新たにエントリを書くのが厄介なので、ペマ以外のチベットネタ、中国ネタ(主としてI濱Y子*1、水谷尚子*2、福島香織*3の反中国3バカ批判)及び「リベラル21(主として阿部治平*4や田畑光永*5の批判)&ちきゅう座」ネタなども書いています。
■夕刊フジ『中国、北問題の陰でパナマとの国交樹立 数年前からうごめいた裏工作』(富坂聡*6)
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/171011/soc1710110009-n1.html
中国とパナマの国交樹立は6月13日。日本を含めた世界中のメディアは、「台湾に対する外交的包囲網がじりじりと狭められている」との文脈でこれを扱っていたのが印象的であった。
(中略)
国交樹立から3カ月、中国の駐パナマ大使館の除幕式が行われ、同国のバレーラ*7大統領も参加した。
興味深かったのはCCTV(中国中央テレビ)が行った同大統領のインタビュー。「いつごろから中国との国交樹立を考え始めたのか?」との質問に対し、「まだ副大統領であった2010年に上海万博を訪れたときから」とはっきり答えているのだ。
背後でどれほどの工作が行われたのか。考えただけでもため息が出てしまうのだ。
タイトルは「数年前からうごめいた裏工作」と思わせぶりなので「何か水面下工作について情報が出てくるのか」と思いきや、本文は全く無内容で呆れます。まあ、裏工作つうか水面下工作があったかもしれませんが「2010年の上海万博から」発言は別に「その時から水面下工作してたこと」を意味しません。
■福島香織『中国が北を攻める可能性』(月刊ボイス)
http://shuchi.php.co.jp/voice/detail/4422
福島も「悪い意味で」ついに行き着くところまで言ったようです。
まともな人間なら絶対に言えないトンデモ発言ですね。つうのも普通に考えてあり得ないからです。
経済失速などで高まる国内の不満の矛先を解消するためには、どうすればいいか。大躍進政策の失敗をうやむやにするために毛沢東が中印国境戦争を仕掛けたように、あるいは文革後に復活したトウ小平が軍権掌握するためにベトナムに二度にわたる戦争を仕掛けたように、中国サイドが有利に終わるかたちの手ごろな戦争を求めるのが理に適う。
俺も中国素人ですので、インドやベトナムとの紛争を福島のように理解することが適切かどうかはひとまずおきます(ちなみにベトナムとの紛争については以前、阿部治平も福島のようなことを言っていました)。
ただ、
・大躍進政策の失敗は毛沢東の権威を傷つけた。1959年4月27日、毛沢東は党主席の地位にはとどまったが、大躍進政策の責任を取って国家主席の地位を劉少奇に譲ることとなった。
・ついに毛は1962年1月に開催された、いわゆる「七千人大会」において大躍進政策に対する自己批判をせざるを得ない状況にまで追い込まれた。この大会を機に政治の実権は劉少奇、トウ小平ラインに移ることとなり、毛沢東の権力は大きく低下した。劉少奇やトウ小平が経済調整に乗り出し、農業集団化を見直した結果、農村の飢餓状態が改善されると、党・国家機構における毛沢東の威信はますます減退していった。しかし、彭徳懐に代わって国防相となった林彪によって1964年に『毛沢東語録』が出版されるなど、大衆に対する毛沢東への神格化は着実に進められ、毛沢東は密かに奪権の機会をうかがっていた(ウィキペ「毛沢東」参照)。
というウィキペディア「毛沢東」の記述を見るだけでも毛についての福島の主張は眉唾だと思いますが。
それはともかく「経済失速などで高まる国内の不満の矛先を解消するため」に北朝鮮を攻めるとか正気じゃないですね(もちろん福島の言うような理由で中国がインドやベトナムに戦争を仕掛けることもまずないでしょう。尖閣でドンパチなんて可能性もまずない)。
福島もデマ飛ばすことに少しは気がとがめるのか
こうならない可能性のほうが当然、大きい。
ととってつけたような言い訳を最後にしてるのが実に滑稽です。
福島は産経を辞めることによってかえって知的、道徳的に腐敗し、劣化したと思います。
■ニューズウィーク日本版『習近平*8「治国思想」の元ネタは毛沢東の暴力革命論にあり』楊海英
http://www.newsweekjapan.jp/youkaiei/2017/10/post-3.php
タイトルだけで苦笑ですね。仮に習主席が何らかの思惑で「建国の父・毛沢東」を政治利用するとしてもそれが「暴力革命論」なんて物騒なもんでないことは確かでしょう。
毛とその信奉者は北京を世界革命の中心地に、中国の革命思想を世界に輸出しようと、アフリカや南米、東南アジア諸国に内政干渉した。
なんてことは事実に反すると思いますけどねえ。正直ソ連などと違い、「国力的な意味で」中国には「人民日報で各地の左翼運動を応援する」程度の事しかできなかったと思いますが。
まあ「非常に広い意味」ではそれも「内政干渉」かもしれませんが、そのレベルで内政干渉なら世界中内政干渉だらけでしょう。ダライラマと欧米首脳が会うことも中国に対する内政干渉になるでしょうね。
日本でも進歩的知識人や左派を自任する人たちが毛の思想に心酔。その一部は72年にあさま山荘事件を起こすなど、本気で大都市を包囲する作戦を練っていた。
日本赤軍などの極左運動を「毛沢東支持」と言えるかは疑問だと思います。ゲバラとかの影響もあるでしょうしね。いずれにせよああした運動は到底、日本の政治運動どころか、左派の主流とも言いがたいでしょう。そして日本赤軍などに毛沢東思想が影響したとしてもそれは所詮、「人民日報が彼らを褒め称えた」程度の話でしかないわけです。
他国との領土問題では砲艦外交で臨む
と言うほど中国も物騒じゃないでしょう。だからこそ領土問題で対立していてもフィリピン、ベトナムはAIIBに参加したわけです。
(ボーガス注:江沢民*9元国家主席の)「3つの代表」、(ボーガス注:胡錦濤*10元国家主席の)「科学的発展観」といった温和な仮説をくず籠に捨て
習氏に悪口雑言するため、「江沢民や胡錦濤の方がマシだった」と心にもないことを言い出す楊です。
■人民日報『北陸大学孔子学院で「孔子学院杯」卓球大会を開催 日本』
http://j.people.com.cn/n3/2017/1011/c94473-9278687.html
中日国交正常化45周年と中華人民共和国建国68周年を記念して、北陸大学はこのほど「孔子学院杯」卓球大会を催した。小学生から大学生までの選手と市民数百名が同大会に参加した。人民網が伝えた。
日本の元文部科学大臣で東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会顧問会議・顧問、衆議院議員の馳浩氏は会場で、「北陸大学孔子学院は中国語教育を通して、日本と中国の語言文化交流を促進させた。また、卓球などのスポーツ競技を通し、中日両国の青少年たちの間の友好交流に積極的な貢献をしている」とあいさつした。
ということでI濱女史と違いほとんどの日本人は孔子学院を別に敵視しないわけです。
■リベラル21『地理学者駒井正一先生を記念する』阿部治平
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4127.html
阿部が駒井氏を追悼するのは彼の勝手です。しかし「日本の護憲・軍縮の為に活動した駒井氏」ならまだしも「中国地理学者として偉大だった駒井氏」なんてことを主張することがリベラル21の表看板である「日本の護憲・軍縮」と何の関係があるのか。阿部が個人ブログに書けばいいことを掲載するリベラル21は気が狂ってると思います。どれほど阿部を特別扱いしたら気が済むのか。
■I濱Y子ブログ『東北大学弾丸ツアー』
仙台駅に戻り、先輩とIさんと晩ご飯をたべる。半年ぶりにあう先輩が「やせたね」という。
昔からこの先輩は唯物史観なので、(ボーガス注:死んだ)愛鳥が(ボーガス注:ヒナに?)転生したんだよ、ヒナ可愛いんだよ、とかいう話をする気力がわかず、
思わず吹き出しました。まあ「唯物史観」云々てのが女史が本気で言ってるのか冗談で言ってるのか*11ともかく、「唯物史観」なんてご大層なもんではなく「転生なんてあるわけねえだろ、I濱。死んだらそこで終わりなんだよ(先輩)」と言うだけの話でしょうね。
ただ「先輩」とはいえ、どう見ても狭量な性格のI濱にそう言える度胸はなかなかのもんです。
私も彼の話す組織防衛の話*12とかまったく共感がもてないので、お互い様である。
先輩と私の関係は先輩いはく「共感なき共生」なのだそうな(爆笑)。
よくわからないですね。何故それで一緒に飯を食うのか。俺だったら「仕事上つきあわざるを得なくても」I濱と飯なんてノーサンキューだし、飯を一緒に食うのなら「共感なき共生」なんて憎まれ口叩かなくてもいいでしょうに。
■高須院長 チベットで亡命政府大統領に「高須平和賞」を授与
http://blogos.com/article/250840/
インタビュアー:
高須平和賞の授与式が行われましたね。
高須:
10月4日に、チベット亡命政府があるダラムサラで行ってきたよ。第一号の受賞者はチベット亡命政府のロブサン・センゲ大統領。
(中略)
高須平和賞の授与式も、大統領だけでなく全閣僚が出席してくれて、それはそれは嬉しかった。
(中略)
インタビュアー:
さて、高須平和賞の第二号受賞者ですが…。
高須:
前から言っているけど、リチャード・ギアに贈りたいんだよね。
インタビュアー:
中国によるチベット弾圧を批判して、ハリウッドから干されてしまったという。
高須:
そう、今はハリウッドも中国資本がたくさん入っているから、チベット弾圧はタブーになっちゃっているんだよ。正しいことを言っただけのリチャード・ギアが干されるというのはあまりにもおかしい。だから、平和賞をあげることで、リチャード・ギアが理不尽な扱いを受けているということをもっと世間に広めたい。
高須の言ってることが事実ならば、チベット亡命政府も少しは常識を持った方がいいとしか言いようがありませんね。高須のくだらない行為につきあうことが本気でチベットのためになると思ってるのか(苦笑)。
しかしさすがにリチャード・ギアもこんな賞はもらわないんじゃないですかね?
