黒井文太郎&常岡浩介に悪口する(2022年12月11日分)

プーチンの評価 - The Chicken Reports
 ほとんど更新されない常岡ブログが久しぶりに更新されたので突っ込んでおきます。

 プーチンが大統領に就任したとき、彼の使命は明らかであった。ゴルバチョフエリツィンが着手しながら*1未完に終わった仕事。つまり、西側に売れる製品を作れる国になること、だったのだ。
 中国はそれを実現した。今や中国は世界の工場であるばかりでなく、世界の頭脳だ。中国がなければ世界はiPhoneも車も作れない。
 なぜ、中国にできたことが、中国よりもポテンシャルの大きい*2はずのロシアにできなかったのか?
 ひとえに、プーチンが頭悪すぎたからに尽きるのだ。

 常岡らしいプーチンへの悪口ですが、「第二次産業(工業)、第三次産業(サービス業)」が「今ひとつ」で「第一次産業(農林漁業、鉱業:ロシアの場合は石油や天然ガス)」がメインの国は何もロシアだけでは無い(わかりやすい例では中東の産油国)。
 確かに「第二次、第三次産業」育成に成功した国の指導者(中国に限らず韓国や台湾など)は「プーチンより有能」かもしれません*3が、プーチンが「酷く頭が悪い」と言う話でも無いでしょう。
 というか、常岡も具体的に「プーチンがホニャララすれば、中国のように第二次、第三次産業が育成できた」という*4ならともかくそうでないなら「結果的な失敗」はプーチンの頭の悪さの証明には全くなりません。
 そもそもロシア崩壊が1991年、プーチンの大統領就任が2000年であり、その間(約9年)のエリツィンの責任は何処へ行ったのか。9年という年数は決して短い期間では無い。
 勿論、常岡の無内容なプーチン罵倒は論外としても、「2000年以降」20年以上にわたって大統領である以上、いかに「エリツィンから引き継いだ時点が酷い」にせよ「第二次、第三次産業」育成の失敗にプーチンの「結果責任」は当然ありますが。
 それにしてもブログにまともな記事が書けず、取材しなくても書けるレベルのプーチンへの悪口しか書かない、しかもブログ記事執筆自体が数少なく「ほとんどコメント無しのリツイート」という常岡は「ツイート廃人」と言う言葉を贈呈したいくらい滑稽だと思いますね。

黒井文太郎
 「ウクライナがロシア軍完全撤退を交渉条件にしていて、ロシアは受け入れるはずがないから戦闘続く」との報道解説を目にしますが、それは一面的な事実で、ロシア側もウクライナ降伏を交渉条件にしている*5ことは合わせて報じる必要があると思うのですよね

 黒井が変な勘違いをしているようなので吹き出しました。赤字部分は「客観的な事実報道」であって「無茶な要求をするウクライナが悪い」という意味では無いと思うのですがね。

黒井文太郎
 ラジオでこれまでの海外取材の話をする機会がありました。
 「今後、行ってみたい国は?」とのご質問をいただき、話の流れでまた再訪してみたい国としてニカラグアを挙げてみました。20代半ばの初の長期取材地です。

 行こうと思えば今すぐにでも行けるでしょうに「はあ?」ですね。多分「ニカラグア記事が金になりそうもない」のでこんなことを言ってもこの男は行く気は本当はないでしょう。それとも「記事が金になれば行きたい」と言う話なのか?

黒井文太郎
 プーチンはもともと核使用を明言しないでチラつかせれば対NATO牽制に効果あると期待してたのだろうが、全然効かない。

 吹き出しました。NATO軍や米軍が直接軍事介入してないこと(武器供与などウクライナへの軍事支援に留まること)を考えれば「一定の牽制効果はある」と見なすべきではないか。プーチンも正直「直接軍事介入」がないだけでも御の字ではないか(勿論、NATOウクライナ軍事支援に一定の抑制がかかればなお御の字ではあるでしょうし、それは上手くいってないのでしょうが)。

黒井文太郎
 北朝鮮相手の反撃能力の議論に自分が懐疑的なのは、北朝鮮軍vs米韓軍の全力の殺し合いの状況で、米韓軍が北朝鮮全土の軍事拠点に激烈な空爆猛攻してる最中に、日本の少しくらいのミサイル加勢が効果的な対日攻撃抑止になるかなという疑問ゆえ

 ウヨ黒井が「米韓軍の北朝鮮全面攻撃」などという物騒なことを公言してることにはいつもながら呆れますが、「米韓軍の反撃を考えれば北朝鮮からの先制攻撃(日本であれ韓国であれ)などありえない」と言う意味では黒井の指摘は一理あります。
 というか黒井も「米韓軍の反撃を考えれば北朝鮮からの先制攻撃(日本であれ韓国であれ)などありえない」という面を強く主張すべきでしょうに。一方で「北朝鮮が中国と軍事同盟を結んでること」を考えれば「米韓軍からの開戦も考えがたい」ところです(勿論、米韓のそんな無法を許してはいけませんが)。

*1:本当にそんなモノに着手していたんですかね?

*2:というのは勝手な常岡の決めつけであり、果たして本当にポテンシャルが高かったかどうか。ポテンシャルが高いと見なす根拠を常岡は何も出しません。そもそもそんなにポテンシャルが高いならプーチン政権以前の「エリツィン政権の9年間」で工業大国になっていたのでは無いのか?。ソ連崩壊で工業競争力を大きく失い、それをエリツィン政権の9年間でリカバリーできず、プーチンが大統領に就任した2000年時点ではポテンシャルはむしろ中国より低かったのでは無いか?

*3:勿論いろいろ背景事情が違うので単純に「プーチンより有能」とは言えませんが。

*4:勿論無能な常岡にはそんなことはできないでしょうが。

*5:今日のロシアニュース(2022年12月29日分) - bogus-simotukareのブログでも書きましたが、「ロシア側もウクライナ降伏を交渉条件にしている」と言えるかは疑問です。ロシア側が「全面侵攻前のクリミア併合」「全面侵攻後の4州併合」を認めることを停戦条件としており、それをウクライナが呑まないであろう事は確かですが。