「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(6/30分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり)

 高世以外にも北朝鮮、韓国中心にいろいろ書いています。
■朝鮮新報『大阪市の「幼児教育無償化」除外/保護者らが抗議活動』
http://chosonsinbo.com/jp/2018/07/0023-3/
 こうした大阪市の無法な差別に怒りを禁じ得ません。微力ながらここで紹介しておきます。


中央日報『韓国弁護士団体、国連に日本国内の朝鮮学校差別実態報告書提出』
http://japanese.joins.com/article/296/243296.html
聯合ニュース『韓国団体が国連に報告書提出 日本政府の朝鮮学校差別を指摘』
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2018/07/17/0200000000AJP20180717005700882.HTML
■朝鮮新報『朝鮮学校差別是正求める/南の43団体が国連に報告書』
http://chosonsinbo.com/jp/2018/07/yr20180718-2/
 こういう動きには大いに共感するのでここで紹介しておきます。


■ハフィントンポスト日本版『本田圭佑朝鮮学校をサプライズ訪問 「夢を諦めないこと」を訴える』
https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/19/honda-school_a_23485211/

 元Jリーガーで都内の朝鮮学校出身の安英学アン・ヨンハ)さんの誘いに応じて、実現した。本田選手は2005年に名古屋グランパスで安さんと共にプレイした経験があり、今も安さんを朝鮮語で兄を意味する「ヒョンニム」と呼んで慕っている。

 本田氏にとっては安選手の依頼に応じただけで「深い政治的意味合い」はないのかもしれませんが、在日差別が今も深刻な日本において大変いいことだと思います。


日経新聞慰安婦財団に10億円拠出 韓国政府決定』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33338020U8A720C1PP8000/
 たかが10億*1出した程度で、日本が恩着せがましい態度をとって「慰安婦銅像を撤去しろ」など日韓合意に書いてないことを要求するようでは「10億くらいで日本は図に乗るな。ウチ(韓国政府)だってそのくらいの額なら出せる」「いっそ、その10億、ウチが全額出したっていいんだ」「いっそ、10億は日本に返金してもいい」「返金拒否するなら、もったいないから、もらった10億は他のことに使うことにするか」つう話になるのは仕方がないでしょう。
 安倍自民の態度は「金がほしいのか、いくらほしいのか?」といって過労死遺族を激怒させてかえって過労死訴訟を招いたワタミ創業者の態度と全く変わりません。
 俺個人は韓国の方針を批判する気は全くありませんね。たかが10億で調子ぶっこいた安倍自民の責任です。と思いますが日本マスコミは「朝日や毎日ですら」韓国非難するのだろうかと思うとげんなりします。


日経
北朝鮮、韓国に圧力 「終戦宣言」推進迫る
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3328828023072018FF1000/
北朝鮮終戦宣言は最初の工程」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3337178025072018FF2000/
 まあここは北朝鮮的に譲れない一線なんでしょうね。
 「別に正式な終戦条約を結ぼうといってない、その前段階として政治的宣言くらいはできるんじゃないかといっている」「その程度のこともできないのか。それで体制保証すると言われても信用できん」「これで非核化しろと言われても納得いかない」つうことでしょう。
 ここで「在韓米軍撤退」「正式な終戦(中国、米国、韓国、北朝鮮による条約締結)」などと「より高いハードル」をいわないあたり「米国からお土産さえ出れば」、「結構、北朝鮮も非核化に本気なんじゃないか」つう気が個人的にはします。まあ、実際には、北朝鮮の考えてることはもちろん部外者、特に俺のような素人にはわかりませんが。


■産経【激動・朝鮮半島】非武装地帯の見張り所から兵力撤収へ 韓国軍「全面撤収も推進」
https://www.sankei.com/world/news/180725/wor1807250001-n1.html
 北朝鮮問題も一路進展しているわけではなく、今後紆余曲折があるでしょう。しかしこうした「平和的方向性」が進むことを期待したいし、韓国政府のこうした態度は評価します。
 まあ、「見張りの意義が昔ほどではなく形骸化している」つう面もあるのでしょうが、政治的インパクトは大きいかと思います。


■産経【拉致から40年 救出への道筋】酷暑の中で地道な努力続ける家族たち 「拉致問題の『解決』を決めるのは家族」
https://www.sankei.com/premium/news/180723/prm1807230007-n1.html
 誰も「やってくれ」とは頼んでないので、仮にこれで体を壊しても同情する気は全くありません。
 そもそも「小学1年生が学校授業で熱中症で死亡するような」こんな異常気象で、署名集めなんて単に無謀なだけです。そもそも署名に応じる人もあまりいないでしょう。こんな暑い中、よほどの用事がなければ誰も外出しないからです。かつこんな暑い中、署名に応じるほどの好人物もあまりいないでしょう。
 大体、そんな署名活動でどうにかなる話ではないでしょうに。一に外交、二に外交です。

 「最後まで信じて、やるべきことをやりきることだけ考えています」
 7月19日。厳しい暑さの中、東京都内で開かれたキリスト教の支援者らによる集会で、横田めぐみさん(53)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(82)が思いを語った。

 正直「ブッシュだのトランプだの」「曾野綾子だの麻生太郎だの」「横田奥さんだの、奥さんの類友だの」がキリスト教徒を名乗ることには「お前らみたいなクズがキリスト教徒なの?。使えねえな、キリスト教」と本当にうんざりします。

拉致問題は被害者を返せばいいだけの話なのに、返さない。各国が国益を追求し、思惑がある」

 横田奥さんって本当にバカですね。
 それですむのなら拉致に限らず、「核廃絶問題は米露英仏中などといった核保有国が核廃棄すればいいだけの話」「北方領土問題はロシアが島を返せば(以下略)」「沖縄基地問題は米軍が撤退すれば(以下略)」とかいうこともいえるわけです。そういうきれい事ですまないから外交するんでしょうに。

 めぐみさんが拉致されて間もなく、キリスト教に出会い、信仰の力も支えに救出へ走り続けてきた。

 信仰しても「恩人のはずの」田中均氏を罵倒したりする、あんなろくでもないクズ人間にしかなれなかったんですね(棒読み)。宗教って所詮その程度のもんなんでしょうか?。それとも横田奥さんが付き合ってるキリスト教徒がだめ人間揃いなのか。
 「三つ子の魂百まで」ということでしょうか?。まあ「横田奥さん」の「親の教育」も悪かったんでしょうね。

拉致問題解決とは全拉致被害者の即時一括帰国。われわれがずっと言い続けてきたことで変える必要も薄める必要もありません」。
 6月29日、都内の集会で田口八重子さん(62)=同(22)=の長男、飯塚耕一郎さん(41)は言葉に力を込め、訴えた。

 おいおいですね。俺だったら「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい(昔の丸大ハムのCMコピー)」ではないですが「全員一括でなくてもいい。一人でも帰ってきてほしい。」「そうなれば北朝鮮を評価するし制裁も一部解除する」ですが。
 北朝鮮に対して、拉致問題に取り組む気をなくすようなことを言うとは本当にバカです。しかもこの全員に「特定失踪者」なんて与太が入ってるんだから話になりません。
 「飯塚耕一郎とか横田拓也とかて、『俺は40代だから、平均寿命を考えれば、まだあと40年は生きられる』とか思って、余裕ぶっこいてんじゃねえの?」と疑いたくなります。

金正恩拉致問題を認知した。日本が全員を即時一括で返せ、と。金正恩拉致被害者を返し、日本が支援をする。ものすごくシンプルな話で、変に物事や考えをこじらせる必要はないと思います」

 むしろ「一人でも帰したら支援をする」方が「ものすごくシンプルな話」だと思いますがね(かつその方が適切だとも個人的には思う)。
 「全員返さないと一円たりとも支援しない」では向こうも返す気を失うでしょう。
 なお、当たり前の話ですが一応お断りしておけば「シンプルであること」は必ずしも正しいことを意味しません。

