■黒坂ツイートにコメント
黒坂真
吉岡正史さん。日本共産党が日韓関係を語るのなら、昔の日本共産党が日韓会談、日韓条約粉砕を叫んでいたことを思い出すべき。
やれやれですね。当時の共産党が日韓条約に反対していたのは「朴チョンヒが軍事独裁だから」であって、「韓国が民主化され、朴チョンヒに迫害されていた金大中が大統領(1998~2003年)に就任した今」とは大分事情が違います。
大体「昔云々」というなら
・戦前は「鬼畜米英」と日本ウヨはいっていたのに、戦後は掌返しで「日米同盟堅持」
・戦前は日本ウヨは「蒋介石を相手にせず」と言っていたのに、戦後は掌返しで「反中国共産党」から蒋介石を持ち上げる(蒋介石に弾圧されていた民進党の存在は無視)。しかし最近、民進党よりも国民党が中国に融和的になると、さらに掌返しで民進党を持ち上げ、蒋介石を民進党を弾圧した「独裁者」呼ばわりして罵倒
も「昔と今の態度が全然違う」わけですがそのあたりは黒坂的にはどう理解されるのか。
それはともかく「韓国への安倍の報復措置は無法だ、即刻やめるべきだ」「WTO提訴されれば日本が敗訴するだろう」「和田春樹氏など有識者も批判している」などと吉岡氏に言われたことに黒坂は逆ギレしたようですが、こんなくだらない揚げ足取りするよりも「いや、あの措置は無法ではない」「むしろ当然の措置だ」「WTO提訴されても日本が勝利すると思う」「批判する和田氏らの方が間違ってる」と吉岡氏に反論すべきでしょう。
特に「和田氏らの批判」でわかるように何もこの件での安倍批判派は共産限定でも左派限定でもないわけです。後で紹介しますが和田氏の運動には保守派の井原・元岩国市長も賛同者に名を連ねています。日経新聞も日韓経済交流の観点からこの件では安倍に批判的である。
しかし「あの措置は無法ではない」と黒坂が言わないのは
1)別にあの措置について何か言いたいわけではなく「日韓条約粉砕ガー」で共産党に悪口したい
2)あの措置は無法ではないと言いたくない(言ったら明らかな虚言で恥さらしだと思ってる*1)
のどちらか、あるいは両方なんでしょうね。どっちにしろいつもながら黒坂は呆れたバカですが。
【参考:和田氏の安倍批判】
和田春樹氏「韓国は切っても切れない隣国、安倍氏は敵対的態度を変えるべきだ」 : 東亜日報
「韓国を敵と見る措置だ。直ちに撤回しなければならない」
和田春樹*2(81)東京大学名誉教授は28日、東亜(トンア)日報とのインタビューで、日本政府の輸出規制強化措置と関連して、「韓国の半導体産業に致命的なダメージを与える恐れがある」とし、このように話した。和田氏をはじめ日本の学者、弁護士、市民団体の活動家75人は25日、インターネットにサイトを開設し「韓国は敵なのか」と題する声明を掲載した。さらに趣旨に共感する人々を対象に来月*315日まで署名を募る。
韓国政府は、韓日問題を「外交の場で協議しよう」と提案したが、日本側は応じていない。これについて和田氏は、「安倍晋三首相は今年の施政演説の時からG20首脳会議に至るまで韓国を徹底して無視している。『韓国と話す気はない』と言っているようだ」と診断した。また、「韓国は自由と民主主義を基調とし、互いに切っても切れない隣国だ。安倍首相が韓国を敵と見る姿勢を変え、外交的対話に出なければならない」と強調した。
また、「五輪の精神」にも言及し注目された。和田氏は、(中略)「来年には東京五輪が開かれるのに、主催国の首相である安倍氏は、最も近い隣国を敵対視している。五輪の精神と矛盾する」と批判した。
日本政府が元徴用工賠償判決と関連して仲裁委の開催を要求して韓国に迫っていることについては、「韓国が2011年に慰安婦問題で仲裁委の開催を要求した時には日本は応じなかった」とし、日本のダブルスタンダードを指摘した。
和田氏はまた、「徴用関連訴訟は民事訴訟で、被告は日本企業だ。被告企業が判決にどのように対応するのか判断すべきなのに、日本政府が関与して事態が複雑になり、国家対国家の対立に拡大した」と指摘した。
和田氏の志にはいつも頭が下がります。そして、こうした動きに冷淡な日本のメディア(安倍に媚びてるのか、ガチで反韓国なのかはともかく)にはいつもながら腹が立ちます。
韓国は敵なのか - 韓国は敵なのかでは
2000年花岡(鹿島建設和解)、2009年西松建設和解、2016年三菱マテリアル和解が(ボーガス注:元中国人徴用工との間に)なされていますが、その際、日本政府は、民間同士のことだからとして、一切口を挟みませんでした。
と書いていますが、これは重要な指摘でしょう。
赤旗記事
韓国 徴用工訴訟/日本企業・政府は誠実に向き合え
徴用工問題 「赤旗」攻撃の河野外相/どちらがミスリードか
も主張していますが、徴用工訴訟は「2000年花岡(鹿島建設和解)、2009年西松建設和解、2016年三菱マテリアル和解」同様に「日本製鉄と徴用工」が話し合えばいいことで安倍政権が口出しすることではありません。特に三菱マテリアル和解(2016年)は安倍政権後のことです。
「三菱マテリアルに『中国人元徴用工とは和解するな!』と言わなかった安倍が日本製鉄相手には『和解するな!』という」。
これはもはや韓国差別としかいいようがないでしょう。安倍がなぜ「中国に言えないことでも韓国になら言える」と韓国をなめてるのかさっぱり分かりませんが(安倍ですら『中国を下手に怒らせたら後が怖い』と思ってることは興味深いことです)。
