高世仁に突っ込む(2021年2/6日分)(追記あり)

黒人への過去の「医療実験」がワクチン接種に影響 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 久しぶりに吉永春子さん*1のお墓参りをした。

以前

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(10/26分:高世仁の巻)(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログ
吉永春子さんの「コーヒー代」 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
「間抜けたところがある俺」は吉永春子氏の訃報を最初聞いたときは
1)最初は「ええっ、吉川春子さん*2なくなったの!」と勘違いし、
2)次に「ああ、『気がつけば騎手の女房』で大宅賞とった人か」と勘違いしてましたが、それは「吉永みち子(旧姓・鈴木)*3」でしたね。

 吉永春子さんに私は特別な恩を感じている。窮地にあったときポンと大金をくれたのだ。
 4年前に書いた「30万円のコーヒー代」に登場するのが吉永さんだ。
30万円のコーヒー代 2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 高世にカネをやるなんて俺から言わせれば「どぶ川にカネを捨てる」ようなもんです。吉永氏も愚かな事をしたもんです。

と俺が書いた吉永春子氏ですね。まあ、正直、俺は彼女のドキュメンタリーを見たことも本を読んだことも恐らく「今までに一度も無い」ので正直「あまり親近感がない」ですが。
 しかし吉永氏も高世のような「特定失踪者」というデマの垂れ流しに加担した「人間のクズ」に「俺はあの吉永さんに認められていたんだ!」と自画自讃に何度も使われるとは本当に「かわいそう」です。高世のようなクズを「過大に評価した点」は吉永氏の重大な過ちと言って良いのでは無いか。

 「死」を意識すると、なるべく志を曲げることなく生きたいものだなあと思う。

 「え、志を曲げてないのに特定失踪者なんてデマの垂れ流しに加担したの?。それ高世がウスラバカって事じゃん?。それとも『なるべく』だから『曲げることもある!』て言い訳するの?」
 「志を曲げたから、都合が悪くなったからお前は最近拉致について全然語らなくなったんだろ?」
 「そもそもお前に志なんかあったの?。最初からそんなもんはなかったんじゃないの?」
 「いや、そもそもお前(1953年生まれ)本当に死なんか意識してるのか?。『人生80年時代、なかには元ベトナム国防相ヴォー・グエン・ザップ(1911~2013年、102歳)、主婦連合会初代会長・奥むめお(1895~1997年、101歳)、元日本共産党議長・野坂参三(1892~1993年、101歳)、中曽根元首相(1918~2019年、101歳)、三笠宮崇仁親王(1915~2016年、100歳)、脚本家・橋本忍(1918~2018年、100歳)などのように100歳まで生きる人も居る(高齢で死去した著名人一覧 - Wikipedia参照)。俺もしばらくは死ぬことはないだろう』て思ってないか?」ですね。高世のデマ八百、嘘八百にはいつもながら呆れます。

 森喜朗*4発言などは欧米の人にとって大きなショックかもしれない。「日本がまだそんな差別を許しているなんて・・」と。

 いやいや、森氏は過去にも「神の国発言」「無党派層は寝ていてほしい」などの失言がある(森喜朗 - Wikipedia参照)し、森氏以外にも自民党政治家などの女性差別発言(後で紹介します)は過去に山ほどありますからね。よほどの「カマトト外国人」でない限り森発言は「ああ、またか。森はそう言う失言政治家だし、日本はそう言う女性差別の国だよな」でしかないでしょう。
 とはいえ、麻生太郎杉田水脈セカンドレイプ暴言(後で紹介します)に比べれば、森氏などまだ「ましな方」です(杉田暴言は『山口某の準強姦を告発した伊藤詩織氏』を「嘘つき」呼ばわりした趣旨の暴言と見られる)。
 なお、俺的には

北朝鮮による日本人拉致被害者を第三国で行方不明者として発見する案」(例えば森喜朗 - Wikipedia参照)

