「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(1/19分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり)

■森友文書に書き換えの疑い
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180302
 高世が批判してる件については
■リテラ『財務省森友学園土地取引文書を改ざんした犯罪行為が発覚! 当時の責任者、佐川国税庁長官を徹底追及せよ』
http://lite-ra.com/2018/03/post-3835.html
を紹介しておきます。しかしこうした文書の発覚はやはり、「加計疑惑での前川元文科事務次官」のような内部告発なんでしょうね。そうした人間が財務省にいることはせめてもの救いかと思います。

http://lite-ra.com/2018/03/post-3835.html
 到底あり得ない問題が発覚した。昨年2月、財務省が国会議員に開示した森友学園との土地契約の際に作成された決裁文書が、じつは書き換えられた「改ざん文書」だったというのだ。
 このスクープを報じたのは、今朝の朝日新聞。記事によれば、問題が発覚したのは2015〜16年に財務省近畿財務局の管財部門が局内の決裁を受けるためにつくったという文書。朝日は契約当時の文書を確認したといい、そこには森友学園との交渉で受けた要請にどう対応したかの記述のほか、森友との取引を「特例的な内容となる」「本件の特殊性」などと記載、さらには「学園の提案に応じて鑑定評価を行い」「価格提示を行う」など、事前の価格交渉がおこなわれていたことを示す文言も書かれていた。しかし、こうした部分が開示文書では削られたり、文言が書き換えられていたというのだ。
 安倍政権では(ボーガス注:裁量労働制の)捏造データ問題が発覚したばかりだが、今回の問題は事実を国民から隠蔽するために公文書を改ざんし偽造するという、明確な「犯罪」であり、これだけで政権が吹き飛ぶ大疑惑だ。
 しかも、文書の書き換えがおこなわれたのは「昨年2月下旬以降」と関係者が証言している。これはまさに森友問題に火がついた時期であり、官邸側が財務省隠蔽工作を命じた可能性は濃厚だ。
 実際、本日の参院予算委員会では「元の文書を開示せよ」という野党からの追及に、麻生太郎財務相財務省の太田充理財局長も「大阪地検で捜査中」ということを理由に「答弁は差し控える」の一点張り。今後については、「捜査に対する影響を十分配意しつつ調査したい」(太田理財局長)としたものの、これは文書の開示を「捜査中」を理由に拒否するための予防線を張ったとしか思えない。
こうした国民不在の隠蔽工作を阻止するためにも、安倍首相、麻生財務相への徹底追及が必要だが、この問題にはもうひとり、追及すべきキーマンがいる。それは、国税庁長官である佐川宣寿前理財局長だ。
 というのも、文書が改ざんされたその時期は、佐川氏の理財局長時代。文書改ざん問題の当事者であり、今回の文書は前述したように事前の価格交渉をおこなっていたことの決定的証拠でもある。あらためて、国税庁長官である佐川宣寿前理財局長の答弁が虚偽であったことが実証されることになるからだ。
 佐川長官をめぐっては、先週発売の「週刊文春」(文藝春秋)が大特集を展開。世田谷の好立地にある佐川長官の邸宅は、じつは国税庁が差し押さえた土地を2003年に「格安」で購入したものだと報じた。購入当時の当該地域の相場などから土地の価格は7500万円にものぼるというが、これを佐川長官は3000〜3500万円で購入したというのである。
 当時の佐川氏は塩川正十郎*1財務相の大臣秘書官。競売物件の購入が内規等で禁止されているわけではないが、財務官僚は差し押さえや競売物件についての情報が仕入れやすい立場にあり、佐川氏がそうした立場を利用して格安で土地を手に入れたとみられても仕方がないだろう。
 また、佐川長官は現在、皇居に隣接する「KKRホテル東京」に身を隠し、公用車で国税庁に登庁している。ホテルの宿泊費はシングルルームで1泊8000円だが、佐川長官が宿泊しているのではとみられているスイートルームだと1泊4万4千円。同ホテルは財務省所管の国家公務員共済組合連合会(KKR)が運営しており、佐川長官は(ボーガス注:国家公務員なので国家公務員共済組合の)組合員割引の3割引で宿泊している可能性があるが、それでもスイートルーム利用なら1カ月で約92万円にもなり、こうした暮らしを何カ月もつづけているとしたら数百万円の金額がかかっていることになる。いくら国税庁長官とはいえ、これはかなり厳しい出費であり、とても私費で賄っているとは思えない。国税庁の藤井健志次長は「宿泊費を公費負担した事実はない」と答弁しているが、官房機密費が流れていることも十分考えられるだろう。
(中略)
 財務省の「公文書偽造」というさらなる問題が発覚した。再度言うが、この問題は政権が都合の悪い文書を書き換え、改ざんすることで国民を欺くという、国家の根幹を揺るがす犯罪の疑惑だ。もしこれをマスコミが追及せず、大きな問題にしないようなことがあれば、それはこの国がすでに民主主義国家ではないことの証明になってしまうだろう。無論、佐川長官の国会での証人喚問は必ず実施されなければならない。
 明日、財務省国税庁前では、市民団体「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」による「納税者一揆」の第二弾がおこなわれる。13 時30分に日比谷公園に集合し、そのあと財務省国税庁を包囲するかたちで抗議行動をおこなう予定だという。第一弾のデモが実施された際、麻生*2財務相は参加者のことを「普通じゃない」人たちなどというデマ攻撃をおこなってごまかそうとしたが、今回の公文書偽造問題ではっきりわかったように、政府のほうこそ「普通じゃない」やり方で国民を騙し、嘘をつきつづけていたのだ。
 国民はいまこそしっかり怒りを示し、立ち上がるべきだろう。

 もはや一日も早く安倍を下野させなければいけないでしょう。先の衆院選での前原*3民進党代表(当時)の愚行「民進党解党」が実に悔やまれます。政権交代は無理にせよ、あのような愚行が無ければ安倍の退陣は十分可能だったのでは無いか。
 それはともかく、五十嵐仁氏は「俺のようなアンチ安倍派としての願望込みでしょう」が、

http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2018-03-02
 今日の『朝日新聞』には、森友学園との国有地取引の際に財務省が作成した決裁文書について、契約当時の文書の内容と昨年2月の問題発覚後に国会議員らに開示した文書の内容に違いがあることがわかったというスクープ記事が掲載されています。学園側との交渉についての記載や「特例」などの言葉が複数箇所でなくなったり変わったりしており、問題発覚後に書き換えられた疑いがあるというのです。
 財務省の決裁文書なのに、元々の文書と国会議員に公開した文書が異なっているというのです。問題が発覚した後に書き換えたのではないかという疑いがあります。
 無茶苦茶な話で、公文書の毀棄や証拠隠滅の可能性があります。だれが何のために、このような書き換えを行ったのか、この問題についてもさらなる追及が必要でしょう。
 さらに、裁量労働制の不適切データ問題をめぐって野党が厚生労働省から状況を聞き取っていることについての暴言も明らかになりました。1日の自民党厚生労働部会で牧原秀樹厚生労働副大臣は「全面テレビ公開で公開リンチのようにやる」と批判したというのです。
 部会の後、牧原さんはさすがに「まずい」と思ったのか、厚労省内で記者団に「不適切な表現だった。撤回しおわびする」と述べています。進退については「今のところまず撤回する」と語るにとどめているそうです。
 しかし、撤回すれば許されるというものではありません。責任を取って辞任するべきでしょう。
 ボロボロじゃありませんか。政権末期の様相を帯びてきたように見えるのは、私だけでしょうか。

といっていますがそうあってほしいもんです。
 なお、この件について、産経は
■【参院予算委】安倍晋三首相、森友問題で興奮する立民・福山哲郎*4を突き放す「興奮しないでくださいよ…」
http://www.sankei.com/politics/news/180302/plt1803020037-n1.html
という「記事タイトルからして」本質を故意に外した記事を書き、野党の安倍に対する不当な印象操作、因縁付けであるかのように「印象操作」し安倍を擁護しようとしているのだから「いつものことながら」改めて呆れざるを得ません。


■狩りガール増加のわけ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180301
 最近は「若い女性に人気」といえば話題になって受けると思ってるのか「狩りガール」以外にも「小生が知ってるだけ」でも「カープ女子」「宙(そら)ガール」「鉄子(女性の鉄道ファン)」「ドボジョ(土木女子)」「トラガール(女性のトラックドライバー)」「プ女子(プロレス女子)」「森ガール」「山ガール」「リケジョ(理系女子)」「歴女」などの言葉がありますね。

参考
■産経『ドボジョの魅力伝える写真集「土木女子!」 太田*5国交相に贈呈』
http://www.sankei.com/economy/news/140905/ecn1409050031-n1.html
テレビ朝日『リケジョに続け“ドボジョ”国交省が5年で倍増方針』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000025679.html
国交省『トラガール促進プロジェクト』
http://www.mlit.go.jp/jidosha/tragirl/
毎日新聞
■狩りガール:奈良女子大ハンティングサークルに県支援金
https://mainichi.jp/articles/20160223/k00/00m/040/058000c
■狩りガール始動 題材マンガ人気で倍増
https://mainichi.jp/articles/20171116/k00/00e/040/193000c
産経新聞『美しき「狩りガール」続々と…ハンター高齢化の農村救え 大学に狩猟サークル』
http://www.sankei.com/west/news/170123/wst1701230036-n1.html
日経新聞『「宙ガール」上昇中 天文ファン、広がる裾野』
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG13H0B_T11C16A2CR0000/

