今日の産経ニュース(2022年2/22、23日分)

木原副長官「トリガー条項より緩和措置」 油価高騰で - 産経ニュース
自民・森山氏 トリガー条項凍結解除に慎重 - 産経ニュース
 玉木の「建前上の予算案賛成理由(ガソリン税免除)」は結局「実現せずに終わる」かもしれない。
 何せ、木原官房副長官や森山*1総務会長代行といった「与党幹部」が堂々と「免除消極論」を主張しています。あげくガソリン補助5円から25円に拡充検討 政府、ウクライナ侵攻の原油高で - 産経ニュースだそうです。いつまでたっても玉木が自画自賛する「ガソリン税免除」なんか出てこない。
 仮に岸田が「玉木と二人きりの場所」では「免除は絶対にやる」と言ったとしても、表向きは「ガソリン税免除を検討する」としか言ってない。しかも「国民民主党の協力がなくても政権運営できる」ので「ガソリン税免除は割に合わない」と思えば、玉木の面子を潰すことに躊躇はないでしょう。どう見ても玉木は「空手形に踊った」というべきでしょう。


連立入りの布石? 国民民主、予算案賛成で与党接近 - 産経ニュース
 公明が連立入りしたのは「公明にそれなりの集票力があったから(つまり自民にとって連立するメリットがあったし、公明にも党を消滅させずに独自性が保てる自信があった)」でしょうが、国民民主にはそんな力はないので、連立を玉木が目指せば「過去に保守政党新自由クラブなど)が自民党に吸収されたように」吸収されて党が消滅するのが落ちでしょう。自民党にとって「国民民主党自民党に丸呑みする」のならともかく、連立するメリットは全くない。
 一方で前原あたりは「そんな連立路線を選ぶくらいなら立民か維新と手を組む」と玉木と縁切りするのではないか。
 公明党を嫌ってるらしい産経は「国民民主党との連立」で公明の「政権内での地位の低下」を期待しているようですが。


【産経抄】2月23日 - 産経ニュース

▼西郷さんの俳優としての主演第1作のテレビドラマ「どてらい男(ヤツ)*2」は、視聴率が30%を超える大ヒットとなった。
 若い世代には、時代劇俳優のイメージが強いかもしれない。還暦をとうに過ぎた小欄にとっては、アイドル歌手以外の何者でもない。

 「若くない小生(40代)」はTBSの時代劇『江戸を斬る』(1975~1981年。但し本放送ではなく再放送で視聴)での「主演・遠山金四郎役」のイメージが強いですが、「本放送が40年以上前のドラマ」ですからね。
 最近では時代劇自体がNHK以外では全く作られていません。つまり、最近の「俳優としての西郷」は「現代劇出演」が多いので、むしろ若い世代には「現代劇俳優」のイメージが強いのではないか?。
 これは西郷だけでなく

◆TBS『水戸黄門』(1971~1988年:佐々木助三郎役、2002~2011年:主演・水戸光圀役)の里見浩太朗
日本テレビ桃太郎侍』(1976~1981年:主演・桃太郎役)、テレビ朝日『遠山の金さん』(1982~1986年:主演・遠山金四郎役)の高橋英樹
テレビ朝日暴れん坊将軍』(1978~2002年:主演・徳川吉宗役)の松平健

もそうですが。あるいは「辺見えみりの父親」のイメージが強いかもしれない。 


故石原慎太郎氏に正三位 - 産経ニュース
 今の自民では予想の範囲内ですが「ごろつき右翼の石原に勲章を与えるのか」とうんざりします。


提案型・立民の予算対応に賛否 参院は追及型回帰か - 産経ニュース
 自民応援団・産経らしいですが「自民党京都府連の公選法違反疑惑」は追及されて当然の疑惑です。そもそも「政策提案」と「疑惑追及」はトレードオフの関係になく両立する。
 大体「細川首相の佐川疑惑(細川氏が首相辞任)」「小沢民主党幹事長の西松疑惑(小沢氏が幹事長辞任)」は「自民党の応援になる」と大騒ぎしていたくせに産経もよくも言ったもんです。


国民民主・前原氏、「体調不良」理由に予算案採決欠席 - 産経ニュース
 実際は玉木代表に不満があるのでしょうが、公言できないあたり、「代表代行」前原が党内で力がないのか。

*1:第三次安倍内閣農水相自民党国対委員長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*2:1973年から1977年までフジテレビ系列で放送されたテレビドラマ(原作・花登筺)。総合商社・山善の創業者である山本猛夫をモデルとした立志伝(どてらい男 - Wikipedia参照)