珍右翼・高世仁に悪口する(2024年3/30日分)(副題:高世が和田氏集会に参加その2)

拉致問題の膠着を破る鍵について2 - 高世仁のジャーナルな日々
  珍右翼・高世仁に悪口する(2024年3/22日分)(副題:高世が和田氏集会に参加) - bogus-simotukareのブログで紹介した拉致問題の膠着を破る鍵について1 - 高世仁のジャーナルな日々の続きです。

 国連安全保障理事会は28日、北朝鮮に対する制裁の履行状況を監視してきた「専門家パネル」の任期を1年延長する決議案を否決した。日米など13カ国が賛成したが、常任理事国北朝鮮との関係を深めるロシアが拒否権を行使。中国は棄権した。約14年続いたパネルの監視が止まることになり、北朝鮮が核やミサイルの開発などを加速させることが懸念される。(朝日新聞

 「ロシアの拒否権行使」が「噂されるウクライナ戦争での北朝鮮からの武器提供」が大きく影響してるのか、それとも「そんなことは関係なく(そもそも噂されるほど、北朝鮮はロシアに軍事支援してない?)」、朝鮮戦争当時から続く長年のしがらみにすぎないなのかは気になります。
 いずれにせよ中露は「拒否権行使」「棄権」で北朝鮮を公然と支援してるわけで、これでは「北朝鮮崩壊」などどう見てもない。

 福澤さんのコメントで最も衝撃的だったのが、日本人拉致被害者を殺せという金正日の指令だった。
1987年11月に大韓航空機爆破事件が起き、(ボーガス注:実行犯・金賢姫李恩恵証言から日本人拉致疑惑が浮上し)翌年の1988年に金正日氏より「(ボーガス注:使い道がない上に今や厄介者だから口封じに?)拉致してきた日本人を殺せ」という指令が下された。蓮池さんと地村さんの指導員は、「蓮池も地村も共和国*1で一生懸命頑張っている。トラブルにならない」と言って組織と交渉して、必死に守ってくれた*2蓮池夫妻、地村夫妻の4人は処刑されずに済んだが、他の人がどうなっているかわからないという*3

 真偽は不明ですが、この「金正日発言」が事実で「実際に口封じに殺された拉致被害者がいる」可能性は十分あるでしょう。
 なお、アンチ北朝鮮の「救う会と家族会」ですがこうした話は彼らの「拉致被害者は全員生存」と言う主張に不都合なために完全に無視しています(「北朝鮮は野蛮な国だ」という北朝鮮叩きに使用したりしない)。
 「家族会、救う会幇間太鼓持ちだった」高世もこの話を紹介したのは今回が初めてでしょう。
 それどころか過去には

これじゃあ「ジャーナリスト」でなくて「反北朝鮮活動家」だ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 拉致問題については、一つ確認しておきたいことがある。
 それは、「拉致被害者は生きている」ということである。

と「根拠レスで」放言していたバカが高世です。
 高世の放言には

これじゃあ「ジャーナリスト」でなくて「反北朝鮮活動家」だ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 だからぜんぜん何の証拠もないでしょう、拉致被害者北朝鮮で生きているっていう。
 これってジャーナリストの記事じゃありませんね。政治運動家のものです。

と批判がされていますが。 
 しかし「過去の自分の主張(拉致被害者は全員生存)」に反する主張(金正日から「口封じに殺せ」という命令が出て殺された拉致被害者がいるかもしれない)を平然と「好意的に紹介して恥じない高世」も呆れたクズです。「クズであることには違いが無い」とはいえ、文芸評論家に転身し「過去の自分の北朝鮮関係主張には黙り」の「関川の方」がまだましではないか(和田春樹氏や山際永三監督らと比較すると、関川夏央の自分の言論に対する無責任さに心底からうんざりする - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)。
 それにしてもこの話、福沢氏(和田本に寄稿し、和田集会にも登壇した日テレ社員で、多分、この話も集会で話しただけでなく和田本に記載がある)の捏造でなく「事実」ならネタ元は「蓮池夫妻、地村夫妻のウチの誰か(または全員)」でしょう(明らかに高世は捏造とは評価していませんし、俺も事実だろうと思いますが)。
 にもかかわらず、蓮池夫妻、地村夫妻の中に救う会や家族会の「全員生存」主張に異を唱える人間が「表面上は」一人もいないことには蓮池夫妻、地村夫妻への「何だかなあ(呆れ)」感が否定できません(さすがに彼らも福沢証言を「嘘だ」とは非難しないのでしょうが)。
 それにしても、「殺された拉致被害者がいるかもしれない」と言う趣旨の福沢発言を高世が問題にしないなら、救う会や家族会が非難した田原総一朗発言「外務省も生きていないことは分かっている(例えばこれはこわい - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)」をどう思うかも聞きたいところです。聞かれたら、やはり高世はしどろもどろになるのか。

