今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年12月30日分)(追記あり)

拉致啓発決議 大阪の26議会で採択も温度差否めず - 産経ニュース
1)啓発などしても拉致は解決しない
2)教育への不当な政治介入も甚だしい
と言う意味で怒りを禁じ得ません。
 なお、この件についての島田のツイート。

島田洋一リツイート
 横田めぐみさんをせせら笑った生方幸夫氏といい、この西谷知美氏といい、こうも次々「枝」が怪異に歪む以上、立民という「根」が腐り果てていると見る他ないだろう
◆にしたに知美(摂津市議会議員・立憲民主党)
 今年、不甲斐なかったのは摂津の教育に拉致被害者の問題を持ち込ませてしまったこと。もっと論破できるようにならなくては。

 おそらく俺と同様の立場から西谷氏は批判してるのでしょう。「繰り返しますが」俺も西谷氏に同感です。むしろ拉致を政治利用する島田ら救う会にこそ怒りを覚えます。大体、島田の場合、「荒木和博」と違い、拉致関係のツイートもブログ記事もほとんどありませんからね。奴のツイートやブログ記事はほとんどが「中国非難」「原発推進」など北朝鮮とは関係ない。拉致問題を島田は今回のような「個人攻撃のネタ」としか思ってないんじゃないか。
 それでよくもまあ「巣くう会副会長」など平然とやれるもんです。
 「活動の方向性が明らかに間違ってる」「拉致以外に荒木は食い扶持がないから必死にやってる」とはいえ「特定失踪者問題調査会代表」荒木和博の方が「巣くう会副会長」島田に比べたらずっと「拉致問題についていろいろブログ記事を書いたりして」真面目(?)にやっています。
【追記】

島田洋一
 拉致被害者や家族を「うっとうしい厄介者」扱いし、批判されると慌ててお座なりな謝罪でごまかす。
 この議員のような典型的愚か者が今年も多々出てくるのだろう。
 まずは立民党執行部がいつ除名するのかだ
◆にしたに知美(摂津市議会議員・立憲民主党)
 この度は、私のツイートで拉致問題を軽視するような誤解を与えてしまったこと、大変申し訳ございませんでした。心より謝罪し、撤回いたします。
 拉致問題については重大な人権侵害であり、啓発が大切であることは言うまでもありません。今後とも解決に向けて取り組んでまいります。

 やれやれですね。小生は別に拉致被害者家族を「うっとうしい厄介者」だと思うから啓発云々を批判してるわけではありません*1
 そんなことは「拉致の解決につながらない」上に「教育への不当な政治介入だと思う」から批判してるわけです。
 拉致は外交交渉でしか解決しない。これは拉致に限らず「核廃絶」「領土問題」なんかも同じですが。
 つうか、多くの人権問題も「啓発だけでは解決しない」あるいは「啓発よりももっと大事なことがある」。
 例えば冤罪問題は「過去の冤罪問題についての啓発を学校教育など教育の場でやることが大事」なのか。まあ、やるなとは言いませんが、そんなことよりもよほど「冤罪防止のための法改正」に動く方が有益でしょう。
 しかも、この場合での「拉致啓発」というのは「巣くう会、家族会という特定の団体の望む方向」という「政治的に偏向した教育」ですからね。「巣くう会や家族会に批判的な人間(例えば、田中均氏、蓮池透氏、和田春樹氏)」を講演させるなんてことは想定されていない。
 それにしても、西谷氏がきちんと反論せずに屈服してしまったことには失望を禁じ得ません。


めぐみさんへの手紙 東京都町田市立鶴川中から - 産経ニュース
 こんな手紙を書いて拉致の解決と何の関係があるのか。何の関係もない。実に馬鹿馬鹿しい。大体、なぜ拉致被害者の中で横田めぐみだけが特別扱いされるのか?


