今日の中国ニュース(2021年8月31日分)

新型コロナ: 世界大学ランキング、中国勢躍進 東大は35位: 日本経済新聞

 英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は2日、最新の世界大学ランキングを発表した。中国の北京大学清華大学がアジア勢で最も高い16位となった。中国の大学は上位200位以内に10校がランクインし、躍進を印象づけた。日本のトップは東京大学の35位で、京都大学は61位となり、上位200位に入ったのは2校のみだった。
 今回初めてトップ20に中国の大学が2校ランクインしたことについて、同誌は新型コロナウイルスの影響を指摘した。パンデミック(世界的大流行)発生時に中国で検体や症例のデータが充実しており、同誌は「新型コロナ関連の医学論文の引用数が増え、結果的に順位を上げた」との見方を示した。

 まさに基本的に、理数系の学問振興と政治体制・民主主義の程度は関係ないと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)ですね。


中国、「車人材」厚待遇で招く 日本人技術者が流出: 日本経済新聞

 世界最大である中国の自動車市場に活躍の舞台を求める日本人技術者が増えている。中国の新興自動車メーカーなどが厚待遇で人材獲得を進め、7月にはトヨタ自動車の元チーフエンジニアも中国の国有自動車大手に移ったことが分かった。
 「GAC(広州汽車集団)で世界をあっと驚かせる車を造っていきたい」。
 7月末、中国国有自動車大手の広州汽車が広東省広州市で開いた投資家向けのイベント。同社の研究所で独自ブランド車の企画や開発、品質管理まで全般を統括する首席技術総監に就任したばかりの勝又正人氏は、中国語での自己紹介も織り交ぜ抱負を語った。
 勝又氏は(中略)主力セダン「カムリ」のチーフエンジニアとしてフルモデルチェンジの指揮を執った経験を持つ。トヨタでエース級だった技術者の中国大手企業への転身は、業界内で驚きを持って受け止められた。
 2015年設立の小鵬汽車は19年2月、トヨタで40年近く品質管理に携わった宮下善次氏を「生産品質高級総監」として迎え入れた。
 17年設立の宝能汽車集団も20年2月、日産自動車に在籍していたことのある大谷俊明氏ら複数の日本人技術者を幹部に採用した。
 移籍する技術者にとって、待遇面と裁量の大きさが魅力となっている。中国企業の募集条件は年収が1000万円を超えるケースも珍しくない。
「ホンダの技術者を採りたい」。
 中国に駐在する日本の人材サービス大手の担当者は最近、中国の自動車メーカーから相談を受けた。ホンダが4月から募集した早期退職に2000人超が応募したことを受けてのことだ。
 およそ30年前の半導体産業を巡る状況に重なる部分がある。日本の半導体産業は1980年代に隆盛を極めたものの、90年代後半以降は多くの電機メーカーの半導体部門が多額の赤字を計上。技術者が大量に離職し、受け皿となった韓国のサムスン電子は貪欲に技術を取り込み、飛躍した。
 自動車産業が同じ轍を踏まないという保証はない。

 ノーコメントで紹介だけしておきます。


外資買収の森林面積、10年で4倍 中国資本が4割「公共工事など影響しかねない」(西日本新聞) - Yahoo!ニュース(長田健吾、竹中謙輔、北京・坂本信博)
 産経と同レベルの与太記事で心底呆れますね。西日本新聞がここまで頭のおかしいキチガイ右翼新聞とは思わなかった。


孔鉉佑駐日大使「地方交流と協力は中日関係改善の活力の源泉」--人民網日本語版--人民日報

 遼寧省の陳緑平副省長が司会を務め、劉寧*1遼寧省党委員会副書記兼省長、日本の黒岩祐治・神奈川県知事、新田八朗*2富山県知事、達増拓也岩手県知事、南里隆・佐賀県副知事、片江学巳・在瀋陽*3日本国総領事が出席

 ということで産経のような「反中国ウヨ」が何をほざこうとも多くの日本の政治家たちが中国ビジネスを重視してるわけです。


韓国101歳哲学者、金亨錫氏インタビュー詳報「習体制である限り香港は不毛の地に」 - 産経ニュース
 「中国の学者」と思いきや「韓国」だそうです。吹き出すと共に呆れます。
 つまりは「劉暁波のような中国国内の民主活動家」ではなく、「産経文化人」のような「韓国の反共右翼」にすぎないわけで「そんな奴の中国非難が日本人にとって何の価値があるんだ?」ですね。

*1:青海省長を経て遼寧省長(劉寧 (政治家) - Wikipedia参照)

*2:日本海ガス社長などを経て富山県知事

*3:遼寧省省都