今日の産経ニュース(2021年5月7日分)

【菅首相記者会見詳報】(2)「テレワーク徹底、出勤者の7割目指す」(1/2ページ) - 産経ニュース
 「そんなことが可能なのか。前回の緊急事態宣言でも7割テレワーク目指すと言ったが実現出来なかったじゃ無いか」「『お願いします』と企業に依頼するだけで終わりか」と批判されてる発言ですね。


【菅首相記者会見詳報】(5)ワクチン「日本の選手団にも接種したい」(1/3ページ) - 産経ニュース
 「五輪延期、中止派の俺」も全く同感ですが「医療従事者や高齢者、基礎疾患患者(もちろん全て接種が終わってない)ならともかく選手やボランティアに先行接種とはふざけてるのか」「そこまでする意義が五輪にあるのか」と批判された発言ですね。他にもアホ発言がありますが。

◆記者
「3日の(ボーガス注:改憲派)集会(ボーガス注:のビデオメッセージ)で(ボーガス注:首相はコロナ禍によって)憲法改正で緊急事態条項を設けることを「極めて重い大切な課題」と発言した。緊急事態条項がなければできないような感染症対策はどのようなものが念頭にあるか」
◆首相
「コロナ禍の中で備える中でですね。やはり緊急事態への、国民の皆さんの関心は高まっているだろうというふうに思ってます。政府として、例えば、ワクチンの治験についても、非常に国内治験というものも求められてます。どうしても3、4カ月ぐらいかかってしまいますので、なかなか接種も遅れてしまうとか、いろんな問題が今回のことで浮き彫りになったというふうに思ってます。特にこの感染症ということを考えたときに、落ち着いたら、そうしたことを検証して対策を考える必要がある。こういうふうに思っています」

 おいおいですね。何ら「コロナを理由とした改憲」の必要性の説明になってない。ワクチンの治験(モデルナやアストラゼネカ)について言えば是非はともかく「既に欧米では治験済み、使用済み」「日本でのコロナ感染の深刻さ」を理由に「例外措置」として「今回は治験省略」にすれば良いだけの話です。
 「それではまずい」というなら治験する(もちろん出来る限り、治験に掛かる時間を短縮すべきですが)しかないし、どっちにしろ改憲の必要なんかどこにも無い。もっともらしい話を何一つ出来ないのだから菅のアホさには呆れます。まあ、それ以前に「治験済みのファイザーワクチン」ですらろくに確保できてないわけですが。


【菅首相記者会見詳報】(6完)「約1000の市町村は7月末までに高齢者接種終えられる」(1/3ページ) - 産経ニュース
 TBSラジオ森本毅郎スタンバイ」でMCの森本氏も呆れてましたが「そんなことが本当に可能なのか」「何が根拠だ」「口から出任せじゃ無いのか?」「7月末までに終わらなかったら首相辞任など何らかの責任を取る気があるのか?。言いっ放しで終わりか?」ですね。というのも今の接種スピードではそんなことは絶対に無理だからです。よほどスピードアップしないと無理だし、そんなことが可能とはとても思えない。
 しかも

◆記者
「1日に100万回のワクチンの接種を目標にするならば、国民全体に普及するのに7カ月くらいかかる目安になる。(ボーガス注:『高齢者については7月末までに終了』という)積算根拠は」
◆首相
「いろんな情報を全部収集しています。その中で、いわゆるインフルエンザの接種を日本がやっています。そういう中で、60万回ぐらい平均できているという報告も受けています。そうしたことから考えたときに、態勢としてははるかに広く取っています。そうしたさまざまなことを考えたとき、それは可能だと。ですから、もう接種を始めて、本格的になって慣れてくると、そういうことも可能だというふうに十分に思っています」

というのはまるきりまともな回答になってない。「1日100万回のペース(もちろん現在はそんなペースではありません)ですら今から7ヶ月掛かる。あと2ヶ月しかないのに、高齢者限定ですら7月末までに終了なんて絶対に無理だと思うが、どういう計算をしてるのか?」という質問に対して言ってることは「明確な根拠は出せないんですが、これからスピードアップすれば、たぶん何とか可能だと思います」つう話ですから。
 「1日ホニャララ回のペースでやるから、高齢者については7月末までに終わります」というのでは全く無い。


首相「総裁任期前に解散」 月刊誌インタビューで - 産経ニュース
 呆れて二の句が継げませんね。まともな人間なら「今はコロナを終息させることで頭がいっぱい。解散時期なんか考えてる場合じゃない。そんなことはコロナが終息してから考える」「そんなことを聞くなんてあなた方は非常識だ」というでしょうに。
 それにしてもこの菅のインタビューをした「リベラルタイム」なる雑誌、6月号の特集は「東京五輪の経済効果」だそうですから「はあ?」ですね。どれほど脳天気でバカなのか。未だに開催可能だと思ってるのか。そもそも仮に開催したところで「無観客」でどれほどの経済効果があるというのか。
 それにしても「月刊『諸君』元編集長の堤尭」や「月刊ウィル元編集長の花田紀凱」が「リベラルタイム」の常連執筆者とは「誠意って何かね?(『北の国から〜'92巣立ち』での菅原文太のセリフ)」じゃありませんが「リベラルって何かね?」と聞きたくなります。


【主張】国民投票法の改正 本題の「憲法改正」へ進め - 産経ニュース

 維新*1が自民との幹事長会談で、付則は国会の発議権を制限しないと指摘し、自民が同調したのは国会の役割と国民の権利を守るもので極めて妥当である。

 「政治的に妥当かどうか」はともかく付則に法的拘束力が無いのは事実です。
 立民が「CM規制やインターネット広告、運動資金規制」がされない限り、発議されるべきでないというなら、当初枝野が公言していたように「それらを本文に書き込んだ案」を提案すべきだったのであって「付則でOK」など筋が通らないにも程があります。


<独自>菅原前経産相立件へ 東京地検特捜部 現金提供悪質と判断 - 産経ニュース
 「森友で起訴ゼロ」の検察の腰抜け振りを考えれば「本当か」と思いますが、起訴されるのならそれは勿論良いことです。

*1:いつもながら「自民の二軍」でしかない維新です。維新支持者の気が知れません。