常岡浩介に突っ込む(2022年6月6日分)

田中均
 「ウクライナ戦争の停戦を主張することが軟弱であり、ウクライナの愛国的戦いに対する侮辱だ」と(ボーガス注:ゼレンスキーは?)いう。マクロン大統領は「プーチンを追い詰めすぎてはいけない」とし、ゼレンスキー大統領は「同意できない」とする。ロシアを駆逐するためとことん戦うことが正義なのか、人の死を止めることがより大きな正義なのか。

 常岡が「(マクロンと田中は)ロシアに甘い」と悪口していたので気づきました。田中氏とは「同姓同名の別人」ではなく「元外務官僚の田中氏(小泉訪朝の立役者)」ですね。なお、田中氏は「今のまま戦争を継続していいのか」という疑問表明はしていてもマクロンほどには「停戦を強くは主張しておらず」、マクロンと同一視はできないでしょう。いずれにせよ2月末の開戦から3ヶ月も経ってる現状を見て「今のまま、ダラダラ状態でいいのか?」「停戦、あるいは逆に米国がもっと軍事支援すべきでは?」という悩みが全くなかったらその方がおかしいと思います。
 いずれにせよ「小泉訪朝」という現実的外交に動いた田中氏らしい「現実的ツイート」というべきか。簡単にプーチンが打倒できるのなら俺も「戦争継続」に反対はしませんが、果たしてその見込みは正しいのか。
 なお、田中氏は

田中均
 出生率が6年連続で低下したという。主要先進国と比べ明らかに対策不足だ。少子高齢化労働生産性の低下は長く言われ続けている事なのに、一向に抜本的対策がとられない。政治の不存在以外何物でもない。与野党とも「防衛、防衛」という前に民生の国力拡充施策を講じることの方が重要ではないか。

ともツイートしており俺的に全く同感ですが「野党」云々というのだけは「違うだろ」ですね。共産は田中氏とほぼ同じ事を主張し軍拡には反対ですので。

常岡浩介がリツイート
◆駒木明義*1
ドラえもんに出てくるセリフに喩えるならば『ウクライナのくせに生意気だ』といったところでしょうか」

 日本も「韓国のくせに生意気だ(ホワイト国除外*2)」という無法な嫌韓国をやってる上に駒木などマスコミも与党に怯えてろくに批判しない*3ので「ロシア批判しかできない、腰抜けのお前が言うな、駒木!」とは思います。
 「ウクライナプーチンロシアは属国扱いではないか」というのは「確かに正しい」でしょうが「明らかに韓国を属国扱いしてる日本(例:ホワイト国除外)」「米国に属国扱いされてる日本(例:米兵犯罪・不起訴密約)」の国民としてこんなことは「自分を棚上げして」言う気には俺はなりませんね。「偽善者」ぽくて言う気にならない。
 「人の振り見て我が振り直せ」、こんなことを言うなら駒木には「日本政府はホワイト国除外など辞めろ」「米国は沖縄県民を馬鹿にするな。日本政府は密約など辞めろ、地位協定も改正しろ」などといってほしいもんです。まあ、自民党や米国が怖くて言えないのでしょうが。
 まあ、「安倍がプーチンとの友好関係をアピールしていた時代*4」ならともかく今や日本国内でプーチン批判(例:駒木)するほど「お気楽な行為」もないでしょう。まさか「トロツキーに刺客を送ったスターリン」のように刺客なんか送らないでしょうし。

*1:元朝日新聞モスクワ支局長。著書『安倍vsプーチン:日ロ交渉はなぜ行き詰まったのか?』(2020年、筑摩選書)

*2:最初に始めたのは安倍ですが「韓国への嫌がらせ」に限らず「溝手氏への刺客選挙」といい「ホニャララ(例:韓国や溝手氏)のくせに生意気だ!」「俺を誰だと思ってるんだ!」が安倍の精神構造なのでしょう。

*3:さすがに産経など一部ウヨメディアを除いて賛同はしてないと思います。

*4:勿論、この時代にプーチン批判すれば安倍の恨みを買うからです。