アーミテージさん*2は『拉致問題解決は拉致被害者家族が決めることで、北朝鮮が決めることではない』とおっしゃった。家族は全員即時一括帰国を求めている。」

 もちろん「拉致被害者家族の考え」は北朝鮮が決めることでもなければ、救う会拉致議連、産経が決めることでもない。
 とはいえ「拉致被害者がいるのは北朝鮮」である以上、北朝鮮の思惑を無視しても問題は解決しません。
 何もこれは北朝鮮拉致問題に限らない。北方領土問題(対ロシア)だって竹島問題(対韓国)だって沖縄米軍基地問題(対米国)だって、何だってそうです。相手の思惑を無視したら問題は解決しない。
 元北方領土島民は「ロシアの考えに従う必要はない」ですが、ロシアの考えを無視したら事実上、島は帰ってきません。もちろん「ロシアの考えを、だから丸呑みします」という話ではなく、そこで外交交渉になるわけです。
 「一人でも帰したら支援してください」と家族会がいえば救う会なども「北朝鮮にこびるのか」とはいいづらいし、その方が拉致被害者帰国の可能性は高いと思います。しかし、自らそうした道を否定してしまうのだから家族会は本当にバカです。

 めぐみさんのもう1人の弟、哲也さん(49)は6月14日の安倍晋三首相との面会後の会見で、北朝鮮に対する日本政府の「ぶれない対応」への期待を述べる一方、日朝国交正常化を拉致問題よりも優先させるべきだと主張する元政治家*3の実名を挙げて語った。
「一部が日朝首脳会談ありきという形で声を高め、経済支援をすべきだとを声高に訴えますが論外です。被害者家族の障害、迷惑行為でしかありません」
 「見当違いの発言をする人もいる。惑わされないよう、ぶれずに頑張りたい」

 小生なんかは「河野氏*4って偉いな」と感心しますね。何せ横田哲也がこういう無礼な発言をするであろうことはほぼ確実に予想できるわけです。俺が河野氏の立場なら、不快になるから何も言いませんよ。しかし河野氏にはある種の使命感があったのでしょう。
 しかし、横田哲也も何一つ成果が出てない安倍をここまで万歳できるとは「救いがたいバカ」としかいいようがありませんね。大体、普通の人間なら「小泉訪朝から15年もたってる」のに「今までのやり方でいいんだ」とは思いませんよ。俺が哲也の立場なら「15年も無駄に時間を過ごしてしまった。河野氏の言うやり方も一つの方法としてあり得るかもしれない」と思いますけどねえ。成果が何一つ出てないんだから「ぶれて、惑うべき」、つまり試行錯誤すべきだと思うんですけどねえ。もはや「拉致を解決すること」より「自分のメンツが大事なのか」と聞きたくなります。 


時事通信『ロシアに米制裁の北朝鮮機関、外貨獲得へIT事業拡大』
https://www.47news.jp/news/2584622.html
 記事の書き方が「米制裁」なのでおそらく「米国の独自制裁」であって安保理制裁でないこと、したがって政治的是非はともかく「別に違法行為ではないであろう事(ロシアには米国に従う法的義務はない)」は指摘しておきます。マスコミも記事を書くときはそういうことをきちんと指摘してほしいですね。


時事通信北朝鮮、対日改善に前向き」=訪朝の金大中氏三男』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018072200287&g=prk
 まあ改善の意思は「一応はある」でしょう。なかったらストックホルム合意なんかない。
 とはいえ、「日本の言い分を丸呑みします」つうほど追い詰められてるわけでもないでしょう。
 そもそもこの三男氏の発言、彼自体が日朝関係改善を望み、その思惑で訪朝したのだろうという点を割り引く必要がある。
 そういう思惑で訪朝してきた人間、それも「太陽政策金大中元大統領の息子」なんて人間に対し「日朝交渉?。日本が制裁とかしてけんか売ってるのにやれるわけねえだろうが!。やる気ねえよ。」なんて素っ気ないことはいえるわけもない。当然「日本の意向や国内世論もあるのでやるとは私の一存で断言できませんがその意思は一応あります。ただそのためには日本も独自制裁など、敵対的態度は改めてもらい、我々の主張も少しは受け入れてもらわないと。日朝外交とは、我々が日本の言い分をすべて丸呑みするという話ではないでしょう(金正恩)」くらいのことはいうでしょうね。
 そもそもこの金氏発言においてすら

日本が敵対的な態度を捨て、過去の歴史に関して反省すれば、いつでも和解できる、という趣旨の話をしていた

 つまり

・敵対的な態度を捨て
 経済制裁や、朝鮮総連幹部の訪朝禁止(正確には日本への再入国禁止処分ですが)、朝鮮学校無償化除外をやめる
・過去の歴史に関して反省
 我々にもメンツがあるので河野談話否定論のような暴挙はやめよ。また過去の反省の証として、国交正常化時には一定の経済支援があって当然だ

ですからねえ。


■朝鮮新報『並進路線の勝利と宇宙開発』
http://chosonsinbo.com/jp/2018/07/yr20180718-3/
 「核開発によって体制の安定を維持することによって経済発展に力を入れる、いわゆる並進路線」の正当性を主張する記事です。
 重要なことは核開発が「米国の侵攻を防ぐための防衛措置」「そうした防衛措置なくして経済発展に力は入れられない」と位置づけられてることでしょう。つまりは「朝鮮戦争正式終戦」「米朝国交樹立」「在韓米軍撤退」などによって北朝鮮が「米軍の侵攻の危険性がなくなった」と判断すれば核開発が行われなくなる可能性があると言うことです。
 そして「核開発と経済発展は密接不可分」という論理である以上、

・朝鮮は世界有数のレアーメタル・レアーアースの埋蔵量を誇る。現在、この分野は中国が独占しており、世界各国は朝鮮の資源に注目している。それを原料として輸出するのではなく、加工品としたならば莫大な利益が得られる。すでに、朝鮮の科学者・技術者たちはそれに取り組んでいることだろう。

ということになります。何も北朝鮮は経済発展について何も考えてないわけではない。


■産経【歴史戦】「日本に強制徴用された」半島出身者の遺骨返還事業で南北団体が合意
https://www.sankei.com/world/news/180719/wor1807190033-n1.html
 「遺骨を返還してほしい(南北朝鮮)」「わかりました、返還に向けて努力します(日本)」で終わることでくだらない因縁つけるいつもの産経です。


朝日新聞『米兵遺骨、北朝鮮から「数週間内に一部返還」米国務長官
https://www.asahi.com/articles/ASL7M2DG4L7MUHBI007.html
 とりあえずは遺骨返還が正式に実現してほしいですね。遺族の人権はもちろんですが、何らかの成果が出ないと米朝両国ともに交渉をさらに進展させていくことは難しいでしょう(特にトランプ批判世論が活発化しかねない米国は。一党独裁国家・北朝鮮とて世論を完全無視はできないでしょうが、やはりその点は民主国家米国よりはある種の余裕(?)があるでしょう)。


■日経『朝鮮戦争が終わる日に起こること 北朝鮮、「終戦」に固執、韓国も援護射撃 (朝鮮半島ファイル)』編集委員 峯岸博
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33156320Z10C18A7000000/
 固執も何も未だに「建前では休戦にすぎず38度線は国境ではなく休戦ライン」という状況の方が異常でしょう。
 北朝鮮側から、あるいは米韓側から戦争を今後仕掛けるというならともかくそうでないなら「正式終戦」は何ら問題などないでしょう。
 むしろ「正式終戦しないこと」は「政権転覆の考えを捨ててないのか」という疑心を北朝鮮に与えるだけでしょう。
 私見ではこの日経記事のように「制裁解除、緩和ならまだしも」、非核化と「終戦」をリンクさせるのもおかしな話です。
 終戦は「緊張緩和のためにとっくの昔に無条件でやっておくべきこと」でしょう。