を首相在任中に提案したことで、無責任に制裁論しか言わない「家族会、巣くう会の太鼓持ち幇間の高世」よりは森氏の方が「ずっと拉致問題を真面目に考えていた」と理解し「高世よりは森氏の方にずっと好感を抱いています」。
 俺的には「森氏>絶対に越えられない壁>クズでカスでウスラバカの高世」ですね。たぶん高世に「ボクは森さんの方が高世さんより人間として格上だと思います」と言ったら「ふざけんな!」とマジギレするのでしょうが。
 森氏は「失言の多い御仁」なので「北朝鮮による日本人拉致被害者を第三国で行方不明者として発見する案」は当時の家族会、巣くう会の悪口雑言もあり、「失言扱いされた」かもしれませんが全然失言では無いでしょう。正直、森氏にはそうした「俺的に評価できる面」があるので俺個人は彼に対しては割と「見方が甘い」ですね。過去及び今回の森暴言に呆れながらも、「麻生や安倍の暴言に比べたらまだマシだ」「マスコミは森氏ばかり叩くな」とつい思ってしまう。

【参考:森氏の『第三国で発見』発言】

政治家の失言・問題発言を振り返る[写真特集20/22]- 毎日新聞
森喜朗
2000年
「3年前、(自社さの与党3党訪朝団の)団長として北朝鮮朝鮮民主主義人民共和国)に行った。北朝鮮はメンツを重んじる国だから(拉致問題を)正面から取り組むということではなくて、行方不明ということでもいいから、北京でもパリでも、バンコクでも、そこにいたというような方法もあるのではないかと当時申し上げたが、明確な返事をいただいていない」

 毎日新聞が失言、問題発言扱いしてるらしいことには全く賛同できません。
 むしろ

けっきょく人質の解放なんて金しだいということだ(拉致問題もご同様) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 最近(ボーガス注:女性差別暴言で五輪組織委員会会長を辞任という)不祥事を起こしてなにかと評判の悪い森喜朗氏も、伝わるところでは北朝鮮に、第三国で拉致被害者が発見されるという方式はどうだというような打診をしたそうですから、そういう点では、(元)子分の安倍晋三みたいに口先だけの人間よりは、はるかにまともなことをしたのだと思います。

という指摘に同感しますね。

北朝鮮拉致事件関連年表・資料
◆森首相、拉致「不問」解決を打診 「不明者として第三国にいたという方法も」(毎日新聞2000年10月21日)
【ソウル20日前田浩智】
 森喜朗首相は20日のブレア英首相との首脳会談で、自民党総務会長時代の1997年に自民、社民、さきがけの与党3党の訪朝団団長として朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)を訪問した際、日本人拉致問題について「行方不明者ということでもいいから、北京でも、パリでも、バンコクでも、そこにいたという方法もあるのではないか」として、拉致された日本人を家族の元に帰すことを優先させ、第三国で発見される形での解決策を示していたことを明らかにした。首相はこのあと記者団に「私や政府が今、そう考えているわけではない」と釈明したが、北朝鮮の関与など真相究明を棚上げする案だけに、国内で反発を招きそうだ*5。 
 森首相はブレア首相に対し、拉致問題について(中略)第三国で発見されたという解決策を日本側から提案した理由について「北朝鮮はメンツを重んじる国だから」と説明した。北朝鮮の反応については「明確な返事を頂いていない」と語った。
◆どんな形でも… 解決遠のく 北朝鮮拉致事件の森首相発言、不明者家族ら複雑
 1977年に新潟市で行方不明になった横田めぐみさん(当時13歳)の父親で、「北朝鮮による拉致」被害者家族連絡会代表の滋さん(67)=川崎市=は「行方不明者の家族は高齢化しており、非常に焦りを感じている。正攻法でだめな場合、たとえそういう形でも解決するのであれば、家族も喜ぶのではないか」と胸の内を話す一方、「北朝鮮に(拉致された人が)何人いるのかが分からないので、何人かが帰れたとしても、残りの人たちがどうなるのかという点に問題がある」と、複雑な心境を語った。
 「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(東京都文京区)の荒木和博事務局長(44)は「行方不明者が帰ってくることが一番大事であり(他の国にいたことにするのは)方法として考えられなくはない。しかし、公式の場でこうした発言をするのは軽率だと思う。北朝鮮が今後何らかの形で拉致問題に対応する際の逃げ道をふさいでしまい、結果的に解決できなくなるのではないか」との懸念を示した。
 一方、埼玉大の吉田康彦*6教授(予防外交論)は「一国の総理として、あまりに口が軽い。まして直接関係のない英国のブレア首相に話すとは」とあきれる。「森首相は、自分がずっと拉致問題について努力してきたことを言いたかったのでしょう。南北、米朝関係が動き、日本はバスに乗り遅れたくない。森さんは来年前半にも日朝国交正常化を実現して歴史に名を残したいと一生懸命だ。その功を焦っての発言とも言える」とみる。

