今日の産経ニュース(2020年9月4日分)

合流新党の幹事長に小沢一郎氏を 不参加の須藤元気氏が注文 - 産経ニュース

「無所属になる立場で言うのもなんですが、合流新党の執行部が世代交代しないのであれば、幹事長に小沢一郎*1先生、選対本部長に中村喜四郎*2先生という布陣はいかがでしょう」

 言ってることがまるきり意味不明ですね。参加しないのに何でそんなことを言うのかさっぱり分かりません。大体、民主党幹事長だった小沢氏はともかく、そもそも「旧民主党側も中村も」お互いにそこまでの思い入れは無いでしょうに。


【ドキュメント総裁選】早期解散論浮上した3つのワケ 高い自民支持率、足並み乱れる野党、日程も渋滞 - 産経ニュース
 普通に考えて「早期解散」はないでしょう。そもそもコロナ失政でもはや政権が持たないと思ったからこそ安倍は「衆院解散」「内閣改造」などの政治的博打も打てずに、「任期切れ」を待たずに退陣したわけです。首相が変わっただけではそれはリカバリーできないでしょう。「習主席訪日」であれ「コロナ終息」であれ、何であれ、「政治的成果」をアピールしてリカバリーしない限り解散すれば自民の議席が減るだけですから(裏返せば自民連中がリカバリーできたと思う成果があれば解散の可能性はありますがそれは今のところあるとは言えないでしょう)。政権交代や首相退陣に至らない場合でも議席減は当然ながら「自民の政治力衰退」にしかなりません。
 自民の支持率が高いと強弁する産経ですが、それは単に「立憲民主が伸び悩んでるだけ」であって、コロナ失政によって自民の支持率は減少傾向にあります。「解散云々」というのは菅の強がりにすぎないでしょう。


住民投票決定で吉村氏「過去の歴史に終止符打つ」 - 産経ニュース
 「これで都構想には終止符を打つ。勝っても負けてもこれが最後」などという吉村ですが、負けた場合には「可能ならば三度目の巻き返し」を狙うであろう事は今からわかりきっています。
 大体前回の投票自体が「これで都構想には終止符を打つ。勝っても負けてもこれが最後」と言う話だったはずなのに反故にしたのが吉村ら維新です。
 呆れたクズです。


【パリの窓】風刺画事件が問う多様性 5年後の「私はシャルリー」 - 産経ニュース
 別記事でも書きましたがまず第一に重要なことは「シャルリーエブドは本当にイスラム風刺なのか?」ですね。もちろん風刺で無ければテロをしていいわけでは無い。
 ただし、例えば「昭和天皇明仁上皇の顔写真をトイレットペーパーに印刷してウンコを拭く行為(たとえ話であり、そう言う事実があるわけでは無論ありません)」を誰かがしたら産経らウヨは激怒するでしょう。天皇制否定派(共和主義者?)や昭和天皇批判派ですらそれを「表現の自由だ」「風刺だ」として「是」とする人は少ないでしょう。
 挑発行為、侮辱行為、差別行為などと評価されても仕方が無いことをするのははっきり言ってバカでクズです。この点を抜きにしてシャルリーエブドへのテロ行為について「表現の自由」を論じることはそれこそ「イスラム差別の助長」にすらなりかねないでしょう。

 世論調査で国民の59%が「ムハンマドの風刺画掲載は正当だ」と答えたのに対し、25歳未満では35%にとどまった。

 というのはフランス国民の中に「シャルリーエブドは本当にイスラム風刺なのか?、イスラム差別では無いのか?」という批判が根強くあることを伺わせます。

*1:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党幹事長、「生活の党」代表など歴任

*2:宇野内閣科学技術庁長官、宮沢内閣建設相を歴任