【第630回・特別版】韓国反政権デモを報じない日本マスコミ « 今週の直言 « 公益財団法人 国家基本問題研究所
一応お断りしておけば報道自体はされています。
しかし「テレビワイドショーはともかく*1まともなメディアは」
1)今のところ、アンチ文政権の右翼層が中心で、朴クネ打倒のロウソクデモのような広がりがない(朴クネデモには保守層も参加)
2)法相任命への反発が理由の一つだったため、法相辞任によってデモも沈静化
3)しかも日本ではなく外国のデモ
ということでそんなに大々的には報じてないこと、ましてや西岡らアンチ文政権の日本ウヨのように「頑張れ、文批判デモ」なんて報じ方でないのは確かです。しかしそれ当たり前のことでしょうよ。
大体そんなことを言うならスペインのカタルーニャデモなんか韓国デモ以上に報じられていません。
救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2019.10.28)米朝実務協議後の北朝鮮情勢と拉致問題−東京連続 集会報告1
西岡
表立っての動きがなく、いらいらするし苦しい中ですが今の状況は、中期的、あるいは長期的に見ると勝利が近づいてきていると思います。しかし、短期的には大変苦しい。
西岡ですら「短期的」、つまり現状で、明るい見通しがないと認めてることが興味深いですね。
しかしそれで終わるわけに行かず「長期的には明るいんだ」と強弁しますが、当然ながら通常は「短期的に苦しい」なら「長期的にも苦しい」わけです。そもそも「小泉訪朝から17年も経ってる」のに「長期的には明るい」なんてのんきなことを言ってることに呆れますね。
2017年5月頃には、北朝鮮の中の反体制組織が、韓国の朴槿惠(パク・クネ)政権の国情院と連絡を取りながら、多分毒ガスだと思われますが、生物化学兵器を使って金正恩を暗殺しようとする事件を起こしたが、それが爆発しなかった。そして反体制組織の人間が捕まって処刑された。
「ホンマかいな」ですね。それが事実なら朴クネもとんでもない無法を実行したもんですが、そうは思ってないらしい辺り、いつもながら西岡ら救う会には呆れます。
北朝鮮が突然、「朴槿恵と李炳浩(イ・ビョンホ)国情院長は許せないと、最高指導者を暗殺しようとした犯人だから引き渡せ」という発表を2017年5月にしました。
その数か月後、文在寅(ムン・ジェイン)政権は国情院長を逮捕しました。
なお、少なくとも表向きの李炳浩(イ・ビョンホ)逮捕容疑は「国情院(国家情報院)を朴クネの選挙を有利にするために私物化した職権乱用」と言う話であって暗殺云々ではありません。
残念ながらこうした暗殺計画が事実かどうかは分かりません。
ただし、
1)北朝鮮は暗殺計画があったと主張して朴クネ一派を非難し
2)一方、「西岡の主張に寄れば」西岡らとつきあいのある脱北者組織は「俺たちは北朝鮮が言うように朴クネとつるんで暗殺をしようとしたんだ」と主張してるらしい
わけです。
もちろん脱北者が「確かに俺たちは暗殺を計画していた」と言ったからと言って鵜呑みには出来ません。
「自らを巨大な組織であるかのように見せるため、はったりをかまして、売名しようとしている疑い」が否定できませんので。
一方の北朝鮮の主張にしても「故意の虚言」「何らかの勘違い(暗殺計画は確かにあったが朴クネ政権は関与してない)」と言う可能性も現時点では否定できないと思います。