今日のロシアニュース(2022年5月14日分)

【田村秀男の経済正解】対露石油禁輸を邪魔する中国 - 産経ニュース
 日本企業(三井物産三菱商事)が未だに「サハリン2から撤退しないこと」を考えれば「欧米(英米仏独など)ならまだしも」日本はあまり「偉そうなことも言えない」立場です。


権益維持、制裁と矛盾せず 官房副長官、サハリン石油 - 産経ニュース
 「日本企業が撤退しても他の国の企業(例えばシェルからサハリン利権を購入したという中国企業?)が資本参加するだけだから」とは詭弁も甚だしい。その理屈なら「対ロシア制裁自体が無意味」ということになりかねない。実際のところ1)「撤退したくない」という三井物産三菱商事の意向に配慮している、2)今のところ国内外でそうした態度に対する批判が弱いからそうしてる、にすぎないでしょうに。日本国民世論大多数が「撤退しろ」であれば、あるいは欧米やウクライナから「撤退しろ」という強い圧力がかかればすぐにも撤退するでしょう。


ロシアの政府系電力会社 フィンランドへの電力供給停止を発表 | NHK | ロシア
 電力料金不払いが1)「フィンランドNATO加盟表明に対する反発→報復、嫌がらせ*1が事実」で「言いがかり」なのか、2)制裁を理由に実際にフィンランドが不払いしている→ロシアも曖昧な態度だったが加盟表明でついに強硬論に打って出たのかが気になるところです。
 なお、今回の行為が1)「報復、嫌がらせ」だとして、我が日本も慰安婦、徴用工問題への不当な反発(逆ギレ)から「ホワイト国除外、フッ化水素水禁輸」なんて「薄汚いこと」を韓国相手にしてるので一方的にプーチン批判できるほど立派ではありません。まあ、自民党支持層は躊躇なく「プーチンの行為と日本の行為と違う」というんでしょうが。


毎日新聞の孫引き記事「プーチン氏は『血液のがん』か オリガルヒ発言の録音を引用 英紙報道」がよくわからない - kojitakenの日記
 毎日記事もid:kojitaken記事も「くだらない」ですね。
 これらの記事から分かること、それは
1)あるオリガルヒ(政商)が「プーチンがガンらしい。本当なら早く死んで欲しい」と知人に語ったらしいということを
2)英国紙タイムズが報じたと言うだけの話です(さすがにkojitaken氏も「ガセネタ」の可能性は指摘していますが)。
 プーチンがガンかどうか分かりようがないし、そもそもこうした報道は単なるガセネタにとどまらず高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が批判する高世仁(明らかに救う会の走狗)のように、
プーチン・ガン説」を広めることで奴の政治力を奪おうとする欧米(バイデン政権など)の謀略の一種で、そうした謀略にタイムズが「意図的に加担している」可能性もあるわけです。
 それにしてもなんでkojitaken氏も最近は「ロシアガー」ばかりなのか(ロシア批判するなと言ってるわけではない)。
 「新自由主義批判者」を気取りながらその種の批判は最近ではまるでしないし、「維新主敵論」もいつの間にか「れいわ主敵論」に変わったようだし。まあ、確かに「ロシア批判(あるいは山本太郎などロシアに甘い連中の批判)は維新や新自由主義への批判に比べて楽だ」とは思います。何せ日本国内に「ロシアは悪くない、ウクライナNATOが悪い」なんて人間はほとんどいませんのでね。kojitaken氏は俺を「ロシア擁護」呼ばわりしてますが、俺も「ロシア批判派」ですし。


【産経抄】5月14日 - 産経ニュース

 「憲法9条があるから戦後ずっと平和だった」
 東京近郊の某駅前広場では、こう主張する所属不明の集団がいた。

 で「引用は省略しますが」予想通り「ウクライナ侵攻ガー」の産経です。そもそも「九条があったから日本は自分から戦争を起こさなかった」ならともかく「九条があるから侵攻されなかった」なんて人間がどこにいるのか?
 それにしても「東京近郊の某駅*2前広場」「所属不明*3の集団」。意味不明すぎて話になりません。「最初からありもしない産経のデマ」とも疑える。

*1:NHK記事に寄ればフィンランドは「NATO加盟方針は撤回しない、ロシアの送信停止は国内発電や他国からの購入で切り替える」としている。

*2:ぼかす理由が意味不明です。そして「東京の某駅」でも東京には「池袋」「上野」「新宿」「新橋」など山ほど駅があるので場所が意味不明ですが「近郊」では「横浜や浦和など都外(首都圏)」も近郊でしょうから完全に意味不明です。

*3:ビラも配らず、自己紹介もせず、(正体を隠して?)言いたいことだけ言っていたとでもいうんでしょうか?。おそらくは「記事が事実」としても産経が「所属を確かめようともせずにすぐに立ち去ったので不明」というだけでしょうが「正体を隠していたかのような書きぶり」は下劣としか言い様がない。しかし「事実無根のデマ」ならともかく、この演説とやらが事実だとして「所属を確かめた上で、所属団体を批判」ではなく「所属不明」で片付ける産経の脳みそは理解不能です。