「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年11/25日:島田洋一の巻)

島田洋一
 民主党応援団の米主流メディアは、トランプとデサンティスに言い争いをさせようと躍起になっている。
 泥仕合で両者を沈没させ民主党候補を大統領にというシナリオ。その思惑は空振りに終わると期待したい。

 躍起になるも何もいずれデサンティス・フロリダ州知事とトランプは「大統領選出馬(互いに出馬意思があることを表明)」で対立することになるのではないか。なお通常、予備選には多数の候補が出ますし、「ペンス前副大統領(元インディアナ州知事)」なども出馬意欲を見せてるので今のところ世論調査では「共和党支持者のデサンティスやトランプ*1への支持」が高いとはいえ、「デサンティスVSトランプ」という島田の物言いはかなり問題があります。

島田洋一
 文明のガン、中共独裁体制をつぶすチャンスだと捉えねばならない。
中国「ゼロコロナ」への大規模抗議活動 北京など複数都市で | NHK | 中国

 この程度で体制が揺らぐほど中国も軟弱ではないでしょう。

島田洋一リツイート
 飯山さんがイスラム学者というレベルで舛添氏は国際政治「学者」ではありません。何の業績もなし。
◆飯山陽*2
 17:37からライブ配信します。国際政治学者で元東京都知事舛添要一氏が、W杯で日本人サポーターがゴミ拾いをして称賛されたことについて「一面的」「日本文明だけが世界ではない」云々とケチをつけた件について話します。

 舛添に研究業績があるかどうかは俺に判断能力がないので特に論じません。
 それにしても、どう見てもただの「右翼活動家(救う会副会長、国基研評議員)」で「自称・学者に過ぎない」島田も良くもいったもんです。島田の方こそ、一体どんな学問的業績があるのか?
 そして、飯山のツイートには吹き出しました。そんなことが「飯山の専門のはず」のイスラム研究と何の関係があるのか?
 そしてイスラムが専門でない島田にどうして飯山の「イスラム研究の価値」が評価できるのか。
 勿論、産経文化人としての飯山の「右翼言論(イスラムと関係ない)」を好意的に評価してるだけの話でしょうが。

島田洋一
 防衛国債を主張する人間を完全排除した財務省直轄の「増税旗振り会議」を設置した時点でアウト。

 島田の防衛国債という寝言には呆れますね。
 第一に日本の防衛費は十分過大です。
 第二に国債とは借金です。「踏み倒して返さない」というわけにもいかず、いずれ返さないといけない。何もしなくても税金増収や支出減少が自然に起こって借金が返せるという事でもない限り(そんなことはないでしょうが)「意図的な税収増加策(増税)」か「意図的な支出削減」かどちらかをやるしかない。国債とは単に一時しのぎ、付け回しでしかない。増税に反対する島田は支出削減で借金を返済する気なのか、だとしたら何を削減するのかと言う話です。

島田洋一
 除名でケジメを付けられない自民党の骨の無さが、村上某の類を益々増長させる。
安倍氏の政治姿勢を疑問視 村上氏、教団との関係巡り - 産経ニュース
 自民党村上誠一郎行政改革担当相は24日、東京都内で開いた国政報告会で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との関係が指摘される安倍晋三元首相の政治姿勢に疑問を呈した。「日本は韓国に奉仕する務めを負う」と説く教団の教えを念頭に「裏でこういう皆さんと手を結んでいたとしたら、安倍氏保守とは何だったのか」と述べた。
 同時に、自民党と教団の関係を究明するため、第三者委員会による客観的な調査を行うべきだとの考えも示した。

 安倍もそうですが「安倍の統一協会との癒着を擁護する」島田のような安倍信者(自称・日本保守)の「保守とは何だったのか」でしょう。
 ここで島田が【1】安倍氏統一協会と裏でつながっていない、【2】統一協会は「日本は韓国に奉仕する務めを負う」と説いてない(まあ、統一協会の問題点はそこよりも霊感商法、高額寄付、合同結婚式などの反社会的行為ですが、確かに自称・日本保守ならそんな韓国中心主義*3を支持するのはおかしな話です)、【3】確かに安倍氏統一協会とつながっていたし、統一協会もそうした教えを説いているがつながって何が悪い。選挙に勝利するために統一協会の票やカネ、運動員が必要だったのだ、等の反論が何一つできない点が無様です。
 【1】、【2】は明らかに嘘ですし、【3】のような「完全な居直り」をすれば社会的非難は免れませんからね。

*1:上院襲撃を扇動したトランプの支持率が共和党支持層において未だに高いことには心底呆れます。

*2:著書『イスラム教の論理』(2018年、新潮新書)、『イスラム2.0』(2019年、河出新書)、『エジプトの空の下:わたしが見た「ふたつの革命」』(2021年、白水社)、『イスラム教再考』(2021年、扶桑社新書)、『中東問題再考』(2022年、扶桑社新書

*3:韓国中心主義と言っても統一協会の実態は「韓国=統一協会」なので統一協会中心主義に過ぎませんが