韓国は敵なのか - 韓国は敵なのか*4によれば呼びかけ人には「小生が知ってる人間」では和田氏以外では
■浅井基文*5(元外務省職員)
■岡本厚*6(元「世界」編集長)
■鎌田慧*7(作家)
■香山リカ*8(精神科医)
■永田浩三*9(武蔵大学教授)
■美根慶樹*10(元日朝国交正常化交渉日本政府代表)
■山口二郎*11(法政大学教授)
などといった方がいます。
声明への賛同者一覧 - 韓国は敵なのかによれば賛同者*12には「小生が知ってる人間」では
■青木理*13(東京都、ジャーナリスト)
■伊藤千尋*14(東京都、ジャーナリスト)
■五十嵐二葉*15(東京都、弁護士)
■井原勝介*16(山口県、元岩国市長、市民政党「草の根」代表)
■植村隆*17(北海道、元朝日新聞記者・韓国カトリック大学客員教授)
■河本準一*18(岡山県、タレント)
■塩川伸明*19(東京都、東京大学名誉教授)
■竹信三恵子*20(東京都、ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
■谷川俊太郎*21(東京都)
■俵義文*22(千葉県、「歴史認識と東アジアの平和」フォーラム実行委員会事務局長、日朝協会事務局長)
■津田大介(東京都、ジャーナリスト)
■安田浩一*23(千葉県、ノンフィクションライター)
■渡辺梓(神奈川県、役者)
などと言った方がいます(呼びかけ人も賛同者もいずれも敬称略、あいうえお順)。まあ「自称ジャーナリスト」高世*24や常岡なんぞはこういう声明には名を連ねないだろうし、こうした声明とは別途「韓国への無法な報復」について批判することもないのでしょうが。ざっと見た限りでは石丸次郎の名前はないようですね(苦笑)。石丸って「アンチ北朝鮮にしか興味がない」んでしょうか。
なお、「賛同者の一人」渡辺梓氏ですが、渡辺氏がNHK朝ドラ『和っこの金メダル』(1989年10月~1990年3月)の主役を務めた渡辺氏なら「小生は知っています」がこれだけだと「同姓同名の別人」の可能性もゼロではありません。
で渡辺氏の名前でググってみました。
https://twitter.com/azusawatanab/status/1155298030385553410
■渡辺梓
ずっと、引っかかっていた事なので署名しました。
ということでNHK朝ドラ『和っこの金メダル』(1989年10月~1990年3月)の主役を務めた渡辺氏で間違いないようです。
ちなみに渡辺氏の現在ですが
四万十町で5/26に女優、渡辺梓さん講演|高知新聞
NHK連続テレビ小説「和っこの金メダル」のヒロインを務めた女優、渡辺梓さんが26日、四万十町榊山町の町農村環境改善センターで「地域に生きる表現者として」と題して講演する。
渡辺さんは2010年から、夫で美術家の稲吉稔さんと、横浜市の古いビルを生かしてアートスペースを運営。複合文化施設整備を計画している同町教委が、意義や町づくりを語ってもらおうと招く。
「爆報THEフライデー」に、渡辺梓さんがリノベーションのプロとして登場 | 放送作家 西川栄二のブログ
今日の「爆報THEフライデー」を見ていたら、NHKの連続テレビ小説「和っこの金メダル」のヒロイン役でもおなじみの、女優の渡辺梓さんが出ていた。
何でも今は、美術家のご主人と一緒にリノベーションの仕事もされているんだそうだ。
もう時効だから書いてもいいいと思うけど、ひょんなご縁で渡辺梓さんと、この美術家のご主人の結婚式の司会をしたのが、僕。
僕がまだ駆け出しの放送作家だった頃のことだと思います。
ウチにも来てもらって梓さんの自宅にも伺い、何度も入念な打ち合わせをした後、確か横浜のレトロでおしゃれなダンスホールが式場だった気がする。
あれから会っていないけど、渡辺梓さんご夫妻と知り合いの人がいたら宜しくお伝えください。
だそうです。そういえば最近、渡辺氏って余りテレビで見ない気がします。TBS「爆報THEフライデー」て「過去に話題になったあの人は今!」みたいな番組ですからねえ。世間的には今の渡辺氏は拙記事裕木奈江の姿を最近(?)あまり見かけない気がする - bogus-simotukareのブログの裕木奈江や古手川祐子の姿を最近あまり見かけない(原田美枝子のように、60になっても活躍するのも大変だ) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)の古手川祐子みたいな感じでしょうか。
「最近はテレビにあまりでない」からこそ署名できたという面も多少はあるかもしれません。
まあテレビへの出演が減ったとは言え
【映画「Bond」】
https://twitter.com/movie_bond/status/1156471982470266881
■Movie Bond
≪出演者メッセージ≫
次は特別出演頂きます渡辺梓(@azusawatanab )さんです!
上矢さんの母親役です。
富士宮市出身で朝ドラのヒロインも経験しているベテラン女優さんですが、とても気さくで素敵な方です。
優しい母というタイプですが、役中の母親は少し違うタイプなのでどうなるかお楽しみ!
