次期衆院選への不出馬を表明した議員の後継として、近い親族である「世襲」の新人候補の公認内定が与野党*1で目立っている。
世襲は(中略)政治の劣化を招いたともいわれており、賛否両論を呼びそうだ。
自民は同日、次期衆院選の公認候補者となる選挙区支部長について、三重2区は川崎二郎*2元厚生労働相の長男、秀人氏を、愛媛1区は塩崎恭久*3元官房長官の長男、彰久氏の就任をそれぞれ決めた。
山口泰明選対委員長が地盤とする埼玉10区では、公募の結果*4、山口氏の次男、晋氏が選ばれた。立憲民主党は、北海道3区に荒井聡*5元国家戦略担当相の長男である優氏を擁立する。
世襲議員に関しては、有能な人材が新規参入できずに新陳代謝を阻み、政治の劣化を招いてきたとの指摘がある。
「世襲なんかやめろ」ではなく両論併記とは言え、産経にこうした記事が載るとは面白い。とはいえ「世襲による劣化」の典型と言えば「産経が万歳し続けたモリカケ、桜の安倍*6(岸*7元首相の孫、安倍晋太郎*8元外相の息子)」ですが(苦笑)。まあ、こういう記事を書く記者は『勿論、公言しない』とはいえ、阿比留などと違い「うちの会社も良く安倍なんか礼賛できる(呆)」「俺も可能なら産経なんか辞めて朝日や読売にでも移籍したい」と内心では思ってるのかもしれない。
しかしこういう記事も「安倍辞任効果」ですかね。安倍政権時代なら「世襲である俺への当てこすりか、と安倍さんが怒るから掲載できない。没」ではないか。むしろ菅*9だと「俺は世襲じゃない。一方、ポスト菅と世間が言う石破*10(石破二朗*11参院議員の息子)や河野*12(河野一郎*13元農林相の孫、河野洋平*14元自民党総裁の息子)、岸田*15(岸田正記代議士の孫、岸田文武代議士の息子)は世襲だ。俺へのおべっかか(ニコニコ)」の可能性すらある。
なお、ここで名前が出てきた川崎二郎氏ですが
◆祖父・川崎克
戦前の代議士(立憲民政党所属)
◆父・川崎秀二
鳩山一郎内閣で厚生相。松村謙三*16(松村派ボス)を親分とし、松村と共に日中友好に尽力。『一つの中国:正統政権は中国政府』、『松村謙三:日中国交回復の先導者』、『米中ソを歩く:中国はいつ国連に復帰するか』(以上、1971年)などの著書がある。また、岸内閣が提出した警職法改定案について、リベラル派として反対を表明。党紀委員会から離党勧告を受けている*17(川崎秀二 - Wikipedia参照)。
と言う三世政治家であり、後継者となった長男、秀人氏が当選すれば「四世議員」になります。
また、同じく名前が出てきた塩崎恭久氏ですが塩崎潤*18代議士の息子という二世政治家であり、後継者となった長男、彰久氏が当選すれば「三世議員」になります。
また、同じく名前が出てきた山口泰明氏ですが、親、祖父は国会議員ではないとはいえ
山口泰明 - Wikipedia参照
◆祖父・山口圭一郎(旧中山村長)
◆父・山口泰正(元川島町長)
ということで「三世政治家」ではあります。
【聞きたい。】與那覇潤さん 『歴史なき時代に 私たちが失ったもの 取り戻すもの』 - 産経ニュース
「大学での歴史学の教育を通じて、一般の学生や聴講者が学べる有益なことは『ない』と考えるのが妥当だろう」
「大学を離職した」与那覇*19が同業者をそう誹謗したいなら勝手にやればいい。同業者たちは「おそらく実害もない」ので、おそらく「勝手に言ってろ」「お前が大学を辞めたからそう言ってるだけだろ」「負け犬の遠吠え乙」と無視し、自分たちの仕事をするだけでしょうし、与那覇の信者でもない限り「鼻で笑うレベルの寝言」でしかない。
それにしても「反日・自虐史観」などと放言し、
◆笠原十九司*20都留文科大学名誉教授(南京事件研究)
◆林博史*21関東学院大学教授(沖縄戦研究)
◆吉見義明*22中央大学名誉教授(慰安婦研究)