 米軍横田基地に置かれた朝鮮国連軍の後方司令部も朝鮮国連軍撤退後、90日以内に撤退すると定められている。

 といってもそれは単に横田基地の米軍が名実ともに「国連軍でなくなる」つうだけの話に過ぎません。
 幸か不幸か、まあ、在日米軍について否定的な俺的には不幸ですが、別にそれで在日米軍がなくなるわけでもない。
 そして「在韓米軍の撤退ならまだしも」在日米軍の存在など、朝鮮半島にあまり関係ないでしょう。
 まあ「在韓米軍が撤退した」ところで国力的に北朝鮮から開戦する選択肢はないし、緊張緩和のためにはそこまで米韓には踏み切ってほしいところです。

 「核兵器をもたず、つくらず、もちこませず」の非核三原則を掲げる日本政府に対し、トランプ米政権が防衛負担増の圧力をかけるシナリオも否定できない。

 意味がわからないですね。むしろ終戦したほうが「その後の日米、南北朝鮮、中露の動き方にもよりますが」緊張緩和による軍縮が期待できるのではないのか。

 文在寅シンガポール紙とのインタビューで、南北首脳会談で合意した今年中の終戦宣言に重ねて意欲を示し「時期と形式などについて米朝と緊密に協議していく」と強調した。

 在任中の南北相互承認、南北国交樹立まで、文大統領が視野に入れてるなら、「終戦宣言」を目指すのはある意味当然です。
 なお、「正式終戦すれば」在韓米軍の存在を正当化することはより難しくなるでしょうが、「正式終戦」はもちろん「在韓米軍撤退」とイコールではありません。例えば日本は今どこの国とも戦争状態になりませんが在日米軍が駐留しているわけです(俺個人は在日米軍駐留を支持しませんが)。

 中国は自らを排除した3者の枠組みに反対する。

 別に韓国は中国を排除する気はないのではないか。
 大国中国を無視した形での正式終戦は難しいこと、そもそも「後ろ盾である中国を排除した形の終戦」は北朝鮮もおそらく望んでないことを考えれば、文大統領の主張は「正式終戦前の政治宣言」にすぎないでしょう。もちろんそれでも中国は受け入れないかもしれませんが。


■産経『韓国政府が兵役拒否者の「代替服務制」を検討 賛否両論も』
https://www.sankei.com/world/news/180719/wor1807190038-n1.html
 もちろんこうした話が出てくるのは「文政権にある種のリベラル性があるから」ですが、もはや「北朝鮮の侵攻なんて国力的にあり得ない」つう問題もあるわけです。


■産経【激動・朝鮮半島北朝鮮と台湾の旅行社が代理店契約 「将来は平壌直行チャーター便を飛ばしたい」と意欲
http://www.sankei.com/world/news/180719/wor1807190031-n1.html
 台湾って「中国との関係」から「反共イメージ」がありますがそうでもないんでしょうか。


中日新聞『拉致、韓国語 体験交え 蓮池さん 第一学院高で出前講座』
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20180718/CK2018071802000042.html

北朝鮮による拉致被害者で新潟産業大准教授の蓮池薫さん(60)が韓国語を教える出前講座が十七日、富山市新桜町の第一学院高校であった。
・テーマは「韓国文字(ハングル)で自分の名前を書いてみよう」。
・授業後には、生徒から北朝鮮での暮らしや、国際情勢に関する質問があった。「北朝鮮拉致被害者はまだいるんですか」という質問には、(中略)「北朝鮮の伝えることはでたらめが多く、被害者は八百人くらいいるとも言われている。一九七八年に私は拉致され、そのころに被害があったとすれば年齢的に生きている人がいる可能性は高い」と答えた。

 「800人云々」て特定失踪者なんて与太を持ち出すのはやめてほしいですね。


■産経【北朝鮮拉致】正常化交渉で拉致解決を 日朝会談の田中均元審議官
https://www.sankei.com/world/news/180717/wor1807170041-n1.html
 「お土産がないと北朝鮮は拉致交渉に応じない。交渉しないでは拉致は解決しない」から「お土産として、拉致交渉と同時並行で日朝国交正常化交渉をすべきだ」という田中氏です。
 全く同感ですがこうした田中氏に対しては救う会拉致議連どころか「救う会に完全に牛耳られてる家族会」も「拉致解決が最優先だ。同時並行などとんでもないことだ」などと悪口しかしないのでしょうね。
 蓮池夫妻ら帰国の成果を上げた田中氏を悪口し「何の見込みもない制裁路線」に固執するのだから家族会も呆れたバカです。

 北朝鮮は今年から、対話と経済発展を目指す姿勢に転換したと指摘。韓国や中国はこれに合わせ「核放棄後の展望を描き、北朝鮮を利用した経済発展を準備している」と説明。国際情勢が劇的に変化する中、日本の方針が見えないとした。

 まあ韓国、中国以外の例えばロシアなんかもそうでしょうが。もしかしたら米国やEU諸国すらそうかもしれない。そしてそういう状況下において「北朝鮮たたきしかしてこなかった日本」にはこうした事態にどう関与するか何の展望もないのでしょう。困った話です。


西日本新聞北朝鮮問題:南北軍通信線の復旧へ制裁除外 安保理、韓国要請受け承認』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/433240/

 【ニューヨーク共同】韓国政府が国連安全保障理事会北朝鮮制裁委員会に対し、北朝鮮の軍当局との通信線を復旧させるために使う燃料などを北朝鮮側へ持ち出すことを安保理制裁対象から除外するよう要請し、認められていたことが16日、分かった。

 まあ当然認められてしかるべきでしょうね。そんなもんまで制裁対象だから認めないなんてバカいってたら南北交渉が進展しないでしょう。


■産経【激動・朝鮮半島】米兵遺骨50〜55柱、今月27日に返還見通し 米軍準機関紙
https://www.sankei.com/world/news/180718/wor1807180002-n1.html
 「拉致問題が解決の方向に進展しないのは日本政府に交渉の意欲や能力が欠如してるからではないか」と思わずにはいられない「米兵の遺骨回収」話です。


■産経【激動・朝鮮半島】フィリピン与党が初の訪朝団 北朝鮮と関係構築
https://www.sankei.com/world/news/180717/wor1807170043-n1.html
 なぜフィリピンがこの時期に「初の訪朝団」なのか、気になりますね。


時事通信『トランプ氏「独裁者」に憧れ?=プーチン*5、正恩氏ら称賛』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018071600404&g=use
 こういうのは明らかに「ためにする批判」「筋が悪い」ですね。
 「米朝首脳会談によって非核化を目指す」などの目的を前提にしての「社交辞令」にすぎないわけですから。しかも多くの場合「有能な政治家」という賞賛にすぎず、「人権問題での批判」などについて金正恩プーチンを擁護してるわけでもない。「憧れ」なんてもんはないでしょう。
 もちろん「社交辞令にしても度が過ぎてる」つう批判はあり得ますが。


朝日新聞平壌郊外に秘密ウラン濃縮施設 米が追及、北朝鮮は否定』
https://www.asahi.com/articles/ASL7J5RZPL7JUHBI02M.html
 この一件がどう決着するかがひとまず当面の焦点でしょう。
 実際にそんな施設があるのかないのか。
 あるにせよないにせよ「北朝鮮は否定主張」を続けるのか、はたまた「実在を認める」のか。(北朝鮮の今後の主張にもよりますが)、米国はどう対応するのか。
 ともかく米朝が適切な対応をとることによって、今の緊張緩和ムードを帳消しにしないでほしいもんです。


■ニューズウイーク日本版『米朝が繰り返す悲劇の歴史、忘れられた「ベトナム1968」』(楊海英*6
https://www.newsweekjapan.jp/youkaiei/2018/07/1968.php
 「1960〜70年代ベトナムベトナム戦争時のベトナム)」と「現在の朝鮮半島」では全然政治情勢が違うのにいつもながら楊もあほな男です。まあこんな駄文を載せるニューズウィーク日本版も頭がどうかしていますが。
 これがまだ「北ベトナム独裁国家であり、今のベトナム一党独裁だ。ベトナム反戦運動は間違っていた*7」云々なら「まだ理解できます」が(支持するではありません)。
 ベトナム朝鮮半島で、一番大きな違いは「ベトナムでは北ベトナムの軍事力による統一」がされたが「朝鮮半島ではそうしたことはあり得ない」つうことです。北朝鮮にはそんな国力はない。
 まあ、「武力統一」の可能性があるとしたらむしろ「韓国からの武力統一」であり、その阻止のために北朝鮮は核開発に踏み切ったわけです。


