「反党裏切り分子」松竹伸幸に今日も悪口する(2023年12/7日分)(追記あり)

「赤旗」土方文書(12.1)の読み方・5 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba

 なぜ党中央は50年問題をなるべく避けようとするのかである。

 松竹の言うように「避けようとしているかどうか」はともかく、仮にそうだと仮定して、その理由は容易に予想できます。
 「50年問題時代の党」はいかに「当時、スターリンソ連毛沢東中国の内政干渉を受けた徳田執行部の特異な異常事態(暴走)であって、もう二度とあんなことはあり得ない。内政干渉を行ったソ連は存在しないし、中国も今はああいう立場ではない。志位執行部は徳田のような家父長制支配でもない」と釈明しても

創価学会にとっての宮本共産党委員長宅盗聴事件や日蓮正宗からの破門
公明党にとっての砂利船汚職リクルート事件(党所属議員が有罪判決)
三越にとっての岡田社長時代(岡田が特別背任で有罪判決)
◆丸紅や全日空にとってのロッキード事件(幹部が有罪判決)
文科省厚労省にとってのリクルート事件(元次官が有罪判決)
防衛省にとっての山田洋行事件(元次官が有罪判決)

等のような黒歴史です。積極的には語りたがらなくても無理はない。しかしそうは理解せず「はあ?」な珍主張をする松竹です。
 なお、仮に「避けようとしている」としても、それは少なくとも

◆松竹や鈴木の除名の是非
◆「自衛隊合憲論、日米安保堅持論」「党首公選制」等、松竹らの政治主張の是非
◆公安庁による共産党に対する破防法監視団体指定の是非

とは全く関係ない。

 最近の「革命政党」路線への回帰

 志位氏が野党共闘を辞めたわけではなく

野党共闘の再構築に挑戦/『中央公論』12月号 志位委員長インタビュー2023.11.12
 『中央公論』12月号(10日発売)は、「野党共闘の再構築に挑戦する」と題した日本共産党志位和夫委員長のインタビューを掲載しています。
 志位氏は、「野党共闘には弱点もあるし課題もあるが、確かな成果もあげている。その事実の上に立ってよりよいものにしていくことが大切ではないか」と述べています。
 志位氏は、立憲民主党泉健太代表との党首会談(10月23日)で「次の総選挙で与党の議席を最小化するために連携していく」とした合意を出発点にし、「野党共闘を再構築するために努力していきたい」と表明。

日本共産党第10回中央委員会総会/志位委員長のあいさつ2023.11.14
 支配勢力の妨害や抵抗によって、共闘には困難も持ち込まれていますが、日本の政治を変える道は共闘しかないというわが党の立場にいささかも変わりはありません。

なのにどこが『「革命政党」路線への回帰』なのか?(呆)
 なお「野党共闘してなかった時代(自民が野党だった細川、羽田内閣、民主党政権、あるいは野党共闘する前の民主党など)」が「共産は革命政党路線か」と言うとそういう話ではなく「野党共闘の成立条件がなかった(要するに自民や当時の民主党との考えの隔たりが大きかった)」だけの話でしょう。
 というか、松竹の言う「革命政党路線」とは一体何時のことなのか。いわゆる「社共共闘」時代(1967年の美濃部都知事誕生など)は「社会党と共闘していた」から「革命政党路線ではない」のかどうなのか。

 共産党にとって、公安調査庁から目を付けられていることは、革命政党であることの証明のようなものであって、存在意義そのものになっているのではないのか。だから、破防法の指定団体であることを、心の奥底では望んでいるのではないか。

 むしろ松竹の方こそ

 松竹にとって、共産党から除名されていることは、改革派であることの証明のようなものであって、存在意義そのものになっているのではないのか。だから、除名されたことを、心の奥底では望んでいるのではないか。*1

でしょうが、それはともかく。「そんなわけねえだろ」と言う話です。指定を外してもらえるならその方がいい。しかし今時「指定があるから共産は問題だ」と思う人間もほとんどおらず、むしろ「公安庁が指定する方がおかしい」と思う人間が多く、実害が少ないので、共産がそれほど騒がないだけの話です。
 大体そんなに共産を危険視する人間が多ければ「立民、社民、れいわ等との野党共闘が成立するわけがない」し、月刊中央公論が志位インタビューするわけもない。
 自民党ですら過去に「陸前高田市市長選挙陸前高田では2003年の市長選で共産市議だった中里長門*2を自民が担いだ)」「大阪市長選挙」で「自共共闘 - Wikipedia」したことを松竹はどう考えてるのか?
 ついでに言えば、公安庁が指定を外したところで公安警察、検察は共産を敵視し続けるだろうという意味で「指定解除」が松竹ほど過大視できないという問題も一方ではあります。