など歴史学者(但し、産経『正論大賞』を受賞した秦郁彦*23のような右翼学者は除く)を誹謗する産経の紙面でこんなことを言えば「産経の同類ウヨ」と誤解される恐れもあるのに、与那覇はバカというか何というか。いや、俺は与那覇についてよく知らない*24ので解りません。実際に与那覇は「産経の同類ウヨ」かもしれません。もしかしたら「産経の同類ウヨとしての無茶苦茶な主張への同業者からの批判」が「休職&離職理由(打たれ弱い性格の与那覇*25が批判で病気を発症*26)」や「こうした同業者への誹謗の理由」かもしれません。まあ與那覇潤 - Wikipediaによれば「あの悪名高いトンデモ右翼・池田信夫*27」と
◆『「日本史」の終わり:変わる世界、変われない日本人』(2012年、PHP研究所→2015年、PHP文庫)
池田信夫との対談
として共著を出すような御仁ですからね。まともな人間は池田と共著は出さないでしょう。
昨年の強い同調圧力を伴う自粛ムードは昭和戦前期を参照して論じられるべき特異な現象だったが、歴史学者の多くはそれを避け、自粛に従順だったと與那覇さんは指摘する。
「歴史教科書や公文書管理の問題*28では口やかましく政府を批判し、歴史は大事だと言ってきた人たちも、実は空気に流されているだけだった*29と、今回のコロナでみんなに見抜かれました*30」
「はあ?」「お前はアホか」ですね。ならば、例えば自粛しないでおおっぴらに居酒屋で騒げば良かったのか。路上で立ち飲みしている人間や、自粛要請を無視して営業している店は産経や与那覇にとって「よくやった」「いいぞ、もっとやれ」と評価されるのか。
「いわゆる自粛警察」「営業自粛による経営危機の問題」を考慮しても、まさかそうした行為を「よくやった」「いいぞ、もっとやれ」つう訳にもいかんでしょうに。
そもそも「いわゆる自粛警察」「自粛を要望するだけでろくに休業補償もしない安倍、菅政権の態度」などは「歴史学者の多く(というか歴史学者限定ではなくマスコミや野党各党なども批判していますが)」も批判していたところであり「歴史学者の多く」が「自粛を容認しただけ」であるかのような与那覇の物言いはデマでしかありません。
それにしても「昭和天皇重病期の自粛ムード」を批判するどころか礼賛した産経が良くもこんな記事が書けるもんです。しかしこんなアホ与那覇の著書が「朝日新書」ですか。朝日も落ちぶれたもんです。
平成19年から地方公立大准教授を務め、病気休職を経て29年離職。
與那覇潤 - Wikipediaによれば与那覇は『元・愛知県立大学准教授(ただし病気休職の後、退職)』だそうですが「地方公立大学」と産経が曖昧に書く理由は何なのか?。与那覇の要望なのか?。与那覇にとって、そんなに「愛知県立大学時代」が嫌なのか?。病気休職の理由も「大学での人間関係のトラブル」など、「愛知県立大学に関係する話」だったのか?。つうかこの記事での「与那覇の無茶苦茶な物言い」を見てると「無神経な物言い(場合によっては事実に反する物言い)で、大学内(同僚教員など)に無駄に敵を作り、その結果、病気を発症したのではないのか」つう気もします。まあ、与那覇のような御仁は「あまり、おつきあいしたくない人種」ですね。俺は「広義の左派(共産支持者)」なのでウヨらしい与那覇には共感できませんが、それ以前に与那覇には、「無駄に攻撃的」「相手のことを勝手に決めつける」など、「人間的に欠陥があるような気がします」ね。
それにしてもこのインタビュー記事が「与那覇による他者への悪口ばかり」であることにはうんざりしますね。そういうくだらない本なのか。
地下鉄で五輪批判ビラ散布男逮捕、威力業務妨害疑い - 産経ニュース
公安がデモなどの政治活動を「威力業務妨害」で逮捕するのは「日本では良くあること」ですが、そもそも「何ら社会にアピールしなかったら」政治活動として無価値ですし、「社会へのアピール」程度で「会社へのイメージダウンで、業務が妨害された」というのでは政治活動はすべて「威力業務妨害」になってしまう。「業務妨害」と言われても仕方がないよほど「酷い代物」でない限り、無法な政治弾圧でしかない。
