「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう(2019年2/7分:三浦小太郎&黒坂真の巻)

■黒坂のアホツイートに突っ込む

黒坂真
‏ 日本共産党本部の皆さん。東京新聞の望月衣塑子*1記者の質問は、質問というより自説の展開です。

 やれやれですね。「仮にそれが事実*2としても」そんなことが

赤旗『官邸、特定記者排除へ圧力、質問を敵視 記者会に「申し入れ」』
 菅義偉官房長官の記者会見で東京新聞記者の質問を事実上封じるような申し入れを、上村秀紀総理大臣官邸報道室長名で内閣記者会あてに行っていたことが6日までにわかりました。「当該記者による度重なる問題行為」とのべ、同記者会に「問題意識の共有」を求めています。権力の中枢である官邸が、記者を特定し、排除するような申し入れを行うことは、極めて異常です。
 昨年12月28日付の申し入れ文書が「事実に反する質問」としているのは、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設のための土砂投入で赤土が広がっているなどの質問。「内外の幅広い層の視聴者に誤った事実認識を拡散させることになりかねず、官房長官記者会見の意義が損なわれることを懸念いたします」と表明。「東京新聞の当該記者による度重なる問題行為」は「深刻なものと捉えて」いるとして、「このような問題意識の共有をお願い申し上げる」としています。
 辺野古新基地建設のための土砂投入での赤土混入は沖縄県も問題視しており、記者が事実関係をただすのは当然です。
新聞労連が抗議声明
 日本新聞労働組合連合新聞労連)は5日、首相官邸が官邸報道室長名で内閣記者会に申し入れたことに抗議する南彰委員長の声明を発表しました。「官邸の意に沿わない記者を排除するような今回の申し入れは、明らかに記者の質問の権利を制限し、国民の『知る権利』を狭めるもので、決して容認することはできません。厳重に抗議します」と表明しています。

なんて行為を正当化できると本気で黒坂は思ってるのか?。そもそも新聞労連も抗議してるのに「日本共産党」云々もないもんですが。

黒坂真
 高麗ジャーナル編集部の皆さん。朝鮮戦争は朝米の戦争だ、という呟きに申し上げたい。朝鮮戦争中国人民解放軍の介入後、米中戦争になりました。中国人民解放軍の最高司令官は彭徳懐元帥です。中国共産党内の序列では、金日成彭徳懐元帥よりずっと下でした。若き金日成中国共産党員でした。

 「北朝鮮には中国やソ連の支援があり、米国側には米国の同盟国が参戦したけど、誰が戦争の主役かと言えば米朝だよね」つう「突っ込みようがない普通のツイート」「多分産経新聞なんかも同様の理解」つう代物にまで無理矢理ケチつける黒坂です。

黒坂真
‏ 月刊イオ編集部の皆さん。朝鮮学校の女子生徒がチマチョゴリを着て通学できない日本社会は異常だ、という主張に申し上げたい。チマチョゴリを破ったという犯人は未だに見つかっていません。

 やれやれですね。根拠レスで自作自演説を放言したいらしい。いつもながらあきれ果てたクズです。

黒坂真
‏ 吉岡正史さん。米国の世論調査で、若者が社会主義に好意的だったという呟きに申し上げたい。ここでいう社会主義とは、健康保険制度や失業手当の充実という程度の(ボーガス注:ヨーロッパ社民主義的な)意味ではないですか

 「まあそうでしょうね。でそれが何か?」「ドイツのシュレーダーや、英国のブレア、フランスのオランドみたいなもんだからたいしたことじゃないとでも?。いやそんなことはないでしょう?」「黒坂もくだらない因縁つけるなよ?」つう話です。吉岡氏も「ヨーロッパ社民主義ですら支持が少ないと思っていた保守的な米国も変化した」つう意味合いでツイートしてることなんかわかりきってる。それだって「レーガン保守主義」が支持されるよりは吉岡氏の様な左派にとっては大いにましなわけです。

黒坂真
 カクサン部長さん。千島を全部返せ、と歴史を説明して安倍総理プーチンに要求すると、プーチンは感動して千島を全部返すとお考えですか。何をどう言っても、理屈ではプーチンは何も返さない。僅かに返すとしたら、ロシアに有利な取引だと判断する時です。国際政治は力の世界。