 指定撤回を求めて公安調査庁と交渉することをしないのも、それが理由なのではないか。

 その松竹の屁理屈なら「プーチンと停戦交渉をしないゼレンスキー」は「戦争をすることそれ自体が政権の存在意義そのものになっているのではないか」「戦争の存在を心の奥底では望んでいるのではないか。」と言えてしまうでしょう(例は何でもいいのですが思いつきを書いてみました)。
 恐らくこうした親露派(?)の物言いに松竹もさすがに「そうだ、ゼレンスキーは戦争を望んでるのだ、人命無視の酷い政治家だ」とは言わず「交渉成立の可能性が低いから交渉しないだけだ。悪いのはプーチンだ。ゼレンスキーに責任転嫁するな」というでしょうが、ならば「共産と公安庁の関係」も同じでしょう。
 なお、「共産党破防法指定」を云々する松竹には

「政府の立場に誤解招いた」 公安庁「国際テロリズム要覧」当該ページを公式削除 - 産経ニュース
 公安調査庁の年報「国際テロリズム要覧」2023年版で、テロ組織のリストからトルコの非合法武装組織「クルド労働者党PKK)」などが除外され、サイトの当該ページが一部で削除、閲覧停止となっていた問題で、公安庁は6日、同庁サイトで当該ページを削除したことを公式に認めた。

をどう思うか聞きたいところです。
 恐らく

【「移民」と日本人】<独自>公安庁がクルドPKKを「テロ組織」除外 トルコ大統領が岸田首相に不快感報道 サイトは閲覧停止 - 産経ニュース
 公安調査庁が世界のテロ組織の情勢をまとめた年報「国際テロリズム要覧」の最新版で、テロ組織のリストからトルコの非合法武装組織「クルド労働者党PKK)」などが除外され、トルコ国内で反発が広がっている。
 11月24日に要覧がインターネット上で公開されると、削除に対する疑義が浮上。トルコメディアは「日本のスキャンダラスな決定」「PKKをテロ組織のリストから削除した」(ハベルバクティ紙)、「日本は驚くべき決断を下した」(トゥルキエ紙)などと一斉に報じた。
 トルコメディアでは、今月1日、中東ドバイで開かれた国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)首脳会合で岸田文雄首相と会談したトルコのエルドアン*3大統領が、この問題で不快感を表明したと報道した。

ということで「PKKを外したことで、PKKをテロ集団扱いするトルコから『テロ集団を公安庁は容認する気か!』と抗議され、トルコとの友好を重視する岸田政権から圧力もかけられ、トルコをなだめざるを得なくなったとはいえ、『公安庁の面子の問題』『PKKをリストに復活させた場合に「どんな反応があるか読めないこと(『トルコ政府のPKKテロ指定の方が間違い』とするPKK支持派やトルコ政府批判派からの批判等)」』等から今更PKKを復活させるわけにも行かず全削除」と言う馬鹿げた話でしょう。その程度の「レベルの低い」役所が「共産党破防法指定」したからといって何がどうだというのか?

 一か月半ほど前、評論家の佐藤優*4破防法指定を支持している事実を取り上げ中祖「赤旗」政治部長へのメール9(10.20) | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba(2023.10.20)でこう書いた。

 ある雑誌編集部に対して、佐藤さんとの対談を実現してほしいとお願いしています。それが実現すれば、破防法問題もとりあげ、佐藤さんを説得する*5つもりです。

 先月末だが、その対談が実現した。そして破防法問題での佐藤氏の態度が間違いであることを指摘し、議論してきた*6。その結果は、党大会直前、某月刊誌に掲載されるので、楽しみにしてほしい。

 「某月刊誌てどこよ?、何で雑誌名を隠すの?」ですね。
 おそらく「世界(岩波書店)」「中央公論「文藝春秋」等のいわゆるオピニオン誌でしょうが、佐藤が以前
共産党は不変 公安調査庁次長が佐藤優氏と「月刊正論」で対談 - 産経ニュース2021.5.30
として月刊正論(産経新聞社)で対談したことを考えれば、以前も

「反党裏切り分子」松竹伸幸に今日も悪口する(2023年10/20日分) - bogus-simotukareのブログ
中祖「赤旗」政治部長へのメール9(10.20) | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba

