋内閣外相を経て首相

*14:内閣官房長官、池田内閣通産相、池田、佐藤内閣外相、自民党副総裁(田中、三木総裁時代)など歴任

*15:石橋、岸、池田、佐藤内閣文相、自民党総務会長(三木総裁時代)、衆院議長などを歴任

*16:勝つと思ってやったのなら時代錯誤なバカだし、負けると分かってやったのなら「首相という最高権力者が、いくらその中に実の兄貴・岸がいるとは言え、どんだけ党内の台湾ロビーにびびってるんだ(呆)」て話です。まあ多分後者でしょうけど。さすがに勝つとは思ってないでしょう。

*17:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣外相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相

*18:有名な話なのでしょうが小生について言えば無知のため知りませんでした。

*19:吉田内閣労働相、農林相、自民党総務会長(池田総裁時代)、佐藤内閣建設相、官房長官自民党幹事長(佐藤総裁時代)、田中内閣行政管理庁長官、衆院議長など歴任

*20:ニクソン、フォード政権で国務長官

*21:佐藤内閣環境庁長官沖縄開発庁長官、田中内閣防衛庁長官自民党政調会長(田中総裁時代)、中曽根内閣通産相など歴任。

*22:岸内閣郵政相、自民党政調会長(池田総裁時代)、池田内閣蔵相、自民党幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*23:なお、米英や蒋介石中国は「満州国建国」以上のことを日本相手に認める気はありません。

*24:AV女優やグラビアアイドル・モデルなどの多業種のタレントと一般女性で構成された女性アイドルグループ(ウィキペディア参照)。

*25:借りたり買うのが「金がかかる」し面倒なので「違法動画なのかな?」と後ろめたい気持ちを感じながらたまにネット上の無料動画を見ます。ああ、それと明らかに違法でない「竹書房辺りのグラビアアイドル宣伝無料動画」なんかたまに見ますね。

*26:弁護士の伊藤和子氏のこと。

*27:伊藤氏が「潰す気がある」のは「撮影の強制」などの違法行為だけですがそれが何か?。それで潰れるのならば、自業自得でしょうよ。「高金利を問題視されたサラ金業界」が「高金利を下げずにそのまんま」で「業界を潰す気か」と居直るレベルのアホ発言ですね。id:TM2501(三沢文也)のアホ主張に対する批判としては、はてなブックマーク『AV強制出演問題の今後(三沢文也)』(http://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.mu/tm2501/n/nb6afd161d833)での批判ブクマ参照。

*28:「政治と結びつかない運動家」って何でしょうか?。そんなものがこの世にいるとは知りませんでした(毒)。

*29:外食チェーンの「しゃぶしゃぶ温野菜」(http://www.onyasai.com/)のこと。「温野菜」のブラックバイトについてはたとえば■産経『4カ月連続で勤務…賃金支払い求め提訴 元アルバイト男性、殺人未遂罪で刑事告訴も』(http://www.sankei.com/affairs/news/160617/afr1606170037-n1.html)、■日本テレビ『“ブラックバイト”学業に支障…学生が提訴』(http://www.news24.jp/articles/2016/06/17/07332964.html)、■フジテレビ『男子大学生が店長らに暴行を受けたとして、警察に告訴状提出』(http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00327996.html)、■テレビ東京『“ブラックバイト”で提訴』(http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/news/post_113361/)参照