静岡)静岡舞台の映画を制作、出演者も募集 青年会議所:朝日新聞デジタル
静岡青年会議所は22日、静岡を舞台とした映画を制作し、今秋に公開すると発表した。同日、監督・脚本の関根俊夫さん(65)や主演の上矢えり奈さん(27)が静岡市役所で記者会見。主要な出演者3人のオーディションへの参加者も募集している。
題は「Bond」で、英語で「絆」という意味。静岡に生まれ育った主人公の沢井ひなたが、静岡を愛する人たちとの出会いを通じて地元への愛を自覚する物語。磐田市出身の上矢さんは「静岡愛は誰にも負けないと思っている。精いっぱい地元愛を伝えたい」と話した。
同会議所の飯塚潤理事長は「多くの人が静岡から外に出ていってしまっている。(映画を通じて)静岡の魅力に気づいてほしい」と映画制作の狙いを語った。
主人公の母と同級生など3人の出演者は、オーディションで決める。
主演:上矢えり奈 静岡を舞台としたまちづくりドラマ映画「Bond」製作発信事業 - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
私たち一般社団法人静岡青年会議所が2019年度に行う事業の一つ「静岡を舞台としたドラマ映画制作」において、多くの市民や団体、企業の皆様に、そして市外の方々にも、『しずおか愛』を伝えていきます。
■ストーリー
原宿の人気店への採用が決まった時、静岡の美容師・沢井ひなたは長年の夢がかなったように感じた。
しかし、一方で心配なことがあった。唯一の家族、母のさつきのことだ。
入退院を繰り返している母を1人残して東京へ行けるのか……。
この時、さつきの入院した病院で運命的な出会いがあった。
水島健太……。職業はホスピタルクラウン。
仲良くなった水島に連れていってもらったのは、大道芸人がたむろするおでん屋だった。
熱々の静岡おでんを囲み、ひなたは水島ら芸人たちと楽しい時を過ごした。
水島はひなたの東京行きを祝福し、さつきのことはたまに見に行くから心配するなと。
【主演】上矢えり奈(かみや・えりな)
静岡県出身。
女性アイドルグループ仮面女子、スチームガール、アリス十番の元メンバー。(旧芸名:神谷えりな)
2016年11月、静岡放送のテレビドラマ『超ドSナイトの夜』でテレビドラマ初主演。
【助演】渡辺梓(わたなべ・あずさ)
静岡県出身。1989年に『和っこの金メダル』のヒロインを演じ、その後も数々の映画やテレビドラマ、舞台に出演。
その後、所属していた無名塾の芸能マネージメント部門「株式会社仕事」、また、東映マネージメントを脱退し、現在はフリー(舞台活動において無名塾の所属となる)
【映画『浜の記憶』】
https://twitter.com/hamanokioku/status/1154579269160357889
■映画『浜の記憶』公式
初日(7/27)の舞台挨拶は、繁田役の加藤茂雄さん、由希役の宮崎勇希さんに加え、繁田の娘・智子役の渡辺梓さんも登壇の予定です。
https://twitter.com/hamanokioku/status/1155028320175587329
■映画『浜の記憶』公式
映画『浜の記憶』、本日無事初日の幕を明け、加藤茂雄さん、宮崎勇希さん、渡辺梓さん、大嶋拓監督をお迎えした舞台挨拶も盛況のうちに終了しました。多くの方々のご来場、誠にありがとうございました。
解 説|映画『浜の記憶』公式サイト
■日本映画界の伝説(レジェンド)が、93歳にして人生初の主演作品に挑む!
加藤茂雄、93歳。職業、俳優兼漁師。
1948年、鎌倉アカデミア演劇科在学中「春の目ざめ」(@日劇小劇場)で初舞台を踏み、1950年に東宝と契約。
黒澤明『生きる』『七人の侍』、本多猪四郎『ゴジラ』など数え切れない程の名作映画に出演。
テレビに活動の場を移してからも数多くの作品に顔を出し、2018年、めでたく俳優生活70周年を迎えた。
「今も現役」と胸を張る日本映画界の伝説(レジェンド)が、93歳にして人生初の主演映画に挑む!
現在ギネスブックで認定されている世界最高齢の映画初主演俳優は『ペコロスの母に会いに行く』(2014)の赤木春恵(出演当時89歳)だが、それを上回る壮挙と各方面から注目を集めている。
加藤が演じるのは、鎌倉の海辺の町に一人で暮らす老漁師・繁田。実生活とも重なる役どころだ。
繁田に亡き祖父の面影を重ねるヒロイン・由希役には、オーディションで選ばれた新人・宮崎勇希。また、NHK連続テレビ小説「和っこの金メダル」で主演デビューし、現在もテレビ・映画・舞台で活躍を続ける渡辺梓が、繁田の一人娘・智子に扮し作品に華を添える。
監督と脚本は、ドキュメンタリー映画『鎌倉アカデミア 青の時代』(2017)で加藤に複数回の取材撮影を行い、その魅力に取りつかれた大嶋拓。
日本が新しい元号に突入した今、「人生100年時代」を体現する秀作が誕生した!
鎌倉在住役者歴71年の加藤茂雄さん、93歳で初の主演映画公開 - 鎌倉経済新聞
鎌倉市長谷在住の俳優で漁師の加藤茂雄さん(93)が初主演した映画「浜の記憶」が完成し、夏の公開に先駆け光明寺(鎌倉市材木座)で(ボーガス注:2019年)6月1日に上映会が開かれる。
1925(大正14)年に鎌倉で生まれ育った加藤さん。戦後間もない1946(昭和21)年、鎌倉アカデミアに演劇科第1期生として入学し、初舞台は日劇小ホールでの「春の目ざめ」で校長先生役を務めた。
卒業後に東宝と準専属契約(後に専属契約)し、「大部屋俳優」として数々の映画に出演した。黒澤明監督の「生きる」「七人の侍」、本多猪四郎監督の「ゴジラ」シリーズなどにも出演。専属契約解消後は「ウルトラシリーズ」「太陽にほえろ!」「大江戸捜査網」「赤い衝撃」などのテレビドラマにも進出するなど幅広く活躍し、「数え切れないほど」の作品に出演している。
