今日の中国ニュース(2022年7月28日分)(副題:峯村健司の劣化に呆れる)

「香港の投資会社」がハウステンボスを狙う本当の理由(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース

 青山学院大学客員教授でジャーナリストの峯村健司*1が7月25日、ニッポン放送「新行市佳のOK!Cozy up!*2」に出演。香港の投資会社に売却する方針で検討されているハウステンボスについて解説した。

 いかに峯村が「青山学院大OB」とはいえ、青山学院もあんな男を客員教授にするのかと呆れます。
 なお、コロナ禍で「ハウステンボス」も「現在、テンボスの親会社であるHIS(旅行代理店)や大株主であるJR九州西日本鉄道」も経営が苦しいことでこうした話が浮上したわけです。峯村が解説するならそうした「ハウステンボスの今後の経営」「佐世保市長崎県と言った地域経済に与える影響」「売却がHIS、JR九州などテンボス大株主の経営に与える影響(例:売却益で経営に余裕ができる)」といった解説をすべき*3でしょうが、後述するように「反中国の扇動」だから心底呆れます。

◆米軍基地や住宅地が隣接しているハウステンボス~その場所に中国(ボーガス注:の投資会社)が建物を建てるということは安全保障上、大丈夫なのか
(峯村)
 これも実は経済安全保障に絡んでいる話で、予定地のハウステンボスには米軍基地や幹部の住宅地がフェンス越しに隣接しています。
 那覇に重点的に配備されているアメリカ軍の一部を佐世保に移す計画があります。そこで佐世保の安全保障上の重要性が高まっている。そういうところの動きがリンクしている可能性は否定できません*4ハウステンボスのなかを誰がどう買おうが、別に米軍基地から見えるわけではないし、住宅が監視されても関係ないと言う人もいるかも知れません。しかし、実は監視だけの問題ではないのです。
 これまで中国が国外の基地周辺の土地を買う時は、普通に民間企業を装って*5やっています。ただ、気付いたときにはもう遅く、「えっ!こういうことだったの」となっているのです。
 いくつかの仮説があるのですが、米軍の人の中にはカジノが好きな人*6が少なからずいる。そういう人たちが通いやすくして、米軍との接点を持って情報を取ろうとしているという思惑も、ゼロとは言い切れません*7

 「佐世保には自衛隊や米軍の基地があるから、佐世保ハウステンボスを香港企業が購入*8したら安保上の問題ガー」だそうです。
 TBSラジオと比べ、「産経系列」ニッポン放送の非常識右翼ぶりには心底呆れます。
 それはともかく

自分に都合の悪いことを他人などのせいにしているあたりが、高世仁が会社の経営に失敗した遠因でもあったのだろう(福島香織の独立の失敗もあまりにひどい) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 最近朝日新聞を退社した峯村某も、よほどご当人が覚悟をきめてかからないと、福島香織かそれ以上の惨憺たる有様にならないか。

という懸念が「的中した」といっていいのではないか?。まさか峯村も本気ではないでしょう。そもそも峯村の主張が正しいなら「そんなところに観光施設をつくって、一般人を多数入れてること自体が不適切」ですし。

【参考:ハウステンボス

ハウステンボス、売却額は500億~700億円 8月にも、香港ファンド軸 - 産経ニュース2022.7.27
 旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)が売却を検討している長崎県佐世保市のリゾート施設「ハウステンボス」を巡り、売却額が500億~700億円になる見通しとなったことが27日、分かった。複数の関係者が明らかにした。複数の海外ファンドが関心を示しており、香港に拠点を置くPAGが有力とみられる。HISは新型コロナウイルス禍の影響で業績が落ち込んでおり、手元資金の確保に向け8月中にも交渉をまとめたい考えだ。
 ハウステンボスの株式はHISが3分の2、残りを九州電力西部ガス九電工*9JR九州西日本鉄道の地元企業5社が保有する。各社は同時に株式を売却するとみられる。


【正論】通州事件はなぜ防げなかったのか 新しい歴史教科書をつくる会副会長・藤岡信勝 - 産経ニュース
 いつものように「日本の被害」ばかりを強調し、「加害を無視する」のだから心底呆れます。
 勿論「虐殺していいわけではない」ですが、そもそも「通州は日本の領土ではない」し「通州に日本人がいたことそれ自体」が日本の侵略です。「ベトナム戦争でのソンミ村虐殺」「ウクライナ戦争でのブチャ虐殺」などとは話が違う。

*1:著書『宿命:習近平闘争秘史』(2018年、文春文庫)、『潜入中国』(2019年、朝日新書

*2:飯田浩司のOK! Cozy up!」だが、飯田(ニッポン放送アナウンサー:1981年生まれ)が休みの時はアシスタントの新行(ニッポン放送アナウンサー:1992年生まれ)が司会を務めるようです。

*3:峯村にそうした能力があるかどうかはひとまず置きます。

*4:出任せをほざくときの決まり文句「可能性は否定できない」が出てきました(苦笑)。

*5:「装う」呼ばわりの根拠は何なのか。バックに「中国の政府や軍がいる」とでも言うのか?

*6:そもそも「カジノ計画がある」とはいえテンボスにカジノができたわけではありません(勿論カジノ反対運動もある)。また「カジノ(テンボスが経営予定)に通う米軍兵士を懐柔するためにテンボス自体を購入」とは「はあ?。その程度のことで500億円(予定金額)でテンボス購入する必要ねえだろ(呆)」ですね。大体「米軍基地周辺には兵士を対象とした飲み屋などが通常ある」ので何もテンボスを使わなくても「飲み屋などで懐柔すればいい話」です。

*7:出任せをほざくときの決まり文句「ゼロとは言い切れない」が出てきました(苦笑)。

*8:そもそも最有力候補と言われてる物の香港企業に決まったわけではなく、欧米企業からも購入希望は出ているようです。

*9:九州電力の子会社