■宙ガール(ウィキペ参照)
 宇宙に興味がある女性を指す造語。埼玉県所沢市に本社を置く天体望遠鏡や双眼鏡、顕微鏡などのメーカー株式会社ビクセン*6登録商標

■森ガール(ウィキペ参照)
 2000年代に流行した「森にいそうな女の子」をテーマとするファッションスタイルである。しかし、2012年頃にブームは衰退。森ガールファッションを好んでいた世代が30歳代に入り、似合わなくなったことが原因とされている。
 コンセプトはあくまでも空想的なものであり、実際の森林での活動を指向するファッションではない。

■山ガール(ウィキペ参照)
 2009年頃からメディアで使用され始めたとされる。2010年ユーキャン新語・流行語大賞の候補60語に選ばれた。

■リケジョ(ウィキペ参照)
 2010年頃からメディアで使用され始めたとされる。2014年には刺激惹起性多能性獲得細胞(STAP細胞)を発見したと発表した理化学研究所研究員(当時)の小保方晴子に対して使用されている。
 講談社は、理系女子をテーマにしたウェブサイト『理系女子応援サービス Rikejo』(http://www.rikejo.jp/)を運営しており、「リケジョ/RIKEJO」という言葉自体も商標登録している。リケジョという俗称に対して「女性差別的だ」とする批判的な意見も出ているが、一方で判り易い為か「リケジョシンガーソングライター」を標榜する南友里(東京工業大学卒業、同大学院修了)や東京理科大学在学中にリケジョグラビアアイドルとしてデビューした菅井美沙のようなケースも見られる。

歴女(ウィキペ参照)
 2009年(平成21年)末のユーキャン新語・流行語大賞で「歴女」はトップ10入りし、モデル、女優の杏*7が受賞者となった。


■順調に問題だらけ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180228

 拉致被害者横田めぐみさんの母親、早紀江さんの場合は、「神のはからい」である。
 早紀江さんは、北朝鮮に拉致されるという、めぐみさんの運命に、「神は大きな意味をこめている」と考えている。深い意味では「世界はありのままでよい」ということになる。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20080509
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130509

 以前も

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20130302/5064208021
■世界はありのままでよい
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130509
(中略)

 (めぐみさんが拉致されたことも含めて)現実に起きていることは、深い意味では、すべてオーケーですよね、と。
 「そうです」と早紀江さんは即答した。

 そこで「仮に北朝鮮の発表通り、めぐみさんが死亡していたとしても、それも深い意味では全てオーケーですよね」と何で高世は言わないんだよ。『拉致問題――解決への道』(http://www.wadaharuki.com/nicchou.html)も指摘してるけど「死亡してる可能性」の方がずっと高いだろ。
 そういうことを言うと横田奥さんは「そうです」と言わないで「絶対生きてる」「高世さんを見損なった」とか言い出すんだろうが。何が「世界はありのままでいい」だよ。お前ら「めぐみさんは多分死んだ可能性が高い」という「ありのままの世界」を受けいられないダメ人間じゃねえか。高世も横田奥さんも寝言も大概にしろよ。笑わせるな。

と批判しましたが、「向谷地(むかいやち)悦子氏*8」「鴫原(しぎはら)良友氏」といった高世が紹介する他の人間はともかく早紀江*9については「早紀江と高世はモロバレの嘘も大概にしろよ」ですね。
 ならばなぜ根拠など何もないのに「めぐみは生きてる」と言い続けるのか。
 なぜ「めぐみが死んだとしてもおかしくない(実際おかしくないのですが)。それも神の意思だ」と思わないのか。
 なぜ「めぐみが死んだとしても神はその代わりに孫娘・ウンギョンとひ孫娘を与えてくださった。これからはウンギョンたちと一緒に行きよう。何度も訪朝してウンギョンたちと一緒の時間を過ごしたい*10」と思わないのか。なぜかたくなに訪朝し、孫やひ孫と会うことを拒むのか。
 そんなことをしたところで、娘と会える保証はどこにもないのに。そもそも娘が生きている保証もないのに。
 「過去に俺が指摘したことの繰り返しになりますが」東大名誉教授で「北朝鮮、韓国、ロシアについての著書がある」和田春樹氏は過去に発表した論文において

http://www.wadaharuki.com/nicchou.html
 日本テレビは報道特別ドラマ・スペシャル「再会――横田めぐみさんの願い」を一時間五〇分にわたって放映した。これは蓮池さん夫妻が二〇〇四年六月横田夫妻、息子さんたちと会って、自分たちの知っているめぐみさんの生活のすべてを語るという形のドラマである。それによると、(中略)八七年、娘ウンギョンが誕生する。その後めぐみさんの体調が悪化し、九〇年ころには血圧が低く、昼頃まで起きられないという状態になる。彼女は「日本に帰るんだ」とくりかえし訴え、徘徊し、服を焼く、髪を切るなどの行為をおこなう。ナイフをベッドのよこにおいている。夫はこれが3回目だと語っている。この人は自分は組織にだまされたと不満を述べるところもある。めぐみさんの精神の変調があきらかである。ついに近くの順安空港へ行き日本へ帰ると閉鎖区域を脱出し、連れもどされる。このころは入退院をくりかえし、入院中は子供は蓮池夫妻が預かっている。九四年二月、めぐみさんは万景峯号で日本へ帰るとして、ふたたび閉鎖区域を脱出して、連れもどされる。そのあと、94年3月、めぐみさんは中国国境にある隔離病棟におくられる。これは日本政府の発表にある義州四九号予防院のことである。それ以来めぐみさんに会っていないと蓮池氏は語っている。
 この4チャンネルのドキュメンタリー・ドラマは蓮池さんたちからの取材にもとづいて構成されているものと考えられる。ここで明らかになるのは、13歳で拉致されてきた少女は自らの過酷な運命に適応して生きることができず、精神の不安定な状態から、自傷行為や出奔をくりかえすなど、精神の正常さを失った状態になったことである。描かれた状況は金英男氏が述べた彼女の病状と合致している。石高氏*11が伝えたもっとも早い95年の韓国情報部の話とも合致している。
(中略)
 横田めぐみさんの病状がこのようなものであったとすると、そのような患者が国境地帯の遠い病院の隔離病棟に入れられるということは何を意味するのだろうか。精神の異常をきたし、生きる気力を失っためぐみさんは生きつづけられたのか。蓮池さんたちは帰国までの八年間いかなる消息も聞いていない。そして金英男氏は再婚している。
(中略)
 横田めぐみさんが今日なお元気で解放を待っていると想定することには無理があると言わざるを得ない。

として死亡しているとみてもおかしくない、むしろその方が合理的だと主張しています(俺も和田氏に同感ですが)。俺はこうした和田氏のような主張を横田夫妻に対して冷たいとは全く思いません。「厳しくても事実を伝えること」、それこそが「本当の愛」だと思っています。
 こうした和田氏のような主張について「もしそれが事実だとしてもありのまま受け入れたい。そしてウンギョンと一緒に生きていきたい」あるいは「私はそうした考えを支持しないが一つの考え方として受け入れたい。和田氏は善意からそう発言しているのだと思う」ではなく「北朝鮮支持者か?」などと悪口してきたのが早紀江ではないのか。
 それのどこが

 早紀江さんは、北朝鮮に拉致されるという、めぐみさんの運命に、「神は大きな意味をこめている」と考えている。深い意味では「世界はありのままでよい」

なのか。嘘八百じゃないですか。
 だから俺は高世と早紀江が大嫌いです。人として全く評価していない。
 早紀江がキリスト教徒を自称していることについても「曾野綾子」「ドナルド・トランプ」など俺が評価しない人間が「キリスト教徒を自称する」のと同様、非常に不快です。
 あんな奴らがキリスト教徒なら俺はキリスト教なんか評価しません。いやまともなキリスト教徒もいるんでしょうけど。まあ、高世の主観はともかく「早紀江は狭量な性格」であって全然「高世の言うような」キリスト教徒の模範じゃないですね。
 なお、高世の言う「現実をありのままに受け入れる」について俺の愚見を書いておきましょう。
 まず第一に「ガンで余命幾ばくも無い」「東日本大震災で家族が死んだ」「被差別部落民(あるいは在日朝鮮人でも重度障害者でも、差別偏見などのハンディキャップになりそうなことなら何でもいいですが)として生まれた」などという「自分ではどうすることもできないこと」は受け入れるしかないでしょう。
 第二にしかし一方で「明日の天気は変えられないが明日の政治は変えられる(明治大学元学長・政治学者である岡野加穂留氏*12の著書名でもある)」という言葉があるように人力で変えられるものもある。それは受け入れてはいけないでしょう。たとえば「マンデラ*13アパルトヘイトと戦って勝利したように」現実に存在する問題点を受け入れずに戦うことで社会は変わってきたわけです。
 とはいえ第三に「マンデラが長い投獄生活を経験したように」、変えることは「現実の条件に影響されます」。必ずしも決してたやすいことではない。その上でどう戦うかはなかなか難しい話です。