【有本香の以毒制毒】拉致解決、阻むは「内なる敵」か 「森首相の失態」と同じ構図の「安倍倒閣運動」 (1/2ページ) - zakzak2018.5.11
 9日昼、東京・永田町界隈の街路には、日本と中国、日本と韓国の国旗が翻っていた。日中韓首脳会談*7の規制で道路が渋滞するなかを、永田町に近い、虎ノ門ヒルズにある「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」事務所へ向かった。
 私は月1回、同委員会の森喜朗会長(元首相)の話を聞いている。メディアに毒された人には、にわかに信じ難いだろうが、森氏は驚くほど聡明な人物だ。80歳の病後とは思えぬ記憶力、話の構成力に加え、モノマネまで交える巧みな話術は、現役政治家でもかなう人を私は知らない。
 9日は「北朝鮮拉致問題」について聞いた。
 森氏が首相時代の2000年10月、全国紙2紙が、北朝鮮の日本人拉致に関する「森首相の失態」を報じた。英国のブレア首相(当時)との会談で、「日本人拉致被害者を第三国で行方不明者として発見する案があったと暴露」と書き、「こんな重大事をペラペラしゃべるなんて」という外務官僚の嘆きを載せ、「首相の資質に欠ける」とたたいたのだ。
 新聞報道を受け、テレビなども「森首相は無能だ」などと騒いだ。
 森氏は1997年、当時の連立与党(自民党社民党新党さきがけ)の団長として北朝鮮を訪問した。拉致被害者の生存が定かでない中、訪朝団の面々が拉致の件で北朝鮮に激しく詰め寄り、そうした中で「第三国での引き渡し案」が出てきた経緯を、私に明かした。
 このような事情を、世界随一の諜報機関を持ち、当時、北朝鮮との国交樹立間近だった英国の首相に、日本の首相が話し、協力を頼んだことは、果たして問題だったのだろうか(ボーガス注:もちろん「いや、問題など無い」という反語)。
 今振り返ると、むしろ日英トップの会話の中身が、容易にメディアにリークされたことの方が大問題ではなかったか。
 もしこれが、拉致問題解決策を模索していた首相を陥れんがための、何者かとメディアによる連係プレーだったとしたらどうか。
 北朝鮮金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の動きはもちろんだが、(ボーガス注:拉致解決を妨害しようとする日本国内の)「内なる敵*8」の動きにも、私たちは注視する必要がある。

 「モリカケ、桜などを理由とした安倍批判」を「森氏の第三国発見案への批判」と同一視し安倍をかばう詭弁には全く賛同できません(なお、詭弁部分については紹介は省略しました)。そもそも「第三国発見案」は是非はともかく*9「私利私欲に基づく犯罪行為」ではありませんが、安倍のモリカケ、桜は「私利私欲に基づく犯罪行為の疑いが濃厚」なわけで話が全然違います。
 なお、「極右」有本が「第三国発見案」を夕刊フジで擁護するのが「意外」ですが、俺も同感ですね。森氏の第三国発見案はむしろ森氏が「拉致問題を彼なりに真剣に考えていたことの証明」でむしろ「評価されるべき」しょう。安倍なんぞより森氏に家族会は感謝すべきでは無いか。正直「小泉訪朝での水面下交渉」について関係者が詳しく語ることは「当面ない」でしょうが「森首相時代からの引き継ぎ」、つまり「森氏の貢献」と言う要素もあるのではないか。

