高世仁に悪口する(2022年8/31日分)

統一教会と北朝鮮 蜜月の背景 - 高世仁のジャーナルな日々

 京セラとKDDI*1の創業者、稲盛和夫氏が8月24日、老衰のため京都市内の自宅で90歳で亡くなった。

 経済ジャーナリストでもない高世に稲盛の適切な評価なんかできるとは思えないので「黙ってろ」と言いたい。
 俺個人は稲盛に興味関心も知識もないのですが「小沢*2」「前原*3」「泉*4」と「俺が評価しないウヨ政治家連中」が訃報後、やたら「世話になった」「尊敬してる」の大合唱なので正直、好印象はありません。
 なお、京セラは京都の企業で、前原、泉は京都選出です。また稲盛は「国有化されたときの日本航空」の会長を一日務めましたが、そのときの国交相日本航空など航空業界の所管大臣)が前原です。今日の産経ニュース(2022年8/30分) - bogus-simotukareのブログにも書きましたが国交相時代に稲盛を日航会長にした前原が「世話になった」を連呼すると「お手盛りで会長にしたのか」と疑われると思いますがそういう認識は前原にはないようです。さすが、民主党代表時代に「堀江ガセネタメール」に引っかかる軽率な男というべきでしょう。

 森本喜久男さん*5の「遺言」を私がまとめた『自由に生きていいんだよ~お金にしばられずに生きる“奇跡の村”へようこそ』(旬報社*6、2017)

 高世が「昔関わった本」を「稲盛に触れた部分がある」とこじつけての宣伝です。無様、滑稽、醜悪としか言い様がない。ジンネット倒産後、ジャーナリストに復帰できないのでこうして「過去の栄光」にすがるのでしょう。とはいえ、大して売れなかったようなので「栄光」とも思えませんが。森本も「一部の熱狂的ファン」が知ってるだけでしょうし。ちなみに森本本が現時点で「高世が一番最後に出した本」です。

 この村は電気が通っていないし、もちろんコンビニもない、自給自足に近い村だったが、私たちに人の幸せとは何かを考えさせた。

 「だったら高世は家族引き連れて(あるいは高世だけで)カンボジアに移住しろよ、二度と日本に帰ってくるな」と言いたいですね。
 以前は

ブータンの幸せ - 高世仁のジャーナルな日々2011.11.18
さわやかな映画「ブータン 山の教室」 - 高世仁のジャーナルな日々2021.4.7

などでやたら「ブータンを美化していた(ブータンに移住して二度と日本に帰ってくるなと言いたい)」し、高世の発展途上国カンボジアブータン)に対するこうした物言い(『貧乏だが精神的な豊かさ、本当の豊かさがある』云々)には心底呆れます。一方で北朝鮮については貧困や独裁*7を理由に悪口するし、全く高世もデタラメです。

 「反共」を旗印に掲げた統一教会(通称)の文鮮明が、一転して北朝鮮金日成にすり寄っていったときには私も驚いた。

 「救う会べったりだった」高世が今や掌返しで「救う会批判」に転じたようなもんでしょう(嫌みのつもり)。
 なお、俺個人は「金にさえなれば何でもやる」という「統一教会のデタラメさを示す逸話の一つ」とは思いますが、この話にそれほど興味はありません。
 統一教会の主要資金源はこんなことではなくやはり今も霊感商法、高額寄付など「日本人信者からの搾取」でしょう。「北朝鮮との商売」「メッコールの販売」「鮮魚の売買(高世曰く、米国の回転寿司に納入してるらしい)」など「より合法的な手法」で多額の資金を獲得できるのなら、とっくの昔に警察の摘発を受けかねない「信者からの搾取」などやめてるでしょう。
 北朝鮮にしてもメインの資金源は「中露との貿易」でしょう。統一教会との商売ではない。

 9年前の記事「統一教会が貪る『2018年平昌五輪』」(『新潮45』2013年11月号)から引用する。
 記事を執筆したのは裵淵弘(べ・よのん)さん*8で私の古い友人だ。

 ジンネット倒産後は事実上「廃業状態」の分際でこうしてジャーナリストぶる高世です。無様、滑稽、醜悪としか(以下略)。ジンネット倒産後、ジャーナリストに復帰できないのでこうして「過去の栄光」(以下略)。

*1:正確にはKDDIの前身の一つであるDDI(第二電電)の創業者。DDI(京セラが創立)、KDD国際電信電話トヨタ自動車が大株主の一つ)、IDO日本移動通信トヨタ自動車が大株主の一つ)が2000年に合併してKDDIが誕生。創立の経緯からKDDIは今も京セラ、トヨタ自動車が大株主

*2:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党幹事長(鳩山代表時代)など歴任

*3:鳩山内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相、民進党代表などを経て国民民主党代表代行

*4:希望の党、国民民主党国対委員長、国民民主党立憲民主党政調会長を経て立憲民主党代表

*5:1948~2017年。著書『カンボジア絹絣の世界』(2008年、NHKブックス)、『カンボジアに村をつくった日本人』(2015年、白水社

*6:旬報社からは高世は他に『スーパーKを追え』(1997年)、『娘をかえせ息子をかえせ:北朝鮮拉致事件の真相』(1999年)、『DVDBOOK チェルノブイリの今』(2011年)、『イスラム国とは何か』(常岡浩介との共著、2015年)を出している。

*7:独裁というならカンボジアもフンセン首相が1989年の首相就任から30年以上に及ぶ長期政権で独裁的政治をしているし、ブータンに至っては王国(それも英国のような立憲君主制ではなく今も国王が国家元首で政治の実権を握る)ですが。

*8:著書『誰も教えてくれない韓国の「反日」感情』(2012年、牧野出版)、『韓国軍と集団的自衛権』(2016年、旬報社