おそらく今回も「無法な政治弾圧」でしょう。公安にも呆れますが、こんな逮捕状を発令する裁判所の人権感覚のなさにも呆れます。
「中国よりはさすがにマシ」とはいえ、日本の現状はおよそ「中国の香港デモ抑圧」を批判できるほど、立派なものではありません。
G7各国と比べればその人権状況は「大いに劣る」と言うべきでしょう。
共産「居酒屋の灯を消すな」 酒類自粛の不満受け皿狙う - 産経ニュース
「反共」産経らしい記事の書きぶりが「やれやれ」ですね。
自粛により被害を受ける居酒屋が現状に不満を抱えてるのなら、「それをどう解消すべきか」考えるべきところ、「共産が居酒屋に迎合してるかのように書き飛ばす」のだからやれやれです。産経は菅政権の居酒屋への対応が「何ら問題ない」「菅政権への不満は誤解や曲解だ」「共産の主張はすべて間違ってる」とでも強弁する気なのか。
【日曜に書く】論説顧問・斎藤勉 「無観客」悔しくてたまらぬ - 産経ニュース
悔しがるのは産経の勝手ですが「感染者数を減らして早く緊急事態宣言を解除して有観客開催したい*31。五輪は無理でも、せめてパラリンピックはそうしたい」「こんなにコロナが蔓延しなければ有観客開催できた。コロナを蔓延させた菅政権の無為無策が嘆かわしい」などならともかく「今すぐ有観客開催に切り替えろ。マスク着用、三密防止など感染予防をすれば問題ないはずだ」と宮城県知事と似たり寄ったりのことを言い出すから絶句です。
【主張】五輪競技本格化 偉大な敗者に拍手を送る - 産経ニュース
ショックだったのは、日本の体操界、スポーツ界の象徴的存在だった内村航平が鉄棒から落下したことだ。種目別の鉄棒一本に絞って4大会連続の五輪に臨んだ内村は予選敗退が決まり、これで大会を去る。
改めて大会1年延期の難しさを思う。度重なる故障で満身創痍の32歳に、1年の延期がどれだけ負担だったか。
選手の事情などお構いなしに、(ボーガス注:コロナを理由に東京五輪の)2年、あるいは4年の延期を主張した識者、政治家らには、自身の発言がどれだけ無神経なものだったかを知ってほしい。
何も社会は内村ら五輪選手を中心に回ってるわけではないので「産経はアホと違うか」ですね。そして五輪強行によるコロナ蔓延を危惧する「医療従事者の事情」を産経はどう考えてるのか。内村の事情だけを重視するのが産経なのか。
そもそもその産経の理屈なら「全盛期にモスクワ五輪(1980年)参加の機会を、日本政府の補助金カットの恫喝に屈したJOCのボイコットで失った選手(例えばマラソンの瀬古利彦、水泳の長崎宏子)」などはどうなるのか。決して産経は「モスクワ五輪をボイコットすべきではなかった」「JOCや日本政府の判断は間違っていた」「瀬古や長崎などがかわいそうだ」などとは言わないのだから全くでたらめです。
また、「池江のために延期したわけではなく、単なる結果論に過ぎない」とはいえ、東京五輪1年延期によって池江璃花子が出場できたこと(当初予定通りの日程なら闘病中で出場できず)を考えればこういうのもはや「運、不運」「人間万事塞翁が馬」としか言い様がない。
つうか、これ、内村に同情してると言うよりは「内村をネタにお涙頂戴すれば開催強行が正当化できる」と内村を「政治的道具」に利用してるだけじゃないですか。「自身の発言が内村に対してどれだけ無神経なもの」か知るべきなのは内村を政治利用する産経の方でしょう。
まあ、まともな人間は「内村の不幸(予選敗退)と、開催反対(あるいは延期)と関係ない」と言うだけの話ですが(そもそも、内村に全盛期の力がないことを考えれば予定通りの開催でも活躍できた保証もありませんが)。正直、この産経の主張は「合理的主張ではなくお涙頂戴」という馬鹿馬鹿しさでは「死んでいった英霊(戦死者)の事を思えば中国から撤退できない。そんなことをしては英霊に申し訳が立たない」と言って中国撤退に反対したという東条英機陸軍大臣ら陸軍幹部連の無茶苦茶さと大して変わりません。まあ、東条発言が「一定の政治力を持った」ように日本ではこの種のお涙頂戴は「それなりに力を持つ」わけですが。