■金与正劇場から目を覚ませ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180227
 むしろ高世の方こそ「救う会との野合から目を覚ませ」でしょうね。
 そしてむしろ五十嵐仁氏*14(法政大学名誉教授、元法政大学大原社会問題研究所長)が

http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2018-02-21
 平昌オリンピックが始まり、NHKが占拠されてしまいました。オリンピック放送のためにニュースの時間が減り、見なくなってしまった私のような視聴者がいることをNHKは知っているのでしょうか。

http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2018-02-27
 とっとと、オリンピックによるマスコミのハイジャック状況にもピリオドを打ってもらいたいものです。
 この間の報道、特にNHKテレビのニュースには辟易しました。
(中略)
 早くこの五輪の「カーテン」を開け放ち、日本政治の現実を国民に示すことこそマスコミの役割でしょう。国会での審議は惨憺たる有様で、これを立て直すことこそ最優先の課題なのですから。

言うように高世は「五輪ばかり報道するな、裁量労働制問題を報じろ!」というべきじゃないですかね。
 そういえば、一時は安倍批判していた高世も最近はまるきりしなくなりましたねえ。所詮「本当の安倍批判派じゃない」つうことでしょうか。
 そして五十嵐仁氏が

http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2018-02-27
 今回の五輪では北朝鮮の対応が注目され、選手団の派遣、開会式や閉会式への高官級代表団の出席、女性応援団や管弦楽団の演奏などが行わました。これに対しては一斉に「微笑み外交に惑わされるな」という声が沸き上がりましたが、おかしなことです。
 「微笑み」より「憤怒」の方が良かったというのでしょうか。選手や外交団、応援団などを派遣せず、一触即発の緊張状態の中でいつ戦争になるかという不安や恐怖心を抱えながら五輪を開くべきだったというのでしょうか。
 韓国の文*15大統領による働きかけと北朝鮮による対応があったからこそ、平昌五輪は友好と平和の祭典として開催され、不安や恐怖を感じたりすることなく、選手は安心して競技に専念でき観客も心置きなくスポーツを楽しめたのではありませんか。これが今後どのような成果に結びつくかは分かりませんが、平昌五輪が平和の祭典として成功したこと、これを契機に朝鮮半島をめぐる緊張が緩和され戦争の不安が和らいだこと、南北対話と米朝対話に向けての可能性が生まれてきていることは極めて大きな成果であり、いくら評価してもしきれるものではありません。

というように
あるいは和田春樹氏*16

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-26/2018022602_01_1.html
 東京大学の和田春樹名誉教授は、北朝鮮の韓国への接近を日米韓の連携を分断するものだとする見方について「世間では『韓国は北朝鮮にだまされている』という見方があるが、そうではない。お互いに必死に戦争を避けようとしている」と強調。「五輪を契機に米朝間で対話するよう促す国際的な流れがあったと見るのが自然だ。日本政府もこの方向に努力すべきだ」と述べました。

というように北朝鮮の五輪参加は喜ぶことであり高世のように悪口することではないでしょう。
 五十嵐氏と高世、名前が同じ「仁*17」でも全く偉い違いです(もちろん高世が論外のバカ)。

 立憲民主党の綱領には「私たちは、気候変動をはじめとする地球環境問題と向き合い、新たなライフスタイルを確立し、持続可能な社会を実現します」と書いてあるが、早く政策化してほしい。

 いやそんなことより今ホットな話題になってる裁量労働制度問題について
裁量労働に関する答弁を撤回するだけでなく法案の提出そのものを断念するべきだ
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2018-02-18
裁量労働のフェイク(偽)データへの安倍首相の謝罪について:『日刊ゲンダイ』に掲載されたコメントと若干の補足
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2018-02-21
という記事を書いてる五十嵐仁氏のように高世は何か書いたらどうなのか。こういうところで「高世って本当は安倍批判したくないんだろうな」ということがモロバレです。

 コメンテーターの後藤謙次氏が、こうなったのはISが衰退して力の空白ができ、そこに内外のいろんな勢力が入ってきて勢力争いになっているからだ・・という意味の解説をした。諸勢力間の関係が複雑になっていることと、以前から一貫して住民虐殺を行なっているのがアサド政権であることは別問題である。「どっちもどっち」はやめましょう。

 何で高世や常岡は「アサドとアサド支援派(ロシア、イランなど)が全て悪い」つう話にしたがりますかね。
 結局のところ、政治においては何らかの判断、選択をしないといけないわけで、「全員悪だから何もしない」つうわけにもいかないでしょう。しかし、それにしたって高世や常岡のように「アサドが悪。反体制派が勝てば全てバラ色」と描き出すのはデマでしかない。

 朝鮮半島情勢をめぐっても「どっちもどっち」論が目につくようになった。北朝鮮アメリカもどっちもどっち、だと。

 いやいやある意味「どっちもどっち」でしょう。お互いが妥協しないから問題は解決しないわけです。そして「北朝鮮が悪い」「米国が悪い」と一方的に北朝鮮や米国を「あいつが100パー悪い」と決めつけても何もどうにもならない(もちろん高世の場合は北朝鮮を一方的に非難するわけですが)。世の中は勧善懲悪の時代劇ではありません。

 フランク・ブルーニというアメリカの著名コラムニストによる「『北朝鮮のイバンカ』?金与正劇場から目を覚ませ」に同感。

 単に米国にも反共反北朝鮮のコラムニストがいるつうだけの話です。もちろん一方では「カーターや金大中の訪朝を評価する」ハト派のコラムニストもいるでしょう。

 今回の使節団派遣が、北朝鮮強制収容所から放り出され、うちひしがれた両親のもとにまるで賞味期限の切れた肉の塊のように送り返された米国の大学生オットー・ワームビア氏の瀕死の状態の埋め合わせになるというのなら、あなたは私よりずいぶんと頭の切り替えが速い、人間性の持ち主だ。

 ばかばかしい。「ワームビアガー」といったところで何がどうなるわけでもない。

 韓国の記者が彼女を「北朝鮮のイバンカ*18」と呼んだのだ。

 ブルーニー氏は「トランプ支持者として?」ご不満なようですが、むしろ秀逸なネーミングじゃないですかね。あるいは「北朝鮮安倍昭恵」「北朝鮮江青(かなり古いですが)」などでもいいかもしれない(まあ例は何でもいいのですが)。
 要するに「能力云々」より「最高指導者(?)との親族関係」で今の地位があると言うことです。
 与正の政治的能力については知りませんので彼女が無能だとは言いませんが、いずれにせよ彼女はその能力だけで今の地位「朝鮮労働党政治局員候補(宣伝扇動部第1副部長兼務)」に就いたわけではない。

 最後にブルーニ氏はメディアにこう注文をつける。
 《(重要な問題は)メディアが、あらゆる公的生活を見せ物やコンテストであるかのように扱う傾向があり、その傾向がメディア以外にも広がっていることだ。

 それむしろ北朝鮮云々より「小泉郵政選挙」「プーチン(あるいはイバンカ)訪日時の日本メディアの報道」など日本メディアの報道にこそ「幅広く」該当するんですが。
 「プーチンと一緒に安倍が風呂に入って友好ムードを高めた」だの、「いやだからプーチンやイバンカの訪日で日本の政治にどんな影響があるの?。マスゴミってバカなの?」と聞きたくなるような愚劣な報道にはうんざりしました。

北朝鮮は、芯まで腐りきっている。(「コラムニストの眼」朝日新聞24日より)

 「昔の朝日今いずこ(ため息)」ですね。産経や読売じゃあるまいし、こんな反北朝鮮の悪口雑言に何の意味があるんでしょうか。

 全体主義の国にとって、外交は常にマヌーバー(策略)であることを忘れてはならないと思う。

 やれやれですね。「全体主義の国」でなくたって外交は、いや外交に限らず政治が、いや政治に限らず「企業経営にせよ何にせよ」、「我々の人生その物」が「大なり小なりマヌーバー」です。きれい事で全てがうまくいくなら誰も苦労しない。だから「嘘も方便」つう言葉もある。
 つうか高世のようなこと言って北朝鮮をただただ敵視しても何がどうなるもんでもない。


■高世のツイートに突っ込む

高世仁リツイート
黒井文太郎
‏ 韓国はメディアも研究機関も政府も軍も情報機関までも対北朝鮮となると希望的観測先行でほとんどあてにならない

 書き換えてみましょう。

・日本の拉致ビジネス界隈は家族会も救う会拉致議連もジンネットも「横田めぐみは生きている」「北朝鮮は追い詰められている」など希望的観測先行でほとんどあてにならない

 まあ要するに口から出任せしか言わない高世の野郎はふざけんな、て話です。

高世仁リツイート
・勝俣範之*19
 インチキクリニックでの無料相談、無料セミナーに気をつけましょう。気軽に参加すると、結局数百万円の自由診療を勧めてきます。無料セミナー広告を大手メディアも出しています。医師がやっているし、肩書がすごいし、簡単に騙されてしまいます。野放しにしていいのでしょうか?