■人権批判を金で黙らせる中国
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180714

 何の罪にも問われていない劉霞氏を解放するよう求める声が国際的にも高まっていたが、ドイツ政府が粘り強く交渉して今回の出国がもたらされた。

 ドイツをたたえる高世ですが、まず第一に「交渉によって問題は解決した」。
 第二に「ドイツは中国と国交もあれば貿易もしており反中国ではない」。
 この一件は「北朝鮮拉致問題でも同様に交渉しか問題解決はないこと」を改めて示してると思いますね。「救う会と野合するアンチ北朝鮮」の高世は無論そういう立場ではありませんが。
 第三に「あえて言えば」劉霞の出国は悪いことではないですが、それによって人権問題がすべて解決したわけでもない。
 「劉霞が自殺したり病死したりする最悪の事態がなくなった」にすぎません。
 高世や救う会が強弁するへりくつ「蓮池氏らが帰国しても、拉致被害者全員が帰国したわけではない(だから小泉訪朝を評価できない)」をこの件に適用すれば「劉霞一人出国しても問題は解決していない」わけです。
 高世が紹介する

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180714
 (ボーガス注:朝日に)「中国、人権派弁護士への圧力巧妙化 拘束よりも登録抹消」(https://www.asahi.com/articles/ASL734K39L73UHBI01D.html)の見出しの記事がある。2015年7月9日から2カ月間で、中国各地で人権弁護士や人権活動家など約320人がたて続けて勾留・逮捕された「709事件」から3年になる。弁護士らへの圧力は続いているが、当局は(ボーガス注:逮捕などの身柄拘束ではなく懲戒処分による弁護士資格剥奪や弁護士業務一時停止という)より巧妙な手法を使い始めているという内容の記事だ。

なんて問題が解決したわけではない。その意味では「小泉訪朝を評価しない高世らの理屈」では「ドイツのしたことなんかたいしたことじゃない」ともいえるわけです。
 なお、日本で「弁護士会が懲戒処分権限を持ち、政府はそうした権限は持たない」のはこの中国のような形での「政府による人権派弁護士弾圧」を避けるためです。

 今回のカンボジアでの選挙に見られるように、中国という存在が世界の人権状況に大きな影を投じる時代になった

 やれやれですね。中国の影響はもちろんあるでしょう。しかし「以前も指摘しました」が、「中国以外は批判してる」つう話では全くないのだからこういう物言いはあまりにも問題がありすぎます。
 カンボジア選挙について言えばたとえば日本がカンボジア政府を支援してますし、その支援は「中国とは関係は全くありません」。

【追記】
 当初感じたことは上に書いたこと「だけ」なのですが次第にあることに気づいて高世に対し怒りを覚えてきました。「あること」に気づかなかった小生は結局「あることについて当事者じゃないから切実性もないし、人権感覚も鈍いから」気づかなかったわけですが。
1)朝鮮学校のこと
 「金で相手を踏みにじり屈服させようとしてる、てそれ朝鮮学校無償化除外を主張する手前だろ、偉そうに中国批判できる立場か、恥を知れよ」「それとも屈服させようとしてるんじゃない、潰そうとしてるんだとでも居直るのか!」とふつふつと高世への怒りがわいてきます。
2)日本の慰安婦問題等のこと
 「金で相手を黙らせようとしてる」てのは

https://this.kiji.is/389673025550713953?c=39546741839462401
共同通信【世界の街から】消された小さな声:マニラの「慰安婦像」撤去
 首都マニラには昨年12月、日本軍による従軍慰安婦問題を象徴する女性像が建てられたが、今年4月に撤去された。遺憾の意を繰り返し伝えた日本政府にフィリピン政府が配慮したようだ。
 撤去後、設置を支援した団体と共に記者会見した元慰安婦は「この国に慰安婦がいたという事実を世界が忘れてしまう」と、憤りとも危機感とも取れる言葉を口にした。

なんて日本のことではないか。
 「遺憾の意」が「金がほしいのか、いくら出せばいいんだ(ワタミ創業者風に)」「撤去すれば出してやってもいいぞ。撤去しないならむしろ今フィリピンに出してる支援の額減らすかもしれないけどな」つう「人権批判を金で黙らせる日本」であることは言うまでもないでしょう。
 実行はさすがにしなかったものの「南京事件ユネスコ世界遺産登録」の時には「ユネスコ脱退」だの「分担金支払い一時停止」だの言う暴論も自民党ウヨ議員から出ました(なお、パレスチナユネスコ加盟に逆ギレして分担金支払いを実際に止めたのがオバマで、支払い停止どころかユネスコ脱退までしたのがトランプです。米国という国の「イスラエル万歳ぶり」にはいつもながら反吐が出ます)。
 「安倍以前はともかく」少なくとも安倍政権以降の日本は「人権批判を金で黙らせる日本(ケナタッチ報告者の批判などのように黙らなかった場合は逆ギレ*8)」なんですがそういう事態を高世はどれほど批判してきたのか。
 いやそもそも「フィリピンの慰安婦像撤去」のような事態を喜ぶウヨが巣くう「救う会一味」(西岡、島田、荒木)と野合してきたのが高世ではないのか。「手前偉そうなこと言うなら、慰安婦問題での救う会一味での言動を少しは批判したらどうなんだ!」とふつふつと高世への怒りがわいてきます。


■官邸が絡まなければすぐ捜査
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180713

官邸が絡まなければすぐ捜査 (長野県 川畑哲彦)朝日川柳11日

 大学がらみの不正という意味では構図は同じなのに「東京医科大&文科省局長」なら捜査して「加計」は捜査しないのか、ふざけんなつうのは、安倍批判派なら誰しも感じることでしょう。
 あるいは安倍の圧力で「安倍のダチ・山口某」のレイプ事件が捜査されないとか。
 あるいは甘利*9のUR疑惑が捜査されないとか。まあいろいろあります。この川柳のメインはやはりモリカケでしょうが。まあ安倍なんぞ支持する日本人の責任も大きい。安倍が失脚すれば捜査は始まるんじゃないか。

6月28日早稲田大学の総長が決まったが、これはちょっと見ものだった。
 「早大総長選でまさかの大番狂わせ! “本命”副総長破り、田中愛治氏が選出」

 「そうか早稲田て、今も教職員選挙で決まるのか」つうのが正直意外です。
 ご存じの方もいるでしょうが、最近は、いわゆる大学改革で「理事会で学長を選出する大学」も多いです。そうなると教職員選挙つうのは「行われない」か、「行われても理事会決定の参考材料にしかかならない」。そうなるとこういう番狂わせつうのはまず起こらなくなります。

 田中愛治氏は、元日本共産党書記長、のちに右翼の大物となった田中清玄氏の次男。おもしろい人らしい。

 田中清玄のような「戦前日本共産党」からの転向右翼としては有名どころでは風間丈吉、佐野学、鍋山貞親水野成夫(後に産経新聞社長)などがいますね。
 戦後も「左翼からの転向右翼」としては先日自殺した西部邁*10とかいろいろいるわけです。
 まあ今時、田中清玄といってもほとんどの教職員や学生は誰のことかわからないでしょうが。
 別に田中愛治氏も右翼的学者でもないのでしょうしねえ。

 島田陽一氏は法学部の労働法の教授となり、その後、大学の執行部に入ってどんどん出世していった。2008年、中国の胡錦濤*11国家主席が大隈講堂で講演をしたさい、抗議に来たチベット人などが警官隊に排除されたことがあった。このとき、学生部長として警官隊を導入し、学の独立をかなぐり捨てるのかと批判されたのが島田氏だった。

 「陽一」なので字が違いますが例の「救う会副会長・島田洋一」を連想させるお名前ですね。
 まあ、学生部長の上には総長以下幹部がいるので、島田氏一人を非難できる話ではありませんがそれはともかく。
 いやー、当時、例の早大教授・I浜女史は「島田の野郎、ふざけてる!」と相当怒ったんでしょうねえ。
 今回の選挙結果について女史は「島田が落選して良かった」とひとまずは喜んでるのでしょう。

