「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年4/5分:荒木和博の巻)

引きこもったときは本を読みましょう【調査会NEWS3229】(R02.4.5): 荒木和博BLOG
 こういうときに「引きこもる」と言う言葉を使う荒木も非常に無神経です。
 元々は「引きこもり」にそう言う意味はないとは言え、今や「引きこもる」とは「中高年のひきこもり問題」などのような使われ方ばかりするので、現在のコロナ外出自粛を「引きこもり」と表現した例など今回の荒木が俺は初見です。先日、テレビを見ていたら、コロナ外出自粛のことを「巣ごもり」と表現していました(例えば、https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200404/k10012367671000.htmlなど)。

 「よし、では何か一冊」と思われた方には特定失踪者家族会編『「ただいま」も言えない 「おかえり」も言えない』(高木書房・定価1500円+税)をお勧めします。

 ばかばかしくて話にならないですね。既に特定失踪者は国内で40人前後発見されてることは荒木ですら渋々認めていますし、その中には「自発的意思で失踪したのであり北朝鮮など何一つ関係ない」と述べてる人間も勿論います。
 また、ウィキペディア足立区女性教師殺人事件』を見れば分かりますが、国内で「北朝鮮と全く関係ない殺人事件であること」が後に発覚した事件「いわゆる足立区女性教師殺人事件」について「北朝鮮拉致だ」と当初デタラメなことを主張していたのが荒木ら救う会一味(荒木が代表を務める特定失踪者問題調査会や予備役ブルーリボンの会を含む)です。
 そんな特定失踪者について「北朝鮮拉致でないと分かった物が一部有るが、残りは全て北朝鮮拉致だ」だの「仮に今後も拉致でないものが見つかっても、特定失踪者を北朝鮮相手に持ち出すことに何の問題もない」などと思う人間がいたらその方がおかしい。そもそも『足立区女性教師殺人事件』の顛末を考えれば「特定失踪者の中には実は殺人被害者で遺体が発見されてないだけというものがある」可能性を否定できません。
 大体「小泉訪朝後の失踪」だの「幼稚園児(松岡伸矢君)や小学生の失踪」だの北朝鮮拉致の訳がないでしょう。まあ、こういう時期に読む「良い本」といったら「高度な中身の本」とか「分厚い本」とか読むのに時間がかかる本ですよね。

 名古屋市では調査会顧問の藤沢ただまさ市議のご協力で市内の全図書館にこの本を置いてもらうことになりました。

 くだらない政治的ごり押しにもほどがありますね。「図書館員の図書選定の自由を不当に侵害している」といっていいのではないか。
 名古屋市会議員|藤沢ただまさ > プロフィールによれば「元民社党委員長(ただし民社党解党後は自民党に入党)」「国家基本問題研究所理事」「頑張れ日本!全国行動委員会愛知県本部顧問」という右翼活動家・塚本三郎の元秘書で、今は自民党名古屋市議団所属だそうです。

 宣伝ついでに私の本も。拉致問題に関わるものは次のような本があります。ご関心がありましたらお読みいただけると幸いです。
『拉致救出運動の2000日』(編著・平成14年・草思社
『拉致 異常な国家の本質』(平成17年・勉誠出版
『内なる敵をのりこえて 戦う日本へ』(平成18年・草思社
『日本が拉致問題を解決できない本当の理由(わけ)』(平成21年・草思社
北朝鮮はなぜ崩壊しなかったのか』(平成23年光人社
『山本美保さん失踪事件の謎を追う』(平成24年草思社
北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(平成27年展転社
靖国の宴』(平成28年・高木書房)
自衛隊幻想』(共著・平成28年産経新聞出版
北朝鮮の漂着船』(平成30年・草思社

 荒木の駄本を読むくらいなら「拉致」でググってヒットした「まともそうな本」である

【出版年順(出版年が同じ場合は出版社名順)】
◆和田春樹*1『朝鮮有事を望むのか:不審船・拉致疑惑・有事立法を考える』(2002年、彩流社
◆和田春樹『同時代批評(2002年9月〜2005年1月):日朝関係と拉致問題』(2005年、彩流社
高嶋伸欣*2拉致問題で歪む日本の民主主義』(2006年、スペース伽耶
◆太田昌国*3『「拉致」異論:日朝関係をどう考えるか』(2008年、河出文庫)
◆太田昌国・蓮池透『拉致対論』(2009年、太田出版
蓮池透*4『拉致:左右の垣根を超えた闘いへ』(2009年、かもがわ出版
蓮池透・和田春樹ほか『拉致問題を考えなおす』(2010年、青灯社)
青木理*5『ルポ 拉致と人々:救う会公安警察朝鮮総連』(2011年、岩波書店
蓮池透『13歳からの拉致問題』(2013年、かもがわ出版
蓮池透拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(2015年、講談社
蓮池透辛淑玉*6『拉致と日本人』(2017年、岩波書店
◆江口昌樹*7拉致問題を超えて:平和的解決への提言』(2017年、社会評論社
◆和田春樹『安倍首相は拉致問題を解決できない』(2018年、青灯社)

