「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年1/9分:荒木和博の巻)

オジサンは少年である 少女はオバサンであるという話(1月9日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 令和3年1月9日土曜日のショートメッセージ(Vol.282)。読んで字のごとくなのですが、まあなんだかんだ言っても男と女は違うよね、というお話しです。

 5分50秒程度の動画です。くだらないですね。
 まず第一にそんなことが拉致の解決と何の関係があるのか。
 第二に荒木はもちろん「客観的な話をしているわけでは全くない」。荒木の個人的偏見を垂れ流してるだけです。
 荒木が「おじさんは少年=男は年をとっても良く言えば理想主義でロマンチスト、悪く言えば非現実的」「少女はおばさん=女性は若いときから良く言えば現実主義者で悪く言えば理想のかけらもない」と思うのは奴の勝手ですが、そんなんは「ただの偏見」しかない。
 「男も色々、女も色々」であることは言うまでも無い。一般的に言って「ホニャララは全てチョメチョメ」と言う物言いはただの偏見であることがほとんどです。
 もちろんこんなことを言う荒木は「現実主義者の女は理想主義者の男を支えて欲しい」「女と違って理想主義の男は格好いい」などと「男である自分にとって都合のいいこと」を考えてるに違いないでしょう。くだらない話です。
 それにしても荒木が「だからLGBTなんてのは例外でしかない」と「LGBT差別発言」を堂々としているのには心底呆れます。まあ、非常識極右政党「旧民社」の出身らしいゲスさではあります。


大森勝久氏の新しい論文です: 荒木和博BLOG
新型コロナの対策として血管に障害のある人を守りつつ、社会経済活動は普通にやればよい | 新・大森勝久評論集

 国際医療福祉大学教授の高橋泰(たい)氏によれば、新型コロナウィルスは健康な人にとってはほぼ風邪と同じである。だから恐れる必要など全くない。

 「コロナはただの風邪(トランプなど)」はもちろん完全なデマですね。もちろん「高齢者や基礎疾患患者」に比べれば「健康な若年者」に「死亡の危険性が低い」事は事実です。
 なかには無症状感染者なんて人間もいる。そう言う意味では必要以上に恐れることはないでしょう。「三密回避(いわゆる社会的距離の確保)」「不要不急の外出自粛」「マスク着用」「手洗い、うがい」など「我々一般人が、比較的に簡単にできる対策」でかなりの程度感染を予防できるのも事実です。
 しかし「新型コロナにはまだ分からないことが多い」。
 「健康な若年者」なら絶対に死なないとは言いきれないし、死なないから問題ないという話でもない。
 「高齢者や基礎疾患患者への感染の危険性」はもちろん「後遺症の恐れ」や「死亡や長期入院には至らないまでも発症時の高熱、倦怠感、味覚、嗅覚異常などによる生活への支障」を考えれば「風邪と同一視できる代物」では到底ありません。特に「倦怠感」「味覚、嗅覚異常」「血栓ができやすくなる恐れ」などは一般の風邪には見られない症状です。
 実際、「新型コロナなんて風邪と同じ」程度の甘い考えで対応したスウェーデン、トランプ米国などが酷い目に遭ったことは今更言うまでも無いでしょう。トランプ政権に至っては「コロナだけが理由ではない(BLM運動、ロシアンゲートなど色々ある)」とはいえ「コロナも大きな理由となって」トランプは再選に失敗しました。
 正直、「閉鎖空間であり、コロナ蔓延の危険性が一般社会より高くなる危険性がある刑務所」の住人である大森氏がここまでコロナを舐めてるというのも空恐ろしいものがあります。まあ、「閉鎖空間」であるからこそ情報入手が困難であり、そんな中「高橋説のようなコロナの危険性を軽視する主張を支持してコロナを舐めてる荒木からの情報(当然、荒木はGOTO中止にも緊急事態宣言発令にも極めて否定的です)」が「大森氏の主たる情報源」ということもこうした「大森氏のコロナ軽視」の背景にはあるのでしょうが。大森氏も荒木なぞと昵懇になった結果の「コロナ軽視」とは全く困ったもんです。
 もちろん「外食産業などの営業自粛による経済への悪影響」や「外出自粛によるコロナ鬱(あるいは鬱まで行かなくても精神的な沈滞状態)、その結果のコロナ自殺の危険性」には配慮する必要はある。
 ただしそれは荒木や大森氏のように「従来通りの経済活動で何ら問題ない、GOTOは続けて構わないし、緊急事態宣言も不要。PCR検査も拡大する必要は無い」とコロナを舐めることで解決すべき話ではない。
 荒木や大森氏が振り回す高橋説は「コロナの危険性をかなり軽視している特異な説」で、多くの専門家の主張とは異なり、とても鵜呑みできる話ではありません。
 たとえば、「日本が欧米に比べて感染者が少ないこと」について「集団免疫の可能性」を指摘する高橋主張はどうひいき目に見ても「一つの仮説」でしかありません。確実な証拠のある話ではない。信用して採用するにはリスキーすぎるし、だからこそ国も自治体も、与党(自民、公明)も野党(立民、共産、社民など)もこんな説は採用しません。週刊新潮記事日本人の5割はコロナに「暴露済み」か 集団免疫獲得へ、致死率も低下(デイリー新潮) - Yahoo!ニュースなど「一部のメディアが高橋説を振り回してる」もののほとんどのメディアはこんな説は報じません。