島田洋一
萩生田光一経産相の発言。
《競争にさらさずして国会議員にするという考え方、親父が引退するから息子を比例の上位にしてくれとか、それを聞いてしまう執行部もおかしい。可愛い後輩だから言いますが、福田達夫は当選3回です。総務会長。おかしいじゃないですか。》(国基研だより、令和4年2月号より)。
吹き出しました。
まず第一に「福田達夫(福田赳夫元首相の孫、福田康夫元首相の息子)」を総務会長にしたのは「人事権を持つ総裁の岸田」です。そんなに岸田のやることに不満があるのなら「福田総務会長なんかおかしい。そんなおかしな人事をする人の元では働けない」といって萩生田は経産相就任を辞退したらどうなのか。
第二に「当選回数も少なく、ろくに実績も無いのに自民党政調会長や第三次安倍内閣防衛相に安倍が抜擢した稲田朋美」はどうなのか。
第三に「安倍晋三(岸元首相、安倍晋太郎元外相の息子)」という「能力もない世襲議員」を「自分好みのウヨ」というだけで持ち上げてきた国基研や島田、萩生田がよくも言ったもんです。
他にも
◆加藤鮎子*1(加藤精三元代議士の孫、加藤紘一元官房長官の娘)
◆小泉進次郎*2(小泉又次郎元逓信相のひ孫、小泉純也元防衛庁長官の孫、小泉純一郎元首相の息子)
◆河野太郎*3(河野一郎元農林相の孫、河野洋平元官房長官の息子)
◆橋本岳*4(橋本龍伍元厚生相の孫、橋本龍太郎元首相の息子)
◆鳩山二郎*5(鳩山一郎元首相のひ孫、鳩山威一郎元外相の孫、鳩山邦夫元法相の息子)
と世襲(それも、上に書いたように、二世どころか三世や四世も珍しくない)だらけなのが今の自民党です。何も福田達夫だけの問題ではない。
ウヨ連中が福田達夫に悪口するのは単に「父・福田康夫氏」を敵視しているからに過ぎません。
しかし俺も「岸信介から派閥を引き継いだのが福田赳夫(岸内閣で農林相、岸総裁で自民党幹事長)」「福田赳夫から派閥を引き継いだのが安倍晋太郎(福田内閣で官房長官)」「福田康夫も安倍晋三も同じ派閥(森派)」「小泉内閣で福田が官房長官、安倍が官房副長官」なのでてっきり「安倍晋三と福田康夫は同類ウヨ」と最初は思っていました。
「河野談話(宮沢内閣)」「アジア女性基金(村山内閣)」で一応片がついた「慰安婦問題」をむしろ蒸し返してるのは「河野談話撤回」を叫び「韓国側を激怒させた」安倍晋三や島田らウヨの方であり、事実認識が完全にゆがんで転倒しています。「河野談話の立場」を真に日本が「堅持」すればトラブルになどならない。
そして「慰安婦が一番多いのは韓国」ですが「フィリピン、インドネシア、台湾」などにも慰安婦はいました。
「慰安婦=日韓問題」という認識が完全に間違っている。
あげく「軍艦島や佐渡鉱山で朝鮮人強制労働はなかった」とデマで韓国を挑発して、慰安婦以外にも「歴史歪曲戦線の拡大」をした上、韓国が反論すれば「反日だ」と言い出すのだから日本人として島田らウヨへの「屈辱と憤激」に耐えません。
島田らウヨの言う「親日」とは「戦前日本の台湾植民地統治には何の問題も無かった」という主張を意味してるので
1)頼は島田らウヨに「李登輝」のように党利党略でこびへつらってるか
2)頼を「李登輝の同類」と島田が勘違いしてる(しかし、実際は違う)か、どちらかでしょう。
1)なら頼が「李登輝並みにあきれ果てたクズ」、2)ならば、いずれ島田が「頼は期待外れ」と罵倒。どっちにしろくだらない話です。
島田洋一
石原慎太郎氏の文藝作品では、中学時代に愛読した熱血漢小説『おおい雲』『青春とは何だ』が印象に残っている。合掌。冥福を祈りたい
「都知事としての石原」に言及しないのが興味深い。意外なことに「評価してない」のか。
島田洋一
左翼エリートや独裁国役人が多数を占める国際官僚機構ユネスコに「世界遺産」と認定してもらい観光資源として箔をつけるという発想は、そもそも国の根幹をなす文化や伝統とは無縁。
既に「姫路城(兵庫)」「屋久島(鹿児島)」「白神山地(青森、秋田)」「合掌造り建築(岐阜、富山)」 「原爆ドーム、厳島神社(広島)」「知床(北海道)」「石見銀山(島根)」「平泉(岩手)」「富士山(山梨、静岡)」「富岡製糸場(群馬)」「国立西洋美術館本館(東京)」など(登録順、日本の世界遺産一覧 | 文化庁や我が国の世界遺産一覧表記載物件|外務省参照)多くの「日本の文化財」が世界遺産登録されてるのによくもまあユネスコに悪口雑言したもんです。大体ユネスコと言えば、過去には「日本外務省出身」松浦晃一郎氏*7が事務局長(1999~2009年まで)なのに。
そんなに「南京事件資料(中国)の世界遺産登録」や「軍艦島についての最近のユネスコの勧告(きちんと朝鮮人強制労働を教えろ)」が悔しかったのか。
島田洋一
韓国側の虚偽主張に「理解」を示し、申請時期が江戸時代だから見逃して欲しいとの態度を取る地元有力紙「新潟日報」社説への批判も含んでいます。
何より警戒すべきは、国の名誉より観光利権を重視する、こうした本末転倒の動きです。
【第880回】堂々と歴史戦を戦おう―佐渡金山 « 今週の直言 « 公益財団法人 国家基本問題研究所
おいおいですね。島田の主張「強制労働否定論」の方が虚偽であり、
申請時期が江戸時代だから見逃して欲しいとの態度を取る地元有力紙「新潟日報」社説
の方が「まだマシ」です。
それにしても「島田の寝言は論外」ですが世界遺産が「観光利権」化してる現状は「何だかなあ(世界遺産の建前は文化保護なので)」とは思います。
小生も「遺産登録前」と「登録後」に、「群馬の富岡製糸場」に行ったことがありますが、明らかに登録後の方が「客が多く」、また「観光客目当ての売店やレストラン」も増えてました。