を読んだ方が有益でしょう。
 しかし、拉致でググる

中薗英助*8『拉致:知られざる金大中事件』(1983年、カッパノベルス→1995年、社会思想社・現代教養文庫→2002年、新潮文庫)
◆川越泰博*9『モンゴルに拉致された中国皇帝:明・英宗の数奇なる運命』(2004年、研文選書)

なんて「北朝鮮拉致と関係ないもの」もヒットするのがなかなか興味深い。「拉致=誘拐」であり犯人は北朝鮮に限定されないのである意味当然ですが。


大森勝久氏の新しい論文です: 荒木和博BLOG
 大森氏とは価値観の違いはあると言いながら、一方で「傾聴すべき所もある」「大森氏の死刑判決を冤罪と考え再審請求を応援している人間としてできる限り大森氏の要望(多くの人間に大森論文を知って欲しい)に応えたい」として紹介する論文が新型コロナウィルス対策名目で日本社会を破壊していく反日左翼の安倍首相 | 新・大森勝久評論集]というのだからびっくりです。
 安倍を「反日」「日本社会を破壊」とまで罵倒する人間・大森氏の論文を好意的に紹介する一方で、荒木は過去において「モリカケ桜を見る会も無実だ」と強弁してきました。
 安倍を非難したいのか、擁護したいのか、荒木の脳みそはまるきり理解できません。
 さて大森氏の論文にもコメントしてみましょう。

・日本では季節性インフルエンザが死因で毎年3000人以上が亡くなっている。その関連死を含めると約1万人が亡くなっている。
・新型コロナウィルスは感染してもほとんどの人は無症状か軽症であり,致死率も高くなく,季節性インフルエンザとほぼ同程度の病気であるという事実だ。
・読売新聞から抜粋しよう。世界保健機構(WHO)が,中国本土の新型コロナウィルス感染者約1万7000人の症例を分析した結果,82%が軽症,15%が重症,3%が重篤だった。死に至るケースも少ない。中国の国家衛生健康委員会による2月13日の報告をもとに(WHOが)算出すると,中国本土の致死率は2.29%。
・日本のインフルエンザの致死率は,年間約1000万人が感染して,それが原因の関連死を含めると約1万人の死者なので,0.1%である。新型コロナウィルスは季節性インフルエンザよりも感染率は弱く,致死率はやや高い程度の感染症なのである。
安倍氏は学校を休校にする理由について,「何よりも子供たちの健康,安全を第一に考えて」と述べた。(ボーガス注:しかし)子供たちは新型コロナウィルスに対して病理学的には極めて強いのだ。しかし安倍氏は平然と嘘をつける精神構造の人間である。「弱い子供たちの健康と安全を第一に考える」と言えば,親も社会も騙せると考えた。彼が嘘つき人間であることは「桜を見る会」の嘘のオンパレード*10の答弁で明白だ。正義も倫理も失ってきている自民党議員は,首相の嘘を受け入れて「党派主義」から首相を支える。
選抜高校野球も開催中止となった。生徒たちの努力と夢を踏みにじったのである。
・まず政府がやるべきことは,新型コロナウィルスはインフルエンザとほぼ同程度の感染症であり,過度に怖れることは全くないことを国民に周知させて安心させる。高齢者でなく基礎疾患の持病がなければ感染しても無症状か軽症で済むことを伝える。
・風邪の症状がある人は,密閉された人が多くいる場所へは行かないようにする。感染しているかもしれず,重症化するリスクの高い人に感染させるのを防ぐためである。基礎疾患の持病のある人や高齢者は感染リスクの高い場所へは行かないようにする。自分で自分を守る。

 「全く対策は不要」とはさすがに言わないものの「スポーツ大会中止、延期、無観客試合」「学校休校」「土日の外出自粛」までは必要はない、騒ぎすぎだとする大森氏です(ただしさすがに大森氏も密閉空間が危険であること、特に高齢者や持病(高血圧、心疾患、腎臓病、糖尿病など)がある人間にとって危険であることは認めていますが)。
 さて当然ながらこうした大森説に立てば「新型インフル特措法改正(場合によっては緊急事態宣言の発動)」「緊急事態条項を目的とした改憲」も、必要性はなく「安倍が独裁的政治を行うための謀略」と言う結論になり「どちらも反対」ということになります。