 カクサン部長氏のツイート「日本政府は千島全島返還を要求すべきだ。それなのに歴代自民党政権の方針『四島返還』からも後退する『二島プラスアルファ』なんて今の安倍政権はふざけてる(俺の要約)」に「千島全島要求してもかえってくるか疑問」と因縁をつける黒坂です。実は小生自体は「共産支持者」ですが「千島全島返還主張は現実的ではない」と思ってることはお断りしておきます。
 つまりは小生の共産支持理由は、共産の主張の内「千島全島返還」ではなく「消費税増税反対」「憲法九条擁護」「朝鮮学校は無償化すべき」など別件だと言うことですが。
 ただしカクサン部長氏は別のツイートでは「安倍政権の路線で島が一島でも帰ってくるとは思えない。安倍政権はプーチンの善意に期待し、手玉にとられてる。安倍外交では経済支援だけさせられて島は一つもかえってこないだろう(俺の要約)」とツイートしてるんですけどねえ。
 また「千島全島要求」はともかく「過去の自民党方針・四島要求をろくな議論もせずに二島プラスアルファに後退させていいのか」つうカクサン部長氏の指摘は正当な指摘でしょう。おそらく安倍政権ではなく民主党政権がこの方針なら黒坂らウヨは悪口してるでしょうし。
 「安倍がプーチンに言い様に手玉にとられて経済支援だけ約束させられてる」「そもそも安倍政権の二島プラスアルファは橋本*3政権など歴代自民党政権の方針・四島要求から後退している」「河野外相の「次の質問どうぞ」は対露外交の失敗の象徴だ」などというカクサン部長氏ツイートは「安倍対露外交」を容認する「安倍信者の自分」に都合が悪いので完全無視するいつもの黒坂です。
 ただ「プーチンが島を返すときは自分に有利なときだ」という黒坂ツイートが事実上、「カクサン部長氏の安倍批判」と同様の、安倍批判になってることは言うまでもないでしょう。黒坂ですら「安倍外交で島がかえってくる」と断言できないのはそういうことです。黒坂ですら安倍がプーチンを手玉にとってるとは思ってない。


【報告】特別企画・映画上映会「未成年・続・キューポラのある街」 | 一般社団法人 アジア自由民主連帯協議会
 文章の書き手が三浦なので
2月2日(土)午後3時半から「続・キューポラのある街」上映会を、アジア自由民主連帯協議会特別企画として行います | 三浦小太郎BLOG Blue Moon2月2日「続・キューポラのある街」上映会は盛況でした、ご参加ありがとうございます | 三浦小太郎BLOG Blue Moonと内容的には大分かぶります。2月2日「続・キューポラのある街」上映会は盛況でした、ご参加ありがとうございます | 三浦小太郎BLOG Blue Moonについての俺の感想はすでに書きました。
 2月2日(土)午後3時半から「続・キューポラのある街」上映会を、アジア自由民主連帯協議会特別企画として行います | 三浦小太郎BLOG Blue Moonについての感想は
「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート160(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログに書いています。

 吉永小百合さんも、俳優の一つの仕事として出演しただけでしょうし、彼女の責任を問うつもりはありませんが、反核や平和については積極的に発言される傾向のある彼女も、この2作*4については口をつぐんでいます。

 イヤー三浦らウヨのこの映画の鑑賞態度(?)や吉永小百合への「敵意」が感じ取れる名文(?)です。
 つまり三浦らウヨは護憲や反核*5という「三浦らウヨが敵視してる言動」をしてる吉永に敵意を感じて悪口したい。
 しかし
「彼女が今も人気女優であること」
キューポラ当時の彼女は若手で出演作品をえり好みできる立場でないこと」
「そもそも当時、帰国事業について反対していたのは極右ぐらいであること(そもそも左派の多くが好意的だったとは言えこれは自民党政権が推進した国策事業です)」
「つまりキューポラへの出演を仮に問題視するにしてもそれで彼女を批判するのは適切とは言いがたいこと」 
「彼女の主張の内、少なくとも脱原発や護憲は自民党支持層にも一定の支持者が最近では出ていること(例:脱原発を主張している小泉*6元総理、護憲の立場を表明する河野*7衆院議長)」などもあってそう露骨には言えないわけです。とはいえ「吉永に敵意を抱いてること」はモロバレですが。
 おそらく、「身内のウヨ連中しか居ない場所」では聞くに堪えない吉永への悪口でしょうね。 
 しかし、「時代の限界がある」からといってただただ「ろくでもない北朝鮮美化映画だ」としか悪口しかしない、つうのはおよそ映画鑑賞としてまともな態度じゃないですね。しかも当の三浦は一方で「南京事件否定論河野談話否定論に加担するゲス右翼」だから話になりません。
 そりゃ鑑賞者「たった40名」も当然でしょう。三浦の同類ウヨでもなきゃ、そんな映画鑑賞はしたくない。
 しかし三浦先生と交遊のあるid:noharraがこの映画を鑑賞したのか、したとしてどういう感想を持ったのか気になるところです。
 俺はすでに書いた様に「たとえ帰国事業に問題があったとしても」

「帰国事業を批判的に振り返る」とは帰国事業を支持した人々の善意(在日朝鮮・韓国人の幸せや日朝・日韓友好関係の構築への思い)を否定することとは違うわけです。「彼らの善意」を「当時どう生かすべきだったのか」とか「今どう生かすべきなのか」が問題なのであって三浦らウヨのようにただ北朝鮮や帰国事業支援者に悪口するなど論外