■ニューズウイーク日本版『チベットの僧侶も犬も大処分、中国の文化的ジェノサイド』(楊海英)
http://www.newsweekjapan.jp/youkaiei/2017/09/post-2.php
チベットが侵略される50年代以前には2500カ所もの仏教寺院があったが、ダライ・ラマがインドに亡命した59年以降、70カ所を残してそのほかは全て破壊された。十数万人いた僧侶と尼僧も97%が還俗を強制され、寺院は減り続けている。
チベット自治区に隣接する四川省甘孜(カンゼ)チベット族自治州でも、中国政府は最近、世界最大の仏教学府「五明佛学院(ラルンガルゴンパ)」に共産党委員会を進駐させた。公安局と政府幹部を常駐させて、昨年7月には数千人もの尼僧を追放。共産党の直接支配下に置かれている。
まあこういうのは事実ならば「文化的ジェノサイド」といっていいのでしょう。
しかし
現在の文化的ジェノサイドは新たな様相を呈している。例えば、チベット原産の犬チベタン・マスティフの受難だ。
(中略)
中国経済が発展し富裕層が現れると10年ほど前からペットとしてブームに。希少となったこの犬が漢民族の間で一時は数億円で取引されるなど、成り金の象徴となった。
しかしそのブームが去った今、身勝手に捨てられた犬は大量に殺処分されている。
つうのは別に文化的ジェノサイドではないでしょう。
まあ、犬はかわいそうですが、「捨て犬」は殺処分せざるを得ないでしょう。日本だって殺処分してるわけですし。
内モンゴルの馬も受難に苦しんでいる。駿馬にまたがるのを最高の名誉とする遊牧文化のこの地で中国政府は今、遊牧民に定住を強制し、馬の放牧を禁止。代わりに草原に大規模な養豚場を建設している。草を根こそぎ掘り起こす豚*13は草原の砂漠化をもたらす*14が、中国政府は意に介さない。
冷涼な気候に適さずに死んだ豚の死体をそのまま草原に放置*15し、伝染病の広がりを防ごうともしない。文化的に豚を忌み嫌うモンゴル人を侮辱するために意図的に進めている政策だ、と人権団体*16は指摘している。
「文化的に豚を忌み嫌うウイグル人(イスラムなので)」ならまだしも「文化的に豚を忌み嫌うモンゴル人」つうのは初耳ですが、事実なんでしょうか。つうか楊曰く「豚がタブーの社会・モンゴル」に養豚場建てて喧嘩売るほど中国政府って無意味にチャレンジャーなんでしょうか?。
楊は「中国が五島列島狙ってる」とか、平気で嘘つく男なので誰かご教示頂ければ幸いです。
ちなみに「モンゴル、豚肉」でググったら
■モンゴルGanGanスローライフのススメ『モンゴル産豚肉「モンゴル・ポーク」新登場』
http://mongolwalker.blog.fc2.com/blog-entry-191.html
■株式会社フード・ペプタイド『モンゴルの「赤い食べ物」』
http://topics.foodpeptide.com/?eid=1283403
■中国内モンゴル留学記『モンゴルで豚の生姜焼きウケた。』
https://blogs.yahoo.co.jp/ubrumongol/29296632.html
などの記事が見つかったので俺は楊の主張を疑ってますが。
ただこれらの記事に寄れば「遊牧で育てやすい羊」が一番メジャーで、「遊牧では育てにくい」メジャーでない豚肉は高いので、モンゴルでは高級品扱いだそうです。
参考
http://mongolwalker.blog.fc2.com/blog-entry-191.html
■モンゴル産豚肉「モンゴル・ポーク」新登場
モンゴルで五家畜と言えば、牛、馬、羊、やぎ、ラクダの五つ。
(中略)
それとは対照的に、もっと設備や人の世話が必要な家畜、鶏や豚というのはモンゴルでは食べる人も少なく、値段も上の五家畜に比べて割高でした。つまり、日本では値段で並べると牛>豚>鶏のところが、モンゴルでは豚>鶏>牛という値段設定だったのです。
私たち日本人って常日ごろ結構、鶏肉や豚肉を食べてるんですよね。その慣れ親しんだお肉が高級品となると、やや辛いものがありました。そんでもって牛肉は(ボーガス注:遊牧で草しか食ってないので)日本のみたいに柔らかくはないですし…。
ところがここ数年、中国やアメリカからの鶏肉が多く入ってくるようになり、牛肉などの肉の値段が跳ね上がったこともあって、今ではむしろ鶏肉の方が値段が安くなってきました。KFCなどの外食産業の影響もあり、モンゴルの特に若者たちは鶏肉志向が強くなっています。
そして最近、メルクーリ市場近くにこんなお店が登場しました。
ななな、なんと!モンゴル・ポーク、モンゴル産豚肉の専門店です。
http://topics.foodpeptide.com/?eid=1283403
■モンゴルの「赤い食べ物」
モンゴルの伝統的な家畜生産方式(遊牧)に合致しないこともあり、豚肉はモンゴルでは高価な食肉です。
(中略)
欧米型のハム・ソーセージといった食肉製品は、モンゴルでは最近まであまり普及していませんでした。今では、首都ウランバートルの富裕層を中心に人気があるそうで、食肉加工産業は急成長しているそうです。
https://blogs.yahoo.co.jp/ubrumongol/29296632.html
■中国内モンゴル留学記『モンゴルで豚の生姜焼きウケた。』
豚の生姜焼きは、みりんは手に入らない事を予想していたので、酒と砂糖と蜂蜜で代用。
(中略)
皆がはじめて食べた生姜焼き、バイカにもママにもセケにも大好評でした。
■I濱Y子エントリ『ハリポタの町*17で会議参加してきた』
えーと、共鳴してるって根拠は何でしょうか?