 勝俣氏はともかく、特定失踪者という救う会のインチキ商売を容認してる高世の野郎が良くもふざけたことがいえたもんです。


■シリアで最悪の人道危機
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180222

《トルコ軍がシリア北西部アフリンを支配するクルド人勢力「人民防衛部隊」(YPG)に先月から越境攻撃を続ける中、アサド政権を支持する民兵組織がYPGの援軍としてアフリン入りし、紛争の構図が複雑化している。》(Newsweek
 敵の敵は味方、というわけか。

 そういうこという前に「トルコのクルド攻撃」をどう思うのか書いたらどうなんですかねえ。
 これが「アサドのクルド攻撃」なら鬼の首とったように批判するくせに(毒)。
 高世にとってシリア問題とはアサド(あるいはアサドを支援するとされるイランやロシア)の批判以外に書くことは無いのか。
 一方で日本ウヨとダライラマ一味の野合については「敵の敵は味方、というわけか」とはいわないのだから、まあ高世という男も全くでたらめです。


■米軍基地を「引き取る」3
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180226
この高世記事は
■米軍基地を「引き取る」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180123
■沖縄人は日本人ですか?と石川真生さん
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180210
■基地負担本土89%から沖縄74%へ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180221
■米軍基地を「引き取る」2
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180225
の続きです。

 さて、きのうの続き。
 米軍基地を沖縄から本土に「引き取る」運動に対して、米軍基地がやってきたら、女性への性的被害が起きるのではないか、それにどう責任を取るのかとの問いが寄せられる。これにどう答えるのか?
 「本土に沖縄の米軍基地を引き取る福岡の会」の里村和歌子さんは、「では、沖縄での米兵犯罪に、あなたはどう対処しているのですか」と反論する。

 「沖縄の米兵犯罪が大阪や福岡に基地を移せば起きないとはいえないだろうし、やはり予想通りの言い訳か」と思い呆れますね。
 高世曰く

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180225
 「引き取る・大阪」は、府内に8カ所の引き取り候補地を挙げている。埋立地夢洲(ゆめしま)、関西国際空港八尾空港伊丹空港など。候補地の近くで街宣を行なうが、八尾空港は住宅に近く、数年に一度はセスナ落下事故があるだけに、引き取りに強い反発を見せる市民がいるという。これに対し、「引き取る・大阪」はこう考える。
 「米軍基地はないほうがいい。でも、日米安保を支持している以上は、まずは、沖縄に基地を押し付けている差別を解消するのが先です」。

だそうですが、「まずは、沖縄に基地を押し付けている差別を解消するのが先です」と、また言い出すわけです。 
 「繰り返しますが」それ明らかにまともな説明ではないですね。
 まずこの主張は「沖縄の米軍基地被害をなんとかしないと行けない、そのためには本土に引き取るしかない」と思ってる人間にしかまず通用しない説明です。
 「沖縄の米軍基地被害なんかどうでもいい。とにかく俺は自分の住む地域に米軍なんか来てほしくない」つう人間はこんな説明に賛同しないでしょう。
 「あなたは自分だけ良ければいいのですか」といったところで「とにかく俺は米軍基地被害などごめんだ」といい返されるのが落ちでしょう。
 また「沖縄の米軍基地被害はなくすべきだ。しかしそれは『沖縄の被害を他に移す形』ですべきではない。だから私は引き取り運動には賛成しない。沖縄基地被害はそういう形で軽減すべきではない」と思う人間(まあ、ほとんどの基地反対派はこれでしょうが)もこんな説明に賛同しないでしょう。
 「沖縄の基地が引き取り以外の方法で撤廃できるのか」といったところで「沖縄の犠牲を他に転嫁するのでは転嫁された先が困るだけじゃ無いか」「そもそも引き取りなんて現実的とは思えない」といい返されるのが落ちでしょう(つうか俺個人がそうした考えですが)。
 そもそもこういうことを言ってる「引き取る派」の人間は「まずあり得ないことですが」、本当に引き取り運動が成功したとして「本土に移した基地で事故や犯罪などの問題が起こったら」どうする気なのか。
 「理由はどうあれ」、引き取るとした以上、今更「沖縄に基地が戻るかもしれない」、「基地撤廃運動」はおかしいでしょう。だったら最初から引き取るべきではない。論理的には「基地を存続した上での状況改善」しかないでしょうが、そうした「予想される基地被害」を理由に「だったら沖縄がそれやればいいじゃん、沖縄は基地撤廃で本土は基地存続の上の状況改善ておかしいだろ」と現時点で「引き取り反対派」に「本心か皮肉かはともかく」反論されるだけでしょう。
 つうか前も書きましたが「本土にも米軍基地は存在する」し、沖縄の基地問題は「日米地位協定の問題」もある。本土が基地問題に全く苦しんでないわけではないし、日米地位協定を改正することによって「沖縄に基地があっても改善する問題」はある。そうした問題を引き取り派はどう考えてるんでしょうか?
 そもそも大事なことは「引き取るとか引き取らないとか」ではないでしょう。そもそも「沖縄の基地被害をナントカしようと思う本土人が少ないこと」が問題の訳です。
 そういう沖縄基地被害に冷淡な人間に向かって「引き取り」といっても「解りました、引き取りましょう」となるわけがない(もちろんなんとかしたいと思う人間の多くも「引き取り」なんて運動を支持しません)。
 何で「『引き取らない』沖縄米軍基地撤退なら困難だが引き取りなら、より容易」と思えるのか訳がわかりません。

 大阪、福岡の他、次第に運動は広がっている。

 広がってるといったところで超少数派です。id:Bill_McCrearyさんは「高世の記事を読むまでこんな話は知らなかった」といっていましたがそれも当然です。超少数派なんだから現実性がない。
 現実性がない運動をメディアは積極的には報じないでしょう。結局「一部のメディアしか報じない」わけです。

 沖縄に基地を押し付けているのは私たち本土の市民ではないかというのだ。

 確かに「本土の人間は沖縄に基地を押しつけてる*20」でしょう。
 ただし「基地が押しつけられてる」のは何も沖縄だけでもない。本土にも基地はあるわけです。

 政府は普天間飛行場の移設は「辺野古が唯一の方法」というが、本土で「引き受ける」と声をあげればそうは言えなくなる。

 おいおいですね。なんでそこで「そもそも基地が必要なのか」「基地が必要だとしてなぜ沖縄なのか」という正攻法でいかないのか。「本土で引き取ろう」なんて「どこかに基地が必要なのだ」と事実上認めてるも同然で「引き取り以外に現実的策がない」なんて言い訳したところで、完全に「基地は必要だ」という政府の土俵に乗っています。
 こう言うと引き取り派は「日米安保廃止は現実的じゃない、世論調査では多くの国民が支持してる」などと言い出すわけですが、だからといって「引き取り運動」が現実的なわけでは全くありません。
 世論調査すれば引き取り運動なんてもんに賛成する人は少ないことは明白になるでしょう(まあ世論調査するまでもないですが)。
 そのときに引き取り派は「世論調査で支持されないから我々は運動を辞めます」というのか。
 言わないのであれば「日米安保廃止は現実的じゃない、世論調査では多くの国民が支持してる」という引き取り派の主張はそこで「ジエンド」でしょう(まあおそらく言わないのでしょうが)。自分たちが支持されないときは「世論を変えるため頑張る」、一方で日米安保反対運動については「国民世論が支持してない」、そういうのは屁理屈、詭弁と言います。

 以下は、沖縄の高校2年生が15年3月に沖縄タイムスに寄せた手紙の要約だ。
 「学内で辺野古移設反対の人、賛成の人もいます。家族や親戚の間でも、仕方ありません。ですが県民として辺野古の海を破壊したくはありません。普天間も危険です。一番の解決策は里村さん方のような団体が増えていき、少しずつ本土に移設、そして沖縄と本土の均一な基地保有を実現していくことが、沖縄と本土の平等に繋げていくと思います」。 

 「何でそういう理解するかなあ、この高校生は」ですね。
 「沖縄での基地賛成派と反対派の対立が本土に持ち込まれて、持ち込まれた先の本土人が苦しむだけでは無いか」「沖縄での基地被害が本土に持ち込まれて(以下略)」という理解が何でできないのか。まあ全ての沖縄の高校生がこういう理解をしてるわけではないでしょうし、この投書を掲載した沖縄タイムスもこうした主張を積極的に支持してるわけでもないでしょうが。

 ジャーナリストの樫田秀樹さんは、最後にこうまとめている。
 《とにかく重要なのは、これまで沖縄任せで済まし、起こることがなかった本土での基地負担の議論を起こすことだ。米軍基地問題は沖縄ではなく、日本の問題であることだけは間違いない。》

 繰り返しますが何でそこで「引き取り運動」なのか、ということですね。本当に訳がわかりません。


■米軍基地を「引き取る」2
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180225
 この高世記事は
■米軍基地を「引き取る」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180123
■沖縄人は日本人ですか?と石川真生さん
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180210
■基地負担本土89%から沖縄74%へ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180221
の続きです。

 石川真生さんの写真展(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180210)で、興味深い話を知った。
あなたは何人ですか?
1.日本人 2.アメリカ人 3.中国人 4.沖縄人
 米軍統治下の1950年〜60年代に沖縄のあちこちの小、中学校でこんなアンケート調査があったという。先生たちは生徒に「あなたたちの祖国は日本ですよ。日本人だという自覚を持ちましょう」と盛んに日本人教育をしたが、それでも「4.沖縄人」に○をつける生徒が多かったという。

 そりゃ「祖国(?)日本に復帰するかどうかわからない」時点ではこうなるでしょうねえ。

 先月23日、このブログで「米軍基地を『引き取る』」という動きがあることを書いた。

 で小生はそうした動きを「引き取らない運動(引き取らないで沖縄基地負担をなくす、あるいは軽減する運動)に比べて現実的でもなければ論理的でもない」と批判しました。まあ「論理的でない」にせよ「現実性がある」なら「ベターな策」として支持することもあり得ますが、現実的でもないのだから支持なんぞしません。
 「引き取る、引き取らない以前」に沖縄基地問題に無関心な本土人は「基地は沖縄に置くしかない」「沖縄の負担は大したもんじゃない」「沖縄の負担なんか俺に関係ないからどうでもいい」とか思ってるわけですからまずそこを変えないと行けない。そこを変えない限り「引き取り運動」なんか成功するわけが無いし、そこを変えれば「引き取らないで沖縄基地負担をなくす、あるいは軽減する運動」が成功する可能性も高まっていく。