金正恩委員長が拉致被害者を解放する可能性は? – ニッポン放送 NEWS ONLINE
有本香)
 20年近く前ですけど、このときに第三国で「拉致被害者の方々とこちらからご家族が行って、会って、そこで偶然行方不明だったのが見つかった」というテイでいいから返さないかという話があったということがありました。あの辺の歴史を振り返る必要があると思っています。これを森さんが当時のイギリスの首相のブレアさんに頼んで、その場所として濃厚だった一つが(ボーガス注:2018年にトランプ、金正恩会談が行われた)シンガポールです。
飯田浩司
 シンガポール政府も前向きだったという話だったそうですね。
有本香)
 当時は(ボーガス注:英国と北朝鮮が)国交を結ぶ直前*10だったのですが、(ボーガス注:国交正常化交渉によって英朝の)接触が深いということもあって、森さんはこれをブレアさんに直接日英首脳会談の席で持ちかけたのです。だけどそれが日本のメディアで大騒ぎになって、こんな秘密の作戦を他国の首相にべらべら喋るなんてとんでもないと、森さんはバッシングを受けてしまった。メディア報道がこのプランを潰してしまったという側面もあるのですが、あの当時は日本の総理がとんでもないということにされてしまった。

【参考:自民党政治家などの女性差別暴言】

厚労相に辞任要求/「産む機械」発言 女性議員申し入れ2007年1月30日
 柳沢伯夫*11厚生労働相が女性を「産む機械」と発言した問題で日本共産党民主党社民党の女性国会議員らは二十九日、柳沢厚労相に辞任するよう申し入れました。

慰安婦「戦争国どこにも」/NHK新会長が暴言2014年1月26日
 NHKの籾井(もみい)勝人新会長は25日の就任記者会見で、旧日本軍の「慰安婦」問題について「日本だけがやってたようなことをいわれる。戦争をしているどこの国にもあった」と述べ、旧日本軍の歴史的犯罪行為である「慰安婦」の存在を合理化し当然視しました。

“「慰安婦」強制はない”/自民・稲田政調会長が暴言2015年2月26日
 自民党稲田朋美*12政調会長は25日のBS番組で、(中略)日本軍「慰安婦」問題について謝罪した「河野談話」について稲田氏は、「強制性はなかった。(韓国側と)すりあわせた形での政治的決着として談話ができたことは確定、検証された」と述べ、「性奴隷」として強制された実態を否定しました。

自民党 相次ぐ暴言2016年4月1日
 自民党山田宏参院比例代表予定候補(元衆院議員)が、31日に開かれた自民党東京都連支部長・常任総務合同会議で、保育園の待機児解消を求める母親たちに対して「産んだあなたの責任はどうなのかと言いたい」という趣旨の暴言を吐いたことが明らかになりました。
 山田氏はあいさつで野党を批判し、待機児解消を求める声にふれ「行政の責任がどうのこうのという前に、産んだあなたの責任はどうなのかと言いたい」という趣旨の発言をしたといいます。

政府 セクハラ認定せず/福田次官問題 処分せず辞任了承/麻生財務相「はめられた」に批判2018年4月25日
 政府は24日の閣議で、女性記者にセクハラ発言を繰り返していた財務省福田淳一事務次官(58)の辞任を了承しました。福田氏は同日付で退職。セクハラの認定も福田氏の罷免の処分も行わない決定で、政府全体で今回のセクハラを容認した形となりました。
 問題発覚後も福田氏を擁護してきた麻生太郎*13財務相の任命・監督責任と対応責任は重大です。
 福田氏の処分については「セクハラ疑惑の週刊誌報道だけで、セクハラがあったと認定して処分するのはいかがなものか。(福田氏が)はめられて訴えられたのではないかなどと、いろいろな意見は世の中にいっぱいある」と、被害女性を侮辱する発言をしました。
 問題が起こった後も「次官に人権はないのか」と福田氏をかばい、「本人が出てこなければどうしようもない」と被害女性に名乗り出るように仕向け、セクハラの二次被害を生み出す対応をとってきました。