最近イギリスは中国の経済力に屈して、習近平*18を国賓待遇で迎えるなど*19し、それとともにダライ・ラマ法王への冷遇が始まるのではないかと懸念されている。本当にそれでいいのかと声を大にして問いたい。
まあダライ冷遇はともかく習主席「国賓待遇」は中国の国際社会における地位を考えれば当然のことですよねえ。
ある意味世界をリードしてきたイギリスとアメリカの理想主義は最近brexitやトランプ政権の誕生やらでゆらぎつつある。しかし、本当にそれでいいのか、みなが自己の利益だけを考えて動けばそれは結局全体を破滅にむかわせるのではないかと小一時間人類を問い詰めたい。
アメリカとイギリスのやったことについて「人類」ではなく、そこの国民だけ問い詰めて欲しいもんです。つうか英米にだってトランプ批判派(例:米国民主党)やEU脱退批判派はいますが。
■リベラル21『「満洲事変」を忘れるな』(阿部治平)
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4107.html
戦後の東京裁判で石原は別に裁かれませんでしたが、板垣はA級戦犯として死刑判決を受けます。
のちに張学良はこれを後悔して、「日本には武士道というものがあるのだから、あのように残酷な行為をくりかえすとは思わなかった」と語っている。
張が後に西安事件に走った理由が伺えます。勿論彼は容共派ではあったのでしょうが、それだけでなくこうした無抵抗方針について周囲から「いつまで日本との戦闘を避け続けるのか」「いつになったら東北三省に戻れるのか」と突き上げをくらい忸怩たるもんがあったのでしょう。
36年の「二・二六事件」後、軍部は日本の政治決定権をほぼ完全に掌握し、これによって37年からは本格的に農民を大量に満洲へ送り出した。
まあ細かい話ですが「これによって」て果たして「226事件があったから」移民が本格化したと本当に言えるんですかね?。いや「言えない」という根拠を素人の俺は持ってないのであくまでも疑問表明に過ぎませんが。
私が1988〜89年に派遣教師として中国で生活していたとき、竹下*22内閣のある閣僚が、「日中戦争は侵略戦争ではない」と発言して辞任に追い込まれたことがあった。
■I濱Y子エントリ『2017年秋のチベット・イベント』
アジャ・リンポチェ 自伝出版記念講演会
何処が出版するのかなとググったら「福岡のローカル極右出版社」集広舎です(苦笑)。
集広舎と言えば
・『自衛隊OB(民間人)が北朝鮮に突撃して拉致被害者を救出する』という設定の『アキとカズ』(喜多由浩*24)なるトンデモ小説
・「中国国家主席が暗殺され中国政権が崩壊する」という設定の『黄禍』(王力雄)なるトンデモ小説
・極右雑誌『夢・大アジア(季刊)』(http://mag.npodga.asia/参照)
など数々のトンデモ本を出版したところです。まあ、まともな出版社であっても「東京に本社がある出版社」ならともかく「福岡ローカル出版社なんかから出して宣伝効果あるんかい?」ですが、よりによって『アキとカズ』、『黄禍』、『夢・大アジア(季刊)』の版元はないでしょう。
I濱も『ダライ・ラマの仏教入門:心は死を超えて存続する』(ダライ著、I濱翻訳、2000年、光文社知恵の森文庫)、『清朝とチベット仏教:菩薩王となった乾隆帝』(2011年、早稲田大学出版部)、『チベットの歴史と宗教:チベット中学校歴史宗教教科書』(チベット亡命政府著、I濱翻訳、2012年、明石書店)などまともな版元から本を出してる*25んだからそう言うところを紹介すればいいのに。
もう本当に「ダライ一味もI濱も常識ねえよな(苦笑)」ですね。
■ニューズウィーク日本版『日本が急接近するインドが「対中国」で頼りにならない理由』
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/post-8480.php
よほどインド好きなのだろう、安倍は07年の訪印時に首都デリーとムンバイをつなぐ「産業の大動脈の構築」を提案するなど、早くからインドの経済的・軍事的な台頭に期待を寄せてきた。
(中略)
しかし、今のインドがいくら強気の姿勢を見せても、インドと日本の同盟で中国に対抗できるようになるのは遠い先の話だろう。
(中略)
保有する戦車の数は、インドが約4400台なのに対し、中国は6500台。戦闘機はインドが約1500機で、中国が2500機だ。
(中略)
経済面も同じことだ。軍事面以上に経済面では中国が圧倒的に優位だ。経済規模を見ればその差は歴然。中国のGDPは11兆1990億ドルで、インド(2兆2640億ドル)の約5倍。
(中略)
8万社ほどの日本企業による対中投資額は既に1000億ドルを超えるし、日中貿易額は今や年間3500億ドルを超える。
他方、00年以降に日本企業がインドに投資した額は250億ドルにすぎず、現在の日印貿易額はわずか160億ドル。一方で中国からインドへの直接投資は急速に伸びており、中印貿易は既に700億ドルを超えている。
インドが中国にとって代わることはどうひいき目にみても当面はないでしょう。
■日経新聞『コスタリカ貿易相「中国の中米進出に期待」 』
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO20766490V00C17A9EAF000/
中米コスタリカのアレクサンデル・モラ貿易相は、隣国パナマが6月に中国と国交を樹立したことについて「中国にとって中米の重要度が増した。域内に恩恵がある」と歓迎した。コスタリカは2007年に台湾と断交して中国と国交を締結し既に貿易や投資の拡大に動いてきた。中国の中米への関与増加で「中国の自動車メーカーなどの工場進出を期待したい」と述べた。
都内で日本経済新聞の取材に応じた。中米7カ国のうち、グアテマラなど他の5カ国*26は依然として台湾と外交関係を結ぶ。ただ域内の国内総生産(GDP)ではパナマとコスタリカの2カ国で約半分を占めており、影響力は大きい。
コスタリカは国交樹立後の11年に中国と自由貿易協定(FTA)を発効し、投資と貿易を拡大している。16年の輸出額は07年比で2割増、輸入額は2.7倍に伸びた。
中国からはインフラ整備向けの借款も受け入れており、警察官の訓練施設、首都サンホセとカリブ海のリモン港を結ぶ高速道路などを建設している。「中国政府や企業は空港や鉄道など他のプロジェクトにも関心を示している」と述べ、両国の関係進展を示唆した。
ということで産経などの中国非難に関係なく国際的影響力を強めていく中国です。
■ニューズウィーク日本版『次期ダライ・ラマに高まる関心 「15世」候補者は世界で探せ』楊海英
http://www.newsweekjapan.jp/youkaiei/2017/09/15.php
あるアメリカ人政治学者は今春、「トランプ米大統領の御曹司、11歳のバロン君*27が15世に最適*28」と私に語ったことがある。そうなれば、アメリカのチベットへの関心は高まり、中国による不法侵略と占拠の問題も解決できるから、というわけだ。
さすがに冗談でしょうがこの話ほどいかに転生霊童制度がデタラメであるか示してる話もないでしょう。
目下、ダラムサラも中国も秘密の選定チームをつくって、賢そうな幼子たちをリストアップして、いつでも15世と宣言できるようにしているようだ。
「え、転生霊童やめて高僧から選出する『ローマ法王選出』のような形式にするのと違うのか?」ですね。
■日本李登輝友の会『李登輝元総統が取り組む新たな「正名制憲」運動』如月隼人(中国・中華圏ウォッチャー)
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20170914/
普通に考えて「いわゆる92年コンセンサス」が存在しないなんて事はないでしょう。国民党の馬総統(当時)がないものをあるとするわけがない。
「明確に文書にして発表すると中国、台湾双方とも色々差し障りがあるから」1992年当時は曖昧になあなあで済ませただけの話です。
それを後から「92年コンセンサスなんかない」とウソを言い出した李登輝らに対し中国も怒り心頭でしょう。「尖閣棚上げ合意なんかない」という安倍政権と「嘘つき」としてはいい勝負です。
■共同通信『ロヒンギャ問題平和解決を=スー・チー氏に書簡−ダライ・ラマ』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091100993&g=int
本当に「櫻井よしこと面会して恥じないダライ」だけのことはあります。
「スーチーを批判しようかどうしようか」悩んでいたわけですが「ダライの主要スポンサーである欧米諸国」がスーチーに批判的な事を確認したうえで「むしろ批判した方がイメージアップになる」とこういうことをやるわけです。「石平の望月記者批判」じゃないですが、「安全地帯からのスーチー批判」というダライの行為にはむしろ吐き気がしますね。
