今日の中国ニュースほか(2021年5月25日分)(ボーガス注:楊海英のクズさに呆れる、ほか)

◆楊のツイート

楊海英
 世界中が武漢肺炎*1に襲われている*2のに、何故、源の中国だけが幸運なのか?。研究室からウイルスとワクチンを同時に開発しない限り、ありえないことだ。

 「新型コロナ=中国の開発した細菌兵器」という完全な与太です。「静岡大学の懲戒処分」「ツイアカ停止」「著書の絶版処分(岩波などが楊に対する抗議意思の表明として)」を食らっても文句は言えないでしょう。そもそも中国は「PCR検査の徹底→陽性者の隔離、治療」「ワクチンの接種」などで必死に封じ込めたのであり、中国は決して「コロナ禍の被害が無かった」わけではありません。かつこの楊の発言なら「ファイザー、モデルナ、アストラゼネカのワクチン」はどうなるのか。
 楊の与太は「ファイザー、モデルナ、アストラゼネカのワクチン」を理由に「新型コロナは英米が開発した細菌兵器」というレベルの酷さです。


「中国共産党が日本の学問の自由を浸食」専門家が危機感 北海道教育大の元教授拘束から2年:朝日新聞GLOBE+

鈴木賢*3・明治大教授
 私が見るところ、中国関係の研究者たちは、日本人も含めて共産党の顔色をうかがっている人が大部分です。

 「はあ?」ですね。具体的に誰のことを言っているのか。「中国に一時、身柄拘束されて解放された人間*4(例:マスコミで身柄拘束&解放が報じられた岩谷將(のぶ)・北海道大学教授、朱建栄*5東洋学園大学教授)」はともかく、それ以外の人間(特に中国国内に家族や親類が居るわけでもない日本人)はそんなこともないでしょう。そもそも、この鈴木氏自身が中国研究者ですが。
 何つうか、この鈴木教授は「日本版・楊海英(常軌を逸したアンチ中国)」にすぎないんじゃ無いか。中国研究者は「デタラメ書くな」と鈴木氏と朝日に抗議すべきじゃないか。つうか「学術会議問題」や「歴史教科書問題(慰安婦の記述を排除しようとするなど)」の方が今の日本において余程重大な「学問の自由侵害」ですしねえ。


【主張】WHOの台湾排除 露骨な中国傾斜をやめよ - 産経ニュース
 むしろ産経らの方が「台湾傾斜」でしょう。
 浅井基文先生も台湾の世界保健総会出席問題-メンツ丸つぶれのG7外相会議とアメリカ-などで指摘していますが、米駐日臨時大使が台湾公邸訪問 79年の断交後初 - 産経ニュースでもわかるようにWHO総会出席の問題は単純な『公衆衛生の話』と言うきれい事ではない。
 明らかに台湾蔡英文政権はWHO総会出席を「台湾独立論」「台湾国連加盟論」などに政治利用しようとしている節がある。
 したがって台湾の主張に賛同することは「一つの中国を否定するのか?」と言う問題になる。「一つの中国を否定しない」のならば、浅井先生が言うように「台湾の参加を認めないのが当然」でしょう。
 そして台湾がどうしても参加したいのなら、米駐日臨時大使が台湾公邸訪問 79年の断交後初 - 産経ニュースなどといった「独立画策(『一つの中国』の否定を国際社会に受け入れさせようとしている)」との疑いを招く行為を辞め、いたずらな中国批判も自重し、中台友好に努力せよという話です。そもそも「中国からのワクチン提供の申し入れ」を「他の国からワクチン入手できる当ては当面ない」のに「中国には政治的思惑がある(借りを作りたくない)」などといって安易に拒否するような蔡英文がよくもまあ「WHO総会出席」について「公衆衛生云々」ときれい事を言えたもんです。まあ、それにしても、浅井先生も指摘していますが「米国もそれどころではない」のでしょうが、今のところ台湾に「米国がワクチン供給します」といえないバイデン政権もあえて言えば「無能、無力」ですよね。「米駐日臨時大使が台湾公邸訪問 79年の断交後初 - 産経ニュースなどの中国敵視行為」で「蔡英文の反中国を助長している」のはまさにバイデン政権なのに「中国の台湾へのコロナワクチン提供申し入れ」に対しては「将来はともかく現時点では」何も対抗措置をできないわけです。蔡英文も「コロナではバイデンは頼りにならない」「ワクチン供給するから台湾は安心しろと言えないとは何たる無能か」と半ば憤激しているのでは無いか。
 そして台湾問題では「人道主義ガー」の産経も例えば「もし北朝鮮国内でコロナ禍で苦しんでる人間がいるならその人間に罪はない」という「北朝鮮への新型コロナ関係での医療支援(ワクチン提供など)」にはアンチ北朝鮮を理由に反対するのでしょうし、まあ、デタラメですね。


米駐日臨時大使が台湾公邸訪問 79年の断交後初 - 産経ニュース
 バイデン政権も全く無茶苦茶ですね。「台湾独立論」にまで与する気はさすがに無いでしょうが、「台湾独立論に加担するのか?」という疑念を招く真似をするのは全く暴挙でしょう。


中国への核攻撃、過去に米検討 台湾海峡危機の機密文書:朝日新聞デジタル

 中国軍が台湾の金門島に砲撃を加えた1958年の第2次台湾海峡危機の際、米政府内で中国本土への核攻撃が検討されていたことがわかった。
 ただし、当時の当局者たちは米軍が中国本土に核攻撃すれば、ソ連が参戦して核による報復攻撃をしてくると想定したという。
 中国本土への核攻撃案は最終的に、アイゼンハワー大統領が退けたという。

 バイデン政権が中国封じ込め、親台湾的な動きを見せる今、こうしたことが今出てくる思惑が気になるところですね。なお、米国のこうした動きは中国も恐らく知っていたでしょうし、だからこそ「中ソ対立」でソ連が信用できなくなると「自前の核武装」の方向に動くわけです。


中国、なりふり構わず台湾のWHO参加阻止 感染拡大を揶揄 - 産経ニュース

 中国政府系のニュースサイト、中国網は24日の記事で「台湾の感染大発生が“防疫優等生”の偽りの仮面をはぎ取った」と蔡政権を揶揄した。

 揶揄も何も「中国の思惑」はともかく、「事実その通り」じゃないのか。

*1:いい加減武漢肺炎呼ばわりも辞めたらどうなのか。1)武漢云々が明らかに差別的意図、2)インド型など変異型が出ている、3)新型コロナの症状に必ずしも肺炎はないと言う意味で不適切でしょう。

*2:水際防疫、三密防止徹底、PCR検査徹底、コロナワクチン接種などで被害の少なかった、あるいは被害を減らした国は中国以外にも多数ある(ニュージーランドイスラエルなどが良く名前として上がる)ので表現として不適切でしょう。

*3:著書『現代中国相続法の原理』(1992年、成文堂)など

*4:「俺だけで無く」鈴木氏もそうだと思いますが俺もそう言う人間については「中国に媚びていい」とは言いませんが激しい中国非難なんか別に期待していません。それは「無理な要求」でしょう。

*5:著書『江沢民の中国』(1994年、中公新書)、『香港回収』(1997年、岩波ブックレット)、『中国2020年への道』(1998年、NHKブックス)、『朱鎔基の中国改革』(1998年、PHP新書)、『毛沢東ベトナム戦争』(2001年、東京大学出版会)、『中国 第三の革命』(2002年、中公新書)、『毛沢東朝鮮戦争』(2004年、岩波現代文庫)、『中国外交:苦難と超克の100年』(2012年、PHP研究所)など