 もう30年以上会っていないが、もともとはリベラルな人だった島田氏が、雑誌記事が正しければ、権力者体質に変貌していったことになる。複雑な感慨がこみあげる。

 まあそのあたりは高世も「日本電波ニュース社報道部長」から「救う会と野合して恥じない腐れカス右翼」として変貌していったわけで「複雑な感慨がこみあげる」。
 高世に比べたら島田氏の変貌の方がましかと思います。


■独裁者のための選挙を支援する日本
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180710
 「お前いつになったら、(つづく)を書くんだよ」つう気もしますがそれはさておき。国際政治に詳しい人ならタイトルだけで「あのことか!」とわかるでしょう。
 小生が別記事『新刊紹介:「前衛」8月号』
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20180718/5421309876
で触れたカンボジア選挙のことですね。
■前衛8月号グラビア『カンボジアの農村』(足立君江)の足立氏が

https://blog.goo.ne.jp/sakaibasi369/e/45c66a329b66d0bb53e53b5132598f04
■プノンボクへ
 現在、村にはフン・セン首相と人民党のヘン・サムリンの看板が目立っているが、2018年7月の選挙では野党が解党になった現在、再び自由のない時代が訪れることが予想されている。
 村人たちはそんなことをどう思っているのか知りたいが、今は政治の話はタブーになっている。

で嘆いたように、カンボジアでは強権化が進み、欧米はカンボジア批判を強めつつあります*12
 しかし、

https://www.newsweekjapan.jp/mutsuji/2018/06/post-31_1.php
■ニューズウイーク日本版【カンボジア総選挙】独裁者を支える日本の支援、中国との競争でますますやめられず(六辻彰二)
・6月17日、カンボジア救国党を支援する在外カンボジア人が、東京の銀座とニューヨークの国連本部前で、日本政府に7月の下院選挙への支援をやめるよう求めてデモを実施。このうち、銀座のデモには1000人が参加したとみられる。
・フン・セン政権の露骨な強権化に対して、アメリカやEUは7月の選挙に向けた支援を中止。これに対して、日本政府は2月、カンボジア選挙管理委員会に750万ドル相当の援助を提供。さらに4月には、訪日したフン・マネ中将との会談で安倍首相はカンボジア下院選挙への変わらぬ支援を約束した。
・日本政府はカンボジア政府による不公正な選挙運営を事実上黙認している。情報化が進んだ現代、その動向はカンボジア国内でも知られている。つまり、フン・セン政権に甘い対応をとることは、野党支持者からみれば、日本は自分たちを抑圧する者と結んでいると映る
・現実政治的な観点からみて、仮にフン・セン政権が半永久的に続くなら、それでも問題ないかもしれない。しかし、実際にはそんなことはほぼあり得ない。いずれ政権が交代した時になって、「これまで日本はカンボジア民主化に貢献してきた」と言っても、誰がそれを信用するだろうか。

で六辻氏が批判するように「欧米とは、自由民主主義という価値観が一緒だ」と宣ってるが「実際には人権に興味も関心もない」「単に人権云々を反中国、反北朝鮮のネタとしか思ってない」我らが安倍政権はそんなカンボジアを「アパルトヘイト南アを当時の日本政府が支持したときのように」金のために支援しています。
 そしてそれを「安倍同様人権に関心などない日本人多数派」も積極支持はしないまでも容認しています。
 それを

 北朝鮮には「人権」「人権」と言っておきながら、こっちでは独裁政権を擁護。日本の外交に戦略はあるのか*13

と嘆く高世ですが、まあ、「北朝鮮相手の人権云々」なんて単に「反北朝鮮ウヨの安倍が北朝鮮に悪口してるだけの話」ですからね。
 高世だってこんなこと抜かしながら北朝鮮の時と違いまあカンボジア相手には言うことがぬるいですからね。「フンセン政権打倒」「カンボジアとの国交断絶」とか言わない。

このカンボジア政権の独裁化は、中国の支援なしには語れない。

 「カンボジアネタとは高世もたまにまともなこと書くなと思ったら、何だよ、ただの中国たたきかよ、汚いな、さすが、右翼の高世汚い」「お前カンボジアを中国たたきのネタに使ってるんじゃねえよ。カンボジアの国民に土下座して謝罪しろ」「高世のかみさんや子どももこんなんが家族で恥ずかしくないのかしら?」ですね。
 まあ中国の支援が関係ないとは言わない。実際関係あるでしょう。しかしすでに六辻氏の記事をご紹介したように、日本だって支援してるわけです。カンボジアASEANに加盟していますが、ASEANから追放されたわけでもない(まあ、ASEANから追放されないのは軍政時代のミャンマーもそうですが)。欧米だって北朝鮮レベルにカンボジアとの関係を断絶したわけでもない。中国ほどではないにせよ欧米もカンボジアと今も商売してるわけです。
 そういう状況下で「中国ガー」ということはむしろ有害でしょう。「中国だけがカンボジアを支援してるわけではない」からです。

 最近、中国の国際社会での存在感の大きさが、さまざまな国での独裁化を促進する事例が増えている。アフリカでも国民には鼻つまみもののリーダーが中国のバックアップで、いつまでも政権に居座る例がある。
(つづく)

 「また、(つづく)かよ。手前、(つづく)とした北朝鮮記事(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180617)も、石川文洋氏記事(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180626)も、『グローバリズムと真に対決するのはナショナリズムではない。』(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180707)とやらも続いてねえのに、いくつ続ける気だ?」ですね。
 まあでも高世って病的な中国嫌いだからこれはどんどん続くんですかね?
 なお、「中国ガー(高世)」てのは本当に勘弁してほしいですね。もちろん中国は関係あるでしょう。
 しかし「皆がホニャララ国の独裁者を批判しています。しかし中国だけが支援しています。中国が支援しなければ問題は解決するのに」なんてことはない。そんなんだったら誰も苦労しない。
 そうじゃないから苦労するわけです。カンボジアだって「日本やASEAN諸国は大してカンボジア批判しない」し欧米の批判だって、北朝鮮に比べてぬるいことこの上ないわけです。
 まあカンボジア以外についてもコメントしておきましょう。

・今回の豪雨被害で、仁藤夢乃さん(女子高生サポートセンター代表)が、「被災地で女子中高生に喜ばれたもの」を発信している。さすが現場を知っている人ならではの助言だ。(ちなみに夢乃さんは、私が会ったなかで、「本物だな」と尊敬する一人である)

 で、「そんな高世先生にとって特定失踪者調査会代表・荒木和博先生は『「本物だな」と尊敬する一人』なんですか?。どうなんですか?」と聞いたらどう答えるんでしょうね?。
 即座にためらいなく「本物だ」というのか、即答するのに躊躇して「しばらく時間をおいてから」『本物だ』というのか?
 まあ「偽物ですよ、あんな奴。特定失踪者なんて明らかながせじゃないですか!」とはいってくださらないのでしょうねえ(皮肉のつもり)。
 ちなみに高世先生と荒木先生は小生が

「偽物だな」と軽蔑する一人

ですね。他にも常岡とかid:noharraとか、I浜女史とかid:Mukkeとか、そういう軽蔑するメンツはいますけど。

・生理用品や下着は、避難所でももらえる場合が多いけど、物資の配布を地域のおじさんや知り合いの男子が担当していたりすると、貰いづらい。大人たちの勢いに押されて受け取りに行くのをためらったり、みんな大変なんだから…と我慢して、欲しくても言えなかったりしたそうだ。

