今日の産経ニュース(2022年1/30、31日分)

日本初の女性医師・荻野吟子の「不屈の精神」紹介 埼玉 - 産経ニュース

 盲目の国学者塙保己一(埼玉県本庄市出身)、実業家の渋沢栄一(同県深谷市出身)と並び「埼玉三偉人」と称されている。

 とはいえ俺のような県民にとっては辛いことに県外では県内ほどには有名ではありません。渋澤は「大河ドラマ」でだいぶ知られましたが。

 県は令和2年、熊谷女子高漫画愛好会に荻野の生涯を描いた漫画の制作を依頼し、昨年6月、解説を添えた冊子として県内の全高校に配布した。

 「女子高生が独自にかいたマンガを県が広報用に採用」ならともかく「最初から広報目的の依頼」であるならば、「金銭的な問題はどうなったのか」という疑問は感じます。「生徒にとっても勉強になったから」「プロの漫画家でないから」で「一円も払ってないんじゃないか」「仮にそうだとしたらそれでいいのか」つう疑念を感じると言うことですね。


自民府議団「副首都・大阪」法制化を党本部に要望、市議団と溝も - 産経ニュース
 維新にこびて恥じない自民大阪府議団には心底呆れます。
 そもそも「副首都」とは何なのか。
 もし「副首都」が「単に副首都を勝手に名乗ってる」程度の話なら意味が無い。一方で「首都機能移転」のような実質的な物を意味するなら「国民に広く、副首都の意義を訴える必要がある」。当然、それなりに具体的なプランを作る必要もある。大阪府民だけに受けても、実現可能性はなく意味が無い。しかし維新は大阪府民相手に景気のよさそうな、内容に乏しいことを言ってるだけではないのか(それで受けるらしいというのにも呆れますが)。
 そんな怪しげな代物に「勝ち馬(維新)に乗りたい」とばかり「まともな議論もせずに乗っかり」、あげく自民大阪市議団から「維新にこびるだけでいいのか」と反発される。自民大阪府議団には呆れて二の句が継げません。


仏大統領選 左派市民投票で元法相首位 混乱深まる - 産経ニュース

 4月の仏大統領選で、左派統一候補擁立を目指す市民投票が27~30日に行われ、オランド前社会党政権で法相を務めたクリスティアーヌ・トビラ氏が首位になった。
 環境政党のジャド欧州議員が2位、強硬左派のメランション*1下院議員が3位となったが、二人とも投票の有効性を認めておらず、左派の混迷はさらに深まった。

 左翼嫌いの産経らしい記事で吹き出しました。
 そりゃ支持者の手前、すぐには「トビラ氏に一本化します」とは言えないでしょう。そもそも左派と言っても「社会党」「環境政党」「メランションの党(不服従のフランス)」は「同じ党ではなく別の党」ですし、この投票は「米国大統領選挙での予備選」のようなものでもない。
 現時点では「左派の混迷は深まった」というほどの話でもないでしょう。


安倍、菅両氏が接近 求心力維持へ 首相に対抗か - 産経ニュース
 派閥ボスではなく、支持率低迷で辞任に追い込まれた菅が「派閥ボス」安倍に接近するのは分かります。
 安倍にとって前首相とはいえ「無役の菅」よりも

◆安倍派の松野官房長官(第三次安倍内閣文科相)、萩生田経産相(第四次安倍内閣文科相
◆安倍派で実弟の岸防衛相
◆総裁選で安倍が支援した高市政調会長(第三次安倍内閣総務相

の方が使い勝手がいいのでは、と思うところ、そうでもないのでしょう。


大阪・貝塚市長に大阪維新・酒井氏初当選 - 産経ニュース
大阪・岸和田市長に大阪維新・永野氏再選 - 産経ニュース
 大阪での維新の強さを考えれば予想の範囲内ですが、維新批判派としてげんなりせざるをえません。


コロナ自宅療養急増 都内、軽症者ら健康観察対象外に - 産経ニュース
 様態急変の可能性は当然あるわけで、無責任の極みでしょう。


自民・細野氏が菅直人元首相を批判 EUへの書簡で - 産経ニュース
 書簡は「細川、村山、小泉、鳩山、菅直人の元首相5人の連名」であり、細野が批判してるのも「5人全員」であるにもかかわらず、菅直人氏の名前だけ強調する産経の「異常な菅直人嫌い」には心底呆れます。なお、現在、存命の元首相はこの5人以外では「森、安倍、福田、麻生、野田、菅義偉」ですね。

*1:ジョスパン内閣で職業教育大臣