今日の産経ニュース(2022年6/1~3日分)

女性の経済的自立を推進 政府が重点方針決定 - 産経ニュース
 「貧困女性の経済支援」云々と言ったところで本気ではなく「選挙の票目当ての空手形」としか思えませんが参院選前にこうした動きを自民が見せてることが興味深い。
 岸田も「手形をガンガン切ることで選挙に勝ちたい」と思ってるわけで「内心」では「高止まりする支持率」がいつ落ちてもおかしくないという不安があるのではないか。いずれにせよ、こうした案が出た以上、共産党など野党の方もどんどんダメ出ししていく必要があります。「女性の経済支援をする岸田は立派だ」なんてイメージが流布されてはたまったものではない。


維新岬氏、不起訴処分 経歴虚偽疑い、名古屋地検 - 産経ニュース
 おいおいですね。自民党に近いウヨ政党だから見逃してるようにしか見えません。


ブリヂストンサイクル元会長、石井公一郎氏死去 教育分野で功績 - 産経ニュース
 石井が「日本会議副会長」「明成社つくる会教科書の版元というウヨ出版社)社長」を歴任した歴史修正主義極右であることを知ってればタイトルの「教育」云々が何を意味するかは本文を読まなくても見当がつきます(その予想通りですが)。まさに葛西同様「死もまた社会貢献」でしょう。


【スポーツ一刀両断】畳が語るジェンダー問題 増田明美 - 産経ニュース
 一時は「ジェンダー」という言葉「それ自体」を「左翼用語」扱いしていた産経も随分と変化したもんです。


共産、「指定席」死守へ正念場 参院選埼玉 - 産経ニュース
 実際には「指定席」といえるほど、共産は毎度議席を獲得しておらず、「こんなことを言うのは支持者としてつらい」ところですが、むしろ「自民、公明、立民」が指定席でしょうが、今回は「元県知事の上田(現知事・大野が知事選出馬のため参院議員(当時)を辞任した事による参院埼玉補選での当選で現職。国民民主)」「衆院選で躍進し、参院選でも躍進が危惧される維新」「共産と支持層がかぶるのではないかとされるれいわ*1」と最後の4議席目を争うであろう、前回以上になかなか厳しい戦いです(前回の参院選通常選挙には上田は出てないし、維新も前回衆院選ほどの勢いはなかった)。とはいえ何とか当選して欲しい。党外の一支持者に過ぎず、何かできるほどの力もありませんが切実にそう思います。


【主張】神戸児童殺傷25年 元少年は「更生」したのか - 産経ニュース
 再犯が報じられてない以上「更生した」と見なしていいのではないか。
 勿論ここで「真に反省したか」なんて言いだすのは「意味がない」。何を持って「真に反省した」と見なすのか、つう話です。
 「被害者遺族(土師)の気持ち」は何ら客観的な判断基準にならない。だったら産経は「被害者が許してるとは思えない慰安婦問題」などで真摯に反省するのか、つう話です。「自分らが加害者として非難されてる話(例えば慰安婦問題)」では「(河野談話などで)償いはもうすんだ」で済ませる野郎が「元少年」については「少年院の服役だけでは真の反省と言えるかどうか」なんてのはふざけるにもほどがある。


防衛費、従来枠組み外す可能性示唆 自民・小野寺氏 - 産経ニュース
 げんなりしますね。現状においても日本は有数の軍事大国(自衛隊はそれだけの強力な武力)であり、在日米軍まであるのだから日本を攻める国などまずない。むしろ軍縮すべきである。一方福祉面はお粗末な限りです。
 金を使うべきは福祉でしょう。今の日本においては「外国の侵略による戦死」より「福祉後進国であることによる病死」の可能性の方がよほど高い。日本は例えばウクライナとは違う。
 宏池会の岸田なら少しはましになるかと思いきやこれです。何故こうなったのかはともかく、今の自民には軍事タカ派の極右しかいないようです。もはや宏池会も昔とは違うわけです。
 それにしても、「軍縮」という言葉が全く出てこない松竹伸幸のアホさにも心底呆れます。松竹は「現状において日本に侵攻する国がありうる」と本気で思ってるのか?。松竹は共産を離党して自民に入党すべきではないか?


重要土地統括官に三貝氏 防衛省出身 - 産経ニュース
 6月から施行だという「土地規制法」がどういう効果を発揮するのか、注視していく必要があるでしょう。
 個人的にはもしかしたら「無用の長物」で終わり、数年後には「安倍の教員免許更新制」のように廃止になるのではないかと思っていますが。
 何せ産経らがウヨが騒ぎ立てるような「外国勢力による重要土地購入での国家安保の危機」なんてことがあるとも思えない。
 それにしても警察や検察ならともかく「防衛官僚」ねえ。建前では「国防オンリー」ではなかったはずなのですが。
 防衛省焼け太りと言うべきか。


日大、次期理事長に林真理子さん検討 - 産経ニュース
 日大卒とはいえ、「あの不祥事発生後の難局」に、失礼ながら大学経営の能力があるとも思えない林が理事長とは「馬鹿にしてるのか」という話です。
 さすがに「事前承諾は得ている*2」のでしょうが、林もよく引き受けるもんです。俺が林なら「平理事なら引き受けてもいいが理事長など責任が重すぎて勘弁して欲しい」というところです。
 「お飾り理事長」では意味がないですしね。

*1:当選可能性がほとんどないのに出馬して、共産の足を引っ張るれいわには怒りを禁じ得ません。勿論「陰謀論によるロシア擁護」などの異常なところも、れいわは問題ですが。

*2:まさか、それも取らずに、こんなことを「6/3の理事会で決定予定」にはならないでしょう