2017(平成29)年の大嶋拓監督のドキュメンタリー映画「鎌倉アカデミア 青の時代」では、今となっては数少ない同校出身者として案内役を務めた。今回の作品は、昨年6月に大嶋監督が加藤さんを役者として撮影したいと声を掛け実現したという。
2011(平成23)年までテレビドラマで準レギュラーを務めた後は、年に数本、演劇公演に出演する程度で、漁師の仕事が中心となっており、「役者の仕事はそろそろ終わりだと考えていたので、主演映画なんて夢にも思ったことはなかった」と言う。
クランクインは昨年秋で、加藤さんの自宅がある鎌倉が舞台。一人暮らしの老漁師と亡き祖父が漁師だったという若い女性写真家が織りなす物語が展開される。
「映画での主役は初めてだったが、大部屋時代からあらゆる役柄を演じてきたので引き出しだけは多い。しかも鎌倉が舞台で漁師役。思っていたよりすんなり楽しく演じることができた」と振り返る。
オーディションで選ばれた相手役の宮崎勇希さんについて「まるでシェイクスピアの『夏の夜の夢』に出てくるパック(妖精)のようで、こっちも夢心地だった」だと話し、娘役の渡辺梓さんについては「NHKテレビ小説のヒロインだったすてきな役者さんとご一緒できてとてもありがたかった」と続ける。
渡辺さんも「初めてお会いしたとき、お顔のしわが彫刻のようにきれいで、これまでの生き様が現れてると思い見とれてしまった。これからも映画に憧れ、映画に生きようとする私たち後輩の希望でいてほしい」とエールを送る。
「長く役者を続けてきたご褒美かもしれない」と笑顔で話す加藤さん。「実は大嶋監督の父親で脚本家だった青江舜二郎さん*25はアカデミア時代の恩師」だと言う。ある日、たまたまトイレで並んでいたときに卒業後の進路を問われ、「『脚本家にでもなろうと思います』と生意気な口をきいてしまった。脚本家にもなっていないし、有名な役者になったわけでもない。そんな僕を天国から見ていて、息子さんに脚本と監督をやらせ僕を起用させたのではないか」と打ち明ける。
大嶋さんは「50代の自分よりもはるかにパワフルでいつも笑顔を絶やさず、撮影中はずっと加藤さんに元気をもらっていた。映画をご覧になれば、加藤さんの生命力を感じ元気に、前向きな気持ちになっていただけるはず」と話し、「大正、昭和、平成、令和と4つの時代を生き抜いてきた加藤さんの一世一代の晴れ姿を見てほしい」と呼び掛ける。
同作品は52分。(ボーガス注:2019年)6月1日にはかつて鎌倉アカデミアが開校した地でもある光明寺(鎌倉市材木座)で上映会を開く。開演時間は13時~17時。入場料は1,000円。「鎌倉アカデミア 青の時代」との2本立て。
新宿ケイズシネマ(新宿区新宿3)では、(ボーガス注:2019年)7月27~8月2日の連日10時30分から上映。
これまで最高齢での主演映画作品は、ギネスブックにも認定されている撮影時に89歳だった赤木春恵さん*26の「ペコロスの母に会いに行く」だという。
端役人生70年、加藤茂雄さん「僕の俳優人生は黒澤明監督のおかげ」 | 女性自身
『宮本武蔵』(’54年)では稲垣浩監督と、『ゴジラ』(’54年)では本多猪四郎監督と、『独立愚連隊』(’59年)では岡本喜八監督と、きら星のごとき名監督たちのもとで芝居を続けた。なかでも、加藤さんが「この人は別格」と話すのが、あの黒澤明監督だ。
「僕は最初、黒澤監督の『生きる』でセリフをもらったんだ。市役所の下っ端職員の役だった」
青くさい大部屋俳優を、巨匠は気に入ったのかもしれない。’52年の『生きる』以降、立て続けに加藤さんを自作の現場に呼んだ。
「’54年の『七人の侍』では農民役で、有名な雨の中の死闘の場面に使ってもらった。でも翌年の『生きものの記録』では大失敗しちゃって。俺の俳優人生もここまでか、という思いが頭をよぎったよ」
主役の三船敏郎にバイクで速達を届ける郵便配達員という役どころ。ところが、加藤さんは無免許、バイクの運転も初めてだった。むかえた本番直前のテスト。緊張のあまり加藤さんは、停車するべき場所を誤ってアクセルを強くひねってしまう。無人のバイクが、うなりを上げて飛んでいった。青ざめた三船の顔が目に飛び込んできた。
「焦ったよ。並みの監督なら、そんなヘマした大部屋俳優なんて二度と使いたがらない。『はい、ご苦労さん』の一言でお払い箱にされても仕方ない。でも黒澤さんは違った。僕に駆け寄ってきて『大丈夫か? どうしたんだ?』と。事情を話すと、納得した様子で『よし、じゃ本番いこう!』って」
お払い箱どころか、黒澤監督は以降の作品でも、加藤さんを起用し続ける。そして、共演者のなかには彼に「黒澤監督について聞きたい」と教えを請う者が現れるまでに。その1人が後年、加藤さんがテレビの現場で顔を合わせた、ショーケンこと萩原健一だった。
「ショーケンとはドラマ『祭ばやしが聞こえる』なんかで、何度か一緒になってね。あるとき『加藤さん、黒澤さんってどういう人?』って。彼も黒澤映画に出てみたかったんだね。『この先もずっと役者でいくなら、一回は黒澤さんの洗礼を受けたほうがいいよ』って教えたんだけどね」
その後、萩原はオーディションを経て、『影武者』(’80年)への出演を果たす。
「だけど、ショーケンはずっとテレビでやってきて、セリフを口元でモソモソと言うスタイルだった。それがリアルだと思っていたんだろうし、そういう癖を持っちゃってた。だけど、それは黒澤さんの求める演技とは違う。だから『影武者』では、こっぴどく叱られたらしい。だけど、それで彼の芝居はよくなったよね。先日、彼の遺作になっちゃった大河ドラマ『いだてん』を見たけど。なかなかいい芝居してたよ」
最近は年に数回、舞台に出演するぐらい。ほとんどの時間は、漁師として過ごしてきた加藤さん。そこへ昨年6月、主演映画の話が舞い込んだ。
「俳優の仕事は、そろそろおしまいと思っていたから、主演映画なんて夢にも思ったこと、なかったよ」
