「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年12/5日:島田洋一の巻)(副題:松竹伸幸のバカさに改めて呆れる)

◆島田のツイート

島田洋一
 台湾有事は中国共産党政権の侵略で起こる、が常識だが、「台湾の独立派を抑えて台湾有事にさせないことが日本の生きる道」と力説する鳩山由紀夫氏の目には台湾の自由民主制を守りたい人々こそが「戦争勢力*1」と映るらしい。

 鳩山氏のツイート紹介は省略しますが
1)中国は常日頃「台湾が独立宣言せず、現状維持にとどまる限り侵攻しない」としている。この国際公約を破れば経済制裁などが危惧されるため中国は「台湾が独立宣言しない限り」侵攻しないだろう。ただし独立宣言に動けば侵攻の危険が生じる。独立宣言は絶対にすべきではない。
2)馬英九前総統時代はこんなに関係は悪くなかった
3)今の総統・蔡英文が「支持者受け狙い」なのか、馬氏の「対中国融和路線」をいたずらに否定し、「独立を画策しているかのような挑発的な言動」を中国相手にするから関係が悪化した。蔡は自重すべきだし、米国バイデン政権や安倍元首相なども蔡を煽るべきではない。
 仮に蔡が独立宣言して「中国の侵攻で台湾有事が発生した場合」本当にバイデンや安倍らは責任を負う覚悟があるのか?。「台湾とともに戦争して血を流す覚悟」「在日米軍基地が中国に攻撃されるリスクを冒す覚悟」があるのか?。ないのではないのか?。そのときになったら無責任に蔡を見捨てるのか?(まあ、覚悟があれば「戦争していい」というものではないし、鳩山氏が問題にしてるのも「覚悟を持て」と言う話ではなく「覚悟なしに蔡を煽ってるとしか思えない無責任なバイデンや安倍の姿勢」ですが)
4)勿論、中国側も自重すべきだが
つう俺から言わせれば「当たり前」の発言でしかありません。全然親中国でも何でも無い。そもそも「中国ビジネスで儲けている日本」にとって中国をいたずらに敵視するなど全く馬鹿げている。
 島田同様の「反中国のアホ野郎」としては松竹伸幸や阿部治平がいますが、これらのバカに共通することは
【1】台湾が独立宣言しない限り有事の可能性は低いこと(鳩山氏、浅井基文氏などが指摘)を無視することと
【2】「仮に台湾が独立宣言した場合」に「日本や世界各国はどうすべきと思うのか」について自分の考えを言わずに逃げるところですね。「おまえら台湾独立支持派なのか?」と疑いたくなります(ウヨの島田は実際そうかもしれませんが)。
 なお、台湾問題では松竹については蔡英文が「考えを改めれば」中台対立は解決する(副題:改めて松竹伸幸に悪口する) - bogus-simotukareのブログで、阿部については
今日の中国ニュース(2021年10月16日分)(副題:阿部治平&リベラル21について改めて批判する) - bogus-simotukareのブログで批判しました。
 さて松竹の文章に明らかに「お前はアホか」と言いたくなる

『台湾有事を回避する選択肢』はじめに・了 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
 内部に独立問題を抱える国は、スペイン、カナダなどいくつも存在するし、日本においても沖縄独立論があるが、そのような平和的な主張と運動を「武力で阻止する」と脅すような国は存在しない。

と言う酷い文章を見つけました(日本において沖縄独立論など主流ではない点も「おいおい」ではありますが、それとは別の場所です)。
 少なくともここで松竹が「スペイン」を入れているのは不適切です。なぜなら「ぐぐればわかりますが」スペイン中央政府は「カタルーニャ州首相プチデモン氏」を「反逆罪」で刑事訴追し、彼は「国外逃亡」に追い込まれてるからです。まさか「スペイン通でも何でも無い俺」が「テレビニュースなどでそうした事実を知ってる」のに、「いっぱしの論客気取りの癖」に松竹は「そうした事実を知らない」無知なのか。
 それとも知った上で「スペインは武力は発動してない」と強弁する気なのか。俺にはスペインの振る舞いは、松竹が非難する「香港国家安全維持法の発動」とどこが違うのかわかりません。なお、以上のコメントは松竹記事に投稿しましたが「また掲載拒否」でしょうね。松竹も呆れたバカです。id:Mukkeid:noharra並のクズと言っていいでしょう。

島田洋一
 北京五輪対応の最低線は、選手団の行進も含めた「開会式全面ボイコット」でなければならない。
 各国の政府幹部クラスは、倫理観をアピールするため開会式に出ないが、選手は黙って習近平氏の前を行進し、開会宣言と中国国歌を聞けというのは、アスリートを馬鹿にした話。

 島田ですら「モスクワ五輪のような完全ボイコット」は無理だと思ってるようです。

*1:「現状維持なら侵攻しない(裏返せば現状破壊すれば侵攻があり得る)」という中国の牽制発言を無視して「現状破壊(独立宣言)」に動くような輩は、鳩山氏が批判するように「戦争勢力」以外の何物でも無いでしょう。そもそも「現状維持」なら「台湾の自由民主制」は現状のままであり、それで何の問題があるのか。