と思いますけどね。当時においてすら「多くの人間が反対したこと(例:ナチのユダヤ人迫害)に加担する」のは批判されて当然でしょう。
 しかし「満州移民」「北朝鮮帰国事業」のような「多くの人間が善意から推進したもの」については俺は「批判は当然必要」と思いますが、ただただ悪口雑言することが適切だとは全く思いません。なぜなら「当時なら俺も加担したかもしれない」と思うし、今も「善意で誤ったことに加担してるかもしれない」と思うからです。俺は「間違わない様にしたい」とは思っていますが「絶対に間違わない」といえるほどの自信家じゃない。そんなに頭も良くなければ、性格だって聖人君子でもない凡人ですから。
 「善意での過ち」については「ただ悪口しても意味がない」。むしろ「なぜ誤ったのか」その原因を問うことの方が重要ですし、それは別に悪口しなくても出来ることでしょう。


2月2日「続・キューポラのある街」上映会は盛況でした、ご参加ありがとうございます | 三浦小太郎BLOG Blue Moon(三浦の個人ブログ)

 2月2日の「未成年・続・キューポラのある街」上映会は約40名の方にご参加いただき、立ち見まで出る盛況となりました。

 吹き出しました。たった40名で立ち見だの盛況だのどんだけしょぼい上映会場なんでしょうか。学校の教室(大抵、40人教室)で上映しても立ち見なんて事はあり得ないでしょうにねえ。

 ジュンが最後にまで「きっとまた会える」と日本人妻を騙す

 ジュンつうのは吉永小百合演じる主人公だそうですが「だます」つうのが酷いですね。もちろん映画において「きっとまた会える」が仮に客観的には無責任な態度だとしても主観的にはだましてないことは言うまでもないでしょう(吉永はこの作品のヒロインですしね)。その点は「主観的にも明らかにだましてる」救う会の「特定失踪者という与太」などとは全く違います。そしてそんな「明らかなデマ、だまし=特定失踪者」に加担してるクズ右翼・三浦が良くもふざけたことが言えたもんです。
 三浦みたいなクズ右翼と交遊しながら「アンチネトウヨと虚言を吐いて恥じない愚物」id:noharraには改めて心の底から呆れます。


アニメ「めぐみ」は在日コリアンの生徒を傷つける?北朝鮮民衆を収容所で傷つけ死に追いやっているのは金独裁政権ですけど。 | 三浦小太郎BLOG Blue Moon(三浦の個人ブログ)
 米国の慰安婦銅像に「日本人児童のいじめを助長しかねない」と言った野郎・三浦が良くもまあ「映画『めぐみ』自体に罪はない」などといえたもんです。その理屈なら「銅像自体に罪はない」でしょうに。三浦らウヨ連中のでたらめぶり、インチキぶりには改めて心底呆れます。
 なお、「日本人児童のいじめ」などおそらく存在しないことは山口智美氏やコヤマエミ氏などが指摘しています。というのも、そんなことを騒いでるのは産経や三浦などウヨ連中だけであり、現地メディア(ワシントンポストニューヨークタイムズやCNNなど)、現地政府(米国の国や自治体など)も日本大使館も、「朝日、毎日などのまともな日本メディア」もそんな事実を確認してないからです。産経や三浦にしても「いじめ助長」云々についてまともな根拠を提出したことは一度もない。
 なお、俺個人は映画「めぐみ」について、「差別助長を危惧する教員氏」と同意見です。「教えるな」とは言わないが「差別を助長しないだけの覚悟がない」限りやるべきではないでしょう。
 そもそも拉致問題は教育でどうこうできる問題でもありません。外交交渉でどうにかする問題です。そして、むしろ在日朝鮮・韓国人差別や「在日朝鮮・韓国人に限られない外国人(日系ブラジル人など)や民族(アイヌなど)に対する差別」についての人権教育が今切実に求められてると思います。
 川口の芝園団地でわかるように外国人は増えていますし、今後も増えるでしょうからね。

*1:著書『武器輸出大国ニッポンでいいのか』(池内了氏らとの共著、2016年、あけび書房)、『武器輸出と日本企業』(2016年、角川新書) 、『新聞記者』(2017年、角川新書)、『追及力:権力の暴走を食い止める』(森ゆう子氏との共著、2018年、光文社新書)、『権力と新聞の大問題』(マーティン・ファクラー氏との共著、2018年、集英社新書) 、『安倍政治 100のファクトチェック』(南彰氏との共著、2018年、集英社新書

*2:もちろん事実ではありませんが

*3:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、自民党政調会長(河野総裁時代)、村山内閣通産相などを経て首相

*4:キューポラのある街」「続・キューポラのある街」のこと。

*5:三浦の言う反核が「反・核兵器限定」か「反原発脱原発)も含む」のかは不明です。日本核武装論者の極右・三浦なら前者でも何らおかしくありません。

*6:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*7:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任