何せ「国民ほとんどがロヒンギャに敵対的」なスーチーには「ある程度同情の余地がある」でしょうが「ダライと日本ウヨの野合」なんか何一つ同情の余地はないでしょう。「日本ウヨとつるんでるゴミ野郎のダライが偉そうな事抜かすな、ボケ」ですね。
つうか、「ノルウェーに霞を食えとは言えない」とか抜かしたid:Mukkeにはこの件をどう思うか聞きたいところです。マスコミ報道「国民ほとんどがロヒンギャに敵対的」が事実ならロヒンギャ問題で下手したらスーチー政権が崩壊しかねないわけでそれこそ「ノルウェーのサーモン輸入中止」レベルの話ではありません。「スーチーに霞を食えとは言えない」と言えてしまう。
■リベラル21「中印国境は緊張している」(阿部治平)
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4087.html
「反中国分子」阿部の煽りに反し「すぐに領土問題が解決することはない」にせよ中印両国とも「ガチの戦争を長期間続ける」ようなことはしないで緊張緩和の方向に動くでしょう。緊張を激化させてもメリットがないからです。
■産経【中印国境対峙】中国インド国境 両軍部隊が撤退、2カ月超のにらみ合い終息へ 首脳会談控え歩み寄りか
http://www.sankei.com/world/news/170828/wor1708280038-n1.html
■日経『中印国境の軍撤収合意 対峙2カ月 首脳会議控え収束へ 』
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM28H8W_Y7A820C1FF1000/
なんて記事も出てますしね。
いや、敢えて言えば最大の障害はインドではなくて「米国トランプ政権」でしょう。
ドクラム高地をめぐる中国とブータン・インドとの紛争に日本が「介入した」と思われるできごとがあった。秋篠宮家長女眞子内親王が6月1日からブータンを訪れた。これは2011年11月ブータンのジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王夫妻が国賓として来日したことの返礼である。だが、今回の中国とインド・ブータンのつばぜり合いがそろそろ本格的になろうとする時期だから、眞子内親王のブータン訪問は、日本のインド支持というメッセージを送ったととられる可能性があった。外務省はこれに留意しなかったのだろうか。
「時期がまずいのでは?」「無神経では?」つうのはその通りだと思います。
さらにインドのラジオ放送やTimes of India紙は、ドクラム高地をめぐって日本の平松賢司*29駐インド大使が日本政府の「インド支持の立場」を表明したと報じた。これにあわてた在印日本大使館は、平松大使がインドメディアの取材に対して「力による一方的な現状の変更」を行わないことが重要だと述べただけだと、インド支持の報道内容を否定したという(時事2017・08・18)。
阿部氏も平松大使を批判してますが、インドメディアは「中国は力に寄る現状変更を企んでる!」と中国非難してるわけでそう言う相手(インドメディア)に対して「力に寄る現状変更は望まない」と「だけ」いえば、つまり「中国、インド双方とも平和的に問題を解決して欲しい」「私はインド、中国どちらかを一方的に批判する気はない」などときちんと「中国非難に悪用されないように注意、警戒しなければ」インドメディアによって「日本もインドを支持しています!」と宣伝されるであろう事はわかりきったことです。宣伝されてから慌て出すとか、日本大使館があほすぎるとしか言えないでしょう。
【追記】
■産経『インドが中国との対峙問題で日本に謝意 「公然と無条件の支持をしてくれた」』
http://www.sankei.com/world/news/170909/wor1709090009-n1.html
平松大使発言を口実に、インドは日本を無理矢理応援団にでっち上げるなと言いたいですね。
■産経『ダライ・ラマ14世今秋訪日前に静かに進む「中国の対日宣伝工作」チベット交流団が国会議員、メディアと接触』(政治部 原川貴郎)
http://www.sankei.com/premium/news/170908/prm1709080005-n1.html
「2007年に3000元(約4万9000円)に満たなかった遊牧民の年収は、昨年1万元を超えました」
「チベット自治区のGDP(域内総生産)は11年から15年までの間、平均15%増に達しました」
これは事実でしょうね。そして朝日、毎日など、他のメディアならまだしも「戦前日本の統治で当時の韓国は経済的には発展した」と主張し、伊藤博文暗殺、31独立運動など抗日の動きを故意に無視する産経にはこうした中国の主張を批判する資格はありません。
「経済的に豊かでもチベットで民族の文化は守られてるのか?」といったら「それ、あなたの韓国植民地統治正当化と矛盾しますよ?、産経さん」つうことになる。
意外にも中国中央電視台(CCTV)記者が疑問を投げかけた。
「7回チベットに行ったことがあるが、GDPがこれだけ速く伸びることで一つ懸念がある。ラサ*30に旅行しても『まるで四川のようだ』という人がいる。こうした状況を防ぐための具体的な方策は?」
出来レース質問でない限り、CCTV(中国のNHK?)にはその程度の自由はあるのでしょう。「中国にメディア統制はない」とは勿論言いませんが、産経が言うほどには、「中国の報道環境」は酷くはないようです。
「転生は必ず歴史的なルールにのっとって金瓶掣籤(きんべいせいせん)を通じて政府の許可をもらうという段取りを踏んで15世を決めなければいけない」
周所長が言及した「金瓶掣籤」は、清の乾隆帝が定めたチベットに関する29条の布告の中に含まれていたダライ・ラマらの転生者を選ぶくじ引きの方法だ。
ただ、ダライ・ラマ14世の公式サイトによれば、この方法で選ばれたダライ・ラマは実質的には11世の1人に過ぎない。この方法がどこまで伝統的といえるだろうか。
・先ず第一にウィキペディアに寄れば乾隆帝が「金瓶掣籤」を始めたのは1792年ですからそれ以前のダライ(具体的にはダライ1世*31〜ダライ8世)は「金瓶掣籤」の対象ではありません。
ダライ9世から「金瓶掣籤」の対象になりますがウィキペに寄ればダライ9世には適用されず、ダライ10世から適用になります。10世以降のダライの誰が「金瓶掣籤」で選ばれたかはウィキペを見てもよく分かりません。また「実質的には」というダライ側の言葉が何を意味するかもよく分かりません。
・まあ物はいいようですね。それ言ったら例えば産経がやたらこだわる「靖国神社」なんてのは明治に発明されたモノだから「長い日本の歴史」を考えたらどれほど伝統と呼べるかどうか。
そこで後継者選びと交流団側の主張について、チベット出身(05年に日本に帰化)で、ダライ・ラマ法王アジア・太平洋地区担当初代代表を務めたペマ・ギャルポ拓殖大教授に意見を求めた。
「そもそも当時の清朝の皇帝自身がチベット仏教徒だった。歴代のダライ・ラマ法王と清朝の時代はお寺の檀家の関係があった」
ペマが拓殖大教授になっていたとはびっくりです。てっきり今も桐蔭横浜大教授かと思ってましたがそれはさておき。
I濱女史も似たような事言ってますが詭弁ですね。清朝のチベット統治をスムーズに行うため、そういう形式をとっただけでしょう。本当に「お寺の檀家」に過ぎないのならチベットが中華民国、中華人民共和国において中国領扱いなんてことにもならない。
ダライ・ラマ14世はここ数年、秋ごろに来日し、永田町で講演するのが恒例化しつつある。
でもそんな事をしても日本の反中国ウヨ政治家が適当におつきあいしてくれるだけで実質的意義は皆無と言っていいでしょう。
交流団の来日に先立つ今年6月には、中国全国人民代表大会(全人代)のチベット自治区代表団が来日し、超党派の日中友好議員連盟(会長・高村正彦*32自民党副総裁)の事務局長を務める自民党の林芳正*33・現文部科学相らと会談した。
産経は「日中友好議連事務局長として会わないわけに行かないから林氏はあっただけだ」といって林文科相をかばうのでしょう。
しかし「会わないわけに行かない」ということ自体、チベット問題で産経の期待するような形で安倍政権が動かないことを示しています。
そして、これが「安倍政権の林文科相」でなければ産経も会談した政治家を糞味噌に罵倒でしょうね。
と思ったんですが
http://japanese.cri.cn/2021/2017/06/10/181s262266.htm
訪問期間中、ドジ・ツェジン団長は東京で、日本の元参議院議長、日中友好会館の江田五月*34会長と会談しました。
ということで江田五月氏がこの代表団と会ってるようですが産経が江田氏を批判してないのでそうでもないのかな?