 なるほど「生理用品は物資の配布が近所のおじさんだともらいづらい」ですか。なるほどねえ、「言われてみれば確かに聞こえる空耳アワーのお時間(親父ギャグで恐縮です)」ではなく「言われてみれば確かにその通り」なんですが、そのあたり俺のようなおっさんは気づきにくいかもしれません。いやその前に「生理用品」つうのが気づきにくい。高世もこういうまともなことだけ書けばいいのに。
 まあ、こういうことに気づくことが安倍の言う「女性の輝く社会」とやらですよねえ。そういうことに社会が気づかないで女性なんか輝けない。
 「女性が社会進出すればいい」つうだけの話ではないわけです。
 明らかに安倍はそういうこと考えてないでしょうが。
 ちなみに高世の紹介する仁藤さんについてはウィキペディアの記述やネット上の記事を紹介しておきます。

読売新聞
■孤立した少女を支援する仁藤夢乃さんインタビュー(1)性に無防備な女の子に向けられる暴力
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170310-OYTET50012/
■孤立した少女を支援する仁藤夢乃さんインタビュー(2)一般社会にも染み込んでいる暴力的な性関係
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170310-OYTET50021/
■孤立した少女を支援する仁藤夢乃さんインタビュー(3)きれい事でない、あなた自身を助ける性教育
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170310-OYTET50023/

きれい事でない性教育

つうのは予想つくでしょうが「統一教会日本会議純潔教育なんか話にならん。現実に女子高生が性被害に遭ってる中そんなもん使えるわけないだろう!」つう話です。まあ、詳しくはリンク先を読んでください。なんか最近俺も「自分は偽善者じゃないか?」と思うくらいこういう真面目なネタが多くなってる気がします。

■仁藤夢乃(1989年12月19日〜:ウィキペディア参照)
・女子高生サポートセンターColabo代表。
■主な活動
 女子高生サポートセンターColaboとして、夜の街を徘徊する少女に声をかけ、食事を提供し、福祉支援につなぐ活動をしている。また大人を対象に新宿、渋谷、池袋、秋葉原などで子供が危険にさらされていることを伝える「夜の街歩きスタディツアー」を行っている。2016年、売春を経験した少女たちの手記を展示した「私たちは『買われた』展」を開始し、全国を巡回している。
慰安婦問題の関わり
 仁藤は自身の運動に「慰安婦」制度の被害者たち(元慰安婦)から影響を受けていると述べており、慰安婦制度を日本社会の伝統的な性暴力肯定の一例として評価している。
 2017年8月には、北原みのり*14や尹美香*15挺身隊問題対策協議会(挺対協)代表らと「語り始めた被害者たち 日本軍「慰安婦」、AV出演強要、JKビジネス」のイベントを開催。また、9月20日に韓国ソウル市にある在韓国・日本大使館前で開催された日本軍『慰安婦』問題解決全国行動(水曜デモ)に希望のたね基金代表理事梁澄子と共に参加している。
■著書
・『女子高生の裏社会:「関係性の貧困」に生きる少女たち』(2014年、光文社新書
・『難民高校生:絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル』(2016年、ちくま文庫

 まあ女子高生の性被害に興味のある方なら慰安婦問題でもそういう態度はとるでしょう。当たり前の話です。


■天災が人災の時代
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180709

 「天災か人災か」という議論があるが、今起きている事態のおおもとは温暖化による気候変動、つまり人間由来なのだから、天災が人災だということになる。

 もちろんそういう問題もありますが、それとは別の、この種の災害時に良くされる議論「防災体制は適切だったのか」、たとえば「避難命令はもっと早く出せなかったか」なんてのがありますね。
 産経などは「阪神大震災時や東日本大震災時は散々村山内閣や菅内閣に悪口した」くせに安倍をかばうために「責任問題より被災者救出だ」「災害問題を政局にするな」と強弁するでしょうが。
 もちろん被災者救出も大事ですが、一方で責任問題もうやむやにしてはならないでしょう。

 きのう8日の東京新聞の社説に、我々が取材した夜間中学が取り上げられていた。

 東京新聞と言えば社説で、朝鮮学校無償化除外を批判していますし、この高世紹介の社説にも

 十一月に七十九歳になる在日朝鮮人の崔元一(チェウォンイル)さんは、八つ下の妻朴榮喜(パクヨンヒ)さんと机を並べています。
 戦時中に疎開した山形の小学校で四年余。帰京して朝鮮初級学校に入り、言葉に難儀した。朝鮮戦争が勃発し、今度は日本人の中学校で二年間。民族教育の機運が高まり、また朝鮮中高級学校へ移ったが、途中で学資が尽きました。
 九人きょうだいの長男。幼少期から家業を手伝い、江戸川の土手の草を刈り、牧場主に売った。三輪トラックを運転し、荷物を運んだ。苦労を重ねた人生です。

という在日朝鮮人に触れた記述があるのに、まあ「朝鮮学校無償化除外支持」の高世も「いつもながら」恥知らずなもんです。

 九三年に公開された山田洋次監督の映画「学校」は、夜間中学を描き、世に存在を知らしめた。

 まあ、あの映画ができるまでは確かに夜間中学の知名度は低いでしょうね。山田洋次様々です。

 社説に出ている「教育機会確保法」はとても高く評価されるべき法律だが、この成立には、あの前川喜平文部科学省次官もかかわっていた。前川氏はきょうの朝日新聞夕刊にこう書いている。
 《すべての人に教育の機会を保障すること*16は、教育行政の第一の目標だ。私は夜間中学を支援したいと常に思っていた。この法律は、これまで一貫して冷淡だった国に方針転換を求めるものだった。私は現職中から夜間中学関係者からの要望には極力応えることにしていた。》
 「教育機会確保法」ができて1か月後、前川氏は「天下り問題」の責任を取って辞任することになる。彼はいま、福島と神奈川の自主夜間中学(公立ではない)でボランティアで教えている。立派な人である。

