マリウポリで起きている「ロシア化」の実態 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
市民の証言などからも、相当数の住民の処刑、虐殺が行われたことは確実だ。しかし、ロシアの「占領」下、犯罪の検証が今後難しくなる可能性がある。
たとえば南京事件の検証が何故難しくなったかと言えば、「日本が長期にわたって南京を支配し、その間に証拠隠滅に努めたから」です。
それでも隠滅しきれなかったわけですが。
以下、19日のNHK「クロ現」より。
2週間ほど前に、親ロシア派の市長が任命されたと発表された。この人物を知る、マリウポリ市議のドミトロ・ザバヴィンさんは、「この人(任命された人)は私たちの同僚で、マリウポリ市議会の議員でした。彼はアルコール依存症で、議会でも酔っ払っていました。ロシア人は彼をいとも簡単にコントロールするでしょう」
「さすがにアル中の人間は議員に選ばれないだろう」「そんな人間を市長にしないだろう」と思いますね。これは無茶苦茶なネガキャンではないのか?。何でNHKもここまで怪しげな話を流しますかね?。
今回の戦争については、とにかく早く停戦させるため、ゼレンスキー大統領に東部2州*1はロシアにくれてやるように説得せよなどという声もあるが、侵略を容認する「落としどころ」にウクライナ人が納得するはずがない。
さすがに部外者である俺が積極的に「そうしろ」という気はありませんが、一方でそうした妥協をウクライナがしたとしても非難する気は全くありません。
以上のような議論を批判する写真家の石田昌隆氏の意見に同意する。
「プーチン/ロシアによる侵略戦争に抵抗して戦っているウクライナ人に対して、武器を捨てろなどと無責任なことを外部の人間が言えるはずがない」。
ウクライナ人たちが何を考え、何を求めているのかを踏まえないで、この戦争をダシにして自分の思想、立場を語るべきではない。
(石田ではなく)高世には唖然ですね。
副題にも書きましたが寺越母子が「拉致を否定している」のに13歳で拉致されたもう一人の日本人 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2016.11.15)などで寺越氏を拉致認定してる野郎がよくもこんなことが言えたもんです。
何故高世は「拉致を否定する寺越母子」に対して「寺越氏は拉致被害者だ」などと無責任なことを外部の人間が言えるはずがないと思わないのか。
何故高世は、寺越母子が何を考え、何を求めているのかを踏まえないで、彼らをダシにして自分の思想、立場を語るべきではない。とは思わないのか。
あるいは基地反対派(沖縄県民含む)において「本土で基地引き受け論」など少数派であり、その結果「沖縄でも本土でも基地反対派の多く(共産党、社民党、沖縄社会大衆党など)」もそんな立場ではないことに高世が米軍基地を「引き取る」 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2018.1.23)などで悪口し、基地反対派は「本土で基地引き受け論」を採用すべきだと主張してることとの整合性はどうなっているのか?
高世は自分の「本土で基地引き受け論」について、沖縄県民たちが何を考え、何を求めているのかを踏まえないで、米軍基地をダシにして自分の思想、立場を語るべきではない。とは思わないのか。
何故、高世がここまでデタラメなのかといえば「拉致」について言えば「高世が家族会、救う会の太鼓持ちだから」でしょうね。
だから「家族会、救う会の主張のオウム返し」しかできない。
そして実は「本土で基地引き受け論」や「ウクライナについての主張」も高世の場合「拉致問題と全く同じ話(本心というより、しがらみや損得勘定でそうしている)ではないのか」と俺は疑っています。
例えば「本土で基地引き受け論」に高世が固執するのは、高世の本心ではなく、「引き受け論」主張者で高世と過去に仕事上の付き合いがある「樫田秀樹氏*2」など「引き受け論者」とのしがらみではないか。
「拉致問題」での「救う会や家族会の太鼓持ち」と同様に「樫田氏ら引き受け論者の太鼓持ち」をやってるだけではないのか。
それにしても俺の邪推がもし「正しい」のなら「すさまじい個人攻撃で田中均氏を外務省退官に追い込んだ救う会や家族会」ならともかく、高世が「引き受け論」に同調しなくても「せいぜい高世と縁切りするに過ぎず*3、個人攻撃などしない*4であろう樫田氏ら引き受け論者」にどこまで媚びるのかと呆れます。こんなことでは高世には今後も「救う会、家族会批判」など絶対にできないでしょう。
