「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年6/4日:島田洋一の巻)

島田洋一
 いつ、どこに、どんな格好で現れても良い社会が理想らしい。
 もう学校での服装管理も出来なくなる。性教育では男同士のアナルセックスも教えねばならない。
 LGBT利権法案採決という自民党の愚行によって、これが全国に広がる日も近い。

 デマも甚だしいですね。
 「性的マイノリティ男性(女性)の女装(男装)」を受け入れると言っても「TPO無視で何でもあり」のわけがない。
 学校の服装管理もわかりやすい例を挙げれば現状においても「地毛がパーマや金髪でも直毛や黒髪にさせる」など「行きすぎた規制は、LGBT云々に関係なく勿論不可」です。
 性教育だって現状でも「レイプ被害」「望まない妊娠」等を防ぐために「異性間の性交渉においてどうすれば妊娠するか?(裏返せばどうすれば避妊できるか?)」はともかく「フェラチオ(オーラルセックス)」等のような細かいプレーまで「必要性度外視」で教えるわけもない。当然「アナルセックス」だって「アナルレイプの被害防止」等、「必要性があれば教える」でしょうが「必要性度外視」で教えるわけもない。

島田洋一
 時事通信の速報によれば、自民党が野党に、LGBT利権・逆差別法案の「9日委員会採決」を提案したという。
 事実とすれば、数々の疑問や批判に答えないまま、審議抜きの採決を打ち出しただけで公党失格と言える
LGBT法案、9日採決提案 自民、今国会成立へかじ:時事ドットコム

 島田等ウヨの場合「慎重審議を口実に廃案にする」と言うふざけた話ですが、勿論「野党案(立民、共産、社民案)が提出されてる」のに「9日審議、即日採決」が反民主主義的でふざけた話であることは確かです。しかし散々、野党の反対を無視した「自民の強行採決」を容認してきたくせに良くも言ったもんです。島田らウヨも「自分が自民の強行採決の被害者(?)になる」とは思ってなかったのでしょうが。

島田洋一
 自民党LGBT利権法案に関し、新藤義孝*1稲田朋美*2らが先兵となって野党案との調整を急ぎ、今国会での成立を目指すらしい。自民から共産まで、文言に多少の差はあれ、米民主党のサル真似に走るさまには呆れる他ない。

 野党案に比べれば問題があるとは言え、新藤や稲田のようなウヨ議員が「LGBT法案」そのものには反対しない事も驚きなら、「LGBT法案に賛成」とはいえ、島田らウヨが「ウヨ議員」である新藤や稲田を悪口雑言することも驚きです。それにしても「救う会副会長」でありながら拉致には全く無関心で「LGBT法の可決を許さない」ばかりの島田には心底呆れます。

島田洋一
 先週金の「言論テレビ」で櫻井よしこ氏が、「LGBT利権法案は絶対通してはならない。お前から岸田によく言っておけ*3」と木原誠二*4官房副長官に何度も念を押した

 「LGBT法案への態度の是非*5」はひとまず置くにしても、本当に櫻井が赤字のような言い方をしたのなら「官房副長官をお前呼ばわりとか、『言っておけ』と命令口調とか、首相を岸田と呼び捨てとか、櫻井、お前、何様のつもりだよ、日本を支配するフィクサーのつもりか?、お前が理事長の国基研てのはそこまで強力な権力があるのか?」ですね(呆)。いずれにせよこんな文章を書く島田が岸田と木原を完全に舐めてることは確かです。とはいえ、島田も面と向かっては岸田にここまで言えるかどうか?。


【正論】誰が中国人慰安婦を追い詰めた 福井県立大学名誉教授・島田洋一 - 産経ニュース

 中国で慰安婦問題の「研究」と対外発信の中心となってきたのが上海師範大学の蘇智良教授である。
 中国でも韓国同様、日本軍慰安婦は忘れられた存在であった。それが突如「問題」としてクローズアップされたのは、朝日新聞が「強制連行」キャンペーンを始めた1992年以降である。従って、それほど深刻きわまりない「戦争犯罪」がなぜ長く関心事にならなかったのかを合理的に説明せねばならない。(ボーガス注:蘇氏の著書)『中国人慰安婦』は大要次のように論じる。
 家父長イデオロギーが浸透した中国社会では、女性の純潔は生命より重い。慰安婦は非道徳であることに加えて、敵軍に奉仕した裏切り者とみなされた。共産党政権下では「反革命」の烙印も押された。日本兵と「寝た」かどで北方に強制労働に送られるなどことさら辱められ迫害された。耐えかねて自殺した者もいる。中国で慰安婦の問題化が遅れたのはこうした理由による。

 これで「慰安婦の問題化を遅らせた(あるいは事実上セカンドレイプを放置した)中国政府」のみに悪口雑言するのが島田だから心底呆れます。「慰安婦犯罪の実行犯」は日本ではないか。「セカンドレイプの存在」は「ファーストレイプ(日本軍の慰安婦)」を何ら免罪しない。
 なお、島田の紹介が概ね正しいなら蘇教授の主張は「政府批判」であり、「この程度の政府批判は許容する」程度の「懐の深さ」は今の中国政府にはあるのでしょう(島田等日本ウヨよりは、中国政府の方がましに見えます)。というか、「過去の慰安婦施策」を一定程度反省し、慰安婦女性への経済支援等に今の中国政府が動いてると言うことか。残念ながら今のところ蘇教授の著書の邦訳はないようですが、是非早急な邦訳を望みたい。

*1:第二次安倍内閣総務相

*2:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相等を歴任

*3:そんなことを木原に言うくらいなら、いっそ岸田を言論テレビに呼べばいいと思いますが、呼んでも拒否されたのか、呼ぶことを躊躇したのか?

*4:第二次安倍内閣外務大臣政務官、第三次安倍内閣外務副大臣等を経て官房副長官

*5:俺の立場では「非」ですが