今日の中国ニュース(2022年7月19日分)

石破氏ら「台湾有事」に備え協議 蔡英文総統と会談 - 産経ニュース
 石破もそんな非常識右翼なのかと心底呆れます。いずれにせよ「自民党三役経験者(政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代))で閣僚経験者(福田内閣防衛相、麻生内閣農水相など)」とはいえ、今や「岸田から干されてる石破」ではそれほどの世間への影響力もないのではないか。むしろ石破が「蔡英文と会うことで注目を集めたい」のでしょう。


日本のリーダーたちは、国家意識・民族意識を喪失した - 酒井信彦の日本ナショナリズム

 産経の評伝では、「新幹線の技術を海外に売り込む際、当時の財界内で要望が強かった中国への技術移転には強く反対した。中国への技術流出を懸念したからだ。ビジネスの前に国の安全保障の姿をいつも考えていた」とある。
 読売新聞の評伝は、「日本の誇る鉄道技術の海外輸出に積極的だった一方で、中国への輸出には反対の立場だった。」と記している。
 (ボーガス注:JR東海の)葛西氏が中国への新幹線技術の輸出には否定的であったのに対して、JR東日本が中心となって、新幹線技術の中国への輸出を行った。新幹線技術を安易に輸出した日本人は、シナ人の侵略行為の最悪の共犯者であると言ってよい。

 反中国右翼の葛西らしい逸話ですが、非常識です。


台湾 中国のミサイル攻撃想定の防空訓練 例年より強化し始まる | NHK | 台湾
 一時、日本でやっていた「北朝鮮ミサイルを想定した避難訓練」並に馬鹿げている。
 第一に「欧米の経済制裁」を考えれば中国がそんなことをやるとは思えない。第二に「本気で中国がミサイル攻撃をやる気」ならミサイルからの避難なんて到底無理でしょう。


台湾で日本統治時代の水利施設築造100年で記念式典…蔡英文総統「台湾との友情の証し」 : 読売新聞オンライン

 台湾南部・屏東県で23日、日本統治時代の土木技師・鳥居信平(静岡県出身)が手がけた水利施設の築造100年を記念した式典が開かれた。 蔡英文総統らが出席し、鳥居の功績をたたえた。
 蔡氏は「壮大な水利プロジェクトは、農業発展の手本になっただけでなく、台湾と日本の友情の証しでもある」と述べた。

 「日本の台湾ロビー(多くは植民地支配を美化する右派)への媚び」でしょうが、植民地統治時代の遺跡(?)を蔡英文が「日台友好の証」というのは「何だかなあ(呆)」感を禁じ得ません。植民地支配はそのように手放しで美化できる代物ではないでしょう。


中国、台湾侵攻作戦を再検討か ウクライナの「失敗」教訓―米CIA長官:時事ドットコム
 「本気で言ってるのか?」と心底呆れます。ウクライナ侵攻での「ロシア軍苦戦」「対ロシア経済制裁」以前から「予想される欧米の経済制裁」「台湾国内の対中国宥和派の立場を悪くし、彼らまで反中国にする恐れ」などから中国は「台湾政権が独立を公式に宣言しない限り侵攻しない」立場でしょうが、今のロシアの苦境を見てなおさら「侵攻」を考えるわけがない。むしろ恐れるべきなのは「多分ない」とは思いますが、「ロシアの苦戦」から「中国の侵攻意思」を軽く見た台湾が独立宣言し「中国が侵攻せざるを得ない立場」に追い込むことでしょう。中国としても「独立宣言したら侵攻する事もありうる」と日頃公言してる以上「独立宣言されたら」場合によっては侵攻も考えざるを得ません。


インドネシア大統領 25日から中国訪問 習主席らと会談へ | NHK | 中国

 中国としては、ことし11月に開かれるG20=主要20か国の首脳会議に向けて、議長国インドネシアとの連携を図り、欧米をけん制したいねらいがあるものとみられます。

 「反中国のNHKらしい」と吹き出しました。そういう思惑はあるかもしれない。しかしインドネシア

インドネシア - Wikipedia
◆人口は2億7,000万人を超え世界第4位。世界最大のムスリム人口を有する
ASEANの盟主とされ、ASEAN本部が首都ジャカルタにある
◆東南アジアから唯一G20に参加

という「東南アジアの大国の一つ」です。
 牽制云々と関係なく「中国が関係強化を図っても」何ら不思議ではない。


エスパー前米国防長官、蔡氏と会談「一つ中国政策は不要」 - 産経ニュース
 当然ながら「一つの中国政策はもはや不要」と放言する人間と面会しているのでは、中国側から「蔡英文は独立を画策している」と疑念の目で見られても仕方がないでしょう。しかもその御仁は「元国防長官*1」であり「現役の国防長官ではない」ので会う必要は別にありませんし。

*1:元だからこそこういう放言ができるという面は明らかにあるでしょう。