 驚くのは、2012年にアメリカ政府が「在沖海兵隊約1500人を岩国基地に移転させる」と日本政府に打診したときのこと。山口県や岩国市は「これ以上の負担は受け入れられない」と反発。次いでアメリカは、岩国以外への移転も打診した。ところが、日本政府が「移転をお願いすることはない」と拒否した。

 日本や地元(山口県、岩国市)の反発をおりこんでの主張、つまり「実現しないことを見込んでの主張」でそもそも米国は本気じゃ無いんじゃ無いか、「俺は沖縄の負担を軽減してもいいと思ってるが、日本政府や山口県、岩国市が悪い」として沖縄県民の米軍批判をかわそうとしてるだけじゃ無いかと思いますが、それはさておき。
 そりゃあ、山口県や岩国市は反発するでしょう。そしてその反発を無視する動機は日本政府にはないでしょう。「既にある沖縄の基地を継続する」方がよほど政治的ハードルは低い。
 それにしても「山口県や岩国市が受け入れろ」とでもいいたいらしい高世に驚きます。

 「引き取る・大阪」は、府内に8カ所の引き取り候補地を挙げている。埋立地夢洲(ゆめしま)、関西国際空港八尾空港伊丹空港など。候補地の近くで街宣を行なうが、八尾空港は住宅に近く、数年に一度はセスナ落下事故があるだけに、引き取りに強い反発を見せる市民がいるという。これに対し、「引き取る・大阪」はこう考える。
 「米軍基地はないほうがいい。でも、日米安保を支持している以上は、まずは、沖縄に基地を押し付けている差別を解消するのが先です」。
 少しずつだが、「なるほど」と理解を示す人も増えているという。

 呆れて二の句が継げませんね。民間空港(関西国際空港八尾空港伊丹空港)の近くに米軍基地なんか持って行って事故が起こったらどうする気なのか。危惧する人がいるのは当然だし、それに対し「まずは、沖縄に基地を押し付けている差別を解消するのが先です」なんてのは何の説明にもなってない。
 それで

「なるほど」と理解を示す人

なんてほとんどないでしょう。その説明(?)で多少増えたとしても「大阪での引き取りが可能なレベルに増える」とはとても思えない。沖縄基地反対派の共産、社民はおそらくこんな運動には参加してないでしょう。基地反対派の「マイナー集団」が細々とやってる「引き取り運動」なんか成功の見込みがあるとも思えない。

 2015年7月に福岡市の里村和歌子は「本土に沖縄の米軍基地を引き取る福岡の会」(「引き取る・福岡」)を8人で設立。現在メンバーは40人を数える。

 やれやれですね。正式メンバーは「たった40人しかいない」わけです。それで成功の見込みなんかあるわけがないでしょう。

 シンポジウムや討論会、勉強会などを積極的に開催しているが、必ず質問されるのが「引き取ったあと、米軍犯罪にどう責任を取るのか」ということだ。特に女性への性的被害は議論を避けて通れない。
 さあ、これにどう答えるのか?
(つづく)

 ということで高世の駄文はまだ続くようです。しかし「沖縄で問題になってること(事故の危険性であれ、米兵の犯罪であれ)」が「本土に持ってくれば問題解決する」とはとても思えませんがどう回答する気でしょうか?
 大阪同様、福岡でも「まずは、沖縄に基地を押し付けている差別を解消するのが先です」と、また言い出すのか?(つうかそれ以外に、俺には説明(?)が思いつきませんが)。それ明らかにまともな説明ではないですね。


■基地負担本土89%から沖縄74%へ
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180221
 この高世記事は
■米軍基地を「引き取る」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180123
■沖縄人は日本人ですか?と石川真生さん
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180210
の続きです。

 1950年、朝鮮戦争が勃発した。米海兵隊は、初期の戦局の大転換をもたらした仁川上陸作戦で活躍*21。53年には、韓国に駐留した米陸軍を後方支援するため、日本本土に派遣され、岐阜県のキャンプ岐阜と山梨県のキャンプ富士に駐留した。その海兵隊が56年、なぜか本土から沖縄に移駐し、今にいたっている。
 海兵隊を、朝鮮半島への距離が岐阜や山梨*22より遠い沖縄に移駐することは合理的ではない。
(中略) 
 背景には本土での対米感情の悪化がありそうだ。
 当時、本土では朝鮮戦争を契機に各地で米軍の基地や演習場の新設、拡張が相次ぎ、それに反対する住民運動が激化していた。だから米軍を沖縄に持っていき、本土で問題を見えなくしようとしたと考えられる。

 ここから「沖縄の米軍基地は北朝鮮有事対応ではない」といえるでしょう。
 「沖縄に米軍基地を置いたのは本土に比べ置きやすかったからだ」「それは沖縄差別ではないのか」ともいえるでしょう。
 しかしそこから何で『本土で米軍基地を引き取ろう』という話になるのか。訳がわかりません。反対運動で本土から撤退させた*23もんをなぜわざわざ引き取るのか。そもそも一体どこで引き取るのか。
 そもそも「沖縄の基地負担は異常だ、ナントカしよう」と本土人の多くが思わないから「沖縄の基地負担は減らない」んじゃないのか。
 「沖縄の基地負担は異常だ」と思わない本土人の多くが「引き取ろう」なんて思うわけがない。そういう意味で「本土で引き取ろう」なんて運動に展望はないし、「沖縄の基地負担は異常だ、なんとかしないと行けない」と思う本土人が増えれば、そのときは「本土で引き取らなくても」沖縄の基地問題解決の展望は出てくるでしょう。
 問題は「沖縄基地問題に無関心な本土人にどう関心を持たせるか」という話でしょう。
 大体、この「本土で引き取ろう」話だと、原発でも何でもいわゆるNIMBY施設は「引き取ろう」つう話になるのか。それはおかしいでしょう。

 (ボーガス注:在沖縄米軍の)7割が海兵隊関連だ。

 海兵隊は俗に「殴り込み部隊」といわれますが海外遠征が目的の部隊であって専守防衛とかそういう部隊ではありません。つまりは沖縄防衛のために在沖縄米軍はあるわけではない。

 95年に米兵による少女暴行事件で沖縄県民の反基地感情が高まった時にも、海兵隊の撤退が検討されたことを当時、駐日大使だったウォルター・モンデール*24が2004年に明らかにしている。

 本当に検討したかどうか怪しいですが、検討したといったところで、「経緯はともかく」結局撤退しなかったのだから醜い言い訳でしかありません。


NEM流出に北朝鮮の関与?
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180220
 こういうタイトルなのに書き出しが

 小平奈緒*25。スピードスケート500mで五輪新記録で金メダルは立派。
(中略)
 また、小平のライバル、韓国の国民的英雄、五輪2大会金メダリストで世界記録保持者の李相花*26との「友情物語」にも心和ませるものがあった。

というあたり高世も北朝鮮問題に興味を失いつつあるのではないか。
 しかも『NEM流出に北朝鮮の関与?』と「?マーク」ですからねえ。現時点では流出事件の真相は不明と言っていいでしょう。つうか正直、この問題で重要なのは「犯人が誰か」よりも「こうした事態にどう対応するか」でしょう。
 今のところ「そうした犯罪をセキュリティ強化で100パー予防する手はない、しかし失われた仮想通貨は保証されない」というとんでもない状況のようです。それではまともな人間は仮想通貨なんかやりたがらないでしょう。リスキーすぎるからです。
 当然ながら「セキュリティのさらなる向上」と「それでも流出した場合の被害者保護」が重要でしょうね。


■日本の脱北者金正恩の捜査を申し立て
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180217
 こういうタイトルなのに書き出しが

 きょうは、いよいよ羽生結弦君のフィギュアスケートのフリーがあり、また、将棋界初の「永世七冠*27」を達成した羽生善治さんが、中学生棋士藤井聡太五段と朝日杯将棋オープン戦の準決勝で初めて対戦する。

というあたり高世も北朝鮮問題に興味を失いつつあるのではないか。
 ちなみに羽生結弦は金メダルを取り、「ソチ、平昌2連覇」という偉業を達成し、藤井聡太は羽生に勝って6段昇格を決めました。

 羽生(はにゅう、はぶ)に限らず、日本語の漢字の読みが多様なのは外国人にとってもっとも難しいところだろう。

 まあ、埼玉県羽生市(はにゅうし)のために小生のような県民は「羽生」を見たときはほぼ確実に「はにゅう」と読みますが。

 朝鮮もベトナムも漢字を導入したが、原則として漢字一字に対して読みは一つだ。私の学んだベトナム語でいうと、「憲法」(ヒエンファップ)の「憲」は「ヒエン」、「法」は「ファップ」の読みしかない。これが日本語だと、憲子、法子と書いてどちらも「のりこ」という名前になったりする。

 「憲子、法子」はまだ「読み方がたぶん1つしかない」からまだいいでしょう。
 厄介なのは読みが二つ以上ある「羽生」のようなケースです。例えば高世のあげた「憲法」を例にすれば「憲一」は「けんいち」と「のりかず」のどちらかはルビが無い限り文字だけでは解りません。
 「羽生善治」にしても「羽生」だけでなく「善治」も「ぜんじ」か「よしはる」かはルビが無い限り文字だけでは解りません(ちなみに将棋の羽生の場合は「よしはる」と読みます)。