なお、高世が樫田氏を取り上げた過去記事として
◆東京―大阪間20分短縮に5兆円?!リニアの闇 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2014.9.27
◆リニア推進の仕方は原発にそっくりだ - 高世仁の「諸悪莫作」日記2014.9.28
◆プロデュースの新たな道 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2014.12.29
◆衆議院で通ったが波乱の予感 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2015.7.16
◆立ち上がる人たちに励まされる - 高世仁の「諸悪莫作」日記2019.4.13
樫田氏の著書『悪夢の超特急・リニア中央新幹線』(2014年、旬報社→後に増補版、2016年、旬報社)の紹介。なお、プロデュースの新たな道 - 高世仁の「諸悪莫作」日記によれば樫田氏を旬報社に紹介したのは、『スーパーKを追え』(1997年)、『娘をかえせ息子をかえせ:北朝鮮拉致事件の真相』(1999年)、『DVDBOOK・チェルノブイリの今 :フクシマへの教訓』(2011年)、『イスラム国とは何か』(常岡浩介との共著、2015年)、『自由に生きていいんだよ お金にしばられずに生きる"奇跡の村"へようこそ』(2017年)*5を旬報社から刊行した高世とのこと。しかし、旬報社て一時期はどんだけ高世を高評価してたのか?。多分、高世の本を一番多く出してる出版社は旬報社(計5冊)です(苦笑)。
◆米軍基地を「引き取る」 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2018.1.23
◆米軍基地を「引き取る」2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2018.2.25
◆米軍基地を「引き取る」3 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2018.2.26
樫田氏の『本土引き受け論』紹介
を紹介しておきます。
「ウクライナの件」にしても「高世の本心」というよりは「石田昌隆」などの意見に「しがらみや損得感情」で同調してるだけではないのか。
そしてこうした高世の「人間として不誠実な態度」こそが「ジンネット倒産」を助長したのではないか(勿論、倒産の最大の理由は「高世の無能さ」でしょうが)。
なお、俺は「降伏論」には賛同しませんが、一方で「安全地帯から徹底抗戦を叫ぶ」ような無責任行為もしたくない。
早期停戦、ロシア軍の撤退を心から望んでいますし、そのためには「ロシアへの一定の妥協も時にはやむを得ない」と思っています。
勿論「どのレベルで妥協するか」は難しい問題ですが「即時一括全員帰国以外認めない(救う会、家族会)」で2002年の小泉訪朝以降、20年間も膠着状況にある「拉致問題」のような惨状をウクライナ戦争で見たくはありませんので。
*1:共和国としての「独立」を宣言した「ドネツク」「ルガンスク」のこと。なおウクライナ侵攻以前から、東部2州は事実上「ロシア支配地域」なので今更「くれてやっても」戦争が終わるか分かりませんし、また一方で「取り返すまで戦争継続(ウクライナ)」も現実的ではないと思います。遠い将来はともかく、少なくとも当面は「東部2州の奪還」は諦めざるを得ないでしょう。
*2:著書『自爆営業』(2014年、ポプラ新書)、『増補・『悪夢の超特急』リニア中央新幹線』(2016年、旬報社)、『リニア新幹線が不可能な7つの理由』(2017年、岩波ブックレット)
*3:そもそも縁切りするかどうかも分かりませんが。まともな人間ならその程度のことでは縁切りしないでしょう。
*4:まあ、引き受け派が高世を個人攻撃したところで救う会、家族会ほどの脅威にはなりえませんが
*5:ググった限りでは高世の最も新しい本が『自由に生きていいんだよ お金にしばられずに生きる"奇跡の村"へようこそ』(2017年、旬報社)です。つまりは旬報社以外の出版社(高世『金正日「闇ドル帝国」の壊死』(2006年)の光文社、『神社は警告する:古代から伝わる津波のメッセージ』(共著、2012年)の講談社)は高世なんか結局ろくに評価してないし、高評価の旬報社ですら、2017年以降は本を出してくれないわけです。