「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年1/29日分:荒木和博の巻)

どんどん忘れていくので調査会でも活字で残すことにしました(R4.1.29): 荒木和博BLOG

 昨日は調査会の幹事会(年2回開催)でした。様々な議論がなされたのですが、その中の一つとして紙の記録、つまりこれまでの蓄積を書籍として残そうということになりました。

 5分36秒の動画です。
 説明文で分かるように、拉致解決とは直接の関係は全くありません。
 さて「記録として残すだけ」なら、「書籍(単に書籍にするだけなのか、商業出版かはともかく)」にする必要はどこにもありません(「日本共産党の党史」のように書籍にしようと荒木らの勝手ですが)。
 今のデータをきちんと保管しておけばいい。「相手が引き取ってくれるかどうか」と言う問題はありますが、いわゆる「アーカイブ機関(五十嵐仁・法政大学名誉教授が一時、所長だった法政大学大原社会問題研究所など)」に寄贈してもいい。
 まあ、結局「拉致の風化」「荒木らの政治力の衰退」から宣伝をしたいのでしょうね。
 なお、荒木曰く、「私が1997年に拉致に関わってから今年で25年、特定失踪者問題調査会結成(2003年)から数えても19年たった」。
 よくもまあ、ためらいもなくそんな恥ずかしいことがいえたもんです。
 1997年というのはけっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が紹介する「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」があった年です。ここから荒木ら拉致右翼も「拉致に大きく関わることになる」わけです。
 なお、1997年、2003年にあった事件についていくつか、紹介しておきます。韓国、北朝鮮関係は赤字にします。

1997年 - Wikipedia1997年の日本 - Wikipedia
◆1月2日
 ナホトカ号重油流出事故
◆3月30日
 三井三池鉱山が閉山、124年の歴史に幕を下ろす。
◆4月2日
 最高裁愛媛県靖国神社玉串料訴訟で違憲判決
◆4月22日
 ペルー日本大使館公邸に特殊部隊突入、人質全員解放(ペルー日本大使公邸占拠事件)。
◆4月29日
 化学兵器禁止条約が発効
◆5月1日
 イギリスの総選挙で労働党が勝利。翌日、労働党党首のトニー・ブレアが首相に就任、労働党は18年ぶりの政権奪還を果たした
◆5月18日
 カンヌ国際映画祭今村昌平監督『うなぎ』がパルムドール(最優秀作品賞)を受賞
◆7月1日
 香港がイギリスから返還される
◆8月1日
 連続射殺事件の死刑囚で小説家として活動していた永山則夫の死刑が執行される
◆9月11日
 第2次橋本改造内閣発足。ロッキード事件で有罪が確定した佐藤孝行総務庁長官で初入閣したが、世論の批判で9月22日に辞任。
◆9月18日
 ヤオハンが倒産、会社更生法を申請
◆10月8日
 金正日朝鮮労働党総書記に就任。

◆11月16日
 サッカー日本代表が延長戦の末3-2でイランを下し、ワールドカップ(フランス大会)初出場を決める。(ジョホールバルの歓喜
◆11月17日
 北海道拓殖銀行が経営破綻
◆11月22日
 山一證券が経営破綻
◆12月1日
 地球温暖化防止京都会議開幕。11日、京都議定書が採択される。
◆12月19日
 韓国大統領選挙で、金大中が当選

◆12月20日
 伊丹十三(俳優、映画監督)が自殺。

2003年 - Wikipedia2003年の日本 - Wikipedia
◆1月10日
 北朝鮮核拡散防止条約(NPT)脱退を宣言

◆1月20日
 横綱貴乃花が引退
◆1月29日
 大関朝青龍横綱に昇進(モンゴル人初の横綱
◆2月24日
 北朝鮮が地対艦ミサイルを日本海に向け発射。

◆3月19日
 イラク戦争開戦
◆3月24日
 宮崎駿監督「千と千尋の神隠し」が第75回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞。
◆3月25日
 俳優・古尾谷雅人が自殺。
◆6月6日
 盧武鉉・韓国大統領が来日。小泉首相と会談し、日韓首脳共同声明-平和と繁栄の北東アジア時代に向けた日韓協力基盤の構築-を発表。また、盧・大統領が筑紫哲也司会のTBSテレビの特別番組に出演

◆9月21日
 自民党幹事長に、安倍晋三官房副長官が就任
◆11月15日
 横綱武蔵丸が引退
◆11月23日
 グルジアで政変。シェワルナゼ大統領が辞任(いわゆる「バラ革命」)
◆11月29日
 イラク北部で日本大使館の公用車が襲撃され、日本人外交官2人(奥克彦・参事官(死後、2階級特進で大使)、井ノ上正盛・三等書記官(死後、2階級特進で一等書記官))とイラク人運転手が死亡(イラク日本人外交官射殺事件)。

 青字の人間は全て故人であり、時の流れを痛感します。
 2003年には存命だった横田滋飯塚繁雄も既に故人です(けっきょく反北朝鮮の道具として使い倒されただけじゃないか(横田滋氏の死) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)けっきょくのところ「巣食う会」にものを言えない人だった(拉致被害者家族会前代表飯塚繁雄氏の死によせて) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)。