その時林氏がどう応じたか書かない辺りさすが産経です。賛同しないまでも「いやダライラマの方が正しい」とは外交儀礼上林氏も言えなかったでしょうし、であるなら産経にとって下手にとりあげるわけにはいかない。
代表団に続く交流団の来日について、チベットの現状への理解と支援を目的とする「日本チベット国会議員連盟」の中心メンバーは「ダライ・ラマ14世の来日を牽制するための対日世論工作だろう」とみている。
中心メンバーの名前が出てこないのは恐らくこの人物が自民党議員で「林文科相ら自民党幹部連の反発」を恐れてるのでしょう。
交流団は今回、国会内で超党派の若手国会議員でつくる日中次世代交流委員会(会長・遠山清彦*35衆院議員=公明党)のメンバーを表敬した。新華社は、参加した公明党議員がこんな感想を語ったと報じていた。
「チベット文化交流団との交流を通じて、中国のチベットへの“親近感”が増した」
さすがに「社交辞令」を述べただけで、よもや交流団に感化されたわけではあるまい。
先ず第一に「新華社のデマ報道」と産経が言わない点が興味深いですね。
第二に「社交辞令」として公明党をかばってる点が興味深い。これが「政権与党時代の民主党」「今の野党各党」だったら糞味噌に罵倒でしょうが。
I濱女史やペマなどは暴動ではなく「蜂起」などといいたがるのですが産経にはそう言うこだわりはないようです。
■日本李登輝友の会「日本が好きな台湾人:震災で最大支援をしてくれた理由」鎌田實
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20170906/
台湾は、中国との複雑な関係があり、正式に国としては認められていない。人口的にみると日本の5分の1の小さな国である。なぜ200億円もの支援をしてくれたのか、不思議でならなかった。
「鎌田實ってバカ?」ですね。台湾の支援に人道精神がない、政治的策略しかないとは言いませんが、「日本と国交がない」からこそそれを補うために多額の支援をしたわけです。
ちなみに東日本大震災では「日本と国交がない北朝鮮」も「日本赤十字に10万ドル」の支援をしています(ウィキペ『東日本大震災に対するアジア諸国の対応』参照)。
それも鎌田は「不思議だ」というんでしょうか?(皮肉のつもり)
マジレスすれば北朝鮮の件も「不思議」でも何でもない。人道精神が全くないとは言いませんがこれまた台湾同様の政治的思惑があるわけです。これでわかるように北朝鮮政府はそれなりの計算をしています。「日本との関係を必要以上に悪くしない」という考えがあるからこそ「日本赤十字に10万ドル」のわけです。当然、北朝鮮との間に充分交渉は成立しうる。
なお、これは俺の邪推ですが、鎌田のような輩は「台湾に感謝しよう、とおっしゃってますがその理屈だと北朝鮮にもそれなりに感謝すべきと違いますか?」というと多分「額が少ない」だの「拉致がどうの」だの言い出すんでしょうね。結局台湾を持ち上げたい、北朝鮮をけなしたいつう結論ありきの訳です。
■NHK『パナマの副大統領「台湾断交は中国との経済強化が目的」』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170904/k10011126251000.html
ことし6月、台湾と長年維持してきた外交関係を断ったパナマのサインマロ副大統領がNHKのインタビューに応じ、中国との経済的な関係の強化が目的だったと強調しました。
(中略)
台湾と断交した背景には「1つの中国」という考え方を受け入れていない台湾の蔡英文政権に対する中国の外交的な圧力があったと見られていますが、これについてサインマロ副大統領は否定しました。
そのうえで「中国はパナマ運河の第2の利用国で、重要なパートナーであり、パナマ政府は外交関係の樹立が必要だと考え、何年も試みてきた。貿易や運河、両国の交流などパナマの国益に基づいて決めた」と述べ、あくまでも中国との経済的な関係の強化が目的だったと強調しました。
そして中国政府との間でビザの発給や貿易協定、それに観光の促進など、具体的な作業を進めていることを明らかにし「外交関係の樹立は中国からの投資の新たな機会となる」と述べ、国内のインフラへの中国からの投資の増加など、一層の関係強化に期待を示しました。
今さらNHKインタビューに答えなくても「そりゃそうでしょう」つう話です。むしろわざわざこういう事を言う背景が気になります。
台湾がしつこく「何故断交したんだ」というから「はっきりと縁切りの意志を改めて表明」つうことでしょうか。
■ニューズウイーク日本版『中東をウイグル排除に追い込む、中国マネーとイスラム分断策』(楊海英*36)
http://www.newsweekjapan.jp/youkaiei/2017/09/post.php
<エジプトとトルコに宗教や民族の絆を捨てさせた中国の札束外交>
エジプト政府は7月に入ってから、同国の名門アズハル大学に学ぶウイグル人留学生たちを相次いで拘束。中国へ強制送還を始めており、国際的な人権団体から批判されている。
(中略)
ユーラシア各国には大なり小なりウイグル人の亡命集団があり、最も安心して暮らせたのはトルコだった。ところが、8月3日に北京を訪問したトルコのチャブシオール外相は中国の王毅*37(ワン・イ―)外相と会談後、記者会見で「今後はトルコ国内の反中国勢力を取り除く」と表明。「トルコ領内で中国に敵対、または抵抗することを目的としたいかなる活動も今後は一切認めない」との態度を鮮明にした。
(中略)
ソ連のスターリン*38政権と中国の毛沢東*39政権によるトルコ系少数民族政策に対しても、近代トルコはしばしば「同胞への抑圧に注視している」と発言して反発してきた。そうした歴史的なつながりを断ち切ると宣言するかのようなエルドアン*40政権の媚中発言は、歴史的大転換といっていい。
エジプトとトルコをウイグル人排除に突き動かしているのは、癌細胞のように世界に広がるチャイナマネーだ。金に目がくらんだ両政府は簡単に「スンニ派知識人の権威ある学府*41」と「トルコ系諸民族の盟主」の地位を放棄した。
以前「トルコは中国を批判してる」と叫んでいた楊ですが、その楊もついに「トルコは別に反中国ではないこと」を認めざるを得なくなったわけです。
参考
http://www.afpbb.com/articles/-/3138067
■AFP『トルコ外相、国内の反中国勢力を「取り除く」と表明』
中国を訪問中のトルコのメブリュト・チャブシオール(Mevlut Cavusoglu)外相は3日、中国の王毅(Wang Yi)外相との会談後に行われた記者会見で、トルコ国内の反中国勢力を「取り除く」と表明した。
(中略)
中国の王毅外相と北京(Beijing)で共同記者会見に臨んだチャブシオール外相は、「中国の安全はわれわれにとっての安全とみなして扱う」との考えを示し、「トルコ国内もしくは領内で中国に敵対する、または反発することを狙った活動は今後一切認めず、中国に反発するメディア報道を取り除くよう措置を講じていく」と表明した。
この会見の前に行われた会談において、両外相はテロリズムとの戦いで協力していくことを約束した。
■水谷尚子女史のツィート
Mizutani Naoko(水谷尚子 @NAOKOMIZUTANI)
今回音声記録が出て来たのは貴重ですが、それでもハバロフスク裁判記録は活字で、人間関係もすでに知られていた話でした。科学者と軍事研究という現在的な付加価値で注目*42されていましたが、731研究としては大した進展ではありません。
本当に「お前は何を言ってるんだ!」「お前中国嫌いをこじらせてねえか?」「お前、産経並みのウヨか?」ですね。
誰も例のNHK番組で「731部隊研究が進展した」なんて最初から言ってないわけです。問題は「731部隊の犯罪がNHK番組のような形で日本人に広く伝えられたことは今まであまりなかった(こういったら失礼だが森村誠一『悪魔の飽食』(角川文庫)を除けばマイナー出版社の書籍でしか伝えられないことが多かった)」という点が評価されてる*43んですが、なんで水谷のバカにはそう言う常識がないのか。