「子は3人以上」批判/笠井氏「究極のセクハラ」2018年5月12日
 日本共産党笠井亮*14政策委員長は11日の記者会見で、自民党加藤寛治*15衆院議員が「女性は3人以上の子どもを産み育ててほしい」と発言した問題を問われ、「とんでもない究極のセクハラ発言だ。女性を人格としてではなく、“子どもを産む機械”と発言した大臣がいたが、それと同じ発想で断じて許されない」と述べました。

麻生財務相 被害女性に渋々謝罪/「セクハラ罪ない」撤回せず2018年5月15日
 麻生氏は、「セクハラ罪という犯罪はない」との自身の発言については「誤解を与えたというのであれば、発言の仕方を考えなければと思っている」と述べながら、撤回はしませんでした。
 麻生氏は「セクハラは“親告罪」と答弁したことを追及されても、「セクハラは、相手側が『セクハラを受けた』と訴えられた形で罪になる。殺人とか強姦とか強制わいせつとかは、訴えなくても罪になる。罪の成立の仕方が違うという事実を言った」などと無反省な答弁に終始しました。

少子化の責任を女性に押し付ける暴言/麻生氏発言 小池書記局長が批判2019年2月5日
 日本共産党小池晃*16書記局長は4日、国会内での記者会見で、少子高齢化をめぐる麻生太郎財務相の「子どもを産まない方が問題だ」との発言(3日)について問われ、「少子化の責任を女性に押し付ける言語道断の発言だ。長時間労働保育所不足、子育ての重い経済負担など、産みたくても産み育てられない環境をつくった政治への反省がまったくない」と批判しました。
 小池氏は、麻生財務相が2014年にも「高齢者が悪いようなイメージをつくっている人がいるが、子どもを産まないのが問題だ」と述べ、後に説明不足だったと釈明していたと指摘。今回も、4日の衆院予算委員会で野党の追及に対し「誤解を招いたなら撤回する」と答えたことについて、「くり返しの暴言だ。麻生氏の辞書には『反省』という文字がないのか。財務相の資格もない」と強調しました。

夫婦別姓質問に自民席からやじ/与党の認識問う 高橋議員が批判2020年1月24日
 衆院議院運営委員会は23日、理事会を開きました。22日の衆院本会議での国民民主党玉木雄一郎代表の質問中に自民党席から「だったら結婚しなくていいじゃないか」というやじが飛んだことをめぐり、野党側は自民党に対し、やじを発した本人を特定し、どういう意思で発言したのか確認し、与党の認識を明らかにするよう求めました。
 玉木氏は、「姓を変えないといけないから結婚できないといわれた」と20代の男性の相談を紹介。法律で夫婦同姓を義務づけている国は日本だけとして、速やかに選択的夫婦別姓を実現すべきだと求めました。

自民席「結婚しなくていい」やじ/衆院議長に究明申し入れ/野党議員有志2020年1月25日
 衆院本会議(22日)の代表質問で、国民民主党玉木雄一郎代表が選択的夫婦別姓について取り上げた際、自民党席から「だったら結婚しなくていい」とのやじがあった問題で、日本共産党立憲民主党、国民民主党の野党衆院議員有志が24日、事実の究明や謝罪、撤回などを求める共同の申し入れを、大島理森衆院議長あてに行いました。
 申し入れは、やじを発したのが「杉田水脈議員であると複数の議員が証言している」と指摘し、問題のやじは、「選択的夫婦別姓の制度がないために苦しむ人の心を傷つけるとともに、憲法に保障されている結婚の自由を否定し、時代に逆行する暴言と断じざるを得ない」「国会の品位を傷つけた」と批判。議長に対し、発言者を特定した上で、その真意の説明や、事実であれば謝罪と撤回を促すよう求めています。

杉田議員の暴言 「許しがたい発言」/田村氏批判2020年9月26日
 日本共産党の田村智子*17政策委員長は25日の記者会見で、「女性はいくらでもうそをつけますから」という自民党杉田水脈衆院議員の暴言について問われ、「大変驚き、怒りが抑えられない」「非常に許し難い発言だ」と厳しく批判しました。
 田村氏は、問題の暴言が、自民党内の部会で杉田氏が性暴力を受けた女性への相談事業は民間委託ではなく警察が積極的に関与すべきだと主張したさいのものだと報じられていると指摘。「警察が相談窓口では、心理的な二次的被害を引き起こさないための対応などに不十分な点があると民間から指摘されている」として、被害女性が安心して相談できるよう民間の力も借りるべきだとの声に押された政府が検討を始めていたなかでの女性蔑視の暴言は、これらの前向きの動きを妨害するものだと述べました。