【主張】京アニ事件2年 迅速手続きで真相究明を - 産経ニュース
「京アニに小説を盗まれた」という身勝手な言い分が、なぜ平成以降で最悪の放火殺人事件に飛躍したのかは理解しがたい。この点を公判で被告に語らせる必要がある。
多分、語ってもらっても常人には理解できないと思います。たとえば宅間守の犯行動機なんか聞いても「異常な動機」としか常識人は理解できないでしょう。結局、「常人に理解できる常識的な犯行動機」ならともかくそうでない事件については「理解しようがない」という話にしかならないんじゃないか。
被告には精神疾患での通院歴があり、最大の争点は刑事責任能力の有無と程度だ。京都地検は約半年間の鑑定留置を行った上で被告に責任能力があると判断し、起訴に踏み切ったが、被告の弁護側が今後、新たな鑑定を請求する可能性もある。裁判所が認めれば、再び数カ月に及ぶ鑑定が行われることになる。
だが、審理をいたずらに遅らせることは、被告をはじめ、被害者や関係者の記憶を薄れさせることにもつながる。
おいおいですね。精神鑑定をして徹底的な審理を行うことの何が問題なのか。単に産経が1)死刑判決を少しでも遅らせたい弁護側の引き延ばしで精神病ではないと決めつけてるか、2)マジで精神病でも、心神耗弱が認定されて凶悪犯が減刑されるのはおかしい*32と思ってるかどっちかでしかないでしょう。どっちであれくだらないですが。
つうか「記憶を薄れさせる」て「はあ?」ですね。既に警察、検察も被害者から調書をとってるでしょう。
かつ「現行犯逮捕」だから処罰するにおいて「被害者の記憶」なんて、どうでもいい話です。「被害者の目撃証言」が正しいかどうかが問われていて、被告人は犯行を否定しているというような「被害者の記憶の正確性」が必要な事件ではないでしょうに。
青葉被告は、自らも皮下組織に達する「3度」の熱傷を全身の93%に負った。最先端治療を施して一命をとりとめさせたのは、事件の真相を語らせ、罪を償わせるためでもある。
「違うよ、バカ」ですね。命を救ったのは「どんな人間のクズでも生きる権利はあるから(つうか故意に見殺しにしたら殺人罪が成立しますが)」に過ぎません。命を救うことで「事件の真相を語らせ、罪を償わせ」たいと思うのは産経の勝手ですが、そんなことは救命した理由ではない。つうか「事件の真相」といっても「京アニに小説を盗まれた」が「事実に反する被害妄想」だとしても、おそらく「犯行動機」でしょうからねえ。
まさか1)本当に京都アニメが盗作してた*33だの、2)実は被告は嘘をついており、隠された真の動機があった(そしてそれが裁判で明らかになるかもしれない)だの言う話でもないでしょう。
そして「罪の償い」といっても「36人も殺害してる」ので
◆西口彰事件 - Wikipedia(1963~1964年)
5人殺害し死刑執行
◆大久保清事件(1971年)
8人殺害し死刑執行
◆勝田清孝事件 - Wikipedia(1972~1983年)
8人殺害し死刑執行
◆座間9人殺害事件 - Wikipedia(2017年)
9人殺害し死刑判決が確定(まだ未執行)
などの「過去の判例」から考えれば、「熊谷連続殺人事件 - Wikipedia(2015年、6人殺害。精神病による心神耗弱が認められ無期懲役)のように心神耗弱が認められない限り死刑以外にない」し、「死刑大好き、厳罰大好き」産経も死刑を求めるのでしょうからね。
「やけどで死ぬ」のと「死刑」とは勿論違うとは言え複雑な感情を覚えざるを得ません。手塚「ブラックジャック」でも「瀕死の重傷を負った犯罪者*34」をブラックジャックが治療するが、結局、彼には死刑が執行され、ブラックジャックが複雑な思いを感じるという話がありましたが。
【参考:ブラックジャック】
