珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年3/15日分)(副題:今日も高世に悪口する)

ロシアのネットを使った情報戦に気をつけろ - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 タイトルだけでうんざりします。以下の拙文章ではロシアのことにはほとんど触れず、キエフを日本人ジャーナリストが取材 - 高世仁の「諸悪莫作」日記を批判した拙記事珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年3/14日分)(副題:今日も高世に悪口する) - bogus-simotukareのブログと同様に北朝鮮拉致問題で高世批判をしていることをあらかじめお断りしておきます。
 日本において気をつけないといけない「ネットデマ(高世の言うネット情報戦)」はロシア関係よりもむしろ「Dappi(自民党が裏で動かしていた疑いがある)」などのネット右翼のデマ(例:「沖縄のデモには日当が支払われてる」など)でしょうに。
 ロシア関係デマにしても「ロシアが流すデマ」よりもネット右翼が流すデマ「日本共産党はロシアの仲間だ。共産国の中国(ロシア非難国連総会決議で棄権)や北朝鮮(同じ決議で反対)はロシアに甘いのと同じだ(共産国や旧共産圏の不祥事で流される反共デマ)」などの方がよほど問題でしょうに。

 連日テレビに出ずっぱりの小泉悠氏*1軍事アナリスト*2)が、ネットでの情報戦について語っていた記事を興味深く読んだ。

 小泉訪朝直後、荒木和博ら救う会人脈がワイドショーに出ずっぱりだったのを思い出して気持ち悪くなります。
 小泉の主張に本当に問題点はないのか。
 そして「ロシアガー」ばかりやってないでテレビも少しは「自民党京都府連の公選法違反疑惑」など国内の問題をやったらどうなのか。

 軍事だけでなく、政治や経済、外交、プロパガンダなどの情報戦を組み合わせるのがハイブリッド戦争と呼ばれる新しい戦争です。
 かつて戦争は敵の軍事力が標的でしたが、情報戦の標的はふつうの人々です。大衆が情報戦の戦闘員でもあり、ターゲットでもある。日常生活が「戦場」となっています。どうやって対立を緩和するかは、一人ひとりが世界をどう見て、どう振る舞うかに関わっている。まず、その自覚を持つことが大切です。

 「どこが新しいんだ?」ですね。昔から戦争とはそういう物でしょう。特に「近代国家(特に民主国家)」では「国民世論の支持」がないと戦争しづらいから「近代国家誕生以降」は特にそうでしょう。それも「短期の小競り合い」ならともかく今回のように「長期化」「全面戦争化」すればなおさらそうです。
 例えば「国際社会からは相手にされなかった」とはいえ戦前日本の日中戦争、太平洋戦争での「五族協和」「大東亜共栄圏」もそうした「政治や経済、外交、プロパガンダなどの情報戦」の一種です。日本国民相手にされた日中戦争、太平洋戦争での「暴支膺懲」「鬼畜米英」や「いわゆる大本営発表(敗戦を故意に隠したため現在では大本営発表というと「不祥事隠し」などの隠語として使われる)」もそうした情報戦です。
 日露戦争でも実際は「韓国植民地化」が目的であるにもかかわらず、「ロシアの脅威」が国民相手に散々宣伝された。
 勿論「経済や情報のグローバル化」でそうした「政治や経済、外交、プロパガンダなどの情報戦」の意義は「昔より大きい」かもしれません。しかしそれは「ハイブリッド戦争と呼ばれる新しい戦争」という話とは違うと思います。
 ちなみに「ハイブリッド」とは混血という意味で「ハイブリッド戦争」というのはこの場合「軍事戦、経済戦、情報戦」などの混血という意味ですね(既に書いたようにそうした戦争は昔からであり新しくありませんが。したがって俺はハイブリッド戦争という言葉の使用には否定的です)。
 「ハイブリッド車=電気とガソリンの混血(併用)」「ハイブリッド授業、公演(ライブ授業・公演とオンライン授業・公演の混血(併用)、以前から放送大学などがそうだったがコロナ禍で広がっている)」「ハイブリッド放送(地上波放送とインターネット放送の混血(併用))」などいろいろあります。
 それにしても

1)高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)という所業をやらかし
2)未だに「特定失踪者というデマ(まともな認定根拠がない上、既に国内で40人以上発見、その全てが自発的失踪などで北朝鮮と無関係)」を容認する男

が「ロシアのデマに気をつけろ」。
 「お前や、お前が持ち上げた荒木和博だってデマ屋だろうが、ふざけんな」と怒りを禁じ得ません。おそらく高世に「荒木のデマ」について「特定失踪者を本気で北朝鮮拉致だと思ってるのか」と聞いたらしどろもどろになるんでしょうねえ。
 この男が会社倒産後、露骨に拉致問題から逃げてるのはそういうことでしょう。高世には荒木和博ほど露骨に居直る度胸はさすがになか ったわけです。
 なお、以上の文章のうち「それにしても」以降を高世の記事コメント欄に投稿したら「承認制です」表示なのに速攻で掲載されました(苦笑)。
 「承認制」表示なのに「速攻で掲載」とは高世も意味不明な男です。「3/15の朝6時15分投稿、即掲載」ですがしばらくしたら「説明もなしに高世が削除」なんでしょうね。以前も俺のコメントに対する高世の態度はそれでしたから。
 「俺も荒木さんもデマ屋じゃない」と反論しないのは勿論、「コメント掲載しながら応答しないで無視すること」もできずに「コメント削除で全てをなかったことにしようとする」あたり高世の小心者ぶりには心底呆れます。と書いてから改めて確認したら「6時20分時点で既に削除」です。思わず吹き出しました。

*1:著書『軍事大国ロシア』(2016年、作品社)、『プーチンの国家戦略』(2016年、東京堂出版)、『「帝国」ロシアの地政学』(2019年、東京堂出版)、『現代ロシアの軍事戦略』(2021年、ちくま新書)など

*2:間違いではないのですが高世が「東大専任講師」と書かないのが興味深い。多くのマスコミ記事での「小泉の肩書き」は「東大専任講師」であり、小泉本人は「東大ブランド」を積極的に売り込んでると思いますが。なお、小泉悠さんの著書、急きょ増刷 筑摩「現代ロシアの軍事戦略」:東京新聞 TOKYO Webだそうです。