 ある雑誌編集部に対して、佐藤さんとの対談を実現してほしいとお願いしています。

 何処の雑誌でしょうか?。佐藤が反共攻撃をした産経系列の「正論」か?(いずれにせよ松竹が雑誌名を隠す必要はないと思います)。
 仮にそうだとして「佐藤への反論」を口実に松竹が正論に登場して佐藤と対談したあげく、いつの間にかその口実を反故にし、松竹たった一人で正論に登場し「正論で筆坂や兵本達吉のような党への攻撃」を始めたとしても俺は驚きません。松竹とはそういうゲスでしょう。 

と指摘しましたが、もしかして月刊正論なのか?
 もしこの俺の邪推が「正解」ならば過去に

仮にも「学術・文化」を担う責任者の書き物か!?—「赤旗」土井論文 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba2023.2.8
 私が反共雑誌に登場したら、党員は間違いなく離反するでしょう。だから、そんなことはするはずもありません。実際、最近も雑誌『正論』からさっそく執筆依頼がありましたが、ていねいにお断りしました。

家族にまで恐怖を与える行為は止めてください | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba2023.2.14
 私はこのブログで、「正論」から執筆依頼があったけれど、ちゃんと断ったと書いています。もう1つ言えば、最近、産経新聞からも単独インタビューの申し出がありましたが、すでにお断りしています。だって、私は来年1月の党大会で「再審査」を求めていて、そのためには全国の党員に支持してもらわなければならないので、そんなことをするはずがないのです。

などと「2月時点」では書いていた松竹も「佐藤と対談」を口実にしながらも、ついに「正論に登場」とは落ちぶれたモンです。この俺の邪推が「正解」ならば、今後松竹が「対談以外でも」つまり単独のインタビューでも正論に登場したとしても俺は驚きません。松竹はそういうゲスでしょう。
【追記】
志位委員長よ、なぜ私が除名なのか | 文藝春秋 電子版松竹伸幸佐藤優
 松竹の佐藤との対談は月刊文春であり、俺の予想は外れました。まあ文春も右翼メディアではありますが。
【追記終わり】
 なお、佐藤が

【佐藤の著書】
◆『北方領土「特命交渉」』(鈴木宗男*7との共著、2006年、講談社
◆『反省:私たちはなぜ失敗したのか?』(鈴木宗男との共著、2007年、アスコム
◆『政治家抹殺』(鈴木宗男との共著、2013年、徳間書店
◆『最後の停戦論:ウクライナとロシアを躍らせた黒幕の正体』(鈴木宗男との共著、2023年、徳間書店

でもわかるように「最近離党したが、以前、反共右翼政党・維新に所属していた「反共政治家」鈴木宗男参院議員の子分(なお、宗男の娘・貴子*8衆院議員はこれまた反共・右翼政党の自民に所属)」であることを知っていれば「どうせ佐藤の反共発言は鈴木親子に調子を合わせたポジショントークだろ」と言う話です。
 松竹のように「まともに取り上げるべき話」では全くない。
 また佐藤は

【佐藤の著書】
◆『創価学会と平和主義』(2014年、朝日新書)
◆『「池田大作 大学講演」を読み解く』(2015年、潮出版社
 潮出版社創価学会の関連企業で月刊誌『潮』を発行。
◆『いま、公明党が考えていること』(山口公明党代表との共著、2016年、潮新書)
 山口公明党代表との対談本。
◆『地球時代の哲学:池田・トインビー対談を読み解く』(2016年、潮新書)
◆『佐藤優の「公明党」論』(2017年、第三文明社
 第三文明社創価学会の関連企業で月刊誌『第三文明』を発行。
◆『21世紀の宗教改革:小説『人間革命*9』を読む』(2018年、潮出版社
◆『池田大作研究:世界宗教への道を追う』(2020年、朝日新聞出版)
◆『公明党・その真価を問う』(山口公明党代表との共著、2021年、潮新書)
 山口公明党代表との対談本。

と言う著書を書き、露骨に『反共団体創価学会公明党』に媚びてる人間であり、そういう意味でも佐藤の反共主張など全く評価に値しない。それにしても朝日もよくもこんな創価「提灯本」が出せたモンです(呆)。
 こんな朝日が(社説)共産党員の除名 国民遠ざける異論封じ:朝日新聞デジタルなどと抜かしたところで「創価学会とズブズブの分際でふざけるな」と言う怒りしかないですね。
 なお、上記は「土方歳三」名義で松竹記事に投稿しますが掲載拒否でしょう。「賛同コメントしか載せない」くせに「自由な言論」とほざく松竹の虚言癖には心底呆れます。