◆結論「インフル特措法改正にも、改正インフル特措法に基づく緊急事態宣言の発動にも、緊急事態条項を目的とした改憲にも反対」
◆理由「そんなことを実施する必要はなく、むしろ実施した場合の弊害が大きい(特に改憲の場合、コロナを口実とした完全な火事場泥棒、こじつけではないのか)」

と言う点では皮肉にも「共産党(九条護憲派で左派)」と「大森氏(九条改憲派で右派)」は「同意見」なのですが、共産党は大森氏とは違い「スポーツ大会中止、延期、無観客試合」「学校休校」「外出自粛」については「やむを得ない措置」と見ていると思います。
 つまり大森氏と共産党では「新型コロナに対する危険性の認識が大きく異なる(大森氏の方が楽観的)」という「無視できない重大な違い」があるわけです。それにしても、荒木も大森氏のこうした意見に賛同なんでしょうか?

安倍氏は翌26日,多数の観客が集まるスポーツ,文化イベントについて2週間は中止や延期,規模縮小などの対応をとるように要請した。27日には安倍氏は,全国の小中高等学校,特別支援学校に3月2日(月)から春休みまでの臨時休校を要請したのである。
・安倍首相は2月25日に閣議決定した「基本方針」を否定する要請を行った。

 確かに大森氏が指摘するとおり、「2月25日に閣議決定した基本方針」には「学校一斉臨時休校」なんて話はどこにも出てきません。
 出てこない以上「2月25日に閣議決定した基本方針」では一斉休校など考えてなかったとみるべきでしょう。ところが26日にいきなり安倍が「一斉休校」を言い出した。
 安倍が「個人的な思いつき」を「専門家の意見も聞かずに」、下手をしたら加藤厚労相など閣僚の意見すらろくに聞かず、独断と偏見で実行した疑いが濃厚です。
 でそうした安倍批判を大森氏がやることには問題はないでしょう。大森氏の新型コロナに対する危険性の認識が弱いのはいかがな物かと思いますが。

 共産主義国家と同じである。彼はまさしく反日左翼(共産主義者)である。

 やれやれですね。確かに大森氏が疑うように「安倍が独断で一斉休校を決めた」のなら、まさに「安倍独裁」と言う批判が該当するでしょう。それは間違いではない。
 しかしなんでそこで「まるで共産党一党独裁のようだ→安倍は反日左翼」になるのか。安倍なんかどう見てもウヨでしょうよ。
 別に、この話では「安倍の独裁(一斉休校要請を自分一人で勝手に決めた)を批判する」のにはヒトラー、ムソリーニ、「スペインのフランコ」といったウヨ独裁者だってかまわないわけです。ましてや「反日」とは何なのか。
 少なくとも安倍の主観では「一斉休校でコロナ蔓延を予防」は事実でしょう。その休校要請理由が「なんとしても習主席訪日と五輪を予定通り開催したい、そして習主席訪日と五輪終了直後、ご祝儀ムードを煽って衆院開催を仕掛け自民党が勝利したい」という「私利私欲に基づく物」であろうとも、方法論として間違っていよう(つまり一斉休校は混乱が大きいだけで予防効果に乏しいと言うこと)とも安倍の主観では「コロナ予防が目的であって、コロナ予防を口実に利用しているわけではない」のだから反日呼ばわりは違うのではないか。

 安倍氏が2月26日,27日と独裁的に「人の支配」を実行するに至ったのは,25日付の中国共産党の「環球時報」が,日韓に強力な新型コロナウィルス対策を要求したからである。25日付還球時報は,日本や韓国に対し,新型コロナウィルスの感染拡大」防止に「国を挙げた動員」による強力な措置を取るよう主張する社説を掲載した。日本の状況も「楽観できない」と指摘した。「感染が深刻ないくつかの国」から「感染が広がるリスクは既に中国を上回る」とも主張した(2月27日付読売新聞)。
 何度も主張してきたが,安倍氏は保守の仮面を被っているが,思想本籍は反日共産主義者であり,「日中協調の新時代」を創るべく,独裁侵略者の習近平国賓として日本に招くことを実現せよとしている人物だ。「日中協調の新時代」とは,日本をアメリカから離れさせて,中国に日本を侵略支配させることをいう。反日左翼の用語法は転倒語法である。彼は中国共産党の尖兵である。反日左翼の安倍氏にとって,中国共産党は「ご主人」である。