 テレビが平昌の美女応援団の動向を詳しく報じるなか、メディアには注目されないながら、日本にいる脱北者が新たな行動を起こした。 

 まあ注目されないのはほとんど意味が無いからですね。
 実際問題捜査なんぞされるか疑問ですし、されたところで現実問題何がどうなるわけでもない。
 特に、金正恩ならまだしも「朝鮮総連許宗萬(ホ・ジョンマン)議長」てのは「正気か?」ですね。そんなん認められるわけがない。周囲に「バカ言ってんじゃねえよ!」とたしなめる人間はいなくて、「やれ」とけしかける三浦小太郎のようなウヨしかいなかったんでしょうねえ。哀れな人生だと思います。正直、非常識すぎてこの脱北者には全然共感できません。我らがid:noharraセンセイはこの「あほな脱北者」を応援する気のようですが。

 朝鮮総連の下部機関としての朝鮮学校が、民族教育をするだけの「普通の学校」などではないことも見えてくるはずだ。

 まーた、朝鮮学校に対する差別暴言です。そのうち華僑学校に対しても「中国は一党独裁」とかぬかしてこの種の差別暴言をするんでしょうか。正直高世のようなクズには怒りと軽蔑を禁じ得ません。


■平昌は対北最前線
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180216
 高世は最後まで北朝鮮ネタを書かないのかなと思っていたのですが違うようです。
 ただし平昌五輪もかなり進んできてからの記事ですからねえ。分量もかなり少ないし、一時に比べれば高世の「北朝鮮記事執筆意欲」が落ちてるのは確かでしょう。

 新聞などでは「南北の合同チームが統一旗を掲げて入場するのをみて涙が出た」といった声が報じられている。個々人の情緒はそれでいいと思うが、こういうことを重ねていけば「統一」ができるわけではないことはしっかり押さえておきたい。

 いやいやこういうことを重ねていくことでしか「統一への現実的道」はないでしょうねえ。
 もちろんこういうことを重ねれば自然に統一するわけではないですが。
 つうか「統一云々」を脇に置いて「緊張緩和」という視点でだけ見ても評価できることでしょうにね。

 暗殺団を外国まで派遣して兄を殺した*28人物の妹が、オリンピック会場で韓国大統領と並んで笑顔をふりまく光景は、見ていて気持ちが悪くなる。

 という高世先生は北朝鮮に五輪に参加してほしくなかったんでしょうか。
 そして、やはり「リトビネンコ暗殺疑惑がささやかれる」「ドーピングを事前か事後かはともかく承諾していた」というプーチンが訪日して笑顔を振りまく光景を見て「気持ちが悪くなった」「プーチン訪日など拒否すべきだと思った」んでしょうか。ちなみに「ご友人の常岡浩介さん」はそうした反プーチン発言にいそしんでいますが。


■改めて思う「俺の自動トラバを拒否するせこい男」高世
■「金王朝朝鮮総連が最も恐れたジャーナリスト」萩原遼氏は昨年末に亡くなられていた…合掌
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20180214/p1
なんて「高世好みのアンチ北朝鮮記事」はトラバ許可するくせにねえ(苦笑)。
 しかし萩原なんて「最も恐れた」んですかねえ。いやまあ「日朝平壌宣言を破棄しろ」とか抜かす非常識な萩原はある意味「恐ろしい」ですけどねえ(改めて苦笑)。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20180214/p1
 彼の勇敢な活動に、なんらかの賞や表彰で報いてもらいたかった(もちろん、執筆したものに対しては、「大宅壮一ノンフィクション賞」という、極めて大きな賞をもらっているが)。マグサイサイ賞とかね…

 爆笑しました。
 イザヤ・ベンダサン山本七平)『日本人とユダヤ人』(第2回、1971年)だの、鈴木明『“南京大虐殺”のまぼろし*29』(第4回、1973年)だのの大宅賞がそんなに立派ですかねえ。いやまあ、まともな受賞作もありますけど。
 そしてマグサイサイ賞て(苦笑)。そこまであほなこと言うならいっそのこと「生前にノーベル平和賞を与えてほしかった」とでもいえばいいのに(改めて苦笑)
 なお、ウィキペ「マグサイサイ賞」によれば、出版関係では

・1972年
 花森安治:『暮しの手帖』創刊者
・2008年
 石井昭男:明石書店社長

などがいるそうです。


■沖縄人は日本人ですか?と石川真生さん
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180210

 きょうは「原爆の図丸木美術館」(埼玉県東松山市*30)へ。沖縄の写真家、石川真生*31(まお)さんの「大琉球絵巻」のオープニングトークを聞きに行った。

 県民ですから丸木美術館に行こうと思えばすぐに行けるんですけどねえ。全然行ってない。つうか県立美術館や県立博物館(さいたま市)、県立動物園(東松山市)にも全然行ってない。
 まあそういう意味では俺は全然アウトドアな人間でも文化的な人間でもありません。

 「苦海浄土*32は(中略)作家の池沢夏樹さんが「世界文学全集」を編集した際には、世界で読まれるべき日本文学として唯一、この作品が選ばれた。

 まあ価値観は人それぞれですけどそこまでのもんなんですかねえ。いや読んだことはないし、たぶん死ぬまで読まないと思いますが。興味引かれないんですよねえ。
 別に「水俣病」という重いテーマを扱ってるからではなく、なんか高世とかの褒め言葉に「庶民から離れた空中戦」「お高くとまった高尚な文学(悪口で言ってます)」的なもんを感じてまるきり読む気にならない。まあ「救う会と癒着するデマ男」高世が褒めるもんはそれだけで読む気にならなくなりますが。
■【産経抄】『苦海浄土』は「戦後日本文学第一の傑作*33」 2月12日
http://www.sankei.com/column/news/180212/clm1802120003-n1.html
なんて産経も褒めてますし、まあ、善意に理解すれば「解る人には解るが解らない人には解らない(だから産経も気軽に褒める)」、悪意に理解すれば「産経が褒めるような論外の内容」なんでしょうねえ。
 まあ、『苦海浄土』が「前川元文科次官の加計告発」のようなわかりやすい日本社会批判なら産経も手放しで褒めたりはしないでしょう。

 天皇・皇后両陛下に水俣訪問を働きかけ、実現にいたったことも石牟礼さんの偉大な功績だ。

 俺なんか「天皇・皇后が水俣に来たから何だっての?。水俣病問題の解決にクソの役にも立ってないだろ?」としか思いませんね。訪問を働きかけるなら首相、厚労相環境相といった「問題解決のための法的権限」をもったメンツではないのか。
 そもそも
1)天皇の退位希望発言を当初無視しようとした
2)「強制にならないことが望ましい」と天皇がいっても無視して日の丸、君が代を強制
3)「桓武天皇の生母が百済武寧王の子孫であると続日本紀に記されていることに韓国とのゆかりを感じる」と天皇が言っても無視して嫌韓
でわかるようにウヨ連中は天皇の発言などつまみ食い利用しかしません。
 そして「権限を持たないからこそ天皇を政府が送り込んで、かつ、天皇崇拝感情を利用して、政府として何ら救済策も採らずに患者をなだめようとした」という面も大きいでしょう。

 安倍首相を我々は批判できるだろうか。本土の日本人の多くが、めんどうな米軍基地は(遠い)沖縄に行ってもらったほうがいいと本音では思っているのではないだろうか。

 それで高世先生は例の「現実性もない上に論理的にも適切とは思えない」米軍基地の本土での引き取り運動ですか。バカだねえ(苦笑)。


情熱大陸「山勢拓弥」制作メモより2
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180207
 まあこういう青年は単純に「すごいなあ」と思いますね。
 「能力は無論必要でしょうが」能力以前に情熱がないとこういうことはできないでしょう。高世が褒めてると取り上げたくなくなるんですが、一応褒めておきます(苦笑)。


■最近、北朝鮮問題を書かなくなった高世
 ピョンチャン五輪の北朝鮮参加とか、金与正(党宣伝扇動部副部長。金正恩国務委員長、党委員長の妹)や金永南最高人民会議常任委員会委員長(元外相)の訪韓とかビッグニュースがでてるんですけどねえ(苦笑)。
 一番新しい北朝鮮ネタが
■曽我ミヨシさん86歳の誕生日
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171229
ですからねえ。
 最近は
■2月4日の「情熱大陸」は山勢拓弥
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180203
■山勢拓弥さんをつくったものー番組制作メモより
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180206
情熱大陸「山勢拓弥」制作メモより2
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180207
と高世が関与した情熱大陸「山勢拓弥」ネタ3連発です。当分このネタが続きそうです。


■Nスペで「赤報隊事件
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180125
 この件での樋田氏、ほかのツイートを紹介しておきます。