「ハバロフスク裁判記録なら入手しようと思えば入手できる」なんてことはNHK番組の意義を否定しませんす。そんなんだったら水谷が自画自賛してる「水谷執筆のウイグル記事」も新しい物は何もないでしょう。多分ニューズウィーク、ニューヨークタイムズなど、欧米のニュース記事を見ればほとんど同じ事が載ってる。ただ「日本語情報」としては水谷記事に意義はあるわけです(水谷記事のような日本語情報は少ないので)。NHK番組の価値を水谷のように貶めるのなら「水谷が自画自賛する水谷記事」には「価値なんか全く無い」し、一方水谷が自分の記事を自画自賛するならNHK番組に意義を認めるべきです。
つうか「新情報はない」とか言う前にこの番組を「デマだ、旧日本軍は細菌戦人体実験なんかしてない」とか抜かしてるウヨへの批判でもしたらどうなんだよ、水谷。何なの、お前(呆)。
正直、I濱女史、水谷女史らのアホ発言を見てると「アンチ中国のバカは黙ってろ」つう気持ちにさせられる。
俺は水谷やI濱のようなバカがでかい面する限り、ウイグルやチベットを支援する気は全くありません(支援しても何のメリットもないしね)。水谷やI濱のようなバカがいなくなったとき始めてウイグルやチベットに「明るい未来が来る」と思います。つう事は要するに当面、ウイグルやチベットに明るい未来なんか全くない、つうことですが(嘲笑)。
【2017年9月3日追記】
小生が悪口したからか、今見たら「水谷氏が承認したときだけ見られる」プライベートモード(https://twitter.com/naokomizutani)になってました(苦笑)。プライベートモードにしようと何しようと彼女の自由ですが、水谷氏もいつもながら情けない御仁だと思います。水谷氏、I濱女史といったバカが応援団ではウイグルもチベットも前途多難です。俺はチベットやウイグルがどうなろうと知ったことではありませんが(毒)。
【2018年1月23日追記】
久しぶりに見たら水谷ツイートがパブリック状態になっていました。今後気が向いたら突っ込む予定です。
しかし
水谷尚子
いまからでも私もやるかな・・。
■ネットで事実に反する誹謗中傷を受けたらどうしますか? やってみると簡単。池田信夫氏への名誉棄損訴訟(伊藤和子) - Y!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/itokazuko/20170816-00074490/
て一体誰が彼女に対し事実に反する書き込みをしたつうんですかね?(なんか「俺(ボーガス)とか言い出すんか?」的な不安が)。というかそもそも伊藤氏とて、いきなり池田を訴えたわけではなくまずはネット上で反論してるんですけどね。彼女も学者の看板掲げてるのならまずやるべきことはネットでの反論でしょうに。
参考
■リテラ『NHKが731部隊の人体実験証言テープを公開し、安倍政権につながる重大な問題を指摘! ネトウヨが錯乱状態に』
http://lite-ra.com/2017/08/post-3392.html
人民日報
■NHKがドキュメンタリー「731部隊の真実」を放送 清華大学教授「良心的」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0818/c94473-9257141.html
■日本人から見たドキュメンタリー「731部隊の真実」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0901/c94473-9263412.html
■NHKが731部隊のドキュメンタリーを放送 日本人は「見て見ぬふり」複雑な気持ちに
http://j.people.com.cn/n3/2017/0815/c94474-9255527.html
■歴史の真相を暴く日本の識者の勇気を賞賛
http://j.people.com.cn/n3/2017/0816/c94474-9255957.html
■I濱女史のツィート
法王事務所のルントク代表によりますと「ハードスケジュールでお疲れではあるが、ガンうんぬんはまったくの偽情報だ」とのことです。
勿論「ダライ重病説」「ダライ・ガン説」はガセの可能性はありますが、一方で「事実だ」としても「確かに重度のガンです」とは言わないでしょう(苦笑)。
■福島香織のツィート
泥酔して意識不明瞭の相手との一方的な性交は、少なくとも準強姦罪。相手が泥酔して嘔吐するような急性アルコール中毒が疑われる状態のとき連れていくのはホテルではなく医療機関。ホテルに連れていって二人になった時点で、その善意も良識も疑われる。ということを、若い人たちに言い聞かせたい。
たぶん例の「安倍の御用ライター」「TBS元ワシントン支局長」のレイプ疑惑のことでしょう。
「被害者」が記者会見を開き、検察審査会にも訴えたのに、「加害者」がまともに反論せず、法的措置(名誉毀損訴訟など)もろくに執らず、逃げ腰というのに
その善意も良識も疑われる
とまるで「善意が疑われただけでレイプなどありません」といいたいらしい福島にはマジで呆れます。
この女も何処まで劣化すれば気が済むのか。
組織に気を使わなくていいフリー、楽しいよ!
福島がカネのために「知の巨人・渡部昇一」とか心にもないことほざいて、ウヨ連中に媚びてるのを見る限りとてもそうは思えません。それともまさかとは思いますが「本心で言ってる」んでしょうか。
つうかフリーだって放送局でアレ、雑誌社でアレ、「使ってくれるメディア」がなければ干上がるわけで「誰にも気を使わない」なんてことはありえないわけです。
おいおいです。望月氏のどの辺りが「記者クラブ破壊」なのか。単に菅に厳しい質問をしてるだけでしょうに。
つうか菅相手に「望月氏のような厳しい質問はせず」なれ合い質問しれ菅に媚びへつらうのが記者クラブの役割ならそんなもんは破壊された方がよろしい。
つうか菅のような態度を中国政府がとっても同じ事が言えるのか、福島よ、つう話です。なんというか産経を辞めてから、福島の知性や人格がかえって劣化してるのがすごいですね。
昔の著書名が『潜入ルポ 中国の女』(2013年、文春新書)などとまともだったのに対し最近は『赤い帝国・中国が滅びる日』(2016年、ベストセラーズ)、『アメリカと中国が世界をぶっ壊す』(高山正之*45との共著、2017年、徳間書店)、『日本は再びアジアの盟主になる:トランプvs.習近平! 米中激突で漁夫の利を得る日本』(宮崎正弘*46、石平*47との共著、2017年、宝島社)と著書名からしてトンデモです。共著者も「石平や宮崎正弘」など明らかにトンデモ極右だし出版社(ベストセラーズ、徳間書店、宝島社)もウヨ出版社です。
福島は阿比留や安藤慶太に限りなく近づいてる。
北朝鮮建国記念日の反応みようとツイッターみてたら、山尾不倫騒動が熱かった。テレビも山尾コーナーが推して北朝鮮が削られてみたい。
つまり北朝鮮の脅威は存在しないと言う事です。めでたしめでたし(皮肉のつもり)。
しかし福島は
官邸と関連部署のプロフェッショナルがきちんと対応
と言い出すから呆れます。いやそう言う話じゃねえから。さすが産経上がりはデマ体質半端ねえな。
福島香織がリツィート
・私も理事の末席に。
上念司
・本日より放送法遵守を求める視聴者の会は新体制に移行しました。
http://housouhou.com/
あの会の理事にご就任だそうです。産経上がりの福島がウヨであることは知っていますがそれにしても「あの会の理事に就任」ですか。そう言う人間が書く中国批判が信用されると思ってるのか?。もう「福島の中国批判」なんか石平や宮崎正弘と同類扱いされても文句は言えないでしょう。
「あの会がやってるメディアへの因縁てあんたが批判する中国政府のメディア統制と何処が違うんや。中国の統制は汚くて手前らの統制はきれいってただの屁理屈やないか」といわれたら福島はどう言い訳するんですかね?