 つまりは「安倍の一斉休校要請は安倍のおそらく独断であり、そうなったのは安倍が中国に『安倍政権はもっと強力な措置を執れ、そうでなければ予定通りの習主席訪日など出来ない』とせっつかれたからである!」つうのが大森氏の見立てです。
 そして反中国の大森氏は「中国に媚びやがって!」と激怒すると共に、「習氏訪日&五輪後の衆院解散をやりたいから、一斉休校なんて動機が不純だ!」と安倍を罵るわけです。
 実際どうなのかはわかりません。そもそも安倍の決定「一斉休校」が「独断でないか(きちんと専門家の意見を聞いたのか、そもそもなんで前日発表の閣議決定に書いてないことをやるのか)」とか「不適切である(予防効果は乏しく弊害が大きいだけではないか)」とか批判するにおいて「安倍の動機」は正直どうでもいい話です(わかりようがありませんし)。
 例えば海峡両岸論NO.112 安倍政権下では難しい日中改善 習訪日延期と腰定まらぬ対中政策などは一斉休校要請については習主席訪日よりもむしろ「欧米を中心にこの時期、高まりつつあった東京五輪延期論、中止論に慌てた安倍がそれを封じ込めるために行った」と見ています(ただし海峡両岸論NO.112 安倍政権下では難しい日中改善 習訪日延期と腰定まらぬ対中政策の見立てにしても、そのように見なす「決定的根拠」があるわけではありません)。
 なお、言うまでもないですが、習主席の訪日も東京五輪も予定通りには実行できず、習氏訪日は今年の秋頃に、五輪は来年の夏頃に延期されたわけです。

拉致被害者家族会」の人たちと「救う会」の人たちに申し上げたい。なぜ安倍氏と決別して正面から戦わないのか。

 びっくりですね。
 ただし、安倍を「中露の手先」「反日左翼」呼ばわりする大森氏が「安倍は拉致を政治利用してるだけで解決する気など無い!。拉致を解決したければ救う会と家族会は安倍と決別してむしろ安倍を叩け、批判しろ!」と言うのは驚きではない。
 びっくりするのはこんな安倍非難文章を「救う会幹部の荒木」がエクスキューズも付けずに紹介していることです。荒木も「安倍は拉致を政治利用してるだけで解決する気など無い!。拉致を解決したければ救う会と家族会は安倍と決別してむしろ安倍を叩け、批判しろ!」と思っているのか?

 高いリスクの人のPCR検査をすぐに実施することと,重症感染者用の病床と人工呼吸器等を十分な数用意しておくことが重要だ。
 だが反日反国民の安倍氏は新型コロナウィルスの検査(PCR検査)を民間機関にさせる措置を3月6日まで意図的にさせないできた。
 つまり受診した病院の医師が新型コロナウィルス感染の疑いを持ち,PCR検査をすべきだと判断すればすぐに検査ができるのであれば,重症化を防げて命を救えた可能性がある人が何人もいたはずだ。
 安倍氏PCR検査を行政検査のみにして,民間にさせなかったのは,民間にさせれば感染者数がグンと増えてしまうからだ。そうなれば日本は感染拡大を防げていないとなって,同志習近平国賓訪日や東京五輪パラリンピック開催にマイナスになると考えたからである。

 このような疑念(故意の感染者数隠し)を指摘するのは大森氏以外にもいるし、俺もこうした疑念を感じています。
 いずれにせよ「高いリスクの人のPCR検査をすぐに実施することと,重症感染者用の病床と人工呼吸器等を十分な数用意しておくことが重要」と言う指摘はその通りではないかと思います。

*1:東京大学名誉教授。著書『歴史としての社会主義』(1992年、岩波新書)、『金日成満州抗日戦争』(1992年、平凡社)、『歴史としての野坂参三』(1996年、平凡社)、『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)、『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店)、『テロルと改革:アレクサンドル二世暗殺前後』(2005年、山川出版社)、『ある戦後精神の形成:1938〜1965』(2006年、岩波書店)、『日露戦争 起源と開戦(上)(下)』(2010年、岩波書店)、『これだけは知っておきたい日本と朝鮮の一〇〇年史』(2010年、平凡社新書)、『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書)、『領土問題をどう解決するか』(2012年、平凡社新書)、『「平和国家」の誕生:戦後日本の原点と変容』(2015年、岩波書店)、『慰安婦問題の解決のために』(2015年、平凡社新書)、『アジア女性基金慰安婦問題:回想と検証』(2016年、明石書店)、『米朝戦争をふせぐ:平和国家日本の責任』(2017年、 青灯社)、『レーニン:二十世紀共産主義運動の父』(2017年、山川出版社世界史リブレット人)、『ロシア革命』、『スターリン批判・1953〜56年:一人の独裁者の死が、いかに20世紀世界を揺り動かしたか』(以上、2018年、作品社)、『韓国併合110年後の真実:条約による併合という欺瞞』(2019年、岩波ブックレット)など