■樋田毅
・ジャーナリスト。元朝日新聞記者です。『記者襲撃:赤報隊事件30年目の真実』を2月下旬に(ボーガス注:岩波書店から)出版予定。
‏・草磲剛さんが私の役を演じるNHK「未解決事件」ドラマ編が27日午後7時半から放送されます。私は草磲さんと会ったのですが、好青年でした。「私の役を引き受けてくれた勇気に感謝します」と伝えると、「市民の義務として頑張ります」と言ってくれました。その後の彼のメディア向け発言も素晴らしい。
・今夜のNHKのドラマ、草磲さんの力を信じます。私も負けぬよう、岩波書店からいい本を出します。
・昨夜の草磲さんの演技力に感服です。私の心が草磲さんに乗り移ったかのように思いました。私が最も伝えたかった「赤報隊銃口は自由な市民一人一人に向けられたものだ」を、草磲さんが全存在をかけた言葉として発してくれました。私の書く本も、草磲さんのドラマの延長線上にあります。
・草磲さんのファンの方々からのコメントに感激しています。どれも温かく、真面目で、草磲さんの真摯な生き方に共感している人たちだからなんだと思いました。名古屋の親友から「話し方や歩き方が樋田にそっくりだった。ツヨポン、研究したんだね」とのメールも来ました。
・『記者襲撃』の発売から10日。初版の売れ行きはまずまずで、重版も決まりました。身に余る書評やインタビュー記事も掲載され、感謝しています。できれば、私も大好きな草磲さんのファンの方々の感想も知りたいです。

樋田毅さんがリツイート
岩波書店
 2/21発売『記者襲撃』 のできたてほやほやカバー&帯!帯には草磲さんのコメント。NHKスペシャルを思い出しつつさらに深く読んでいただければ。ぜひ書店でご予約ください。

■炭屋盤岳
‏ 草磲さんの勇気には最大の敬意を評します。と同時にそれが勇気を必要とするような状況に薄ら寒さを感じます。

■カパルア
‏ 草磲さんにとってもドキュメンタリードラマで実際の人や事件に向き合って演じるのは初で、ある意味覚悟のいる事だったと思います。

■☆たもつ☆
 草磲くんへのお褒めのお言葉、ファンとして嬉しい限りです。歩き方がいつもと違うので、もしかしたら樋田さんに似せているのかな?と思っていました。やはりそうだったのですね。教えて頂きありがとうございます。

■tanu(共謀罪も戦争国家もいらない)
‏ 樋田毅さんの役の演技には驚きました。(ボーガス注:SMAP)解散前後の苦労から以前の草磲剛から脱皮されたのか、あの事件に心底怒りが湧いて来たのか、演技と呼ぶには悪いような真剣な怒りが伝わってきました。


■米軍基地を「引き取る」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180123

 本土で返還が進んだ結果、復帰時に沖縄6割、本土4割だった米軍専用施設面積の割合はさらに広がり、今年1月時点で沖縄7割、本土3割となっている。

 つまりは本土にだって基地があるわけです。問題は「本土と沖縄の対立」ではない。「米軍基地のある自治体とない自治体の対立」です。

 北朝鮮の核ミサイルの脅威といっても、「米軍基地を狙うのだから、落ちるとしたら、遠い沖縄でしょ」と、つまり自分たちは被害を受けないから「大丈夫」と思っている本土の人間は多いはずだ。

 いやそう思う本土の人間は少ないんじゃないか。なぜならまず第一に米軍基地は東京の横田など本土にもあるし、狙う場合に「自衛隊基地」「原発」「石油タンク」「鉄道網」などを狙わない保証はどこにもないからです。
 第二に「そもそもそんなことしたら北朝鮮は米軍の攻撃で滅びかねないからそんなことしない」と思ってる日本人が多いでしょう。

 日米安保体制を維持することを圧倒的多数の日本人が合意しており、米軍基地の存在を容認するのであれば、基地問題は日本全体の問題であり、沖縄だけの問題ではない。では、米軍基地を沖縄に押し付けるのはやめて、「うちの町で引き取ろう!」。こんな運動が福岡、大阪、新潟の三カ所で同時発生的に立ち上がった。

 いろいろな意味で馬鹿馬鹿しい運動ですね。

ある意味まっとうな運動ではないか。

なんて立派な話ではまったくない。なぜ馬鹿馬鹿しいのか。
 まず第一に問題は「なぜ米軍基地が必要なのか(なぜ日米安保が必要なのか)」「必要だとしたらどこに基地が必要なのか」などという原点から考えるべきでしょう。
 「引き取り運動」とやらが、日米安保が必要だと思ってるのか、はたまた「日米安保が長く続いてるから、日本人大多数がそれを容認してるからなくすのは難しい」という諦念か知りませんが「なぜ米軍基地が必要なのか(なぜ日米安保が必要なのか)」「必要だとしたらどこに基地が必要なのか」などという話を逃げてどうするのか。話はそうした原点から考えるしかない。
 「困ってるなら引き取ろう、日本人の大多数は事情はともかくそれを容認してる」つうならいわゆる迷惑施設は米軍基地に限らず、原発でもゴミ処理場でも、葬儀場でも「エボラ出血熱などの危険な病原菌の研究施設」でも何でも引き受けるのか、つう話にもなる。そんなバカな話はないでしょう。
 第二に「引き取る」なんて運動に可能性はあるのか。まあないでしょう。「運動が始まった」などといったところでその地域の住民のほとんどが参加してるわけでもない。最低限、その地域の住民の過半数の支持が得られなければこんな運動には現実性はないでしょう。そして得られるとも思えない。
 「とにかく沖縄の基地を減らそう、沖縄に基地はいらない」という「引き取らない運動」に比べて「引き取る運動」が成功の見込みが高いわけでも何でもありません。
 「今までなかったところに基地をつくる」よりも「今沖縄にある基地を続けていく」方が日米両国政府にとっても都合がいい。
 第三に「本土にも米軍基地はある」。本土に基地被害が全くないわけではありません。
 第四に「沖縄に基地が集中してることだけ」が問題なのではない。「傍若無人な基地の運用の仕方」などといった問題もあるわけで、こうした運動は「基地があるから基地問題の全てがある」という誤解を招きかねないでしょう。
 もちろん「基地があるから基地問題がある」わけですが、「基地の運用の仕方をもっとまともにする」だけでも事態は改善するわけです。基地問題の中には「基地があるからというより運用の仕方が傍若無人だから」つう問題はかなりあるでしょう。
 そういう物がこういう運動は見えなくなるんじゃないか。

【追記】
 この運動については
■『なぜ「県外移設」=基地引き取りなのか:沖縄差別を自覚し、日米安保条約に向き合おう』東京大学教授 高橋哲哉*34
http://gendainoriron.jp/vol.11/feature/f07.php
朝日新聞『沖縄の米軍基地を本土へ、広がる運動』
https://www.asahi.com/articles/DA3S13055816.html
毎日新聞『沖縄基地、引き取りへ連絡会 東京など5都府県の団体』
https://mainichi.jp/articles/20170515/k00/00m/040/130000c
東京新聞『「基地の本土引き取りを」 新宿で集会 沖縄の女性ら訴え』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201710/CK2017100202000138.html
NHK『沖縄米軍基地 動き出す「引き取り運動」』
http://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2017/06/0624.html
週刊プレイボーイ『米軍基地を引き取る――全国で立ち上がる市民運動
http://wpb.shueisha.co.jp/2017/06/16/86525/
AERA『「沖縄の基地を本土に引き取ろう」 引き取り論の呼びかけ』
https://dot.asahi.com/aera/2017062100056.html
■日刊スパ『「沖縄の米軍基地を本土へ運動」を支持する人たちの主張』樫田秀樹*35
https://nikkan-spa.jp/1249344
を紹介しておきます。
 ただし小生はこの件では高橋哲哉氏、樫田秀樹氏などと違い、こういう運動を支持する気は全くありませんが。理由は既に書いたとおりです。


アインシュタインの「新しい思考」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180122

 死は悲嘆であり、私にとっていまだに恐怖だが、「死」にどう向き合うかは、その人の哲学(コスモロジー)への最大の挑戦だろう。老い先長くない私も考えつづけている。

 誰にとっても死は悲嘆、恐怖と言った負の産物でしかないでしょう。死んでいいことは何もない。自殺する場合も「人生がつらいから自殺する」わけで、「楽しければ自殺しない」。
 ただ「悲嘆で恐怖」でも死はいずれは避けられないわけです。「将来的には医学の発展で死なない」なんてことがあるかもしれませんが、今現在、死なない人間はいない。「幸いにして死に至るような病気*36、事故、犯罪にあわず、自殺したいと思うこともなくても」年をとれば老衰でいずれは死ぬ。であるなら「死を受け入れるしかない」つうだけの話です。
 これは遺族もそうだし、死ぬ側もそうです。
 受け入れたくないけど受け入れざるを得ないから受け入れる。そういう死の受け入れ方しかできないと思うし、それでいいと思います。まあ「老衰で入院」とかだと覚悟もある程度できるのに対し病死であれ事故死であれ、犯罪被害であれ急死だと受け入れづらいってのはあります。
 まあ、死に限らず人生なんて大なり小なりそうですけど。
 障害者は「治療法が無い限り」障害を受け入れざるを得ないし、芸能人、スポーツ選手なんかいい例ですけど、才能がなければ希望していてもその道を諦めざるを得ないわけです。


■最近食い物のことばかり書く高世

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180116
■被災地の「こころ」
 赤坂の「東北バル・トレジオン」。
 「いぶりがっこ*37入りポテトサラダ」から「仙台の牛タンステーキ」までメニューは東北一色。注文するたびに話がはずむ。岩手県陸前高田どぶろく風の酒(活性原酒というらしい)「雪っこ」は甘くてうまい。