主張/杉田議員の暴言/どこまで尊厳踏みにじるのか2020年9月27日
 自民党杉田水脈衆院議員が、性暴力被害の相談事業などがテーマになった党内の会議で「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言しました。性暴力に苦しむ被害者をおとしめ、女性を侮辱する許し難い暴言です。性暴力の根絶を願って自らのつらい被害体験について勇気をふるって語り始めた女性たちを深く傷つけ、尊厳をあからさまに踏みにじるものです。
 杉田議員の発言が深刻なのは、性暴力被害にあった女性たちを再び傷つけ、追い詰め、沈黙を強いるものだからです。被害者が悩みに悩み抜いて勇気を出して相談しても、証言が疑われる場合が少なくありません。信用されないことを恐れて泣き寝入りし、被害が顕在化せず温存される悪循環が大きな問題になっています。
 いまだ社会に根深くある偏見や性差別をただすことが政治に求められる役割なのに、被害者に向かって「うそをつける」などと心ない言葉を投げつけることは、到底許されません。
 杉田議員は、自ら受けた性暴力被害を告発したジャーナリストの伊藤詩織さんを誹謗中傷するツイッターに賛同を示す「いいね」を押し、伊藤さんから損害賠償を求める裁判も起こされています。旧日本軍「慰安婦」問題でも、女性たちへの性被害は「ねつ造」であるかのような不当な攻撃をしています。女性の人権と尊厳を奪った行為を肯定し、痛みを感じない態度はあまりに重大です。
 今年1月の衆院本会議では、選択的夫婦別姓導入を求めた野党議員の質問時の杉田議員のやじが大きな問題になりました。自民党は、人権侵害の言動に無反省な杉田議員を不問にし続けるのか。2017年総選挙で比例中国ブロックに同氏を擁立した同党の責任が厳しく問われます。

【参考終わり】

ノルウェーでワクチンを接種した高齢者33人が死亡」のニュースが流れた。ワクチンアレルギーの強い日本人*18を震えあがらせるに十分な情報だが、TBS「報道特集」がこれを冷静に扱っていた。
 ノルウェーのニーハマル駐日大使がインタビューにこう答えている。
 「ワクチンを接種すると、気分が悪くなり、数日微熱が出ることがある。これが弱っていた体に大きな負担になったのではないかとの見方がある。あくまでその可能性があるだけで確認されたわけではないが。
 政府から、亡くなった人々がとても高齢で、非常に体力が弱っていたし、そうした人の多くは、いずれにしても毎週、数百人亡くなっているということが、かなり正確に説明されたから国民は混乱していない」
 報道によると亡くなったのは75歳以上の重篤な基礎疾患を持つ人たちだったという。
 体の弱い高齢者がワクチン接種後に亡くなったからといって、パニックにならぬようにというノルウェー政府の説明も冷静な対応でよいと思う。