さすがに「商売右翼*48」だと思いますが、そこまで福島がまともでないとは思っても見ませんでした。同じ産経記者でも、阿比留とか安藤慶太とかと比べたら一定の常識があると思っていたのですがね。ちょっと福島を過大評価していたようです。
TBSラジオ 荒川強啓 デイ・キャッチ! @daycatch_tbs
■5時5分〜 ニュースクリップは福島香織さん
「北朝鮮のミサイル発射、中国の反応は」
「TBSラジオってバカ?」としか言いようがない。どう見ても例の「セッション22の籠池インタビュー」などでTBSラジオはウヨ連中には反日扱いされてるでしょうに。勿論TBSテレビは「サンデーモーニング」が反日扱いされてるし。
何で「あの会の理事・福島」を出演させるのか?。まあ福島もあんな会の理事を務めながらメディア出演とはいい度胸ですが。
■リベラル21『民進党代表選挙に望むこと』阿部治平
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4075.html
共産党は都議がたった2人増えたのを「勝利」と喜んだ。
やれやれです。この人の共産党への反感はもはや病気と言っていいでしょう。
共産党が何か手柄を上げても「せいぜいホニャララに過ぎない」。一方で例えばダライ一味の日本ウヨとの野合については「世間がダライ一味に冷たいから仕方がない」という甘さ。
ダライ一味に対する甘さを共産党に適用すれば「都民ファを持ち上げるマスコミ報道の中、良く奮闘した」になるでしょうし、一方、共産党に対する厳しさをダライ一味に適用すれば「厳しい状況だろうとウヨと野合など恥さらしだ。それでも自称宗教家か」になるでしょう。結局、阿部と言う人は身びいきでしか物が言えないのでしょう。阿部がそう言う人間であることはどうでもいいですが、阿部を持ち上げるリベラル21にも全く困ったもんです。
おもてには出なかったが、都議選の結果は護憲派の大敗を意味している。
確かに「最大議席の都民ファ」の「事実上の党首・小池」は改憲派ウヨですし、その点、警戒は必要ですが、こうした物言いは相当に問題があるでしょう。
なぜなら
1)都議選では改憲は争点になってないし
2)改憲派の自民は大幅に議席を減らし、一方護憲派の共産はささやかながら議席を伸ばしたから
です。
共闘をするかしないか、どちらが民進党にとって有利かは、だれが考えてもはっきりしている。さきの参院選のとき、長野県では民進党候補の杉尾秀哉氏を野党統一候補としたが、このとき選挙運動の手となり足となったのは共産党だ。
(中略)
彼らなしに杉尾氏の当選はなかった。
まあそうでしょう。連合が選挙において大して役にたってないらしいことは「野党共闘前の選挙成績と野党共闘後の選挙成績」であきらかでしょう。
もちろん、「手足と成って活動してるのが共産党組織」というのもあるでしょうが、それだけではない。「共産党と連携すること」で「民進党というのは党内に自民党出身者もいるが、確かに安倍自民とは違う政治を目指してるらしい」という安心感が出たと言うのもあるでしょう。
それなのに「国会議員票で前原が有利」というのだから頭痛がしてきます。
阿部氏が言うように
頭を冷やして考えたらどうか
ですね。
共産党は、いまでこそ平和憲法の擁護を叫んでいるが、40年だか50年前には日米安保の廃棄と、それに代わる中立武装を称えていた。つまり自民党の解釈改憲をあまりに姑息だと批判して、将来憲法を改正し自衛に限定した最小限の軍隊をもつべきだといっていたのだ。これだと前原氏*49の防衛論ともかみ合い*50、話合いによっては選挙の時だけでも手をつなぐ相手になるのじゃないか。
共産党だって、そういう立場をとっていた時期もあるのだから、(まとまるかどうかは疑問だが)民進党が改憲案を出して来たら、頭ごなしに拒否しない*51で、まともに冷静に議論して欲しい*52と思う。民進党も共産党も野党指導者は、安倍政権を倒したかったら悪魔とでも手を結ぶ度胸がほしいところだ。
やれやれです。安倍打倒の為できる限り妥協すべきでしょうが「悪魔と手を結んで」はいけないでしょう。
そんなことをすれば「野合だ」と批判される。支持者を増やすどころか、従来の支持者さえ離反しかねません。特に共産党は「利権を持ってる自民」と違い支持者の多くは「理念で支持」でしょうからね。
しかしこの「悪魔とでも手を結ぶ度胸」と言う言葉から阿部が「ダライと日本ウヨとの野合」を容認する理由がよく分かりました。
ただしダライ一味は「悪魔(日本ウヨ)と手を結んだこと」で欧米はともかく「日本においては」悪魔以外(リベラル保守、左派など)からはドンビキされ、中国相手に立場を良くするどころか、かえって事態を悪くしてるのですが。
「習近平思想」はいまのところ中身がないから、それを充填するために、南シナ海でも東シナ海でも中印国境でも、やれるところでは小競り合いでも占拠でも何でもやる*53。そしてそれを「習近平思想」による成果というに違いない。
中国に対する偏見が酷すぎます。習政治には中身がないからこれから何か手柄を上げないといけないというのは「大目に見てもいい」。
実際にはここからして「AIIBや一帯一路」を考えれば「中身がない」とはいえないでしょうが。
何で「手柄を上げる」がイコール軍事行動になるのか。手柄なら「汚職撲滅」でも「景気拡大」でも「福祉充実」でも何でもいい訳です。
阿部の言ってることは訳がわかりません。阿部が「習は軍事力行使以外に出来ることがない」と習氏を見下してるとしか思えません。
尖閣でそんなことはないでしょう。南シナ海だって「中国と領土問題でもめているフィリピンやベトナムが一方ではAIIBに加入してること」でわかるように「阿部の物言いとは違い」中国と東南アジア諸国は対立一本槍ではないですが。
なお、以上のコメントは「いつも通り」阿部記事に投稿します。どうせ「いつも通り」掲載拒否でしょうが。
■「高須平和賞」始動
https://www.news-postseven.com/archives/20170826_607584.html
中国の「孔子平和賞」を批判した男が高須平和賞とは何の冗談でしょうか?。しかも平和賞と格好つけたところでこの男は「世界中で平和のために活動する人間から、厳正な審査を行う」わけではむろんなくダライラマ一味など「高須の類友」に金をばらまくだけですから笑うほかありません。
インタビュアー:
すでに第1号の受賞者も決定しているんですよね?
高須:
チベット亡命政府のロブサン・センゲ大統領。ご本人にも連絡済みで、快諾をいただいている。今年10月にダラムサラで授与式典を行う予定で、僕のツイッターで実況中継するよ。
高須のデマカセor妄想だと思いますが、仮に高須の言うとおりだとしてもおかしくはないでしょう。なにせダライラマ一味は安倍晋三や極右・国家基本問題研究所とあって恥じない連中です。
そして、高須発言が事実でもそれはそれで面白いと思います。
南京事件否定論や河野談話否定論を公言し、最近ではナチスを評価するとまで放言する極右デマゴーグ高須から賞をチベット亡命政府首相(高須の言葉では大統領)がもらったとき、I濱や阿部治平、id:Mukkeといったダライラマ盲従分子連中がきちんとチベットを批判出来るのかとても楽しみです。批判出来ないでしょうけど。
もちろん高須のデマだとしても彼らは高須批判しないでしょう。なにせ高須曰く「ダライラマ一味に多額の献金をしてる」そうですから。
しかし「高須公認の愛人」である例の女性マンガ家もこんなんとつきあってて恥ずかしくないんでしょうか。「高須のカネ>越えられない壁>良識」なのか。
■日本李登輝友の会『高校生の海外修学旅行行き先:米国抜き、台湾がトップに』
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20170824/
もちろん、こうしたことは「戦前日本の台湾植民地統治美化」「中国との国交断絶」等の右翼的思惑がない限り、別に「いいことでもない」が悪い事ではありません。
問題は結局、「思惑」のわけで右翼的思惑があるのであればその点は批判せざるを得ませんが、この記事だけではその辺りは分かりません。「台湾の方が旅費が安いから」など「別に右翼的思惑がない」のであれば俺個人はどうでもいい話だと思います。
いずれにせよこの記事から「友の会」は「中国よりも台湾の方が日本人に愛されてる」と強弁したいようですが当然ながらそう言う話ではないわけです。
静岡県(ボーガス注:で台湾修学旅行が多い理由として)は、(ボーガス注:県教委が)修学旅行を通じた海外体験を重要視していることに加え、 2009年に開港した静岡空港の利用促進の狙いもあるという。
おいおいです。それ韓国がらみで秋田県も全く同じ事(秋田空港の利用を韓国修学旅行で増やす)を言ってました。各地の都道府県教委にとって「修学旅行で海外に行かせ、自治体空港の利用を増やすこと」はもはや当然の行為と成ってるようです。
これについては例えばid:Bill_McCrearyさん記事
■「経済のほうが政治よりよっぽど現実(実状)に正直だ」の実例(日本の自治体編)
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/dac834e188396517b2a5114aa83a363e
を紹介しておきます。
*1:著書『ダライ・ラマと転生』(2016年、扶桑社新書)など
*2:著書『中国を追われたウイグル人:亡命者が語る政治弾圧』(2007年、文春新書)など
*3:近年は『赤い帝国・中国が滅びる日』(2016年、KKベストセラーズ)、『暴走する中国が世界を終わらせる』(共著、2016年、ビジネス社)、『日本は再びアジアの盟主になる:トランプvs.習近平! 米中激突で漁夫の利を得る日本』(共著、2016年、宝島社)、『アメリカと中国が世界をぶっ壊す』(共著、2017年、徳間書店)、『米中の危険なゲームが始まった』(2017年、ビジネス社)といったバカウヨ著書を執筆。産経退社後、着実に劣化している。
*4:著書『もうひとつのチベット現代史:プンツォク・ワンギェルの夢と革命の生涯』(2006年、明石書店)、『チベット高原の片隅で』(2012年、連合出版)など
*5:著書『中国を知る』(1990年、岩波ジュニア新書)、『トウ小平の遺産』(1995年、岩波新書)など
*6:著書『中国の地下経済』(2010年、文春新書)、『中国人民解放軍の内幕』(2012年、文春新書)、『習近平の闘い:中国共産党の転換期』(2015年、角川新書)など
*7:副大統領を経て大統領
*8:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席、党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席
*9:電子工業大臣、上海市党委員会書記・市長などを経て党総書記、国家主席、党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席
*10:中国共産主義青年団(共青団)中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記などを経て党総書記、国家主席、党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席
*11:女史だと本気かも知れません。
*12:どんな話かさっぱりわかりませんが、まあ女史もろくに聞いてないのでしょうね。
*13:楊の文章を信じれば養豚場と言っても日本のように「建物の中で飼ってトウモロコシなどのえさをやる」のではなくて「草原に放し飼いで草を食わせる」ようです。
*14:羊の遊牧だと砂漠化しなくて豚の遊牧(つうか放し飼い)だと砂漠化するつうのは本当に根拠あるんでしょうか?