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180118
■はじめて食べたエゾジカの肉
 横田さんが狩猟仲間にもらったというエゾジカの肉をごちそうになった。
 彼のいきつけのワインバーで焼いてもらう。エゾジカを食べるのは初めてだが、ロースももも肉も極上の味。お店のワインがまたすばらしく、晩餐を堪能した。
(中略)
 去年ご縁ができた郡上市は日本三大猪の産地*38で、「日本猪祭り」を開催している。この「利き猪グランプリ」では全国10府県20地域から集まった猪肉の食べ比べを行う。
(中略)
 今年の「日本猪祭り」は3月3日(土)、4(日)。関心のある方はどうぞ郡上へ。

 「あれ、北朝鮮ネタは?」ですね。まあ、高世の北朝鮮ネタはあほなことしか書かないんで書かなくてもいいんですが(皮肉)。

*1:鈴木内閣運輸相、中曽根内閣文相、宇野内閣官房長官、宮澤内閣自治相・国家公安委員長自民党総務会長(橋本総裁時代)、小泉内閣財務相など歴任

*2:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相。現在、第二〜四次安倍内閣副総理・財務相

*3:鳩山内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相、民進党代表など歴任。

*4:鳩山内閣外務副大臣菅内閣官房副長官などを経て立憲民主党幹事長

*5:公明党国会対策委員長公明党代表、第二次安倍内閣国交相など歴任

*6:天体望遠鏡における日本国内市場占有率は60%で業界首位。世界市場においても20%の市場占有率を確保している(ウィキペ「ビクセン」参照)。

*7:15歳から集英社の女性ファッション雑誌『non-no』専属モデルとして活動。2013年秋から2014年春のNHK連続テレビ小説ごちそうさん』で主演を務めた。父は俳優の渡辺謙。兄は俳優の渡辺大。夫は『ごちそうさん』で共演した俳優の東出昌大

*8:社会福祉法人浦河べてるの家http://www.urakawa-bethel.or.jp/betheltoha.html)スタッフ。著書『行き詰まりの先のあるもの』(共著、2009年、いのちのことば社)。夫・向谷地生良(むかいやち・いくよし)氏は社会福祉法人浦河べてるの家理事。

*9:人として評価してないので、敬称などつけません。

*10:まあ、ウンギョンさん一家が日本に来てもいいのですが現実性低いでしょうからね。なお、いっそ横田夫妻北朝鮮に定住してもいいと思います(滋氏が体調を悪化させた今では難しいでしょうが)。

*11:著書『金正日の拉致指令』(1998年、朝日文庫)、『これでもシラを切るのか北朝鮮』(2003年、幻冬舎文庫

*12:著書『明日の天気は変えられないが明日の政治は変えられる』(2004年、東信堂)など

*13:アフリカ民族会議議長、南アフリカ大統領。1993年ノーベル平和賞受賞者。

*14:著書『一目でわかる小選挙区比例代表並立制』(1993年、労働旬報社)、『保守政治リストラ戦略』(1995年、新日本出版社)、『徹底検証 政治改革神話』(1997年、労働旬報社)、『政党政治労働組合運動』(1998年、御茶の水書房)、『戦後政治の実像:舞台裏で何が決められたのか』(2003年、小学館)、『この目で見てきた世界のレイバー・アーカイヴス』(2004年、法律文化社)、『活憲』(2005年、山吹書店)、『「戦後革新勢力」の源流:占領前期政治・社会運動史論1945〜1948』(編著、2007年、大月書店)、『労働政策』(2008年、日本経済評論社)、『労働再規制』(2008年、ちくま新書)、『「戦後革新勢力」の奔流:占領後期政治・社会運動史論1948〜1950』(編著、2011年、大月書店)、『テレビはなぜおかしくなったのか』(共著、2013年、高文研)、『日本の雇用が危ない:安倍政権「労働規制緩和」批判』(共著、2014年、旬報社)、『対決 安倍政権:暴走阻止のために』(2015年、学習の友社)、『活路は共闘にあり:社会運動の力と「勝利の方程式」』(2017年、学習の友社)など

*15:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*16:著書『金日成満州抗日戦争』(1992年、平凡社)、『歴史としての野坂参三』(1996年、平凡社)、『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)、『北方領土問題』(1999年、朝日選書)、『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか:不審船・拉致疑惑・有事立法を考える』(2002年、彩流社)、『東北アジア共同の家』(2003年、平凡社)、『同時代批評(2002年9月〜2005年1月):日朝関係と拉致問題』(2005年、彩流社)、『テロルと改革:アレクサンドル二世暗殺前後』(2005年、山川出版社)、『日露戦争 起源と開戦(上)(下)』(2010年、岩波書店)、『これだけは知っておきたい日本と朝鮮の一〇〇年史』(2010年、平凡社新書)、『領土問題をどう解決するか』(2012年、平凡社新書)、『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書)、『「平和国家」の誕生:戦後日本の原点と変容』(2015年、岩波書店)、『慰安婦問題の解決のために:アジア女性基金の経験から』(2015年、平凡社新書)、『アジア女性基金慰安婦問題:回想と検証』(2016年、明石書店)、『スターリン批判 1953〜56年』(2016年、作品社)、『米朝戦争をふせぐ:平和国家日本の責任』(2017年、青灯社)、『レーニン』(2017年、山川出版社世界史リブレット人)など

*17:ただしウィキペディアによれば高世の場合は「ひとし」、五十嵐氏の場合は「じん」。

*18:トランプ大統領の娘。大統領補佐官

*19:著書『「抗がん剤は効かない」の罪:ミリオンセラー近藤本への科学的反論』(2014年、毎日新聞社)、『医療否定本の嘘:ミリオンセラー近藤本に騙されないがん治療の真実』(2015年、扶桑社)など

*20:とはいえ「補助金で選挙民を丸め込んでる要素が大きい」とはいえ、沖縄の選挙で自民党が一定政治力を保有してることを考えると「沖縄にも基地支持勢力がいる」わけで「だから沖縄に基地があっていい」つう話でもないですが、「押しつけてる」とのみ言うのは少し躊躇はします。

*21:韓国軍が弱体だった&当時韓国から米軍が撤退していた朝鮮戦争時ならともかく、今や「韓国の軍事力が強化され&在韓米軍もある」現在、韓国防衛という意味でなら在日米軍などいらないでしょう。いや在韓米軍だっていらないんじゃないか。

*22:いやーそもそも北朝鮮からの距離云々言うなら岐阜や山梨だって近くはないですよね。福岡、長崎、島根、山口あたりに置くのが合理的なわけです。

*23:もちろん横田基地などがあるので本土から米軍基地がなくなったわけではありませんが。

*24:カーター政権で副大統領

*25:バンクーバー五輪女子スピードスケート団体パシュート銀メダル、平昌五輪女子スピードスケート500メートル金メダル、1000メートル銀メダル

*26:バンクーバー五輪ソチ五輪女子スピードスケート500メートル金メダル、平昌五輪女子スピードスケート500メートル銀メダル

*27:永世名人永世王将永世竜王永世王位名誉王座永世棋王、永世棋聖

*28:現時点ではそれは濃厚な疑惑とはいえ「疑惑に過ぎませんが」。

*29:現在は2006年、ワック文庫

*30:1954年7月1日に比企郡松山町・大岡村・唐子村・高坂村・野本村が合併し、東松山市となった。当初は「広島県府中市東京都府中市」の存在から「愛媛県松山市と同じ松山市としても問題ない」と言う理解から「埼玉県松山市」にする予定であったが自治省がこれを認めず、愛媛県松山市に対して東の松山市という意味で「東松山市」とした。この後、自治省により同一の市名は認可しない旨の通知がなされ、東久留米市東大和市(ともに東京都)、北広島市(北海道)など同様の命名法による市名が出来る端緒となった(しかし2006年1月1日、北海道伊達市と同名の福島県伊達市が成立し、現在、この同一市名に関する通知は有名無実化している)。

*31:著書『女性カメラマンがとらえた沖縄と自衛隊』(1995年、高文研)、『沖縄海上ヘリ基地:拒否と誘致に揺れる町』(1998年、高文研)、『沖縄ソウル』(2002年、大田出版)など

*32:新装版、2004年、講談社文庫

*33:高世も紹介してる池澤夏樹氏の『苦海浄土』評価だそうです。

*34:著書『逆光のロゴス:現代哲学のコンテクスト』(1992年、未来社)、『歴史/修正主義』(2001年、岩波書店)、『「心」と戦争』(2003年、晶文社)、『証言のポリティクス』(2004年、未来社)、『反・哲学入門』(2004年、白澤社)、『教育と国家』(2004年、講談社現代新書)、『国家と犠牲』(2005年、NHKブックス)、『戦後責任論』(2005年、講談社学術文庫)、『靖国問題』(2005年、ちくま新書)、『記憶のエチカ:戦争・哲学・アウシュヴィッツ』(2012年、岩波人文書セレクション)、『犠牲のシステム 福島・沖縄』(2012年、集英社新書)、『沖縄の米軍基地:「県外移設」を考える』(2015年、集英社新書)、『デリダ脱構築と正義』(2015年、講談社学術文庫)など

*35:著書『自爆営業』(2014年、ポプラ新書)、『<増補>悪夢の超特急 リニア中央新幹線』(2016年、旬報社)、『リニア新幹線が不可能な7つの理由』(2017年、岩波ブックレット)など

*36:若死にするそうした病気としてはたとえばガンがあげられますね。

*37:燻製にした大根を漬物にしたもの。秋田の郷土料理。

*38:ググったら岐阜県郡上のほかは静岡の天城山兵庫県丹波篠山だそうです。