手塚治虫「ブラック・ジャック」の名言&感動エピソード | CinemaGene
ニューヨークのスラム街。銃を持った警官たちに追われ、逃走する少年はビルの非常階段へ逃げ込み7階へと追い詰められます。観念した少年はそのまま投身自殺を図るのですが、脳死状態ながら一命を取り留めます。その容疑は父親殺しというスラムでは珍しくないものでしたが、駆けつけたニューヨーク警察のハリー警部は「少年なので生かして逮捕したい」と蘇生措置を要請します。
手術は無事成功し、少年は裁判所へ出廷できるまでに回復しました。しかし、陪審員たちが下した判決は有罪、裁判官は少年に死刑を宣告します。泣き崩れる少年を前に、傍聴席からB・Jは「なぜあのまま死なせてやれなかった!?*35」と叫び、退廷を促されてしまいます。
手塚治虫漫画全集「ブラック・ジャック」第2巻 第2話「二度死んだ少年」
初出:週刊少年チャンピオン1974年4月8日号
「死刑にするため助けたんじゃない!」ブラック・ジャックの「二度死んだ少年」と京アニ事件 | レトログッズコレクターの@HOMEな日常
少年に死刑の判決が下った時、ブラック・ジャックは法廷で叫んだ。
「この少年は、いったん死んだんだ。その死んだ少年をわざわざ生き返らせて助けたんだぞ。死刑にするため助けたんじゃない!! どうしてわざわざ二回も殺すんだっ なぜあのまま死なせてやれなかった!?」
【参考終わり】
【経済インサイド】金融庁幹部「事前の調整と違う…」 西村再生相が会見で独走 酒類提供停止問題の舞台裏 - 産経ニュース
「西村が独走」と言うタイトルが酷いですね。常識で考えて菅首相や麻生副総理に無断で、西村が暴走するわけがない。西村もそこまで無茶苦茶ではないでしょう。
そもそも本当に西村の暴走なら、野党やマスコミの批判が高まる前に菅や麻生から西村にダメ出しが入っていたでしょう。
しかし実際に菅や麻生が西村を批判しだしたのは「野党やマスコミの西村批判の後」です。
もちろん、仮に「西村の暴走」だとしても「だから首相や麻生副総理に責任はない」なんてバカな話はありませんが。
それにしても西村も随分なめられたもんです。「お前が一人で罪をかぶれ、派閥ボスでもないお前ごときが俺たちの要望を断ったら後でどうなるか解ってるんだろうな。過去には防衛相(福田内閣)、政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)などでも、今は無役の石破のように干されたいのか」「お前が罪をかぶれば、野党の大臣辞任要求は拒絶するから」「かばいきれなくなって辞任不可避になってもほとぼりが冷めた頃に引き上げてやるから」という「脅しと甘言」が既に菅や麻生などからされてるのでしょう。
*1:与野党と言っても産経が名前を挙げるのは自民と立民だけで、しかも「ほとんど自民」ですが。
*2:小渕内閣運輸相、小泉内閣厚労相、自民党国対委員長(谷垣総裁時代)など歴任
*4:どう見てもインチキ公募ですが。何せ山口氏自身が「次男に継がせたい」と公言してましたので。そんな出来レースのインチキ公募で、応募したがる人間がいるか疑問ですので公募メンバー全員が「山口氏が用意したサクラ」の可能性すらあるんじゃないか。
*5:日本新党代表幹事、新党さきがけ政調副会長、鳩山内閣首相補佐官(国家戦略担当)、菅内閣国家戦略担当相(経済財政担当相兼務)など歴任
*6:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相
*7:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相
*8:三木内閣農林相、福田内閣官房長官、自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任
*9:第一次安倍内閣総務相、第二~四次安倍内閣官房長官を経て首相