それは一昨年、母校を主題とした『鎌倉アカデミア 青の時代』というドキュメンタリー映画の取材がきっかけだった。そのときの監督・大嶋拓さんが、今作『浜の記憶』でもメガホンを取った。
「インタビュー出演ではなく、劇映画の演技者としての加藤さんで、改めて1本撮りたいと思って出演を依頼し、実際の加藤さんをイメージして脚本を書きました」
撮影されたのは昨年夏。そのとき、加藤さんはすでに93歳。記者が「とても90代の芝居とは思えなかった」と感想を述べると、ベテラン俳優はニヤリと笑った。
「だってね、これまで少なく見積もっても千人分は演じてきたんだ。全部、違う役一つ一つを、それぞれの監督の求める演技で。真摯に向き合ってきたと自負してるし、その全部が僕の引出しにはある。だから、怖くないわけ、どんな役柄、どんな場面が来てもね」
そして、こう付け加えた。
「大部屋俳優70年の成果だよ」
■加藤茂雄(1925年生まれ、ウィキペディア参照)
鎌倉アカデミア演劇科を1950年に卒業。
1952年の準専属契約を経て、1954年に東宝と専属契約する。ノンクレジットも含めて、多数の映画やテレビドラマに出演。
1972年の契約解消後は、鎌倉由比ヶ浜で、鎌倉漁業組合員として漁師を営みながら舞台を中心に活動している。
■出演
映画
・生きる(1952年 黒澤明監督):防疫係受付職員
・七人の侍(1954年 黒澤明監督):百姓
・宮本武蔵(1954年 稲垣浩監督):兵卒
・ゴジラ(1954年 本多猪四郎監督):ゴジラの足元を逃げる避難民
・流れる(1956年 成瀬巳喜男監督):寿司屋の出前持ち
・モスラ(1961年 本多猪四郎監督):監視員の同僚
・日本のいちばん長い日(1967年 岡本喜八監督):NHK技師
・華麗なる一族(1974年 山本薩夫監督):阪神特殊鋼の債権者
・不毛地帯(1976年 山本薩夫監督):鑑識係
・八つ墓村(1977年 野村芳太郎監督):多治見要蔵に殺される村人 ※撮影シーンカットにより未上映
・まあだだよ(1993年 黒澤明監督):駅長
・鎌倉アカデミア 青の時代(2017年 大嶋拓監督):インタビュー出演
・浜の記憶(2019年公開予定 大嶋拓監督):繁田 (主演)
■テレビ
・太陽にほえろ!
第43話「きれいな花にはトゲがある」(1973年):浜口の上司
第55話「どぶねずみ」(1973年) :薬局店主
第69話「初恋への殺意」(1973年) :福富製氷警備員
第74話「ひとりぼっちの演奏会」(1973年) :アパート管理人
第80話「女として 刑事として」(1974年) :焼鳥屋の客
第119話「厳しさの蔭に」(1974年):商事会社社長
第135話「ある敗北」(1975年):東洋日報記者
第173話「一発で射殺せよ!」(1975年) :菅原雅子の父親
第177話「海に消えたか三億円」(1975年):東明鉄工所守衛
第239話「挑発」(1977年) :材木屋主人
第257話「山男」(1977年):佐山寛治
第306話「ある決意」(1978年):釣り人
第351話「密室殺人」(1979年):マンション管理人
第406話「島刑事よ、さようなら」(1980年) :浅見運輸社員
第426話「愛の終曲」(1980年):本間常彦の父親
第473話「ダーティなゴリ」(1981年):女子高生の父親
第555話「一枚の絵」(1983年) :釣り人
第585話「ボギー名推理」(1984年) :釣り人
第670話「ドック潜入! 泥棒株式会社」(1985年) :興和貿易警備員
第713話「エスパー少女・愛」(1986年): 公園清掃員
・太陽にほえろ! PART2
第6話「心満たされず…」(1987年) :ビル管理人
■劇場アニメ
・算法少女*27(2016年) :藤田貞資
【映画『ああ栄冠は君に輝く』】
横浜シネマリンで第100回全国高等学校野球選手権大会記念映画「ああ栄冠は君に輝く」上映 初日に渡辺梓さんが舞台あいさつ - ヨコハマ経済新聞
伊勢佐木町のミニシアター「横浜シネマリン」(横浜市中区長者町6)で9月8日、夏の高校野球の歌「栄冠は君に輝く」をモチーフにした第100回 全国高等学校野球選手権大会記念映画「ああ栄冠は君に輝く」の上映が始まった。
映画は「栄冠は君に輝く」を作詞した、石川県根上町出身の加賀大介さん(1914年~73年)の人生を描いたドキュメンタリー映画。1948年6月に第30回高等学校野球選手権大会の際に、大会歌の作詞が公募され、応募作5,252編の中から選ばれたのは、加賀さんが妻の加賀道子さんの名前を借りて応募した「栄冠は君に輝く」だった。
加賀道子さんの役を演じた女優の渡辺梓さんは横浜市中区在住。1987年に仲代達矢さんが主催する無名塾に入団。1989年にNHK連続テレビ小説「和っこの金メダル」にヒロインで出演した。舞台あいさつで渡辺さんは「能美弁の指導を頂いた先生は厳しかったが、スタッフの皆さんのおかげで、道子さん役を自然に演じられたのかと思う。歌は誰もが知っているが、背景の物語はほとんど知られていない。球児たちだけでなく、私たち大人にも生きる勇気、思いを遂げる勇気をくれる映画。ぜひ多くの方に見て欲しい」と話した。
【映画『一粒の麦 荻野吟子の生涯』】
若村麻由美主演映画は“埼玉ブーム”に乗れるか? (2019年3月22日) - エキサイトニュース
女優の若村麻由美*28(52)らが22日、都内で行われた映画「一粒の麦 荻野吟子の生涯」(山田火砂子*29監督、今秋*30公開予定)の製作発表会見(現代ぷろだくしょん主催)に出席した。国学者の塙保己一*31、実業家の渋沢栄一*32と並ぶ埼玉県三大偉人の一人*33で、日本初の女医*34で女性運動に尽くした荻野吟子の生涯を描く。
山田監督作品3度目の出演*35となる渡辺梓*36(50)は「監督の熱い思いに若村さんら魅力的な役者が引き寄せられる。私も関わらせていただけて幸せ。若村さんのファンなので、ミーハー的な意味で共演が楽しみ」と語った。