韓国外相 慰安婦問題「日本は前向きで合理的対応を」 | 日韓関係 | NHKニュース*2
韓国外相「歴史問題解決のため、日本はもっと真剣な姿勢で」 | 毎日新聞
 全く同感ですがそうした批判が共産党社民党を除いて与野党から主張されず(というか自民、維新、国民民主は明らかにこの問題で右翼的対応でしょう。立民もウヨの泉が代表では果たしてまともな対応をするかどうか不安なところです)、メディアでも必ずしもマトモに報じられないところが何とも嘆かわしい。
 極右メディア産経や読売のように下劣な悪口をしないだけマシですが、上記の報道も「韓国側がこう主張した」と報じているに過ぎません。
 なお、なぜか毎日、NHKは「歴史認識問題」のみをタイトルにしていますが、「福島汚染水海洋放出問題」についても「韓国に情報提供して納得を得てからにしてほしい」という批判がされています。


北京五輪で北朝鮮と関係改善「事実上難しい」韓国外相|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト
 韓国外相の記者会見発言が元になってるという意味では上で紹介したNHK毎日新聞と同じですが、「記事タイトル」は「北京五輪での南北首脳会談の見込み(北朝鮮から好意的対応が今のところ見られず厳しい見込み)」という別の話になっています。


【独自】映画モデルにもなった北朝鮮の大物スパイ、ヒミツ道具は日本の携帯番号!? 日韓に張り巡らされた暗躍の網:東京新聞 TOKYO Web(城内康伸*3
 「アンチ北朝鮮のウヨ」城内らしいですが、城内が大げさに書いたところで「違法行為として逮捕起訴されたわけではない」ので「城内と東京新聞はアホか」です。しかもネタ元は「捜査関係者」という謎の人物、工作員呼ばわりされる登場人物も全て「実名ではない」。
 つまりは

1)政治的、道義的是非はともかく違法行為ではない
2)違法行為だとしても証拠不十分で起訴どころか逮捕すら出来なかった

の「どちらか」なので本来なら「大々的に書ける話」ではないのを「北朝鮮叩きネタなら何でも書くウヨの城内」に対し「公安が流した情報」を城内が垂れ流してるだけでしょう。
 あえて言えば城内の行為は巣食う会とか家族会系の連中とかかわった北朝鮮関係の言論人は、その後ろくな状況でないと思う(関川夏央や高世仁、恵谷治、李英和ほか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が批判する「朝日の長谷川」や高世仁と同様で

「そういうことをすると政治工作に加担することになる」とか「いくら何でもジャーナリズムに反する」とかいう批判

は免れないでしょう。今のところ、城内は「東京新聞編集委員」で高世や長谷川のような「凋落」はしていませんが。


<デスクの眼>韓国大統領府に工作員 北朝鮮の脅威は核にとどまらない:東京新聞 TOKYO Web(城内康伸)
 韓国政府は「大統領府に北朝鮮工作員」という事実を否定しています。
 つまり現時点では「城内に好意的に理解しても」真偽不明の話です。城内も「真実」と見なすまともな根拠を何も提出できません。城内と東京新聞の主観はともかく、この記事で明らかになってるのは「真偽不明の怪しいネタ」で北朝鮮脅威論を煽る彼らのバカさでしかありません。「日本か韓国の公安」とズブズブの「政治工作員も同然の男=城内」ではないのか。

*1:ただし「公平の観点」から「正直に認めておきます」が俺は「拉致被害者家族」を「うっとうしい厄介者」と思って「軽蔑」「殺意」「憎悪」「憤怒」を覚えています。それは別に俺が「北朝鮮シンパ」という話ではない。彼らが「拉致最優先」などとバカなことを言わなければ「日本人妻はとっくの昔に帰国できたのではないか」とか、彼らが田中均氏に不当な個人攻撃をしなければ田中氏は外務省を退官せずにすんだのではないかという意味での「うっとうしい厄介者」です。

*2:NHKのタイトルは「慰安婦」ですが実際には徴用工なども含めた「歴史認識問題の話」になっています。この点では毎日のタイトルの方がより適切です。

*3:著書『シルミド:「実尾島事件」の真実』(2009年、宝島SUGOI文庫)、『猛牛(ファンソ)と呼ばれた男:「東声会」町井久之の戦後史』(2011年、新潮文庫)、『金正恩の機密ファイル』(2020年、小学館新書)など