《家族会と救う会は、拉致被害者5人の帰国直前に、マスコミの集団的過熱取材を懸念し、日本新聞協会*4日本民間放送連盟*5日本雑誌協会*6に、5人に対する直接取材を取りやめるよう申し入れ、マスコミ側もそれを受け入れた。2002年以来22年間、この直接取材の禁足令はいまだに解かれていない*7。直接取材の代わりに、5人の拉致被害者に接している家族や支援団体*8官邸や拉致対策本部、警察などが私たちの取材対象となった。そのため、支援団体や当局*9によって一部の報道にバイアスがかかったのも事実である》(福澤さん)
 福澤さんは制限をくぐりぬけて、「こっそり」拉致被害者接触して情報を集めていったという。今回初めて明かされた事実には、今後の対北朝鮮交渉に役立つ情報もたくさん含まれていた。

 明らかに高世は「福沢発言(支援団体によって一部の報道にバイアスがかかったという救う会批判)」を今回好意的に評価していますが「福沢氏のような存在」を敵視する家族会や救う会にずっとへいこらしてきた「幇間」「太鼓持ち」が良くもいったもんです(呆)。

*1:朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)のこと

*2:事実ならば、「指導員の思惑」が何であれ、蓮池夫妻、地村夫妻にとっては「大恩人」です。

*3:「殺害指令の対象だったと見られるが殺されなかった曽我氏」の名前が出てこない理由が謎です。蓮池夫妻、地村夫妻の指導員はそういう話を伝えた(嫌でも伝えざるを得なかった?)が、曽我氏の指導員は精神的打撃に配慮しそういう話を彼女に伝えなかった(幸いにも伝えずに済んだ?)のか?。それとも曽我氏も同様の話を指導員から伝えられたが、「地村夫妻、蓮池夫妻」が正直にマスコミに語ったのに対し、曽我氏がマスコミに語らなかったのにすぎないのか?。あるいは曽我氏もマスコミに同じことを語ったが「オフレコ条件」なので明かせないのか?。「曽我氏がマスコミに語らなかったにすぎない(あるいは語ったがオフレコ条件)」なら、それは「曽我氏の母親が帰国してないこと」について曽我氏が「母の帰国のために、北朝鮮の反感を買う恐れのある発言は自重しよう」と配慮した結果なのか?

*4:朝日、読売、毎日、産経、日経といった全国紙や北海道新聞河北新報東京新聞西日本新聞等の地方紙が加入

*5:日本テレビ、TBS(テレビ、ラジオ)、フジテレビ、テレビ朝日テレビ東京文化放送ニッポン放送といったキー局やテレビ埼玉、FMナックファイブ(埼玉)等の地方局が加入

*6:朝日新聞出版(AERA等)、講談社週刊現代等)、小学館週刊ポスト等)、新潮社(週刊新潮等)、中央公論新社(月刊中央公論等)、徳間書店週刊アサヒ芸能等)、文藝春秋社(週刊文春等)、毎日新聞出版サンデー毎日等)等が加入。意外ですが一般社団法人 日本雑誌協会(加入者リスト)に名前のない大手会社(例えば、岩波書店(月刊世界等))があるのは「加入してない」ということなのか?。

*7:とはいえ、5人が「そんな制約はおかしい」といって公然と直接取材を受けていいので「マスコミだけでなく5人の側にも問題はある」でしょう。

*8:救う会のこと

*9:官邸や拉致対策本部、警察などのこと