 前川氏と言えば「朝鮮学校無償化除外批判」を行い、「裁判の原告・朝鮮学校側証人に立つ用意もある」ともいってるのに、「朝鮮学校無償化除外支持」の高世も「いつもながら」恥知らずなもんです。
 前川氏の「朝鮮学校無償化除外批判」については「なかったこと」にしてノーコメントで逃げ続け「前川氏の夜間中学の取り組みはスバラシイ」「前川氏の加計告発は(以下略)」「週刊文春の『出会い系バー通いの真相』報道が事実ならば前川氏は(以下略)」などと前川べた褒めの高世です。
 まあ、そのあたりは「前川氏の加計告発は立派だ」といいながら俺が「朝鮮学校についての前川氏の考えについてどう思う」と聞いたら「興味ねえ」「ノーコメント」といって逃げだしたid:noharraこと八木孝三も「高世と似たり寄ったりのクズ」ですが。
 これで、「id:Bill_McCrearyやボーガスは俺の質問に答えてない!」なんて宣ったことがあるんだからいい度胸しています。「手前だって回答拒否してんじゃねえか!、ふざけんな!」ですね。
 そして「朝鮮学校無償化除外反対、差別反対」と書いただけでid:noharraのバカに「北朝鮮シンパ呼ばわりされた俺」としては「その理屈なら前川さんも北朝鮮シンパじゃねえか。なぜ前川批判しない!。手前ふざけんな!」「俺と前川さんの主張とどこが違うんだ!」「むしろ裁判証人に立つとまでいってる前川さんの方が俺よりずっと朝鮮学校無償化除外反対運動に関わってるのに。俺なんかこのブログと少額の寄付金(恥ずかしくて言いたくないくらいの少額)ぐらいしかやってねえぞ?」と怒りが収まりませんね。
 まあ、それはともかく。高世がこーんなに前川氏を持ち上げる理由、それは「結局は金だろう」と俺は思っています。もちろん前川氏は「天下り引責辞任の話」を割り引いても「加計告発」「朝鮮学校無償化除外批判」「高世の紹介する夜間中学の話」「週刊文春が報じた出会い系バー通いの真相(まあ、あれが事実なのでしょうね、読売からろくに反論もないようですし)」などで立派な人だと俺も思いますが。
 多分高世は「夜間中学」でドキュメンタリーを創ってテレビ局に売りたいんじゃないか。
 ただ「単に夜間中学の話」だと話題性が今の日本ではなくて売れにくい。
 夜間中学の対象である「在日外国人や不登校児が増えてきた」ではインパクトが弱いんでしょう。
 「そんなに夜間中学に冷たい日本人マジョリティ」も、人としてどうかと思いますが、事実なので仕方がない。
 そこで「名探偵登場」ではなく「前川さん登場」です(いつもの親父ギャグで失敬です)。
 「それでは歌ってもらいましょう、前川清さん、『長崎は今日も雨だった』」てその前川さんじゃねえよ、俺!(再度、いつもの親父ギャグで失敬です)。
 くだらない冗談はともかく「天下り問題で引責辞任した」「その後、加計告発した」「加計告発が理由で、報復として御用新聞・読売に『出会い系バー通い報道(明らかにネタ元が安倍政権)』されたり、自民党議員やその議員の意向を受けた文科省に『前川氏の講演はどういう経緯で決まったのか(名古屋市の学校相手に)』などという調査名目の嫌がらせをされたりした」という話題の人「前川元文科事務次官」が「夜間中学に積極的に関わってる」となればある種の意外性、話題性があって多少は売りやすい。でその場合は高世としても前川氏を取材してコメントがほしいでしょうねえ。すでに前川コメントを撮影したのか、これから撮影予定かはともかく。
 で、その場合に「朝鮮学校無償化除外を批判するなんて前川はふざけてる」なんて「面と向かってではなくても」高世も言いづらいでしょう。
 まあ、高世がそういう奴でも前川氏は「高世さんが取材の時に俺に面と向かって、そういう悪口したら、あるいは取材の中で夜間中学に関係ない朝鮮学校関係の質問が出て、それが放送される恐れがあるなら、さすがに俺も怒って取材を断りますよ。俺もそこまで聖人君子じゃない。でも、そうじゃなきゃ取材は受けますよ。夜間中学が世間に知られることはいいことだ。取材は誰の取材でも可能な限り受けるべきだ。高世さんの取材を断ってもわんさか取材が来るなんて状況でもないですしね。俺の個人的感情で取材を断るなんてそんな夜間中学関係者に失礼なことはしませんよ」という「ぐうの音も出ないほどの聖人」かもしれないですけどね。
 いや、最近は高世は「朝鮮学校無償化除外」に触れること自体も減ってる気がしますが、それも「前川氏を使った商売のため」なんでしょうね。高世はどこまでも金に汚い男だと思います。
 まあ救う会や家族会とのつきあい自体も「金の訳」でしょうし。
 かみさんとか子どもとか「高世の知人友人」とか、高世の生き様に「何、この銭ゲバ守銭奴、金の亡者」と吐き気とか感じないんですかね?
 高世の同類揃いなのか?
 なお、俺は前川さんは「人として立派なだけではなく面白い人でもある」と思っています。
 何せ

https://www.sankei.com/affairs/news/170525/afr1705250023-n1.html
■産経【加計学園】名前もじって「喜平隊、前へ!」
 平成17年、公立小中学校の教職員給与の国負担分を2分の1から3分の1に引き下げた小泉政権三位一体改革では、自身の名前をもじった「喜平隊、前へ!」と題したブログで「政治的な圧力の弱い分野が狙われている」と批判し“抵抗勢力”とも目された

https://nakasone-family.blog.so-net.ne.jp/2012-10-15
■キヘイおじ入院 〜後編〜
 結婚する時(お嫁さんは叔母の親友。日本女子大卒ではない)、挿絵も自分で描いた詩集(結構良く出来ていると評判)を自費出版し「愛の証」としてプレゼントしたロマンティストぶり。
 まぁ、妹達は『よくぞ兄の所などに来て下さった』とお嫁さんに大感謝したそうです。

ですからねえ。「喜平隊(もちろん元ネタは奇兵隊)」に「自作の詩集」ですか。


■地球も人の心も病気になっている
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180707

グローバリズムと真に対決するのはナショナリズムではない。
(つづく)

 また「つづく」です。
 「北朝鮮関係と石川文洋氏関係のつづく(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180617http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180626)はいつ書くんだ?。北朝鮮関係は2週間たってるし、石川氏のも1週間たってるぞ?」ですねえ。
 まあ、

「リローカライゼーション(地域回帰)〜しあわせと持続可能性との接点」

という文脈を受けての話なので「リローカライゼーション(地域回帰)」とやらを書くのでしょうね。


■「しあわせと持続可能性との接点」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180703

・ぱっくりと「パンとサーカス」に口を開け (東京都 鈴木 稔 朝日川柳3日より)
 テレビの連日のサッカー特集、もうサッカーに関心ないとは言いにくいムードまである。愚民政策で意図的にやっているのではと疑いたくなるレベル。いやはや。

 モリカケ批判とかまともな政治報道をしないで「サッカー、サッカー」ですからねえ。
 「日本人みんながサッカーが好きだと思ってるのか!」「安倍批判を故意に逃げてるのか!」ですよねえ。結果、例のハリルホジッチ更迭という「更迭する必要があるとしても、あの時点では遅すぎる」つう「誰がみても無茶苦茶な行為」もうやむやになりそうですし。
 あほな日本人は安倍を容認する危険性もありそうですし(世論調査では支持率が回復傾向にあるらしい)。しかし、リクルート疑惑での海部内閣誕生(安倍*17幹事長、宮沢*18蔵相など軒並み幹部連がリクルート疑惑で謹慎のため傍流の海部氏*19が首相に就任)や第一次安倍内閣での「事務所費疑惑」での支持率低下などとのこの違いは何なんでしょうか?
 なんともげんなりします。まあ諦めずに野党各党など安倍批判派が批判していくほかはないわけですが。
 まあただ「サーカス(例:W杯報道)」はともかく「パン」なんかあるんですかね。安倍政権において暮らしが楽になった事実はないと思いますが。

 お知らせを一つ。こんどの金曜日、講演させていただきます。
「リローカライゼーション(地域回帰)〜しあわせと持続可能性との接点」
 主催者: 持続可能な国づくりを考える会

 まあそれはいいんですが「北朝鮮関係と石川文洋氏関係のつづく(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180617http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180626)はいつ書くんだ?。北朝鮮関係は2週間たってるし、石川氏のも1週間たってるぞ?」ですねえ。


■ワールドカップをみながら
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180628

 安倍政権支持率が上がっているようだが、どうしたことか。安倍首相と昭恵夫人モリカケに「関係している」証拠は次々に出ているのに。テレビがサッカー一色になっていることは一つ大きな要因だろう。

 高世が言うような要素はあるでしょうね。本当に日本人のバカさとテレビ局のヘタレさにはげんなりします。
 とはいえ、一時の圧倒的支持率ではなくなった。そして多くの世論調査では今も「安倍不支持が上回ってる」か、「支持が上回る場合も1〜2ポイント程度の僅差」です。大幅に上回ってるわけではない(まあ支持が上回ったり、支持が回復したりすること自体が俺には論外ですが)
 モリカケ以外にも「高度プロ」「カジノ」などの問題もある。これらの問題を安倍の恫喝に屈したマスコミがろくに報じないで逃げるから支持率があまり下がらないがいつまで逃げられるかという問題もある。
 最近の世論調査では「安倍支持が未だに1位の自民支持層はともかく」、「自民総裁にふさわしい人間」では石破が僅差ながら安倍を超え、小泉JRの支持率とあわせれば、10ポイント程度上回ってる。
 したがってアンチ安倍の俺の願望込みですがまだ諦めるには早いでしょう。

いま、対ポーランド戦、試合終了。1−0で負けたが、最後はボールを回して時間が過ぎるのを待つという展開。フェアプレーポイントで決勝進出したというが、そもそも、これがフェアプレーなのか。釈然としない。子どもに、「なんで攻めないの?」と聞かれた親は、何て説明*20したんだろう。

