今日の産経ニュース(11/28分)ほか

■ちきゅう座『不思議でわけの分からぬアベ政権の継続』澤藤統一郎*1
http://chikyuza.net/archives/89333
 詳しい引用は省略します。確かに澤藤氏が言うとおり「まともな人間にとってはモリカケの安倍など論外」であり「安倍政権6年」という現状には「日本も劣化した」という嘆きしか出てきません。まあ、澤藤氏も言うように「諦めたらそこで終わり」ではありますが。


【ここから産経です】
■「気候変動止めようがない」中川毅*2立命館大教授講演
https://www.sankei.com/west/news/181128/wst1811280052-n1.html
 まあ産経なんで、記事タイトル「気候変動止めようがない(本気で言ってるなら温暖化防止の国際的取り組みを否定する暴論です)」から、この講演が
・本命「温暖化CO2原因説を否定。温暖化は自然現象で人為的なものではないとする」
・対抗「温暖化CO2原因説は認めるが、『無理にCO2を減らしたら経済が破綻する』と主張」
のどっちかだろうなと言うことは想像がつきます。記事を信じれば、本命「温暖化CO2原因説を否定。温暖化は自然現象で人為的なものではないとする」のようですが(ただし産経の捏造、曲解の疑い、後に中川氏が産経に抗議する可能性が全否定は出来ません)。
 言うまでもなく、こんなんはえせ科学の暴論であり、世界広しといえども自称全国紙がこれとは産経くらいじゃないか。「昨今の温暖化の大きな原因はCO2排出であり、それを減らすことで温暖化は是正できる」つうのが通説です。
 もちろん安倍政権ですら「CO2原因説」です。
 確かに「CO2以外にも温暖化の原因はありますが」、CO2の問題をこのように無視することは「飲酒や喫煙以外にも癌の原因はある」といって飲酒や喫煙の発がんリスク(肺がんや肝臓癌など)を否定するくらい馬鹿げています。
 まさに日本の汚点「産経」です。


秩父市姉妹都市の韓国・江陵との相互派遣中止 抗議殺到で
https://www.sankei.com/life/news/181128/lif1811280030-n1.html
 こういうときこそ、嫌韓国や歴史修正主義、排外主義に対し、行政として毅然とした態度を見せてほしいので非常に残念です。とはいえ、交流中止していいとはいいませんが「右翼のテロなど不測の事態を避けたい」「いずれ交流は再開したい」ということらしいので、慰安婦銅像を理由に、サンフランシスコ市との姉妹都市をやめた「維新・大阪」より、ずっとましですが。
 

■【主張】ウクライナ艇拿捕 この国と平和条約交渉か
https://www.sankei.com/column/news/181128/clm1811280001-n1.html
 早速ロシアに悪口雑言の産経です。


■アサンジ氏と密会か トランプ選対本部長
https://www.sankei.com/world/news/181128/wor1811280003-n1.html
 「マナフォートは元本部長」でアサンジ(ウィキリークス創設者)はロシアに亡命してるとはいえ「プーチン政権とは別人格」ですのでよほど堅い証拠(マナフォートがアサンジとともに不正を働き、それをトランプも了承していたという堅い証拠、出来ればそれプラス「それにプーチン政権も加担していたという証拠」)がないとトランプは「アサンジはプーチンとは別人格」「マナフォートはもう首にした」等と居直るだけでしょう。


■「異様な宗教裁判」と米紙 ゴーン容疑者処遇を批判
https://www.sankei.com/affairs/news/181128/afr1811280001-n1.html
 善意に解釈すればWSJには「ゴーン逮捕は無法とかえん罪とか言い切れるだけの証拠がある」、悪意に解釈すれば「ゴーンとズブズブで、黒を白と強弁してる」でしょうが果たしてどうなることか。

*1:著書『岩手靖国違憲訴訟』(1992年、新日本新書)、『「日の丸・君が代」を強制してはならない:都教委通達違憲判決の意義』(2006年、岩波ブックレット)など

*2:著書『人類と気候の10万年史』(2017年、講談社ブルーバックス)など