*10:小泉内閣防衛庁長官、福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任
*11:建設事務次官、鳥取県知事を経て参院議員。鈴木内閣で自治相・国家公安委員長
*12:第三次安倍内閣国家公安委員長、第四次安倍内閣外相、防衛相を経て菅内閣行革相
*13:鳩山内閣農林相、岸内閣経済企画庁長官、自民党総務会長(岸総裁時代)、池田内閣農林相、建設相、副総理・五輪担当相、佐藤内閣副総理・五輪担当相など歴任
*14:新自由クラブ代表、中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長など歴任
*15:第一次安倍、福田内閣北海道・沖縄担当相、第二次、第三次安倍内閣外相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)など歴任
*16:東久邇宮内閣厚生相、幣原内閣農林相、鳩山一郎内閣文相など歴任
*17:まあ昔の自民には川崎秀二氏のような人物もいたんですが今は本当に酷いですね。
*18:元大蔵官僚(国税庁次長、主税局長を歴任)。中曽根内閣経済企画庁長官、海部内閣総務庁長官など歴任
*19:與那覇潤 - Wikipediaによれば本人は横浜生まれだが、曾祖父が沖縄出身とのこと。著書『翻訳の政治学:近代東アジア世界の形成と日琉関係の変容』(2009年、岩波書店)、『帝国の残影:兵士・小津安二郎の昭和史』(2011年、NTT出版)、『対論集・史論の復権』(2013年、新潮新書)、『中国化する日本(増補版)』(2014年、文春文庫)、『日本人はなぜ存在するか』(2018年、集英社文庫)、『知性は死なない』(2018年、文藝春秋)、『歴史がおわるまえに』(2019年、亜紀書房)、『心を病んだらいけないの?:うつ病社会の処方箋』(共著、2020年、新潮選書)、『荒れ野の六十年:東アジア世界の歴史地政学』(2020年、勉誠出版)、『歴史なき時代に』(2021年、朝日新書)、『平成史』(2021年8月刊行予定、文藝春秋)など
*20:著書『アジアの中の日本軍』(1994年、大月書店)、『日中全面戦争と海軍:パナイ号事件の真相』(1997年、青木書店)、『南京事件』(1997年、岩波新書)、『南京事件と三光作戦』(1999年、大月書店)、『南京事件と日本人』(2002年、柏書房)、『南京難民区の百日:虐殺を見た外国人』(2005年、岩波現代文庫)、『南京事件論争史』(2007年、平凡社新書→増補版、2018年、平凡社ライブラリー)、『「百人斬り競争」と南京事件』(2008年、大月書店)、『日本軍の治安戦』(2010年、岩波書店)、『第一次世界大戦期の中国民族運動』(2014年、汲古書院)、『海軍の日中戦争』(2015年、平凡社)、『日中戦争全史(上)(下)』(2017年、高文研)、『憲法九条と幣原喜重郎:日本国憲法の原点の解明』(2020年、大月書店)など
*21:著書『沖縄戦と民衆』(2001年、大月書店)、『BC級戦犯裁判』(2005年、岩波新書)、『シンガポール華僑粛清』(2007年、高文研)、『戦後平和主義を問い直す』(2008年、かもがわ出版)、『戦犯裁判の研究』(2009年、勉誠出版)、『沖縄戦 強制された「集団自決」』(2009年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『沖縄戦が問うもの』(2010年、大月書店)、『米軍基地の歴史』(2011年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『裁かれた戦争犯罪:イギリスの対日戦犯裁判』(2014年、岩波人文書セレクション)、『暴力と差別としての米軍基地』(2014年、かもがわ出版)、『日本軍「慰安婦」問題の核心』(2015年、花伝社)、『沖縄からの本土爆撃:米軍出撃基地の誕生』(2018年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)など。個人サイトWelcome to Hayashi Hirofumi'