 「カウンターによる失点を恐れて攻めないでパス回しで時間を潰す(失点差による3位を恐れて攻めない)」「ラフプレーによるフェアプレーポイント差(イエローカードやレッドカードが少ないと2位になれる)で3位になるのを恐れて攻めないで(以下略)」のはフェアプレーではないですよねえ。「ラフプレーではない」という意味ではフェアプレーかもしれませんが、はっきり言って高評価できるようなもんじゃないでしょう。むしろ卑怯で恥さらしなプレーとして批判的意見もかなり強いようです。
 正直そんな情けない思いをして突破しても相手が「強豪ベルギー」ではねえ。惨敗ほぼ確実でしょう(追記:実際には3-2ですので惨敗ではないですね。2−0か3−0位で負けるかと思っていましたが)。
 しかし高世も「つづく」をいつになったら書くんでしょうか?。昨日の「石川氏」の件はいいとしても、数日前の北朝鮮ネタなんかはいつ書くのか。

参考
■【サッカーW杯】日本の決勝T進出、「あぜんとする茶番」とBBCで酷評相次ぐ
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-44652265

北アイルランド監督のマイケル・オニール氏(BBC Two)
 よその試合がどうなるかに自分の運命すべてを預けてしまうなんて、監督として、あぜんとする。
イングランド代表の元主将テリー・ブッチャー氏(BBCラジオ5ライブ)
 後味の悪い試合だった。ワールドカップをだめにする、ひどいやり方だ。侮辱だ。
BBCラジオ5ライブのコメンテーター、コナー・マクナマラ
 セネガルが得点していたら、日本はグループステージに敗退し、費やした全ての時間が無駄になるかもしれなかった。日本はフェアプレイポイントで勝ちあがったが、これをフェアプレイと言えるだろうか?。これが、大会の精神なのだろうか?。


■日経『「競技放棄」と日本批判、ロシアのテレビ中継』
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO3239623029062018000000/?disablepcview

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本―ポーランドを中継していたロシアのスポーツ専門チャンネル「マッチTV」は28日、日本がポーランドに0―1となりながら、決勝トーナメント進出の可能性が高まった最終盤で「競技を事実上、放棄した」と批判するコメントを放送した。
 出演者は「こんなことがあってはならない。選手がほとんど動かない。こんなのは見たことがない」とあきれた様子で解説。「私たちは日本選手の熱心さを称賛していたのだが…」と語った。
 テレビ中継では観客席からブーイングが起きたことも紹介された。
 ロシアの大衆紙モスコフスキー・コムソモーレツ電子版も「日本は試合をひどい形で締めくくった」と指摘し「これまで粘り強く戦ってきた日本チームがこんなことをしたのはとても残念だ」と強調した。 


■産経【ロシアW杯】海外メディアはどう伝えたか 中国「恥ずかしい10分間」、ドイツ「ばつが悪いぞ、日本!」
https://www.sankei.com/world/news/180630/wor1806300005-n1.html

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本代表が28日のポーランド戦終盤でボール回しに終始したことについて、各国メディアでは「誰もが見たくない茶番」(英BBC放送)などと批判的な報道が目立った。
 「日本チームは『1−0』のスコアよりも多くのものを失った」
 米スポーツ専門チャンネルESPN(電子版)は、日本代表の戦いぶりを非難した。結果的に1次リーグ突破を果たしたことについても、「彼らは16強入りへの道筋を勝ち取ったかもしれないが、W杯やサッカーに向けられる『尊敬』を失った」とこき下ろした。
 米CNNテレビ(同)も「両チームがボールを行ったり来たりさせるなどし、最後の時間を使い果たした戦術は批判されるだろう」との見方を示した。
 サッカー発祥地、英国ではガーディアン紙が「日本は最もスポーツマンシップに反したアンフェアなプレーをしたにもかかわらず、フェアプレーポイントで勝ち上がった」と皮肉交じりに伝えた。一方でBBCは「フェアプレーには程遠いが、勝負に徹した精神はあったのではないか」と日本を評価するスポーツ解説者の声も紹介。サン紙も「イエローカード数も試合の一部」「ルールにのっとった行為」との意見を報じた。
  ドイツ大衆紙ビルト(電子版)も終盤のプレーについて「ばつが悪いぞ、日本!」と表現する一方で、「日本は負けたのにフェアプレーのおかげで前進した」と伝えた。

*1:我々一般人にとっては10億は大金ですが、日本や韓国の国家予算全体から考えればたいした額じゃありません。

*2:レーガン政権国防次官補、ブッシュ子政権国務副長官など歴任

*3:河野洋平氏のこと

*4:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*5:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

*6:著書『墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上)(下)』(2009年、岩波書店)、『続・墓標なき草原』(2011年、岩波書店)、『植民地としてのモンゴル:中国の官制ナショナリズムと革命思想』(2013年、勉誠出版)、『ジェノサイドと文化大革命内モンゴルの民族問題』(2014年、勉誠出版)、『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2014年、岩波現代全書)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2014年、文春学藝ライブラリー)、『チベットに舞う日本刀:モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)、『日本陸軍とモンゴル:興安軍官学校の知られざる戦い』(2015年、中公新書)、『モンゴル人の民族自決と「対日協力」』(2016年、集広舎)、『「中国」という神話:習近平「偉大なる中華民族」のウソ』(2018年、文春新書)、『「知識青年」の1968年:中国の辺境と文化大革命』(2018年、岩波書店)など

*7:まあ「本心か日本ウヨへのこびへつらいか」はともかく楊がそう言いたいのだろうと言うことはこの文章で想像はできますが。

*8:これについては、例えば毎日新聞共謀罪、懸念不当と反論 国連特別報告者に政府回答』(https://mainichi.jp/articles/20170912/k00/00m/010/027000c』)参照

*9:小渕内閣労働相、第一次安倍、福田内閣経産相麻生内閣規制改革担当相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第二次、第三次安倍内閣経済財政担当相など歴任

*10:著書『知識人の生態』(1996年、PHP新書)、『核武装論』(2007年、講談社現代新書)、『西部邁の経済思想入門』(2012年、放送大学叢書)、『日本の保守思想』(2012年、ハルキ文庫)、『保守思想のための39章』(2012年、中公文庫)、『虚無の構造』、『福澤諭吉』(2013年、中公文庫)、『経済倫理学序説』(2014年、中公文庫)、『大衆への反逆』(2014年、文春学藝ライブラリー)、『保守の真髄』(2017年、講談社現代新書)、『保守の遺言』(2018年、平凡社新書)、『六〇年安保:センチメンタル・ジャーニー』(2018年、文春学藝ライブラリー)など

*11:共青団共産主義青年団)中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記を経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*12:それでも北朝鮮などに比べれば明らかにぬるいですが。

*13:戦略ねえ?。いやそういう問題じゃなくて「ダブスタはおかしい」「カンボジア国民の人権をどう思ってるのか」でしょう。

*14:アダルトグッズショップ『ラブピースクラブ』代表。希望のたね基金理事。作家。著書『フェミの嫌われ方』(2000年、新水社)、『オンナ泣き』(2001年、晶文社)、『ブスの開き直り』(2004年、新水社)、『アンアンのセックスできれいになれた?』(2011年、朝日新聞出版)、『メロスのようには走らない。女の友情論』(2014年、ベストセラーズ)など

*15:著書『20年間の水曜日:日本軍「慰安婦」ハルモニが叫ぶゆるぎない希望』(2011年、東方出版

*16:もちろん前川氏的には「すべての人に教育の機会を保障すること」の一つが「朝鮮学校無償化除外反対」のわけです(夜間中学もそうですけど)。全く論理が一貫しています。

*17:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*18:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相。

*19:福田、中曽根内閣文相しか閣僚経験がなく、少数派閥の三木派所属の彼が首相になることは通常あり得ません。そもそも彼の前は宇野首相(女性スキャンダルで退任)ですし。

*20:「カウンターによる失点」と「ラフプレーによるレッドカード、イエロカード」で3位敗退を恐れたから、すでにポーランドに勝つことを諦めていたとしか言い様がないですよねえ。監督、コーチ、選手も皆それ認めてますし。それを「情けない無気力プレー」「日本サッカーの将来的発展には全くつながらないプレー」と否定的に評価するか、「16強入りのためには仕方がなかった」と容認するかどうかどうかは価値観の問題です。まあ俺は無気力プレーとして批判する立場ですが。