なんて記事、ツイートがあるので「女優をやめたわけではない」ようですが(とはいえ、2時間ドラマでたまにテレビでお顔を拝見する若村氏に比べれば明らかにテレビへの露出は減っています。俺が紹介した渡辺氏記事、ツイートは全て彼女の映画出演に関する記事です)。
しかし「無名塾出身」の彼女が今回和田氏の運動への賛同を表明したのはやはり「仲代達矢の影響」もあるんですかね(ご存じの方も多いでしょうが仲代は自民党に批判的な左派です)。まあ無名塾出身者が全て政治的な言動をしているわけでもないのですが。
黒坂真
日本共産党本部の皆さん。日本のタンカーは原油を輸入するためにホルムズ海峡に行かねばならない。自衛隊派遣断固反対の日本共産党は船会社の自助努力、自己責任でタンカーを守れという見解ですか。タンカーを改造し武器を装備できるようにすべきという見解ですか。船会社の重武装は重大な違法行為。
やれやれですね。「今自衛隊やNATO軍など、軍隊をホルムズ海峡に送ることはかえってイランと米国の対立を深め事態を悪化させかねない。イランと米国の軍事衝突が起きかねない」とはっきり「日本共産党本部の皆さん」はツイートしてるのにこれです。
そもそも「有志連合による派兵」については現時点においてはEU諸国(英仏独など)からも否定的な対応(はっきり『行かない』と明言したケースは今のところないですが)がでてるのですが。
*1:むしろ俺的にはこんな揚げ足取りの方が恥知らずですが、黒坂の感覚はまた別なのかもしれません。
*2:東京大学名誉教授。著書『歴史としての社会主義』(1992年、岩波新書)、『金日成と満州抗日戦争』(1992年、平凡社)、『歴史としての野坂参三』(1996年、平凡社)、『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)、『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか:不審船・拉致疑惑・有事立法を考える』(2002年、彩流社)、『同時代批評(2002年9月〜2005年1月):日朝関係と拉致問題』(2005年、彩流社)、『テロルと改革:アレクサンドル二世暗殺前後』(2005年、山川出版社)、『ある戦後精神の形成:1938〜1965』(2006年、岩波書店)、『これだけは知っておきたい日本と朝鮮の一〇〇年史』(2010年、平凡社新書)、『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書)、『領土問題をどう解決するか』(2012年、平凡社新書)、『「平和国家」の誕生:戦後日本の原点と変容』(2015年、岩波書店)、『慰安婦問題の解決のために』(2015年、平凡社新書)、『アジア女性基金と慰安婦問題:回想と検証』(2016年、明石書店)、『米朝戦争をふせぐ:平和国家日本の責任』(2017年、 青灯社)、『レーニン:二十世紀共産主義運動の父』(2017年、山川出版社世界史リブレット人)、『ロシア革命』、『スターリン批判・1953〜56年:一人の独裁者の死が、いかに20世紀世界を揺り動かしたか』(以上、2018年、作品社)、『安倍首相は拉致問題を解決できない』(2018年、青灯社)など
*3:2019年8月のこと
*4:追記:[B! 外交] 韓国は敵なのか - 韓国は敵なのかの拙ブクマにも書きましたがid:flagburner、id:buhikun、id:quick_past氏の批判(韓国にも非があるかのような声明の文章には賛同できない)には賛同しますが、とはいえ今の日本においてはまだましな方ですし、切って捨てることはしたくないですね。なお声明賛同者も「細部(たとえばid:flagburner氏らが批判した部分)には異論があるがあえて賛同した」という人もいるでしょう。もちろん「そうした部分は細部として、黙認できない」つう方もいるでしょうが。
*5:個人サイト(http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/)。著書『中国をどう見るか?』(2000年、高文研)、『集団的自衛権と日本国憲法』(2002年、集英社新書)、『戦争する国しない国』(2004年、青木書店)、『13歳からの平和教室』(2010年、かもがわ出版)、『ヒロシマと広島』、『広島に聞く 広島を聞く』(以上、2011年、かもがわ出版)、『すっきりわかる! 集団的自衛権』(2014年、大月書店)など
*6:著書『北朝鮮とどう向きあうか』(2003年、かもがわブックレット)
*7:著書『日本の兵器工場』(1983年、講談社文庫)、『ドキュメント 去るも地獄残るも地獄:三池炭鉱労働者の二十年』(1986年、ちくま文庫)、『鉄鋼王国の崩壊:ルポルタージュ・新日鉄釜石』(1987年、河出文庫)、『国鉄処分:JRの内幕』(1989年、講談社文庫)、『国鉄改革と人権:JRは安全か』(1990年、岩波ブックレット)、『ドキュメント 隠された公害:イタイイタイ病を追って』(1991年、ちくま文庫)、『ドキュメント 造船不況』(1993年、岩波同時代ライブラリー)、『ドキュメント 屠場』(1998年、岩波新書)、『原発列島を行く』(2001年、集英社新書)、『家族が自殺に追い込まれるとき』(2002年、講談社文庫)、『反骨のジャーナリスト』(2002年、岩波新書)、『大杉榮 自由への疾走』(2003年、岩波現代文庫)、『津軽・斜陽の家:太宰治を生んだ「地主貴族」の光芒』(2003年、講談社文庫)、『椎の若葉に光あれ:葛西善蔵の生涯』(2006年、岩波現代文庫)、『いじめ自殺:12人の親の証言』、『教育工場の子どもたち』(2007年、岩波現代文庫)、『六ヶ所村の記録:核燃料サイクル基地の素顔(上)(下)』(2011年、岩波現代文庫)、『新装増補版・自動車絶望工場』(2011年、講談社文庫)、『残夢:大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯』(2015年、講談社文庫)など
