今日の産経ニュースほか(2021年7月13、14日分)

基礎疾患なく重症化の中年も 都内の新型コロナ感染 - 産経ニュース
 つまりは「基礎疾患がなくて若くても(というか60代以上の高齢者でなくても)重篤化する可能性がありうる(コロナにはまだ解らないところがある)」ということで困った話です。結局「早急なワクチン接種」「それまでは感染予防」でしょうが、1)100%完全な予防なんて神様でないから無理、2)早く接種したいが国の無策で当面、40代の俺は無理そうということで弱った話です。


西村氏発言は「不適切」 自民・下村政調会長 - 産経ニュース
 「ワクチン不足というのは風評被害」などとデマ飛ばし、「実際にワクチン不足で困ってる」ので、さすがに自民系の地方首長からも「どこが風評被害なのか!、どこにワクチンがあるのか!」と批判される下村が自分を棚上げしてよくも言ったもんです。あえて言えば「明らかなデマ」である下村発言の方がよほど不適切です。
 というか「世間の批判が高まってきてからこんなこと言い出した」時点で「当初は下村が西村発言を何ら問題だとは思ってなかったこと」もモロバレですし。


リベラル21 野党共闘、最大の障害は枝野立憲民主党代表ではないのか、広原盛明(京都府立大学名誉教授)
 共産支持者として、タイトルだけで「全く同感、異議なし」ですね。むしろこういう立民批判の声がもっと出てしかるべきです。
 例の対談本の出版延期についても「枝野はふざけんな」という怒りしかないですね。
 枝野ら立民執行部の「常軌を逸した反共主義」には全くうんざりします。立民が「共産を敵視できるような党勢」ではないことは

 立憲は共産党と1~3人区で候補者を一本化して7議席伸ばしたものの、(ボーガス注:15議席にとどまり)都民ファースト(31議席)や共産(19議席)などに及ばず、政権批判票の受け皿として存在感が発揮できなかった

と言う「広原氏の指摘」でも明らかなのに、

 都議選最中の6月30日、枝野代表は記者会見で「わが党の公認・推薦候補の当選のために全力で仕事をするのが当然。それをやっていない議員らがいるとすれば信じられないし、許されない」と述べ、(ボーガス注:共産候補の応援をする立民議員に対して)立民候補がいる選挙区への応援入りを求めた。その一方、立民候補不在の選挙区での共産候補への応援については、「そうはいっても都内各地で仲間が必死の戦いをしている」と否定的な考えを示す有様(産経6月30日)。要するに、枝野代表の本音は、表向きは野党共闘と言っていても、実質的には共産党との選挙協力はしないということだろう。

と言う馬鹿野郎が枝野執行部です。

 私は(中略)枝野代表が「野党共闘の要」だとも思っていない。むしろ、枝野氏が立憲民主代表の座にある限り、野党共闘は永遠に進まないと考えている。野党共闘の最大の障害は枝野氏自身であり、枝野氏が代表の座から降りない限り野党共闘は実現しない。

という「広原氏の指摘」には全く同感ですが、問題は立民党内に「共産党との共闘をまともに考えてる輩が見当たらない」「枝野の同類の反共ウヨ議員(幹事長の福山など)が山ほどいる」ということでしょう。枝野が代表を辞めても「立民の反共主義」が変わるように見えないところがなんともかんとも。 


立民、本多氏の公認見送りへ 後任に亀石氏ら浮上 - 産経ニュース
 ということでさすがに「例の発言」を理由に「遅すぎ」とはいえ、本多*1を処分した立民です。世論の批判を前に「枝野代表の元秘書」「西村智奈美*2の夫」ではあっても本多を切って捨てたわけです。


【主張】福島の五輪無観客 「同調圧力」に屈したのか - 産経ニュース
 産経にとって都合の悪いときだけ「同調圧力」と言い出すのだから心底呆れます。
 とはいえ「無観客開催」の何が都合が悪いのかよくわかりませんが。


西村発言、関係閣僚が同意を否定 財務相「放っておけと指示」 経産相「強い違和感」 - 産経ニュース
 常識で考えて例の西村発言が「菅首相」「麻生副総理・財務相」などと言った政権幹部が「知らぬ存ぜぬ」などということはありえないところ、批判が高まるや「西村の個人的な発言」「我々は知らなかった」などと言い出すのだから全くふざけています。そして西村も、菅や麻生に随分となめられたもんです。
 もちろん「百歩譲って」西村の個人的発言だとしても「コロナ担当大臣としての公的な発言」である以上、菅や麻生に「責任がない」などというバカな話はない。

*1:野田内閣で経産大臣政務官

*2:鳩山、菅内閣外務大臣政務官、野田内閣厚労副大臣など歴任。立憲民主党新潟県連代表