黒井文太郎&常岡浩介に悪口する(2022年10月11日分)

黒井文太郎
 ロシア、中国、イランなどへの圧力も必要ですが、これらの「悪の枢軸*1」コア陣営を圧力で抑えるのは困難なので、今はとにかくインドはじめ第三勢力*2を「悪の枢軸」から分断する圧力がきわめて重要な局面と考えています

 インド等を「悪の枢軸の仲間で叩き潰さないと行けない」と評価しない辺りが黒井らしいデタラメさです。
 そもそも「悪の枢軸」などと「中露イランの関係」が「NATOのような同盟関係」であるかのような扱いをすること自体がデマですが。中露イランは「ケースバイケース」で共闘しているに過ぎない。

常岡浩介
 横田徹さんのウクライナ報告、日テレのバンキシャで放送中

 俺のような一般人ならともかく「自称ジャーナリストだが、今は何の活動もしておらず事実上無職(ひきこもりも同然?)」の常岡がこういうツイートをできるのには心底呆れます。恥ずかしくないんですかね?。常岡のような「恥ずかしい人間」にはなりたくないもんです。

常岡浩介
 プーチンがロシア自身を取り返しが付かないレベルまで破壊して、最終的に(ボーガス注:第二次大戦でのヒトラーのように)本人が地下壕で自殺するまで戦争は終わらないということになりそう。

 プーチンもそこまで行く前に「当人が辞任するか、誰かが引きずり下ろす*3」でしょうし、さすがに常岡も本気ではないでしょう。いかに「反プーチン」とはいえ常岡も現実性皆無の与太が良くもほざけたもんです。
 というか、「プーチン自決」はともかくプーチンが「ロシア自身を取り返しが付かないレベルまで破壊」したら「第二次大戦時のヒトラー」が「自国民と周辺国を巻き添え」にしたのと同様にロシアは勿論「ウクライナも巻き添えで酷い目に遭う」だろうに何考えてるんでしょうか、常岡は(呆)。「俺の嫌いなプーチンが悲惨な最期を迎えればロシアとウクライナが焼け野原になってもいい、彼の地の国民が苦しんでもいい」とでもいうのか。

常岡浩介がリツイート
◆鶴岡路人*4
 クリミア橋攻撃でウが露を刺激したから全土ミサイル攻撃になったわけではない、露は以前からウを攻撃している、とクレバ外相。これは重要。

 勿論「橋を攻撃したのが悪い」と言ってロシアを擁護するのは論外です。
 但し一方で「ロシアの報復攻撃」が予想されるのに「橋の攻撃に果たしてどれほど軍事的、政治的意味があったのか?。単にロシアの報復攻撃を招いただけではないか?」という批判は別に問題はないでしょう。どうも「クレバ外相らウクライナ政府」や「一部のウクライナシンパ(常岡や鶴岡)」がそうした批判まで「ロシア擁護」として封じようとしているのではないかと疑念を感じますね。
 つうか「政治的インパクトはともかく軍事的成果はどう見ても低い*5」ので、一部に「報復を理由としてウクライナ攻撃するためのロシアの自作自演説(以前からロシアはその種の自作自演の疑いが指摘されてるので)」があったと思いますが「ウクライナ犯行説」でもう確定したんですかね?。ウクライナは公式には犯行を認めてなかったと思いますが。


ウクライナの人々が熾烈な戦いを続けるなか、シリアでロシア軍と米軍の兵士が笑顔で交流(青山弘之) - エキスパート - Yahoo!ニュース
 黒井が悪口ツイートしていたので気づきましたが「青山氏*6の思惑(黒井は青山氏をロシアシンパ扱い)」に関係なく重要な指摘でしょう。
 こうした「ある部分(今回はシリア内戦)でのロシアと米国の共闘」が、ウクライナ戦争に米軍を投入しない事は勿論、

イーロン・マスク氏の「ウクライナは勝てない」発言に対する日本世論の反応から見えてくるもの: 白頭の革命精神な日記
 ハイマースを追加で4台供与すると米政府は表明しましたが、納入は何と数年後。米当局は在庫を切り崩して直ちに供与するのではなく、新たに調達したものをウクライナに供与する方針だといいます
https://news.yahoo.co.jp/articles/04f23dbb85e101003777eff9470c30c75a24070f
 ウクライナと米欧諸国との温度差が目立ちます。

が指摘するように「米国のウクライナ軍事支援」についても「ウクライナから不満が出る背景」の一つではないか。勿論、「ウクライナと米国は一枚岩と描きたがる」黒井はそういう評価はしませんが。

*1:元々はブッシュ子大統領の演説に出てきた言葉でイラン、イラク北朝鮮を意味するが「これらの国に同盟関係があるわけではない」ので当時から「悪の枢軸」概念は「認識として不適切」と非難されていた。

*2:第三勢力で黒井が何を意味してるのかは不明です。

*3:勿論、逆に「そこまで行かずにプーチン政権が存続する可能性」も十分あるでしょうが。

*4:慶應義塾大学准教授。著書『EU離脱:イギリスとヨーロッパの地殻変動』(2020年、ちくま新書)など

*5:「遠い将来はともかく」近い将来にクリミアが奪還できるほどの力は今のウクライナにはないでしょうし、奪還できるようなら「橋の破壊レベル」ではなく、大部隊によるクリミア奪還に動いてるでしょう。

*6:東京外国語大学教授。著書『混迷するシリア』(2012年、岩波書店)、『シリア情勢:終わらない人道危機』(2017年、岩波新書)、『膠着するシリア:トランプ政権は何をもたらしたか』(2021年、東京外国語大学出版会)など