子供政策に政権浮揚かける 首相、施政方針演説で力説 - 産経ニュース
産経ですら
◆軍拡
◆『政権の最重要課題』と岸田が常日頃強弁する北朝鮮拉致問題
については「政権浮揚賭ける」と書かないことが興味深い。産経だって、自民党支持層ですらほとんどの人間は「少子化対策>軍拡(拉致)」ということはわかってるわけです。「子育て世代に対する経済支援」は多くの日本国民にとって魅力的でしょうが、軍拡なんて「軍事産業関係者」以外にはほとんど関係ないですからね。拉致に至っては「超少数の拉致被害者家族会(子育て世代は勿論、軍事産業関係者と比べても数が少ない)」以外には正直「どうでもいい話」です。
とはいえ演説に話を限れば「少子化対策に具体性皆無*1」で「本当に賭けてるのか?」「このレベルで国民がだませるとなめてるのか?」と問い詰めたくなる酷さでしたが。
【産経・FNN合同世論調査】防衛増税「反対」67・3% 増税前に衆院解散60・4% 内閣支持率は下げ止まる - 産経ニュース
俺的には「まだ増税反対(67%)が低い」「反対するのは軍拡それ自体でなく増税なのか、本気で軍拡が必要だと思ってるのか(呆)」とげんなりですね。
また
岸田首相が打ち出した「異次元の少子化対策」で子供関連予算を倍増する方針については「賛成」が82・5%を占めた。
というのにも「軍拡なんかしたら少子化予算倍増なんかできるわけがないし、岸田も具体的な金額はいつまで経っても出さないのに本気で賛成なのか?*2」とげんなりします。
とはいえ「軍拡「賛成」が50・7%で、「反対」は42・8%」で、賛成が上回ってるとは言え、大幅な差がついてるわけではない。巻き返すことは不可能ではないと思いたい。
1)日本の安保状況は岸田が強弁するような危機的状況になど無いこと(外国の侵攻の危機などないこと)、2)現状の自衛隊でも十分「強大な軍事力であること」、3)岸田等がどう強弁しようとも軍費捻出には増税が不可避であろう事(なお、国債発行したところで最終的には返還が必要な借金なので増税がいずれ必要なことには変わりがない)を今後強く訴えていく必要があります。
岸田首相の施政方針演説全文(1/4ページ) - 産経ニュース
軍拡は後ろの方に持って行くかと思いきや、最初から大展開です。なお、年明けの「異次元の少子化対策」発言から、当初予想されたのに比べて、「少子化の扱いは軽かった」といえるでしょう。
今回も年明け発言同様、少子化については
子供ファーストの経済社会をつくり上げ、出生率を反転させなければなりません。
子供・子育ての『当事者』である、お父さん、お母さん、子育てサービスの現場の方*3、若い世代の方々の意見を徹底的にお伺いするところから始め、従来とは次元の異なる少子化対策を実現したいと思います*4
という「具体性に欠ける抽象的な内容」に留まりました。
とはいえ拉致については
拉致問題の『当事者』である、被害者のお父さん、お母さん、外交交渉の現場の方(外務官僚)などの意見を徹底的にお伺いするところから始め、従来とは次元の異なる拉致対策を実現したいと思います*5
なんて言わないのだから「まだ少子化の方が扱いがまし」ではあります。
軍拡では具体的金額を設定しながら、少子化対策ではその種の具体性は今だ皆無です。「これから子育て世代や有識者など関係者の意見を聞いて政策を決めたい」とは、何処までやる気があるのか、「子どものいる世代」に対する人気取りで「子育て支援充実」の空手形を切ってるだけではないのかと疑わざるをえません。
なお、岸田ですら
としていることは指摘しておきます。嘘も甚だしいですが、岸田ですら公然と専守防衛を否定できないわけです。
【産経・FNN合同世論調査】ポスト岸田は「小石河」が上位 林、茂木氏は低迷 - 産経ニュース
泉の支持率の低さは「予想の範囲内」ですが絶句です。泉とその周囲(岡田幹事長、長妻政調会長など)も少しは現状を反省したらどうか。
なお、「野田が好きなわけではない」のですが「極右・高市よりはマシ」と思う俺にとっては「高市>野田」にはげんなりですね。
また、澤藤統一郎の憲法日記 » 河野太郎 「『桜を見る会・前夜祭』に関する公開質問状」を受領拒否という「不誠実なバカ」河野の支持が高いことにもげんなりです。
とはいえ、これは政策支持と言うより単に「テレビ露出度の違い(大臣を辞めたことで野田の露出が減った)」というくだらない話でしょうが。日本人であることが心底嫌になる今日この頃です。
党首公選は「規約逸脱」 共産委員長が赤旗記事評価 - 産経ニュース
松竹が「右翼的安保政策(日米安保支持)」を主張していること、その点についても志位執行部が批判してることには全く触れてないことが興味深い。「公選制」に比べ「右翼的安保施策」は支持が高くないという産経の評価があるのでしょう。