*1:とはいえ松竹の主観がそうでも、世間はそうした好意的評価を松竹にしてないでしょうが。だからこその松竹の「あの人は今」でしょう。

*2:1946~2011年。陸前高田市議(1987~2003年まで4期16年)、陸前高田市長(2003~2011年まで2期8年)を歴任

*3:1954年生まれ。イスタンブル市長(1994~1998年)、首相(2003~2014年)を経て、2014年から大統領(現在、2018年に再選、2023年に三選し、3期14年目(1期目が任期4年、2期目以降は任期延長で任期5年)に突入)

*4:ロシア大使館三等書記官、外務省国際情報局分析第一課主任分析官、外務省大臣官房総務課課長補佐等を歴任するが、2007年に最高裁で有罪判決(懲役2年6か月、執行猶予4年)が確定し失職(国家公務員法76条は「禁錮以上の刑(失効猶予付きの禁固、懲役刑を含む)に処せられた者」は失職すると定めている)。著書『国家論』(2007年、NHKブックス)、『国家の罠』(2007年、新潮文庫)、『国家と神とマルクス』(2008年、角川文庫)、『獄中記』(2009年、岩波現代文庫)、『国家の自縛』(2010年、扶桑社文庫)、『交渉術』(2011年、文春文庫)、『人間の叡智』(2012年、文春新書)、『甦るロシア帝国』(2012年、文春文庫)、『人たらしの流儀』(2013年、PHP文庫)、『佐藤優の沖縄評論』(2014年、光文社知恵の森文庫)、『紳士協定:私のイギリス物語』(2014年、新潮文庫)、『超したたか勉強術』(2015年、朝日新書)、『世界史の極意』(2015年、NHK出版新書)、『国家の攻防/興亡』(2015年、角川新書)、『同志社大学神学部』(2015年、光文社新書)、『人生の極意』(2015年、扶桑社新書)、『大国の掟』(2016年、NHK出版新書)、『「資本論」の核心』(2016年、角川新書)、『世界観』(2016年、小学館新書)、『組織の掟』(2016年、新潮新書)、『秩序なき時代の知性』(2016年、ポプラ新書)、『使える地政学』(2017年、朝日新書)、『日露外交』(2017年、角川新書)、『キリスト教神学で読みとく共産主義』(2017年、光文社新書)、『いま生きる「資本論」』(2017年、新潮文庫)、『官僚の掟』(2018年、朝日新書)、『高畠素之の亡霊』(2018年、新潮選書)、『いま生きる階級論』(2018年、新潮文庫)、『サバイバル組織術』(2019年、文春新書)、『イスラエルユダヤ人』(2020年、角川新書)、『ヤン・フス宗教改革』(2020年、平凡社新書)、『地政学入門』(2021年、角川新書)、『生き抜くためのドストエフスキー入門』(2021年、新潮文庫)、『よみがえる戦略的思考』(2022年、朝日新書)、『プーチンの野望』(2022年、潮新書)、『神学の思考』(2022年、平凡社ライブラリー)、『国難のインテリジェンス』(2023年、新潮新書)等(佐藤優 (作家) - Wikipedia参照)

*5:というより、マスコミに急速に相手にされなくなり「あの人は今」と化した松竹が佐藤の力で注目を集めたいだけでしょう。

*6:松竹が「佐藤と議論してきた」と表現し「佐藤を完全に論破してきた」など「佐藤に対して批判的、否定的な用語を使わないこと」が興味深い。佐藤や某月刊誌に忖度してるのでしょう。今「あの人は今」となってる松竹にとって、相手をしてくれた「佐藤や某月刊誌」に見捨てられたら「先行きが一層暗い」からです。

*7:橋本内閣北海道・沖縄開発庁長官、小渕内閣官房副長官等を歴任。著書『汚名』(2010年、講談社+α文庫)、『政治の修羅場』(2012年、文春新書)、『外交の大問題』(2015年、小学館新書)、『政治人生』(2018年、中公新書ラクレ)等

*8:第4次安倍内閣防衛大臣政務官、岸田内閣外務副大臣等を歴任

*9:創価学会機関誌・聖教新聞に連載された戸田城聖創価学会二代目会長)の小説