ウクライナ危機下での9条護憲の訴え方・2 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
日本が侵略されることを前提に9条を語ることが求められる時代に入ったということです。
松竹はどこまでバカなのかと心底呆れます。
「ウクライナをロシアが侵攻したこと」と「日本侵略」と何の関係があるのか。
「イラク（フセイン政権）のクウェート侵攻」「米国（ブッシュ政権）のアフガン侵攻（タリバン政権打倒）、イラク侵攻（フセイン政権打倒）」並に関係ないでしょうに。
どこの国が日本を侵略するというのか。中国か、ロシアか、北朝鮮か、はたまた他の国か。
むしろ「ウクライナ侵攻の経過」は「日本侵略の可能性の低さ」を示していると言っていいでしょう。
今回の件で「ウクライナですら、G7諸国（米英仏独など）は制裁を発動するなどロシアと全面対決した、日本ならなおさらだ」と「アホの松竹とは違うまともな人間」なら思ったでしょう。G7諸国にとっての「経済大国、G7メンバー日本の重要性」がウクライナに劣るということは考えがたい。
ウクライナが善戦し、ロシアが全土制服を未だ実行できてないのを見て「ウクライナ相手ですら、ロシアは苦戦している。日本の自衛隊ならなおさらだ」と「アホの松竹とは違うまともな人間」なら思ったでしょう。「軍事予算でウクライナを上回る」自衛隊の軍事力がウクライナに劣るとは考えがたい（護憲派としてそうした自衛隊の現状がいいとは思いませんが）。
【追記】
コメント欄で指摘がありますが地続きのウクライナと違い、侵攻する場合には日本の場合は「海」という問題もあります。
【追記終わり】
松竹が「過去において共産党本部職員だったこと」には心底絶句します。昔からこのレベルのうすらバカだったのか。幸いなのは「松竹が自画自賛しようとも奴の支持者がほとんどおらず、当然、奴も無名であること」ですが。
正直、今後情勢がどう動くかはわかりませんが、場合によっては「追い詰められたプーチンの軍撤退*1」や「プーチン政権崩壊」の可能性すらありうるでしょう。それで何が「日本が侵略されることを前提に9条を語ることが求められる時代」なのか。
そもそも俺もそうですが、9条擁護派が現在問題にしてるのは「自衛隊の廃止」ではありません。
そうではなく「ベトナム戦争での韓国軍」のように「海外で軍事力行使する自衛隊」を生み出さないために「九条擁護」を主張している。そこで松竹のように「九条で国が守れるのか」と言い出すのは奴の主観が何であれ、九条擁護派への誹謗であり、改憲派を応援する利敵行為でしかありません。
そもそも明治以降の日本史において「日本が侵略を受けた」といえるのは「スターリンソ連の北方領土侵攻だけ」でしょう（いわゆる三国干渉は「軍事恫喝」にとどまったし、米国の侵攻は「日本が先に真珠湾攻撃した」以上、侵略とは言いがたい）。
むしろ日本は長く「台湾割譲（日清戦争）」「南樺太割譲（日露戦争）」「満州国建国など（日中戦争）」「東南アジアの一時的支配（太平洋戦争）と「侵略する側」だったことを忘れて「被害者意識」ばかりを持つ日本人の多くには心底呆れます。
中国が、侵略するロシアを批判する立場に立っていないことが、余計に不安をかき立てています。
ロシアの侵略を厳しく批判していないのは何も中国（ロシア非難国連総会決議で棄権票）だけではありません。
ロシア軍撤退を求める国連決議。加盟193カ国の投票の内訳は？【ウクライナ侵攻】 | ハフポスト WORLDによれば、例えばインド（棄権票）や北朝鮮（反対票）もそうです（例はインドや北朝鮮でなくてもいいですが）。だからといってそれだけでインドが「国境紛争で対立する中国やパキスタン相手にロシアのような侵攻を実行する」、北朝鮮が「韓国に侵攻する」と理解したらただのバカでしょう。松竹ですらそんなことは言わないのではないか。
インドにせよ中国にせよ北朝鮮にせよ「対ロシア貿易の利益」などしがらみから批判しないに過ぎません（例えば国連非難決議の反対・棄権国、8割がロシア武器輸入: 日本経済新聞参照）。
そもそも中国もインドも「批判はしない」ものの擁護もしていない。
だからこそウクライナが中国に「和平仲介」を要請するわけです（勿論、ウクライナによる「中露分断」の思惑はあるでしょうが、それにしても松竹のような理解をウクライナがしていたら和平仲介依頼などしないでしょう）。
つうか中国が日本侵攻すると本気で松竹のバカは思ってるんでしょうか。一体、日本のどこに侵攻するのか。
そもそも「国際的非難」を恐れて「香港デモ」に警察は投入しても「軍は投入しなかった」中国が日本侵攻するなど認識として非常識です。
もしそんな非常識な中国認識が日本国内に蔓延してるとしたら、すべきことは「そうした非常識な中国認識」を批判することであって松竹のように「迎合する」など論外です。