 いやいやそれ「冷静な扱い」なんですかね。
 「ワクチン接種と、死亡と関係ない」と明言できないのであれば、そこから出てくる結論は「最低限、当面の間は基礎疾患を持つ高齢者には接種すべきでない(ワクチンの副作用で死亡を助長する恐れ、疑いがあるので)」「そして早急に死亡とワクチン接種の因果関係の有無を調査する」と言う話でしかないでしょう。
 俺も「死亡者は出てない」らしい「基礎疾患を持たない高齢者」や「子ども、若者や中高年」に対してまで「接種するな」とは言いませんが「接種後に死人が出てるグループ(基礎疾患を持つ高齢者)」には少なくとも当面は様子を見ることとして、接種すべきでは無いでしょう。
 そして基礎疾患を持つ高齢者がワクチン接種を嫌ったとしても現時点では非難できないでしょう。
 高世の文章を読む限り、「重篤な基礎疾患を持つ高齢者への接種」について高世や報道特集ノルウェー政府が「問題ないと考えてるのか、否定的なのか」どう考えてるのか明確では無く、その点が曖昧なのにはげんなりします。
 またこの「ノルウェーで死者が出たワクチン」は恐らく「欧米企業3社」、つまり「アストラゼネカ」「ファイザー」「モデルナ」のいずれかでしょうが、「いずれのワクチンなのか」「日本が入手しようとしているワクチンはどこなのか」を高世が書かないのにも呆れます(なお、後述しますが効くかどうかはともかく、欧米以外にも中国、インド、ロシアがワクチンを開発したと発表しています)。
 例えばこの「ノルウェーで死者が出たワクチン」と「日本が導入しようとしているワクチン」が別物なら「ワクチンが違うから問題ない」で済む話でしょうし、一方「同じワクチン」であるならば「他のワクチンに変えた方が良くないか」という話もあり得る。何でそういう細かい話を高世はしないのか。「報道特集」自体がそう言う細かい話をしなかったのか?(追記:ググったところノルウェーのワクチンはファイザー、日本が導入しようとしているのはファイザーアストラゼネカのようです。したがってアストラゼネカはともかく「果たしてファイザーを基礎疾患を持つ高齢者に接種していいのか」という問題があります)
 いずれにせよ、高世の方こそ「コロナへの恐怖」でワクチンへの認識が楽観的で「まずすぎる」のでは無いか。

【追記】
 上で

アストラゼネカ」「ファイザー」「モデルナ」と主要な物だけでも3種類もワクチンがある(まあ、他にもロシア、インド、中国がありますが)のに3種類のメリット、デメリットについて高世が論じようとしないことに呆れる

という趣旨のことを書きましたが、浅井基文先生もほぼ同様のこと、つまり

1)マスコミは何故、複数のワクチンの違いについてまともに論じないのか、
2)もし中国ワクチンにそれなりの効果があるなら、導入すれば*19尖閣問題などでギクシャクしている日中関係改善の一助になるのでは無いのか?、日本のマスコミはろくな分析もしないで『中国のワクチンなど信用できない』という偏見で報じていないか?。中国のワクチンを『欧米のワクチンでは高すぎて変えない発展途上国が多い』とはいえ少なくない国が導入しているのにそう決めつけて果たして良いのか?。仮に結果的に「それ(中国ワクチンへの低評価)で正しい」としても偏見で報じるのは適切ではない。そしてこうした偏見による低評価は中国のワクチンだけでなくロシアやインドのワクチンについても同じでは無いか?。それは悪しき欧米崇拝(&アジア蔑視)では無いか?

新型コロナ・ウィルス:ワクチン接種「騒動」への疑問|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページで書いており「浅井先生も俺と同意見なのか!」と勇気づけられました(なお、誤解のないように指摘しておけば浅井先生は「中国、インド、ロシアのワクチンが効く」とは言っていません。『欧米のワクチンに固執する必要は無いのでは無いか?』『欧米への崇拝とアジアへの蔑視からきちんと検討もすること無く、中国、インド、ロシアのワクチンを低評価してないか?』という疑問表明に過ぎません)。
 おそらく「複数あるワクチンのメリット、デメリットについて論じるだけの能力が日本のマスゴミにないから」でしょうが、ワクチンについてきちんと詳細に報じない点は「ジャーナリズム能力(特に科学分野でのジャーナリズム能力)が欠落しているにもほどがある」でしょう。
 そして「中国やインド、ロシアのワクチンに効果があるかどうか」はともかく浅井先生が疑うように日本のマスコミは「きちんと分析して論じるのでは無く」、中国やインド、ロシアへの偏見で「これらの国が開発したワクチンの評価」を低く評価しているように思います(もちろんプーチン政権、習近平政権、モディ政権に色々問題があることは事実でしょうが、浅井先生も指摘するように、そのこととワクチンの評価は一応別問題です)。
 まあ、日本のマスコミの場合「アストラゼネカ」「ファイザー」「モデルナ」のデメリット、メリットについてもまともに論じているようには見えませんが。