*22:著書『草の根のファシズム』(1987年、東京大学出版会)、『従軍慰安婦』(1995年、岩波新書)、『毒ガス戦と日本軍』(2004年、岩波書店)、『日本軍「慰安婦」制度とは何か』(2010年、岩波ブックレット)、『焼跡からのデモクラシー:草の根の占領期体験(上)(下)』(2014年、岩波現代全書)、『買春する帝国:日本軍「慰安婦」問題の基底』(2019年、岩波書店)など
*23:千葉大学教授、日本大学教授を歴任。著書『慰安婦と戦場の性』(1999年、新潮選書)、『歪められる日本現代史』(2006年、PHP研究所)、『統帥権と帝国陸海軍の時代』(2006年、平凡社新書)、『南京事件(増補板)』(2007年、中公新書)、『現代史の虚実:沖縄大江裁判・靖国・慰安婦・南京・フェミニズム』(2008年、文藝春秋)、『靖国神社の祭神たち』(2010年、新潮選書)、『陰謀史観』(2012年、新潮新書)、『旧日本陸海軍の生態学』(2014年、中公選書)、『昭和史の軍人たち』(2015年、文春学藝ライブラリー)、『慰安婦問題の決算』(2016年、PHP研究所)、『病気の日本近代史:幕末からコロナ禍まで』(2021年、小学館新書)など。
*24:そもそも与那覇について興味もありませんし、今まで著書を読んだこともありませんが。今後も読まないでしょう。
*25:Mukkeが典型的ですが、「攻撃的な性格なのに批判を受けると逃げ出す輩」は珍しくありません。
*26:もちろん正当な批判であれば与那覇が「病気を発症」しようとも非難されるいわれは全くありません。
*27:国際大学教授、RIETI(独立行政法人経済産業研究所)上席研究員、SBI大学院大学客員教授、株式会社アゴラ研究所代表取締役社長。『原発「危険神話」の崩壊』(2012年、PHP新書)、『朝日新聞世紀の大誤報:慰安婦問題の深層』(2014年、アスペクト)、『戦後リベラルの終焉:なぜ左翼は社会を変えられなかったのか』(2015年、PHP新書)などの著書があるトンデモ右翼(池田信夫 - Wikipedia参照)
*28:要するに「森友公文書改ざん問題」のこと。
*29:おいおいですね。歴史教科書問題や森友公文書改ざん問題での「安倍や菅の無法」を免罪していると誤解されかねない物言いを、「安倍や菅の無法を免罪しようとしている産経」でやるとは与那覇はどれほどバカなのか。いや実際、与那覇は「産経文化人」として安倍や菅を免罪しようとしているのかもしれませんが。
*30:誰もそんなことは見抜いていませんが?。なお、俺個人は「私は気づいた」という物言いではない、この種の「皆が気づいた」「我々は気づいた」という物言いは「今回の与那覇に限らず」好きではありません。「お前がそう思ってるだけだろ、俺や俺の周囲はそんなこと気づいてねえよ」というケースがほとんどですので(従って俺について言えばそういう物言いはブログなどでしたことが「あまりない」かと思います)。「我々はホニャララすべきだ」という決意表明ならともかく。
*31:まあ、五輪開催期間中の緊急事態宣言解除は無理でしょうが
*32:これについては、例えば精神に重大な問題があったのだから、減刑になるのは仕方ないと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が紹介する『熊谷連続殺人事件 - Wikipediaの遺族』の主張参照
*33:仮にそうでも放火など許されませんが
*34:ただし京都アニメの犯人とは違い、「一定の同情の余地がある犯行動機」という設定ではありましたが。
*35:このマンガでは「少年が自殺を図った」という設定なので「自殺を図ったわけではない京都アニメの犯人」とは違う点に注意が必要です。