*8:立教大学教授。著書『<じぶん>を愛するということ』(1999年、講談社現代新書)、『若者の法則』(2002年、岩波新書)、『「心とおなか」の相談室』(2003年、NHK生活人新書)、『生きづらい<私>たち』(2004年、講談社現代新書)、『<私>の愛国心』(2004年、ちくま新書)、『10代のうちに考えておくこと』(2005年、岩波ジュニア新書)、『いまどきの「常識」』(2005年、岩波新書)、『<いい子>じゃなきゃいけないの?』(2005年、ちくまプリマー新書)、『老後がこわい』(2006年、講談社現代新書)、『「悩み」の正体』(2007年、岩波新書)、『親子という病』(2008年、講談社現代新書)、『「私はうつ」と言いたがる人たち』(2008年、PHP新書)、『うつで困ったときに開く本』、『雅子さまと「新型うつ」』(以上、2009年、朝日新書)、『母親はなぜ生きづらいか』(2010年、講談社現代新書) 、『弱い自分を好きになる本』(2011年、朝日文庫)、『〈不安な時代〉の精神病理』(2012年、講談社現代新書)、『「発達障害」と言いたがる人たち』(2018年、SB新書)など
*9:元NHKプロデューサー。著書『NHKと政治権力』(2014年、岩波現代文庫)、『ベン・シャーンを追いかけて』(2014年、大月書店)、『奄美の奇跡:「祖国復帰」若者たちの無血革命』(2015年、WAVE出版)、『ヒロシマを伝える:詩画人・四國五郎と原爆の表現者たち』(2016年、WAVE出版)など
*10:個人サイト平和外交研究所。著書『スイス・歴史が生んだ異色の憲法』(2003年、ミネルヴァ21世紀ライブラリー)、『国連と軍縮』(2010年、国際書院)、『習近平政権の言論統制』(編著、2014年、蒼蒼社)など
*11:著書『若者のための政治マニュアル』(2008年、講談社現代新書)、『政治のしくみがわかる本』(2009年、岩波ジュニア新書)、『ポピュリズムへの反撃』(2010年、角川oneテーマ21)、『政権交代とは何だったのか』(2012年、岩波新書)、『いまを生きるための政治学』(2013年、岩波現代全書)、『徹底討論 日本の政治を変える』(共著、2015年、岩波現代全書)など
*12:小生も賛同署名しようかと思っていたのですが、結局しそびれました。
*13:著書『日本の公安警察』(2000年、講談社現代新書)、『北朝鮮に潜入せよ』(2006年、講談社現代新書)、『ルポ 拉致と人々:救う会・公安警察・朝鮮総連』(2011年、岩波書店)、『トラオ:徳田虎雄・不随の病院王』(2013年、小学館文庫)、『抵抗の拠点から:朝日新聞「慰安婦報道」の核心』(2014年、講談社)、『日本会議の正体』(2016年、平凡社新書)、『安倍三代』(2017年、朝日新聞出版)など
*14:朝日新聞サンパウロ支局長、バルセロナ支局長、ロサンゼルス支局長など歴任。著書『狙われる日本:ペルー人質事件の深層』(1997年、朝日文庫)、『燃える中南米』(1998年、岩波新書)、『たたかう新聞:「ハンギョレ」の12年』(2001年、岩波ブックレット)、『反米大陸:中南米がアメリカにつきつけるNO! 』(2007年、集英社新書)、『ゲバラの夢、熱き中南米』(2009年、シネフロント社)、『新版・観光コースでないベトナム』(2011年、高文研)、『キューバ』(2016年、高文研)、『凜とした小国』(2017年、新日本出版社)、『9条を活かす日本』(2018年、新日本出版社)、『凜としたアジア』(2019年、新日本出版社)、『世界を変えた勇気』(2019年、あおぞら書房)など
*15:著書『代用監獄』、『犯罪報道』(以上、1991年、岩波ブックレット)、『刑事訴訟法を実践する』(1996年、日本評論社)、『刑事司法改革はじめの一歩』(2002年、現代人文社)、『説示なしでは裁判員制度は成功しない』(2007年、現代人文社)、『こう直さなければ裁判員裁判は空洞になる』(2016年、現代人文社)など
*16:著書『岩国に吹いた風:米軍再編・市民と共にたたかう』(2009年、高文研)
*17:著書『真実:私は「捏造記者」ではない』(2016年、岩波書店)
*18:吉本興業所属のお笑いコンビ次長課長の河本のようです。「吉本芸人にウヨ言動が酷い人間が多いこと」「以前、河本が『母親が生活保護を受給していること』で酷いバッシングを受け謝罪に追い込まれたこと」を考えれば大変勇気ある行動だと思います。さすがに「吉本所属」などと書くのは躊躇したようですが肩書きを付けなくてもいいのに「タレント」と書いてることも評価したい。「声明に賛同した」とツイートした渡辺梓氏ツイートhttps://twitter.com/azusawatanab/status/1155298030385553410と違い、「ウヨ芸人の巣窟・吉本」へ躊躇してか、河本ツイート河本準一 (@Junkoumon) | Twitterにこの件が出てこないのは残念ですが、まあ仕方ないでしょう。
*19:著書『終焉の中のソ連史』(1993年、朝日選書)、『民族とネイション:ナショナリズムという難問』(2008年、岩波新書)など
*20:朝日新聞元編集委員。『ルポ雇用劣化不況』(2009年、岩波新書)、『女性を活用する国、しない国』(2010年、岩波ブックレット)、『ルポ賃金差別』(2012年、ちくま新書)、『しあわせに働ける社会へ』(2012年、岩波ジュニア新書)、『家事労働ハラスメント』(2013年、岩波新書)、『正社員消滅』(2017年、朝日新書)、『これを知らずに働けますか?:学生と考える、労働問題ソボクな疑問30』(2017年、ちくまプリマー新書)など。