*2:琉球大学名誉教授。著書『旅しよう東南アジアへ:戦争の傷跡から学ぶ』(1987年、岩波ブックレット)、『教育勅語と学校教育』(1990年、岩波ブックレット)など

*3:著書『「異世界・同時代」乱反射』(1996年、現代企画室)、『「ペルー人質事件」解読のための21章』(1997年、現代企画室)、『ゲバラを脱神話化する』、『日本ナショナリズム解体新書』(以上、2000年、現代企画室)、『「国家と戦争」異説』(2004年、現代企画室)、『暴力批判論』(2007年、太田出版)、『チェ・ゲバラプレイバック』(2009年、現代企画室)、『テレビに映らない世界を知る方法』(2013年、現代書館)、『極私的60年代追憶』(2014年、インパクト出版会)、『〈脱・国家〉情況論』(2015年、現代企画室)、『さらば! 検索サイト:太田昌国のぐるっと世界案内』(2019年、現代書館)など

*4:著書『私が愛した東京電力福島第一原発の保守管理者として』(2011年、かもがわ出版)、『告発:日本で原発を再稼働してはいけない三つの理由』(2018年、ビジネス社)など

*5:著書『日本の公安警察』(2000年、講談社現代新書)、『北朝鮮に潜入せよ』(2006年、講談社現代新書)、『絞首刑』(2012年、講談社文庫)、『増補版 国策捜査』(2013年、角川文庫)、『トラオ:徳田虎雄 不随の病院王』(2013年、小学館文庫)、『抵抗の拠点から:朝日新聞慰安婦報道」の核心』(2014年、講談社)、『青木理の抵抗の視線』(2014年、トランスビュー)、『ルポ国家権力』(2015年、トランスビュー)、『誘蛾灯:二つの連続不審死事件』(2016年、講談社+α文庫)、『日本会議の正体』(2016年、平凡社新書)、『情報隠蔽国家』(2018年、河出書房新社)、『安倍三代』(2019年、朝日文庫)、『暗黒のスキャンダル国家』(2019年、河出書房新社)、『時代の証言者たち』(2020年、河出書房新社)など

*6:著書『強きを助け、弱きをくじく男たち!』(2000年、講談社プラスアルファ文庫)、『愛と憎しみの韓国語』(2002年、文春新書)、『怒りの方法』(2004年、岩波新書)、『悪あがきのすすめ』(2007年、岩波新書)、『怒らない人』(2007年、角川oneテーマ21)など

*7:著書『ナショナリズムを越えて:旧ユーゴスラビア紛争下におけるフェミニストNGOの経験から』(2004年、白澤社)

*8:1920~2002年。1981年に『闇のカーニバル:スパイ・ミステリィへの招待』(1980年、時事通信社→1997年、双葉文庫)で日本推理作家協会賞(評論その他部門)、1993年に『北京飯店旧館にて』(1993年、筑摩書房→2007年、講談社文芸文庫)で読売文学賞、1995年に『鳥居龍蔵伝』(1995年、岩波書店→2005年、岩波現代文庫)で大佛次郎賞を受賞。著書『スパイの世界』(1992年、岩波新書)など(ウィキペディア中薗英助」参照)。

*9:1946年生まれ。中央大学名誉教授。著書『明代建文朝史の研究』(1997年、汲古叢書)、『明代異国情報の研究』(1999年、汲古叢書)、『明代中国の軍制と政治』(2001年、国書刊行会)、『明代中国の疑獄事件:藍玉の獄と連座の人々』(2002年、風響社)、『明代長城の群像』(2003年、汲古選書)、『永楽政権成立史の研究』(2016年、汲古叢書)(ウィキペディア「川越泰博」参照)。

*10:ウヨの大森氏ですが「桜を見る会での安倍の発言」については「嘘だらけ」、自民党議員も「保身から安倍の嘘を容認している」というまともな認識に立っているようです。しかしこの大森論文を紹介する荒木も「桜を見る会での安倍の発言は嘘だらけ、自民党議員も保身から安倍の嘘を容認している」という認識なんでしょうか?