*1:1930~2016年。TBS報道制作部長、『JNN報道特集』ディレクター、報道局長を歴任。番組制作会社「現代センター」代表。代表作にテレビ番組「松川事件の謎」、「魔の731部隊」、ラジオ番組「ゆがんだ青春・全学連闘士のその後」(全学連幹部島成郎・唐牛健太郎らが、右翼の田中清玄から資金供与を受けていた事実を暴露)など。著書に『謎の毒薬:推究帝銀事件』(1996年、講談社)、『七三一:追撃・そのとき幹部達は…』(2001年、筑摩書房)など(吉永春子 - Wikipedia参照)

*2:1940年生まれ。埼玉県八潮市議、参院議員を歴任。現在、日本共産党名誉役員。著書『従軍慰安婦:新資料による国会論戦』(1997年、あゆみ出版)、『アジアの花たちへ:「慰安婦」問題と格闘した国会議員の記録』(2008年、かもがわ出版)、『女性の自立と政治参加:ある女性参議院議員の歩みとたたかい』(2015年、かもがわ出版)など(吉川春子 - Wikipedia参照)

*3:1950年生まれ。1973年に東京外国語大学国語学インドネシア語学科卒業後、競馬専門紙勝馬」を発行する立馬株式会社に入社。日本初の女性競馬新聞記者となる。夕刊紙「日刊ゲンダイ」の記者を経て、1977年に騎手(当時。後に調教師)の吉永正人と結婚(後に離婚)。ただし、騎手の吉永護は正人の前妻との間に生まれた子供であり、吉永みち子の実子ではない。また正人が亡くなる直前には彼の身の回りの世話をしていたという。1978年、株式会社日刊現代を退社し、約5年間の専業主婦を経てノンフィクション作家として復帰。1983年、雑誌「優駿」誌上の日本ダービー50周年企画で募集されたエッセイコンテスト「優駿エッセイ賞」最優秀作を受賞。これは『気がつけば騎手の女房』のベースとなる作品であった。1985年に『気がつけば騎手の女房』で第16回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。TBSラジオ『ズバリ快答!テレフォン身の上相談』(木曜担当パーソナリティ)などテレビ、ラジオでも活躍。著書に『気がつけば騎手の女房』(1989年、集英社文庫)、『性同一性障害』(2000年、集英社新書)、『麻婆豆腐の女房:「赤坂四川飯店」物語』(2003年、光文社知恵の森文庫)など(吉永みち子 - Wikipedia参照)

*4:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*5:「お前が批判したいならそう言え!、何が『招きそう』だ!」と実に不愉快です。

*6:著書『国連広報官:国際機関からの証言』(1991年、中公新書)、『国連改革』(2003年、集英社新書)、『北朝鮮を見る、聞く、歩く』(2009年、平凡社新書)など

*7:この時、安倍が李克強首相の北海道訪問に異例の同行をし、反中国ウヨを憤激させたことは有名です。

*8:要するに公安警察や巣くう会、拉致議連などのウヨ連中でしょう。

*9:俺の立場は「是」ですが。

*10:朝鮮民主主義人民共和国の国際関係 - Wikipedia北朝鮮と英国が国交樹立に合意 : 東亜日報によれば2000年12月12日に英国は北朝鮮と国交を樹立。

*11:森、小泉内閣金融担当相、第一次安倍内閣厚労相など歴任

*12:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相など歴任。

*13:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、外相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)、首相、第二~四次安倍内閣副総理・財務相などを経て菅内閣副総理・財務相

*14:共産党政策委員長などを経て、党国際委員会副責任者(常任幹部会委員兼務)

*15:第3次安倍内閣農水大臣政務官、第4次安倍内閣農水副大臣など歴任

*16:日本共産党政策委員長、副書記長などを経て書記局長

*17:日本共産党政策委員長(党副委員長兼務)

*18:高世が言うほど日本人の「ワクチンアレルギー」とやらが強いとは俺は思いませんし、高世はそう見なす理由に何らまともな根拠を挙げません。

*19:もちろんあくまでも「効果があれば」ですが。「日中友好のために効果を無視してでも中国ワクチンを導入しろ」とは浅井先生は主張してはいません。