*21:詩人の谷川でしょう。
*22:著書『ドキュメント 「慰安婦」問題と教科書攻撃』(1997年、高文研)、『徹底検証あぶない教科書』(2001年、学習の友社)、『「つくる会」分裂と歴史偽造の深層』(2008年、花伝社)、『日本会議の全貌』(2016年、花伝社)、『日本会議の野望』(2018年、花伝社)
*23:著書『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(2010年、光文社新書)、『ネットと愛国』(2015年、講談社+α文庫)、『ヘイトスピーチ』(2015年、文春新書)、『「右翼」の戦後史』(2018年、講談社現代新書)、『愛国という名の亡国』(2019年、河出新書)など
*24:つうか小生の別記事 高世仁に突っ込む(2019年7/26分) - bogus-simotukareのブログで触れましたがあの行為を正当化して恥じないバカが高世ですが。
*25:1904~1983年。戦後、ラジオドラマや草創期のテレビドラマの脚本を数多く執筆。また、新劇雑誌「悲劇喜劇」の編集に関わると共に、鎌倉アカデミア、日本大学芸術学部、東京電機大学などで教鞭を執った。1958年(昭和33年)、聖徳太子の生涯を独自の仏教観で綴った長編戯曲『法隆寺』で第5回岸田演劇賞を受賞。晩年は評伝の執筆に力を注ぎ、『宮沢賢治』(講談社現代新書)、『石原莞爾』、『狩野亨吉の生涯』、『竹久夢二』、『竜の星座:内藤湖南のアジア的生涯』(中公文庫)などの著書がある。長男で映画監督の大嶋拓(1963年生まれ)の手により、2011年(平成23年)には、伝記『龍の星霜:異端の劇作家・青江舜二郎』(春風社)が出版された。(ウィキペディア「青江舜二郎」参照)。
*26:1924~2018年。1979年にTBS『3年B組金八先生』(第1シリーズ:1979~1980年、第2シリーズ:1980~1981年)で当時としては珍しかった女性校長の君塚美弥子役でレギュラー出演し、当たり役となる。1990年からスタートのTBS『渡る世間は鬼ばかり』(1990~2011年まで10シリーズ制作)で、泉ピン子演じる岡倉家の二女・小島五月の姑である小島キミ役で出演し、イビリ役が評判を呼び、再び当たり役となった。2013年に『ペコロスの母に会いに行く』に主演し、88歳にして映画初主演を果たす。これは2008年に82歳で映画『ぼくのおばあちゃん』で初主演を果たした菅井きん(1926~2018年)の記録を大幅に更新するもので、“世界最高齢での映画初主演女優”として、ギネス世界記録に認定された(ウィキペディア「赤木春恵」参照)。
*27:遠藤寛子の小説『算法少女』(ちくま学芸文庫)のアニメ化
*28:ググったところ若村氏が主演の荻野吟子、渡辺氏が荻野の友人「古市静子(駒込幼稚園長)」役だそうです。
*29:今回の『荻野吟子の生涯』(2019年)以外にも明治期に日本初の孤児院を創設し、後に「児童福祉の父」「岡山四聖人(他の三人は留岡幸助(北海道家庭学校設立者)、山室軍平(救世軍日本軍国司令官)、アリス・ペティ・アダムス (岡山博愛会創設者))の一人」と称えられた石井十次の生涯を描いた『石井のおとうさんありがとう』(2004年)、日本初の知的障害児施設「滝乃川学園」を創設した石井筆子の生涯を描いた作品『筆子・その愛:天使のピアノ』(2007年)、北海道家庭学校設立者・留岡幸助の生涯を描いた『大地の詩:留岡幸助物語』(2011年)、中国残留日本人孤児の肉親捜しに挺身し、200人以上の孤児たちと肉親たちとの再会を実現させた僧侶・山本慈昭の生涯を描いた作品『山本慈昭・望郷の鐘:満蒙開拓団の落日』(2015年)、三浦綾子の小説を映画化した『母:小林多喜二の母の物語』(2017年)といった社会派作品を制作している。
*30:2019年3月の記事なので今秋とは2019年の秋ですね。
*32:東京ガス、東京海上火災保険(現:東京海上日動火災保険)、王子製紙、秩父セメント(現:太平洋セメント)、帝国ホテル、秩父鉄道、京阪電気鉄道、東京証券取引所、麒麟麦酒、サッポロビール、東洋紡績(現:東洋紡)など、多くの企業の設立に関わり「日本資本主義の父」と呼ばれる。また、財団法人聖路加国際病院理事長、財団法人滝乃川学園理事長、日印協会会長なども務めた。
*33:小生のような埼玉県民なら「いやというほど学校教育やテレビ埼玉」などでたたき込まれるので知っていますが、たぶん全国的には全員無名でしょうね(ただし1万円札の肖像になることが決まった渋澤は「5千円札の肖像になってから有名になった新渡戸稲造」のように今後有名になるのでしょう)。それにしてもこんな映画が今秋公開とは全く知りませんでした。
*34:正確には「明治以降の近代的な医師制度に基づく医師としては日本初の女医」です。医師制度に基づかない女医ならたとえば幕末の楠本イネ(シーボルトの娘)がいますので。
*35:ググったところ他の2作品は、日本初の知的障害児施設「滝乃川学園」を創設した石井筆子の生涯を描いた作品『筆子・その愛:天使のピアノ』(2007年)、中国残留日本人孤児の肉親捜しに挺身し、200人以上の孤児たちと肉親たちとの再会を実現させた僧侶・山本慈昭の生涯を描いた作品『山本慈昭・望郷の鐘:満蒙開拓団の落日』(2015年)です。なお、『筆子・その愛:天使のピアノ』の主演(石井筆子)は常盤貴子氏です。
*36:なお若村氏と渡辺氏には1)どちらも仲代達矢の無名塾出身、2)どちらもNHKの朝ドラで主演(若村氏は『はっさい先生』(1987年10月~1988年3月)、渡辺氏は『和っこの金メダル』(1989年10月~1990年3月))という共通点がありますね。今回の映画出演もそういう人的つながりかもしれません。