驚いたのは、ブレイキン女子でアフガニスタン出身の難民選手団、マニジャ・タラシュ選手でした。
ダンスの途中で着ていたスエットを脱ぎ、水色のマントが翻る。(ボーガス注:タリバンは)「アフガン女性を解放せよ」とありました。
「やりたいことも勉強もできないアフガン女性の助けになれば」。
訴える姿は誇らしげ。政治的な宣伝を禁じる五輪憲章に反し失格となったものの、観客や対戦相手から大きな拍手が送られました。
無知なのでそうした事実をこの記事で初めて知りましたがメモしておきます。新聞(朝日、読売など)は割とこうしたことを報じてるようですが、テレビ(特に民放)は「日本選手の活躍ばかり報道」の気がします。
これについては以下の記事も紹介しておきます。
踊り続ければ殺される… 亡命ダンサー、無言の強烈メッセージ | 毎日新聞2024.8.10
2021年8月にはイスラム組織タリバンがカブールを制圧し、政権を掌握した。タリバンは音楽やダンス、さらに女性の服装や女子教育も厳しく制限した。ブレイキンを続けることは死を意味する。タラシュは2022年、クラブの友人らとスペインに亡命し、難民になった。
難民選手「女性解放を」 メッセージ掲出し失格―ブレイキン〔五輪〕:時事ドットコム2024.8.10
五輪憲章では政治的な宣伝活動が禁止されている。アフガニスタン出身のタラシュは、難民としてスペインに移住している。
ブレイキンの難民選手、失格に 「アフガニスタン女性に自由を」:東京新聞 TOKYO Web2024.8.10
2021年に復権したタリバンは音楽を弾圧する。五輪出場を夢見て亡命を決意。
【参考:難民選手団】
パリオリンピック 難民選手団が銅メダル獲得の快挙 “歴史を作った” | NHK | #パリオリンピック2024.8.9
パリオリンピックで、祖国を離れた選手たちで作る難民選手団が快挙を成し遂げました。ボクシング女子75キロ級のジャンケウヌガンバ選手が難民選手団として初めてのメダルとなる銅メダルを確定させ、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所も「歴史を作った」とたたえています。
難民選手団は、戦争や迫害などから逃れるため祖国を離れて難民となった選手たちに、オリンピックとパラリンピックへの道を開こうと2016年のリオデジャネイロ大会から結成されました。
これまでの最高成績は4位でしたが、今大会、ボクシング女子75キロ級でシンディ ウィナー・ジャンケウヌガンバ選手が準決勝まで勝ち上がり、結成されて3大会目で初のメダル獲得を決めていました。
ジャンケウヌガンバ選手はアフリカのカメルーン出身で、母国では法律で禁止されている同性愛者であることを公表し、イギリスで難民認定を受けています。
UNHCRは、世界の難民はおよそ3800万人いるとしていて、ジャンケウヌガンバ選手の試合後、SNSに「あなたは歴史を作った。この上なく誇らしい」と投稿し、困難を乗り越えてつかんだ栄光をたたえました。
パリ五輪早田ひな「鹿児島の特攻資料館行きたい」「卓球できること、当たり前じゃない」 - 産経ニュース
パリ五輪卓球女子シングルスで銅、団体で銀メダルに輝いた早田ひな(24)=日本生命=が13日、帰国記者会見に出席した。「いまやりたいことは」と聞かれると「アンパンマンミュージアムに、ポーチを作りに行きたいなと思っている」と、まずは答えた。
さらに「あとは、鹿児島の特攻資料館に行って、生きていること、そして自分が卓球がこうやって当たり前にできていることというのが、当たり前じゃないというのを感じてみたいなと思って、行ってみたいなと思っています」と続け、特攻に関する資料が展示される知覧特攻平和会館を行きたい場所として挙げた。
早田も自分が卓球がこうやって当たり前にできていることというのが、当たり前じゃないというなら「特攻」云々ではなく「難民選手団」の事にでも触れればよかったと思いますね。
宜野湾市長選に桃原氏 沖縄/市民が一番の市政を/共産党県議団訪問し決意
桃原氏を小池氏ら激励/沖縄 「宜野湾市長奪還へ全力」
何としても勝利したいところです。
2024パリ五輪/ウクライナが金/フェンシング女子サーブル団体
「痛み(ロシアの侵略)に耐えてよく頑張った、感動した!(小泉元首相風に)」ということでしょうが「日本が銅メダル」と言うタイトルで無いこと(記事本文では触れていますが)が興味深い。
なお、以下の記事も紹介しておきます。
悲願の金「祖国の兵士にささぐ」 ウクライナ女子フェンシング団体:東京新聞 TOKYO Web
ハルランは試合後「金メダルはロシアに殺された人、祖国を守る兵士にささげる」と語った。
サーブル団体は08年北京五輪で金、16年リオ五輪で銀メダルを獲得したお家芸。ハルランにとっては、サーブル個人の銅メダルに続く今大会2個目のメダルだ。
◆米軍基地被害
米軍性犯罪10年39件/10都県で発生 山添氏に警察庁
日本共産党の山添拓*1議員は30日の参院外交防衛委員会で、在日米軍人・軍属による性暴力の過去10年間の検挙数をただしました。親家和仁・警察庁長官官房審議官は、2014~23年の10年間で検挙数は39件だと明らかにしました。
検挙事案が発生した都道府県は青森*2、岩手、東京*3、埼玉、神奈川*4、広島、山口*5、福岡、長崎*6、沖縄の10都県だと答弁しました。
日米共同訓練/オスプレイ飛行に抗議/大分・熊本 山添・田村貴昭・仁比氏が視察
陸上自衛隊と米海兵隊の共同訓練で、日本共産党の山添拓政策委員長・参院議員と田村貴昭衆院議員、仁比聡平参院議員は1日、訓練が行われている大分、熊本両県の現地を視察し、訓練に反対し、監視する住民らに話を聞きました。
米軍ヘリ田んぼ不時着/神奈川・海老名 付近に小学校など
基地被害は沖縄だけの問題ではないと改めて実感します。以前も高世仁に突っ込む(2020年8/9日分) - bogus-simotukareのブログ等で批判しましたが、高世仁らの主張する「本土で基地引き受け論」がいかに馬鹿げているか。
大竹まことゴールデンラジオ 「赤旗」日曜版に注目/高すぎる 国保値上げに怒り
大竹の番組は、昨今のマスコミにおいては比較的まともな番組と言えるのでは無いか。
自民・鬼木防衛副大臣/南極の氷 選挙区で配布/「海自から入手」 公選法違反の疑い
南極氷配布 公選法違反疑い/防衛副大臣に説明求める/小池氏
南極の氷体験会/昨年から5回も開催/鬼木防衛副大臣側 本紙に回答
公選法違反云々以前に「自分の選挙区の子どもだけに配る」とは、完全に「役職(防衛副大臣)の私物化」であり、心底呆れます。
一般企業だってこんな「役職の私物化」をすれば問題になるでしょう(場合によっては背任などの違法行為も成立する)。