今日の産経ニュース(2019年2月21日分)

IS戦闘員の妻たちに出身国からの帰国拒否や国籍剥奪(1/2ページ) - 産経ニュース

 英国からシリアのIS支配地域に渡った女性、シャミマ・ベグムさん(19)も帰国を希望していたが、英国政府は19日に国籍の剥奪を家族に対して通告した。
 ベグムさんは15年に現地入りした後、オランダ出身のIS戦闘員の妻となった。シリアの難民キャンプで男児を出産し、英国への帰国を望んでいる。これまでに子供2人を病気と栄養失調で亡くしており、戦闘下での生活に耐えられずに逃亡したという。
 英国はテロ組織に加入した経緯を踏まえ、治安に与える懸念から国籍を剥奪したとみられる。ジャビド内相は「テロ組織を支持したのなら帰国の阻止を躊躇(ちゅうちょ)しない」と発言した。
 ベグムさんは母親がバングラデシュ出身であることから、英国との二重国籍とも報じられたが、バングラデシュ政府は20日、ベグムさんに国籍がないことを明らかにした。同国外務省は「彼女は英国人であり、国籍の申請を受けたこともない」と説明。ベグムさんが入国を試みたとしても許可しない見通しだ。ベグムさんは今後、夫の出身国であるオランダの国籍取得を検討する可能性があるが、認められるかどうかは不明だ。

 言葉を選ばずに言えばこの女性は馬鹿だとは思います。それにしたって英国政府の「国籍剥奪&帰国不許可」てのは酷すぎるんじゃないか。
 ご本人、自分の愚かさを深く反省してるようだし「刑事処罰は不可避」にしても「人道的観点から」帰国ぐらいは許しても良いように思います。
 大体「無国籍&帰国拒否」なんてしてこの女性を英国政府はどうする気なのか。「IS協力者なんか、今反省してようが、生活困難にあろうが自業自得。英国の外でのたれ死んでも知ったことじゃねえ」つうのはまずすぎでしょう。


パリ五輪での退場に落胆 野球・ソフトボール、空手 - 産経ニュース
 「米国と東アジア(日本、中国、台湾、韓国)以外ではほとんど普及してない、特に欧州とアフリカで普及してない(野球、ソフト)」「テコンドーと似てる(空手)」ということで今までは入れなかったわけです。東京五輪での出場は「開催国特権に過ぎない」し、そうした問題点が解消したわけでもない。退場は予想の範囲内でした。


「三・一独立運動」記念日控える韓国 高まる反日感情 - 産経ニュース
 「独立運動100年記念」は反日運動ではないでしょう。それが反日ならそれこそ「竹島の日式典=嫌韓国」「北方領土の日式典=反ロシア」ではないのか。そして近年の韓国側による安倍*1批判は「安倍が反動極右、歴史捏造主義で嫌韓国だから」であって、安倍ではなく石破*2石原伸晃*3、谷垣*4や岸田*5が総理ならこんなことにはなっていない。


徴用工像設置されぬよう韓国側に対応要求 菅義偉官房長官 - 産経ニュース
 全く訳が分かりませんね。小生は「加害国の国民として心から慰安婦について反省してる。だから韓国民が設置したいならどんどん設置してほしい。そうあるべきだと思う」と思えるほどの「贖罪意識にあふれた善人(?)」ではない。とはいえ「被害国のそうしたものを設置する気持ち」はそれなりにわかるし、「それに加害国が悪口することがどんなに醜悪で下劣か」と思えばこんなことは言う気になりません。そもそも言ったところで相手の反発を買い逆効果でしょう。やるべきことは「反省の意を示し、相手の理解を得ること」でありそうすればこうした設置運動も「結果的に沈静化していくのではないか」と思いますが、まあそれを安倍や菅に期待することは無理でしょう。結局、安倍一味を下野させるほかはないわけです。野党に政権交代せずとも石破や石原伸晃、岸田などになるだけでもまだマシでしょう。


勤務中に飲酒、セクハラ 大阪・箕面市職員を懲戒免職 - 産経ニュース
 「勤務中に飲酒」というのはどう考えてもアル中でしょう。こんなことをすれば最悪免職もあり得ること、免職まで行かないとしても降格や減給といった懲戒処分があり得ることは誰でも分かります。普通の人間はこんなことはしない。
 そう言う意味では免職にしても問題は解決しないわけです。ご本人の人生の転落はひとまず「自業自得」として無視するとしても周囲に迷惑をかける危険性は残ってるわけです。


性犯罪元受刑者の住所把握 福岡県、条例案成立へ - 産経ニュース

 再犯防止プログラムや治療を受けさせるための支援も盛り込んでいるが、福岡県弁護士会は「前科情報は高度にプライバシー性が高く、公表されない権利は憲法で保障されている」とし「届け出義務はかえって更生を妨げる」と反対している。

 「再犯防止プログラムや治療を受けさせるための支援」は評価できるでしょうが、届け出については俺も県弁護士会同様の危惧や疑問を感じます。

*1:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*2:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*3:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相など歴任

*4:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政調会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相、第二次安倍内閣法相、自民党幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*5:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長