*15:いや、さすがに埋めたりするんじゃないですかね?。つうか「埋めないと問題」なのは羊でも同じでしょうに。
*16:何処の人権団体ですか?
*17:ハリーポッター映画の撮影が行われたというオックスフォードのこと
*18:ダライには「法王」と肩書きをつけながら習氏に「国家主席」「総書記」などの肩書きを付けない点が実にI濱らしい。
*19:「など」つうのはAIIB参加、一帯一路参加といったところでしょうか。
*20:関東軍参謀長、近衛、平沼内閣陸軍大臣、朝鮮軍司令官、第7方面軍(シンガポール)司令官など歴任
*21:参謀本部作戦課長、参謀本部戦争指導課長、参謀本部第1部長、関東軍参謀副長、舞鶴要塞司令官など歴任
*22:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相
*23:昭和18年に鹿児島県警察部特高課長として新興俳句弾圧事件(勿論でっち上げ)の一つであるきりしま事件を担当。戦後、自治事務次官、田中内閣文相、鈴木内閣法相、竹下内閣国土庁長官など歴任
*24:著書『野口健が聞いた英霊の声なき声:戦没者遺骨収集のいま』(2009年、産経新聞出版)、『北朝鮮に消えた歌声:永田絃次郎の生涯』(2011年、新潮社)、『日本から男の子を育てる場所が消えていく:ボーイスカウトの凋落が日本をダメにした!』(2011年、主婦の友新書)、『旧制高校:真のエリートのつくり方』(2013年、産経新聞出版)、『アキとカズ』(2015年、集広舎)、『「イムジン河」物語:〝封印された歌〟の真実』(2016年、アルファベータ)、『満洲文化物語』(2017年、集広舎)
*25:まあ、『ダライ・ラマと転生』(2016年、扶桑社新書)のようなまともじゃない版元もありますが。
*26:5カ国はグアテマラ、ベリーズ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア
*27:現在の妻(3番目の妻)である、元モデルのメラニア氏との間の子ども。なお、トランプには他にも「イバンカ(最初の妻との間の娘。大統領補佐官)」、「ドナルド・トランプ・ジュニア」、「エリック」(2人とも最初の妻との間の息子。)、「ティファニー(2番目の妻との間の娘)」という子どもがいます。
*28:「トランプが大統領である限りは」ですね。正直トランプ再選があるとは思えませんし、大統領を辞めたら急速に政治力を失うでしょうし、全然最適じゃないでしょう。つうか「11歳なんてかなりの年齢」でも転生霊童認定できるんですかね?
*29:外務省地球規模課題審議官、総合外交政策局長などを経て駐インド大使
*31:ただし1世、2世は死後の追贈であり実質的な初代ダライはダライ3世
*32:村山内閣経済企画庁長官、小渕、福田内閣外相、森内閣法相、第一次安倍内閣防衛相などを経て自民党副総裁(第二次安倍総裁時代)。
*33:福田内閣防衛相、麻生内閣経済財政担当相、第二次、第三次安倍内閣農水相などを経て現在、第三次安倍第三次改造内閣文科相
*34:社民連代表、細川内閣科学技術庁長官、参院議長、菅内閣法相など歴任
*35:小泉内閣外務大臣政務官、参議院法務委員長、衆議院総務委員長、公明党国際局長、宣伝局長などを歴任
*36:著書『草原と馬とモンゴル人』(2001年、NHKブックス)、『墓標なき草原(上)(下):内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2009年、岩波書店)、『続 墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2011年、岩波書店)、『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『植民地としてのモンゴル:中国の官制ナショナリズムと革命思想』(2013年、勉誠出版)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2014年、文春学藝ライブラリー)、『ジェノサイドと文化大革命:内モンゴルの民族問題』(2014年、勉誠出版)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)、『日本陸軍とモンゴル』(2015年、中公新書)、『モンゴル人の民族自決と「対日協力」:いまなお続く中国文化大革命』(2016年、集広舎)など
*37:駐日大使、中国共産党中央台湾工作弁公室主任(国務院台湾事務弁公室主任兼務)などを経て外相
*41:アズハル大学のこと
*42:勿論そう言う要素もありますが「南京事件否定論や河野談話否定論が自民党議員から放言される」という別の「現在的な問題」に触れない点が水谷氏の困った点です。
*43:後で触れるリテラ記事や人民日報記事もそういう評価をしてるわけです。
*44:著書『武器輸出と日本企業』(2015年、角川新書)、『新聞記者』(2017年、角川新書)
*45:『高山正之が米国・支那・韓国・朝日を斬る』(2013年、テーミス社)、『アジアの解放、本当は日本軍のお陰だった!』(2014年、ワック文庫)、『中国と韓国は息を吐くように嘘をつく』(2017年、徳間書店)などトンデモウヨ著書多数
*46:『中国がたくらむ台湾・沖縄侵攻と日本支配』(2008年、ベストセラーズ)、『「アジアインフラ投資銀行」の凄惨な末路』(2015年、PHP研究所)、『「中国の終わり」にいよいよ備え始めた世界』(2015年、徳間書店)、『米国混乱の隙に覇権を狙う中国は必ず滅ぼされる』(2017年、徳間書店)などトンデモウヨ著書多数
*47:『「日中友好」は日本を滅ぼす!:歴史が教える「脱・中国」の法則』(2005年、講談社プラスアルファ新書)、『中国大虐殺史:なぜ中国人は人殺しが好きなのか』(2007年、ビジネス社)、『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(2013年、PHP新書)、『中国崩壊カウントダウン』(2014年、宝島社)、『習近平にはなぜもう100%未来がないのか』(2015年、徳間書店)、『なぜ中国は覇権の妄想をやめられないのか』(2015年、PHP新書)、『教えて石平さん。日本はもうすでに中国にのっとられているって本当ですか?』(2017年、SB新書)などトンデモウヨ著書多数
*48:つうかこんな商売右翼しないで、普通に中国批判した方がむしろ儲かると思いますが、そうでもないんですかね?
*49:鳩山、菅内閣国交相、菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相など歴任
*50:集団的自衛権容認らしい(そして安保条約は維持の)前原と集団的自衛権反対、安保廃棄の共産党と本気で防衛論がかみ合うと思ってるなら阿部氏はバカです。
*51:民進党側に「共産や社民など護憲派が飲める案を出せ」といわない点が阿部氏らしい。
*52:まあまともな改憲案なら反対はしないでしょうね。その程度の度量はあるでしょう。問題は前原のようなウヨ議員がいるあの党から護憲派(共産党に限らない)が賛同できるまともな案が出てくるとは到底思えないところです。そもそも改憲の必要性が何処にあるのか。日本でのほとんどの政治課題は改憲しなくてもできるモノです。
*53:そもそも「習近平政治」ならまだしも「思想」というものが「軍事的成果」で充填できるもんなんですかね?(AIIBや一帯一路のような経済的成果で「思想充填」なら未だ分かりますが)。ということでここでの阿部の言葉「習近平思想」は以下、「習近平政治」と読み替えます。